JPH0853143A

JPH0853143A - 網目状形成体

Info

Publication number: JPH0853143A
Application number: JP7199094A
Authority: JP
Inventors: Norio Ohashi; 典夫大橋
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1995-07-11
Filing date: 1995-07-11
Publication date: 1996-02-27

Abstract

(57)【要約】【目的】本発明は、草木類や塵芥を簡単に収納したま
ま容易に搬送することができ、しかも収納物の乾燥が容
易に行われるようにした網目状形成体を得ることを目的
とする。【構成】本発明の網目状形成体は、肉厚で可撓性を有
するメッシュ状成形体２と糸で編んだネットまたはメッ
シュ状不織布等のネット状形成体１の組合せによるバッ
ク状またはケージ状形成体であって、前記メッシュ状成
形体２の周縁部には、予めフイルムまたは不織布等を積
層したラミネートフイルムをリボン状に裁断してなるジ
ョイナー３を融着接合により一体化し、前記ネット状形
成体１と前記メッシュ状成形体２のジョイナー３部分と
を縫糸７で縫合したことを特徴とするものである。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、除草作業や清掃作業時
に草木類や塵芥類等を収納、運搬あるいは被収納物の乾
燥を容易にした通気性・通水性を有するバックまたはケ
ージ状の網目状形成体に係り、特に肉厚で可撓性を有す
るメッシュ状成形体と糸で編んだネットまたはメッシュ
状不織布等からなるネット状形成体とを組合せた網目状
形成体に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、除草作業や清掃作業に使用される
収納器材に関しては、草箕や角型もしくは丸型のバスケ
ットが使用され、草木類や塵芥を上部の開口から投入
し、それをそのまま運搬器材としても使用していた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】このような従来の収納
運搬器材では、収納した草木類や塵芥を効率的に集積し
たり再運搬するには、その都度入れ替え作業をして大変
手間をかけなければならなかった。また、草木類や塵芥
の中には、多量の水分を有するものがあり、保管中に乾
燥させ重量を低減させることは大変困難であった。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本発明は、上記のような
問題点を解決するためになされたもので、草木類や塵芥
を簡単に収納したまま容易に搬送することができ、しか
も収納物の乾燥が容易に行われるようにした網目状形成
体を提供するものである。すなわち、本発明の網目状形
成体は、肉厚で可撓性を有するメッシュ状成形体２と糸
で編んだネットまたはメッシュ状不織布等のネット状形
成体１の組合せによるバック状またはケージ状形成体で
あって、前記メッシュ状成形体２の周縁部には、予めフ
イルムまたは不織布等を積層したラミネートフイルムを
リボン状に裁断してなるジョイナー３を融着接合により
一体化し、前記ネット状形成体１と前記メッシュ状成形
体２のジョイナー３部分とを縫糸７で縫合したことを特
徴とするものである。

【０００５】

【実施例】以下、本発明の実施例を図１〜図４に基づき
詳細に説明する。図１は、本発明に係るバックタイプの
網目状形成体を示す斜視図であり、図３は、図１のＡ−
Ａ断面図、図４は、図１のＢ−Ｂ断面図である。本発明
のバックタイプの網目状形成体は、図１および図３に示
す如く、予めリボン状に裁断してなるジョイナー３を融
着接合により一体化させたメッシュ状成形体２と、糸で
編んだネットまたはメッシュ状不織布等のネット状形成
体１とで構成され、両者は図１および図４に示す如く、
縫糸７で縫合し一体化を図っている。また、前記ネット
状形成体１は、ポリエチレン製複合強化不織布（商品
名：日石ワリフ）を使用してバック状に縫合したもの
で、その開口部に紐通し部４を形成して紐５が取り付け
られている。また、メッシュ状成形体２は射出成形によ
って作られた樹脂成形品（商品名：大プラネトロンシー
ト）を四角形に切断したものであり、この周縁部には、
ポリエチレンフイルムとナイロン不織布をサンドイッチ
状に積層したラミネートフイルム（商品名：旭化成スパ
ンボンドエルタス）をリボン状に裁断してなるジョイナ
ー３が融着接合により一体化されている。なお、この場
合、ジョイナー３の内部に不織布をサンドイッチ状にラ
ミネートしているのは、縫合時に縫合強度を上げること
と、本発明品の使用時の温度環境にも安定した強度維持
と柔軟性を保ち、ネット状形成体１の破れや裂け等の発
生を防止するためのものである。そして、前記ネット状
形成体１と前記メッシュ状成形体２のジョイナー３部分
とを縫糸７で縫合することにより両者を一体化してい
る。従って、上記のバックタイプの網目状形成体では、
紐５によってバックを開閉でき、また、草木類や塵芥等
を収納させた時には、メッシュ状成形体２側を下にして
引きづって搬送しても、前述のネット状形成体１とメッ
シュ状成形体２との縫合に用いた縫糸７が地面と接する
ことがないので耐久性に全く問題はない。

【０００６】

【他の実施例】図２は、本発明に係るケージ状タイプの
網目状形成体を示す斜視図である。この場合は、ネット
状形成体１の稜線部分を縫糸７で縫合して箱型にしたも
ので、図１に示したバックタイプの網目状形成体との相
違は、メッシュ状成形体２が箱の底面の他、側面にも取
り付けられている点である。なお、前記のネット状形成
体１に、ポリプロピレン製糸をニット編みした目の粗い
ものを使用することによって、魚介類を海中にて生きた
まま運搬する搬送容器として使用することもできる。

【０００７】

【発明の効果】本発明の網目状形成体は、ネット状形成
体１の強度に加え可撓性を有するメッシュ状成形体２の
強度が加わり、強度が高くかつ耐摩耗性に優れたもので
あるから、収納された草木類や塵芥をバックやケージご
と地面を滑らすように搬送でき、極めて軽量な収納搬送
具として非常に便利に使用することができる。また、網
目状形成体のすくなくとも片面に可撓性を有するメッシ
ュ状成形体２を備えているから、いわゆる腰が強く草箕
と同様の機能が果たせ、また、上部が開閉できる構造の
ため、草木類や塵芥を逸散させることなくより多く収納
できる。さらに、全体がメッシュ状のため通気性や通水
性があり、草木類や塵芥等の収納物が容易に乾燥できる
から軽量、減量化して搬送できるだけでなく、焼却処分
等をも容易にできるという収納、可搬、乾燥機能を備
え、また、通水性と水切りがよいため、魚介類の収納保
管ならびに運搬具としても使用できる使い勝手のよい網
目状形成体である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係るバックタイプの網目状形成体を
示す斜視図。

【図２】本発明に係るケージタイプの網目状形成体を
示す斜視図。

【図３】図１のＡ−Ａ断面図。

【図４】図１のＢ−Ｂ断面図。１ネット状形成体。２メッシュ状成形体。３
ジョイナー。４紐通し部。５紐。
６融着接合部。７縫糸。

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】肉厚で可撓性を有するメッシュ状成形体
２と糸で編んだネットまたはメッシュ状不織布等のネッ
ト状形成体１の組合せによるバック状またはケージ状形
成体であって、前記メッシュ状成形体２の周縁部には、
予めフイルムまたは不織布等を積層したラミネートフイ
ルムをリボン状に裁断してなるジョイナー３を融着接合
により一体化し、前記ネット状形成体１と前記メッシュ
状成形体２のジョイナー３部分とを縫糸７で縫合したこ
とを特徴とする網目状形成体。