JPH085221B2 - 墨加刷装置 - Google Patents

墨加刷装置

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JPH085221B2
JPH085221B2 JP63106303A JP10630388A JPH085221B2 JP H085221 B2 JPH085221 B2 JP H085221B2 JP 63106303 A JP63106303 A JP 63106303A JP 10630388 A JP10630388 A JP 10630388A JP H085221 B2 JPH085221 B2 JP H085221B2
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JP
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color
signal
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宏曄 小寺
克洋 金森
孫 中基
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はカラー印刷やカラーハードコピーにおける墨
版処理に用いる墨加刷装置に関する。
従来の技術 通常、カラー印刷ではイエロー(Y),シアン
(C),マゼンタ(M)の3色にブラック(BK)を加え
た4色刷りが行われている。BKを加える操作は墨加刷と
呼ばれ、3色成分のうちのグレイ成分を抽出して黒イン
クで置換する。この操作は3色インクの使用量を減らす
と共に、純粋の黒を表現できるため画像の黒のしまりが
良くなる等の効果がある。第4図は従来の墨加刷法を示
したもので、同図(a)の特性に示すフルブラック法
と、同図(b)の特性に示すスケルトンブラック法に代
表される。BKを発生するためには、3色成分からグレイ
成分を分離するが、この操作は下色除去(UCR)と呼ば
れる。(a)の方法ではC,M,Yの共通成分であるグレイ
を完全に除去し、これをBKで置換するため、UCR量は100
%となる。ところが100%UCRの場合には、原理上、濃度
0から始まる低濃度域においてもBKが加刷されるため、
一般にハイライト部においてBKによる地汚れが発生し画
像品質上好ましくない。(b)のスケルトンブラック法
はこの欠点を改善するもので、図示のごとくある閾値条
件を設け、抽出されたグレイ成分のうち閾値を越えた分
だけBKを加刷する。このため一般にBKは中高濃度域にお
いて加刷され、低濃度のハイライト部は3色のみの混色
によって印刷される。
発明が解決しようとする課題 このようにスケルトンブラック法は画像における地汚
れを防止する有効な方法であるが、一方で文書画像を扱
うカラーファクシミリやカラー複写機などのハードコピ
ーにおいては黒文字や細い黒線の表現力に問題がある。
すなわちカラーファクシミリやカラー複写機では、原稿
中の繊細な黒文字や細線は読取り時に中間濃度をもつグ
レイ信号として検出されるため、上記のスケルトンブラ
ック法では、このグレイ信号が閾値を越えない場合は3
色インクの重ね打ちにより黒を印写することになり、黒
文字や黒線がしっかり表現されない。またこの中間濃度
のグレイ信号が閾値を越える場合でも、Kは閾値を越え
た分量だけしか加刷されず残りは、3色インクの重ね打
ちとなるため、十分な黒濃度が表現され難い。また3色
インクの重ね打ちの部分は色ずれを生じ易く黒文字や黒
細線に色にじみを生じ、文書画像の複製品質を低下させ
る。
本発明は従来のスケルトンブラック法におけるこのよ
うな課題を解決するもので、スケルトンブラック法の長
所を残し、かつ黒文字や黒細線を純粋に黒インクにより
表現できる、新規な墨加刷装置を提供するものである。
課題を解決するための手段 本発明は上記課題を解決するため、3色信号が色立体
空間中の無彩色軸の周辺に所定の分布幅をもつ空間内に
存在するか否かを判定することにより前記3色信号の中
から無彩色を抽出する無彩色抽出手段と、前記3色信号
のうちの最小値を検出し出力する第1の墨信号発生手段
と、前記最小値と予め与えられる閾値とを比較しその最
小値がその閾値を越えるときは最小値から閾値を減算し
た値を、越えないときは0を出力する第2の墨信号発生
手段と、前記無彩色抽出手段の出力により前記第1の墨
信号発生手段もしくは第2の墨信号発生手段のいずれか
一方の出力を選択する墨信号選択手段とを設けたもので
ある。
作 用 本発明は上記構成により、印刷信号が無彩色であるか
有彩色であるかによって適応的にフルブラック法とスケ
ルトンブラック法を墨信号選択手段により使い分けるも
ので、高画質のカラー文書画像を再現せしめることがで
きる。
実施例 以下具体的実施例をもとに、本発明の原理、構成、お
よび作用について説明する。第2図は本発明の原理の説
明図である。(a)は墨版生成処理の流れを示したもの
で、C,M,Yの印刷信号入力に対し、まずその信号がグレ
イであるか非グレイであるかを判定する。ここでグレイ
とは同図(c)のようにC,M,Yの3色成分がほぼ均等で
ある無彩色の場合をいい、非グレイとは同図(b)のよ
うにC,M,Yが均等でない有彩色の場合をいう。そこで判
定結果がグレイであればフルブラック法により、また非
グレイであればスケルトンブラック法によりBKを発生し
そのいずれかでUCRを行う。この原理により、黒文字や
黒線などの無彩色信号はそのグレイレベルが低濃度であ
ってもフルブラック法により完全なBK1色に置換される
ので、従来のスケルトンブラック法を用いた場合の黒の
不完全さや色にじみの問題は生じない。また有彩色に対
しては自動的にスケルトンブラック法に切り換わるた
め、従来のフルブラック法におけるハイライト部での地
汚れは発生しない。すなわち本発明は印刷信号が無彩色
であるか有彩色であるかによって適応的にフルブラック
法とスケルトンブラック法を使い分けるもので、高画質
のカラー文書画像を再現せしめることができる。
第1図は本発明の具体的な墨加刷装置の一実施例を示
したものである。なお、第2図(d)に示すように(C,
M,Y)色立体の中で、無彩色は(0,0,0)の白色点と(Cm
ax,Mmax,Ymax)の黒色点を結ぶグレイ軸上に分布する。
そして、同図Cmax,Mmax,YmaxはそれぞれC,M,Yの最大濃
度を表す。しかしながら、実際の入力原稿中にはC=M
=Yであるような完全な無彩色は極めて少く、また入力
装置の電気信号としても雑音や量子化誤差を伴うため、
無彩色はC=M=Y=Gなるグレイ軸のまわりのある幅
|C−G|≦△C,|M−G|≦△M,|Y−G|≦△Yをもつ領域内に
分布する。第2図(d)ではこの領域をグレイゾーンと
して表示している。すなわちここではグレイゾーンに属
する色を無彩色、属さない色を有彩色と定義する。
さて、第1図において、グレイゾーン判定器101は入
力の(C,M,Y)が上記グレイゾーンに属するとき論理
1、属さないときは論理0を出力する。最小値検出回路
102では(C,M,Y)の中から最小値min{C,M,Y}を検出す
る。そして、その出力は3色の中の共通成分、すなわち
従来のフルブラック法におけるBK量を抽出する。一方、
比較器103はこのBK量と外部から設定される閾値Tとの
比較を行い、BK量がTを越える場合はスケルトンブラッ
ク・オン信号を出す。この信号が1のときは減算器104
を介して計算されるスケルトンBK量min{C,M,Y}−Tが
セレクタ105へ渡される。そうでない場合、すなわちス
ケルトンブラック・オン信号が0のときは、減算器104
の出力は0となり、スケルトンBK量は出力されない。セ
レクタ105の他方の入力にはフルブラックのBK量min{C,
M,Y}が与えられており、先のグレイゾーン判定器101の
出力によりフルブラックBK量か、スケルトンBK量かの選
択を行う。最後に選択されたBK量は、減算器106,107,お
よび108によりそれぞれ入力のC,MおよびYから差し引か
れ(下色除去されて)、C′=C−BK、M′=M−BK、
Y′=Y−BKを生成する。これに選択されたBKを加えた
4色信号で印刷を行う。
以上、本実施例によれば、無彩色領域はフルブラック
法により、また有彩色領域はスケルトンブラック法によ
り適応的に墨版の処理が行われるため、黒文字や黒細線
の鮮明さを失わず、かつ有彩色画像に対しても地汚れの
ない美しいカラーを印写することができる。
なお、グレイゾーン器101の判定幅△C,△M,△Yは対
象画像により自由に設定できるようにしておくことが望
ましい。
第3図は本発明の第2の実施例を示したもので、第1
図の墨加刷装置をルックアップテーブル(LUT)で構成
した場合のものである。301及び302はいずれもリードオ
ンリメモリ(ROM)またはランダムアクセスメモリ(RA
M)からなるLUTでLUT301が第1図の(C,M,Y)入力よりB
Kを算出する機能、LUT302が(C,M,Y)よりBKを減算する
機能を有する。LUT方式においては、全ゆる可能な入力
の組合せに対する演算結果を予め計算してメモリ内に参
照テーブルとして記憶させておく。メモリの容量により
入力のビット数、演算精度等が制限されるが、グレイゾ
ーンの幅(△C,△M,△Y)や閾値Tの異なる組合せに対
しても複数のメモリに分割してテーブル化することによ
り簡便かつ柔軟に対応できる。なお、第3図ではLUTを
2つの機能に分割して構成しているが、大容量のメモリ
の使用が可能であれば全機能を単一のLUTに統合するこ
とも勿論可能である。
発明の効果 以上述べたように本発明は、文書と画像が混在するカ
ラードキュメントに対して、無彩色領域はフルブラック
法により、また有彩色領域はスケルトンブラック法によ
り適応的に墨版の処理が行われるため、黒文字や黒細線
の鮮明さを失わず、かつ有彩色画像に対しても地汚れの
ない美しいカラーを印写することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例における墨加刷装置のブロッ
ク結線図、第2図は本発明の原理を説明する図、第3図
は本発明の他の実施例における墨加刷装置のブロック結
線図、第4図は従来の4色印刷法を説明する図である。 101……グレイゾーン判定器、102……最小値検出回路、
103……比較器、104,106,107,108……減算器、105……
セレクタ、301,302……ルックアップテーブル。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】3色信号が色立体空間中の無彩色軸の周辺
    に所定の分布幅をもつ空間内に存在するか否かを判定す
    ることにより前記3色信号の中から無彩色を抽出する無
    彩色抽出手段と、前記3色信号のうちの最小値を検出し
    出力する第1の墨信号発生手段と、前記最小値と予め与
    えられる閾値とを比較し前記最小値が前記閾値を越える
    ときは前記最小値から前記閾値を減算した値を、越えな
    いときは0を出力する第2の墨信号発生手段と、前記無
    彩色抽出手段の出力により前記第1の墨信号発生手段も
    しくは第2の墨信号発生手段のいずれか一方の出力を選
    択する墨信号選択手段とを具備し、前記3色信号が無彩
    色のときは前記第1の墨信号発生手段の出力を、一方前
    記3色信号が有彩色のときは前記第2の墨信号発生手段
    の出力を墨版とすることを特徴とする墨加刷装置。
  2. 【請求項2】墨版信号を3色信号の各色信号から減算す
    る減算手段を付加し、減算後の3色信号と前記墨版信号
    との4色でプリントするよう構成したことを特徴とする
    請求項1記載の墨加刷装置。
  3. 【請求項3】墨版生成の演算をルックアップテーブルに
    より行うことを特徴とする請求項1記載の墨加刷装置。
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