JPH0851596A - オーディオ・ビデオ対話型プログラムの実行を制御する方法 - Google Patents
オーディオ・ビデオ対話型プログラムの実行を制御する方法Info
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Abstract
効率的にオーディオ・ビデオ対話型プログラムを実行す
る制御方法を提供する。 【構成】 ディレクトリと、関連する識別子をディレク
トリ中に有するオーディオ・ビデオ対話型プログラムと
を含むパケットストリームを受信するオーディオ・ビデ
オ対話型受信機において、最初に、パケットストリーム
内のオーディオ・ビデオ対話型プログラムの存在に応答
して、メモリにオーディオ・ビデオ対話型プログラムを
ロードし、次いで、ロードされたオーディオ・ビデオ対
話型プログラムの実行を開始し、それから、別のオーデ
ィオ・ビデオ対話型プログラムを識別するディレクトリ
がパケットストリーム中に検出されたとき、実行中のオ
ーディオ・ビデオ対話型プログラムを最小化する。
Description
型(audio video interactiv
e)実行可能なプログラム・コンポーネントの実行を制
御する方法に関する。
ている。対話型テレビジョンシステムでは、テレビジョ
ン受信機は、放送機器によりプログラム可能であり、ユ
ーザにより入力されたデータに応答し、放送されたビデ
オ上にオーバレイされたオンスクリーン・グラフィック
・ディスプレィを生成し、放送されたオーディオと合成
された音声を生成し、かつ/あるいは、放送機器、また
は他の外部のデータ処理サービスとデータを交換する処
理装置を含む。このようなシステムでは、放送ロケーシ
ョンはコンピュータシステムを含み、このコンピュータ
システムは、対話型アプリケーション・プログラム情報
を生成し、実行可能なコードとデータを含み、追加のコ
ンポーネントとしての対話型アプリケーション・プログ
ラム情報と関連するテレビジョン信号のビデオおよびオ
ーディオ・コンポーネントとを合成する。テレビジョン
受信器の処理装置は、対話型アプリケーション・プログ
ラム情報を放送機器から受信し、その情報により表され
た対話型アプリケーション・プログラムを実行し、テレ
ビジョンの映像とオーディオとに合成されるグラフィッ
クスと音声を生成し、リモートコントロールユニットを
介して受信されるユーザ入力を処理する。
システムでは、放送機器からのオーディオ・ビデオ対話
型信号はパケットデータ・ストリームの形式で放送さ
れ、複数の時間多重されたパケットサービスを含む。各
パケットサービスは複合オーディオ・ビデオ対話型信号
の異なる信号コンポーネントを有する。例えば、あるサ
ービスはビデオコンポーネントを有し、あるサービスは
オーディオコンポーネントを有し、あるサービスは対話
型アプリケーション・プログラム情報を有する。また、
あるサービスはステレオとSAPオーディオチャンネ
ル、および/またはクローズド・キャプション情報等を
有する。さらに、パケットデータ・ストリームの中に
は、2つ以上のオーディオ・ビデオ対話型プログラムに
対するコンポーネントを有するパケットサービスを含む
ことができるものもある。各パケットサービスは、パケ
ットサービスに関連するる一意のサービスコンポーネン
ト識別子(SCID)を有し、そのパケットサービス内
のパケットは、それぞれ、そのサービス識別子を含む。
話型システムでは、1つのパケットサービスがプログラ
ムガイドを有し、予め定めたサービス識別子を含む。プ
ログラムガイド・パケットサービスにより運ばれるデー
タは、オーディオ・ビデオ対話型プログラムのコンポー
ネントと、それらのコンポーネントを運ぶパケットサー
ビスのサービス識別子とを関係付けるるるこのデータを
用いて、望ましいオーディオ・ビデオ対話型プログラム
のコンポーネントを運ぶパケットサービスをパケットス
トリームから取り出すことができる。
トリーム内のコンポーネントは、複数のパケットからな
る1以上の伝送ユニットにより運ばれる。任意の伝送ユ
ニット内の最初のパケットはヘッダパケットであり、残
りのパケットは関連するデータパケットである。ヘッダ
パケットは後続データについての情報を含み、関連する
データパケットはコンポーネント信号のその部分を構成
するデータを運ぶ。異なる伝送ユニットは異なる数のデ
ータパケットを含み、コンポーネント信号の伝送ユニッ
トへの分割は、所望の時間に、視聴者のロケーションに
別個のコンポーネント信号を供給するために必要なタイ
ミングにより影響されるか、あるいは、他のリアルタイ
ムに考慮すべきことにより影響される。
コンポーネントは、1つまたはそれ以上の(実行可能な
コードを含む)コードモジュールと、恐らくは、1つま
たはそれ以上のデータモジュールと、ディレクトリモジ
ュールとによりなる。このディレクトリモジュールは対
話型アプリケーション・プログラムのコンポーネントを
構成するコードモジュールとデータモジュールを記述す
るデータを含む。これらのモジュールは、アプリケーシ
ョン・プログラム・データ・コンポーネントのフロー内
で連続して繰り返される。既に述べたが、モジュールは
それぞれ個別に識別され、伝送ユニットにより運ばれ
る。伝送ユニット内のヘッダパケットは、後続のデータ
パケット内のデータが属するモジュール内のモジュール
の識別子とロケーションを含む。対話型アプリケーショ
ン・プログラム情報コンポーネントは、オーディオ・ビ
デオ対話型のアプリケーション・プログラムの実行を制
御するための特別な信号も含む。例えば、ある信号は、
現在実行中のオーディオ・ビデオ対話型のアプリケーシ
ョン・プログラムに対して実行を中断するように命令す
る。また、別の信号は、現在中断されているオーディオ
・ビデオ対話型のアプリケーション・プログラムについ
て実行を再開するように命令する。さらに、他の信号
は、現在実行中のオーディオ・ビデオ対話型のアプリケ
ーション・プログラムに対して実行を停止するように命
令する。これらの信号は、オーディオ・ビデオ対話型プ
ログラム・コンポーネント・パケットサービス内の信号
パケットに組み込まれる。
置は、システム・ローダーの制御の下に、最初、データ
フローからディレクトリ・モジュールを取り出し、その
ディレクトリに含まれた情報を利用して、どのコードモ
ジュールを最初に実行するべきかを決定する。そして、
オートスタート・モジュールと呼ばれる、そのコードモ
ジュールがデータフローから取り出され、メモリにロー
ドされる。オートスタート・モジュールがメモリ内に完
全にロードされると、処理装置がそのコードモジュール
を実行し始める。実行している間、そのコードモジュー
ルは、ディレクトリモジュール内で識別されたデータモ
ジュールからのデータを要求することができる。そし
て、これらのデータモジュールが取り出され、メモリ内
にロードされる。データモジュールがメモリ内に完全に
ロードされると、要求されているコードモジュールが通
知され、引き続きそのデータを処理する。1つのコード
モジュールを後続のコードモジュールにチェインするこ
とも可能である。このような場合、現コードモジュール
は、ディレクトリ・モジュールにリストアップされた新
しいコードモジュールにチェインする要求を発行し、そ
のメモリ空間は解放される。そして、要求されたコード
モジュールはデータフローから取り出され、メモリにロ
ードされる。要求されたコードモジュールがメモリに完
全にロードされると、実行される。他の機能も可能であ
り、次に説明する。
ータシステムとは異なり、オーディオ・ビデオ対話型受
信機により受信されているオーディオ・ビデオ対話型プ
ログラム・コンポーネントは何時でも変わることがあ
る。例えば、オーディオ・ビデオ対話型プログラムは、
非オーディオ・ビデオ対話型コマーシャルまたはオーデ
ィオ・ビデオ対話型コマーシャルにより割り込まれるこ
とがある。もちろん、このオーディオ・ビデオ対話型コ
マーシャルは別個のオーディオ・ビデオ対話型プログラ
ムを含んでいる。あるいは、視聴者は或るオーディオ・
ビデオ対話型プログラムから別のオーディオ・ビデオ対
話型プログラムへチャンネルを変えることがある。オー
ディオ・ビデオ対話型型実行可能なコードと、そのコー
ドにより発生されている音声およびグラフィックス、受
信されているオーディオコンポーネントおよびビデオコ
ンポーネントとの間の適正な同期を保持することが必要
である。
ディレクトリ中に関連する識別子を有するオーディオ・
ビデオ対話型プログラムを含んでいるパケットストリー
ムを受信するオーディオ・ビデオ対話型受信機におい
て、オーディオ・ビデオ対話型プログラムの実行を制御
する方法であって、該方法は次のステップを含んでい
る。最初に、パケットストリーム中にオーディオ・ビデ
オ対話型プログラムの存在に応答して、オーディオ・ビ
デオ対話型プログラムをメモリにロードするステップを
含む。次に、ロードされたオーディオ・ビデオ対話型プ
ログラムの実行を開始するステップ、それから、異なる
オーディオ・ビデオ対話型プログラムを識別するディレ
クトリがパケットストリーム中に検出されるとき、実行
中のオーディオ・ビデオ対話型プログラムを最小化する
ステップを含む。
型信号デコーダの一部を示すブロック図である。図1に
示すデコーダは、オーディオ・ビデオ対話型プログラム
への参加を希望する視聴者ロケーションに設けられてい
る。図1において、トランスポート機構(図示せず)は
デコーダの入力端子5に接続されている。入力端子5は
チューナ10の入力端子に接続されている。チューナ1
0の出力端子は、オーディオ・ビデオ対話型プログラム
・コンポーネント検出器30のデータ入力端子に接続さ
れている。プログラム・コンポーネント検出器30のデ
ータ出力端子は、処理ユニット40のシステムバス41
6に接続されている。処理ユニット40は、CPU(c
enyral processing unit)41
0と、リード/ライトメモリ(RAM)412と、RO
M(read only memory)414を含
み、共に、システムバス416に周知の方法で接続され
ている。ストリームI/Oアダプタ408は、システム
バス416と、プログラム・コンポーネント検出器30
の制御端子間に双方向接続される。
416に接続されており、オーディオ・ビデオ対話型オ
ーディオ出力端子25にオーディオ信号を供給する。ビ
デオ処理装置420も、システムバス416に接続され
ており、ビデオ信号をオーディオ・ビデオ対話型ビデオ
出力端子15に供給する。さらに、入出力機能がI/O
ポート422により与えられ、双方向端子45を介し
て、図示しないローカル処理装置に結合されている。ユ
ーザI/Oアダプタ424はユーザからのデータを入力
端子35を介して受信する。モデム426は双方向端子
55を介して外部コンピュータ(図示せず)に接続され
ている。ユーザI/Oアダプタ424と、モデム426
も、周知の方法でシステムバス416に接続される。他
の装置、例えば、数値計算プロセッサ、他のI/Oアダ
プタ等を、周知の方法で、システムバス416に接続す
ることができる。その上、デコーダのケースの外部のケ
ース内の他の機器と接続するためのバス拡張装置を含ま
せることができる。
コーダへの直接RF衛星リンクか、ケーブルシステムフ
ィード(cable system feed)か、あ
るいは光ファイバーリンクでも可能であり、複数のオー
ディオ・ビデオ対話型信号を搬送する。複数のオーディ
オ・ビデオ対話型信号は、ユーザにより選択され視聴さ
れる。直接衛星リンクでは、例えば、複数のオーディオ
・ビデオ対話型データストリームは、個々のRF搬送波
信号を変調することにより、トランスポート機構上で周
波数多重化されたものでもよい。各RF搬送波信号は、
衛星内の各トランスポンダから視聴者に再び放送され
る。チューナ10は、周波の方法で、処理ユニット40
の制御により、所望のRF変調信号を選択する。例え
ば、直接衛星システムでは、所望のオーディオ・ビデオ
対話型プログラム信号のコンポーネントを運ぶバケット
サービスを含むRF変調信号を、周知のRFチューナに
より同調をとることができる。チューナ10の出力は、
それらのパケットサービスを含むベースバンドのデジタ
ル・パケット・データストリームである。
パケットサービスをプログラム・コンポーネント検出器
30に対して要求する。すなわち、所望のサービス識別
子とRAM412バッファのロケーションを、ストリー
ムI/Oアダプタ408を介して、適正なSCID(s
ervice component identifi
er)と、プログラム・コンポーネント検出器30内の
DMA(directmemory access)コ
ントローラ・レジスタとに書き込むことにより、要求を
行っている。そして、プログラム・コンポーネント検出
器30は、所望のパケットサービスのため、パケットデ
ータストリームを監視する。所望のパケットサービスか
ら、ヘッダパケットが受信されると、そのヘッダパケッ
トは、周知のDMA書き込み技法を用いて、RAM41
2内の予め定めたヘッダパケットバッファに貯えられ、
ヘッダパケット割り込みが発生される。所望のパケット
サービスからデータパケットが受信されると、そのデー
タパケットは周知のDMA書き込み技法を使用して、R
AM412内の前もって特定されているバッファロケー
ションに貯えられる。伝送ユニット内の全てのデータパ
ケットが受信されると、データ完了割り込みが発生され
る。パケットサービスからのヘッダパケット、および/
または、データパケットの受信は、CPU410の制御
によりイネーブルにされるか、あるいは、ディスエーブ
ルにされる。1994年4月22日に出願された米国特
許出願第232,787号(発明者:K.E.Brid
gewater外、発明の名前:PACKET VID
EO SIGNAL INVERSE TRANSPO
RT PROCESSOR MEMORY ADDRE
SS DIRCUITRY)を参照されたい。ここに、
この特許出願番号を付して、プログラム・コンポーネン
ト検出器30の詳細な説明の一部とする。
0により同調されると、固定されたプログラムガイドサ
ービス識別子を、プログラム・コンポーネント検出器3
0内のサービス識別子レジスタに供給することにより、
プログラムガイドを含むパケットサービスが、CPU4
10により要求される。プログラムガイドパケット内の
データが受信され、メモリに貯えられると、そのデータ
により、CPU410は所望のオーディオ・ビデオ対話
型プログラムのためのパケットデータサービスを要求す
ることができる。
がプログラム・コンポーネント検出器30により受信さ
れ、しかも、DMAにより、RAM412内の予め特定
されたバッファロケーションに書き込まれた後に、ビデ
オ処理装置420とオーディオ処理装置418が、プロ
グラム・コンポーネント検出器30の制御の下に、周知
のDMA読み出し技法を用いて、各パケットサービスと
関連するRAM412バッファロケーションからデータ
を読み出す。そして、ビデオ処理装置420とオーディ
オ処理装置418は、圧縮され、符号化されたデータを
復号し、出力端子15にオーディオ・ビデオ対話型ビデ
オ信号を出力し、出力端子25にオーディオ・ビデオ対
話型オーディオ信号を出力する。CPU410は、復号
プロセスにおいて、ビデオ処理装置420および/また
はオーディオ処理装置418と協力することも可能であ
る。データコンポーネントパケットサービスパケット
は、次のような方法により、CPU410の制御の下に
処理される。
ント検出器30により、要求されたパケットサービスか
らヘッダパケットが受信されるごとに、そのヘッダパケ
ットはそのパケットサービスのためにRAM412内の
予め定めたロケーションに貯えられ、ヘッダパケット割
り込み信号がCPU410のために生成される。ヘッダ
パケット割り込み信号に応答して、割り込みハンドラ
(handler)が実行される。割り込みハンドラ
は、ヘッダパケットの内容を解析し、プログラム・コン
ポーネント検出器30内のDMAレジスタのRAM41
2バッファロケーションを適正に更新し、DMA転送を
イネーブルにするか、あるいは伝送ユニットが望まれて
いない場合は、DMA転送をディスエーブルにする。D
MA転送が一度イネーブルにされると、データパケット
内のデータはDMA制御によりRAM412内にロード
される。データパケットのロードが完了すると、プログ
ラム・コンポーネント検出器30はデータ完了割り込み
信号を発生する。データ完了割り込み信号に応答して、
割り込みハンドラが実行され、クリーンアップ(cle
an−up)機能を実行し、次のヘッダパケットのため
の準備をする。
り実行されるソフトウェア200の構造を示す。図2は
オーディオ・ビデオ対話型処理マルチタスク・オペレー
ティングシステムを構成する主なソフトウェア・コンポ
ーネントを示す。図2を説明する。コンポーネントは全
てROM414に貯えられる。ただし、黒く塗られたア
プリケーション・プログラムは除く。アプリケーション
・プログラムは、オーディオ・ビデオ対話型信号のデー
タコンポーネントにより運ばれ、放送ロケーションから
受信され、RAM412に貯えられる。図2に示すソフ
トウェア・コンポーネントは、実行可能なコードおよび
関連する定数データを表す。コードが実行されると、変
数データを生成し、変数データにアクセスする。変数デ
ータはRAM412に貯えられる。
システムでは、例えば、異なる製造業者からの異なる命
令セットを用いて、異なるデコーダはCPUを使用する
ことができる。このシステムでは、アプリケーション・
プログラムは、プロセッサに無関係な中間コードであ
る。各デコーダのソフトウェアは、アプリケーション中
間コードを解釈するコンポーネント(INTERPRE
TER:インタプリタ)を含む。インタプリタにより、
放送されたアプリケーション・プログラムは、どのよう
な形式のCPU410を含むデコーダ上でも実行するこ
とができる。このインタープリタは、RAM412から
オーディオ・ビデオ対話型データコンポーネント命令を
中間コードの形で読み出し、メモリを操作し、API
(application program inte
rface)を介して、他のソフトウェア・コンポーネ
ントを介してハードウェアと対話する。このAPIは、
基本的には、アプリケーション・プログラムで利用可能
なサブルーチンのリストであって、サブルーチンを呼び
出すのに必要な情報である。APIはアプリケーション
・プログラムにより発行され、デコーダ要素をアクセス
するために、アプリケーション・プログラムにより使用
することができる。
算を実行するのに必要な機能を全て実行する。フロー・
オペレーティング・システムは、オーディオ・ビデオ対
話型信号のデータコンポーネントを監視するのに必要な
全てのドライバーと、プロセス要求されたモジュールと
を制御する。このことは後程詳細に説明する。ユーザイ
ンターフェース管理コンポーネントは、ユーザとの対話
を全て扱い、ユーザと通信するため、イベントマネジャ
とグラフィックス・ライブラリを利用する。このグラフ
ィックス・ライブラリは、受信されたオーディオ・ビデ
オ対話型ビデオ上にオーバレイする全てのグラフィック
イメージを生成し、数学ライブラリを用いて、複雑な曲
線を描く。
アコンポーネントは、互いにメッセージを送信して、他
と非同期に通信する。各プログラムコンポーネントは、
メッセージキュー(message queue)を有
し、そのキューから次のメッセージを繰り返し読み出
し、そのメッセージを処理し、他のプログラムコンポー
ネントにメッセージを送信することにより、オペレート
する。メッセージ保留がない場合は、次のメッセージを
待つ。イベントマネジャは、メッセージを適正にルーテ
ィングし、メッセージキューを維持することにより、他
のソフトウェアコンポーネントとの間でのメッセージ通
信を管理する。
トウェアドライバも含む。ドライバは、関連するハード
ウェアアダプタ内のレジスタとCPU410との間で、
システムバス416を介して、実際の対話を行う。例え
ば、モデム426と、外部I/Oポート422と、スト
リームI/Oアダプタ408と、ユーザI/O 424
に対して、ドライバが存在する。さらに、別のドライバ
がソフトウェアタイマを保守し、デコーダのフロントパ
ネルを操作する。これらのドライバはイベントマネジャ
に密接に依存している。上記のコンポーネントは、全
て、マルチタスクカーネルにより供給される共通の機能
を使用する。例えば、カーネルは、プロセスの優先順位
と、アクティブタスクキューと、信号と、セマフォア
と、プリエンプティブ・スイッチング・クロック・チッ
クと、割り込み(ハードウェアおよびソフトウェア)
と、プロセススタックを保守する。さらに、カーネル
は、ハードウェア初期化を行い、システムローダである
最初のシステムタスクを開始する。
レーティング・システムへのAPIコールを実行し、フ
ロー・オペレーティング・システムはストリームドライ
バをコールし、ストリームI/Oアダプタ408を介し
て、プログラム・コンポーネント検出器30に適正なデ
ータを送る。システムローダからのこれらのAPIコー
ルにより、ディレクトリ・モジュールに対して、データ
コンポーネントパケットサービスのスキャンを開始す
る。この方法は以下に詳細に説明する。ディレクトリ・
モジュールが見つけられると、ディレクトリ・モジュー
ルがRAM412にロードされ、そのプログラムを実行
するのに必要な資源が全て利用可能か否かを知るため、
チェックされる。肯定判定された場合は、システムロー
ダはオートスタート・モジュールと呼ばれる最初のモジ
ュールに対してオーディオ・ビデオ対話型データコンポ
ーネントの走査を開始し、それによりオーディオ・ビデ
オ対話型プログラムは起動されることになる。オートス
タートモジュールが見つかると、データコンポーネント
・パケットサービスから取り出され、RAM412にロ
ードされる。このオートスタートモジュールは、中間コ
ードの形式であり、インタプリタによりインタプリート
されて実行される。オートスタートモジュールは初期化
の残りを実行し、オーディオ・ビデオ対話型プログラム
の実行を開始する。このプログラムは他のコードモジュ
ールとデータモジュールをロードすることができ、全
て、APIコールにより、他のコードモジュールとチェ
イン(chain)することができる。このようにし
て、システムローダはクラシックのUNIX(登録商
標)シェルと同様に動作する。
コンポーネント・パケットサービスをスキャンし、伝送
されたディレクトリ・モジュールと、RAM412内の
現在のディレクトリ・モジュールとを比較する。伝送さ
れたディレクトリ・モジュールがRAM412に格納さ
れているディレクトリ・モジュールと異なる場合、デー
タコンポーネント・パケットサービスが変更されたこ
と、例えば、視聴者がチャンネルを変えたときとか、対
話型コマーシャルが放送されているときのようなことを
示す。この場合、メッセージが、イベントマネジャを介
して、APIを用いて、アプリケーション・プログラム
に送られる。このメッセージに応答して、アプリケーシ
ョン・プログラムは全ての資源の割り振りを解除し、処
理要素40内に最小限存在するように維持する。例え
ば、コードモジュールとデータモジュールの全てを格納
するために使用されるメモリを解放することができ、ア
プリケーションの実行状態だけがRAM412に保たれ
る。アプリケーション・プログラムの最小化が完了する
と、メッセージがシステムローダに送られる。
より表わされるオーディオ・ビデオ対話型プログラムを
実行するのに必要な資源を、システムローダは割り振
る。新しいディレクトリ・モジュールがオーディオ・ビ
デオ対話型データコンポーネント・パケットサービス内
で検出されたとき、前に最小化されたアプリケーション
のリストが検索される。そして、新しいディレクトリに
より表されるアプリケーションが存在する場合は、その
アプリケーションは、データコンポーネントフローか
ら、必要なコードモジュールとデータモジュールを再ロ
ードすることにより再開される。また、前に停止した所
から実行を再開することにより再開される。このモジュ
ールは、介在する対話型コマーシャルの終了時に起き
る。このプロセスは繰り返すことができる。ただし、第
2のオーディオ・ビデオ対話型プログラムに、第3のオ
ーディオ・ビデオ対話型プログラムが割りこむことがで
きる。後に、再起動される。
す。図4はオーディオ・ビデオ対話型プログラム中のデ
ータコンポーネントからのモジュール抽出を理解するの
に有用な詳細なメモリレイアウトと(図1の)プログラ
ム・コンポーネント検出器30の更に詳細なブロック図
である。図4において、(図1の)チューナ10からの
ベースバンドのデジタルパケットストリームが、プログ
ラム・コンポーネント検出器30内でヘッダパケットD
MAコントローラ34と、データDMAコントローラ3
2との各データ入力端子に接続されている。データDM
Aコントローラ32と、ヘッダパケットDMAコントロ
ーラ34の各データ出力端子は、処理ユニット40のシ
ステムバス416に接続されている。ストリームI/O
アダプタ408は、システムバス416と、データDM
Aコントローラ32の制御入力端子と、ヘッダパケット
DMAコントローラ34の制御入力端子との間に接続さ
れている。動作時には、ストリームI/Oアダプタ40
8は、(図1の)CPU410から、データDMAコン
トローラ32とヘッダパケットDMAコントローラ34
に、制御情報、例えば、バッファロケーション開始アド
レスおよび終了アドレスと、読み出しアドレス/書き込
みアドレスと、転送計数値を、周知の方法で供給する。
そして、CPU410の制御の下に、ストリームI/O
アダプタ408は、データDMAコントローラ32およ
び/またはヘッダパケットDMAコントローラ34をイ
ネーブルにして、周知の方法で、データパケットまたは
ヘッダパケットを、パケットストリームからバッファに
転送するか、あるいは、このような転送をディスエーブ
ルにする。データDMAコントローラ32がデータ転送
を完了すると、CPU410に対して、データ完了割り
込みを生成する。ヘッダパケットDMAコントローラ3
4がヘッダパケットのローディンを完了すると、CPU
410に対して、ヘッダパケット割り込みを生成する。
で表し、データ構造を大きなブロック内の小さいブロッ
クで表す。図4のブロックは図示のためだけであり、絶
対記憶位置または相対記憶位置の何れかを示すものでは
なく、データ構造に対して、RAM412に割り振られ
たサイズを示すものでもない。参照番号412に、モジ
ュールリクエストキュー322と、ヘッダパケットバッ
ファ324と、ディレクトリ・モジュールバッファ32
6と、モジュールバッファ328のデータ構造を示す。
テータ構造内の情報のフィールドは、そのフィールド内
に含まれる情報のタイプの名前を含む水平スライスとし
て示されている。これらについては以下に詳細に説明す
る。
ント・パケットサービスからモジュールを取り出し、し
かも、そのモジュールをRAM412内のバッファに格
納する際の後続の手順を示す。同様な手順は他のモジュ
ール処理に対しても続けられる。これも以下に説明す
る。図3では、アプリケーション・プログラム(または
システムローダ)で取られるアクションを、“APPL
NPROG”のヘッドを付けた左カラムに示す。ブロッ
ク302で、アプリケーション・プログラムは、API
を用いて、フロー・オペレーティング・システムにリク
エストを出し、識別子IDを有するモジュールを、オー
ディオ・ビデオ対話型プログラムコンポーネントパケッ
トサービスからロードする。上述したように、APIコ
ールは、基本的には、オペレーティングシステム機能へ
のサブルーチンコールである。したがって、プログラム
の実行はフロー・オペレーティング・システム(FO
S)に移行される。フロー・オペレーティング・システ
ムのアクションは“フロー・オペレーティング・システ
ム”のヘッドを付けた右隣のカラムに示す。リクエスト
はモジュールのロードを含むので、ブロック312で、
フロー・オペレーティング・システムはモジュールのロ
ーディングを含むので、ブロック312にて、フロー・
オペレーティング・システムは、メモリマネジャから、
そのモジュールを含むだけのサイズのメモリの割り振り
をリクエストする。例えば、リクエストされたモジュー
ルがコードモジュールまたはデータモジュールである場
合は、(図4の)前に格納されたディレクトリ・モジュ
ール326は、モジュールIDの長さ(LENGTH)
を含んでいるフィールドを含む。この場合、メモリマネ
ジャは、開始アドレスSTARTと終了アドレスEND
を有するモジュールメモリバッファ(図4の328)を
割り振る。そして、ブロック314においてリクエス
ト、例えば、モジュールの識別子IDと、リクエストR
EQUEST(この場合はモジュールを取り出しロード
するリクエスト)のタイプを示す情報と、割り振られた
バッファ開始アドレスSTARTと終了アドレスEND
が、全て、リクエストキュー(QVEVE)322内の
エントリに格納される。そして、ヘッダパケットがパケ
ットストリーム内に生じたとき、ヘッダパケットDMA
コントローラがイネーブルにされ、ヘッダパケットをR
AM412にロードする。
対するものである場合は、その長さが元々分かっていな
い。この場合、比較的大きいメモリ割り振りがリクエス
トされる。この割り振りがあまりにも小さい場合は、よ
り大きなメモリ割り振りをリクエストした後、ディレク
トリ・モジュールがロードされるか、あるいはそれをロ
ードするだけのメモリがないと決定されるまでリクエス
トは繰り返えされ、その場合、オーディオ・ビデオ対話
型プログラムをランさせる試みは放棄される。
ムはコールしたアプリケーション・プログラムに直ちに
戻る。次いで、アプリケーション・プログラムは他の処
理、例えば、他のモジュールのリクエストを発し、他の
初期化等の処理を実行することができる。リクエストさ
れたモジュールへのアクセスが必要とされると、アプリ
ケーション・プログラムは、ブロック304にて、カー
ネル内の待ち機能にAPIコールを発する。この機能に
より、リクエストされたモジュールのロードが成功した
ことを示すメッセージが、そのアプリケーション・プロ
グラムにより受信されるまで、アプリケーション・プロ
グラムの実行は中断させられる。そのようなメッセージ
が受信されると、アプリケーション・プログラムは再び
アクティベートされ、そのメッセージを処理する。ある
いはまた、例えば、より速くユーザ入力に応答するた
め、アプリケーション・プログラムはアクティブのまま
であり、そのメッセージキューを周期的にポーリング
し、リクエストされたモジュールロードの成功を示すメ
ッセージをチェックし、そのメッセージが受信されたと
き、メッセージを処理するようにしてもよい。
ントローラ34は、メモリマネジャにより、前に割り振
られたRAM412のヘッダパケット(HDR PK
T)バッファ324(図4)にヘッダパケットをロード
し、CPU410にヘッダパケット割り込みを発する。
カーネル内のヘッダ割り込みハンドラにより実行される
処理の一部を、図3に“HEADER IN TR”の
ヘッドを付して示す。ブロック332にて、伝送ユニッ
トに入れて運ばれているモジュールの識別子、この場
合、ヘッダパケットは、ヘッダパケットバッファ324
内の知られたロケーション、すなわち、IDから取り出
される。ブロック334にて、リクエストキュー322
が試験され、このモジュールに対する保留中のリクエス
トが存在かるか否かが判定される。
トがある場合には、ブロック336において、プログラ
ム・コンポーネント検出器30のデータパケットDMA
コントロール32は、リクエストキュー322からのア
ドレスSTARTで始まり、アドレスENDで終了する
モジュールバッファ328と;モジュールバッファ32
8の開始アドレスSTARTと送信ユニットのデータオ
フセットOFFSETの和、すなわち(START+O
FFSET)である書き込みアドレスと;START+
OFFSET+SIZE(あるいは代りに、最後の書き
込みアドレスに代わってヘッダパケットバッファ324
からのサイズSIZEであるロード計数値)である最後
の書き込みアドレスと;で初期化される。そして、デー
タパケットDMAコントローラ32がイネーブルにされ
る。
ストの行われた後受信された最初のヘッダパケットであ
る場合は、リクエストキュー322に格納される最初の
書き込みアドレスのポインタFIRSTが、この最初の
送信ユニットの書き込みアドレス(すなわち、FIRS
T=START+OFFSET)に初期化される。さら
に、予想される次の書き込みアドレスを指すポインタN
EXTも、リクエストキュー322に格納されており、
最初の送信ユニットの書き込みアドレス(すなわち、N
EXT=START+OFFSET)に初期化される。
そして、他の処理がブロック338にて行われる。これ
については以下に詳細に説明する。例えば、現在処理さ
れているリクエストのリクエストキュー322内のロケ
ーションを指す特殊なポインタCURR REQは、R
AM412内の予め決められたロケーション(図示せ
ず)に格納される。その後、ブロック339にて、割り
込みハンドラーはリターンする(339)。
は、先に受信した書き込みアドレス(START+OD
DSET)を指す書き込みポインタ(WP)を初期化
し、オーディオ・ビデオ対話型プログラムコンポーネン
トパケットサービス内の後続のデータパケットから、デ
ータをRAM412内のモジュールバッファ328内の
順次ロケーションにロードする。送信ユニット内の全て
のデータがRAM412にロードされると、データ完了
割り込みが生成される。カーネル内のデータ完了割り込
みハンドラにより実行される処理の一部を、図3の右カ
ラムに“DATACOMPL INTR”のヘッドを付
けて示す。
状態に関連するクリーンアップ機能が実行される。現在
のリクエストポインタ(CVRR REQ)は、ヘッダ
パケット割り込みハンドラ内に前にセットされており、
リクエストキュー322内のエントリーを指しており、
伝送ユニットはリクエストキューへのロードを丁度終了
したばかりである。現在のリクエスト内で、予想される
次の書き込みアドレスポインタNEXTは、ヘッダパケ
ットバッファ324からの値SIZEによりインクリメ
ントされ、次の伝送ユニットに対して予想される書き込
みアドレスを指している。予想される次の書き込みアド
レスポインタ、NEXTの値が、モジュールバッファ3
28の終了アドレス、ENDに等しい場合は、ラップア
ランドして、書き込みアドレスポインタNEXTはモジ
ュールバッファ328の開始アドレスSTARTにリセ
ットされる。
ジュールの全体がメモリにロードされたか否かが判定さ
れる。予想される次の書き込みアドレスポインタ、NE
XTの値は、最初のロードされたアドレス,START
の値と比べられるそれらの値が同じである場合は、モジ
ュール全体はロードされている。ブロック346で、メ
ッセージは、イベントマネジャにより、リクエストして
いるアプリケーション・プログラムに送られ、リクエス
ト・モジュールが、図3に破線で示すように、完全に取
り出されたことを示す。さらに、リクエストはリクエス
トキュー322から除去される。予想される次の書き込
みアドレス NEXTの値が最初にロードされたアドレ
ス,STARTと同じでない場合は、データ完了割り込
みハンドラはリターンし(349)、リクエストされた
モジュールのためのデータを含む次の伝送ユニットが、
先に説明したように、ヘッダパケット割り込みハンドラ
により処理される。どちらの場合も、現在のリクエスト
ポインタ(CVRR REQ)はクリアされる。
ンポーネント検出器30により適正に受信されない場
合、後続のヘッダパケットが受信されてから、先行する
ヘッダパケットからのデータ完了割り込み信号がプログ
ラム・コンポーネント検出器30内のDMA回路により
生成される。よって、先行するデータ完了割り込み信号
が生成される前に後続のヘッダパケット割り込み信号が
生成される。ヘッダパケット割り込みハンドラとデータ
完了割り込みハンドラは、協力して処理し、このような
状況を識別することができ、そのようなエラーを処理す
ることができる。
ータパケットDMAコントローラ34がイネーブルにさ
れて、次の伝送ユニットを受信した後、そのような処理
が(図3の)ブロック338で実行される。受信された
各ヘッダパケットに対し、データ完了割り込みハンドラ
によって前に更新された現在のリクエストキューエント
リの予想される次の書き込みアドレス,NEXTが、新
たに受信されるヘッダパケットのための書き込みアドレ
ス(START+OFFSET)と比較される。それら
のアドレスが同じである場合は、前の伝送ユニットの受
信が成功したことになる。しかしながら、最後の終了ア
ドレスが新らしいオフセットと同じでない場合は、前の
伝送ユニットのDMA転送が完全に成功しなかったこと
を意味する。この場合、前の伝送ユニットのDMA転送
が完全に成功しなかったことを意味する。この場合、最
初の書き込みアドレス,FIRSTと、予想される次の
書き込みアドレス,NEXTは、現在の書き込みアドレ
ス(START+OFFSET)に更新される。すなわ
ち、前にロードされた伝送ユニットは必然的に破棄さ
れ、モジュールのロードは現在の伝送ユニットから再ス
タートされる。前に成功りにロードされた伝送ユニット
は、再ロードされるときエラーを生じるかもしれないの
で、データ紛失というエラーから回復する時間が長くか
かることがある。しかしなから、このような回復を用い
ることにより、ヘッダパケット割り込みハンドラと、デ
ータ完了割り込みハンドラにより実行されるタスクを、
最小化することができ、2つのポインタのみがメモリに
必要なだけである。
て、イベントハンドラが、受信されたモジュールに対し
てエラーチェックを行う。例えば、CRC(cycli
credundancy check)コードがモジュ
ールの埋め込み部分として伝送される。イベントハンド
ラは、RAM412内のモジュールバッファ328内の
受信されたモジュール全体のCRCを計算し、そのCR
Cと埋め込みCRCとを比較する。新たに計算されたC
RCが埋め込みCRCと等しい場合は、モジュールは正
しく受信されたことを示し、そうでない場合は、エラー
が起きたことを示し、モジュールは先に述べたように再
ロードされる。
完全にロードされると、アプリケーションモジュールに
よる更なる処理が、図3に、待ち機能304に対するA
PIコールの底から直線で示すように、推論により続行
することができる。しかしながら、アプリケーション・
プログラム内の別のタスクが、そのアプリケーション・
プログラムのメッセージキューからのメッセージの受信
に応答してアクティブにされる。
ョン・プログラム・インタフェースは、インタプリタを
介してアプリケーション・プログラムか、またはシステ
ムローダによりデータストリームへアクセスする機能を
含んでいる。アプリケーションプログラマは、発行され
たAPI記述を用いて、望ましいデータストリーム機能
へアクセスするためのAPIコールを定式化することに
なる。最初のグループの機能は、モジュールのディレク
トリに関する。最初の機能DIR_NEWは、新しいデ
ィレクトリのリクエストである。先に説明したように、
このAPI機能に応答して、メモリの割り振りがなさ
れ、その後、リクエストはデータストリームに次のディ
レクトリ・モジュールをロードするためにエンキューさ
れ、API機能はリターンする。ディレクトリがロード
されたとき、メッセージは、リクエスト・プログラムに
送られる。他の機能DIR_FREEは、現在のディレ
クトリにより占められているメモリ空間を解放する。機
能DIR_SELECTは、どのディレクトリ・モジュ
ールが後続のAPIコールで使用されるかを示した。機
能DIR_CURRENTは、現在選択されているディ
レクトリにハンドラを戻る。
SPYはDIR_NEW機能と同様である。DIR_S
PY APIコールに応答して、リクエストは、ディレ
クトリ・モジュールのリクエストキューにエンキューさ
れる。しかし、ディレクトリ・モジュールをロードし、
しかも、ディレクトリ・モジュールがロードされたとき
メッセージを送信する代わりに、この機能は、ディレク
トリモジュールがデータフロー(ディレクトリ・モジュ
ールはロードされていない)内で検出されたときにはい
つでもメッセージを送る。また、リクエストは、DIR
_STOP_SPY APIコールが行われるまで、リ
クエストキュー内に残ったままである。DIR_STO
P_SPY APIコールがなされたとき、リクエスト
キュー内にディレクトリ・スパイ・リクエストを検索
し、そのエントリが除去される。これらの機能は、デー
タストリーム内の現在のディレクトリから何らかの変更
をスパイするのに有用である。最後に、現在のディレク
トリについての情報を抽出するためのAPIコール、す
なわちDIR_IDENTIFIERと、DIR_RE
QUIREMENTと、DIR_NB_MODULES
が存在する。
るので、モジュールをロードするためのメモリ割り振り
リクエストは、このコードを考慮しなければならない。
3つのAPIコールがこれを処理するために与えられて
いる。機能MODULE_ALLOCは、CRCまたは
メモリ要件を考慮して、引数としてモジュール識別子を
取り、そのモジュールをロードするための適当なメモリ
容量割り振りをリクエストする。機能MODULE_F
REEは、モジュールにより取られるメモリ領域を解放
する。機能MODULE_CHECKは、ロードされた
モジュールのCRCチェックを行い、その結果を戻す。
これは、CRCがメモリ内にロードされたモジュール内
に埋め込まれているので、何時なされてもよい。
を取り扱い、現在選択されているディレクトリを用いて
それらを識別する。モジュールについての情報を抽出す
るためのAPIコールがあり、それらは、MODULE
_REQUIREMENTとMODULE_SIZE
と、MODULE_FLAGである。これらにより、シ
ステムは、モジュールがロードおよび/または実行する
ことができるか否かを判定する。機能MODULE_R
UNは、先に述べたように実行可能なモジュールをロー
ドし、新しいプロセスを作成し、モジュールのエントリ
ポイントで実行を開始するために使用される。この機能
は、オーディオ・ビデオ対話型プログラムの実行を開始
するためのシステムローダにより使用される。機能MO
DULE_CHAINは、後続の実行可能なモジュール
をロードし、現在のモジュールの実行を終了し、そのエ
ントリポイントで新たにロードされるモジュールの実行
を開始するために使用される。この場合には新しいプロ
セスは生成されるが、実行を開始しない。上述したよう
に、メッセージは、モジュールのロードが完了したと
き、リクエスト・プログラムに送られる。機能MODU
LE_EXECは、新たなプロセスを生成し、MODU
LE_LOAD APIコールにより前にロードされて
いるモジュールの実行をエントリポイントで開始するた
めに使用される。
ロセスと、資源と、変数を用いて新しいモジュールを実
行する。それは、新しいモジュールへの動的なリンクを
与えることにより、モジュール内からのサブルーチンの
ようなコールを許可する。これにより、必要なときだけ
ダイナミックにリンクすることができる、より小さいモ
ジュールにオーディオ・ビデオ対話型プログラムを分割
することができる。MODULE_LINK機能は、リ
ロケーションとジャンプテーブルを保持する。MODU
LE_SPYとMODULE_STOP_SPYは、D
IRECTRY_SPYとDIRECTRY_STOP
_SPYと同様に作動する。ただし、識別されたモジュ
ールに対してである。MODULE_SPY APIコ
ールは、モジュールの識別子を含むリクエストキュー内
にエントリを挿入する。同じ識別子を有するヘッダモジ
ュールがデータストリーム内に検出されたときにはいつ
でも、メッセージがリクエスト・プログラムに送られ
る。これは、MODULE_STOP_SPY API
コールがなされるまで続く。MODULE_STOP_
SPY APIコールに応答して、識別されたモジュー
ルに対するスパイリクエストを含むエントリが、リクエ
ストキューから除去される。MODULE_STOP_
LOAD機能はプロセス内の現在のモジュールロードリ
クエストを停止し、リクエストキューからロードリクエ
ストエントリを除去する。機能FLOW_MESSAG
EとFLOW_STOP_MESSAGEは、データス
トリームに関して、中断されたデータフローか、あるい
はデータフローの終了のような特別な連絡パケットが生
起したとき、メッセージシのリクエストを除去する。そ
のようなイベントが生起したとき、メッセージはリクエ
スト・プログラムに送られる。
システムの初期化を実行し、アプリケーション・プログ
ラムの実行が受信されたオーディオコンポーネントとビ
デオコンポーネントとに同期することを確実にするため
にデータストリームを監視する。図5は、システムロー
ドの初期化機能を示すフロー図である。図5のブロック
52で、(17の)デコーダの種々のハードウェアとソ
フトウェアのコンポーネントが初期化される。また、R
AM412内のロケーションが、種々のデータ構造のた
めに割り振られ初期化される。これらの初期化機能は周
知であり、デコーダの他のソフトウェアコンポーネント
に依存する。システムプログラマは、どのハードウェア
とソフトウェアの初期化が必要か、どのデータ構造が必
要か、初期化をどのように行うかを理解するであろう。
従って、このブロックは以下では詳細に説明しない。
W APIコールが行われる。このAPIコールは、オ
ーディオ・ビデオ対話型プログラム・コンポーネント・
パケットサービス内に現れる次のディレクトリ・モジュ
ールを、RAM412内の割り振られたバッファ内にロ
ードする。このAPIコールは、ディレクトリが後まで
RAM412内にロードされないとしても直ちにシステ
ムローダに戻る。システムローダは、他の機能を実行
し、必要なら、ディレクトリ・モジュールがロードされ
たことを示すメッセージが、イベントマネジャにより、
受信されるまで、APIコール(図示せず)を実行す
る。ブロック56にて、(図1の)デコーダで使用可能
な資源はディレクトリモジュール内で必要な資源を示す
データと比較される。デコーダが、オーディオ・ビデオ
対話型プログラムを実行するだけの資源を有している場
合は、MODULE_RUN APIコールが、上述し
たように、前にロードされているディレクトリモジュー
ル内で識別されるオートスタートコードモジュールをロ
ードするために行われる。再び、APIコールは直ちに
リターンし、コードモジュールは、ある時間が経過する
まで、データストリームから完全にはロードされなくて
もよい。オートスタートコードモジュールが完全にロー
ドされた後、他のタスクが、インタプリタを介してオー
ディオ・ビデオ対話型プログラムを実行するためのマル
チタスクカーネルを用いて周知の方法で生成される。
行信号とディレクトリの変更のためのオーディオ・ビデ
オ対話型プログラムのコンポーネントを監視し始め、以
下に説明するオーディオ・ビデオ対話型プログラムへメ
ッセージを送ることにより、オーディオ・ビデオ対話型
プログラムの実行を制御する。図6は、システムローダ
の監視機能を示す状態遷移図であり、システムローダの
動作を理解するのに有用である。ディレクトリがオーデ
ィオ・ビデオ対話型プログラム・コンポーネント・パケ
ットサービス内で検出された場合は、視聴者が選択した
プログラムは対話型プログラムである。ディレクトリが
RAM412内に一且ロードされ、オートスタートコー
ドモジュールがオーディオ・ビデオ対話型コンポーネン
トパケットサービスからリクエストされると、システム
ローダの制御により、オーディオ・ビデオ対話型プログ
ラムはINACTIVE状態61に入る。INACTI
VE状態61では、アプリケーションを開始するための
全ての資源は割り振られており、アプリケーションは部
分的に、あるいは完全にロードされるが、視聴者との対
話はない。例えば、オートスタートモジュールがロード
されているとき、オーディオ・ビデオ対話型プログラム
はINACTIVE状態61のままである。その上、オ
ートスタートモジュールがロードされた後でさえ、視聴
者はオーディオ・ビデオ対話型プログラムを運ぶチャン
ネルを介してチャンネルを変更するだけであり、オーデ
ィオ・ビデオ対話型プログラムと対話する意図はない。
あるいは、視聴者は対話を決意する前に、オーディオ・
ビデオ対話型プログラムを観察したいかもしれない。ど
の場合にも、リモートコントロールが対話モードではな
く、通常のチャンネル変更モードで働くと言うことが重
要である。これがINACTIVE状態61の目的であ
る。見ているチャンネルが対話型プログラムを放送して
いることを視聴者に知らせるために、特別の対話型プロ
グラムロゴまたはアイコンがオーディオ・ビデオ対話型
ビデオ上に重ね合わされる。
ラムと実際に対話し始めるため、ACTIVATE K
EYと呼ばれる特別なキーがリモートコントロール上に
設けられている。対話型プログラムロゴまたはアイコン
が表示されているとき、視聴者はACTIVATE K
EYを押すことができる。ACTIVATE KEYの
押下に応答して、システムローダはACTIVATEメ
ッセージをACTIVATE状態63に入るオーディオ
・ビデオ対話型プログラムに送る。ACTIVE状態6
3では、インタプリタはそのエントリポイントで、前に
ロードされたオーディオ・ビデオ対話型プログラムを実
際に実行し始める。オーディオ・ビデオ対話型プログラ
ムのオートスタートモジュールが実行を開始するとき、
それは、RAM412内にそれ自身のデータ構造を割り
振り、初期化し、他のコードモジュールおよび/または
データモジュールをロードし、リモートコントロールと
フロントコントロールパネルの全てのユーザアクション
を制御する。
てのユーザ対話を制御するので、それはユーザがチャン
ネルを変更することを妨げるか、あるいは他の通常のリ
モートコントロール機能を実行することを妨げる。通常
のリモートコントロール機能に戻るには、視聴者は、先
ず現在のオーディオ・ビデオ対話型プログラムを停止し
なければならない。視聴者がACTIVATE KEY
を再び押下すると、プログラムは非アクティブにされ
る。このキーの押下に応答して、システムローダは、D
EACTIVATEメッセージを実行中のオーディオ・
ビデオ対話型プログラムに送り、そのプログラムは、A
CTIVE状態63を離れ、INACTIVE状態61
に戻る。再び、特別の対話型プログラムロゴまたはアイ
コンが表示され、オーディオ・ビデオ対話型プログラム
はロードされているが実行されていないということを示
す。視聴者は、その後、チャンネルを変更し、あるいは
他の通常のリモートコントロール機能を実行し、あるい
はACTIVE KEYを再び押下することによりオー
ディオ・ビデオ対話型プログラムを再びアクティブにし
てもよい。こうして、ACTIVATE KEYは、そ
れが押されたとき、ACTIVE状態63とINACT
IVE状態61との間で切り替わるトグルとして働く。
ACTIVEとDEACTIVATEのメッセージはA
CTIVE TO GGLEメッセージとして考えても
よく、その意味(ACTIVEあるいはDEACTIV
E)はACTIVATE KEYが押下されるとき、オ
ーディオ・ビデオ対話型プログラムの状態(それぞれI
NACTIVEまたはACTIVE)に依存する。
CTIVE状態63にて実行されると、その実行を中断
したいときがある。例えば、非対話型コマーシャルが放
送されるべきとき、送信されたオーディオとビデオは
(図1の)デコーダ10により生成される音やグラフィ
ックスとは一致せず、視聴者が、通常通り、リモートコ
ントロールを使用することができることが望ましい。し
かしながら、アプリケーションのプログラマはそのよう
な中断が必要となることを前もって知ることはできな
い。こうして、この場合、オーディオ・ビデオ対話型プ
ログラムとは独立な放送機器はオーディオ・ビデオ対話
型プログラム・コンポーネント・パケットサービス内に
中断信号パケットと呼ばれる(上記のような)特別の信
号パケットを繰り返し含めてもよい。このような各パケ
ットは現在実行中のオーディオ・ビデオ対話型プログラ
ムが実行を中断すべきであるということを示すデータを
含んでいる。
を介して、システムローダは、そのようなパケットがオ
ーディオ・ビデオ対話型プログラム・コンポーネント・
パケットサービス内で認識されたときにはいつでもメッ
セージを受信する。例えば、中断信号パケットが受信さ
れたとき、システムローダは、中断信号メッセージを受
信し、最初の中断信号メッセージに応答してオーディオ
・ビデオ対話型プログラムにSUSPENDメッセージ
を送り、そのプログラムは、実行を中断してSUSPE
NDED状態65に入る。SUSPENDED状態65
では、オーディオ・ビデオ対話型プログラムの実行は、
それを、中断されたポイントから再び開始することがで
きるように停止する。すなわち、オーディオ・ビデオ対
話型プログラムを実行するために必要な資源の全てが割
り当てられたままであり、オーディオ・ビデオ対話型プ
ログラムの実行状態はRAM412内のあるロケーショ
ンに格納される。また、前に実行中の対話型プログラム
が中断されたが、許可されたとき回復の用意ができてい
ることを示す第2のロゴまたはアイコンが現在のビデオ
画像上に重ね合わされる。
ル)が終わったとき、放送機器はオーディオ・ビデオ対
話型プログラム・コンポーネント・パケットサービス内
に中断信号パケットを含めることを止める。システムロ
ーダは、中断信号メッセージを受信することなく予め決
められた期間後、オーディオ・ビデオ対話型プログラム
にCONTINUEメッセージを送り、そのプログラム
は前に中断されたところから実行を再開して、上記のA
CTIVE状態63に入る。
E信号構成の他の実施例は、放送機器がオーディオ・ビ
デオ対話型プログラムの実行を中断することを望むと
き、オーディオ・ビデオ対話型プログラム・コンポーネ
ント・パケットサービス内に単一の中断信号パケットを
含めることである。その後、放送機器は、オーディオ・
ビデオ対話型プログラムの実行を再開することが望まれ
るとき、オーディオ・ビデオ対話型プログラム・コンポ
ーネント・パケットサービス内に継続信号パケットと呼
ばれる他の特別な信号パケットを含める。このパケット
は現在中断されているオーディオ・ビデオ対話型プログ
ラムが実行を再開することを指令するデータを含む。シ
ステムローダは、継続信号パケットを認識し、オーディ
オ・ビデオ対話型プログラムにCONTINUEメッセ
ージを送り、そのプログラムは実行を再開し、上述した
ようにACTIVE状態63に入る。
対話型プログラムの実行を停止することも可能である。
プログラム中断ロゴまたはアイコンが表示されていると
き、視聴者が、DEACTIVATEメッセージを、中
断されたオーディオ・ビデオ対話型プログラムに送り、
そのプログラムは上述したINACTIVE状態61に
入る。視聴者がACTIVATE KEYを押したと
き、プログラムは、INACTIVE状態61から実行
を再開するだけであり、システムローダにオーディオ・
ビデオ対話型プログラムに対してACTIVATEメッ
セージを送らせ、そのプログラムにACTIVE状態6
3に入らせる。システムローダが依然として中断信号パ
ケットを受信している場合は、別のSUSPENDメッ
セージが直ちにオーディオ・ビデオ対話型プログラムに
送られ、そのプログラムは再びSUSPENDED状態
65に入る。INACTIVE状態61と、ACTIV
E状態63と、SUSPENDED状態65は、オーデ
ィオ・ビデオ対話型プログラムがシステムローダから送
られるメッセージに応答して切り替わる状態である。し
かしながら、システムローダにより直接コントロールさ
れて入る2つの他の状態が存在する。
の実行の終了に到達することができる。例えば、放送機
器は、実行終了信号パケットと呼ばれる他の特別な信号
パケットをオーディオ・ビデオ対話型プログラム・コン
ポーネント・パケットサービスに含めてもよい。システ
ムローダは、実行終了信号パケットがオーディオ・ビデ
オ対話型プログラム・コンポーネント・パケットサービ
ス内に認識された時、FLOW_MESSAGE AP
Iコールを介して実行終了メッセージを受信する。実行
終了メッセージに応答して、システムローダは、EXI
Tメッセージをオーディオ・ビデオ対話型プログラムに
送る。オーディオ・ビデオ対話型プログラムが、INA
CTIVE状態61か、ACTIVE状態63か、ある
いはSUSPENDED状態65のどの状態にあるかに
かかわらず、オーディオ・ビデオ対話型プログラムは、
その資源の割り振りを解除し、(図1の)デコーダ10
からそれ自体の全てのレコードを除去することによりE
XITメッセージに応答する。このプログラムはHAL
TED状態69に入ったと思い、デコーダ10から消え
る。プログラムそれ自身がユーザコマンドを介してある
いはそれ自身の実行により、その実行が終了に達したこ
とを認識することができる場合もある。オーディオ・ビ
デオ対話型プログラムがその実行の終了を認識したと
き、EXITメッセージが受信された場合に行われる同
じ処理を行い、それ自身によりHALTED状態69に
入る。
USPENDED状態にあるとき、別の対話型オーディ
オ・ビデオ対話型プログラムを、オーディオ・ビデオ対
話型プログラム・コンポーネント・データフロー上で受
信することが可能である。例えば、オーディオ・ビデオ
対話型プログラムがコマーシャルにより中断されていれ
ば、そのコマーシャルはそれ自身対話型プログラムであ
ってもよいし、ユーザが別のオーディオ・ビデオ対話型
プログラムを放送するチャンネルにチャンネルを変更し
てもよい。これら両方の場合は、新しいオーディオ・ビ
デオ対話型プログラムはディレクトリ・モジュールを含
み、中断されたオーディオ・ビデオ対話型プログラムの
ディレクトリ・モジュールとは異なる。
Iコールを介して、ディレクトリがオーディオ・ビデオ
対話型プログラム・コンポーネント・パケットサービス
内に検出されるときにはいつでもメッセージを受信す
る。システムローダは、現在アクティブなディレクトリ
を検出されたばかりのディレクトリと比較する。システ
ムローダが、別のディレクトリがオーディオ・ビデオ対
話型プログラム・コンポーネント・パケットサービス内
に存在すると認識すると、それはそのディレクトリによ
り表わされるオーディオ・ビデオ対話型プログラムのロ
ードを始める。
オーディオ・ビデオ対話型プログラムに送られ、プログ
ラム・コンポーネント・パケットサービスはそのプログ
ラムをもはや放送していないということ、あるいはプロ
グラムは“フローを失った”ということを示す。このメ
ッセージは現在実行しているプログラムがそれ自身を最
小にするリクエストであり、すなわちMINIMIZE
メッセージである。MINIMIZEメッセージに応答
して、現在中断しているオーディオ・ビデオ対話型プロ
グラムは、先ずその現在の実行状態と環境を、持続時間
とオーディオ・ビデオ対話型プログラムの識別子を含め
て、RAM412内の小さいブロック内に格納する。こ
れらについては以下に説明する。それから、中断された
プログラムはその資源の割り振りを開始する。最小化さ
れたオーディオ・ビデオ対話型プログラムはどんなコー
ドも含まず、メッセージに応答して状態を変更すること
はできず、それ自身再スタートすることもできない。
クトリとオートスタートモジュールをロードし、新しい
オーディオ・ビデオ対話型プログラムをINACTIV
E状態61におき、先に説明したように対話型プログラ
ムロゴまたはアイコンを表示する。視聴者は、ACTI
VATE KEYを押すことにより、この新しいオーデ
ィオ・ビデオ対話型プログラムとの対話を開始あるいは
停止することができ、そのプログラムをそれ自身中断し
てもよいし継続してもよい。
る。例えば、この新しいオーディオ・ビデオ対話型プロ
グラムは、中断された場合、さらに他のオーディオ・ビ
デオ対話型プログラムがオーディオ・ビデオ対話型プロ
グラム・コンポーネント・パケットサービス内に検出さ
れた場合、最小化することができる。この場合、メモリ
の他のブロックが割り振られ、オーディオ・ビデオ対話
型プログラムの実行状態と環境が、その識別子と継続時
間と共に、このメモリブロックに格納される。その後先
に説明したように、新たに検出されたプログラムの実行
状態と環境を含む全てのメモリブロックを格納するのに
必要なメモリ量によってのみ制限される。
するか、あるいは前にロードされているディレクトリ・
モジュールにより表わされるプログラムを実行するのに
十分な使用可能なメモリ空間がない場合であって、しか
も、最小化されたプログラムを表わす割り振られたメモ
リブロックがある場合には、システムローダは充分なメ
モリ空間を得るという意図で、(最も古いメモリブロッ
クの割り振りを最初に解除するか、あるいは、元のアプ
リケーションにより拡張可能とマークされたメモリブロ
ックの割り振りを最初に解除するというような)アルゴ
リズムにしたがって、メモリブロックの全て、あるいは
いくらかの割り振りを自動的に解除することができる。
あるいは、システムローダは、視聴者に最小化されたア
プリケーションのリストを提供し、削除すべきアプリケ
ーションを視聴者が選択することができるようにしても
よい。そして、選択された最小化アプリケーションを表
すブロックは、充分なメモリ空間を得るため割り振りが
解除される。
オ対話型プログラムの実行状態と環境を含むメモリブロ
ックは、メモリ内に割り振られたままである。上述した
ように、そのようなメモリブロック内には継続時間があ
る。あるブロック内の継続時間を超えたとき、前に最小
化されたオーディオ・ビデオ対話型プログラムはタイム
アウトする。この場合、そのプログラムはHALTED
状態69に入ったと考えられ、実行状態と環境を含むメ
モリブロックは割り振りが解除され、前に最小化された
オーディオ・ビデオ対話型プログラムの全ての記録は失
われる。
は、前に最小化されたオーディオ・ビデオ対話型プログ
ラムのディレクトリと、コードモジュールと、データモ
ジュールを含むオーディオ・ビデオ対話型プログラム・
コンポーネントを再び受信することができるか、あるい
はそのオーディオ・ビデオ対話型プログラムは“フロー
を再取得”することができる。例えば、対話型コマーシ
ャルが終了し、HALTED状態69に入ってもよい
し、視聴者がこのチャンネルにチャンネルを戻してもよ
い。システムローダは、“新しい”ディレクトリをオー
ディオ・ビデオ対話型プログラム・コンポーネント・パ
ケットサービス内にロードし始める。新しいディレクト
リがロードされるといつでも、アプリケーション識別子
とRAM412内に現在格納されている実行状態と環境
を含む全てのブロック内の識別子とが比較される。一致
するブロックが見つかった場合は、コードモジュールと
データモジュールがロードされ、オーディオ・ビデオ対
話型プログラムはINACTIVE状態61におかれ
る。しかし、その実行状態は、それが最小化される直前
の実行状態に更新される。視聴者がACTIVATE
KEYを押すと、オーディオ・ビデオ対話型プログラム
はACTIVE状態63に入り、それが前に停止された
場所から実行を開始する。このようにして、他のオーデ
ィオ・ビデオ対話型プログラムをランするためオーディ
オ・ビデオ対話型プログラムを一時的に停止してもよ
く、それから両方のプログラムのために充分な資源を必
要とすることなくメモリ内に同時に残るように再開して
もよい。
パケットストリームを受信するオーディオ・ビデオ対話
型受信機において、オーディオ・ビデオ対話型プログラ
ムを効率的に実行する制御方法が得られる。
コーダの一部を示すブロック図である。
ソフトウェアの構造を示す図である。
コンポーネントからモジュールを抽出することを理解す
る際に有用なフロー図とメモリレイアウト図である。
コンポーネントからモジュールを抽出することを理解す
る際に有用な部分的にブロック形式の、また部分的にメ
モリレイアウト形式の図である。
ある。
示す状態遷移図である。
Claims (18)
- 【請求項1】 ディレクトリとディレクトリ中に関連す
る識別子を有するオーディオ・ビデオ対話型プログラム
とを含むパケットストリームを受け取るオーディオ・ビ
デオ対話型受信機において、オーディオ・ビデオ対話型
プログラムの実行を制御する方法であって、 パケットストリーム中のオーディオ・ビデオ対話型プロ
グラムの存在に応答して、メモリにオーディオ・ビデオ
対話型プログラムをロードするステップと、 ロードされたオーディオ・ビデオ対話型プログラムの実
行を開始するステップと、 異なるオーディオ・ビデオ対話型プログラムを識別する
ディレクトリがパケットストリーム中に検出されると
き、実行中のオーディオ・ビデオ対話型プログラムを最
小化するステップとを含む、前記方法。 - 【請求項2】 実行中のオーディオ・ビデオ対話型プロ
グラムを最小化するステップが、 オーディオ・ビデオ対話型プログラムの実行を停止する
ステップと、 オーディオ・ビデオ対話型プログラムの識別子と、オー
ディオ・ビデオ対話型プログラムの実行状態および環境
とをメモリのブロックに貯えるステップと、 メモリからオーディオ・ビデオ対話型プログラムをアン
ロードするステップとを含む、請求項1記載の方法。 - 【請求項3】 オーディオ・ビデオ対話型プログラムを
ロードするステップが、 オーディオ・ビデオ対話型プログラムの識別子に一致す
る識別子を含んでいるブロックについて予め貯えられた
メモリ・ブロックをサーチするステップと、 一致するメモリ・ブロックが存在すると、ロードされた
オーディオ・ビデオ対話型プログラムの実行状態と環境
をメモリの一致するブロックのものにセットするステッ
プとを含む、請求項2記載の方法。 - 【請求項4】 パケットストリームが更に実行信号を含
んでおり、かつパケットストリーム中の終り実行信号に
応答してメモリからオーディオ・ビデオ対話型プログラ
ムをアンロードするステップを含んでいる、請求項1記
載の方法。 - 【請求項5】 パケットストリームが更に実行信号を含
んでおり、更に、 パケットストリーム中の中断実行信号に応答して、オー
ディオ・ビデオ対話型プログラムの実行を中断するステ
ップと、 パケットストリーム中の継続実行信号に応答して、予め
中断されたオーディオ・ビデオ対話型プログラムの実行
を継続するステップとを含んでいる、請求項1記載の方
法。 - 【請求項6】 パケットストリーム中の終了実行信号に
応答して、実行を中止し、かつメモリからオーディオ・
ビデオ対話型プログラムをアンロードするステップを更
に含んでいる、請求項5記載の方法。 - 【請求項7】 オーディオ・ビデオ対話型プログラムと
実行信号を含んでいるオーディオ・ビデオ対話型受信機
において、オーディオ・ビデオ対話型プログラムの実行
を制御する方法であって、 パケットストリーム中のオーディオ・ビデオ対話型プロ
グラムの存在に応答して、メモリにオーディオ・ビデオ
対話型プログラムをロードするステップと、 ロードされたプログラムの実行を開始するステップと、 パケットストリーム中の終了実行信号に応答して、実行
を停止し且つメモリからオーディオ・ビデオ対話型プロ
グラムをアンロードするステップとを含んでいる、前記
方法。 - 【請求項8】 パケットストリーム中の終了実行信号が
終了実行信号パケットにより表される、請求項7記載の
方法。 - 【請求項9】 パケットストリーム中の中断実行信号に
応答して、オーディオ・ビデオ対話型プログラムの実行
を中断するステップと、 パケットストリーム中の継続実行信号に応答して、予め
中断されたオーディオ・ビデオ対話型プログラムの実行
を継続するステップとを更に含んでいる、請求項7記載
の方法。 - 【請求項10】 パケットストリーム中の中断実行信号
が、中断時間期間の間、反復性の中断実行信号パケット
により表わされ、かつ継続実行信号が非反復性の中断実
行信号パケットにより表わされる、請求項9記載の方
法。 - 【請求項11】 パケットストリーム中の中断実行信号
が中断実行信号パケットにより表わされ、かつ継続実行
信号が継続実行信号パケットにより表わされる、請求項
9記載の方法。 - 【請求項12】 オーディオ・ビデオ対話型プログラム
と実行信号を含み、且つオーディオ・ビデオ対話型プロ
グラムの実行を制御する実行コントローラを含んでいる
パケットストリームを受け取るオーディオ・ビデオ対話
型受信機において、オーディオ・ビデオ対話型プログラ
ムの実行を制御する方法であって、 実行コントローラにおいて、 パケットストリーム中のオーディオ・ビデオ対話型プロ
グラムの存在に応答して、メモリにオーディオ・ビデオ
対話型プログラムをロードするステップと、 ユーザの入力に応答して、アクティベイト・トグル・メ
ッセージをオーディオ・ビデオ対話型プログラムに送る
ステップと、 パケットストリーム中の終了実行信号に応答して、出口
メッセージをオーディオ・ビデオ対話型プログラムに送
るステップと、 パケットストリーム中に中断実行信号に応答して、オー
ディオ・ビデオ対話型プログラムに中断メッセージを送
るステップと、 パケットストリーム中の継続実行信号に応答して、オー
ディオ・ビデオ対話型プログラムに継続メッセージを送
るステップと、 オーディオ・ビデオ対話型プログラムにおいて、 オーディオ・ビデオ対話型プログラムが非作動である非
作動状態;オーディオ・ビデオ対話型プログラムが実行
中である作動状態;オーディオ・ビデオ対話型プログラ
ムの実行が中断されている中断状態;の中の1つにおい
て実行するステップと、 メモリにオーディオ・ビデオ対話型プログラムをロード
するのに応答して、非作動状態に入るステップと、 出口メッセージに応答して、実行を中止し、メモリから
オーディオ・ビデオ対話型プログラムをアンロードする
ステップと、 非作動状態にあるとき、能動トグル・メッセージに応答
して、作動状態に入るステップと、 作動状態にあるとき、能動トグル・メッセージに応答し
て、非作動状態に入るステップと、 中断メッセージに応答して、中断状態に入るステップ
と、 継続メッセージに応答して、作動状態に入るステップ
と、 能動トグル・メッセージに応答して、非作動状態に入る
ステップとを含んでいる、前記方法。 - 【請求項13】 パケットストリーム中の中断実行信号
が、中断時間の間、反復性の中断実行信号パケットによ
り表わされ、かつ継続実行信号が非反復性中断実行信号
パケットにより表わされ、 実行コントローラにおいて中断メッセージを送るステッ
プが第1の中断実行信号パケットに応答して中断メッセ
ージを送るステップを含み、 実行コントロールにおいて継続メッセージを送るステッ
プが、中断実行信号パケットが受け取られてない所定時
間期間の後、継続メッセージを送るステップを含む、請
求項12記載の方法。 - 【請求項14】 パケットストリーム中の中断実行信号
が中断実行信号パケットにより表わされ、かつ継続実行
信号が継続実行信号パケットにより表され、 実行コントローラにおいて中断メッセージを送るステッ
プが、中断実行信号パケットに応答して中断メッセージ
を送るステップと、 実行コントローラにおいて継続メッセージを送るステッ
プが、継続実行信号パケットに応答して継続メッセージ
を送るステップとを含む、請求項12記載の方法。 - 【請求項15】 ユーザの制御の下に、複数のパケット
ストリームの中の1つを選択的に受け取るオーディオ・
ビデオ対話型受信機において、各パケットストリーム
は、識別子と実行信号を有するオーディオ・ビデオ対話
型プログラムを含んでおり、前記受信機はオーディオ・
ビデオ対話型プログラムの実行を制御する実行コントロ
ーラを含んでおり、オーディオ・ビデオ対話型プログラ
ムの実行を制御する方法が、 実行コントローラにおいて、 複数のパケットストリームの選択された1つにおいてオ
ーディオ・ビデオ対話型プログラムの存在に応答して、
メモリにオーディオ・ビデオ対話型プログラムをロード
し、メモリの各ロケーションにロードされたアプリケー
ション・プログラムの識別子を貯え、最小化されたオー
ディオ・ビデオ対話型プログラムの識別子を含んでいる
メモリに予め貯えられたブロックをサーチし、ブロック
に含まれている識別子がメモリにロードされたオーディ
オ・ビデオ対話型プログラムの識別子に一致すると、新
しくロードされたオーディオ・ビデオ対話型プログラム
の実行状態と環境を一致するブロックに含まれている実
行状態と環境にセットするステップと、 ユーザ入力に応答してオーディオ・ビデオ対話型プログ
ラムに能動トグル・メッセージを送るステップと、 複数のパケットストリームの選択された1つにおける終
了実行信号に応答し、オーディオ・ビデオ対話型プログ
ラムに出口メッセージを送るステップと、 複数のパケットストリームの選択された1つにおける中
断実行信号に応答してオーディオ・ビデオ対話型プログ
ラムに中断メッセージを送るステップと、 複数のパケットストリームの中の選択された1つにおけ
る継続実行信号に応答し、オーディオ・ビデオ対話型プ
ログラムに継続メッセージを送るステップと、 メモリの各ロケーション中の識別子とは異なる識別子を
有するデータストリームにおけるオーディオ・ビデオ対
話型プログラムの存在に応答して、オーディオ・ビデオ
対話型プログラムに最小化メッセージを送るステップ
と、 オーディオ・ビデオ対話型プログラムにおいて、 オーディオ・ビデオ対話型プログラムが非作動である非
作動状態;オーディオ・ビデオ対話型プログラムが実行
中である能動状態;オーディオ・ビデオ対話型プログラ
ムの実行が中断している中断状態;オーディオ・ビデオ
対話型プログラムの実行を中止し;次いで、オーディオ
・ビデオ対話型プログラムの識別子と、オーディオ・ビ
デオ対話型プログラムの実行状態および環境とをメモリ
のブロックに貯え、それからメモリからオーディオ・ビ
デオ対話型プログラムをアンロードするステップを含む
最小化状態;の中の1つにおいて実行するステップと、 メモリにオーディオ・ビデオ対話型プログラムをロード
するのに応答して、非作動状態に入るステップと、 出力メッセージに応答して、実行を中止し、メモリから
オーディオ・ビデオ対話型プログラムをアンロードする
ステップと、 非作動状態のとき、能動トグル・メッセージに応答し
て、能動状態に入るステップと、 能動状態にあるとき、 能動トグル・メッセージに応答して、非作動状態に入る
ステップと、 中断メッセージに応答して、中断状態に入るステップ
と、 中断状態にあるとき、 継続メッセージに応答して能動状態に入るステップと、
作動トグル・メッセージに応答して非作動状態に入る
ステップと、 最小化メッセージに応答して最小化状態に入るステップ
とを含んでいる、前記方法。 - 【請求項16】 アプリケーション・プログラムにおい
て最小化状態で実行するステップにおける貯えるステッ
プが、 メモリのブロックに貯えられたデータがメモリに留まる
時間の期間を示す時間期間をメモリのブロックに貯え、
該時間期間が経過したのち、メモリのブロックに貯えら
れたデータを取り除くステップを更に含んでいる、請求
項15記載の方法。 - 【請求項17】 複数のパケットストリーム中の選択さ
れた1つにおける中断実行信号が、中断時間期間の間、
反復性の中断実行信号パケットにより表わされ、かつ継
続実行信号が非反復性の中断実行信号パケットにより表
わされ、 実行コンローラにおいて中断メッセージを送るステップ
が、第1の中断実行信号パケットに応答して中断メッセ
ージを送るステップを含み、 実行コントローラにおいて継続メッセージを送るステッ
プが、中断実行信号パケットが受け取られない所定の時
間期間の後、継続メッセージを送るステップを含む、請
求項15記載の方法。 - 【請求項18】 中断実行信号が中断実行信号パケット
により表わされ、継続実行信号が継続実行信号パケット
により表わされ、 実行コントローラにおいて中断メッセージを送るステッ
プが、中断実行信号パケットに応答して中断メッセージ
を送るステップを含み、 実行コントローラにおいて継続メッセージを送るステッ
プが、継続実行信号パケットに応答して継続メッセージ
を送るステップを含む、請求項15記載の方法。
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