JPH0851340A - 同調増幅回路 - Google Patents

同調増幅回路

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JPH0851340A
JPH0851340A JP18714594A JP18714594A JPH0851340A JP H0851340 A JPH0851340 A JP H0851340A JP 18714594 A JP18714594 A JP 18714594A JP 18714594 A JP18714594 A JP 18714594A JP H0851340 A JPH0851340 A JP H0851340A
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JP
Japan
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equation
circuit
parallel
resonance circuit
amplifier circuit
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Application number
JP18714594A
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English (en)
Inventor
Yuichi Ichikawa
裕一 市川
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Taiyo Yuden Co Ltd
Original Assignee
Taiyo Yuden Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高いQを得られる同調増幅回路を提供するこ
と。 【構成】 LC並列共振回路4とLC直列共振回路7を
並列に接続した同調増幅回路を構成した。 【効果】 使用するインダクタンス素子及びキャパシタ
ンス素子のQが低くても、非常に高いQをもつ同調増幅
回路を構成することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、同調増幅回路に関し、
特に高いQを得られる同調増幅回路に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、高周波の同調増幅回路では、イン
ダクタンス素子とキャパシタンス素子とを並列接続した
LC並列共振回路が主に使用されていた。
【0003】図2に、従来例の同調増幅回路の構成図を
示す。図において、1はNPN型のトランジスタ、2は
インダクタンス素子、3はキャパシタンス素子である。
インダクタンス素子2とキャパシタンス素子3は並列接
続され周知のLC並列共振回路4を構成し、これはトラ
ンジスタ1のエミッタ−コレクタ間に接続され、エミッ
タ接地の同調増幅回路が構成されている。
【0004】この同調回路のyパラメータ等価回路を図
3に示す。この等価回路において、E1 は入力電圧、E
2 は出力電圧、y11は入力アドミタンス、y22は出力ア
ドミタンス、y12は逆伝達アドミタンス、y21は順伝達
アドミタンスである。
【0005】ここで、出力電圧E2 は(1) 式に示すよう
に入力電圧E1 によって表される。式(1) において、L
はインダクタンス素子2のインダクタンスであり、また
Cはキャパシタンス素子3のキャパシタンスである。
【0006】
【数1】 また、出力アドミタンスy22を(2) 式に示すように、コ
ンダクタンスg22とサセプタンスC22によって表すと、
電圧利得Avは(3) 式によって表される。
【0007】
【数2】
【数3】 同調を取ろうとする狭い周波数範囲で、コンダクタンス
22及びサセプタンスC22は、ほぼ一定と考えられるの
で、電圧利得Avの絶対値は、(4) 式によって表され、
共振角周波数ω0 (=1/{L(C22+C)}1/2 )で
最大となり、その値は、次の(5) 式によって表される。
【0008】
【数4】
【数5】 また、帯域幅B(rad/s)は、次の(6) 式によって表さ
れる。ここで、Qは同調回路のQである。
【0009】
【数6】
【0010】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、LC
並列共振回路を用いた同調増幅回路では、使用するイン
ダクタンス素子及びキャパシタンス素子のQが低いた
め、同調回路のQも低くなってしまっていた。
【0011】本発明の目的は上記の問題点に鑑み、高い
Qを得られる同調増幅回路を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために、インダクタンス素子とキャパシタンス素
子とを並列接続したLC並列共振回路と、インダクタン
ス素子とキャパシタンス素子とを直列接続したLC直列
共振回路とを備えると共に、前記LC並列共振回路とL
C直列共振回路とを並列接続した同調増幅回路を提案す
る。
【0013】
【作用】本発明によれば、同調増幅回路はLC並列共振
回路とLC直列共振回路を備え、これらは並列接続され
る。これにより、前記同調回路の共振周波数は前記LC
並列共振回路とLC直列共振回路の双方のインダクタン
ス素子とキャパシタンス素子の値に依存したものとな
る。
【0014】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の一実施例を説
明する。図1は本発明の一実施例の同調増幅回路を示す
構成図、図4はそのyパラメータ等価回路である。図に
おいて、前述した従来例と同一構成部分は同一符号をも
って表しその説明を省略する。また、従来例との相違点
は、インダクタンス素子5とキャパシタンス素子6を直
列接続してなるLC直列共振回路7を設けると共に、こ
のLC直列共振回路をLC並列共振回路4に対して並列
に接続したことにある。即ち、インダクタンス素子5の
一端はキャパシタンス素子6を介してトランジスタ1の
コレクタに接続され、他端はトランジスタ1のエミッタ
に接続されている。
【0015】ここで、本実施例におけるエミッタ−コレ
クタ間電圧E2 は次の(7) 式によって、また最終出力電
圧E3 は次の(8) 式によってそれぞれ表される。式(7)
(8)において、Lx はインダクタンス素子5のインダク
タンスであり、またCx はキャパシタンス素子6のキャ
パシタンスである。
【0016】
【数7】
【数8】 また、前述と同様にして、出力アドミタンスy22を(2)
式に示すようにコンダクタンスg22とサセプタンスC22
によって表すと、電圧利得Avは次の(9) 式によって表
される。
【0017】
【数9】 ここで、Cx <<ωであるから、Cx /ωはほぼ0とな
り、電圧利得Avは次の(10)式によって表される。
【0018】
【数10】 式(10)において、分母の実数部が0になる条件(次の(1
1)式から導き出される角周波数ω)を求めると、このと
きの角周波数ωは次の(12)式によって表される。
【0019】
【数11】
【数12】 同様にして、式(10)において、分母の虚数部が0になる
条件(次の(13)(14)式から導き出される角周波数ω)を
求めると、このときのそれぞれの角周波数ωは次の(15)
(16)式によって表される。
【0020】
【数13】
【数14】
【数15】
【数16】 (12)式及び(15)式から、角周波数ω={1/(Lx Cx
1/2 }において前記(10)式の分母は0になり、電圧
利得Av及びQが無限大となる。
【0021】さらに、同調特性を完全にするために、前
記(15)式で表される角周波数ωと前記(16)式で表される
角周波数ωが等しくなる条件を求めると、次の(17)式が
得られる。
【0022】
【数17】 従って、同調を取る角周波数をω0 とすると、次の(18)
式を満たすようにL,C,Lx ,Cx の各値を設定する
ことにより、角周波数ω0 において同調を完全にとるこ
とができると共に、電圧利得Av及びQを無限大にする
ことができる。
【0023】
【数18】 尚、図5に示すように、本実施例におけるインダクタン
ス素子5とキャパシタンス素子6の接続位置を入れ換え
ても同様の効果を得ることができる。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、L
C並列共振回路とLC直列共振回路が、例えば並列接続
され、前記同調回路の共振周波数は前記LC並列共振回
路とLC直列共振回路の双方のインダクタンス素子とキ
ャパシタンス素子の値に依存したものとなるので、使用
するインダクタンス素子及びキャパシタンス素子のQが
低くても、非常に高いQをもつ同調増幅回路を構成する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の同調増幅回路を示す構成図
【図2】従来例の同調増幅回路を示す構成図
【図3】従来例のyパラメータ等価回路を示す図
【図4】本発明の一実施例のyパラメータ等価回路を示
す図
【図5】本発明の他の実施例を示す構成図
【符号の説明】
1…トランジスタ、2…インダクタンス素子、3…キャ
パシタンス素子、4…LC並列共振回路、5…インダク
タンス素子、6…キャパシタンス素子、7…LC直列共
振回路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インダクタンス素子とキャパシタンス素
    子とを並列接続したLC並列共振回路と、インダクタン
    ス素子とキャパシタンス素子とを直列接続したLC直列
    共振回路とを備えると共に、前記LC並列共振回路とL
    C直列共振回路とを並列接続したことを特徴とする同調
    増幅回路。
JP18714594A 1994-08-09 1994-08-09 同調増幅回路 Pending JPH0851340A (ja)

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JP18714594A JPH0851340A (ja) 1994-08-09 1994-08-09 同調増幅回路

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JPH0851340A true JPH0851340A (ja) 1996-02-20

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ID=16200916

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005057780A1 (ja) * 2003-12-10 2005-06-23 Sony Corporation 増幅器並びに通信装置

Cited By (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005057780A1 (ja) * 2003-12-10 2005-06-23 Sony Corporation 増幅器並びに通信装置
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A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20020129