JPH08512020A - トロンビン阻害因子、その製造および治療、予防および診断用途への応用 - Google Patents

トロンビン阻害因子、その製造および治療、予防および診断用途への応用

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JPH08512020A JP6522738A JP52273894A JPH08512020A JP H08512020 A JPH08512020 A JP H08512020A JP 6522738 A JP6522738 A JP 6522738A JP 52273894 A JP52273894 A JP 52273894A JP H08512020 A JPH08512020 A JP H08512020A
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ロッシー、アルマンド
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Abstract

(57)【要約】 ヒルジンの触媒部位および非触媒部位のいずれにも結合できるアミノ酸25〜27個を有するペプチド。

Description

【発明の詳細な説明】 トロンビン阻害因子、その製造および治療、予防および診断用途への応用 本発明は、トロンビン阻害因子、その製造および治療、予防および診断用途へ の応用に関する。 トロンビンは、各種の重要な生理学的機能に関係するセリン−プロテアーゼで ある〔フェントン(Fenton, J.W.(1981)Annal.N.Y.Acad.Sci.,370,468-4 95);バー サビットら(Bar Savit,R.and Wilner,G.D.(1986)Int.Rev.E xp.Pathol.,29,213-241)〕。 トロンビンは、血液凝固に関与するだけでなく、その他の活性、なかでもin vitro において繊維芽細胞の強い分裂促進シグナルを有し、またこれは単核細胞 に対して走化作用を及ぼす(バー サビット)。 トロンビンは、神経芽細胞腫細胞中のcGMP形成を促進する〔スナイダーら (Snider,R.M.et al.(1984),J.Biol.Chem.,259,9078-9081);スナイダ ー(Snider,R.M.(1986),Ann.N.Y.Acad.Sci.,485,310-313)〕。これ は神経細胞分化の制御にも関する〔ガービッツら(Gerwitz,D.and Cunningham ,D.D.(1988),Proc.Natl.Acad.Sci.,85,3440-3444)〕。 トロンビンはガンの促進に関与すると考えられ、これはその消化生成物である フィブリンが腫瘍成長の基 質として作用する性質のためである〔ファランガら(Falanga A.et al.(1985 ),Biochemistry,24,5558-67);ゴードンら(Gordon,S.G.et al.(1985) ,Blood,66,1261-65);ファランガら(Falanga A.et al.(1988),Blood,7 1,870-75)〕。 健康への危険が高い多くの症状、例えば心筋梗塞、血栓、末梢血管閉塞などは 、トロンビン活性の制御を必要とする。 血液中のトロンビンの生理学的阻害因子は、アンチトロンビンIIIであるが 、これによってトロンビンは殆ど阻害されない〔ローゼンベルグ(Rosenberg,R. D.(1977),Fed.Proc.,Fed.Am.Soc.Exp.Biol.,36,10-18)〕。ヘパリン はトロンビン活性化速度を少なくとも3〜4倍は高くし〔オルソンら(Olson,S. T. and Shore,J.D.(1982),J.Boil.Chem.,257,14891-14895)〕、従っ て、これは治療薬、例えばトロンビン活性が血栓の発生または拡大の原因となる 静脈血栓塞栓症に対して一般に用いられている。 しかし、ヘパリンの使用には欠点もある。これはアンチトロンビンIIIを持 たない患者には効果がなく、また血液内の半減期が短い。これは血小板が仲介す る動脈血栓症または止血栓形成を防ぐことはできない〔サルズマンら(Salzman, E.W.et al.(1980),J.Clin.Invest.,65,64-73);ハンソンら(Hanson,R .S. and Harker,L.A.(1988),Proc.Natl.Acad.Sci.,USA,85,3184-3188)〕 。上記、あるいは別の欠点のために、トロンビンの迅速な不活性化に有効な別の 化合物の探究が求められている。 医用ビルのHirudo medicinalisの唾液腺から分泌される分子量6950のポリ ペプチドであるヒルジンは、単鎖アミノ酸(a,a)約65個を含むポリペプチド 類に属し、強い特異的トロンビン阻害因子である〔チャンら(Chang,J.Y.(198 3),FEBS,164(2),307-313);コンノら(Konno S.et al.,G.B.1988,Arch .Bioch.Biophys.267,158-166);フェントンら(FentonJ.W.et al.,(1988 )Biochemistry,27,7106-7112);ストーンら(Stone,S.R.et al.(1986), Biochemistry,25,4622-4628)〕。ヒルジンはトロンビンと結合し(Ki=6. 3x10−11M)、1:1非共有結合複合体を形成する。この相互作用は、酵 素触媒部位とは異なる部位で起こるが、ヒルジンは活性部位でも付加的に結合す る。従って、ヒルジン自体の内に、3種の異なる領域が認められる。i)トロン ビン触媒部位内に浸透するN−末端断片、ii)主としてトロンビンの陽イオン グルーブに結合する約18残基のC−末端断片、iii)N−およびC−末端領域 のスペーサーとして作用する中心核(残基5〜48)。 ヒルジンは凝固防止剤および抗血栓剤として有効に 使用されている。ヘパリンとは異なり、ヒルジンはアンチトロンビンIIIのよ うな内在性共同因子を必要とせず、血小板因子または他の抗ヘパリン作用を有す る物質により結合あるいは不活性化されない。ヒルジンは出血の副作用がない点 がヘパリンとは異なる。 上記の長所にもかかわらず、またヒルジンが現在では組換えDNA技術により 製造されている〔マークワート(Markwardt,F.(1991),Haemostasis,21,Su ppl.l,11-26)〕けれども、治療の目的に十分な量が入手できないことが主な原 因となって、ヒルジンの臨床的使用は限定されている。 従って、製造が容易で経費もかからず、ヒルジンと同程度あるいはさらに高い 抗血栓作用を有するヒルジンペプチド断片を合成するよう多くの研究者が努力し ている。 トロンビンを阻害する化合物は、文献から公知であり、これらの中でもヒルジ ンペプチド断片が特に重要である〔EP(ヨーロッパ特許)−468448;W O−9119734;GB(英国特許)−2242681;EP−443598 ;EP−443429;EP−421367;WO−9101328;WO−9 101142;EP−372670;EP−372503;EP−364942 ;EP−341607;9049;US(米国特許)−4971953;EP− 333356;EP−291982;EP−276014;WO−910275 0;マラガノアら(J.M.Maraganore,et al.,Biochemistry,(1990),29,70957 101);マラガノアら(J.M.Maraganore,et al.,J.Biol.Chem.,(1989),264 ,86928698);シャーフら(M.Scharf,et al.,FEBS.,(1989),255,105110); ヘクストラら(W.J.Hoekstra,et al,Tetrahedron,(1992),48,207318);プ ラウンら(P.J.Braun,et al.,Biochemistry,(1988),27,65176522);ウオー レスら(A.Wallace,et al.,Biochemistry,(1989),28,1007910084);ドット ら(J.Dodt,et al.,FEB,(1988),229,8790);オウエンら(T.J.Owen,et al. ,J.Medicinal Chem.,(1988),10091011);クルステナンスキーら(J.L.Krste nansky,et al,J.Medicinal Chem.,(1987),16881691);ラザーら(J.B.Laza r,et al.,J.Biol.Chem.,(1991),266,685688);デニスら(S.Dennis,et al.,Eur.J.Biochem.,(1990),188,6166);スタイナーら(V.Steiner,et a l.,Biochemistry,(1992),31,22942298);ベッツら(A.Betz,et al.,Bioch emistry,(1992),31,45574562);ディ・マイオら(S.J.Di Maio,et al.,J. Biol.Chem.,(1990),265,2169821703)〕 。 これらの内で、2種の化合物が特に関係が深い。i)ヒルジンのC−末端領域 を再現するもの(48〜65 またはこれ以下の大きさ)であって、従ってトロンビンの非触媒部位にのみ結合 する。ii)ヒルジンと同様に、触媒部位に浸透するN−末端領域、スペーサー および非触媒部位に結合するヒルジンのC−末端断片に相当する領域を含むもの 。後者の化合物はトロンビンの触媒部位内に浸透し、これにより、セリンプロテ アーゼ阻害因子複合体の場合と同様に、Ser214−GIy216残基とアンチパラ レルであるβ−ストランドを形成する。従ってこれらは加水分解できる〔スクル ジプチャックヤンクンら(E.SkrzypczakJankun et al.,J.Mol.Biol.(1991) ,221,13791393);ウィッティングら(I.W.Witting et al.,Biochem.J.(199 2),283,737-743)〕。 本発明は、これまでに開発されたものとは異なる化学組成を有する新規のヒル ジン類似体に関し、これには「ヒルノルム(hirunorm)」という名称を提案する。 既知の製品よりは高い全般的生物学的活性を示す上記の化合物は、下記の一般式 (I)を有する。 ここで、記号は下記を表す。 特に好ましいものは、 a)記号が下記を表す一般式(I)の化合物。 b)記号が下記を表す一般式(I)の化合物。 以下に本明細書中で使用する省略記号を説明する。 各種のアミノ酸の定義に関しては、Biochemical Journal 219,No.2,345-37 3(1984)に準拠する。 本発明のペプチドは、アミノ酸側鎖に多数の荷電基を含み、これらは適当な対 イオンにより中和されなければならないことは勿論である。どのような正に荷電 した化学基も対イオンとなり得るので、薬剤的に認容できるものだけを用いる。 すなわち、投与しても無毒であり、また、望ましくない作用を有さない陽イオン である。対イオンの例は下記であるが、これには限定されない。アルカリ金属ま たはアルカリ土類金属イオン、またはAl3+、第一級、第二級および第三級有機 アミン。 本発明のペプチドは、無機または有機酸、例えば、HCl、HBr、H2SO4 、H3PO4、または酢酸、ピルビン酸、コハク酸、グルタル酸、フマル酸、リン ゴ酸、酒石酸、クエン酸、アスコルビン酸 マレイン 酸を加えた酸形でも投与できることは勿論である。 本発明のペプチドは文献で報告されている各種の技術によっても製造できる。 例えば、シュレーダーら(Schroeder et al.″The Peptide″第一巻、Academic P ress,1965);ボダンスキら(Bodanszki et al.″Peptide Synthesis″Interscie nce Publisher,1966);バラニーら(Barany and Merrifield,″The peptides;An alysis,Synthesis,Biology″,2,第一章,Academic Press,1980)。上記の技 術には、固相内におけるペプチド合成、溶液内におけるペプチド合成、有機化学 合成方法、またはこれらのあらゆる組合せが含まれる。選択される合成体系は、 それぞれの分子の組成に関係することは勿論である。好ましくは、特許請求する 分子は全体がペプチドを基としているので、固相法技術と従来の溶液法とを適宜 組み合わせた合成法を用い、これには工業規模での低コストも考慮される。 スルホン化、硫酸化、リン酸化またはホスホン化チロシンを含むか、またはメ チルホスホン化またはメチルスルホン化フェニルアラニンを含むペプチドの合成 は、文献に記載されている方法のいずれかを用いて実施できる〔ラコムら(J.M. Lacombe et al.,Int.J.Peptide Protein Res.,(1990),36,275-280);ガー ベイージョーレキュイベリーら(C.Garbay-Jaurequiberry et al.,Int.J.Pep tide Protein Res.,(1992), 39,523-527)〕。 好ましくは、環のメタまたはパラ位の1位置で陰イオン基で置換されている芳 香族アミノ酸を含むペプチドの合成は、2種の異なる手順i)「グローバルアプ ローチ」、ii)「ブロック構成法」により実施できる。 第一の手順は、BocおよびFmoc化学双方による目的ペプチドの完全合成 を含み、これに未保護側鎖を有するホスホリル化すべき残基を導入する。次いで 、ホスホリル化反応は、種々の試薬および各種の亜リン酸エステル保護基:(イ ソプロピル)2N−P(OR)2〔式中、R=エチル、ベンジル、メチル、t−ブ チル〕を用いて実施される。引き続く亜リン酸エステルのt−ブチルペルオキシ ドによる酸化および樹脂からの分割により、目的とするホスホペプチドが得られ る。 第二の構成法では、予備リン酸化したチロシンを用い、これはBocおよびF moc化学双方により固相法を用いて導入できる。 本発明の化合物(ヒルノルム)は、3個の領域を含む(ヒルジン天然分子と同 様に):1)C−末端領域、2)スペーサーアーム、3)N−末端領域。使用す る構成溶液に対して、ヒルノルムはヒルジンの作用機構を再現することをここで 強調したい。 ヒルジンは、トロンビンと2個の異なる領域で相互 作用する。すなわち、触媒部位とは異なり主として陽イオン性のグルーブ、およ び触媒部位自体である。ヒルジンのN−末端断片は、この部位に浸透し、これに よりSer214−Gly216残基と平行なβ−ストランドを形成し、従ってこれは トロンビン自体によっては加水分解できない。C−末端断片は、触媒部位からは るかに離れたグルーブ中の多数のアミノ酸残基と相互作用する。ヒルジンの中心 核は、トロンビン自体とはほとんど相互作用しないが、触媒部位におけるヒルジ ンのN−末端断片の平行配置においては重要な役割を持っている〔ライデルら(T .J.Rydel,A.Tulinsky,W.Bode,R.Huber,J.Mol.Biol.(1991),221, 583601)〕。 ヒルジンと比較した本発明の化合物の構造、機能および生物学的特性の概略の 比較解析を以下に記載する。 1)本発明の化合物は、ヒルジンの少なくとも半分の分子量であり、従って工 業的に容易な合成手順が採用できる。 2)N−末端成分は、ヒルジンの成分と類似した組成を有しており、触媒部位 に対する同じ方向からのアクヤスを有し、そのためにトロンビン自身のアミド分 解作用を受けない。 3)リンカー成分は、ヒルジンより少なくとも1/3以下と小さく、特定の非 タンパクアミノ酸の使用に 関係する相互作用の最適化により、トロンビンとの相互作用をさらに特異的とす る。 4)C−末端成分内では、アミノ酸残基の40%以上がヒルジンとは異なり、 これがこのペプチド断片とトロンビン表面の陽イオングルーブとの間の相互作用 を最適化することに寄与している。 以下に、本発明の実施例のペプチド配列を記載する。 a)ヒルジン、b)ヒルノルム−I、c)ヒルノルム−II、d)ヒルノルム −III、e)ヒルノルム−IV、f)ヒルノルム−V A)数字はヒルジンアミノ酸残基を示す。残基6〜47は記載していない。I )N−末端成分、II)リンカー成分、III)C−末端成分。ヒルジン関連ペ プチド類似体を製造する前に使用しなかったアミノ酸置換は、太文字で示してい る。 Tyr(−)は、リン酸フェニルアミンを表す。 結論として、特許請求するペプチドは下記の特性を有する。 1)ヒルジンと同様に、また、ヒルジンに類似した他のペプチド阻害因子とは異 なって機能するように設計されている。 2)ヒルジンより高い活性を示す。 3)ヒルジンより合成が簡単である。 しかし、請求範囲の分子はトロンビン、他のアミノ酸置換化合物および特に予 想はできないがヒルノルムの特異な分子構造の範囲内にある化合物との特異的な 相互作用を有するため、どのようにして生物学的長所を向上させるかを強調して おく必要がある。 上記のように、この構造および機能的な特性により、本発明のペプチドは、ト ロンビンの特異的阻害がさらに強いことが証明された。 ヒルノルムの効力に関しては、健康なドナーの血漿中で本製品の量を増加させ て、APTT(活性化部分トロンボプラスチン時間)、PT(プロトロンビン時 間)、およびTT(トロンビン時間)をin vitroで測定して評価し、正常な値と ヒルジンで得られた値を比較した。血小板凝固阻害における特許請求分子の効力 も、PRP(健康なドナーの血小板リッチ血漿)、またはPPP(血小板欠乏血 漿)を用いて、in vitroで評価された。 本発明の化合物の血漿プロテアーゼに対するる耐性は、2グループの試験によ りin vitroで評価した。第一の試験では、特許請求する化合物をトロンビンの存 在下でインキュベートし、種々の時間における混合物を分析して、トロンビン自 身のタンパク分解に対する耐性を試験した。第二の試験では、特許請求する化合 物を健康な提供者の血漿中でインキュベートし、血漿タンパクを瀘過した後、上 清をHPLCおよび毛管電気泳動で分析した。 さらに、呈色基質を用いて、トロンビンに対する阻害定数Kiを測定して、本 発明の製品の効力を評価した。 本発明のペプチドの抗凝固のための用量は、患者により、また血栓症状の重症 度および選定したペプチドにより、一日当たり、0.05mg/Kg〜250m g/Kg(患者体重)の範囲内でよい。ここに使用する「患者」の用語には、哺 乳類、例えば、ヒトを含む霊長類、ヒツジ、ウシ、ウマ、ネコ、イヌ、ブタ、ラ ット、マウスが含まれる。適切な用量は容易に決定でき、好ましくは、投与は毎 日4回以下とし、一回量あたりの有効化合物は1〜100mgの範囲内でよい。 これらの化合物は、強い抗凝固作用を有しており、従って、これらは広範に各種 の血栓症状、特に脳血管および冠状動脈疾患、さらに一般的に抗凝固作用が有利 なすべての症状に対する処置および予防に使用できる。 この化合物は、心筋梗塞、肺塞栓症、静脈血栓症、末梢動脈閉塞、動脈損傷また は侵襲性心臓手術後の再狭窄の処置のために、混合剤、複合剤または方法に使用 できる。また、これらは、再灌流時間を低下させ、また再閉塞を防ぐために、血 栓崩壊剤と組み合わせて血栓症状の治療に使用できる。このようにすると、使用 する血栓崩壊剤の量を低下でき、従って出血などの関連副作用を防止できる。 本発明の製品は、人工弁、移植血管、カテーテルなどの侵襲性人工器官の表面 に層状に被覆して、上記の人工器官を装備した患者内における凝血塊または凝集 体の生成および血小板活性化を防ぐことができる。 また、本発明の化合物は、静脈および動脈の血栓症および血管内凝固症候群の 防止にも使用できる。その上、これらは動脈血栓症、特に心臓手術におけるこれ の予防に使用でき、経皮経管冠動脈形成術の後、または静脈および動脈血栓症後 の冠状動脈バイパス閉塞および血栓の再閉塞を防止することができる。これらは 体外循環、殊に血液透析の際にも使用できる。 血管症状防止の他にも、本発明の化合物は、炎症反応、腫瘍症状および自律神 経疾患の予防にも使用可能で、従って、この使用は、慢性および急性のアテロー ム硬化症、水腫および炎症、腫瘍および転移、および神経変性疾患、例えば、パ ーキンソン病およびアルツ ハイマー病の処置に有効である。 本発明の化合物は、高等動物およびヒトの治療用投与に好適であり、経日、皮 下、局所または鼻経路により、上記の性質に応じた薬剤的作用を発揮する。経日 投与に適する形態は、水性または油性の液剤、または懸濁剤、乳剤、シロップ剤 、エリキシル剤または冷凍乾燥形である。局所投与は、水性ゲル剤、油性懸濁剤 または乳剤などの調剤により行うことができる。上記の複合剤中への有効成分の 用量は、0.1〜10mg/kg体重の範囲が可能である。本発明の化合物は、 蓄積注射またはインプラント調剤の形でも投与でき、これは有効成分の十分な放 出ができるように配合できる。有効成分は、錠剤または小型円筒形に圧縮し、ま たは蓄積注射またはインプラントの形で皮下または筋肉内に埋没できる。このイ ンプラントは、不活性物質、例えば生分解性ポリマーまたは合成シリコンから成 っていてもよい。 本発明の化合物は、診断薬にも多くの応用を有する。これらは、生化学および 診断システムにおいて、トロンビン作用の選択的な予防または中断に有効な手段 である。 この化合物は、トロンビン触媒によるフィブリン−ペプチド放出、フィブリン の構造、フィブリノーゲン断片とフィブリンモノマーおよびオリゴマーの間の相 互作用の速度研究に使用できる。 この化合物は、血小板、内皮細胞、繊維芽細胞およびガン細胞の細胞レセプタ ーへのトロンビン結合の研究にも使用できる。 この化合物は、トロンビン作用をその生成直後に防ぐために、血液、血漿また は細胞混合物中に過剰に加えることができる。これらはトロンビンの比較量の力 価測定にも使用できる。 この化合物は、トロンビン、その前駆体および共同因子の活性、およびその他 の血漿プロテアーゼの活性の判別に使用できる。 診断薬への特定の用途のために、本発明のペプチドは、例えば、生物学的試料 中のトロンビンまたはその混合物のIXa因子、Xa因子の濃度測定のためのキ ットの主要な構成成分となり得る。本発明のペプチドは、フィブリンまたは血小 板トロンビンの生体外イメージングのために放射性同位元素で標識することもで きる。 下記の実施例は、本発明をさらに説明するためのものである。 実施例1 構造 Ile−Arg−Tyr−Thr−Asp−D−Ala−β−Ala−β−Al a−Pro−Glu−As n−His−Asn−Asn−Gly−Asp−Phe−Glu−Glu−Il e−Pro−Aib−Aib−Tyr−Leu−Glu−OH〔式(I)の化合 物で、式中、 (配列番号1に相当) を有する複合ヒルノルム−Iの製造 製造には自動式ペプチド合成器を使用し、アミノ基0.5ミリモルに相当する Boc−Glu(γBzl)−OCH2−PAM樹脂(0.70meq/g)0 .714gから始める。次いで、適当に保護した各種アミノ酸を正しい順序で反 応させる。アシル化時間は1時間である。Boc−Aib−OHを用いるアシル 化のために、DMF中のPyBop(2ミリモル)を反応混合物に加え、カプリ ングを2時間反復する。他のすべてのアミノ酸は対称無水物としてカプリングす るので、アミノ酸2ミリモルをDCM5ml中に溶解し、溶液を0℃に冷却し、 DMF中の0.5M DCC溶液1mlを加える。15分後にDCUを濾過し、 得ら れた溶液を保護を外した樹脂に加える。乾燥樹脂をアニソール1mlと一緒にテ フロン反応器に装入する。混合物を−50℃に冷却し、塩酸10mlを蒸留して その中に加え、次いで混合物を氷浴上で1時間撹拌する。生成物を乾燥、エチル エーテル(2x15ml)で洗浄し、50%酢酸(3x15ml)を用いて抽出 し、使用済の樹脂を除くために多孔性フィルターで濾過する。得られた製品を水 で希釈し、冷凍乾燥する。ペプチドは最終的に逆相クロマトグラフィーにより精 製し、分析用HPLCで特性を試験するが、これはバイダック(Vydac)C18 0.46x25cmカラムを用い、トリフルオロ酢酸0.1%(v/v)を含むアセ トニトリル(相B)に対して0.1%(v/v)トリフルオロ酢酸水溶液(相A)を 用いてB成分中に5から70%の直線勾配、35分間、流量1ml/分で、21 0nmのUV検出器を用いる。保持時間(Rt)=24.8分。クロマトグラフ ィー純度>99%。 実施例2 同様にして下記の構造のペプチドが製造される。 構造 Ile−Arg−Phe−Thr−Asp−D−Ala−Gly−β−Ala− Pro−Glu−Ser−His−h−Phe−Gly−Gly−Asp−Ty r−Glu−Glu−Ile−Pro−Aib−Ai b−Tyr−Cha−D−Glu−OH〔式(I)の化合物で、式中、 を有するヒルノルム−II 構造 Chg−Arg−2−Nal−Thr−Asp−D−Ala−Gly−β−Al a−Pro−Glu−Ser−His−h−Phe−Gly−Gly−Asp− Tyr−Glu−Glu−Ile−Pro−Aib−Aib−Tyr−Cha− D−Glu−OH〔式(I)の化合物で、式中、 を有するヒルノルム−IV 構造 Chg−Val−2−Nal−Thr−Asp−D− Ala−Gly−β−Ala−Pro−Glu−Ser−His−h−Phe− Gly−Gly−Asp−Tyr−Glu−Glu−Ile−Pro−Aib− Aib−Tyr−Cha−D−Glu−OH〔式(I)の化合物で、式中、 を有するヒルノルム−V 構造 Ile−Arg−Phe−Thr−Asp−D−Ala−Gly−β−Ala− PΓo−Glu−Ser−His−h−Phe−Gly−Gly−Asp−Ty r−Glu−Glu−Ile−Pro−Aib−Aib−PO42−Phe−C ha−D−Glu−OH〔 クロマトグラフィー純度>99%(配列番号5) を有するヒルノルムIII 実施例3 ヒト血漿を用いて、凝縮カスケードに干渉する本発明に記載した製品の能力を 評価した。 a)APTT測定〔バブソンら(Babson A.L.et al.,Am.J.Clin.Path.62,8 56(1974))、レナハンら(Lenahan,J,G,et al.,Clin.Chem.,12,269(1966)) 、ミアレ(Miale,J.B.,Laboratory Medicine:Hematology,6th.edition,C.V .Mosby Co.(1982))〕 b)PT測定〔クイックら(Quick,A.J.et al.,Am.J.Med.Sci.,190,501(1 935))、シャピロら(Shapiro,S.et al.,Coagulation,Thombosis,BrooklynMe dical Press,N.Y.(1949))〕 c)TT測定〔エクスナーら(Exner,T.et al.,Am.J.Clin.Pathol.,71,5 21,(1979))〕 本発明のペプチドによる、トロンビンが仲介するクロモジム(chromozym)TH の加水分解の阻害は、文献に従って評価した〔ストーンら(Stone,S.R.,Hofste enge,J.,Biochemistry,25,4622(1986))〕。 トロンビンによる酵素加水分解に対するペプチド耐性のin vitro測定。 ヒルノルム−I(286μg)、ヒルノルム−II(285μg)、ヒルノル ム−III(293μg)97.2nmolについて、0.05Mトリス/HC l緩衝液800μl、0.1M NaCl中のヒトa−トロンビン(35μg、 3110単位NIH/mg)0.972nmolを用いて、pH=7.8および 温度37℃において、別々にインキュベーションした。試料50plを100m N H3PO4200μlを用いて希釈し、所定の時間で、214nmにおけるU V検出器を備えたウォーターズ・クオンタ(Waters Quanta)4000装置を用い て0.75μm x 60溶融シリカウォーターズ毛管上で毛管電気泳動により 分析した。分析は一定電圧18KV、100mNリン酸緩衝液を用いて25分間 行った。溶出したピークを集め、Fab質量分析計により分析した。 血漿プロテアーゼによる加水分解に対するペプチド耐性のin vitroにおける測 定。 ヒルノルム−I(571μg)、ヒルノルム−II(569μg)、ヒルノル ム−III(585μg)の1.94nmolについて、健康な提供者からのヒ ト血漿1600μlを用いて37℃で種々の時間で、別々にインキュベーション した。試料50plに100mN H3PO4200μlを加えた。バイダックC 18カラム(0.46x25cm)を装着したHPLCに上清を注入し、トリフ ルオロ酢酸0.1%(v/v)を含むアセトニトリル(相B)と0.1%(v/v)トリフ ルオロ酢酸水溶液(相A)の直線グラジエント、すなわ ち35分間でB相5%から70%までを流量1ml/分で流し、210nmで検 出した。溶出したピークを集め、214nmのUV検出器を備えた0.75μm x60cm溶融シリカウォーターズ毛管により、毛管塩基泳動により分析した。 分析は一定電圧18KV、100mNリン酸緩衝液を用いて25分間行った。溶 出したピークをFab質量分析計により分析した。本発明によるペプチドにより トロンビン−仲介血小板凝固の阻害度は、ツッカー(Zucker,M.B.,Methods inE nzymo1ogy,vol.169,117-133)およびムスタードら(Mustard,J.F.,Kinlough- Rathbone,R.L.,Packham,M.A.,Methods in Enzymology,vol.169,3-11)に従 って評価した。 本発明の化合物とヒルジンとの生物学的および速度論的パラメーターの比較
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AT,AU,BB,BG,BR,BY, CA,CH,CN,CZ,DE,DK,ES,FI,G B,GE,HU,JP,KG,KP,KR,KZ,LK ,LU,LV,MD,MG,MN,MW,NL,NO, NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SI,S K,TJ,TT,UA,US,UZ,VN

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.一般式(I)で示されるペプチド。 ここで、 およびそれらの塩。 2.請求項1記載のペプチド。ここで、 3.請求項1記載のペプチド。ここで、 4.配列番号1であって、式中、位置6のAlaはD−Ala、位置7および8 のAlaはβ−Ala、位置22および23のXaaはAibである、請求項1 記載のペプチド。 5.配列番号2であって、式中、位置6のAlaはD−Ala、位置8のAla はβ−Ala、位置13のPheはh−Phe、位置22および23のXaaは Aib、位置25のXaaはCha、位置26のGluはD−Glu OHであ る、請求項1記載のペプチド。 6.配列番号3であって、式中、位置1のXaaはChg、位置3のXaaは2 −Nal、位置6のAlaはD−Ala、位置8のAlaはβ−Ala、位置1 3のPheはh−Phe、位置22および23のXaaはAib、位置25のX aaはCha、位置26のGluはD−Glu OHである、請求項1記載のペ プチド。 7.配列番号4であって、式中、位置1のXaaはChg、位置3のXaaは2 −Nal、位置6のAlaはD−Ala、位置8のAlaはβ−Ala、位置1 3のPheはh−Phe、位置22および23のXaaはAib、位置25のX aaはCha、位置26のGluはD−Glu OHである、請求項1記載のペ プチド。 8.配列番号5であって、式中、位置6のAlaはD−Ala、位置8のAla はβ−Ala、位置13のPheはh−Phe、位置22および23のXaaは Aib、位置24のPheはPO42−Phe、位置25のXaaはCha、位 置26のGluはD−Glu OHである、請求項1記載のペプチド。 9.適当な担体と組み合わせて、請求項1〜8記載の化合物1種を含む薬剤組成 物。 10.さらに血栓崩壊剤を含む、請求項9記載の組成物。 11.請求項1〜8のペプチド1種を被覆した侵襲性人工器官。 12.生物学的試料中の因子IXa、因子Xa、トロンビンまたはこれらの混合 物の濃度を試験するための診断キットであって、上記のキットは、請求項1〜8 記載のペプチドを少なくとも一種含むキット。 13.フィブリンまたは血小板トロンビンのex vivoイメージングのための放射 性同位元素で標識した請求項1〜8のペプチド。
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