JPH08512014A - Ｃｄボックス用装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 装置（１６）は、ヒンジが付けられたカバー（２７）を備えた下部（２６）を具備する型式のＣＤボックス（１１）を、概略垂直な表面に配置及び陳列し、前記下部（２６）は、下側部分（２８）と、スナップ式手段によって該下側部分に取着された上側部分とを具備し、前記下部（２６）は、二つの対向する端部の一方に、前記下側部分と前記上側部分との間の隙間（３０）を、更にこれらの対向する端部の他方に、突出するリブ（３１）を形成する。この装置は、ボックスの幅に相当する距離ほど互いに離れて配置された前記表面から突出する二つの突出部を具備する。一方の突出部（１９）は、他方の突出部の方に向いた端部フランジ（２１）を有し、他方の突出部（２０）は、少なくとも一つの突起（２３）を有する。ボックスは、フランジ（２１）が隙間（３０）に挿入され、続いて突起がリブ上でスナップ式に留められることによって、突出部（１９、２０）の間に配置される。

Description

【発明の詳細な説明】 ＣＤボックス用装置 本発明は、例えば壁である、概略垂直な表面にＣＤボックスを配置及び陳列す るための装置に関する。 ＣＤ（コンパクトディスク）を保管する様々な型式のＣＤラックが存在し、Ｃ Ｄボックスは、並行してあるいは互いの上に配置される。そのようなＣＤラック では、ＣＤボックスの裏面のみがさらされ、アーティスト及びディスクの名称は 該裏面から読まれるが、しばしば芸術的なディスクのジャケットは、隣のボック スによって完全に隠されてしまう。 しかしながら、壁に取着されたレールの格子として形成されるＣＤラックも存 在し、ボックスは、ディスクのジャケットを陳列するために前面を外側に向けて 、自由に配置される。そのような装置は、限定された数のＣＤを収容するために 、当分の間所有者によってより頻繁に演奏されるディスクのみが、この装置には 配置される。 これは欠点ではない。認められてきたこととして、所有者が多くのＣＤを有す る場合であっても、通常、ある期間の間は、限定された数のディスクが、他のデ ィスクよりもより頻繁に演奏される。効果として、所有者は、ディスクを選択す る際に、陳列されたディスクのジャケットによって導かれ、更にしばしば、その 選択を決定するのは様式及びディスクのジャケットである。それゆえディスクを 陳列するこの方法は好適であるが、従来の技術のＣＤラックの欠点は、ディスク が演奏される際に、ＣＤボックスがラックから移動されなければならないことで ある。 本発明の目的は、ＣＤボックスの取扱いをかなり容易にすること であり、特にはＣＤボックスを配置及び陳列する装置を提供することであり、そ の装置では、ディスクが演奏される際に、ＣＤボックスが移動される必要がない 。本発明に基づく事実としては、標準的な型式のＣＤボックスは、ヒンジが付け られたカバーを備えた下部を具備し、その下部は、下側部分と、スナップ式手段 によってその下側部分に取着された上側部分とを具備し、下部は、二つの対向す る端部の一方に、下側部分と上側部分との間の隙間を、更にこれらの対向する端 部の他方に、突出するリブを形成する。前記目的のために、装置は、請求項１の 特徴部分を有する。 本発明をより詳細に説明するために、本発明の説明的な実施形態が、以下添付 の図面を参照して説明され、ここで、 図１は、本発明の装置を含むボードの正面図であり、 図２は、図１のII−II線に沿って切断された拡大された横断面図であり、 図３は、本発明に関する装置の拡大された正面図であり、 図４は、図３の装置の側面図であり、 図５は、図４の左から見られた端面図であり、 図６は、図３のVI−VIに沿って切断された横断面図であり、 図７は、中にＣＤボックスが配置された、本発明に関する装置の側面図であり 、そのボックスは、横断面図で示されており、 図８は、中にＣＤボックスが配置された装置の、図７の左から見られた端面図 である。 図１及び２は、ＣＤボックス１１を配置及び陳列するための金属版のボード１ ０を示す。ボードは平坦な表面１２を形成し、その平坦な表面は、後方に曲げら れ、ボードの周りに延長する、端部フランジ１３を有する。ボードの平坦な表面 には、複数の円形の凹部１４が存在し、互いに直線上に配置されたその凹部の二 つは、壁又は そのようなものに抗してボードを掛けるために、キー開口部として形成された開 口部１５を有する。凹部１４の深さは、後方に曲げられた端部フランジ１３の幅 よりもやや小さく（数十ｍｍ）、その結果、凹部１４が壁に係合される際には、 端部フランジ１３は壁と係合し、ボードがきちんと配置されることが保証される 。 ボード１０の平坦な表面１２には、１６個の規則的に分配されかつウェブ１７ を有する金属版ブラケット１６が存在し、ウェブは、表面１２と係合しかつ１８ の位置でスポット溶接によって前記表面に取着可能であり、更にブラケットは、 二つの概略垂直に突出する突出部１９及び２０を有し、その突出部は、互いにＣ Ｄボックスの幅に相当する距離ほど離れて配置される。単一のブラケット１６は 、図３〜６により詳細に示される。 一方の突出部１９は、他方の突出部２０の方に向けられ、細孔２２を備えた端 部フランジ２１を有する。該他方の突出部２０はいぼ状の実施形態２３を有する 。突出部１９及び２０は、肩部２４及び２５を介してウェブ１７と接合し、それ ゆえウェブの端部は、ウェブの残りの部分に関して持ち上げられ、その結果、突 出部はより容易に弾性的に離れて移動される。 図７及び８には、ブラケット１６に配置されたＣＤボックスが示される。一般 的な型式のＣＤボックスは、外側に回転可能なカバー２７を備えた下部２６を有 し、その下部２６は、下側部分２８と、スナップ手段によってその下側部分に取 着された上側部分２９とを具備する。二つの対向する端部の一方では、下部２６ は、下側部分２８と上側部分２９との間に隙間３０を形成し、更にこれらの対向 する端部の他方では、下部２６は、突出するリブ３１を形成する。 ＣＤボックス１１が突出する突出部１９、２０の間に配置される際に、端部の フランジ２１は、ＣＤボックス１１の下側部分２８と 上側部分２９の間の隙間３０に挿入される。続いて、ボックスはウェブ１７に抗 して押しつけられ、更に隆起部２３はリブ３１の上にスナップ式に留まり、突出 部は、弾性的にやや離れて移動する。 下側部分２８と上側部分２９との間に隙間３０を形成する下部の端部では、一 般的なＣＤボックスは、上側部分２９の下側の位置に、端部の長手方向に互いに 離れて配置された幾つかのフィン３２を形成し、そのフィンは、ＣＤボックスを ブラケットの中央に配置するために使用可能である。通常フィン３２はボックス の端部の中央に提供され、更に突出部１９の細孔２２にこの中央のフィンが収容 されることにより、ボックスの中央へ配置されることが達成される。あるいは、 ＣＤボックスは、二つのフィン３２の間の距離に相当する突出部１９の幅によっ て中央に配置されることが可能であり、中央に配置されたフィンが提供されない 場合に、その二つのフィン３２は、ボックスの端部の中央の対向する側に配置さ れる。 ディスクが演奏される際には、ＣＤボックスのカバーは、ボックスがブラケッ ト１６上に残されたままで、容易に開放される。続いて、ディスクは取り出され 、更にカバーは再び閉鎖される。ディスクは、同様な容易な方法で、ボックス内 に元に戻される。 ブラケット１６は、スポット溶接のかわりにプラスチックの突起によって、ボ ードに取着可能である。あるいは、ブラケットは、壁に直接取着可能である。 変更された実施形態では、ボックスを固定する突出部１９及び２０は、ウェブ １７によって相互に連結されない。そのかわりに、ＣＤボックスの垂直の列を収 容する間隔の片側の位置の突出部１９は、一つのレールに提供され、更に突出部 ２０は、他のレールに提供される。これらのレールはボード又は壁に垂直に取着 され、突出部は、ＣＤボックスの幅に相当する距離だけ互いに離れて配置される 。こ の型式の可能な幾つかのレールは、壁に取着されて格子を形成する、二つ又はそ れより多い垂直に交差するレールに提供可能である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １． ヒンジが付けられたカバー（２７）を備えた下部（２６）を具備する型 式のＣＤボックスを、概略垂直の表面に配置しかつ陳列する装置（１６）であっ て、前記下部（２６）は、下側部分（２８）と、スナップ手段によって該下側部 分（２８）に取着された上側部分（２９）とを具備し、前記下部（２６）は、二 つの対向する端部の一方に、前記下側部分と前記上側部分との間に隙間（３０） を、更にこれらの二つの対向する端部の他方に、突出するリブ（３１）を形成す る、装置（１６）において、二つの突出部（１９、２０）は、前記対向する端部 の間の前記ボックスの幅に相当する距離ほど互いに間隔をあけられて、前記表面 から突出し、一方の前記突出部（１９）は、他方の前記突出部の方に向いた端部 フランジ（２１）を有し、更に他方の前記突出部（２０）は、少なくとも一つの 突起（２３）を有し、前記ボックスが前記突出部（１９、２０）の間に配置され る際に、前記突起の位置で前記リブ（３１）上でスナップ式に留まり、前記端部 フランジ（２１）は、前記隙間（３０）に挿入されることを特徴とする装置。 ２． 前記突出部（１９、２０）は、ウェブ（１７）によって相互に連結され 、更に該ウェブと共にＵ形状のブラケットを形成することを特徴とする請求項１ に記載の装置。 ３． 前記ブラケットは、前記ウェブ（１７）の位置で、ボード、金属板又は そのようなものに取着されることを特徴とする請求項１に記載の装置。 ４． 前記下部の前記上側部分（２９）が、前記隙間（３０）が提供された前 記ボックスの端部の位置で、少なくとも一つのフィン（３２）又は同様の突起に よって、前記下部の前記下側部分（２ ８）に取着される、ＣＤボックスのために、前記一つの突出部（１９）は、中に 前記フィン（３２）を収容するための細孔（２２）を形成することを特徴とする 請求項１〜３のいずれか一つの項に記載の装置。 ５． 前記下部の前記上側部分（２９）が、前記隙間（３０）が提供される前 記ボックスの端部の位置で、ある距離ほど互いに離れて配置された少なくとも二 つのフィン（３２）又は同様の突起によって、前記下部の前記下側部分（２８） に取着される、ＣＤボックスのために、一方の前記突出部（１９）は、前記二つ のフィンの間に収容される距離に相当する幅を有することを特徴とする請求項１ 〜３のいずれか一つの項に記載の装置。 ６． 各突出部（１９、２０）に近接する前記ウェブ（１７）は肩部（２４、 ２５）を形成し、それゆえ前記ウェブの端部は、前記ウェブの残りの部分に関し て持ち上げられることを特徴とする請求項２に記載の装置。 ７． ＣＤボックスの概略垂直な列のための間隔の、それぞれ一方及び他方の 側のウェブ（１９、２０）は、前記間隔の各側の位置で、前記表面の物に配置さ れた二つのレールの、それぞれ一方及び他方に提供されることを特徴とする請求 項１に記載の装置。