JP3005450U

JP3005450U - カ−トリッジ等の収納トレ−の収納棚装置

Info

Publication number: JP3005450U
Application number: JP1994008406U
Authority: JP
Inventors: 部正照岡; 村保中
Original assignee: 株式会社大東製作所
Priority date: 1994-06-21
Filing date: 1994-06-21
Publication date: 1994-12-20
Anticipated expiration: 2000-06-21

Abstract

(57)【要約】【目的】カ−トリッジテ−プ，ディスク等の物品を収
納した収納トレ−を棚板上に載置収納しても、地震等に
より該トレ−が落下したりするおそれなく、しかも、収
納したカ−トリッジ等の物品の取り出しが容易な収納棚
装置を提供する。【構成】左右の柱１又はパネルの内側の高さ方向に適
宜ピッチで断面Ｌ状の棚板受け３を設け、各左右の棚板
受け３に棚板４を載架した棚と、カ−トリッジ等の物品
を並べて収納し、前記棚板４の上に載置される物品収納
トレ−５であって底面の前方に下向き凹状の係合溝９を
形成した収納トレ−５と、断面略コ字状で上面に前記ト
レ−５の係合溝９に係合する係合用突起11を設け、か
つ、前記棚板４の前部に装着したトレ−用ガイドストッ
パ10とから成り、収納棚の棚板４の前部にトレ−用ガイ
ドストッパ10を装着すると共に、棚板４上に収納トレ−
を、その係合溝９を前記ストッパの係合用突起11に係合
させて載置するようにした。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案はカ−トリッジ等のテ−プ、ＦＤやＣＤ等のディスクのように同形，同大の同じ物品を並べて収納できるように形成したトレ−を脱落などしないような態様で一般的な棚装置に整然と収納できるようにした収納棚装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

カ−トリッジテ−プ，ディスク等の物品を並べて収納したトレ−を、整列して収納する専用の収納棚装置については、従来種々のものが提案され、実用に供されているが、専用棚ゆえに価格も張り、また、他の一般棚に転用できないという難点がある。また、専用の収納棚装置であっても、カ−トリッジディスクやテ− プなどを体裁よくトレ−に収納して収納棚に載置した場合、地震などで振動を受けると、トレ−が棚から落下したり、前記カ−トリッジを取り出しにくかったりするなどの問題が多い。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、上記のような従来技術に鑑み、一般的な標準棚装置を、カ−トリッジ等のテ−プやフロッピ−ディスク等の物品を収納した収納トレ−を棚板上に載置収納しても、地震等により該トレ−が落下したりするおそれなく、しかも、収納したカ−トリッジ等の物品の取り出しが容易なトレ−専用の収納棚化した収納棚装置を提供することを、その課題とするものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案は上記課題を解決することを目的としてなされたもので、左右の柱又はパネルの内側の高さ方向に適宜ピッチで断面Ｌ状の棚板受けを設け、各左右の棚板受けに棚板を載架した棚と、カ−トリッジ等の物品を並べて収納し、前記棚板の上に載置される物品収納トレ−であって底面の前方に下向き凹状の係合溝を形成した収納トレ−と、断面略コ字状で上面に前記トレ−の係合溝に係合する係合用突起を設け、かつ、前記棚板の前部に装着したトレ−用ガイドストッパとから成り、収納棚の棚板の前部にトレ−用ガイドストッパを装着すると共に、棚板上に収納トレ−を、その係合溝を前記ストッパの係合用突起に係合させて載置するようにしたことを特徴とするものである。

【０００５】

【作用】

例えば、カ−トリッジを収納するためブックスタンド状、或は、ボックス状に形成したトレ−の底面前端側に左右に延びた下向き凹状をなす係合溝を形成すると共に、収納棚の棚板の前部に、前記トレ−の係合溝に係合する係合用突起を上面に形成したトレ−用ガイドストッパを嵌合等により取付け、前記トレ−の係合溝を前記ストッパの係合用突起に係合させて前記トレ−を棚板上に載置するようにしたから、一般的な棚装置をトレ−専用の収納棚装置に転用でき、しかも、地震等の振動を受けてもトレ−が落下するおそれは殆どない。そして、この構成は、カ−トリッジの取り出しに何らの支障も来たさない。

【０００６】

【実施例】

次に、本考案の実施例を図により説明する。図１は収納物品をカ−トリッジとし、それを後傾させて収納したブックスタンドタイプのトレ−を収納棚に収納した状態の一例の部分斜視図、図２は図１のトレ−とトレ−用ガイドストッパとの係合状態の一例を示す断面図、図３は図１のトレ−のネ−ムカ−ド取付部の斜視図、図４はカ−トリッジを上から差し込んで収納するボックスタイプのトレ−と収納棚との関係を示す斜視図、図５は図４のトレ−とトレ−用ガイドストッパとの関係を示す要部の拡大断面図である。

【０００７】図１乃至図３において、１は適宜間隔を置いて係止用スロット２を多数縦設した柱で、その４本を前記係止用スロット２を対向させて設置する。３は前後端部に前記係止用スロット２に係止する係止片を設けた断面Ｌ状の棚板受けで、この棚板受け３を適宜間隔を置いて前記柱１に架着し、対向する棚板受け３，３に棚板４を載置して収納棚を構成する。なお、収納棚の柱は、左，右１本タイプのもの、或は、柱に代えてパネルにより形成したのものでも、それらの内面に棚板受け３が設けられていれば、本考案の収納棚装置に構成できる。

【０００８】５は、両側板６，６と背板７，底板８とから成り、ブックスタンドタイプに形成したカ−トリッジ収納トレ−で、両側板６，６及び底板の前端側に下向き凹状をなす係合溝９をこのトレ−５の左右方向に設け、底板８の前部を上方傾斜面8a に形成すると共にそれより後部を下方傾斜面8bに形成して、前記両側板６，６と背板７に一体に形成し、底板８の下方傾斜面8bにカ−トリッジを載置，収納するようになっており、通常、合成樹脂成形品とする。尚、5aは前記トレ−５の仕切り板、6aは両側板６，６に設けた手掛け孔、8cは底板８の前部に形成したネ−ムカ−ド等のカ−ド取付部で、上下に係止片8dを適宜数設け、カ−トリッジの識別数字等を記載したカ−ド8eと透明な支持板8fを挿入，係止するようになっている。

【０００９】 10は、図２に例示したように、断面略コ字状で上面に前記トレ−５の両側板６，６と底板８に設けた下向きの係合溝９に係合する係合用突起11を設け、下部を棚板４の前端を上下から挟む挟持部12に形成して棚板４の前部に装着したトレ− 用ガイドストッパである。なお、12aは下部の挟持片の先端に折曲形成した係止片である。

【００１０】以上により、カ−トリッジを後傾させて収納するトレ−５の収納棚装置を構成するのであるが、この収納棚装置は、トレ−用ガイドストッパ10を棚板４の前端部にその挟持部12において装着すると共に、棚板４上に前記トレ−５を、その係合溝９を前記ストッパ10の係合用突起11に係合させて載置すれば、トレ−５は棚板４上において安定して支持されるので、地震等により振動を受けても、棚板４から脱落するおそれは殆ど無い。

【００１１】図４及び図５は、カ−トリッジを縦に収納できるようにボックス形に形成した収納トレ−の収納棚装置の一例を説明するための図であって、収納棚自体の構成は上記の図１，図２のものと略同一である。従って、図４，図５において、図１，図２と同一符号は同一部材を示している。図４及び図５において、13は、通常の箱型のカ−トリッジ収納トレ−で、適宜数の仕切り板14を前後板15，16と平行に取付けてあり、前後板15，16の上部を指掛け部17に形成してある。このトレ− 13の底面の前端側には、上記実施例のトレ−15の係合溝９と同様の下向き凹状をなす係合溝18が形成されている。19は、棚板４上に載置したトレ−13をその係合溝18において支持するトレ−用ガイドストッパで、上部側の上面に前記係合溝18 に嵌合する係合用突起20を設け、下部を棚板４の前端を上下から挟む挟持部21に形成している。

【００１２】以上によりカ−トリッジを縦に収納するボックス形収納トレ−13の収納棚装置を構成するが、この装置においても、トレ−13は棚板４上においてその前後方向に関し安定して支持されるので、地震等により振動を受けても、棚板４から脱落するおそれは殆ど無い。

【００１３】上記実施例の本考案装置における収納棚においては、後部の柱１の間に背板部材22を架着して、棚板４に載置したトレ−５又は13を後側で支持するようにしてもよい。

【００１４】また、本考案棚装置では、棚板の前，後面に、断面略コ状の棚板挟持部を有し、その上面にトレ−の当接部を凸設したトレ−用ガイドストッパを、前記挟持部において装着し、前，後のガイドストッパの間にトレ−を載置することにより、トレ−用収納棚装置に形成することもできる。

【００１５】

【考案の効果】

本考案は上述のとおりであって、カ−トリッジ等を収納するブックスタンドタイプのトレ−にあっては、トレ−の底側に設けた係合溝を、棚板の前部に装着したトレ−用ガイドストッパの係合用突起に係合させて棚板上に載置するようにしたから、一般的な棚装置を容易にトレ−専用の収納棚装置に転用することができ、収納したトレ−が振動を受けても棚板から脱落するおそれは殆どない。

【００１６】従って、本考案は、一般的な棚装置をカ−トリッジ等の物品を収容したトレ− を収納するトレ−専用の収納棚装置に容易にかつ低コストで形成することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】カ−トリッジを後傾させて収納するトレ−を収
納棚に収納した状態の部分斜視図。

【図２】トレ−とトレ−用ガイドストッパとの係合状態
を示す断面図。

【図３】図１のトレ−のネ−ムカ−ド取付部の斜視図。

【図４】カ−トリッジを上から差し込んで収納するトレ
−と収納棚との関係を示す斜視図。

【図５】図４のトレ−とトレ−用ガイドストッパとの関
係を示す断面図。

【符号の説明】

１柱２スロット３棚板受け 3a 上向き突起 3b 切欠４棚板５カ−トリッジ収納トレ− 5a 仕切り板６側板７背板８底板 8a 上方傾斜面 8b 下方傾斜面 8c カ−ド取付部 8d 係止片 8e カ−ド 8f 支持板９係合溝 10 トレ−用ガイドストッパ 11 係合用突起 12 挟持部

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】左右の柱又はパネルの内側の高さ方向に
適宜ピッチで断面Ｌ状の棚板受けを設け、各左右の棚板
受けに棚板を載架した棚と、カ−トリッジ等の物品を並べて収納し、前記棚板の上に
載置される物品収納トレ−であって底面の前方に下向き
凹状の係合溝を形成した収納トレ−と、断面略コ字状で上面に前記トレ−の係合溝に係合する係
合用突起を設け、かつ、前記棚板の前部に装着したトレ
−用ガイドストッパとから成り、収納棚の棚板の前部にトレ−用ガイドストッパを装着す
ると共に、棚板上に収納トレ−を、その係合溝を前記ス
トッパの係合用突起に係合させて載置するようにしたこ
とを特徴とするカ−トリッジ等の収納トレ−の収納棚装
置。
【請求項２】適宜間隔を置いて係止用スロットを多数
縦設し該係止用スロットを対向させた４本の柱の前後の
各２本の柱の内側に、前後端部に前記係止用スロットに
係止する係止片を設けた断面Ｌ状の棚板受けを適宜間隔
を置いて架着し、それら棚板受けに棚板を載置した収納
棚と、両側板と背板と底板とから成り、両側板及び底板の前端
側に下向きの係合溝を形成すると共に、底板の前部を上
方に傾斜させそれより後部を下方に傾斜させて前記両側
板と背板に一体に形成し、底板の下方傾斜面にカ−トリ
ッジ等を載置，収納するカ−トリッジ等の収納トレ−
と、断面略コ字状で上部に前記トレ−の両側板及び底板の係
合溝に係合する係合用突起を設け、前記収納棚の棚板の
前部に装着して、前記トレ−の係合溝を係合させるトレ
−用ガイドストッパとから成り、収納棚の棚板の前部にトレ−用ガイドストッパを装着す
ると共に、棚板上にカ−トリッジ等の収納トレ−を、そ
の係合溝を前記ストッパの係合用突起に係合させて載置
するようにしたことを特徴とするカ−トリッジ等の収納
トレ−の収納棚装置。
【請求項３】カ−トリッジ等の収納トレ−は、ブック
スタンド型である請求項１又は２の収納棚装置。
【請求項４】カ−トリッジ等の収納トレ−は、ボック
ス状である請求項１又は２の収納棚装置。
【請求項５】左右の柱又はパネルの内側の高さ方向に
適宜ピッチで断面Ｌ状の棚板受けを設け、各左右の棚板
受けに棚板を載架した棚と、カ−トリッジ等の物品を並べて収納し、前記棚板の上に
載置される物品収納トレ−であって底面の前方に下向き
凹状の係合溝を形成した収納トレ−と、断面略コ字状の棚板挟持部を具備しその上面側に前記ト
レ−の前壁に当接する当接用突起を設け、かつ、前記棚
板の前部にその挟持部において装着したトレ−用ガイド
ストッパと、断面略コ字状の棚板挟持部を具備しその上面側に前記ト
レ−の後壁に当接する当接用突起を設け、かつ、前記棚
板の後部にその挟持部において装着したトレ−用ガイド
ストッパと、収納棚の棚板の前，後部にトレ−用ガイドストッパを装
着すると共に、棚板上に収納トレ−を、その前後壁を前
記ストッパの当接用突起に対向させて載置するようにし
たことを特徴とするカ−トリッジ等の収納トレ−の収納
棚装置。
【請求項６】トレ−用ガイドストッパは合成樹脂成形
品により形成し、棚板の前端面に脱着可能に嵌合装着し
た請求項１〜５のいずれかの収納棚装置。