JPH08511996A - 軽量自己絶縁複合工具 - Google Patents

軽量自己絶縁複合工具

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JPH08511996A
JPH08511996A JP7503482A JP50348294A JPH08511996A JP H08511996 A JPH08511996 A JP H08511996A JP 7503482 A JP7503482 A JP 7503482A JP 50348294 A JP50348294 A JP 50348294A JP H08511996 A JPH08511996 A JP H08511996A
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クルエシ,オウガスト・エイチ
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ユー・エス・コンポジッツ・コーポレーション
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Abstract

(57)【要約】 工具先端部(14)の先端部柄部(14B)の周囲に電気絶縁材料の工具柄部(16)を成形した、軽量自己絶縁複合手工具(10)。工具先端部(14)は、先端部柄部(14B)上に作業端部(14C)を有する。軸方向応力及び捩り応力に抗するように、先端部柄部(14B)内に、物理的結合カプリングが成形される。工具柄部(16)の周面に沿って、予め成形された取り替え可能な弾性カバー(18)が滑合される。先端部(14)の作業端部は、カバー(18)のスナップ嵌め突起(48)を受容する円周溝(26)を備える。工具柄部(16)は、母材内に埋め込まれた非導電性補強フィラメント(F)の編組複合体でもよい。先端部柄部(14B)は、工具柄部(16)のフィラメント(F)と母材端部とを先端部柄部(14B)上に保持するために、僅かな角度を成して後方に幅が拡がった環状凹部(33)を有する。前端部を有するコア(12)は、先端部柄部の内孔(38)内に楔留めされる。

Description

【発明の詳細な説明】 軽量自己絶縁複合工具 発明の分野 本発明は、軽量手工具に関し、特に、高軸方向強度且つ高捩り強さを有する接 合部即ちカプリングを介して断面略円形の金属工具先端部に対する工具柄部の連 結度を高めた、編組又は巻繊形態の軽量自己絶縁複合工具柄部に関する。発明の背景 従来、良心的な雇用者は、その従業員の安全性に対して関心を払ってきた。加 えて、近年廃疾や医療にかかるコストが急騰したので、雇用者は、作業場の安全 性を改善することにより、大きな経済的利益を実現することができる。様々な業 界で、従業員は、筋肉や骨格の損傷を経験することも多い。例えば、連邦職業安 全健康管理局は、従業員補償として支払われた腰部損傷に対する支出は、医療そ の他の直接経費の名目で、1986年には総額300億ドルにも登った、と報告 している。更に、今世紀の末までに、従業員補償として支払われる費用のうち約 半分は、筋肉及び骨格に関する損傷の治療費に当てられることになろう、とも報 告されている。通電可能な機器を修理する作業員は、火傷或いは感電死の危険に さえ絶えず晒される。これらの事故及び損傷の多くは、直接的或いは間接的に、 作業場における一般手工具の使用に由来している。 ある大手電力会社の安全担当者は、彼らの架線作業員の一部の工具セットの重 さが70ポンド(31.75kg)にもなる、と報告している。特に、屋外作業 や電柱に上る等のストレスの多い環境に従事する作業員の場合、筋肉及び骨格の 損傷の高い発生率は、過度の重量に直接起因していた。更に、絶縁手工具は、第 一に通電電気部晶に不注意に触れることで感電の可能性がある、第二に通電部品 間の橋絡による位相間の又は位相から地面へのフラッシュオーバ或いは工具の非 絶縁部による通電部品から地面へのフラッシュオーバの可能性があり、かかる事 故がユーザの火傷や目の損傷の危険に繋がる、第三にユーザが絶縁テープや熱収 縮材を使って自身の個人用手工具を不十分に絶縁する可能性がある、第四に、金 属工具が通電部品と偶然接触することで電気機器を損傷させる可能性がある、と いった危険度の高い諸環境に対して安全を確保する有益な手段を提供する、とい うことも報告された。更に、変圧器の一次側はヒューズを取り付けられていない ので、不十分に絶縁された工具が不適当な位置に来た場合、機器に多大な損傷を もたらすと共に作業員を危険な作業環境に置くことになる、ということも指摘さ れた。 電気関連作業員のためのより安全な手工具の必要性に答えて、国際電気標準会 議は、交流1000ボルト、直流1500ボルトまでの通電作業用手工具に適用 される標準を規定した(IEC900)。この標準に従った現在入手可能な手工 具は、典型的には、従来の金属柄部を一層又は二層のプラスチック絶縁材料で被 覆したものである。これは、電気的危険に対して十分な保護を与えることができ るが、所謂絶縁工具は、実際には、標準的な手工具よりも重く嵩張る。更に、そ れらの長期信頼性は、破断、磨耗の可能性、及び絶縁材料の表面に汚染物質が埋 まる可能性の故に、保証されない。この結果、より安全な手工具を作業員に提供 したいという雇用者の願いは、大きな困難を伴うことになる。絶縁材料は損傷し 易いために、工具の絶縁性能を頻繁に点検し、再検査を行う必要がある。実際に は、これは、手工具の数が余りに多く工具毎にログを維持することが困難なため に、事実上不可能である。更に、工具の絶縁性能を台無しにする切断はいつでも 起こり得るので、絶縁性能が絶対に損なわれないということを保証し得る安全点 検期間は、実際には存在しない。先に述べたように、絶縁手工具は、その重量と 体積が増加するので、実際には、工具の重量的課題と人間工学的課題を悪化させ てしまう。即ち、電気的危険に対する安全性の向上は、その他の安全性を多少犠 牲にして達成されている。 従って、全作業員を利する重量の低減を達成して実用的な自己絶縁手工具を提 供することにより、作業場の安全性を大いに高めることが本発明の目的である。発明の概要 本発明は、一般的な手工具の重量を最大70%減少させる手段を提供する。こ れにより、二つの安全性上の目的を達成することができる。第一に、作業員の工 具ベルト及び工具袋の重さにより筋肉及び骨格を損傷する可能性が直接に減少す る。第二に、本発明の軽量工具は、梯子上に立つ、電柱上で作業する等危険が大 きい状況でも作業員が工具を容易に取り扱うことができる、画期的な形式の工具 保持装置を実現可能にする。 本発明は、更に、電気的危険に対して、高度の安全性を提供する。既存の絶縁 工具とは対照的に、本発明は、ほぼ完全に自己絶縁材料から形成することができ る、一般的な手工具を提供する。金属等の導電性材料から形成する必要があるの は、工具の作業端部の僅かな露出部のみである。従って、工具及び把手のほぼ全 体が、全て電気絶縁材料から構成される。本発明のもう一つの安全性上の特徴は 、取り替え可能な絶縁カバーの使用である。このカバーは、既存の絶縁工具の信 頼性を制限する二つの一般的な危険に対する、解決手段を提供する。第一に、電 力会社の作業安全担当者は、高電圧環境下では、工具の絶縁性能が工具の表面清 浄度や一体性に大きく依存する、ということを指摘している。手工具は、使用時 にしばしば磨耗したり擦られたり衝撃を受けたりするので、本発明は、ユーザに 工具表面を直ちに更新し得る構造を提供し、それにより、無垢の表面がいつでも 得られるようにしている。更に、工具の構造柄部から絶縁カバーの機能を分離す ることにより、異なる材料を用いてそれぞれ最良の特性を利用することができる 。換言すれば、カバーとしては最適な電気絶縁材料を用い、工具先端部に力やト ルクを伝達しなければならない工具の柄部や本体としては最適な構造材料を用い てもよい。 以下の詳細な開示から明らかなように、本発明は、用途に応じて、低熱伝導性 材料を用いる(冷寒気候での作業の安全のため)、全体を非スパーク材料にする 、全体を非磁性材料にする、等他の安全上の特徴を提供すると共に、重量の減少 が最終的な電気絶縁性能より重要な意味を有する市場用には中空コアを任意で設 けている。図面の簡単な説明 図1は、本発明の好適な実施形態を形成する軽量自己絶縁複合柄部螺子廻しの 分解組立図であって、射出成形熱可塑性把手と編組又は巻繊構造複合工具柄部と の間の接合部を示すために一部を破断した図である。 図2は、図1の螺子廻しの金属工具先端部の端面図である。 図3は、図1の螺子廻しの、編組又は巻繊構造複合工具柄部の一部と工具先端 部の拡大縦断面図である。 図4は、図3の螺子廻しの、線4−4に沿った横断面図である。 図5は、図1乃至図4の実施形態と同様の金属先端部柄部上に硬質棒状ポリマ 工具柄部が成形された本発明の第二の実施形態を形成する、図1の螺子廻しの変 形例の拡大断面図である。好適な実施形態の説明 本発明の基本的な特徴は、本発明の二つの実用的な実施形態を形成する、軽量 自己絶縁螺子廻し内に組み込まれる軽量自己絶縁複合工具柄部により説明される 。図1及び図5の手工具即ち螺子廻し10及び10′は、それぞれ、改良された 自己絶縁手工具の一般的な構造内容を示すが、本発明は、ナット廻し、アレンレ ンチ、トークス(商標)ドライバ、ラチェット延長部、レンチハンドル等、螺子 廻し以外の手工具にも適用可能である。図面に示されて以下説明する二つの実施 形態については、同一素子に対し同一の参照符号が用いられる。 図面の図1乃至図3を参照すると、第一の実施形態における電気的絶縁手工具 即ち螺子廻し10は、好ましくは、射出成形コア即ちマンドレル12を中心とし て対称又は非対称の編組複合柄部16から形成される。編組複合柄部16は、金 属工具先端部14の金属工具先端部柄部14Bの全体に亘り、編組されている。 中空管状の弾性柄部カバー18は、好ましくは射出成形技術により別途成形され 、編組構造の複合工具柄部16の外周上で軸方向に摺動されると共に好ましくは その外周上で展延される。更に、射出成形熱可塑性把手20が、マンドレル12 の後端部を覆っている。複合柄部16は、柄部前端16Aから後端16Bに向け て直径が増加するようにテーパが付いている。射出成形の弾性柄部カバー18は 、好ましくは均一の厚さを有し、円錐状の内孔22を備える。該内孔22は、工 具複合柄部16の円錐状の外周面24と整合するが、図2及び図3のように組み 立てられるとき、弾性柄部カバー18が摩擦握りに対して工具柄部16の外周面 24上で僅かに展延するように、僅かに小さい寸法を有している。また、第一の 実施形態の複合工具柄部16は、複合構造を形成するために、適当な樹脂Rに埋 込まれた電気絶縁材料フィラメントの繊維Fから対称に或いは非対称に編組して もよい。また、該フィラメントをテーパ付きマンドレル12上に巻繊してもよい 。なお、金属工具先端部14は、特に工具先端部柄部14Bの領域で、固化可能 な樹脂Rの固化に先立ち金属工具先端部14上に編組或いは巻繊して、補強繊維 即ちフィラメントFを工具先端部柄部14Bの外周面に高強度係合させるような 、外部形状を有する。これにより、軸方向に加わる引張及び圧縮力、及び補強フ ィラメントFの巻繊又は編組及び樹脂Rの固化後金属工具先端部14に対して複 合工具柄部16を回転させる捩り力とに抗する、高強度物理的カプリングを形成 する(図3)。 工具先端部14は、手工具の性質及び手工具の用途に応じて、種々の材料から 形成することができる。例えば、工具先端部は、クロム−バナジウム合金鋼、耐 腐食性工具用の17−4PHステンレス鋼、非スパーキング工具用のベリリウム −銅合金、及び超軽量工具用のチタン−6AL−4V、から形成してもよい。工 具先端部14の製造に用いる金属は、最終的な手工具の強度、耐腐食性及び軽量 度等の観点から、必要に応じて容易に変更することができる。金属先端部14は 、ユーザの手からファスナに或いは工具で調整されるその他対象物にトルクを伝 達するために、手工具の高耐磨耗性素子を構成する。 図3は、金属先端部14の詳細と、複合柄部16内の成形品への接続又は取付 の信頼性と強度を改善するためのその特徴と、を示す。金属先端部は、二つの部 分、即ち前方の作業端部14Aと、後方の金属先端部柄部14Bと、から成る。 作業端部14Aは、次第に先細になり、平坦で幅の狭い螺子廻し刃部14Cへと 続く。刃部14Cでは、工具10は、螺子廻しの形を採る。一方、先端部柄部1 4Bは、作業端部14Aと先端部柄部14Bとの間の接続領域で、略円筒状にな っている。作業端部14Aは、その後部に、傾斜肩部28を画定する円周溝26 を備える。該円周溝は、交換可能な弾性カバー18の前端部の弾性突起48に対 して、スナップ係止溝を構成する。突起48は、展延可能な成形プラスチックカ バー18の径方向拡大部から成り、円錐状の端面48Aを有する。該端面は、金 属先端部の作業端部14Aの外側に拡がった湾曲面14Dと、結合する。溝26 は、一定した直径を有する底部26Aを備えると共に、円錐状の径方向外側に拡 がった傾斜壁27で後方が終端する。該傾斜壁27は、径方向外側に突出する円 錐状のフランジを画定する。円錐面27は、突起48の円錐面48Bと整合し、 突起48の円周溝26へのスナップ嵌めを容易にしている。円錐フランジ30は 、先端部柄部14B内の環状凹部33により画定される径方向肩部32により、 部分的に形成される。環状凹部33は、円錐フランジ30から後方に、金属先端 部14の後縁部42まで延びる。環状凹部33は、好ましくは、環状凹部33の 位置で先端部柄部14Bの外周部54並びにマンドレル12の外周部52の周囲 に補強フィラメントFを編組することにより形成された、複合工具柄部16の前 端部16Aを受容する。図1の好適な実施形態では、環状凹部33は、先端部柄 部14Bの円筒状の外周面54により画定されておらず、外周面54は、円錐状 の極めて浅い傾斜角を構成している。外周面54は、肩部32から約2°の保持 角αで、後方外側に拡がっている。保持角αにより、金属先端部柄部14Bを複 合体16に物理的に結合させることができる。図4の実施形態に見るように、好 ましくは、作業端部14Aに隣接して円周溝が設けられ、これにより、前記繊維 又はフィラメントFの多重層から成ることが多い補強繊維の編組又は巻繊工程時 に、繊維又はフィラメントFを堆積し易くしている。環状凹部33は、補強繊維 又はフィラメントFを編組又は巻繊した層の反転部を位置決めすると共に金属先 端部14内のプッシュプル能力を提供するために、91乃至図3の実施形態では 極めて浅い円周溝を構成する。保持角αが2°の場合、環状溝33は、先端部柄 部14Bの前端部近傍でより深くなっている。軸方向保持凹部即ち溝33の平坦 な多角形壁の2°の傾斜は、フィラメントFの反転が生じる編組又は巻繊フィラ メント補強樹脂含浸及び固化複合構造の前端部16Aで当該構造の妥当な生産性 を考慮しつつ、所望の軸力能力を提供するように、選定される。図3の空間44 には、硬化を通じて固化する固体樹脂Rを充填する。 円錐フランジ30の後方に位置する、金属先端部14の残りの部分は、複数の 円周方向に離間したファセット36から成り、金属先端部柄部14Bの外周面5 4の横断面に、多角形の輪郭を付与している。図3の線4−4に沿った横断面図 である図4から分かるように、多角的の輪郭は、五角形の形状を有し、接触圧を 介して確実なトルク伝達を可能にしている。多角形は、3乃至8本の範囲の辺か ら構成してよく、捩り力を工具10の把手20から金属先端部14の作業端部1 4Aの螺子廻しブレード14Cまで効果的に伝達している。図示実施形態におい ては、5枚のファセット36が平面部37を介して互いに円周方向に離間してお り、編組又は巻繊された複合補強繊維又はフィラメントFと金属先端部14との 間に確実な物理的結合カプリングを構成して、高トルク力を工具金属先端部14 に伝達するようにしている。 好ましくは、先端部柄部14Bを中空とし、円錐端部壁40内において径方向 肩部32の近傍で終端する円錐内孔38により画定される皿形内部領域39を構 成する。この内部領域39は、金属先端部の重量を軽減すると共に、金属先端部 の円錐内孔38の円錐周面部に整合する浅い円錐周面部56と内部領域39の円 錐端部壁40に整合する円錐端部壁58とを有する常設の或いは取り外し可能な マンドレル12上に、金属先端部14を位置決めする。金属先端部を常設の或い は取り外し可能なマンドレル12上に確実に位置決めすることにより、フィラメ ント又はファイバFの編組又は巻繊が容易となり、同時に、応力集中に繋がる結 果複合工具柄部16と金属先端部14との間の金属接合を余りに早く損傷せしめ る剛性の急激な変化を防いでいる。かくして、金属先端部14は、樹脂R含浸編 組又は巻繊繊維Fの補強により、一体的に保持される。一般には、樹脂Rは、巻 繊又は編組された繊維Fの樹脂R含浸後の複合体の組立及び成形工程中に、同時 硬化される。マンドレルの周囲、及び環状凹部即ち溝33を支持する先端部柄部 14B部分の周囲に、樹脂支持繊維Fを編組してもよい。これにより、複合工具 柄部16と金属先端部14との間に、冗長性を持つ軸方向及び捩り物理的結合及 び接着結合の接続部即ちカプリングが形成される。図面の図1及び図3から分か るように、繊維補強された複合柄部16は、把手の方に向かって直径が増加し、 円錐状の中空複合柄部16のテーパは、編組又は巻繊工程を通じて容易に形成さ れる。その結果、手工具10のこの主要素子の重量を著しく増すことなく、複合 工具柄部16の強度及び捩り剛性を増加させることができる。工具の捩り剛性は 、トルク付与時に相当な巻き上げを要する工具の使用にユーザが抵抗感を覚えが ちであるので、重要である。かくして、複合柄部は、同様の効果的な剛性を付与 するように構成されるので、把手のみが成形プラスチック等の非金属から形成さ れ且つ螺子廻し柄部が該成形プラスチック把手内に埋め込まれた螺子廻し先端部 から遠く離れた端部を有する比較的重い金属棒である、従来の螺子廻し等の遥か に重い金属工具のように感じられる。 複合工具柄部16の編組又は巻繊フィラメントFは、典型的には、高強度、高 誘電繊維、例えばE−ガラス繊維(Eガラス)、S−2ガラス繊維(Sガラス) 、又はセラミック繊維である。工具10の特定の要求条件に応じて、フィラメン トFは、従来の二軸構成で、或いは従来の三軸構成で、或いは非対称構成で、編 組してもよい。また、繊維Fをマンドレル12上に巻繊してもよい。剛性と強度 の問題を最優先させる場合は、フィラメント即ち繊維Fは、起伏を減少させた二 軸又は三軸構成で、巻繊又は編組してもよい。好適な編組複合柄部16は、挿入 及び硬化母材材料の硬質状態への硬化することにより、完成される。図示された 母材材料は、樹脂Rである。一般に、かかる母材材料は、以下の特性、即ち少な くとも350000psi(24605kg/cm2)の構造的に有用な弾性率 、低吸湿性、十分な屋外耐候性、更には最も重要なものとして、高絶縁耐力及び 耐アークトラック性を有することが好ましい。 適用可能な母材材料の例としては、ユニオンカーバイド社のERL−4221 脂環式エポキシ化合物、ダウケミカル社のデラケーン8084、改良ポリマ科学 社のシロキシレン、及びPETポリエステル、ポリスルフォン、ナイロン(登録 商標)等の高性能熱可塑性樹脂等の、エポキシ化合物又は樹脂がある。また、例 外的には、ガラス又はセラミック母材が有益で上述した母材材料に代わり得る場 合もある。本発明は、広くセラミック又はガラス母材複合体を含むものとする。 複合工具柄部16は、複合材料製造技術で周知の方法、即ち、樹脂トランスフ ァ成形、湿式編組、湿式フィラメント巻繊、熱可塑性繊維との混合補強繊維の編 組又は巻繊及びそれに続く圧縮成形、のいずれかにより形成することができる。 ガラス及びセラミック母材複合体の場合、該複合体は、ゾル−ゲル変換及び粉末 スラリ含浸及びそれに続く圧縮成形等の周知の方法により、製造してもよい。 次に図1及び図3を参照すると、射出成形の取り替え可能誘電カバー18によ り、ユーザは、汚れて損傷した射出成形カバー18を新しいカバーと交換するこ とで、定期的に工具の外面を再生することができる。該カバーは、典型的には、 超高分子量ポリエチレン、ナイロン(登録商標)、ビニル系ポリマ等の、強靭な 高誘電熱可塑性材料から、射出成形される。図1乃至図3の実施形態において、 編組又は巻繊された複合工具柄部16は、径方向内側前方を向いたベベル面62 Aにより画定される円周係止リップ62を備える。該ベベル面62Aは、円錐フ ランジ30の傾斜前面30Aに結合すると共に、円周溝の底面29及び肩部28 と共働して、取り替え可能なカバー18の前縁突起48の厚さに寸法決めされた 環状凹部を画定する。突起48は、金属先端部14上に位置決めされると、取り 替え可能なカバーの保持を可能にする。突起48は、作業端部14Aの幅が拡が った湾曲面14D上に載り、図3の円周溝26にスナップ嵌めされる。更に、突 起48の後方のカバー18の残余部は、複合柄部16の外側表面24の形状と整 合するようにテーパを付した中空の円錐部の形で、均一の厚さを有する。取り付 け時、取り替え可能なカバー18は、複合工具柄部16と接触してそれを包囲す るその最終位置で、僅かに展延される。 図3に示したように、取り替え可能な誘電カバー18は、図1で射出成形の取 り替え可能なカバー18の前端部を越えて軸方向に延びるプルタブ64により例 示される、一体ティアストリップ構造を有する。タブ即ちティアストリップ64 を支持する端部から長手方向に遠ざかる方向に引っ張ると、タブ64がカバーを 割るので、該カバーを直ちに除去して新しくきれいで損傷のない誘電カバー18 と取り替えることができる。図1の破断部で示したように、取り替え可能な誘電 カバー18は、ほぼ複合工具柄部16の長さ全体に亘り延びているが、把手20 に達しないで終端する。複合工具柄部16は、マンドレル12のベベル後端部1 2Bに一致する円錐端部16Cを有し、これにより、先端部柄部14Bの周囲並 びに中空先端部柄部14Bの内側に受容されるマンドレルの前端部12Aの周囲 に成形された複合工具柄部による金属先端部14の軸方向保持を、更に確実にし ている。 射出成形の熱可塑性把手20は、把手の前端部20B近傍で該把手の外周面内 に浅い溝20Aを有する長尺の円筒形であり、複合工具柄部16の端部16Cを 受容するように寸法決めされた適当な軸方向内孔66を備えて成形されている。 該内孔は、柄部16の形状と整合する。射出成形の熱可塑性把手20と複合工具 柄部16との間で、圧入接合を行ってもよい。また、強力な物理的カプリングを 得るために、内孔66内に、複合工具柄部16を当該領域に接着する接着剤の層 60を配置してもよい。射出成形の熱可塑性把手20は、誘電カバー18の交換 及びプルタブ64への接触を妨げることのないように、複合工具柄部16に固定 する必要がある。かくして、取り替え可能な誘電性カバー18の使用により、ユ ーザは、工具柄部16を直ちに無垢の表面状態に戻すことができると共に、衝撃 、磨耗、切断作用を含む一般の工具酷使からの再生可能な物理的保護手段を構成 することができる。更に、射出成形の交換可能な柄部カバー18は、高電気抵抗 を付与する雌型面として機能することにより工具10の製造を容易にする一方で 、比較的壊れやすい複合工具柄部16の損傷を防止する。金属工具先端部柄部1 4B内に中空皿穴39が存在するために、先端部14を、射出成形コア即ちマン ドレル12上にくさび止めすることができ、工具10の複合工具柄部側の製造を 容易にすると同時に、金属先端複合柄部の接合部における剛性の漸次的遷移を防 止している。皿穴の円錐内孔38の角度αは、2乃至15°の範囲であるが、よ り好ましくは、6°程度にすべきである。更に、約1.5°の複合工具柄部テー パ角φを採用することにより、複合工具柄部に付与される捩り及び曲げ剛性を、 工具を過度に大きくすることなく、増大させることができる。編組工具柄部のテ ーパ角φは、0乃至15°の範囲でもよい。編組又は巻繊されたフィラメント又 は繊維を採用して複合構造の工具柄部16を製造することにより、捩り強度及び 剛性は、例えば、S−2繊維ガラス/エポキシ樹脂複合構造から成り十分に電気 的に絶縁された工具柄部内で、有利に達成される。図1乃至図4の実施形態から 、軽量の手工具10が、疲労を軽減し、作業場で作業員の筋肉や骨格に損傷を来 すことが多い歪みを最小にする、ことは理解されよう。これは、特に、工具を用 いて攀じ登ったり或いは困難な場所で作業する必要がある作業員にとって、当て はまる。自己絶縁工具10は、電流の通じた接点間のアークによる火傷の発生率 と電気衝撃を減少する。また、自己絶縁工具10は、作業員が場当たり的に自前 の絶縁工具を作成し、或いは便宜上電気的絶縁を欠いた標準工具を用いて安全手 順を無視する、可能性を除去する。本発明は、増大する多様な全作業員の要求を 満たすために必要な、汎用の工具先端部と工具ホルダの構造的な組合せを構成す る。工具は、汎用でユーザが金属工具先端部と接触するのを防ぐために極めて効 果的に電気的に絶縁されているのみならず、既存の標準的な絶縁手工具の重量と 比較して約30乃至70%程度と軽量になっている。IEC(国際電気標準会議 )900の標準に合致させるために、金属先端部14は、作業端部14Aの約2 倍の長さの先端部柄部14Bを有する必要がある。例えば、作業端部14Aの最 大長さが約15mmの場合、先端部柄部は、最低約30mmの長さとする。改良 された工具10は、握りの近傍に一体二重カラー(図示せず)を使用しているた め、トルク印加及び剛性の点で従来の工具に略同等の機能特性を付与している。 更に、電気経路の増加が行われ、改良された工具は、金属工具先端部の複合工具 柄部へのスナップ嵌めを可能にする。重要なことは、繊維補強された硬化樹脂複 合工具柄部が、共通の会社が譲受人となっている米国特許第4494436号の 主題である湿式編組技術及び装置を含む複合編組により製造されてもよいし、二 軸又は三軸の対称編組、或いは「改良された繊維補強製品の非対称編組」と題さ れて1992年8月25日に出願され共通の会社が譲受人となった米国特許出願 番号第07/932732号に記載されたような非対称編組、を採用してもよい 。設計された工具は、IEC標準900「交流1000V、直流1500Vまで の通電作業用手工具」に合致するか或いはそれを上回っている、と思われる。更 に、特定の工具特性要求条件に合致させるために、改良熱可塑性樹脂(例えば、 アブテル、トーロン、セラゾール等)から工具を形成してもよい。本出願人の設 計は、以下のように、従来の5/16インチ(0.79cm)×6インチ(15 .24cm)のフラットブレード螺子廻しの設計に、十分容易に比肩する。 図5は、軽量自己絶縁工具10′に係る、本発明の第二の実施形態の拡大縦断 面図である。第一の実施形態と同一の素子には、同一符号を付す。成形工具柄部 16′は、図1乃至図4の第一の実施形態の工具先端部保持特徴を用いて、工具 先端部14′の先端部柄部14′B周囲上に、成形される。図5の実施形態の工 具保持特徴は、金属先端部保持手段と組み合わせて、第一の実施形態の図3に最 もよく示されたように機能する。図1乃至図4の第一の実施形態の構造内容の重 要部分は図5の縦断面図には示されていないが、図5は、全体を符号16′で示 した成形プラスチック工具柄部により全体を符号14′で示した金属先端部を保 持するための保持特徴を、完全な形で示す。本実施形態では、工具柄部16′は 、射出成形又は圧縮成形の硬質棒状ポリマから構成される。複合工具柄部16′ の代替材料による構成は、螺子廻しの形を有するが第一の実施形態の工具10ほ どには高強度や剛性を要しない、低コストの工具10′を提供する。図5の図示 実施形態において、金属先端部14′は、作業端部14′Aと、金属先端部柄部 14′Bと、から成る。作業端部14′Aは、螺子廻しフラットブレード14′ Cで終端する。工具10′は、第一の実施形態と同様の螺子廻しである。 作業端部14′Aの外表面は、外側後方に向けて幅が拡がっており、環状凹部 即ち軸方向溝33により画定された径方向肩部28で終端する。凹部33は、径 方向肩部28から後方に延びる小径で長さが短い周面54′により形成される。 該周面は、僅かに円錐状で、約2°の凹角αでフランジ28から離れる方向に径 方向外側に幅が広がり、成形された硬質棒状ポリマの工具柄部16′内に係合し た金属先端部を確実に保持するようにしている。先端部柄部14′Bの凹部33 を画定する周面部54′の後方で、先端部柄部14′Bの残余部は、金属先端部 14′の後端部14′Eの方向に、急速に内側に先細になっている。更に、先端 部柄部14′Bの当該部分の周面54は、断面が多角形の外表面を備える。この 場合の断面は、第一の実施形態における先端部柄部14Bの外周面の五角形とは 対照的に六角形である。硬質棒状ポリマ複合柄部16′は、その周囲に成形され る。矢印φで示したように、先端部柄部14′Bの後端部の周面70は、外側後 方に拡がった表面部54から離れる方向に、約5°の角度φを成して内側に先細 になっており、これにより、金属先端部柄部14′Bから、成形された硬質棒状 ポリマ工具柄部16′内に、漸次的な負荷伝達を行っている。六角形のファセッ トは、破線36′で示されている。径方向肩部28′と先端部柄部14′Bの後 方内側に先細になった端部との間の周面部54の首部の長さLは、金属先端部1 4′の端部AEを更に成形柄部16′内に移動するように拡大して、捩り剛性の 改善を図ってもよい。更に、首部の直径Dは、金属先端部14′に十分な捩り強 さを付与すると共に、金属先端部柄部14′Bのファセット36′により生成さ れる捩り及びフープ応力に抗するために成形柄部16′に十分な壁厚さを与える ように、寸法決めされる。 また、必要に応じて、図1乃至図4の工具10は、金属工具先端部上で径方向 に離間した二つの径方向フランジの間に溝を設け、該溝を複合工具柄部の管状前 端部内にスナップ嵌めしてもよい。当該溝の断面形は、方形又は六角形とし、金 属工具先端部14にレンチを当接させることによりユーザが容易にトルクを付与 し得るようにしてもよい。かくして、複合工具柄部16は、金属先端部14が挿 入される小さいソケットから成る工具ホルダとして機能し、工具は、迅速に内側 に移動して保持熊手内に迅速にスナップ嵌めされる。逆の場合、ユーザは、僅か な力で、図1の実施形態の把手20(図示せず)等の把手を把持し、工具先端部 を回転させて工具先端部を保持スナップから外し、更に工具先端部を上方に引っ 張って複合工具柄部又はその等価物により構成される先端部保持ソケットから抜 き出すことができる。尚、主として複合工具柄部から形成された工具ホルダを、 工具ユーザの手首、腕、大腿部等ユーザにとって最も便利な場所に、弾性又はベ ルクロバンドにより結び付けてもよい。また、作業員の散漫な注意力や苛立ちに よりしばしば生じる工具袋内での手探りをできるだけ少なくするために、工具先 端部保持ソケットを配列した工具ベルトを形成してもよい。 保持クランプ力は、その形態に拘らず、工具先端部を複合工具柄部から構成さ れたホルダに差し込み該ホルダから外す際に作業員に困難を感じさせる程には大 きくなく、また作業員が梯子等を上り下りする際に工具先端部を確実に保持する に十分な程度でなければならないので、複合工具10或いは硬質棒状ポリマ10 ′の軽量性は、この種の工具保持装置の実施には重要である。図3に示したよう な単一のフランジに加えて、工具先端部14に、工具先端部柄部の周面の凹部3 3から外側に一定距離延びて肩部28から軸方向に離間した別の径方向フランジ を設けることにより、二重フランジを構成し、工具ホルダとして機能する複合工 具柄部による工具先端部の保持を確実なものにしてもよい。図面の図5に示され た上述の工具保持装置を用いない変形工具10′の場合、当該実施形態に適用さ れたかかる二重フランジ工具保持装置は、電気衝撃等の危険から作業員の手を保 護し、複合工具柄部16′から外側に延びる作業員の親指や人指し指、及び手首 が作業場内の通電された部品と接触する可能性を最小限にするので、かかる危険 に対する安全性を確立するもう一つの手段を提供する。 二つの図示実施形態に関して上述したことから、軽量且つ自己絶縁構造の同様 の利点を提供しつつ、上述したように本発明をラチェットハンドル、レンチ、ラ チェット延長部等の工具に適合させながら、本発明により種々の自己絶縁工具を 実現し得る、ことは明らかである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 作業端部と一体先端部柄部とを有する工具先端部と、 前記先端部柄部の周囲に成形され、前記工具先端部の作業端部から離れる方向 に前記先端部柄部から延びる電気絶縁材料の工具柄部と、 前記工具柄部からの前記工具先端部の分離を引き起こす軸方向の引張及び圧縮 応力と捩り応力に抗するように、前記先端部柄部と前記工具柄部との間に形成さ れる一体成形の物理的結合カプリングと、 前記工具先端部から離間して前記工具柄部により支持される電気絶縁把手と、 を備えたことを特徴とする軽量自己絶縁手工具。 2.更に、 前記工具柄部に取り付けられて前記工具先端部から前記把手まで延びる、取り 替え可能な弾性カバー、 を備えた、 ことを特徴とする請求の範囲第1項記載の手工具。 3.前記把手が、成形プラスチック部材から成る、 ことを特徴とする請求の範囲第2項記載の手工具。 4.前記工具柄部が、補強フィラメントと固化母材の複合柄部である、 ことを特徴とする請求の範囲第3項記載の手工具。 5.前記補強フィラメントが、先端部柄部上に編組され、 前記工具先端部が、前記フィラメントをその上に編組させる径方向突出部と径 方向溝のうち一方を有し、前記固化母材と共働して前記一体成形の物理的カプリ ングを形成する、 ことを特徴とする請求の範囲第4項記載の手工具。 6.前記工具先端部が、クロム−バナジウム合金鋼、17−4PHステンレス鋼 、ベリリウム−銅合金、及びチタン−6AL−4Vから成る群の中の一つの材料 から形成される。 ことを特徴とする請求の範囲第1項記載の手工具。 7.前記補強フィラメントが、高強度且つ高誘電性繊維から成り、E−繊維ガラ ス、S−2繊維ガラス、及びセラミック繊維から成る群の中から選定される、 ことを特徴とする請求の範囲第4項記載の手工具。 8.前記複合柄部が、起伏が小さい二軸又は三軸の非対称構造を有する、 ことを特徴とする請求の範囲第4項記載の手工具。 9.前記母材が、少なくとも350000psiの弾性率を有し、更に、低吸湿 性と、高屋外耐候性と、高耐アークトラック性とを有する、 ことを特徴とする請求の範囲第4項記載の手工具。 10.前記母材が、エポキシ樹脂、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂から成る群の中 の一つの材料である、 ことを特徴とする請求の範囲第4項記載の手工具。 11.前記母材が、ユニオンカーバイド社のERL−4221脂環式エポキシ化 合物、ダウケミカル社のデラケーン8084、改良ポリマ科学社のシロキシレン 、及びPETポリエステル、PET熱可塑性樹脂、ポリエステル熱可塑性樹脂、 ポリスルフォン熱可塑性樹脂、ナイロン(登録商標)から成る群の中の一つの材 料である、 ことを特徴とする請求の範囲第4項記載の手工具。 12.更に、 前記先端部柄部と当接し、前記工具先端部の作業端部から離れる方向に前記先 端部柄部から延びる、射出成形電気絶縁コア、 を備え、 前記複合工具柄部が、前記マンドレルと前記先端部柄部の周囲に編組された電 気絶縁フィラメントを有する、 ことを特徴とする請求の範囲第4項記載の手工具。 13.前記先端部柄部が、中空であって、皿穴状の内部領域を含み、 前記射出成形コアが、先端部柄部と接触した端部に、皿穴状の内部領域の形状 と整合する周面部を有し、それにより、編組されたフィラメントがマンドレルと 前記工具先端部との間の軸方向の係合を維持するようにした、 ことを特徴とする請求の範囲第12項記載の手工具。 14.前記物理的結合カプリングが、フィラメントと先端部柄部の外周面上に形 成された複数の平らなファセットとの係合により形成される確実な物理的捩り結 合から構成され、それにより、手工具の把手から金属工具先端部への高トルク力 の伝達を保証している、 ことを特徴とする請求の範囲第4項記載の手工具。 15.前記先端部柄部の中空の内部領域が、作業端部から離れた一体先端部柄部 の端部内の内孔により画定され、 該内孔が、作業端部と前記工具先端部の先端部柄部との間の接合部の近傍で終 端する、 ことを特徴とする請求の範囲第13項記載の手工具。 16.前記金属先端部内の内孔が、円錐状であり、前記先端部柄部の内部領域内 に受容される射出成形マンドレルの端部と整合する、 ことを特徴とする請求の範囲第15項記載の手工具。 17.前記物理的結合カプリングが、円錐形の前記先端部柄部の周面の内側に位 置する円周溝を含み、 前記溝が、マンドレルの方向に後方外側に、小さい保持角αを成して延びて、 金属先端部を前記複合柄部に係止し、それにより、工具先端部を工具柄部から分 離しようとする軸方向の引張及び圧縮力に抗する、 ことを特徴とする請求の範囲第4項記載の手工具。 18.前記保持角が、約2°である、 ことを特徴とする請求の範囲第17項記載の手工具。 19.前記先端部柄部内の皿穴状の円錐内孔が、手工具の長手方向軸線に対して 2°乃至15°の範囲の角度を成して、中空の先端柄部内への射出成形コアの楔 止めを容易にし、それにより、画定される先端部と複合工具柄部との結合部にお ける剛性の漸次的遷移を達成している、 ことを特徴とする請求の範囲第15項記載の手工具。 20.前記作業端部が、一体先端部柄部から離間して、平らで比較的薄い螺子廻 しブレードで終端する、 ことを特徴とする請求の範囲第1項記載の手工具。 21.更に、 工具先端部の作業端部と先端部柄部との間の接合部で、作業端部の周面内に、 円周溝を備え、 前記取り替え可能な弾性カバーが、その前端部に、工具先端部の作業端部を越 えて弾性的に延伸して前記円周溝内にスナップ嵌めされるような内径を有する弾 性突起を備え、 前記取り替え可能な弾性カバーが、一体成形工具柄部の外径と整合する内径を 有し、それにより、取り替え可能な弾性カバーが、前記突起部の後方で、取り替 え可能な弾性カバーの長さの全体に亘り、前記工具柄部の外周面を把持するよう にした、 ことを特徴とする請求の範囲第2項記載の手工具。 22.前記工具柄部の横断面形状が、多角形であり、前記多数の平らなファセッ トにより画定されている、 ことを特徴とする請求の範囲第14項記載の手工具。 23.前記先端部柄部が、五角形である、 ことを特徴とする請求の範囲第22項記載の手工具。 24.前記取り替え可能な弾性カバーが、前記先端部柄部の凹部の直径より大き い内径を有し、複合柄部の製造中前記フィラメントを埋め込む母材用の型として 機能する、 ことを特徴とする請求の範囲第4項記載の手工具。 25.前記複合工具柄部が、約1.5°の工具柄部テーパ角で後方外側にテーパ を有して、それにより、前記複合工具柄部の捩り及び曲げ剛性を増加させ、 前記取り替え可能な弾性カバーが、後方径方向外側に前記工具柄部テーパと整 合する約1.5°の角度のテーパを有する内表面、を備えた管状である、 ことを特徴とする請求の範囲第4項記載の手工具。 26.前記管状の取り替え可能な弾性カバーが、前記把手の近傍で、カバーの端 部を越えて長手方向に突出するタブを有し、これにより、取り替え可能な弾性カ バーを長手方向に延びるティアストリップを形成し、弾性カバーの取り外し及び その交換に際して弾性カバーを長手方向に分離可能とした、 ことを特徴とする請求の範囲第25項記載の手工具。 27.前記工具柄部が、工具先端部柄部の周囲に成形された前端部を有する硬質 棒状ポリマから成る、 ことを特徴とする請求の範囲第1項記載の手工具。
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