JPH08511958A - 消火方法およびシステム - Google Patents

消火方法およびシステム

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Abstract

(57)【要約】 消火の方法であって、消火装置(12)を予め設置するステップを含み、装置は少なくとも2つの反応物を含み、それらを活性化して互いに反応させ、各々か約1ミクロンまたはそれよりも小さな直径を有する固体粒子状生成物を発生し、火炎の連鎖反応を化学的に抑制して生成物が火と接触したときに消火が行なわれる。第1の反応物は、塩素酸カリウム、過塩素酸カリウム、重クロム酸カリウム、硝酸セシウム、または硝酸カリウムである。第2の反応物は還元剤として作用する。1つの実施例においては、修正された装置(40)が液体の冷却剤に浸され、活性化された際に生成物が冷却剤へ脱出することを容認する一方で、冷却剤が装置(40)内に侵入することを防止するための構造(90)を含む。その代わりとして、別の修正された装置(400)は、反応物を利用して、固体粒子状生成物から作り出された無毒の煙を発生する。

Description

【発明の詳細な説明】 消火方法およびシステム発明の分野および背景 本発明は、消火および発煙方法ならびに関連するシステムに関し、より特定的 には、ハロカーボンを含まず、消火および/または煙幕設定の際に非常に効果的 であり、たとえ比較的少量の化学薬品が使用されていても無毒である、方法およ び関連のシステムに関する。 本発明は特に、容積消火のための方法およびシステムに関するが、その中には 効果的かつ無毒である煙幕を生成するのに使用可能な方法もある。以下の説明で は大体において本発明に従う方法およびシステムの消火への応用について言及し 、煙の生成におけるかかる方法およびシステムの利用についてはごく簡単に説明 する。この両方の応用は、その他と同様本発明の範囲内であることが意図される 。 容積消火は、典型的には比較的限定された容積である保護される容積内で、燃 焼を維持することができない雰囲気を一時的に作り出すこと、または局所適用と して周知であり、ポータブル消火器を用いて一般に実行される、炎の基部に消火 剤を流すことを含む。 現在最も広範に使用されている容積消火方法の1つは、たとえばハロン130 1といった揮発性ハロカーボンを保護される容積に導入することを含む。現在一 般的に局所適用のために使用されている消火剤の1つは、ハロン1211である 。ハロカーボンは燃焼の抑制剤であるため、優れ た消火能力がある。ハロカーボンは、炎の中で発生する化学反応に活性的に干渉 し、効果的にそれを抑制する。 さらに、ハロカーボンは毒性が低いといったような数多くの望ましい特性を有 する。付け加えて、ハロカーボンガスは圧力の下では非常に容易に液化すること が可能であり、液化された状態で簡単に貯蔵できる。ハロカーボンは、接触して いる装置およびその他の物質に不利な効果をもたらすことはない。 それにもかかわらず、ハロカーボンには基本的に不利な点があり、すなわち、 ハロカーボンはオゾンと相互作用し、地球のオゾン層の破壊につながることが知 られている。1987年のモントリオール議定書では、地球のオゾン層の保護に 対する数多くの国際的な方策が定められており、ハロカーボンの使用は2000 年までに完全に禁止されることになっている。 全体的に放水したり、局所的に適用する際の消火剤としてCO2が一般的に使 用される。消火力に対して重量比率が高いこと、また健康上の考慮から、ハロン が広範囲に受容されるにつれ、二酸化炭素の使用は大幅に減少している。 したがって、ハロカーボンの代替品として効果的に作用可能であり、またはC O2といった一般的に使用されている消火剤の性能を高めるための、代替の容積 消火手段を発見することが急務である。ハロカーボンの代替に成功した場合、そ の代替の消化手段は、少なくともハロカーボンに 等しい容積および局所消火効果を有するが、環境的には安全であり無毒であるだ ろう。 そのように環境にやさしい消火物質として現在知られているものには、2つの 基本的なタイプがある。1つは、二酸化炭素、窒素水蒸気といった不活性気体希 釈剤を含む。2番目のタイプは、炭酸塩、炭酸水素塩、アルカリ金属塩化物、燐 酸アンモニウムといった鉱物塩をベースにした消火粉末を含む。 現在実現されているままでは、両方のタイプの材料には重大な不利な点がある 。不活性気体希釈剤は、炎の中で発生している反応を中断させる上では効果がな い。むしろ、不活性希釈剤は、保護される容積内の空気を希釈し、燃焼を維持す るのに必要な程度よりも酸素濃度を下げることにより作用する。不活性希釈剤の 利用の一例は、リード(Reed)への米国特許番号第4,601,344号に開示 されており、これはグリシジルアジ化物ポリマーおよび高窒素含有添加剤を含む ガス発生組成に関し、燃焼の際に大量の窒素を発生し、消火に使用することがで きる。 比較的気密性のある容積に対しては、必要な希釈剤の量は、燃焼の前に容積内 に既に存在する空気の量におよそ等しい。もし保護される容積が気密性でなけれ ば、不活性希釈剤の必要な容積は、保護される容積の数倍でなければならない。 不活性希釈に基づいた消火方法は、かなり大量の希釈剤 を必要とし、ハロカーボンを用いた消火よりもかなり効果が小さく信頼性も低い 。 粉末を用いた容積消火は、保護される容積内に粉末エーロゾルを適用すること により実行される。エーロゾルは炎を包み、そうすることにより炎を弱める。粉 末は、炎の中心における燃焼プロセスの維持の原因である連鎖成長体の再結合お よび非活性化を促すことにより、化学的に燃焼を妨げると考えられている。 かかる再結合は、エーロゾルの固体粒子の表面でも、また幾分かは連鎖成長体 と蒸発の気体生成物との反応および炎の中での粉末の分解においても発生すると 考えられている。連鎖成長体は、炭素を含む可燃性物質における燃焼プロセスの 特徴である分岐された連鎖反応を開始し、維持するのに役立つ気体原子粒子、ま たは自由原子価を有するラジカルである。 しかしながら、粉末を用いた現在実現されている容積消火はまた、消火粉末の 分散度が比較的低いために、その効果は限定されている。現在使用されている粉 末の粒子サイズは、約20ないし約60ミクロンの範囲である。このような大き な粒子は、体積に対して比較的表面積の比率が低い。望ましい反応は大部分粒子 の表面で発生するため、連鎖反応を妨げかつ火を消すには、所与の量のかかる粉 末では能力が限定されている。 さらに、保護される容積に均一的に分布するそのような 粉末のエーロゾルを準備することは困難である。加えて、粉末粒子は、一旦形成 された後使用されるまでに十分に長い期間保存される間、もとの浮遊状態のまま であり、消火組成としての生成物の実現性を確かなものとすることは困難である 。細かく分散した粉末は、貯蔵の間に凝集したり、または固まる傾向が強い。凝 集すると、使用の際に貯蔵容器から材料を適用することが大きく妨げられる。さ らに、貯蔵容器から出て火と接触することができる粒子は、比較的粒子の粗い粉 末粒子であり、体積に対する表面積の比率は比較的低く、したがって重量単位当 りの消火能力は減じられる。 細かく分散された粉末の長期貯蔵に関連する問題を解決するための試みが行な われている。かかる試みの例は、タープリ(Tarpley)への米国特許番号第4, 234,432号であり、粉末散布組成について開示しており、ここでは粉末は 、粉末物質の凝集、焼結、および充填を防止するチオキソトロピックゲル内に収 容される。細かく分散した粉末は、粒子の分布サイズが少なくとも2状態であり 、分布はゲル化された液体内に封入される。この方法は、粒子が明確に規定され たサイズで分布している粉末の製造が必要であるため、複雑なように思われる。 少なくとも1つのケースでは、実際の粉末よりもむしろ貯蔵反応前駆体を生成 することにより、この貯蔵の問題を回避する試みが行なわれている。クレビッツ (Krevitz) らへの米国法定発明第H349号では、固体のときには化学的に不活性であり、 融解の際には化学的に活性である反応物組成を開示している。この反応物組成は 、高分子量のろうまたはポリマーといった第1の物質と、第1の物質の固体マト リックス内で溶解し、分散し、またはカプセルに封入される第2の物質とを含ん でもよい。第2の物質は、強塩基または強酸といった化学的に反応性の高い物質 である。固体としては、反応物組成は不活性である。溶解すると、第2の物質は 露出され、結果として生じる液体の溶液は非常に反応性が高い。 したがって、ハロカーボンの使用を含む場合と少なくとも同程度に効果的であ り、しかし環境的には安全である消火方法およびシステムの必要性が広範に認識 されている。 特定的には、地球のオゾン層に不本意な効果をもたらさず、迅速かつ効果的に 消火可能な化学薬品を用いる消火方法およびシステムを有することが明らかに必 要とされ、またその場合非常に利点か大きく望ましいであろう。 さらに、非常に効果的であるが毒性のない発煙方法およびシステムに対する必 要性が広範に認識されている。発明の概要 本発明に従って無毒の煙を生成する方法が提供され、煙生成装置を前もって設 置するステップを含み、この装置は、(1)塩素酸カリウム、過塩素酸カリウム 、重クロム酸カリウム、硝酸セシウムおよび硝酸カリウムからなる群より 選択された第1の反応物、ならびに(2)還元剤として作用する第2の反応物を 含む組成を含み、媒体は活性化されて第1の反応物と第2の反応物とを互いに反 応させ、煙を発生するような生成物を作り出す。 本発明に従って無毒の煙を生成するためのシステムがまた提供され、煙発生装 置を含み、この装置は、(1)塩素酸カリウム、過塩素酸カリウム、重クロム酸 カリウム、硝酸セシウム、および硝酸カリウムからなる群より選択された第1の 反応物、ならぴに(2)還元剤として作用する第2の反応物を含む組成を含み、 媒体は活性化されて第1の反応物と第2の反応物とを互いに反応させ、煙を発生 するような生成物を作り出す。 本発明に従って消火のためまたは無毒の煙を発生するためのシステムかまた提 供され、1つの装置を含み、この装置は、(1)塩素酸カリウム、過塩素酸カリ ウム、重クロム酸カリウム、硝酸セシウム、および硝酸カリウムよりなる群より 選択された第1の反応物、ならびに(2)還元剤として作用する第2の反応物を 含む組成を含み、媒体は活性化されて第1の反応物と第2の反応物とを互いに反 応させ、消火または煙発生に効果的な生成物を作り出し、このシステムは活性化 に続いて遠隔の場所に設置されるように設計されている。 本発明に従って消火のためのシステムがさらに提供され、(a)圧縮された消 火ガスを放出するための従来の消火シ リンダ、および(b)以下を含む組成を含む装置を含み、以下とは、(1)塩素 酸カリウム、過塩素酸カリウム、重クロム酸カリウム、硝酸セシウム、および硝 酸カリウムよりなる群より選択された第1の反応物、ならびに(2)還元剤とし て作用する第2の反応物であり、媒体は活性化されて第1の反応物と第2の反応 物とを互いに反応させ、消火に効果的な生成物を発生し、この装置は消火ガスと その生成物とが混合するように位置づけられている。 本発明に従って消火器具がさらに提供され、(a)圧縮された消火ガスを放出 するための不活性ガス消火器具を含み、この器具は排出ノズルを含み、さらに( b)以下を含む組成物を含む装置を含み、以下とは、(1)塩素酸カリウム、過 塩素酸カリウム、重クロム酸カリウム、硝酸セシウム、および硝酸カリウムから なる群より選択された第1の反応物、ならびに(2)還元剤として作用する第2 の反応物であり、媒体は活性化されて第1の反応物と第2の反応物とを互いに反 応させ、消火に効果的な生成物を発生し、この装置は消火ガスとその生成物とが 混合するように位置づけられ、この装置は排出ノズル内またはその周辺に位置付 けられ、不活性ガス消火器具およびこの装置は活性化されて不活性ガスとその生 成物とが混合することを可能にする。 本発明に従うシステムのさらなる実施例に従えば、このシステムは手榴弾また は発射可能な手榴弾の形式をとる。 本発明は、非常に効果的で保護される容積当りに必要とされる化学薬品の量が 比較的少ない、環境にやさしい方法およびその関連のシステムを提供することに より、現在周知の構成の欠点に対応することに成功している。 本発明に従う方法は、保護される容積内のどの場所においても炎の中心の消火 を迅速かつ信頼高く行なうことを促進するという点において、有利である。この 方法は容易に自動化可能であり、したがってたとえば容積内で予め設定されたあ る高温状態、または放射、気体生成物、圧力の変化といったような火の存在を示 すようなその他のパラメータを感知した際に自動的に活性化される。付け加えて 、消火および煙発生の応用のいずれかにおいて使用される本発明に従うシステム は、手榴弾のような装置を投げることにより、または適切な発射装置を用いて装 置を発射することにより、ある距離を持って火の方向に投射される能力を特徴と するだろう。 本発明に従う方法に含まれる組成は、少なくとも2つの基本的な方法で目標物 を消火するように作用する。1つの方法は、現在周知の粉末消火器に共通するも のであり、種々の化学種の蒸発により増幅される、固体粒子の熱の吸収とその結 果としての固体粒子の加熱とを含む。第2の、またさらに重要な消火方法は、炎 の連鎖反応を伴なう、本発明に従う組成物の活性化の間に表れる種の活性化中に 発生するさまざまな種の化学的相互作用を通じて、これら連鎖 反応を妨害することにより行なわれる。 本発明は、限定されるものではないが、種々のコンパートメント、機械室、ケ ーブルトンネル、地下室、化学薬品店、塗装室、リザーバ、石油製品および液化 ガスのための貯蔵容器、可燃性物質を扱うポンプ室等、ならびに自動車、航空機 、船舶、機関車、装甲車、艦艇等のさまざまな輸送手段を含む種々の容積の防火 に適する。本発明はさらに、効果的であるが無毒の煙幕を発生する際に有効であ る。図面の簡単な説明 本発明は、添付の図面を参照し、例示という方法によってのみ説明される。 図1は、ある枠内に設置された固体または粉末形式の固体燃料組成(「SFC 」)物質を示す、本発明に従う構成である。 図2は、本発明に従う、孔が設けられた管内に設置された固体または粉末形式 のSFC物質を示す別の構成である。 図3は、図1と同様の構成であるがSFCの上に冷却物質の層が設置されたも のである。 図4は、図2と同様の構成であるがSFCのまわりに冷却物質の層が設置され たものである。 図5は、本発明に従う、親水性物質の層の間にSFCが挟まれた配置を示す、 別の構成である。 図6は、本発明に従う、冷却用液体により囲まれたパイプを通したエーロゾル の通路を含む冷却システムを示す、 別の構成である。 図7は、本発明に従う、冷却剤のエーロゾルへの注入を含む冷却システムを示 す、別の構成である。 図8は、本発明に従う、SFCおよび冷却剤注入を含むコンパクトな装置を示 す、別の構成の分解図である。 図9は、図8の構成の組み立てられたものの図である。 図10は、SFC物質および冷却剤の注入に続いてエーロゾルをさまざまな場 所に伝えるための分配多岐管を特徴とする、消火システムの概略図である。 図11は、本発明に従う、SFC物質、冷却物質および逆火防止装置を特徴と する、別の構成である。 図12は、本発明に従う、液体に浸された状態で使用するように設計された別 の構成である。 図13は、液体タンク内に配置されたときに現れる図12の構成を示す。 図14は、液体に浸された状態での使用のために設計された本発明に従う別の 構成である。 図15は、液体タンクに配置されたときに現れる、図14の構成を示す。 図16は、液体に浸された状態で使用するために設計される、図3に関連する 本発明に従うさらに別の構成である。 図17は、液体タンクに配置された際に現れる、図16の構成を示す。 図18は、ファンが使用されてSFCエーロゾルを運搬 し冷却するシステムを示す。 図19は、ハンドルおよびトリガをさらに含み、装置はハンドガン形式である 、図18の実施例を示す。 図20は、交換可能なSFCマガジンを特徴とする、図18および図19と同 様のシステムを示す。 図21は、SFC装置と組合わせた従来の消火シリンダを特徴とする実施例を 示す。 図22は、手榴弾形式の消火または煙発生装置を示す。 図23は機械的発射可能な手榴弾の形式の、消火または無煙発生装置を示す。 図24は、消火ポットまたは煙ポットの形式の消火または煙発生装置を示す。 図25は、手榴弾形式の、別の消火または煙発生装置を示す。 図26は、手榴弾形式の、さらに別の消火または煙発生装置を示す。 図27は、手榴弾形式の、さらに別の消火または煙発生装置を示す。 図28は、手榴弾形式の、さらに別の消火または煙発生装置を示す。好ましい実施例の説明 本発明は、消火または煙幕発生を効果的に行なうために使用可能であり、オゾ ン層に害を与えない方法および関連のシステムに関する。 特定的には、本発明は、直接または間接的に活性化可能であり、火が発生した 際に反応し、前冷却という利点を伴っても伴わなくても火の伝搬を妨げる傾向が あり、そのようにして消火または密な煙の発生をするという働きをし、様々な一 般および軍用の応用が行なわれる、2つまたはそれ以上の反応物の貯蔵の種々の 手段に関する。 容積消火および煙発生のための方法を実行する新規の構成がこの明細書中に開 示される。本発明に従う各構成の重要な特徴は、非常に細かく分散したエーロゾ ルのその場での形成である。エーロゾルは、現在周知のシステムのように前もっ て準備され、貯蔵されるものではない。それよりもむしろ、エーロゾルは、火事 の際の消火の場合のように、少なくとも2つの互いに反応可能な反応物を含む固 体燃料組成または媒体(以降「SFC」と称する)を燃焼させることにより、必 要なときにその場で生成または発生される。 好ましくは、反応物の一方は酸化剤であり、他方は還元剤である。より好まし くは、SFCはさらに、塩化カリウムまたは燐酸アンモニウムといった充填剤を 含む。反応の際、SFCは燃焼生成物において気体生成物および固体エーロゾル 粒子を形成する。気体生成物、および特に固体エーロゾル粒子は、燃焼伝搬の中 心の再結合を促進し、したがって火の持続を抑制して消すことにより消されるこ とになる火炎に対して強い抑制効果を表す。 現在周知の粉末容積消火技術とは対照的に、本発明に従 うシステムは、通常は粉末と、空気といった別個の圧縮された推進剤として貯蔵 される、エーロゾルを貯蔵する必要を排除する。上記のように、こういった貯蔵 により粒子が次第に凝集し、粒子の表面領域が減少することにより適用が困難に なり、効果が減じられることになる。 本発明に従うシステムにおいて生まれるエーロゾルの消火能力は、周知の技術 と比較して大幅に増大するが、その理由は、本発明に従うエーロゾルは、典型的 には1ミクロンのオーダという非常に小さなサイズの粒子から作られ、したがっ て体積に対する表面積の比率が今まで周知であったものよりも非常に大きいから である。粒子のサイズがより小さいということは、分散性により優れ、より効果 的なエーロゾルに役立つ。 粒子サイズが減少するにつれて、連鎖成長体の不均一な再結合が発生する、エ ーロゾルの消火表面は増大する。その他はすべて同じであっても、単位容積当り のエーロゾル粒子の数は、粒子の直径の3乗に反比例して増加し、一方粒子の表 面領域は直径の4乗に正比例する。結果として、粒子の表面全体は、粒子の直径 に反比例して、またはエーロゾルの分散に正比例して増大する。 さらに、粒子のサイズが減少するにつれて、昇華の速度は増大し、エーロゾル の凝縮された部分から形成される気体生成物を媒介として、火炎の均一的な気相 を抑制することにより、消火効果は増大する。 エーロゾルが連鎖成長体の再結合を行う能力は、ある程度は固体粒子の化学的 組成次第である。火の伝搬を抑制する最も優れた特性は、炭酸塩、炭酸水素塩、 塩化物、硝酸塩、および限定するものではないがLiおよびLrを例外として周 期表の族IAに属する金属の酸化物により示されると判断されている。このこと はたとえば、1962年の、モスクワのストロイツァット出版社(Strojizdat P ublishers)の、A.N.バラトフ(Baratov)およびL.P.ホグマン(Vogman )による、「消火粉末組成(Fire Extinguishing Powder Compositions)」で論 じられており、この文献全体を本明細書中に引用により援用する。 最強の抑制剤は硫酸ストロンチウムおよび硫酸セシウムであり、塩素酸カリウ ムおよび塩化ナトリウムはそれほど効果的でなく、重炭酸カリウムおよび重炭酸 ナトリウムは幾分効果がより低いと判断されている。 入手しやすさおよび費用、ならびにこれら種々の抑制剤の性能特徴を考慮すれ ば、アルカリ金属塩化物が、消火粉末およびエーロゾルとして使用するには商業 的に最も適するであろう。 本発明に従って、これらの粉末は、SFCの反応を通して細かく分散された形 式でその場で生成され、火に適用されるか、またはその生成にすぐ続いて煙幕を 発生するのに用いられる。SFCは燃焼して上記の化合物を含む理想的なエーロ ゾルを発生する。燃焼に先行して、SFCは、互 いに反応して所望の生成物を形成することができる少なくとも2つの反応物を含 む。 好ましくは、SFCは、好ましくは過塩素酸カリウム、重クロム酸カリウム、 硝酸カリウム、塩素酸カリウム、硝酸セシウムといった酸化物である1つの反応 物を含む。SFCはさらに、ゴム、高分子材料、エポキシ樹脂、フェノール−ホ ルムアルデヒド樹脂等、またはリン、硫黄等でもよい、1つまたはそれ以上の種 々の有機物質でもよい還元剤として好ましくは作用することができる、第2の反 応物をさらに含む。SFCはまた、限定するものではないが塩化カリウムといっ た充填剤を含んでもよい。充填剤は、酸化−還元反応の熱を幾分吸収することに より、エーロゾルの温度を調整するという機能を果たす。同時に、充填剤は、消 火の際に用いられるカリウム化合物の源として役立つ。 くすぶっている物質の消火(クラスAの火事)のためには、気相中で燃焼して いる炎を消火するだけでなく、燃焼している物質の表面を空気から孤立させるこ とが必要であるということを考慮せねばならない。このことはたとえば、周知の 消火化合物であるリン酸アンモニウムのSFCをさらに含むことにより達成可能 である。 本発明に従うシステムにおいて使用されるSFCの正確な組成および濃度は、 遭遇する可能性の高い火のタイプおよび費用、ならびにさまざまな適切な成分の 入手可能性および使用の容易さに注目して選択される。SFCを構成す る成分の可能な組合せおよびそれらの正確な濃度には事実制限がない。本発明に 従う方法およびシステムに重要なことは、正確な組成ではなくその場での反応で あり、好ましくはSFCの2つまたはそれ以上の成分の酸化−還元反応が生じて 非常に微細な固体粒子を有するエーロゾルを形成することである。 典型的なSFC組成の例示として、本発明の範囲をいかなる方法でも限定する ことなく、以下に12の可能な組成を挙げる。組成1 : 過塩素酸カリウム 40−50wt% エポキシ樹脂7D−20 9−12wt% (硬化剤が添加されたもの) 塩化カリウム 40−44wt% マグネシウム粉末 0−4 wt%組成2 : 重クロム酸カリウム 20wt% 火薬 グレード“H” 80wt%組成3 : Mg 25wt% CsNO3 75wt%組成4 : Mg 25wt% KNO3 75wt%組成5 : イジトール(Iditol) 30wt% (フェノール−ホルムアルデヒド樹脂) KNO3 70wt%組成6 : 塩素酸カリウム 65−70wt% 塩化カリウム 16−20wt% エポキシ樹脂 12−18wt%組成7 : 塩素酸カリウム 37−45wt% 硝酸カリウム 37−45wt% エポキシ樹脂 16−19wt% Mg(またはAl) 1−3 wt%組成8 : 過塩素酸カリウム 37−45wt% 硝酸カリウム 37−45wt% エポキシ樹脂 16−19wt% Mg(またはAl) 1−3 wt%組成9 : 硝酸カリウム 70−80wt% エポキシ樹脂 19−23wt% Mg(またはAl) 2−4 wt%組成10 : 硝酸セシウム 80−90wt% エポキシ樹脂 10−20wt%組成11 : KNO3 70−80wt% エポキシ 20−25wt% Mg 0−2 wt%組成12 : KNO3 40−45wt% KClO4 20−25wt% エポキシ 30−33wt% 硬化剤 2−5 wt% 組成12は固体のA型の火を消すことに特に適する。その組成の不完全燃焼の 生成物が対象となる火の副生成物と組合せられて、燃焼の連鎖反応を妨げ、効果 的に固体の火を止める。この組成は、その他の組成と組合せて、その他の型の火 を消すことがまた可能である。 固体燃料組成成分を選択する場合には、SFCの最初の組成もその燃焼の生成 物も、無毒であり安定であることを確実にしておかねばならない。上に列挙した 安定組成はテストされたものであり、それら組成の燃焼は急速であるが爆発する ほど急速な訳ではないという特徴を有することがわかっている。例示としては、 酸化剤として過塩素酸カリウム、還元剤としてエポキシEPON828、温度お よび燃焼速度を高めるためにマグネシウム、充填剤として塩化カリウムを組合せ て使用することにより、燃焼の際に、抑 制効果が高く、害がなく、安定であるエーロゾルを生成すると考えられている。 本発明の範囲を限定することなく、本発明に従う方法およびシステムの効果の 原因であると考えられているメカニズムについて簡単に論ずることが役立つであ ろう。例示として、論点は、塩素酸カリウム、エポキシ樹脂および塩化カリウム を含むシステムに限定する。 塩素酸カリウム(68wt%)、エポキシ樹脂(16wt%)、および塩化カ リウム(16wt%)からなり、マグネシウムを用いないSFCの燃焼の際、以 下の気体生成物が、下記の質量分率で得られる。 K 0.026 H2 0.017 H2O 0.100 HCl 0.002 N2 0.160 CO 0.430 CO2 0.183 KCl 0.082 凝縮相はK2CO3の固体粒子からなる。凝縮相に対する気相の重量比は0.6 ないし0.4である。 外気でのエーロゾルの冷却プロセスの間、KCl、KOH、KHCO3、K2C O3およびおそらくKOおよびK2Oといったカリウムの酸化物が、気相から凝縮 相へと変 化する。このようにして形成された固体粒子は、およそ1ミクロンのオーダの直 径を有する。 エーロゾルが炭化水素の火といった、消される火の燃焼ゾーンと相互作用する とき、均一系反応および不均一系反応の両方が生じる。不均一な抑制プロセスは 、通常は固相と気相との間であるが、約1000°Kの温度までで発生する。こ の温度よりも高ければ、主な抑制プロセスは、典型的に気体の反応物の間で均一 なものである。 不均一なプロセスは、以下の反応を用いて説明されるだろう。 A・+S→AS (1) AS+A・→A2+S (2) Aは消される火からのラジカル活性種であり、Sは固体エーロゾル粒子の表面で あり、A2は分子種である。 上記の反応より、新しく作り出されたASは別の活性種と反応して安定した分 子種を生成し、一方同時に活性種とのさらなる相互作用に利用可能な自由エーロ ゾル粒子表面を再発生することができることがわかる。 気相において発生する均一な抑制プロセスは、以下の反応により説明できるだ ろう。 K+・OH+M→KOH+M (3) KOH+・H→H2O+K (4) KOH+・OH→H2O+KO (5) HおよびOHはラジカル活性種であり、Mはエネルギ入力 を表わす。 本発明に従うSFCは、いかなる好都合な方法で準備されてもよい。3つの方 法を、本発明の範囲を限定することなく、例示の目的のみで述べる。 1つのプロセスにおいては、さまざまな成分が共に乾式混合される。この混合 物は次に機械的に押圧されて所望のサイズおよび形状のペレットまたはタブレッ トを形成する。 第2のプロセスにおいては、さまざまな成分が混合されてペーストを形成する 。ペーストは適切なサイズおよび形状の型または枠組みに注がれ、たとえば加熱 により乾燥され、いかなる溶媒も取り除きSFCを固める。 第3のプロセスでは、成分は混合されてペーストを形成する。ペーストはスク リーン上で同時に乾燥および振り混ぜられ、乾燥粉末を形成する。粉末は適切な 形状およびサイズの管またはシェルに入れられてSFCの機能を促進する。 本発明に従う方法およびシステムには種々の改良が可能である。かかる2つの 改良は、燃焼している際にSFCの炎を閉じ込めること、および消される火に放 出される前にその燃焼生成物を冷却することを含む。 SFCが発火するとき、燃焼している開いた炎(open flame)が発生する。S FCの燃焼の際に形成されるエーロゾルはまた、温度が高められている。開いた 炎が存在すると、特定的な状況下では有害効果をもたらすかもしれない。 たとえば、消される火が炭化水素リザーバを含む場合、または個人が近接した場 所にいて、炎を肺の中に吸い込まざるを得ないかもしれない場合である。同様に 、エーロゾルが高温の場合、保護される容積内での均一的な分布に不利に作用す る。後者の難点は、熱いエーロゾルは最初に自然対流により構内の天井に向かっ て上昇し、エーロゾルが火の方に下降するのに十分冷却された後に、消される火 の中心に到達するために生じるものである。エーロゾルはこのように回りくどい 動きをするため、エーロゾルのある部分は留まるべき空間から脱出し、それに付 随して消火効果が減少し、人間を含め環境に有害な効果をもたらす可能性がある かもしれない。 したがって、SFCの燃焼において発生した炎を閉じ込め、一方同時にSFC の燃焼中に形成された熱いエーロゾルを冷却することが一般に望ましい。 このように閉じ込めたり冷却したりすることは、あらゆる適切な方法により実 行されるだろう。これらの方策は、物理的冷却および化学反応を含む冷却に分割 することが可能である。こういったさまざまな技術の例を以下に説明する。 かかる方法の1つは、SFCをたとえば排出により、熱いエーロゾルと冷却剤 との組合せで激しく燃焼させることである。別の方法は、化合された混合物の全 定格量(entire rated quantity)の同時の燃焼の際に形成されたエー ロゾルを空気媒体と集中的に混合することにより、SFCを分散させ、保護され る容積内にその質量が分布されるようにすることを含む。 冷却の第1の方法では、冷却剤空気として、窒素、二酸化炭素、水、ナトリウ ム塩およびカリウム塩の水溶液などを使用することが可能である。実験により、 水または塩の水溶液を応用することは、これら冷却剤は熱容量が高く、蒸発熱が 高いため好ましいということを示している。 例示のために、気体および液体の混合を実行する2つの基本的な方法が提示さ れる。第1の方法は、液体を混合室に気体フラックスとともに移動させることを 含む。第2の方法は、気体フラックスにより液体を、2つのフラックスの圧力お よび温度が均一になる混合室に排出することを含む。後者の方法は前者の方法に 対し数多くの利点をもたらす。主として、この方法は圧力の下で動作するリザー バを必要とせず、設計がより簡単である。 気体−液体イジェクタ(排出器)を設計するための手順は、モスクワのゴセネ ルゴイツァット出版社(Gosenergoizdat Publishers)の1984年の、E.Y a.ソコロフ(Sokolov)およびN.M.ジンジャー(Zinger)による、「流動 性装置(Fluidic Apparatus)」と題された(ロシア語の)論文で述べられてお り、この明細書中にその全文を引用により援用する。上記の論文に開示されてい る気体−液体イジェクタ設計は、SFCエーロゾルの冷却にはほ とんど応用できない。その理由は、炎または高温のエーロゾルは、冷却剤フラッ クスの供給の遅延により、SFCカートリッジの発火後すぐ混合室へおよび保護 される容積にさえ突入する傾向があるからである。 本発明に従うシステムの基礎となる原理が、イスラエルの特許出願第1012 98号および101802号に開示され、説明されており、この明細書中に引用 により援用する。 本発明は一連の新規かつ独自の構成からなり、基本原理を事実上実現するのに 使用可能である。特定的には、この明細書中に開示されクレームされる構成は、 基本的なSFCを基にしたシステムが実現される際に遭遇する困難を克服する、 消火または発煙技術を実現することを意図する。特に、以下に述べられる実施例 のいくつかは、エーロゾルを冷却して、周囲の人間および所有物に対する有害効 果を減じまたは排除するため、および物質の浪費または遅延を伴わずに火の基部 にエーロゾルを導くために、エーロゾルの温度を低下させその密度を増大させる さまざまな手段を含む。この構成はさらに、エーロゾル形成の速度を高め、エー ロゾルがそうでなければ可能な場合よりも迅速に消火するのに利用可能とする方 法を扱う。 本発明に従う様々な構成の原理および動作は、添付の図面および付随する説明 により十分に理解可能である。 図面を参照すれば、図1は本発明に従う消火または発煙 システムの基本的な実施例を示す。ここにおいて、固体、粒状、粉末またはゲル 状のSFC10が、典型的には金属で作られた適切なサイズおよび形状であり所 望される長さを有する枠12内に詰められ、または形作られる。点火装置14が 使用されてSFCを活性化し、点火装置ケーブル16を介して、火炎または熱検 出器、適当な手動または自動の活性化メカニズムのようなものに接続されてもよ い。活性化の際、SFCは反応して、スロットを設けられた枠12の開きを通し て均一的に放出されるエーロゾルの壁を形成する。図1に示されたようなユニッ トを2つまたはそれ以上、端と端で接続して何らかの適切な長さを有する装置を 形成し、部屋またはその他の構内の廊下または壁に沿って設置可能である。 エーロゾル形成の速度を制御するためには、SFC粒子のサイズを制御するこ とが望ましい。あるサイズの範囲では、SFC粒子が小さくされその体積に対す る表面積の比率が増大するにつれて、エーロゾル形成の速度が増し、また消火効 果が増大することが知られている。さらに、SFC粒子があまりにも小さければ 、エーロゾル形成速度はあまりにも速く、結果として消火効果は減少し、閉鎖さ れた空間内では爆発する可能性があることが知られている。多くの消火の応用に おいて、エーロゾル形成の開始から10または20秒内にすべてのエーロゾルが 形成されることが望ましい。適切なSFC反応速度は、反応面のSFCカー トリッジへの貫入が、約0.65ないし約1.35mm/秒で、最適にはおよそ 1.1mm/秒の速度で発生するような速度である。 さらに重要なことは、SFCタブレット、カートリッジ等を消火または発煙の 最高の効果をもたらすのに適切な幾何学的形状を有するように設計することであ る。特定的には、使用されるSFCの容積が、理論上は消火のために利用可能な エーロゾルの全量を制御する一方、タブレット、カートリッジなどの露出した表 面領域が、エーロゾル形成の速度を決定する上において、粒子サイズとともに重 要な役割を果たすということに注目せねばならない。したがって、タブレット、 カートリッジなどの表面合計が大きいほど、エーロゾル形成速度は速くなる。た とえば、以下に説明すように、SFCを壁といった大きな表面に薄い層で「塗装 する」場合、高速度が達成可能である。 別の構成は図2に示される。ここで、好ましくは円箇の形状をしたSFCが、 孔が設けられた管20の中に位置している。活性化の際、SFCは反応し、孔2 2を通り、保護されるかまたは煙で満たされることになる空間に脱出するエーロ ゾルを形成する。 図1および2の2つの実施例の変形は、それぞれ図3および4に示される。こ こで、適切な冷却物質30は、SFCの上に(図3)またはSFCのまわりに( 図4)位置付けられる。これらの実施例において、SFCの活性化の際 に形成されるエーロゾルは、強制的に冷却物質30を通され、結果として保護さ れる空間に放出される前にエーロゾルが冷却されることになる。 エーロゾルの冷却にはさまざまな手段が可能である。1つの方法は、エーロゾ ルと、水、水とエチレングリコールとの溶液または水とアセトンとの溶液、固体 の粒状化されたドライアイス(CO2)等の適切な熱吸収媒体との間の熱交換を 行なうことである。 エーロゾルの冷却の別の手段は、エーロゾルを吸熱または熱吸収反応によって 適切な物質と反応させるか、または大きな熱容量を有し、大量の熱を吸収するこ とのできる水分子を作り出すことにより行なうものである。 適切な化学的冷却剤の例は硼酸(H3BO3)および同様の酸であり、SFCの 発火の際に生成される中塩基性の水酸化カリウムと反応して水を形成する。反応 は以下のようになると考えられている。 H3BO3+3KOH→K3BO3+3H2O この文脈において適切であろうさらなる物質は、限定するものではないが、N aHCO3、KHCO3、H2CO3等を含む。 図5には、ハニカム状の構成の実施例が示され、そのハニカム状のものの空所 の各々は、好ましくは最上部および最下部で、物理的および/または化学的手段 によりエーロゾルの冷却をもたらす物質30の層で覆われる、SFC1 0の層を含む。上記の物質のいずれも、物質30として用いられ得る。さらに、 物質30として、長期間水分を吸収および保持することができる真珠岩、バーミ キュル石または同様の親水性の鉱物の粒状化されたベットを用いても有用であろ う。エーロゾルが粒状化されたベットを通して放出されるとき、エーロゾルは粒 状化された粒子のかなりの表面領域にわたって水分と相互作用し、そのプロセス において冷却される。 本発明に従う別の構成は、図6に示され、ここではSFCは燃焼室40内で反 応し、そこからエーロゾルが置換室42へと通過し、ここで適切な冷却液44と 接触する。エーロゾルは冷却液44を通る羽口46を通してシステムから脱出し 、このことはエーロゾルがシステムから脱出して保護される空間に侵入する前に 、エーロゾルをさらに冷却するという役目を果たす。 関連の構成は図7に示され、ここでSFC10の活性化の際に形成されたエー ロゾルは、SFCカートリッジを固定し、排気管52を通りシステムから脱出す る前に開きが封鎖されることを防止する役割をするストッパ50に侵入する。エ ーロゾルは排気管52を通過する間に、パイプ56を通して排気管52に侵入す る、リザーバ54からの適切な冷却剤を加えることにより冷却される。 同様の構成は、図8の分解図および図9の組立図に示される。図8および9に 示されるコンパクトなSFC発生器 は、SFC10を収容する燃焼室60を特徴とする。冷却剤ポンプ62は、チュ ーブ64を通してエーロゾルに冷却剤を注入する。 上記のさまざまな構成を修正して、もし所望されれば冷却後、多岐管を通して さまざまな場所に形成されたエーロゾルを通すことが可能である。係るシステム は、図10に概略的に示されている。ここで、燃焼室60はSFC10を含む。 排気管70は、熱いエーロゾルを燃焼室60から離れるように導く。冷却剤パイ プ72は、好ましくは適切なノズル74を備え、冷却剤を排気管70に導入する のに用いられる。バルブ76が使用されて冷却剤の流れを制御してもよい。冷却 されたエーロゾルは次に、分配弁78に侵入し、そこから2つまたはそれ以上の 場所に分配される。このような配置は、隣接するが別々の部屋が、それらの部屋 の1つで生じた火の危険にさらされ、1つの部屋での火がむしろいくつかの部屋 における消火手段を誘発する場合には、効果的であろう。このような状況の一例 は、商業用航空機の収納庫である。 本発明に従うさらなる構成は、図11に提示され、上記の実施例とは対照的に 、逆火防止装置80を特徴とし、その間に好ましくは適切な冷却物質30が位置 する。逆火防止装置80は、炎を分裂させ、炎が装置の外側に到達して環境の望 ましくない燃焼を誘発する可能性を防止するのに役立ち、さらにエーロゾルと冷 却物質30との接触を高め るのに役立つ。 本発明に従うシステムはまた、SFCの活性化の際に冷却媒体の役割をする油 といった液体に浸して使用されてもよい。2つのこのような構成が図12ないし 15に示される。 図12に示される装置は、SFC10を収容する燃焼室40を含む。燃焼室4 0は、装置がオイルタンク82(図13)に浸されたとき、水が燃焼室40に侵 入するのを防止するように角度が定められた、1つまたはそれ以上の排気管また は羽口80を除いて、完全に閉鎖されている。SFC10が活性化すると、発生 したエーロゾルは、十分な圧力を得て、排気管80を通って装置を脱出し、オイ ルリザーバに進入し、ここでエーロゾルは、消される火が典型的には位置するオ イルタンク82の最上部にある蒸気空間へとオイルを通って上昇するにつれて冷 却される。 類似するかわずかに異なる構成を有する装置が、図14および図15に示され る。この図面において、図12および図13の排気管90は、外向きに延在する リム102を好ましくは特徴とするカバー(覆い)100と置換えられる。SF C10が活性化されるとき、形成されたエーロゾルは、燃焼室40とカバー10 0との間の空間を通じて燃焼室40を出て、リム102の幾何学的形状により主 として決定される範囲に、オイルの方に外側に向かって放射状に分散する。 さらなる同様の装置が図16および17に示される。ここでは図3と同様の装 置を使用するが、特別のカバー200をさらに含み、これは図14および15に 示された実施例のカバーと異なり、おそらくは数メートルといった比較的長い距 離にわたって延在する。カバー200は、SFC10が活性化されたときに、形 成されたエーロゾルあ図17に示されるようにカバー200の長さに渡って脱出 し、エーロゾルのスクリーンまたはカーテンを形成するように形作られている。 適切なSFC反応速度は、約12cm/秒の速度でのSFC面に沿う反応面の広 がりの結果として生じる速度である。 特定的な空間内での消火において効果的な別の構成は、保護される空間の内部 の壁またはその他の何らかの表面を塗料のようなペーストまたは速乾性の液体の 形状のSFCで「塗装する」ことを含む。このような構成は、SFCの上に、適 切な冷却剤物質30の層を「塗装する」ことにより、エーロゾルを冷却するとい う利点を好ましくは組入れてもよい。 本発明に従う装置により形成されたエーロゾルを放出するさらなるさまざまな 方法が考えられるだろう。図18には、空気を動かし、SFC302により生成 されたエーロゾルの装置からの運搬およびエーロゾルの冷却を同時に行なう働き をするファン300により、エーロゾルの冷却を実行する実施例が示される。 図18の別の実施例が図19に示される。ここにおいてハンドガン装置が使用 されてエーロゾルを生成し、それを所望の場所に放出する。この装置は、SFC 302およびファン300を収容するハウジング310を含む。ハウジング31 0は、トリガ314または同様の活性体を特徴とするハンドル312に接続され 、またはそれとともに全体を形成するように設けられる。好ましくは、ハンドル 312はまた、開始装置318を用いてSFC302の反応を開始するのに用い られる、バッテリといった電源316を含む。 図20に示される本発明に従う別の実施例において、図18または図19に示 されたような装置は、交換可能なSFCマガジン330を含めることにより修正 される。マガジン330を使用すると、使用済のマガジンを新しいものと単に取 替えることにより、同じ「ガン」を繰り返しの動作において使用することが可能 になる。 本発明に従う装置はまた、圧縮されたCO2またはN2の放出に基づいたより従 来的な消火器と関連付けて使用可能である。CO2またはN2および不活性気体の さまざまな混合物を含む従来の消火器は、その中身を開放空間に効果的に放出す る能力に制限がある。この難点を克服するためには、SFC能力を追加し、装置 の消火効果を増大させ、効果的な消火活動に要求される従来の消火剤の濃度を減 じることにより、かかる従来の消火器を変形することが可能 である。 窒素に基づいた従来の消火器は典型的に、不活性化に基づき、すなわち消火器 は火に近接する酸素の濃度を低下させ、開いた炎に酸素供給を行なわないように することに基づく。かかるシステムの難点の1つは、CN2およびNO2といった 有毒ガスが少量形成されることである。こういった有毒なガスの形成を回避する ために、有毒な化学物質を形成しないアルゴンといった完全に不活性な気体を用 いることが好ましいが、窒素よりも非常に費用のかかるものである。 二酸化炭素に基づいた消火器は広範に用いられており、その理由は主として、 消火器としての有効性およびその電気的絶縁特性とともに、コストが低く毒性の ないことである。窒素に対する二酸化炭素の大きな利点は、二酸化炭素は液化が 容易であり、70°Fで850psiの蒸気圧を有することである。冷凍という 手段を用いれば、二酸化炭素を0°Fで300psiという圧力に保つことが可 能である。二酸化炭素の消火効果は、以下の2つの現象の組合せを原因とするも のであり、すなわち(1)火の領域にブランケットを設けることにより、その領 域における酸素濃度が減少すること、および(2)有効酸素濃度を約12%より も下回って減少することおよび主として吸熱化学反応により熱を吸収して火を冷 却することである。これらの反応は以下を含む。 CO2+H2+18252Btu/lbmole →CO+H2O C+H2O+56718Btu/lbmole →CO+H2 上記を合計すれば、以下となる。 CO2+C+74970Btu/lbmole→2CO このようにして、燃焼している炭素と二酸化炭素との間の反応全体により、吸 熱反応を介して一酸化炭素が発生する。このような反応は、二酸化炭素を用いて 消火する際に発生するものとされている。二酸化炭素の導入の前には、炎は炭素 が存在するために黄色であり、炭素の不完全燃焼のために濃い黒煙を放出する。 二酸化炭素が導入されると、燃焼ゾーンにおいて2つの効果が観察される。炎の 色は黄色から青色へと、黄色の層を伴って次第に変化する。同時に、煙の濃度が 減少し、最終的な消火の前に煙は完全に消失する。 二酸化炭素は、ポータブルおよびポータブルでない消火器の両方において、全 体的な放水/不活性化/消火剤として何年にもわたり使用されている。しかしな がら、軽量であり分散性が高いために二酸化炭素は比較的効果が小さく、所与の 火を消すには大量の気体を用いることが要求される。対照的に、本発明に従うS FCの消火効率は非常に高く、そのため少量のSFCでそれよりも大量の二酸化 炭素と同じ消火能力を有する。大きな容積での応用におけるSFC の2つの固有の欠点は、上記のとおりである。その1つは、SFC反応の吸熱と いう性質であり、もう一方はエーロゾル粒子のサイズが小さいことである。火の 熱と関連して発生する熱は、エーロゾルを軽量化し、または密度を減少させ、し たがってエーロゾルは火の源に的をしぼるというよりもむしろ、火の基部から離 れて上昇することになり、エーロゾルの消火効果を減ずる。上記のように、これ らの難点を克服するためには、SFCエーロゾルを冷却して火のある場所により 正確に放出することを促進することがしばしば所望される。 SFCエーロゾルを冷却しない場合、エーロゾルは浮遊状態で、浮上し火の源 から離れるかもしれない。火による熱で火の上にある空気が乱れて上昇し、SF Cエーロゾルをさらにまき散らし、分散させて火の基部に到達できなくなり、そ の有効性を減ずる場合に、この効果が拡大する。 本発明に従うある実施例では、従来の二酸化炭素による消火器の冷却および駆 動力を利用して、SFCエーロゾルを冷却および駆動し、二酸化炭素およびSF C両方の消火能力を高める。 このような複合システムの一例は、図21に示される。ここで従来と異なるの は、二酸化炭素の流れをそらす役割りをし、直接SFCに影響を与え、SFC成 分の反応の終結を生じさせる可能性を防止する反射装置344をまた含む、排出 拡散器342内に位置するSFC302を消火器 のシリンダ340に追加することにより、修正されていることである。さらに、 反射装置344は、液体の二酸化炭素の凝縮が発生する可能性のある好都合な表 面の役割をする。適切な点火装置346がSFC302を活性化するために使用 される。拡散器342の前面は、逆火防止装置348として働くメッシュ状のス クリーンまたは同様の装置で覆われることが好ましい。 動作の際、シリンダ340の排出の際に放出されるCO2といった気体の噴出 により、エーロゾルが冷却され、これはおよそ同じ時間間隔で放出されるように 設計されており、所望される場所への分配を容易にする。従来の消火ガスにエー ロゾルを加えることにより、同時に、従来の消火器の消火の能力を大きく高める ことになる。好ましくは、シリンダの中身が空になる時間は、SFCが排出され るのに必要な時間に相当する。いかなる適切なSFC組成もいかなる適切な点火 システムも使用できる。好ましくは、SFCは40−45%のKCLO4、45 −45%のKNO3、および10−20%のエポキシ樹脂を含む。さらに、この 混合物は約2%までのMgを含んでもよい。 従来の消火媒体をSFCエーロゾルと組合わせた結果として、新規の消火媒体 が生成されるが、これはたとえば所定の濃度の二酸化炭素とSFCエーロゾルと の混合物であり、この混合物は二酸化炭素および微細化された乾性の化学粒子の 両方を含む。 二酸化炭素といった不活性ガス、および使用されるSFC物質の正確な量は、 容易に計算して望ましい状態に適合させることが可能である。たとえば、二酸化 炭素が約79℃から約100℃へと、合計およそ180℃加熱されると仮定する と、二酸化炭素のこの温度範囲に対する熱容量は、平均で0.284cal/g m°Kであるため、二酸化炭素の1グラムにつき吸収される熱の量は、以下のと おりとなる。 Q=m×c×ΔT=1×0.284×180 =51cal 1グラムのSFCはおよそ700cal/gmを発生する。したがって、SF Cに対する二酸化炭素の比率は、15:1のオーダでなければならない。たとえ ば、1.5kgの二酸化炭素を含む消火剤は、およそ300秒で放出可能である が、およそ10gmのSFCを含むであろう。 本発明に従うシステムのさらなる実施例が、図22ないし24に示される。こ れらの実施例は上記の多くの実施例と同様、消火剤としておよび発煙剤としての 応用を有する。どちらの応用においても、オペレータのいる場所からいくぶん離 れた場所に煙または消火物質を放出することがしばしば所望され、または要求さ れる。たとえば、消火装置を、アクセスが遮断されているかまたは困難である燃 えている建物内に設置する必要がしばしばある。同様に、数百メートル離れてい るかもしれない群衆を離散させるためにその 近くに発煙弾を設置する必要があるかもしれない。 図22には、消火器または煙幕発生装置のいずれかとして使用可能な手榴弾の 形式の装置が示される。この装置は、適切なサイズおよび形状であり、何らかの 適切な技術を用いて形成されたSFC302を含むハウジング400を有する。 この装置は、安全ピン404で固定されるハンドル402を特徴とする。安全ピ ン404が除去されると、ハンドル402が旋回して開始装置406を下に押圧 し、SFC302の反応を開始させるという働きをする。SFC302の反応の 間に形成されるエーロゾルは、適切な穴408を通してハウジング400から脱 出可能であり、この穴は、使用の前には、接着テープのような適切な覆いで覆わ れ、装置の汚染を防止するが、SFC302がエーロゾルの生成を開始すると自 動的に除去される。 図22に示されるような装置は、手で所望の場所に投げることが可能である。 その代わりとして、このような装置は、図23に示されるような機械的発射装置 を用いて所望の場所に発射可能である。ここで、開始装置406の活性化は、発 射装置の前方の端部に示される配置を通した発射の瞬間に実行される(図示せず )。 本発明に従う消火または煙幕発生装置のさらなる実施例が、図24に示され、 ここで消火ポットまたは煙ポットが示されている。図24の装置は図22の装置 と同様であるが、典型的にはより大きく、ある距離に投げられたりまた は発射されるというよりむしろ、適切な場所で活性化されるように設計されてい る。 特に手榴弾の形式で消火または発煙物質を排出するためのさらに3つの構成が 、図25、26、27および28に示される。 図25の構成においては、ハウジング2520内に位置するSFCチャージ2 510は、点火装置2530により点火され、この点火装置は化学的導火体また は電気的点火装置であってもよい。結果として発生するエーロゾルは次に、装置 の下部にある空間を通り、経路2540を通って移動し、この経路は数多くの直 列に並んだ収縮部および拡大部を含み、矢印により示されるように、この装置か ら脱出して大気中に入る前の、逆火防止装置として作用する。 同様の装置が図26に示される。SFCチャージ2610は、典型的にはシリ ンダ状の管であるハウジング2620内に位置し、点火装置2630により活性 化される。図25の構成では、エーロゾルは逆火防止装置を含む経路を通して流 れるようにされたが、今度は金属の突起部2640の形式をとり、エーロゾルは 湾曲した経路をたどる。エーロゾルの経路の外側を取囲むのは、第2のハウジン グ2650であり、MAP−ABC70粉末、炭素、水、エチレングリコールな どのような適切な熱吸収媒体を含む。熱吸収媒体は、エーロゾルから熱を吸収し 、エーロゾルを冷却するという働きをする。手榴弾の最上部の上にあるのは、 別のハウジング2660であり、好ましくは適切な消火粉末である粉末化された 熱消滅媒体2670を含み、さらにエーロゾルを冷却させ、またエーロゾルと混 合することができる。装置から脱出する結果として発生した生成物は、乾燥した 粉末と混合したエーロゾルである。 同様の装置が図27に示される。ここでSFCチャージ2710は点火装置2 720によって活性化される。バッフル2730は、生成したエーロゾルに、脱 出することができるようになる前に長い経路をとらせる。経路のある部分は、適 切な熱吸収物質2740によって境界が設けられ、大気中に排出される前にエー ロゾルを冷却する助けとなる。 図28に示されるのは、曲がりくねった経路をエーロゾルの冷却と組合せる別 の構成である。SFCチャージ2810は、点火装置2820により活性化され る。この装置の内部の仕切りは、軽い成分と重い成分とを分離する化学的処理に おいて通常用いられる蒸留コラムの構成に似ている。エーロゾルが上昇するにつ れて、エーロゾルは一連のステージにおいて進路をそらされ、熱吸収物質283 0の上を通され、冷却される。システムの幾何学的形状、形成されるエーロゾル および使用される熱吸収物質ならびに大気中に放出される前のエーロゾルの冷却 の所望される程度次第で、いかなる数のステージを使用してもよい。 本発明に従う発煙装置の利点は、SFC生成物は非常に効果的な煙の形成に寄 与する微粒子を含むが、完全に無毒 であり環境にやさしいことである。本発明に従う発煙装置は、可視、赤外線また はマイクロ波放射をしめ出すために用いられてもよい。この装置の活性化は、電 気的、機械的、または化学的であってもよい。さまざまなSFC組成が利用され るだろう。たとえは、SFCは、KClO4、KClO3、KNO3、NaNO3、 およびK2CO3といったアルカリ酸化剤を含むことが可能である。SFCはさら に、エポキシ樹脂を基にした有機還元剤、およびKCl、NaClといったアル カリ塩の充填剤を含むことができる。さらに燃焼を制御するために、Mg、Al 等のさまざまな添加剤が含まれてもよい。 可視スペクトルを効果的に弱める煙を生成することに対する最良の結果が、以 下のSFC組成を用いて得られる。 KCl4 41% KNO3 41% エポキシ 16% Mg 2% 選択された混合物は、さらにさまざまな添加剤を含んで赤外線およびマイクロ 波放射を弱めるのに効果的な煙を作り出すことができる。赤外線放射を弱めるた めに用いられた場合、MgまたはAlといった金属片を、煙の温度を上昇させ赤 外線の弱体化を高めるために加えることが可能である。マイクロ波放射の弱体化 を高めるためには、Fe、Cu等のような金属ファイバを加えることが望ましい だろ う。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 08/120,497 (32)優先日 1993年9月14日 (33)優先権主張国 米国(US) (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AT,AU,BB,BG,BR,BY, CA,CH,CZ,DE,DK,ES,FI,GB,H U,JP,KP,KR,KZ,LK,LU,MG,MN ,MW,NL,NO,NZ,PL,PT,RO,RU, SD,SE,SK,UA,VN (72)発明者 ヤコブソン,エスター イスラエル、テル・アビブ、シュマリア ウ・レビン、16 (72)発明者 ナイシュタット,ビダ イスラエル、キリアット・ガット、イフタ ー・ハギラディ、7/17 (72)発明者 ビッテンバーグ,マイケル イスラエル、ベール・シェバ、ヨチャナ ン・ハロニ、10 (72)発明者 ベイナート,ゾハー イスラエル、ベール・シェバ、ラハバッ ト・ハシラ、6/31

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. ある容積内の火を消す方法であって、その容積と連通するように消火装置 を予め設置するステップを含み、前記装置は、 (1)第1の反応物、および (2)第2の反応物 を含む組成を含み、前記媒体は活性化されて前記第1の反応物と前記第2の反応 物とを互いに反応させ、およそ1ミクロンまたはそれよりも小さな直径を有する 固体粒子状生成物を発生し、前記生成物が火と接触する際に、前記生成物が火炎 の連鎖反応を化学的に抑制し、消火をもたらし、前記装置は液体の冷却剤に浸さ れ、前記装置は冷却剤が前記装置に侵入することを防止するための手段を含むが 、前記生成物が前記冷却剤内に脱出することに適応する、消火方法。 2. 冷却剤の侵入を防止するための前記手段は、前記装置の最上部でまたはそ の近くで水圧により接続された、少なくとも1つの下向きに方向付けられた羽口 を含む、請求項1に記載の方法。 3. 冷却剤の侵入を防止するための前記手段は、前記装置の最上部でまたはそ の近くで水圧により接続された、下向きに方向付けられた覆いを含む、請求項1 に記載の方法。 4. 前記予め設置するステップは、その容積内にまたはその周囲に位置する表 面上に前記組成を塗布することを含 む、請求項1に記載の方法。 5. ある容積内の火を消すためのシステムであって、その容積と連通するよう に予め設置された消火装置を含み、前記装置は、 (1)第1の反応物、および (2)第2の反応物 を含む組成を含み、前記媒体は活性化されて前記第1の反応物と前記第2の反応 物とを互いに反応させ、約1ミクロンまたはそれよりも小さな直径を有する固体 粒子状生成物を発生し、前記生成物が火と接触する際に、前記生成物は火の連鎖 反応を化学的に抑制し、消火をもたらし、前記装置は液体の冷却剤に浸され、前 記装置は冷却剤が前記装置内に侵入することを防止するための手段を含むが、前 記生成物が前記冷却剤内に脱出することに適応する、消火システム。 6. 冷却剤の侵入を防止するための前記手段は、前記装置の最上部で、または その近くで水圧により接続された、少なくとも1つの下向きに方向付けられた羽 口を含む、請求項5に記載のシステム。 7. 冷却剤の侵入を防止するための前記手段は、前記装置の最上部でまたはそ の近くで水圧により接続された、下向きに方向付けられた覆いを含む、請求項5 に記載のシステム。 8. 前記予め設置するステップは、その容積内にまたは その周囲に位置する表面上に前記組成を塗布することを含む、請求項5に記載の システム。 9. 無毒の煙を発生する方法であって、発煙装置を予め設置するステップを含 み、前記装置は、 (1) 塩素酸カリウム、過塩素酸カリウム、重クロム酸カリウム、硝酸セシ ウムおよび硝酸カリウムよりなる群から選択された第1の反応物、ならびに (2) 還元剤として作用する第2の反応物 を含む組成を含み、前記媒体は活性化されて前記第1の反応物と前記第2の反応 物とを互いに反応させ、約1ミクロンまたはそれよりも小さな直径を有する固体 粒子状生成物を発生し、前記生成物が煙を発生する、無毒の煙を発生する方法。 10. 前記装置は前記組成が位置する、スリットが設けられた枠を含む、請求 項9に記載の方法。 11. 前記装置はさらに冷却剤物質を含む、請求項10に記載の方法。 12. 前記装置は、前記組成が位置する、孔が設けられた管を含む、請求項9 に記載の方法。 13. 前記装置はさらに、冷却剤物質を含む、請求項12に記載の方法。 14. 前記装置は粒状化された親水性物質を含む、請求項9に記載の方法。 15. 前記装置は、前記生成物と冷却剤との熱交換を生 じさせる、請求項9に記載の方法。 16. 前記装置はさらに、冷却剤を前記生成物と接触させるための手段を含む 、請求項15に記載の方法。 17. 前記装置はさらに、前記生成物を異なる場所に分配するための手段を含 む、請求項9に記載の方法。 18. 前記装置はさらに、少なくとも1つの逆火防止装置を含む、請求項9に 記載の方法。 19. 前記装置は液体の冷却剤に浸され、前記装置は冷却剤の前記装置への侵 入を防止するための手段を含むが、前記生成物が前記冷却剤内に脱出することに 適応する、請求項9に記載の方法。 20. 冷却剤の侵入を防止するための前記手段は、前記装置の最上部でまたは その近くで水圧により接続された、少なくとも1つの下向きに方向付けられた羽 口を含む、請求項19に記載の方法。 21. 冷却剤の侵入を防止するための前記手段は、前記装置の最上部でまたは その近くで水圧により接続された、下向きに方向付けられた覆いを含む、請求項 19に記載の方法。 22. 前記予め設置するステップは、その容積内にまたはその周囲に位置する 表面上に前記組成を塗布することを含む、請求項9に記載の方法。 23. 無毒の煙を発生するためのシステムであって、発煙装置を含み、前記装 置は、 (1) 塩素酸カリウム、過塩素酸カリウム、重クロム酸カリウム、硝酸セシ ウムおよび硝酸カリウムよりなる群から選択された第1の反応物、ならびに (2) 還元剤として作用する第2の反応物 を含む組成を含み、前記媒体は活性化されて前記第1の反応物と前記第2の反応 物とを互いに反応させ、約1ミクロンまたはそれよりも小さな直径を有する固体 粒子状生成物を発生し、前記生成物が煙を発生する、無毒の煙を発生するための システム。 24. 消火または無毒の煙を発生するためのシステムであって、 (1) 塩素酸カリウム、過塩素酸カリウム、重クロム酸カリウム、硝酸セシ ウムおよび硝酸カリウムよりなる群から選択された第1の反応物、ならびに (2) 還元剤として作用する第2の反応物 を含む組成を含む装置を含み、前記媒体は活性化されて第1の反応物と第2の反 応物とを互いに反応させ、消火または発煙に効果的な、約1ミクロンまたはそれ よりも小さな直径を有する固体粒子状生成物を発生し、前記システムは活性化に 続いて遠隔の場所に設置されるように設計される、消火または無毒の煙を発生す るためのシステム。 25. 前記システムは手榴弾の形式である、請求項24に記載のシステム。 26. 前記システムは発射可能な手榴弾の形式である、 請求項24に記載のシステム。 27. 消火のためのシステムであって、 (a) 圧縮された消火ガスを放出するための従来の消火シリンダと、 (b) 以下を含む組成を含む装置とを含み、以下とは (1) 塩素酸カリウム、過塩素酸カリウム、重クロム酸カリウム、硝酸セ シウム、および硝酸カリウムよりなる群から選択された第1の反応物ならびに (2) 還元剤として作用する第2の反応物であり、 前記媒体は活性化されて前記第1の反応物と前記第2の反応物とを互いに反応 させ、消火に有効な、約1ミクロンまたはそれよりも小さな直径を有する固体粒 子状生成物を発生し、前記装置は前記消火ガスおよび前記生成物が混合するよう に位置付けられる、消火のためのシステム。 28. 前記消火ガスは二酸化炭素を含む、請求項27に記載のシステム。 29. 前記消火ガスは窒素を含む、請求項27に記載のシステム。 30. 前記生成物は有効な直径として5ミクロンよりも小さな固体粒子を含む 、請求項27に記載のシステム。 31. 消火器具であって、 (a) 圧縮された消火ガスを放出するための不活性ガス消火器具を含み、前 記器具は排出ノズルを含み、 (b) 以下を含む組成を含む装置をさらに含み、以下 とは、 (1) 塩素酸カリウム、過塩素酸カリウム、重クロム酸カリウム、硝酸セ シウム、および硝酸カリウムよりなる群から選択された第1の反応物、ならびに (2) 還元剤として作用する第2の反応物であり、 前記媒体は活性化されて前記第1の反応物と前記第2の反応物とを互いに反応 させ、消火に有効である、約1ミクロンまたはそれよりも小さな直径を有する固 体粒子状生成物を発生し、前記装置は前記消火ガスと前記生成物とが混合するよ うに位置付けられ、前記装置は前記排出ノズル内にまたはその周りに位置付けら れ、前記不活性ガス消火器具および前記装置は活性化されて前記不活性ガスと前 記生成物との混合を生じさせる、消火器具。
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