JPH08511924A - 放射センサ - Google Patents

放射センサ

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JPH08511924A JP7502543A JP50254395A JPH08511924A JP H08511924 A JPH08511924 A JP H08511924A JP 7502543 A JP7502543 A JP 7502543A JP 50254395 A JP50254395 A JP 50254395A JP H08511924 A JPH08511924 A JP H08511924A
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Abstract

(57)【要約】 マイクロ波領域およびミリメートル波領域用の放射センサ(10)は、2つの平行な焦点面(26a,36)を有するレンズ(12)を備え、これらの焦点面は、レンズ(12)内の偏向選択的反射PINダイオード・アレイ(18)によって規定される。一方の焦点面(26a)は、受信信号とローカル発振器信号を混合して、その後の処理のために中間周波数信号を生成する交差ダイポール受信アンテナ・アレイによって占有される。第2の焦点面(36)は、一連の送信ビーム方向を規定するように構成された別々に始動できる偏向切換アンテナからなる送信アンテナ・アレイによって占有される。第2のPINダイオード・アレイ(20)は、受信アンテナ・アレイを送信ビームから保護する。

Description

【発明の詳細な説明】 放射センサ 本発明は、放射センサに関し、詳細には、10GHz以上のマイクロ波領域お よびミリメートル波領域中の周波数でのレーダ・システムまたは通信システムで 使用すべきそのような装置に関するが、これに限らない。 放射センサは、従来技術では周知である。米国特許第4331957号には、 レーダ・トランスポンダ装置で使用され、アバランシェ・ビクテムなどを見つけ るために使用されるダイポーラ・アンテナが記載されている。これは実質的に全 方向性の装置である。これは、ダイポーラ・アンテナの特性であり、したがって 、指向性シーン情報は提供しない。この装置を使用して、目標方位を識別するこ とはできず、かつこの装置はショート・レンジ装置である(たとえば、15m) 。 多数の放射センサは、キロメートル以上のオーダーの範囲で指向性シーン情報 を提供するために必要なレーダとして使用されている。このためには、ミサイル ・シーカー・フィールドで使用されるアンテナ装置などの指向性アンテナ装置に よる走査が必要である。米国特許第4199762号には、ジンバル・ マウンティングによって2本の直交軸の周りで機械的に走査される、レーダ・ア ンテナ用の支持体が記載されている。そのような装置は、概して大型で高価であ る。そのうえ、機械的に走査されるアンテナは、アンテナ・ビーム内の物体しか 検知しない。走査される体積を通過する高速に移動する物体が必ずしも、アンテ ナ・ビームに出会うとは限らない。 機械的に走査されるレーダの欠点を解消するために、電子的に走査される装置 が開発された。そのような装置は、発信アンテナまたは受信アンテナ、あるいは その両方のアレイを備える。送信ビーム方向または受信ビーム方向は、各アンテ ナでの駆動信号またはローカル発振器信号を適当に整相することによって制御さ れる。”MESAR”と呼ばれるフェイズド・アレイ・レーダは、RADAR8 7と題する会議(英国ロンドン、1987年10月19日−21日)で開示され た。MESARは、一辺2mの正方形として構成された918個の導波管放射要 素のアレイからなるものであった。 誘電材料で包み込まれた(すなわち、誘電材料に密封された)ダイポールに基 づくアンテナ・アレイは、米国特許第3781896号で開示されている。しか し、この開示は、そ のようなアレイとの間の信号の供給に関連する設計上の厄介な問題には言及して いない。また、必要な指向性を達成することにも、必要な測定を行うことにも言 及していない。 他の放射センサの態様は、Zah等によってInternational Journal of Infra red and Milimeter Waves,第6巻,第10号,1985年で開示されている。 このセンサは、対物レンズと基板レンズとを備えるレンズ・システムの画像平面 に構成された集積ダイオードを含むボータイ・アンテナ(bowtie ant ennas)の一次元アレイからなる。アンテナによって受信された信号をアン テナ位置の関数としてプロットして、画像を提供することができる。この装置は 、受信モード動作に限られるという欠点がある。さらに、この装置は、アンテナ に平行に偏向された成分を有する放射しか検出しない。送信機能も、あるいは他 の偏向を検出する機構もない。レーダ・センサでしばしば必要になることは、セ ンサが、単一のアパーチャを通して送信と受信を行えることである。 マイクロ波・ミリメートル波始動アレイ技術は、Alder等によってProcee dings of the 20th European Microwave Conference,1990年,454ペー ジ乃至459ページに記 載されている。一体アンテナを含むレンズ供給マイクロ波・ミリメートル波受信 機は、Alder等によって同じ議事録の449ページ乃至453ページに記載 されている。 本発明の目的は、代替の放射センサの態様を提供することである。 本発明は、放射案内手段を有し、この案内手段が、放射が通過する第1の平面 および第2の平面を規定するように構成され、受信手段または送信手段が、各平 面付近に位置し、放射センサが、入射放射を選択的に反射または透過するように 構成された切換可能な反射手段を含むことを特徴とする放射センサを提供する。 本明細書では、「付近」の語は、「センサ動作周波数での1つの波長内」を意 味すると解釈されるものとする。この場合の波長とは、必要に応じて受信手段ま たは送信手段のすぐ隣に位置する媒体内の波長である。 本発明は、迷光RF放射に対するある程度の保護を放射受信手段に与えるとい う利点を提供する。 切換可能な反射手段は、ある信号偏向を反射し、別の信号偏向をOFF状態で 透過し、両方の偏向をON状態で反射するよ うに構成された、両方の焦点面に平行なPINダイオードのモノリシック・アレ イでよい。このアレイは、それぞれのレンズ部の平面間に挟むことができる。一 方のレンズ部は、球形キャップの形状であってよく、第2のレンズは、円錐台形 でよい。これによって、比較的低密度で廉価な材料で非常に小形の構造を実現す ることができる。 好ましい実施例では、第1の焦点面アレイは、二次元のものであり、交差ダイ ポール・アンテナを備える。各アンテナの1つのダイポールは、反射手段から入 射した受信放射の偏向に平行である。この実施例では、センサは、アンテナの各 第2ダイポールに平行に偏向されたローカル発振器信号を第1の焦点面アレイに 供給するように構成される信号ジェネレータを備える。1つのダイポールは、中 間周波数送信線として働く分割リムを含むことができる。第2のモノリシックP INダイオード・アレイは、高電力送信信号とセンサの方へ送られる迷光放射の 両方からアンテナを保護するために、アンテナに入射する放射を制限するように 構成される。本発明のこの実施例では、直線偏向されたRF放射を同じアパーチ ャを通して送受信することができる。 円形に偏向された放射を単一のアパーチャを通して送受信するために円形偏向 器をセンサに組み込むことができる。センサは、送られた偏向と同じ偏向を検出 するように構成することも、あるいは、直交偏向を検出するように構成すること もできる。 本発明は、光学アパーチャと、そのアパーチャを通過する光軸を規定するよう に構成された収斂誘電体レンズを含み、 (a)レンズが、光軸を横切って延びるそれぞれのレンズ表面領域で第1の焦 点面および第2の焦点面を規定するように構成された偏向選択的反射手段を備え 、 (b)反射手段が、ある偏向の放射を反射し、別の偏向の放射を透過するよう に制御可能に構成され、 (c)第1の焦点面付近に受信アンテナアレイが位置し、アレイの各アンテナ が、光軸に対するそれぞれのビーム方向からセンサに入射した放射を受信するよ うに構成され、主として、レンズを通過した放射に結合され、 (d)第2の焦点面付近に、放射をレンズを介して複数の出力ビーム方向に結 合するように構成された方向選択的送信手段があることを特徴とする放射センサ も提供する。 本発明をより完全に理解するために、次に、その実施例を添 付の図面に関して説明する。 第1図は、本発明の放射センサの概略断側面図である。 第2図は、第1図のセンサで使用すべき誘電体レンズ内の切換可能な放射リフ レクタの分解図を概略的に示す図である。 第3図は、第1図のセンサで使用すべき信号送信装置の分解図である。 第4図は、第3図の装置で使用すべき偏向切換アンテナを概略的に示す図であ る。 第5図は、第1図のセンサに組み込まれる受信アンテナ・アレイを概略的に示 す図である。 第6図は、第5図のアレイの交差ダイポール・アンテナの平面図である。 第1図を参照すると、全体的に10で示された本発明の放射センサが示されて いる。デカルト基準軸は11で示されており、直交するx基準軸とz基準軸を示 す。y軸は、図面の平面に垂直なので示されていない。センサ10は、マイクロ 波周波数16GHzで動作するように設計される。センサは、球形キャップ部1 4と円錐台部16とを有する誘電体レンズ12を備える。これらの部分は、相互 に隣接する寸法の等しい円形端面 (図示せず)を有する。レンズ部14および16は、アルミナ製であり、誘電定 数は10である。隣接する端面は直径が6.6cmであり、球形キャップの高さ 、すなわちその円形面に垂直な厚さは最大1.9cmである。 第1のPINダイオードのアレイ18は、レンズ部14および16の隣接する 面間に挟まれる。第1のダイオード・アレイ18は、平坦であり、図面の平面に 垂直に構成される。ダイオード・アレイ18については、後でさらに詳しく説明 する。球形キャップ14は、第2のプレーナPINダイオード・アレイ20を備 える。このアレイの平面も図面の平面に垂直である。第2のアレイ20は、キャ ップ14の第1の部分22と第2の部分24の間に挟まれ、その平面は第1のア レイ18の平面に平行である。第2のアレイは、アレイ18の形に類似の形を有 するが、より小さな表面積を有する。ダイオード・アレイ18および20は、等 しい間隔に配置された複数の並列バイアス導体(図示せず)からなり、導体間に モノリシックPINダイオード(図示せず)が接続される。ダイオード・アレイ 18および20のバイアス導体はx軸に平行に延びる。 第1および第2のアレイ18および20のそれぞれのバイア ス導体は、それぞれの切換可能な電流供給機構(図示せず)に接続される。バイ アス導体との電気的接続は、各アレイの縁部で行われる。 キャップ14の第1の部分22にアルミナ材料のプレーナ・シート基板26が 取り付けられ、基板26の平面はアレイ18および20の平面に平行である。後 でさらに詳しく説明するように、基板26は、それぞれ、相互に直交する一対の ダイポールの形をした受信アンテナ(図示せず)のアレイを有する。各ダイポー ルの長さは、アルミナ/空気界面で16GHzの共鳴を得る必要に応じて0.4 cmである。アンテナは、レンズ12から遠い基板26の外側表面26a上に位 置する。マイクロ波信号源(図示せず)に接続されたマイクロ波供給導波管28 は、基板26付近に開放出力端部30を有する。 円錐台レンズ部16は、32、すなわち、第1のアレイ18に隣接する第1の 円形表面から1.752cmの32に第2の円形端面を有する。したがって、レ ンズ部16の軸方向長さは1.752cmである。第2の端面32は、34によ って示され、等間隔に配置された線形導体のプレーナ・アレイと、送信アンテナ ・アレイと、アルミナ基板と、そのスペーサ(図示せ ず)とからなる格子を備えるアセンブリに隣接する。アセンブリ34の構成要素 については、後でさらに詳しく説明する。アセンブリ34の厚さによって、破線 36で示したように、図面の平面に垂直な平面中に送信アンテナ・アレイが位置 決めされる。送信アンテナ・アレイ平面は、第2の端面32から0.148cm であり、したがって、レンズ部14とレンズ部16を分離する第1のアレイ18 から1.9cmである。アセンブリ34は主として、アルミナで構成され、その 厚さは、誘電定数10のアルミナ媒体で周波数が16GHzの放射の波長の4分 の1である。したがって、送信アンテナと受信アンテナは、第1のアレイ18か ら等距離に位置する。 アセンブリ34は、放射を動作周波数で効率的に送るのに妥当な寸法よりも大 きな寸法の第1の導波管40に隣接する。第1の導波管40は、第2の導波管4 2に接続される。第2の導波管42は、動作周波数16GHzに正比例する寸法 を有する。 センサ10は、凹凸状の第2のアルミナ・レンズ44も備える。第1および第 2のレンズ12および44は全体的に、2つの焦点面を有するダブレット・レン ズ・システムまたは複合レンズを形成する。1つの焦点面は、第1のアレイ18 での反射 と第2のアレイ20での透過から発生する。この焦点面は、基板表面26a上の 受信アンテナ・アレイ平面に一致する。第2の焦点面は、第1のアレイ18およ びアセンブリ34での透過から発生し、36の送信アンテナ・アレイ平面に一致 する。26aおよび36の焦点面は、第1のアレイ18に平行であり、それぞれ 、アレイ18の対向側に位置する。 次に、第2図も参照すると、PINダイオード・アレイ18が2つのレンズ部 14および16と共に示されている。これらの構成要素は、第2図では分解状態 で示されており、相互の組立位置は第1図に示されている。話を明確にするため に、PINダイオード・アレイ18は、概略的に示されている。アレイ18は、 複数のバイアス導体45からなり、それらの間にダイオード46が配設される。 ダイオードおよび導体は、周知の半導体処理技法によってシリコン・ウェハ47 上に製造される。導体との導電は、ウェハの縁部にある接点48で行われる。ア レイ20は、アレイ18に類似の構成を有するが、送られた放射から受信アレイ を遮蔽するのに十分なより小さい面積を有する。 モノリシックPINダイオード・アレイは、A.Armst rong等によってMicrowave Journalの1985年9月号の 197ページないし201ページに記載されている。ダイオード・アレイ18は 、一連の 並列バイアス導体45からなり、それらの間にダイオード46が配設 され、バイアス導体45は、x軸に平行であり、バイアス導体をリンクするダイ オード46は、y軸にほぼ平行である。バイアス導体間の間隔および隣接するダ イオード間の間隔は、センサ10の動作周波数によって決定され、レンズ誘電媒 体内の放射の波長の4分の1よりも短い。この間隔は、バイアス導体に平行に偏 向された放射が効率的に反射され、ダイオードが順方向にバイアスされたときに 、バイアス導体に直交するように偏向された放射も効率的に反射される間隔であ る。ダイオード・アレイ18では、バイアス導体間の間隔と隣接するダイオード 間の間隔はそれぞれ、1.4mmである。 ダイオード・アレイ18は、直径が6.6cmの単一のシリコン・ウェハ47 上に製作される。代替構成(図示せず)では、ダイオード・アレイ18は、直径 が6.6cmの単一のダイオード・アレイを形成するようにアルミナ・ウェハに ボンディングされたシリコン基板上のモザイク上のより小さなアレイから なり、バイアス導体との電気接続は、シリコン基板上のスルーホール・メッキ接 点およびアルミナ・ウェハ上の導電ストリップを介して行われる。シリコンの誘 電定数は約11.7である。これは、アルミナ・レンズ12の誘電定数に十分に 近いものであり、レンズ特性に影響を及ぼす誘電率の顕著な不連続性が解消され る。 アレイ18および20のダイオードが逆バイアスされると、バイアス導体に直 交する偏向を有する周波数16GhzのRF放射がアレイを透過し、バイアス導 体に平行な偏向を有する16GHzのRF放射が反射される。これは、アレイO FF状態であり、ダイオード・アレイは、バイアス導体に平行に整列するワイヤ の格子と同様に動作する。DCバイアス電流によってダイオードが順方向にバイ アスされると、アレイは、バイアス導体に直交する偏向を有するRF放射と導体 に平行に偏向されたRF放射を反射し、この点で、ダイオード・アレイは、交差 導電ワイヤのメッシュと同様に動作する。これはアレイON状態である。センサ 10で、アレイ18および20のバイアス導体は、軸11で示したx軸に平行に 整列する。 次に、第3図を参照すると、アセンブリ34と第1および第 2の導波管40および42の分解図が示されている。送信アンテナ・アレイは全 体的に50で示されている。送信アンテナ・アレイは、6×2アレイとして構成 された52などの12のアンテナを備える。アンテナ52は、十字記号で概略的 に示されている。 各アンテナ52は、相互に直交する一対のプレーナ金属ダイポールであり、各 ダイポールは、一対の矩形リム54を有する。送信アンテナの形を第4図に示す 。 各ダイポールの長さは4mmであり、リム54の長さは1.43mmであり、 中央間隔の長さは1.14mmである。隣接するアンテナ52の中心間間隔は4 .5mmである。リム54の幅は0.4mmであり、各ダイポールに長さ・幅比 10:1を与える。これによって、16GHzで半波長ダイポール共鳴がもたら される。というのは、各ダイポールの有効長が、その物理長に、その各面上の2 つの媒体の誘電定数の平均の二乗を乗じた値であることを示すことができるから である。アンテナ52は、一方の面に空気を有し(誘電定数=1)、他方の面に アルミナを有する(誘電定数=10)ので、アンテナの有効長は9.38mmで ある。この長さは、空中での16G Hzでの波長の半分の長さである。 各ダイポール・リム54は、DCバイアス電流によって始動されるPINダイ オード・スイッチ56を介してそれぞれの直交ダイポール・リムに接続される。 ダイオード・スイッチ56とのバイアス接続は図示しない。アンテナ52は、ア ルミナ基板58の表面58a上の金属を付着させることによって形成される。基 板表面58aは、35mm×23mmである。PINダイオードは離散装置であ り、したがって、混成電子生産プロセスが必要である。これらのダイオードの生 産は、基板材料でのアンテナの生産と統合することもできる。 送信アンテナ・アレイ50は、アルミナ・スペーサ60によって、全体的に6 2で示した線形導体の格子から分離される。送信アンテナ・アレイは、アルミナ 基板66上に(点で示した)金属層64を付着させることによって形成される。 層64は、アルミナ基板を露出させる空間によって分離された線形導体68を規 定するためにリソグラフィック・プロセスでエッチングされた中央領域を有する 。導体68がアセンブリ34として構成されると、導体68はx軸に平行に整列 し、スペーサ60は格子62に接触し、送信アンテナ・アレイ58はスペーサ 60に接触する。オーバサイズの第1の導波管40は、使用時に基板表面58a に接触するように組み立てられる端部リム70を有する。格子62の下部表面( 図示せず)は、レンズ端面32に接触する。アンテナ・アレイ基板58の厚さと スペーサ60の厚さと格子62の厚さが組み合わされて、線36で示した、レン ズ・システム12および44の第2の焦点面に、送信アンテナが配置される。 センサ10は、下記のように動作する。周波数16GHzのマイクロ波入力電 力が、電源(図示せず)から第2の導波管42に沿って供給される。円で囲まれ た矢印72で示したように、マイクロ波放射が垂直偏向され、すなわち、電界ベ クトルがx軸に平行に偏向される。入力電力は、第1の導波管40に入る。セン サ10をオフに切り換えると、放射は、送信アンテナ・アレイを通過して格子6 2に至り、円で囲まれた矢印73で示したように反射される。これは、電界ベク トルが導体68に平行であるからである。送信アンテナ・アレイは、後述のよう に始動されると、マイクロ波放射を吸収し、90°だけ回転された偏向と共に再 放射する。y方向に平行な電界ベクトルを含む水平偏向されたこの放射は、送信 信号Txであり、電界ベ クトルが導体68に直交するので格子62を通過することができる。 円で囲まれた十字記号74で示した水平偏向された送信信号Txは、送信アン テナ・アレイから円錐台レンズ部16に入る。アレイ18がON状態である場合 、放射は送信アンテナ・アレイの方へ反射される。アレイ18がOFF状態であ る場合、送信信号Txは、アレイ18を通過して球形キャップ・レンズ部14に 入る。アレイ20は、アレイ18がOFF状態になるとON状態に切り換えられ 、そのため、Tx偏向配向に平行であると共に直交するように偏向された放射を 反射し、したがって、高出力Tx信号による影響を受けやすい受信アンテナ構成 要素への損傷が防止される。アレイ18がON状態に切り換えられると、アレイ 20はOFF状態に切り換えられ、水平偏向された放射を透過する。アレイ18 がOFF状態であるとき、Tx信号はレンズ部14を通過して空気に至り、次い で第2のレンズ44に至る。円で囲まれた十字記号75で示した水平偏向された 送信信号Txは、レンズ・システム12および44の焦点面での送信アンテナ・ アレイの位置のおかげで平行なビームとしてレンズ44を離れる。 送信信号Txは、送信アンテナ・アレイによって制御されるビーム方向を有す る。送信アンテナ・アレイからレンズ12に入る放射は、76など単一の矢印で 示されている。レンズ・システム12および44は、破線78で示した光軸を有 する。これは、レンズ部14および16の対称軸でもあり、z軸に平行である。 光軸の上方および下方の−15°および+15°で示した位置でアンテナを始動 すると、それぞれ、この軸に対して−15°および+15°の方向に送信ビーム 80および82が発生する。中央ビーム方向は、レンズ・システム光軸に対して 0°、すなわち、z軸に平行に84で示されており、これは、センサ10のボア サイト(boresight)である。レンズ・システム12および44は、光 軸を中心とする60°の円錐である視界を与える。 送信信号Txは、リモート・シーン(図示せず)中の物体によって、センサ1 0の方へ反射された受信信号Rxとして反射されることができる。第1のアレイ 18は、Rx信号を検出するために、ON状態に切り換えられ、したがって、信 号の偏向配向にはかかわらずに受信信号Rxを反射することができる。受信信号 Rxは、86などの二重矢印で示したように送信ビー ム経路に沿って戻り、最終的にアレイ18に到達する。アレイ18は現在、反射 可能な状態なので、受信信号Rxを第2のアレイ20の方へ反射する。アレイ2 0は、OFF状態であり、したがって、水平偏向された放射を透過する。アレイ 18から反射した受信信号Rxは、その偏向平面がTx信号の偏向平面から回転 されていない限り、アレイ20を通過する。受信信号Rxは、表面26a上に位 置する受信アンテナ・アレイに到達する。受信アンテナ・アレイは、マイクロ波 供給機構28から別の入力を得る。これは、垂直偏向されたローカル発振器(L o)信号を与える。受信アンテナ・アレイは、受信信号RxとLo信号を混合し て、周知の方法でのその後の信号処理に適した中間周波数(IF)信号を生成す る。アレイ20のバイアス導体は、Lo信号を受信アンテナ・アレイに結合する のを助ける。アレイ20のバイアス導体がLo信号の偏向に平行なので、アレイ 20は、受信アンテナ・アレイの方へLo信号を反射する。 次に、第3図および第4図を参照して、送信アンテナ・アレイ50の動作につ いて説明する。すべてのPINダイオード56がOFF状態に切り換えられると 、アンテナ極線図のため に、各アンテナ52のダイボールに結合される垂直偏向された入力放射72はほ とんどなくなる。したがって、入力放射は、ほとんど影響を受けずにアンテナ・ アレイ50およびスペーサ60を通過する。放射は、格子導体68に平行に偏向 されるので、73で示したように格子62によって反射される。したがって、放 射は、レンズ12に到達するのを妨げられ、その後、自由空間に出力される。 バイアス電流を印加することによって、1つのアンテナ52に結合された一対 のダイオード56を始動してON状態にすると、垂直偏向された放射によって、 そのアンテナの垂直ダイポールでマイクロ波信号が誘導され、垂直ダイポールに 結合された水平ダイポールに結合される。このことが発生するのは、直交するダ イポール・リム間の各PINダイオード56によってもたらされる電流経路のた めである。オンに切り換えられたアンテナ52が受信する大部分のエネルギーは 、その水平ダイポールに結合され、その後、水平偏向と共に再放射される。Br ewitt−Taylor等がElectronics Letters第17 巻(1981年)の729ページ乃至731ページで開示したように、異なる誘 電定数を有する2つ の媒体間の界面に位置するアンテナは主として、高い方の誘電定数を有する媒体 に対して放射を行う。したがって、アンテナ52は主として、アルミナ基板58 に対して再放射を行う。 アンテナ・アレイ50から再放射された信号は、スペーサ60を通過して格子 62に到達する。この信号は、格子導体68に水平に、したがって直交するよう に偏向されるので、74で示したように、格子62を通過し、反射はほとんど発 生しない。信号は次いで、レンズ12に入り、送信信号Txとなる。 動作時には、送信ビームの方向および空間範囲は、どの送信アンテナ52を始 動するかによって決定される。再放射された信号は、水平偏向され、始動された アンテナ52から発信する。アンテナ52は、36のレンズ・システムの1つの 焦点面全体にわたって分散しているので、単一のアンテナを始動すると、アンテ ナ位置によって決定される送信ビーム位置が発生する。第1図には、0°の中央 ボアサイト・ビーム方向に対して15°の角度に整列した送信ビーム方向が示さ れている。 次に、第5図および第6図を共に参照すると、受信アンテナ・アレイが示され ている。アンテナ・アレイは、第5図では全 体的に100で示されており、中央に正方形を有する十字記号として概略的に示 した個別のアンテナ102を6×2アレイとして備える。第6図は、個別のアン テナをさらに詳しく示す。受信アンテナ・アレイ100は、数、形、間隔が送信 アンテナ・アレイ50の数、形、間隔に類似しているアンテナ102を有する。 2つのアレイ50および100は、その平面および長寸法どうしを平行に配置し た状態で配設される。受信アンテナ・アレイ100は、各アンテナ102が、長 手方向に分割されたリム104aを備える点で送信アンテナ・アレイ50とは異 なる。各アンテナ102は、4つのRFミクサ・ダイオード106aないし10 6dからなる中央リングを有する。各ダイオード106aないし106dは、リ ム104bとリム104cの間のダイオード106cなど、異なる直交ダイポー ルのそれぞれのリム対104間に接続される。第6図中の一方のダイポールのリ ム104cおよび104dはそれぞれ、ダイオード対106a/106bおよび 106c/106dのアノードに接続される。他方のダイポールのリム104a および104bはそれぞれ、ダイオード対106a/106bおよび106c/ 106dのカソードに接続される。したがって、ダイオード 106a乃至106dは、一方のダイポールのリムの方へ向かい、かつ他方のリ ムから離れる方向へ偏向される。分割リム104aの各部分は、それぞれのダイ オード106aおよび106bに接続され、アンテナ102は、リム104aお よび104bの長寸法が、基板26の長寸法に平行に整列するように構成される 。したがって、リム104aおよび104bの長寸法は、第1図のx軸に平行に 整列し、リム104cおよび104dの長寸法は、第1図のy軸に平行に整列す る。 受信アンテナ・アレイ100は下記のように動作する。受信アンテナ・アレイ の長寸法は、第5図では水平のものとして示され、第1図では垂直のものとして 示されている。RF周波数16GHzの受信放射Rxは、ダイポール104c/ 104dに平行に偏向され、ホーン(horn)28からのローカル発振器放射 は、分割リム・ダイポール104a/104bに平行に偏向される。Lo放射お よびTx放射は、その偏向に対して平行なダイポール中で信号を生成し、これら の信号はダイオード106a乃至106dのリングによって混合され、IF信号 が生成される。IF信号は、Lo信号とTx信号の間の差分周波数の信号である 。分割リム104aは、リム間の容量性結合 のために周波数16GHzの単一のリムのように見える。しかし、IFでは、分 割リムは、送信線を形成する2つの並列導体として働く。したがって、分割リム 104aは、IF信号を処理回路(図示せず)に中継する出力フィードを与える 。そのような回路は、当技術分野で周知であり、詳しくは説明しない。この回路 は、各アンテナ102ごとにIF増幅器とアナログ・ディジタル変換器を備える ことができる。変換器から出力されたディジタル信号は、周知の種類のディジタ ル電子回路に供給することができる。 放射センサ10は、ダブレット・レンズ・システム12および44の光アパー チャによって規定された共通のアパーチャ内で送信機能と受信機能を共に提供す る。それぞれ異なる誘電媒体間の境界のためのダブレット・レンズ・システムの 表面での放射反射は、光学計器でのレンズ・ブルーミングに類似の周知の種類の 反射防止コーティングによって抑制される。 第3図に示した送信アンテナ・アレイ50と第1および第2の導波管40およ び42は(電子的ではなく)機械的に再配置できるマイクロ波信号源で置き換え ることができる。永久的に短絡された単一の偏向切換アンテナに電力を供給する 導波管部 分に可とう性同軸信号フィードが接続される。アンテナは、レンズ焦点面36に 位置し、マイクロ波をレンズ12に放射する。前記導波管部分は、ステップ・モ ータによって焦点面36の相互に直交する2本の軸に沿って移動することができ る。このため、焦点面36の送信信号発信元の位置をいくつかの送信ビーム方向 のうちの1つに妥当なものとすることができる。 代替実施例では、センサ10は、レンズ44とリモート・シーンの間に挿入さ れた円形偏向器を有する。円形偏向器は、“IEEE Transactions on Antennas an d Propagation”第AP−35巻,第6号,1987年6月6日,652ページ 乃至661ページに記載された曲線プリント回路の種類のものでよい。垂直偏向 されたTx信号は、円形偏向器を通過する際に、右旋(RHC)偏向される。リ モート・ターゲットからセンサの方へ反射されたRx信号は、信号が受けた反射 の数に応じてRHCすることも、あるいは左旋(LHC)偏向することもできる 。Rx信号は、円形偏向器を通過する際に、反射された信号がそれぞれ、RHC 偏向されたか、それともLHC偏向されたかに応じて、垂直または水平偏向され る。PINダイオード・アレイ20、受信機アンテナ・アレイ100、Lo信号 源は、 垂直または水平偏向された放射を検出し、したがって、Rx信号のRHCまたは LHCに偏向された成分を監視するように配向させることができる。
【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1995年6月27日 【補正内容】 本発明は、放射を案内するための放射案内手段を有し、この案内手段が、放射 が通過する第1の平面および第2の平面を規定し、受信手段または送信手段が、 各平面付近に位置し、放射センサが、入射放射を選択的に反射または透過する機 能を実行する切換可能な反射手段を含むことを特徴とする放射センサを提供する 。 本明細書では、「付近」の語は、「センサ動作周波数での1つの波長内」を意 味すると解釈されるものとする。この場合の波長とは、必要に応じて受信手段ま たは送信手段のすぐ隣に位置する媒体内の波長である。 本発明は、迷光RF放射に対するある程度の保護を放射受信手段に与えるとい う利点を提供する。 切換可能な反射手段は、ある信号偏向を反射し、別の信号偏向をOFF状態で 透過し、両方の偏向をON状態で反射するように構成された、両方の焦点面に平 行なPINダイオードのモノリシック・アレイでよい。このアレイは、それぞれ のレンズ部の平面間に挟むことができる。一方のレンズ部は、球形キャップの形 状であってよく、第2のレンズは、円錐台形でよい。これによって、比較的低密 度で廉価な材料で非常に小形の構造 を実現することができる。 好ましい実施例では、第1の焦点面アレイは、二次元のものであり、交差ダイ ポール・アンテナを備える。各アンテナの1つのダイポールは、反射手段から入 射した受信放射の偏向に平行である。この実施例では、センサは、アンテナの各 第2ダイポールに平行に偏向されたローカル発振器信号を第1の焦点面アレイに 供給するように構成される信号ジェネレータを備える。1つのダイポールは、中 間周波数送信線として働く分割リムを含むことができる。第2のモノリシックP INダイオード・アレイは、高電力送信信号とセンサの方へ送られる迷光放射の 両方からアンテナを保護するために、アンテナに入射する放射を制限するように 構成される。本発明のこの実施例では、直線偏向されたRF放射を同じアパーチ ャを通して送受信することができる。 円形に偏向された放射を単一のアパーチャを通して送受信するために円形偏向 器をセンサに組み込むことができる。センサは、送られた偏向と同じ偏向を検出 するように構成することも、あるいは、直交偏向を検出するように構成すること もできる。 本発明は、光学アパーチャと、そのアパーチャを通過する光軸を規定するよう に構成された収斂誘電体レンズを含み、 (a)レンズが、光軸を横切って延びるそれぞれのレンズ表面領域で第1の焦 点面および第2の焦点面を規定するための偏向選択的反射手段を備え、 (b)反射手段が、制御可能にある偏向の放射を反射し、別の偏向の放射を透 過する手段を提供し、 (c)第1の焦点面付近に受信アンテナアレイが位置し、アレイの各アンテナ が、光軸に対するそれぞれのビーム方向からセンサに入射した放射を受信するよ うに構成され、主として、レンズを通過した放射に結合され、 (d)第2の焦点面付近に、放射をレンズを介して複数の出力ビーム方向に結 合するための方向選択的送信手段があることを特徴とする放射センサも提供する 。 請求の範囲 1.放射を案内するための放射案内手段を有する放射センサであって、案内手段 が、放射が通過する第1の平面(26a)および第2の平面(36)を規定し、 受信手段または送信手段が、各平面付近に位置し、放射センサが、入射放射を選 択的に反射または透過する機能を実行する切換可能な反射手段(18)を含むこ とを特徴とする放射センサ。 2.(a)放射案内手段(12)が、誘電体レンズであり、第1および第2の平 面(26a,36)がそれぞれ、レンズの光軸(78)を横切って延びるそれぞ れのレンズ表面領域にある誘電体レンズの第1および第2の焦点面であり、 (b)第1の焦点面付近に、放射を受信するための放射受信手段(100)が あり、 (c)第2の焦点面付近に、誘電体レンズに放射を結合するための放射送信手 段(50)があり、 (d)切換可能な反射手段(18)が、誘電体レンズ内に位置決めされ、第1 の状態では、第1の偏向配向を有する放射を透過し、第1の配向に直交する第2 の偏向配向を有する放射線 を反射する手段を提供し、第2の状態では、第1の偏向配向と第2の偏向配向の 両方の放射を反射する手段を提供することを特徴とする請求の範囲第1項に記載 の放射センサ。 3.切換可能な反射手段(18)が、半導体スイッチ(46)アレイを含むこと を特徴とする請求の範囲第1項または第2項に記載の放射センサ。 4.切換可能な反射手段(18)が、PINダイオード(46)アレイを含むこ とを特徴とする請求の範囲第1項、第2項、または第3項に記載の放射センサ。 5.PINダイオード・アレイが、ほぼ並列するように構成された複数のバイア ス導体(45)と、バイアス導体間に電気的に接続されるように構成された複数 のPINダイオード(46)とを備えることを特徴とする請求の範囲第4項に記 載の放射センサ。 6.第2の切換可能な反射手段(20)が、誘電体レンズ(12)内に位置決め され、送信手段(50)によって送られた放射から放射受信手段(100)を保 護するように構成されることを特徴とする請求の範囲第2項から第5項のいずれ か一項に記載の放射センサ。 7.誘電体レンズ(12)が、それぞれ球形キャップ形および円錐台形を有する 2つの部分(14,16)を備えることを特徴とする請求の範囲第2項から第6 項のいずれか一項に記載の放射センサ。 8.切換可能な反射手段(18,20)が、直線偏向された受信放射(86)を 受信手段(100)に送るように構成されることを特徴とする請求の範囲第1項 から第7項のいずれか一項に記載の放射センサ。 9.光アパーチャと、前記アパーチャを通して光軸(78)を規定するように構 成され、収斂誘電体レンズ(12)を含む放射センサであって、 (a)レンズが、光軸(78)を横切って延びるそれぞれのレンズ表面領域で 第1の焦点面および第2の焦点面(26a,36)を規定するように構成された 偏向選択的反射手段(18)を備え、 (b)該反射手段(18)が、ある偏向の放射を反射し別の偏向の放射を透過 するように制御可能に構成され、 (c)第1の焦点面(26a)付近に受信アンテナ・アレイ(100)が位置 し、アレイの各アンテナ(102)が、光軸 に対するそれぞれのビーム方向からセンサに入射した放射を受信するょぅに構成 され、主として、レンズを通過した放射に結合され、 (d)第2の焦点面付近に、放射をレンズを介して複数の出力ビーム方向に結 合するための方向選択的送信手段(52)があることを特徴とする放射センサ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.放射案内手段を有する放射センサであって、案内手段(12)が、放射が通 過する第1の平面(26a)および第2の平面(36)を規定するように構成さ れ、受信手段または送信手段が、各平面付近に位置し、放射センサが、入射放射 を選択的に反射または透過するように構成された切換可能な反射手段(18)を 含むことを特徴とする放射センサ。 2.(a)放射案内手段(12)が、誘電体レンズであり、第1および第2の平 面(26a,36)がそれぞれ、レンズの光軸(78)を横切って延びるそれぞ れのレンズ表面領域にある誘電体レンズの第1および第2の焦点面であり、 (b)第1の焦点面付近に、放射受信手段(100)があり、 (c)第2の焦点面付近に、誘電体レンズに放射を結合するように構成された 放射送信手段(50)があり、 (d)切換可能な反射手段(18)が、誘電体レンズ内に位置決めされ、第1 の状態では、第1の偏向配向を有する放射を透過し、第1の配向に直交する第2 の偏向配向を有する放射線を反射するように構成され、第2の状態では、第1の 偏向配向 と第2の偏向配向の両方の放射を反射するように構成されることを特徴とする請 求の範囲第1項に記載の放射センサ。 3.切換可能な反射手段(18)が、半導体スイッチ(46)アレイを含むこと を特徴とする請求の範囲第1項または第2項に記載の放射センサ。 4.切換可能な反射手段(18)が、PINダイオード(46)アレイを含むこ とを特徴とする請求の範囲第1項、第2項、または第3項に記載の放射センサ。 5.PINダイオード・アレイが、ほぼ並列するように構成された複数のバイア ス導体(45)と、バイアス導体間に電気的に接続されるように構成された複数 のPINダイオード(46)とを備えることを特徴とする請求の範囲第4項に記 載の放射センサ。 6.第2の切換可能な反射手段(20)が、誘電体レンズ(12)内に位置決め され、送信手段(50)によって送られた放射から放射受信手段(100)を保 護するように構成されることを特徴とする請求の範囲第2項から第5項のいずれ か一項に記載の放射センサ。 7.誘電体レンズ(12)が、それぞれ球形キャップ形および 円錐台形を有する2つの部分(14,16)を備えることを特徴とする請求の範 囲第2項から第6項に記載の放射センサ。 8.切換可能な反射手段(18,20)が、直線偏向された受信放射(86)を 受信手段(100)に送るように構成されることを特徴とする請求の範囲第1項 から第7項のいずれか一項に記載の放射センサ。 9.光アパーチャと、前記アパーチャを通して光軸(78)を規定するように構 成され、収斂誘電体レンズ(12)を含む放射センサであって、 (a)レンズが、光軸(78)を横切って延びるそれぞれのレンズ表面領域で 第1の焦点面および第2の焦点面(26a,36)を規定するように構成された 偏向選択的反射手段を備え、 (b)反射手段(18)が、ある偏向の放射を反射し別の偏向の放射を透過す るように制御可能に構成され、 (c)第1の焦点面(26a)付近に受信アンテナ・アレイ(100)が位置 し、アレイの各アンテナ(102)が、光軸に対するそれぞれのビーム方向から センサに入射した放射を受信するように構成され、主として、レンズを通過した 放射に結合され、 (d)第2の焦点面付近に、放射をレンズを介して複数の出力ビーム方向に結 合するように構成された方向選択的送信手段(52)があることを特徴とする放 射センサ。
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