JP2009506585A - アンテナ - Google Patents

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エブリング,ジェイムズ,ピー.
リベイズ,ガブリエル,エム.
ホワイト,カーソン
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オートモーティブ システムズ ラボラトリー インコーポレーテッド
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Abstract

アンテナ(10)は、第1の表面(40)および第2の表面(52)を有する誘電体材料(16)と、第1の表面(40)に動作可能に結合された離散形レンズアレイ(14)と、第2の表面(52)に動作可能に結合された少なくとも1つの横形給電アンテナ(18)とを含む。

Description

本発明は、離散形レンズアレイと少なくとも1つの横形給電アンテナを含む、アンテナに関する。
関連する出願の相互参照
本出願は、参照により本明細書に組み入れる、2005年5月5日付け先願の米国特許仮出願番号第60/594783号の利益を主張するものである。本出願は、2004年8月11日出願の米国特許仮出願番号第60/522077号の利益を主張する、2005年8月11日出願の米国特許出願番号第11/161681号とその主題について部分的に関係するものであり、それぞれを参照により本明細書に組み入れる。
実施態様の詳細な説明
図1〜6に参照すると、多重ビームアンテナ10は、誘電体材料のブロック16を介して離散形レンズアレイ(discrete lens array)14と協働するように適合された多素子横形給電アレイ(multi-element broadside feed array)12を含み、多素子横形給電アレイ12および離散形レンズアレイ14は、誘電体材料のブロック16の反対両側にそれぞれ動作可能に結合されている。多重ビームアンテナ10は、送信モード、受信モード、または順次もしくは同時に送信モードと受信モードの両方で動作するように適合させることができる。送信モードにおいて、多素子横形給電アレイ12の各横形給電アンテナ18は、離散形レンズアレイ14によって焦点が合わされるように、異なる方向に異なる電磁エネルギーのビーム20を生成する。
受信モードにおいて、多重アンテナ横形給電アレイ12の各横形給電アンテナ18は、対応する異なる方向から、離散形レンズアレイ14を介して異なる電磁エネルギーのビーム20を受信する。一態様においては、離散形レンズアレイ14は、実質的に離散形レンズアレイ14の焦点面(focal plane)に沿って、すなわちそこからfの距離に位置し、ここでfは離散形レンズアレイ14の焦点距離に等しい。別の態様においては、離散形レンズアレイ14は、実質的に離散形レンズアレイ14の焦点曲面(focal surface)に沿って、すなわち、離散形レンズアレイ14の要素のそれぞれが、対応する方向に関連する電磁エネルギー20の関連するビームに対して、実質的に離散形レンズアレイ14の焦点になるように配置される。
多重ビームアンテナ10’の第1の態様を、図1〜6に示す。離散形レンズアレイ14は、離散形レンズアレイ14の第1の側面26.1上の第1組22.1の第1の横形アンテナ素子24.1、および、離散形レンズアレイ14の第2の側面26.2上の、対応する第2組22.2の第2の横形アンテナ素子24.2を含み、第1の側面26.1および第2の側面26.2は、互いに反対方向を向き、第1組22.1および第2組22.2からの第1の横形アンテナ素子24.1および第2の横形アンテナ素子は互いに対になっている。各対28の第1の横形アンテナ素子24.1および第2の横形アンテナ素子24.2は、関連する遅延要素30を介して互いに連通するように適合され、遅延量または位相シフトは、電磁レンズ、例えば球形、平球形(plano-spherical)、楕円形、円筒形または平円筒形(plano-cylindrical)のレンズの挙動を模擬する(emulate)ように、離散形レンズアレイ14における特定の対28の第1の横形アンテナ素子24.1と第2の横形アンテナ素子24.2の場所の関数となっている。離散形レンズアレイ14上の位置の関数としての遅延は、送信モードにおいて、焦点における関連する横形給電アンテナ18からの電磁エネルギーのビーム20の発散ビームを、離散形レンズアレイ14から出る対応する実質的に平行化されたビームに変換し、受信モードにおいてはその逆を行うように適合されている。
図2〜4を参照すると、第1の観点によれば、離散形レンズアレイ14は、第1の誘電体基板32の第1の側面32.1上の第1組22.1の第1の横形アンテナ素子24.1、例えば、パッチアンテナ素子と、第2の誘電体基板34の第1の側面34.1上の第2組22.2の第2の横形アンテナ素子24.2、例えばパッチアンテナ素子とを含み、第1の誘電体基板32および第2の誘電体基板34のそれぞれの第2の側面32.2、34.2が、第1横形アンテナ素子24.1と第2の横形アンテナ素子24.2の各対28に関連して、関連する結合スロット38を設けられた、中央導電層36の反対両側の全体にわたって、互いに面しており、関連する結合スロット38は、各対28の第1の横形アンテナ要素24.1と第2の横形アンテナ要素24.2の間を連通させ、例えば、参照により本明細書に組み入れてある技術論文A. Abbaspour-Tamijani, K. Saraband, and G.M. Rebeiz, “A planar filter-lens-array for millimeter-wave applications,” 2004 AP-S Int. Symp. Dig., Monterey Ca, June 2004.に従って、対応する関連遅延をもたらすように適合されている。
例えば、図4を参照すると、一態様によれば、結合スロット38は、「U形」すなわちチューニングフォークの端部に類似し、隣接する第1の誘電体基板32および第2の誘電体基板34と協働して、サンドイッチ形共面導波路(CPW:coplanar-waveguide)共振構造を構成し、関連する位相遅延は、関連する結合スロット38を拡大縮小(scaling)することによって調整することができる。したがって、関連する遅延要素30と組み合わせた第1の横形アンテナ素子24.1と第2の横形アンテナ素子24.2の個々の対28は、放射性ポートを備えるバンドパスフィルタを構成し、これらの放射性ポートのそれぞれは、関連する第1の横形アンテナ素子24.1および第2の横形アンテナ素子24.2、ならびに関連する結合スロット38の対応する3つの共振器に基づく、三極フィルタ(three-pole filter)としてそれぞれモデル化することができる。
例えば、第1の誘電体基板32および第2の誘電体基板34は、動作周波数において比較的に損失の少ない材料で構築してもよく、その例としては、動作周波数に応じて、DUROID(登録商標)、TEFLON(登録商標)含有材料、セラミック材料、などがある。例えば、一態様において、第1の誘電体基板32および第2の誘電体基板34は、厚さが約15〜20mm、相対誘電率(relative dielectric constant)が約2.2のTEFLON(登録商標)基板を備えるDUROID(登録商標)を含み、第1の横形アンテナ素子24.1および第2の横形アンテナ素子24.2と、結合スロット38は、関連する第1の誘電体基板32および第2の誘電体基板34に接合された関連する導電層から、例えば、減法技術、例えば化学エッチングもしくはイオンエッチング、またはスタンピングによるか、あるいは加法技術、例えば、堆積、接合または積層によって形成される。第1の横形アンテナ素子24.1および第2の横形アンテナ素子24.2は、例えば、マイクロストリップパッチ、ダイポールまたはスロットを含む。
離散形レンズアレイ14の第1の側面26.1は、例えば、誘電体材料のブロック16のそれと実質的に等しい誘電率を有する、接合剤42を使用して、誘電体材料のブロック16の第1の表面40に接合される。第1の横形アンテナ素子24.1は、誘電体材料のブロック16に実質的にインピーダンス整合するように適合され、第2の横形アンテナ素子24.2は、実質的に空気とインピーダンス整合するように適合されている。
誘電体材料のブロック16は、多素子横形給電アレイ12を実質的に離散形レンズアレイ14の焦点面に沿って配置するように適合されている。一態様において、誘電体材料のブロック16は、離散形レンズアレイ14の焦点距離に実質的に等しい厚さのスラブ、例えば、焦点距離fと離散形レンズアレイ14の直径Dの比f/Dで与えられるアスペクト比が0.25よりも大きいスラブを含む。例えば、f/Dが約0.4〜0.6であり、開口直径(aperture diameter)が約4インチである、多重ビームアンテナ10に対して、誘電体材料のブロック16の対応する厚さは、約1.6〜2.4インチである。f/Dが大きくなると、より良好なスキャンオフ軸(scanning-off axis)が得られるが、より厚い構造を必要とする。特定の用途に対する誘電体材料のブロック16の特定の厚さは、例えば、レイトレース(ray-tracing)モデルおよび全波電磁(full-wave electromagnetic)モデルを使用して計算することができ、そうされることが多い。誘電体材料のブロック16としては、例えば、動作周波数において比較的損失の小さい材料、例えば、動作の周波数に応じて、TEFLON(登録商標)含有材料またはセラミック材料がある。
例えば、TEFLON(登録商標)は、マイクロ波およびミリ波周波数において有用であるが、類似の相対誘電率および類似の損失正接(loss tangent)を有する材料も、類似の結果をもたらすであろう。一態様において、誘電体材料のブロック16は、TEFLON(登録商標)の円筒棒からスライスされる、平行平坦面46を備える円筒形ディスクを含み、別個に製造された多素子横形給電アレイ12および離散形レンズアレイ14は、円筒形ディスク44のそれぞれの反対の平行平坦面46に接合されている。円筒形ディスク44の円筒側部表面48からの過剰の不要な反射は、それがある場合には、円筒側部表面48を丸めるか、または角付けすることによるか、または周囲空気によりよく整合するように、そこに1/4波溝を組み込むことによって軽減することができる。さらに、電磁エネルギーの漏出(spillover)を軽減するように、吸収材料を円筒側部表面48のまわりに加えることもできる。
図2b、2c、5および6を参照すると、多素子横形給電アレイ12は、例えば、関連する第3の誘電体基板50に接合された関連する導電性層から、減法技術、例えば、化学エッチングもしくはイオンエッチング、またはスタンピングによるか、あるいは加法技術、例えば、堆積、接合もしくは積層によって形成される、第3の誘電体基板50上の複数の横形給電アンテナ18を含む。例えば、第3の誘電体基板50は、動作周波数において比較的低い損失の材料、例えば、動作周波数に応じて、DUROID(登録商標)、TEFLON(登録商標)含有材料、セラミック材料を含む。第3の誘電体基板50上の多素子横形給電アレイ12は、接合剤42で、誘電体材料のブロック16の第2の表面52に接合され、離散形レンズアレイ14の中心と実質的に位置合わせされている。
多素子横形給電アレイ12の横形給電アンテナ18は、例えば、方位角もしくは仰角におけるスキャン、または二次元スキャンを行うように、X方向、Y方向において線形アレイに沿って配置されるか、二次元間隔に従って配置されるか、またはその任意の組合せ(すなわち、十字形)に従って配置される。線形アレイ(例えば、1×N、2×N、または3×N)および十字形アレイ(XにおいてN、YにおいてN)に対して、第3の誘電体基板50上で、関連するフロントエンド電子構成要素54、例えば、送受信電子回路と、横形給電アンテナ18用のスイッチネットワークを、多素子横形給電アレイ12と統合するのに十分な余地がある。例えば、横形給電アンテナ18には、ダイポール(またはダブルダイポールもしくは折り畳みダイポール)アンテナ、スロット(またはダブルスロットまたは折り畳みスロット)アンテナ、マイクロストリップ型アンテナ、パッチアンテナ、またはその他任意の種類の横形放射性アンテナを含めてもよく、横形給電アンテナ18は、誘電体材料のブロック16内部で効率的に放射するように適合されており、具体的な設計は、具体的な動作周波数に適合されることになる。例えば、一態様において、横形給電アンテナ18は、単一または対の長方形または正方形導電性パッチを含む。他の態様においては、スロット給電を使用することもできる。
1つの工程によれば、多素子横形給電アレイ12および離散形レンズアレイ14は、それぞれ最初に別個に製作して、次いで両者をそれぞれ誘電体材料のブロック16の反対側の第1の表面40と第2の表面42に接合し、離散形レンズアレイ14に対する多素子横形給電アレイ12の位置合せを維持する、統合多重ビームアンテナ10のアセンブリを作成し、それによってその後におけるそれらの整列の必要がなくなるようにされる。従来型のプリント回路基板(PCB)構築および組立工程を、多素子横形給電アレイ12と離散形レンズアレイ14の構築と位置合せ、ならびに多重ビームアンテナ10の組立てに使用することができ、これによって信頼性向上とコスト低減たもたらされる。
多重ビームアンテナ10は、少なくとも1つの入力と複数の出力を有するスイッチングネットワークを備えてもよく、この少なくとも1つの入力は、例えば、少なくとも1つの伝送線路を介して、共同アンテナ給電ポートに動作可能に接続され、複数の出力のそれぞれの出力は、例えば、少なくとも1つの伝送線路を介して、複数の横形給電アンテナ18の異なる横形給電アンテナ18のそれぞれの給電ポートに接続される。スイッチングネットワークは、所与の時間において、どの出力を少なくとも1つの入力に接続するかを制御する、少なくとも1つの制御ポートをさらに含む。スイッチングネットワークは、例えば、複数のマイクロメカニカルスイッチ、PINダイオードスイッチ、トランジスタスイッチ、またはそれらの組合せのいずれかを含むとともに、例えば、誘電体基板に、例えばプリント回路基板の関連する導電層への表面実装によって、動作可能に接続される。
動作において、共同アンテナ給電ポートに流される供給信号は、制御ポートに流される制御信号に応答して、例えば、開放回路によるか、反射によるかまたは吸収によって阻止されるか、またはスイッチングネットワークによって、1つまたは2つ以上の関連する伝送線路を介して、1つまたは2つ以上の横形給電アンテナ18の関連する給電ポートに切り替えられる。供給信号は、各横形給電アンテナ18に共通の単一信号を含むか、または異なる横形給電アンテナ18に関連する複数の信号を含んでもよいことを理解すべきである。供給信号が流される、各横形給電アンテナ18は、関連する電磁波を関連する離散形レンズアレイ14の第1の側面26.1に発射し、この電磁波がそれによって回折され、それによって関連する電磁エネルギーのビーム20を形成する。異なる横形給電アンテナ18によって発射される関連する電磁エネルギーのビーム20は、異なる関連する方向に伝播する。この様々な電磁エネルギーのビーム20は、電磁エネルギーの走査ビーム20をもたらすように、異なる時間に個別に発生させてもよい。代替的に、2つ以上の電磁エネルギーのビーム20を、同時に発生させてもよい。さらに、異なる横形給電アンテナ18を、例えば、それぞれの横形給電アンテナ18に直接、切り替えるか、または複数の入力を有し、その少なくとも一部が異なる供給信号に接続されている、関連するスイッチングネットワークを介して切り替えられる、異なる周波数によって駆動してもよい。
多重ビームアンテナ10は、それぞれの信号が、それぞれの横形給電アンテナ18と、1対1の関係で関連付けられ、それによって関連するスイッチングネットワークが不要になるように、適合させてもよい。例えば、各横形給電アンテナ18は、関連する処理要素を介して、関連する信号に動作可能に接続することができる。一例として、多重ビームアンテナ10を撮像アレイとして構成すると、それぞれの横形給電アンテナ18は、電磁エネルギーを受けるのに使用され、それぞれの処理要素は検出器を含む。別の例として、多重ビームアンテナ10を通信アンテナとして構成すると、それぞれの横形給電アンテナ18は、電磁エネルギーを送信することおよび受信することの両方に使用され、それぞれの処理要素は、送受信モジュールまたはトランシーバを含む。それが使用される場合に、スイッチングネットワークは、共通誘電体基板上に配列する必要はなく、例えば、低周波数用途、例えば、20GHzより低い、例えば1〜20GHzの動作周波数に対して有用であるように、別個に配置することもできる。
図7a〜7cを参照すると、多重ビームアンテナ10’’の第2の態様によれば、多素子横形給電アレイ12および関連するフロントエンド電子構成要素54は、第3の誘電体基板50上に構築され、この基板は、次いで、関連するベースバンド電子構成要素58を含む、別個の第4の誘電基板56と協働する。より具体的には、横形給電アンテナ18、例えばパッチアンテナは、比較的低い誘電率材料、例えばDUROID(登録商標)を含む、第3の誘電体基板50の第1の側面60に配置され、関連するフロントエンド電子構成要素54、例えば関連するビームスイッチングネットワークおよびトランシーバは、第3の誘電体基板50の反対側の第2の側面62に設置されて、第3の誘電体基板50を貫通する、導電性給電路(例えば、バイア)またはその他の電磁結合(例えば、離散形レンズアレイ14用の、図3および4に示すような放射性結合)を介して、関連する横形給電アンテナ18と連通するように適合されている。
第4の誘電体基板56は、第3の誘電体基板50の第2の側面62上のフロントエンド電子構成要素54のための間隙を与えるように適合された切抜き64が組み込まれており、その結果、第3の誘電体基板50および第4の誘電体基板56を互いに組み付けて、その間の信号の電気結合をもたらすようにされている。例えば、第4の誘電体基板56は、関連するベースバンド電子構成要素58、例えば電源類、制御ロジック、または処理回路を組み入れるように適合された、ガラスエポキシ回路板、例えばFR4で構築してもよい。
図7bを参照すると、多素子横形給電アレイ12は、それぞれが異なる方位角で、すべてが共通の中心仰角で、関連する7つの異なる電磁エネルギーのビーム20を供給または受け入れるように適合された、7つの横形給電アンテナ18.1と、フロントエンド電子構成要素54の関連するスイッチングネットワークによる関連するビーム制御に応答して、例えば、以下により詳細に示すように、それぞれが異なる仰角で、すべてが共通の中心方位角において、関連する3つの異なる電磁エネルギーのビーム20を供給するか、または受信するように適合された、3つの横形給電アンテナ18.1、18.2、18.3とを備える。
図8を参照すると、多重ビームアンテナ200の第2の観点の多素子横形給電アレイ12は、異なる横形給電アンテナ18が、関連する離散レンズ配列14の焦点曲面に関連して異なる方向に配向され、特に、さもなければ関連する離散形レンズアレイ14の関連する焦点曲面から実質的に離れて配置される、離散形レンズアレイ14の中央軸から比較的遠い横形給電アンテナ18に対して、多重ビームアンテナ200の走査角度の範囲を増大させるように、適合されている。さらに、図9を参照すると、関連する第3の誘電体基板50は、関連するフロントエンド電子構成要素54のすべて、例えば、関連するビーム選択スイッチ類66およびトランシーバ68が、第3の誘電体基板50の共通の第1の側面60上に位置し、共通の接地面が反対側の第2の側面62にある。
横形給電アンテナ18を含む第3の誘電体基板50の第1の部分70は、例えば、複数のノッチ76またはスリットが設けられたネック部分74によって、第3の誘電体基板50の第2の部分72と隔離されており、ネック部分74は、第3の誘電体基板50の第2の部分72上のビーム選択スイッチ66を、第3の誘電体基板50の第1の部分70上の横形給電アンテナ18に接続する、ネック部分74に沿った、必要な伝送線路78、例えば、マイクロストリップ線路のための十分な余地を与えるように、適合されている。例えば、各伝送線路78は、ストリップ線路、マイクロストリップ線路、反転型マイクロストリップ線路、スロット線路、イメージ線路、絶縁イメージ線路、タップ付きイメージ線路、共面ストリップ線路、または例えば、プリント回路基板から、例えば減法技術、例えば化学エッチングもしくはイオンエッチング、またはスタンピング、あるいは加法技術、例えば堆積、接合または積層によって、第3の誘電体基板50の中もしくは上に形成される、共面導波線路のいずれかを備えてもよい。
ネック部分74によって、第3の誘電体基板50の第1の部分70と第2の部分72を互いに曲げることが可能となり、その結果として、第3の誘電体基板50の第2の部分72は、図7aおよび7bにおいて説明した多重ビームアンテナ10’’の第2の態様について上述したように、関連する第4の誘電体基板56、例えばFR4回路板に動作可能に結合されるように、相対的に平坦な状態に留めることができるの対して、第3の誘電体基板50の第1の部分70は、例えば金属またはその他の材料で構築される、例えば、適当に湾曲した支持80に装着することによって、湾曲させることができる。第3の誘電体基板50の第2の部分72の第2の側面62上の接地面は、例えば導電性エポキシまたはハンダで、第4の誘電体基板56の対応する接地面に接合することができる。図8に示す態様において、多素子横形誘電アレイ12は、例えば、本明細書に参照により組み込んである、米国特許出願整理番号第11/161681号に従って、空隙82を介して離散形レンズアレイ14に放射可能に結合される。
代替的に、図10を参照すると、多重ビームアンテナ10’’’の第3の態様によれば、第3の誘電体基板50および関連する多素子横形給電アレイ12は、反対側の第1の面40に動作可能に結合された離散形レンズアレイ14を有する、誘電体材料の平凸ブロック(plano-convex block)16’の湾曲した第2表面52に取り付けて、離散形レンズアレイ14に対する多素子横形給電アレイ12の位置合わせを維持するようにしてもよい。離散形レンズアレイ14の位相遅延プロファイルは、誘電体材料16’の平凸ブロックに関連する位相遅延を説明し、それと協働するように適合されている。
図11を参照すると、相対的に遠位の横形給電アンテナ18が、関連する電磁エネルギーのビーム20の関連する放射パターンを過剰に乱すほど、離散形レンズアレイ14の焦点曲面から十分に位置をずらされている態様のいずれにおいても、横形給電アンテナ18の多数、例えば隣接対84を、関連する電磁エネルギーのビーム20、または関連する横形給電アンテナ18の指向性が離散形レンズアレイ14の中心に向かって誘導されるように、同期させることができる。
多重ビームアンテナ10’の第1の態様では、少なくとも±60度の走査範囲が達成可能であるが、仰角、方位角、または対角方向において、±50度走査が得られる。多重ビームアンテナ10、200は、自動車衝突回避システム、自動クルーズコントロール、および例えば24GHz、60GHzおよび77GHzにおけるその他の自動車用途において好適である。多重ビームアンテナ10、200は、それを環境から保護するように、レードーム、例えば、厚い低損失プラスチック塗装を適用してもよい。
図12を参照すると、多重ビームアンテナ10’’’’の第4の態様によれば、対応する1つまたは2つ以上の関連する方位角方向において、それぞれ1つまたは2つ以上の対応する電磁エネルギーのビーム20を生成する、複数の線形多素子横形給電アレイ12.1、12.2、12.3は、電磁エネルギーのビーム20の組20.1、20.2、20.3を生成するように、誘電体材料のブロック16を介して、離散形レンズアレイ14と協働するように適合されている。例えば、第1の多素子横形給電アレイ12.1は、それぞれが異なる方位角方向において、すべてが、例えば図12に示す起点において実質的に水平を向いている、第1の仰角方向86.1において、対応する電磁エネルギーのビーム20を生成する、対応する1つまたは2つ以上の関連する第1の横形給電アンテナ18.1を含む。第2の多素子横形給電アレイ12.2は、それぞれが、異なる方位角方向において、すべてが、例えば図12に示す起点におい水平から下方向を向いている第2の仰角方向86.2において、対応する電磁エネルギーのビーム20を生成する、対応する1つまたは2つ以上の関連する第2の横形給電アンテナ18.2を含む。
第3の多素子横形給電アレイ12.3は、それぞれが異なる方位角方向において、すべてが例えば、図12に示す起点において水平から上方に向いている第3の仰角方向86.3において、対応する電磁エネルギーのビーム20を生成する、対応する1つまたは2つ以上の関連する第3の横形給電アンテナ18.3を含む。多素子横形給電アレイ12.1、12.2、12.3のそれぞれは、対応するビーム選択スイッチ66.1、66.2、66.3の関連する組と動作可能に結合され、このスイッチのそれぞれは、関連する給電線路88および制御線路90を介して、関連する供給信号94および制御信号96を有する、関連するスイッチネットワーク92に動作可能に結合されている。制御入力信号96に応答して、スイッチネットワーク92は、制御信号96がそれに流される、ビーム選択スイッチ66.1、66.2、66.3を選択し、それによって、多素子横形給電アレイ12.1、12.2、12.3のいずれが、給電信号94および制御信号96と動作可能に関連するかを制御し、それによって、電磁エネルギーのビーム20のいずれの組20.1、20.2、20.3が、対応する仰角方向または仰角方向の組において、生成または受信されるかを制御し、ビーム選択スイッチ66.1、66.2、66.3に流される制御信号96は、関連する横形給電アンテナ18.1、18.2、18.3のいずれが、起動されて、対応する選択された方位角方向において対応する電磁エネルギーのビーム20を生成するか、または受信するかを制御する。
ビーム選択スイッチ66.1、66.2、66.3およびスイッチネットワーク92は、関連する多素子横形給電アレイ12.1、12.2、12.3と、例えば、図7aに示すようにフロントエンド電子構成要素54内に一体化してもよく、ビーム選択スイッチ66.1、66.2、66.3およびスイッチネットワーク92は相互接続されるとともに、関連する横形給電アンテナ18.1、18.2、18.3に、関連する伝送線路78によって動作可能に結合されている。代替態様において、スイッチネットワーク92は、中間ビーム選択スイッチ66.1、66.2、66.3および制御線90を使用することなく横形給電アンテナ18.1、18.2、18.3に直接、接続してもよい。それによって、多重ビームアンテナ10’’’’の第4の態様は、3次元空間にわたって1つまたは2つ以上の電磁エネルギーのビーム20の送受信を行う。
図13を参照すると、離散形レンズアレイ14の第2の観点によれば、各対28の第1の横形アンテナ素子24.1および第2の横形アンテナ素子24.2は、関連する伝送線路遅延要素30を介して連通し、その長さは、関連する遅延をもたらすように適合されている。例えば、平面レンズ14.1は、平面レンズ14.1の第1の側面104上の第1の組のパッチアンテナ102.1と、平面レンズ14.1の第2の側面106上の第2の組のパッチアンテナ102.2を含み、ここで第1の側面104および第2の側面106は、互いに反対向きである。パッチアンテナの第1の組102.1および第2の組102.2の個々のパッチアンテナ102は、1対1に対応している。図14を参照すると、平面レンズ14.1の第1の側面104上の各パッチアンテナ102、102.1は、遅延要素108を介して、平面レンズ14.1の第2の側面106上の対応するパッチアンテナ102、102.2に動作可能に結合されており、ここで平面レンズ14.1の第1の側面104上のパッチアンテナ102、102.1は、平面レンズ14.1の第2の側面106上の対応するパッチアンテナ102、102.2と実質的に位置合わせされている。
動作に際して、パッチアンテナ102の1つ、例えば平面レンズ14.1の第1の側面104上の第1のパッチアンテナ102.1に放射される電磁エネルギーは、それによって受信されて、それに応答する信号が、遅延要素108を介して、かつそれによって遅延されて、対応するパッチアンテナ102、例えば第2のパッチアンテナ102.2に結合され、遅延要素108による遅延量は、平面レンズ14.1の第1の側面104および第2の側面106それぞれの上の、対応するパッチアンテナ102の位置に依存する。第2のパッチアンテナ102.2に結合された信号は、次いで、それによって平面レンズ14.1の第2の側面106から放射される。言い換えると、平面レンズ14.1は、複数のレンズ要素110を含み、各レンズ要素110は、少なくとも1つの遅延要素108を介して対応する第2のパッチアンテナ素子102.2に動作可能に結合された第1のパッチアンテナ素子102.1を含み、第1のパッチアンテナ素子102.1および第2のパッチアンテナ素子102.2は、平面レンズ14.1の反対両側にあって互いに実質的に対向している。
図15a、図15bを参照すると、平面レンズ14.1の第1の態様において、パッチアンテナ102.1、102.2は、誘電体基板112上に導電性表面を含み、平面レンズ14.1の第1の側面104および第2の側面106のパッチアンテナ102.1、102.2を結合する遅延要素108は、下にある誘電体基板112上の関連するパッチアンテナ102.1、102.2に隣接して位置する、遅延線114、例えばマイクロストリップ構造またはストリップ線構造を含む。遅延線114の第1端116.1は、対応するパッチアンテナ102.1、102.2に接続され、遅延線114の第2端116.2は、導電性経路によって、例えば、誘電体基板112を貫通する導電性バイア118によって互いに相互接続されている。図15a、図15bは、同一の相対位置にある、関連するパッチアンテナの第1の組102.1および第2の組102.2に給電をするように配設された遅延線114を示す。
図16を参照すると、関連する遅延要素108によって生ずる遅延量は、平面レンズ14.1内の関連するパッチアンテナ102の位置に依存し、例えば、図15a、図15bに示す構成によって示すように、凸形電磁レンズ、例えば球形レンズの位相特性を模擬するように、関連する遅延線114の長さによって設定される。図16に示す遅延プロファイルの形状は多様な構成、例えば1)全半径方向に対して均一であり、それによって球形レンズを模擬する構成、2)例えば楕円レンズを模擬するように方位角依存性を組み入れるように適合された構成、または3)例えば円筒レンズを模擬するように、一方向だけに、例えば多重ビームアンテナの仰角面にのみ合焦するように適合された構成である。
図17および図18を参照すると、図15a、図15bに示す平面レンズ14.1のレンズ要素110の第1の態様は、コアアセンブリ120の外部表面上に、第1のパッチアンテナ要素102.1および第2のパッチアンテナ要素102.2を含み、このコアアセンブリ120は、第1の誘電体基板112.1および第2の誘電体基板122.2を、その間に挟まれた導電性接地面122の両側に含む。平面レンズ14.1の第1の側面104上の第1の遅延線114.1は、第1のパッチアンテナ要素102.1の周囲上の第1の場所124.1から、コアアセンブリ120を貫通して延びる導電性バイア118の第1端118.1へと外周上を延びており、平面レンズ14.1の第2の側面106上の第2の遅延線114.2は、第2のパッチアンテナ要素102.2の周辺上の第2の場所124.2から、導電性バイア118の第2端118.2へと外周上を延びている。
したがって、導電性バイア118で相互接続された第1の遅延線114.1および第2の遅延線114.2の組合せは、レンズ要素110の関連する遅延要素108を構成し、遅延要素108の遅延の大きさは、一般に、関連する第1の遅延線114.1および第2の遅延線114.2と、導電性バイア118との累積外周長に応じて変わる。例えば、遅延要素108は、ストリップ線路、マイクロストリップ線路、反転マイクロストリップ線路、スロット線路、イメージ線路、絶縁イメージ線路、タップ付イメージ線路、共面ストリップ線路、または例えば、プリント回路板から、例えば減法技術、例えば化学エッチングもしくはイオンエッチング、またはスタンピング、あるいは加法技術、例えば堆積、接合もしくは積層によって、誘電体基板(複数を含む)112、112.1、112.2上に形成される共面導波線路を含んでもよい。
図19を参照すると、平面レンズ14.1のレンズ要素110IIの第2の態様によれば、第1のパッチアンテナ要素102.1および第2のパッチアンテナ要素102.2は、例えば本明細書に参照により組み入れてある、Darko PopovicおよびZoya Popovicによる技術文献「Multibeam Antennas with Polarization and Angle Diversity」in IEEE Transactions on Antenna and Propagation, Vol. 50, No. 5, May 2002に開示されているように、2重偏波をもたらすように互いに相互接続してもよい。第1のパッチアンテナ要素102.1の縁端上の第1の場所126.1は、第1の遅延線128.1および第2の遅延線128.2を介して、第2のパッチアンテナ要素102.2上の第1の場所130.1へと接続され、第1のパッチアンテナ要素102.1の縁端上の第2の場所126.2は、第3の遅延線128.3および第4の遅延線128.4を介して、第2のパッチアンテナ要素102.2上の第2の場所130.2へと接続されており、ここで例えば、第1のパッチアンテナ要素102.1上の第1の場所126.1および第2の場所126.2は、第2のパッチアンテナ要素102.2上の対応する第1の場所130.1および第2の場所130.2がそうであるように、互いに実質的に直交している。
第1の遅延線128.1および第2の遅延線128.2は、関連する第1の誘電体基板134.1および第2の誘電体基板134.2を貫通して、かつその間に位置する導電性接地面136を貫通する第1の導電性バイア132.1によって相互接続されている。同様に、第3の遅延線128.3および第4の遅延線128.4は、やはり関連する第1の誘電体基板134.1および第2の誘電体基板134.2を貫通し、かつ導電性接地面136を貫通する第2の導電性バイア132.2によって相互接続されている。図19に示す態様において、第1のパッチアンテナ要素102.1上の第1の場所126.1は、第2のパッチアンテナ要素102.2上の第1の場所130.1と実質的に直交して示されており、その結果として、第2のパッチアンテナ要素102.2.からの放射の偏波は、第1のパッチアンテナ要素102.1に入射する放射のそれに対して直交する。しかしながら、第1の場所126.1および130.1は、互いに位置合わせするか、または互いにその他の角度で配向することもできることを理解すべきである。
図20、図21を参照すると、平面レンズ14.1のレンズ要素110IIIの第3の態様によれば、1つまたは2つ以上の遅延線114を、レンズ要素110、110IIの第1および第2の態様における場合のようにそれに隣接するのではなく、第1のパッチアンテナ要素102.1と第2のパッチアンテナ要素102.2の間に配置してもよく、その結果として、遅延線114は関連する第1のパッチアンテナ要素102.1および第2のパッチアンテナ要素によって陰になっている。例えば、一態様において、第1の誘電体基板136の第1の側面136.1上の第1のパッチアンテナ要素102.1は、第1の誘電体基板136を貫通する第1の導電性バイア138.1によって、第1の誘電体基板136の第2の側面136.2と第2の誘電体基板142の第1の側面142.1との間に位置する第1の遅延線140の第1端140.1に接続されている。
同様に、第3の誘電体基板144の第1の側面144.1上の第2のパッチアンテナ要素102.2は、第3の誘電体基板144を貫通する第2の導電性バイア138.2によって、第3の誘電体基板144の第2の側面144.2と第4の誘電体基板148の第1の側面148.1との間に位置する第2の遅延線146の第1端146.1に接続されている。第3の導電性バイア138.3は、第1の遅延線140および第2の遅延線146の第2端140.2、146.2同士を相互接続して、第2の誘電体基板142と第4の誘電体基板148を貫通するとともに、第2の誘電体基板142および第4の誘電体基板148の第2の側面142.2、148.2間に位置する導電性接地面150を貫通して延びる。第1の遅延線140および第2の遅延線146は、第1のパッチアンテナ要素102.1および第2のパッチアンテナ要素102.2によって陰になっており、したがって、第1のパッチアンテナ要素102.1および第2のパッチアンテナ要素102.2のそれぞれの放射パターンには実質的に影響を与えない。
図22を参照すると、平面レンズ14.2の第2の態様によれば、パッチアンテナ102は、密度をより上げて実装された離散形レンズアレイ14’を得るために、6角形に成形されている。個々のパッチアンテナ102の具体的な形状は、限定的ではなく、例えば、円形、長方形、正方形、三角形、五角形、六角形、またはその他の多角形形状または任意形状とすることができる。
図13、図15a、図15b、および図17〜21は、第1のパッチアンテナ要素102.1と第2のパッチアンテナ要素102.2を相互接続する複数の遅延線114.1、114.2、128.1、128.2、128.3、128.4、140、146を示しているが、それにかからわらず、例えば誘電体基板112、134、136、142、144の内の、1つの誘電体基板の表面上に位置する単独の遅延線114…を使用し、第1のパッチアンテナ要素102.1および第2のパッチアンテナ要素102.2に関連する導電性経路で相互接続することもできる。
図23、図24aおよび図24bを参照すると、平面レンズ14.1のレンズ要素110IVの第4の態様によれば、第1のパッチアンテナ要素102.1および第2のパッチアンテナ要素102.2は、その間に位置する遅延線152によって相互接続されており、遅延線152の第1端152.1は、第1の導電性バイア154.1によって、第1のパッチアンテナ要素102.1に接続され、遅延線152の第2の端152.2は、第2の導電性バイア154.2によって第2のパッチアンテナ要素102.2に接続されている。図24aを参照すると、レンズ要素110IV’の第4の態様を組み入れた平面レンズ14.3の第3の態様によれば、第1のパッチアンテナ要素102.1は、第1の誘電体基板156の第1の側面156.1に位置し、第2のパッチアンテナ要素102.2は、第2の誘電体基板158の第1の側面158.1に位置する。遅延線152は、第1の誘電体基板156の第2の側面156.2と第3の誘電体基板160の第1の側面160.1の間に位置し、第1の導電性バイア154.1が、第1の誘電体基板156を貫通して延びている。
導電性接地面162は、第2の誘電体基板158および第3の誘電体基板160それぞれの第2の側面158.2、160.2間に位置し、第2の導電性バイア154.2は、第2の誘電体基板158および第3の誘電体基板160を貫通し、かつ導電性接地面162を貫通して延びる。図24bを参照すると、平面レンズ14.4の第4の態様は、図24aに示す平面レンズ14.3の第3の態様の第3の誘電体基板160なしに、図23に示すレンズ要素110IVの第4の態様を組み入れてあり、遅延線152および導電性接地面162は、第1の誘電体基板156および第2の誘電体基板158の第2の側面156.2、158.2間で共面であり、互いに絶縁されるか、または隔離されている。
離散形レンズアレイ14は、必ずしも導電性接地面122、136、150、162を組み入れる必要はない。例えば、図24bに示す平面レンズ14.4の第4の態様において、導電性接地面162は、特に図22に示すようにパッチアンテナ102の稠密配列を使用する場合には、任意選択である。さらに、図18に示すレンズ要素110の第1の態様は、単一誘電体基板112の反対両側に第1のパッチアンテナ102.1および第2のパッチアンテナ102.2を設けて構築することもできる。
前述の詳細な説明において、特定の態様を詳細に説明し、添付の図面で図解したが、当業者であれば、本開示の全体的な教示に照らせば、それらの詳細に対する様々な修正形態および代替形態を創案することができることに気づくであろう。したがって、開示された特定の配設は、説明のためだけのものであり、本発明の範囲を限定するものではなく、本発明には、添付の請求項の全範囲とそれに対する全ての等化物が与えられるべきである。
多重ビームアンテナの第1の態様の側面図である。 多重ビームアンテナの第1の態様の離散形レンズアレイの平面図である。 多重ビームアンテナの第1の態様の横断面図である。 多重ビームアンテナの第1の態様の横断面図である。 図2bに示す離散形レンズアレイ部分の一部分の拡大側面図である。 図3に示す離散形レンズアレイ部分の一部分の拡大横断平面図である。 図2bに示す、多素子横形給電アレイ部分の一部の拡大側面図である。 多重ビームアンテナの第1の態様の動作を示す図である。 多重アンテナの第2の態様の横断側面図である。 多重ビームアンテナの第1の態様の多素子横形給電アレイの横断平面図である。 多重ビームアンテナの第2の態様の離散形レンズアレイの平面図である。 多重ビームアンテナの第2の観点を示す図である。 図8に示す多重ビームアンテナの第2の観点の多素子横形給電アレイと関連する回路との平面図である。 多重ビームアンテナの第3の態様の横断面図である。 多素子横形給電アレイの位相アレイ部分を示す図である。 多重ビームアンテナの第4の態様の側立面図である。
離散形レンズアレイの第2の観点の分解断面側面図である。 離散形レンズアレイのブロック図である。 平面離散形レンズアレイの一態様の第1の側面の平面図である。 平面離散形レンズアレイの一態様の第2の側面の平面図である。 図15aおよび15bに示す平面離散形レンズアレイ上の半径位置の関数として、遅延をプロットした図である。 離散レンズアンテナ要素の第1の態様の分解断面等角図である。 関連する誘電体基板から隔離されて、図17に示す離散レンズアンテナ要素の第1の態様の等角図である。 離散レンズアンテナ要素の第2の態様の等角図である。 関連する誘電体基板から離隔されて、離散レンズアンテナの第3の態様の等角図である。 離散レンズアンテナ要素の第3の態様の横断面図である。 離散形レンズアレイの第2の態様の平面図である。 関連する誘電体基板から隔離された、離散レンズアンテナ要素の第4の態様の等角図である。 離散形レンズアレイの第3の態様の、離散レンズアンテナ要素の第4の態様の横断面図である。 離散形レンズアレイの第4の態様の、離散レンズアンテナ要素の第4の態様の横断面図である。

Claims (2)

  1. a.反対両側に第1および第2の表面を含む、誘電体材料;
    b.前記誘電体材料の前記第1の表面に動作可能に結合された離散形レンズアレイ;および
    c.前記誘電体材料の前記第2の表面に動作可能に結合された少なくとも1つの横形給電アンテナ、
    を含む、アンテナ。
  2. 離散形レンズアレイが複数のレンズ要素を含み、
    それぞれの前記レンズ要素が、第1および第2のパッチ要素を含み、少なくとも1つの誘電体層が前記第1および第2のパッチ要素の間に挿入されており、
    前記第1のパッチ要素は、前記少なくとも1つの誘電体層の第1の表面上に位置し、前記第2のパッチ要素は、前記少なくとも1つの誘電体層の第2の表面上に位置し、少なくとも1つの遅延要素が前記第1のパッチ要素と第2のパッチ要素の間で動作可能であり、
    前記第1および第2のパッチ要素は、前記電磁レンズのそれぞれ第1および第2の側面上に位置し、前記電磁レンズの前記第1の側面は、前記複数のアンテナ給電要素と電磁波通信するように適合されており、前記第1のパッチ要素と第2のパッチ要素の間で動作可能な前記少なくとも1つの遅延要素が、前記第1のパッチ要素と第2のパッチ要素の間の電磁波の伝播を、遅延期間だけ遅延させ、少なくとも1つの前記電磁レンズ要素の前記遅延期間は、少なくとも別の1つの前記電磁レンズ要素の遅延期間と異なる、請求項1に記載のアンテナ。
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