JP2017034484A - 分配合成回路及び分配合成回路の製造方法 - Google Patents

分配合成回路及び分配合成回路の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】2次元走査を行うフェーズドアレーアンテナ用の給電回路の小型化を実現することできる分配合成回路及び分配合成回路の製造方法を提供する。【解決手段】曲面上に2次元配列された、電磁波を放射及び吸収する複数の入力側アンテナ素子と出力側アンテナ素子とを備え、前記入力側アンテナ素子が電磁波を放射又は吸収する方向と前記出力側アンテナ素子が電磁波を放射又は吸収する方向とが対向する。【選択図】図1

Description

本発明は、分配合成回路及び分配合成回路の製造方法に関する。
従来の技術としては、フェーズドアレー系給電回路として一般的に用いられるバトラーマトリクス給電回路がある。例えば、非特許文献1には、4ポートバトラーマトリクス給電回路の平面構成が記載されている。図6は、非特許文献1に記載の4ポートバトラーマトリクス回路100の回路図である。図6に示す4ポートバトラーマトリクス回路100の構成は、平面回路又は導波管により構成される。ただし、4ポートバトラーマトリクス回路100の構成は、2のべき乗の入出力ポート101のポート数に比例して構成されなければならない。また、図6に示す4ポートバトラーマトリクス回路100の構成は、複数のハイブリット回路102と複数の移相器103とを備える必要がある。このような状況において、入出力ポート101のポート数が4ポートを越えると、4ポートバトラーマトリクス回路100を1層の基板のみで構成・製造することが困難になるという課題がある。また、4ポートバトラーマトリクス回路100は、ハイブリット回路102を4つ用いているため、十分な小形化がされているとはいえない。
また、他のフェーズドアレー系給電回路として、非特許文献2には、ロットマンレンズ給電回路が記載されている。図7は、ロットマンレンズ給電回路の概略構成図である。図7に示すロットマンレンズ給電回路は、平面レンズ構成により多ポート入出力分配器を構成するもので、バトラーマトリクス給電回路と比べて簡易に構成できるという利点がある。
K. Uehara, T. Seki, and K. Kagoshima, "A Planar Sector Antenna for Indoor High-Speed Wireless Communication Systems", IEICE Trans. Commun., Vol. E79-B, No.12, pp.1773-1777, Dec. 1996. W. Rotman and R. F. Turner, "Wide-Angle Microwave Lens for Line Source Applications," IEEE Trans. Antennas Propag., vol. AP-11, no.11, pp. 623-632, Nov. 1963.
しかしながら、ロットマンレンズ給電回路を2次元走査を実現する給電回路として用いるためには、水平面成型用と垂直面成型用との2系統の給電回路を用いる必要があり、回路が大型化してしまう。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、その目的は、2次元走査を行うフェーズドアレーアンテナ用の給電回路の小型化を実現することできる分配合成回路及び分配合成回路の製造方法を提供することである。
本発明の一態様は、曲面上に2次元配列された、電磁波を放射及び吸収する複数の入力側アンテナ素子と出力側アンテナ素子とを備え、前記入力側アンテナ素子が電磁波を放射又は吸収する方向と前記出力側アンテナ素子が電磁波を放射又は吸収する方向とが対向する分配合成回路である。
また、本発明の一態様は、上述した分配合成回路であって、前記曲面は球面である。
また、本発明の一態様は、上述した分配合成回路であって、前記入力側アンテナ素子と前記出力側アンテナ素子との間に中空構成の誘電体をさらに備え、前記誘電体は、内側の表面が金属膜で形成されている。
また、本発明の一態様は、電磁波を放射又は吸収する複数の入力側アンテナ素子と複数の出力側アンテナ素子を曲面上に2次元配列するステップを備え、前記入力側アンテナ素子が電磁波を放射又は吸収する方向と前記出力側アンテナ素子が電磁波を放射又は吸収する方向が対向する分配合成回路の製造方法である。
また、本発明の一態様は、上述した分配合成回路の製造方法であって、前記入力側アンテナ素子と前記出力側アンテナ素子との間に中空構成の誘電体を3次元彫像装置により形成するステップをさらに備える。
以上説明したように、本発明によれば、2次元走査を行うフェーズドアレーアンテナ用の給電回路の小型化を実現することできる分配合成回路及び分配合成回路の製造方法を提供することができる。
第1の実施形態における分配合成回路1の概略構成の一例を示す図である。 第1の実施形態における第1アンテナ素子群10の概略構成の一例を示す図である。 第1の実施形態における入力側アンテナ素子11の概略構成の一例を示す図である。 第2の実施形態における分配合成回路1Aの概略構成の一例を示す図である。 第2の実施形態における第1アンテナ素子群10Aの概略構成の一例を示す図である。 従来の4ポートバトラーマトリクス回路100の回路図である。 従来のロットマンレンズ給電回路の概略構成図である。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。なお、図面において、同一又は類似の部分には同一の符号を付して、重複する説明を省く場合がある。
実施形態における分配合成回路は、バトラーマトリクス給電回路やロットマンレンズ給電回路を拡張し、2次元走査に対して容易に対応可能とする給電回路構成に係るものである。実施形態における分配合成回路は、電磁波を放射又は吸収する複数の入力側アンテナ素子を曲面上に2次元配列した第1アンテナ素子群と、電磁波を放射又は吸収する複数の出力側アンテナ素子を曲面上に2次元配列した第2アンテナ素子群と、を備え、入力側アンテナ素子と出力側アンテナ素子とは、電磁波が放射される方向にそれぞれ互いに所定間隔離れて対向するように配置されている。以下に示す実施形態では、便宜上、入力側アンテナ素子が電磁波を放射し、出力側アンテナ素子が入力アンテナ素子によって放射された電磁波を吸収する場合を説明するが、出力側アンテナ素子が電磁波を放射し、入力側アンテナ素子が出力アンテナ素子によって放射された電磁波を吸収してもよい。なお、上記曲面が、球面を含むことはいうまでもない。
以下、実施形態の分配合成回路を、図面を用いて説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態における分配合成回路1の概略構成の一例を示す図である。図1に示すように、分配合成回路1は、第1アンテナ素子群10、第2アンテナ素子群20及び曲面30を備える。なお、第1の実施形態では、4×4ポート対応時の構成を示す。
第1アンテナ素子群10は、複数の入力側アンテナ素子11を備える。第1の実施形態では、分配合成回路1が4×4ポート対応時の構成であるため、第1アンテナ素子群10は、4×4個(16個)の入力側アンテナ素子11を備える。
第2アンテナ素子群20は、複数の出力側アンテナ素子21を備える。第1の実施形態では、分配合成回路1が4×4ポート対応時の構成であるため、第2アンテナ素子群20は、4×4個(16個)の出力側アンテナ素子21を備える。
図2は、第1の実施形態における第1アンテナ素子群10の概略構成の一例を示す図である。
図2(a)は、第1アンテナ素子群10を正面から見た様子を示す。図2(b)は、第1アンテナ素子群10を側面から見た様子を示す。なお、第1の実施形態における第2アンテナ素子群20は、図2に示す第1アンテナ素子群10の概略構成と同様の構成を備えるため、詳細を省略する。
複数の入力側アンテナ素子11は、主にマイクロ波以上の周波数帯の電磁波を送信する。入力側アンテナ素子11は、曲面30に配列されている。入力側アンテナ素子11は、出力側アンテナ素子21に対向するように配置されている。すなわち、複数の入力側アンテナ素子11を曲面30上に配列した第1アンテナ素子群10と、複数の出力側アンテナ素子21を曲面30上に配列した第2アンテナ素子群20とは、互いに電磁波放射方向に所定間隔D離れて配置されている。なお、上述したように、曲面30は球面を含む。
例えば、入力側アンテナ素子11は、導波管、スロット、テーパースロットアンテナ、ヘリカルアンテナ又はホーンアンテナである。なお、以下の説明において、入力側アンテナ素子11がホーンアンテナである場合について説明する。なお、第1の実施形態では、励振素子としてホーンアンテナを用いている。
図3は、第1の実施形態における入力側アンテナ素子11の概略構成の一例を示す図である。
入力側アンテナ素子11は、ホーン部12及び給電部13を備える。
ホーン部12は、給電部13の先端側に設けられている。ホーン部12は、ホーン12a及びアンテナ開口部12bを備える。ホーン12aは、横断面形状が長方形であり、X方向に向かうに従って、X軸に垂直な面の面積が漸次拡大した四角錐台状に形成されている。
ホーン12aの先端側は、アンテナ開口部12bが設けられている。ホーン12aの先端側と反対側の基端側は、給電導波管13a(後述)の先端側に接続されている。これにより、ホーン部12の内部空間と給電部13の内部空間とが連通されるように接続される。
給電部13は、ホーン部12の基端側に設けられている。給電部13は、基端側が閉塞されていると共に先端側が開口し、横断面形状が長方形の角筒体である。給電部13は、先端側がホーン12aの基端側に接続されている。
入力側アンテナ素子11は、不図示の送信機から高周波信号が給電されると、アンテナ開口部12bから電磁波(例えばマイクロ波)を外部に放射する。
複数の出力側アンテナ素子21は、入力側アンテナ素子11から放射された電磁波を吸収(又は受信)する。出力側アンテナ素子21は、曲面30に配列されている。出力側アンテナ素子21は、入力側アンテナ素子11に対向するように配置されている。すなわち、入力側アンテナ素子11が電磁波を放射する方向と、出力側アンテナ素子21が電磁波を吸収する方向とが対向するように、入力側アンテナ素子11及び出力側アンテナ素子21が配列されている。これにより、複数の出力側アンテナ素子21は、第1アンテナ素子群10から空間に放射されることで分配された電磁波の各々を吸収する。
例えば、出力側アンテナ素子21は、導波管、スロット、テーパースロットアンテナ、ヘリカルアンテナ又はホーンアンテナである。なお、第1の実施形態では、出力側アンテナ素子21がホーンアンテナである場合について説明する。例えば、出力側アンテナ素子21は、入力側アンテナ素子11と同様な構成を備える。なお、入力側アンテナ素子11の各々は、無指向性であれば、曲面30上に配置することになるが、実際には指向性を有するため、配置角度に応じて、曲面30上からずらして配置することにより、分配時の位相分布を調整する。これにより、平面におけるロットマンレンズ給電回路と同等の特性を3次元において実現することが可能となる。
上述したように、第1の実施形態における分配合成回路1は、複数の入力側アンテナ素子11を曲面30上に配列した第1アンテナ素子群10と、複数の出力側アンテナ素子21を曲面30上に配列した第2アンテナ素子群20とを互いの電磁波放射方向に所定間隔D離して対向させて配置する。言い換えれば、分配合成回路1は、電磁波を放射するアンテナ開口部を複数個具備し、且つその複数の開口部をそれぞれ電磁波放射方向に対向して配置した構成を備える。したがって、分配合成回路1は、第1アンテナ素子群10と第2アンテナ素子群20との間に電磁波を分配する回路を配置することなく、電磁波を分配することができる。このように、分配合成回路1は、対向するアンテナ開口部間により電磁波の電力及び移相を含め分配合成回路内のエアー部分を伝搬することにより信号が分配されることになる。エアー部分とは、第1アンテナ素子群10と第2アンテナ素子群20との間の空間のことである。これにより、簡易な構造でフェーズドアレーアンテナ用給電回路が実現できることができる。したがって、水平用と垂直用との2重の給電系を用意する必要がなく、水平成型用及び垂直成型用の給電回路を一体で実現することができるため小型化が可能となり、回路による損失も低減することが可能となる。すなわち、2次元におけるロットマンレンズ給電回路と同等の特性を3次元において実現することができ、2次元走査を行うフェーズドアレーアンテナ用の簡易かつ低損失な給電回路を実現することが可能となる。すなわち、ロットマンレンズ給電回路において、周波数が高い電磁波を用いることで回路の損失が大きくなるという課題を解決することができる。
(第2の実施形態)
図4は、第2の実施形態における分配合成回路1Aの概略構成の一例を示す図である。図4に示すように、分配合成回路1Aは、第1アンテナ素子群10A、第2アンテナ素子群20A、曲面30を備える誘電体層40及び空気層50を備える。なお、第2の実施形態では、8×8ポート対応時の構成を示す。
第1アンテナ素子群10Aは、複数の入力側アンテナ素子11を備える。第2の実施形態では、分配合成回路1Aが8×8ポート対応時の構成であるため、第1アンテナ素子群10Aは、8×8個(64個)の入力側アンテナ素子11を備える。
第2アンテナ素子群20Aは、複数の出力側アンテナ素子21を備える。第2の実施形態では、分配合成回路1Aが8×8ポート対応時の構成であるため、第2アンテナ素子群20Aは、8×8個(64個)の出力側アンテナ素子21を備える。
図5は、第2の実施形態における第1アンテナ素子群10Aの概略構成の一例を示す図である。
図5(a)は、第1アンテナ素子群10Aを正面から見た様子を示す。図5(b)は、第1アンテナ素子群10Aを側面から見た様子を示す。なお、第2の実施形態における第2アンテナ素子群20Aは、図5に示す第1アンテナ素子群10Aの概略構成と同様の構成を備えるため、詳細を省略する。
複数の入力側アンテナ素子11は、主にマイクロ波以上の周波数帯の電磁波を送信する。入力側アンテナ素子11は、曲面30に配列されている。入力側アンテナ素子11は、出力側アンテナ素子21に対向するように配置されている。すなわち、複数の入力側アンテナ素子11を曲面30上に配列した第1アンテナ素子群10Aと、複数の出力側アンテナ素子21を曲面30上に配列した第2アンテナ素子群20Aとは、互いに電磁波放射方向に所定間隔D離れて配置されている。
入力側アンテナ素子11の内側には、誘電体層40及び空気層50が形成されている。例えば、誘電体は樹脂である。出力側アンテナ素子21の内側には、誘電体層40及び空気層50が形成されている。すなわち、分配合成回路1Aは、放射方向において、入力側アンテナ素子11、誘電体層40、空気層50、誘電体層40及び出力側アンテナ素子21がこの順に形成されている。第1アンテナ素子群10Aと第2アンテナ素子群20Aとの間に誘電体層40を配置し、その誘電体層40の中心部分を中空にすることで空気層50を構成してもよい。そして、中心部分が中空となるように成形された誘電体層40の内側の表面をメタライズ(金属膜化)することにより構成されてもよい。
また、入力側アンテナ素子11が配置される誘電体層40の曲面30と、出力側アンテナ素子21が配置される誘電体層40の曲面30とを、それぞれ樹脂により個別に成形し、それぞれの誘電体層40の内部をメタライズした後、空気層50を確保して対向させることにより容易に実現することが可能となる。これにより、第2の実施形態における分配合成回路1Aは、射出成型を用いたプロセスや3次元彫像装置を用いて容易に製造されることが可能となり、量産技術を適用しやすい構成となる。これにより、より低コストで給電回路を実現することが可能となる。
上述したように、第2の実施形態における分配合成回路1Aは、複数の入力側アンテナ素子11を曲面30上に配列した第1アンテナ素子群10Aと、複数の出力側アンテナ素子21を曲面30上に配列した第2アンテナ素子群20Aとを互いの電磁波放射方向に所定間隔D離して対向させて配置する。言い換えれば、分配合成回路1Aは、電磁波を放射するアンテナ開口部を複数個具備し、且つその複数の開口部をそれぞれ電磁波放射方向に対向して配置した構成を備える。したがって、分配合成回路1Aは、第1アンテナ素子群10Aと第2アンテナ素子群20Aとの間に電磁波を分配する回路を配置することなく、電磁波を分配することができる。このように、分配合成回路1Aは、対向するアンテナ開口部間により電磁波の電力及び移相を含め分配合成回路1A内のエアー部分を伝搬することにより信号が分配されることになる。これにより、簡易な構造でフェーズドアレーアンテナ用給電回路が実現できることができる。したがって、水平用と垂直用との2重の給電系を用意する必要がなく、水平成型用及び垂直成型用の給電回路を一体で実現することができるため小型化が可能となり、回路による損失も低減することが可能となる。すなわち、2次元におけるロットマンレンズ給電回路と同等の特性を3次元において実現することができ、2次元走査を行うフェーズドアレーアンテナ用の簡易かつ低損失な給電回路を実現することが可能となる。
また、上述したように、第2の実施形態における分配合成回路1Aは、第1アンテナ素子群10Aと第2アンテナ素子群20Aとの間が、樹脂で形成された中空構成の誘電体層40で構成され、且つその誘電体層40の樹脂の周囲をメタライズされた構成を備える。これにより、電磁波は誘電体層40の樹脂部分を通過しない。これにより、誘電体層40による損失を低減することが可能となる。したがって、2次元走査を行うフェーズドアレーアンテナ用の給電回路の低損失化が可能となる。
また、上述にしたように、第2の実施形態における分配合成回路1Aの樹脂部分を3次元彫像装置を用いて形成することができる。したがって、従来構成が困難であった立体構成でも製造可能であり、且つ材料として用いる樹脂部材による誘電体損失を考慮せずに製造することが可能である。これにより、短期間に給電回路を容易に実現することが可能となる。よって、量産効果も期待することが可能である。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
特許請求の範囲、明細書、および図面中において示した装置、システム、プログラム、および方法における動作、手順、ステップ、および段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
1、1A 分配合成回路
10、10A 第1アンテナ素子群
11 入力側アンテナ素子
20、20A 第2アンテナ素子群
21 出力側アンテナ素子
40 誘電体層
50 空気層

Claims (5)

  1. 曲面上に2次元配列された、電磁波を放射及び吸収する複数の入力側アンテナ素子と出力側アンテナ素子とを備え、
    前記入力側アンテナ素子が電磁波を放射又は吸収する方向と前記出力側アンテナ素子が電磁波を放射又は吸収する方向とが対向する分配合成回路。
  2. 前記曲面は、球面である請求項1に記載の分配合成回路。
  3. 前記入力側アンテナ素子と前記出力側アンテナ素子との間に中空構成の誘電体をさらに備え、
    前記誘電体は、内側の表面が金属膜で形成されている請求項1又は請求項2に記載の分配合成回路。
  4. 電磁波を放射及び吸収する複数の入力側アンテナ素子と複数の出力側アンテナ素子とを曲面上に2次元配列するステップを備え、
    前記入力側アンテナ素子が電磁波を放射又は吸収する方向と前記出力側アンテナ素子が電磁波を放射又は吸収する方向が対向する分配合成回路の製造方法。
  5. 前記入力側アンテナ素子と前記出力側アンテナ素子との間に中空構成の誘電体を3次元彫像装置により形成するステップをさらに備える請求項4に記載の分配合成回路の製造方法。
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