【発明の詳細な説明】
ヘア化粧品組成物
技術分野
本発明はヘア化粧品組成物に関する。更に詳しくは、本発明はシリコーングラ
フト化ヘアスタイリングポリマー及び非シリコーン含有ヘアスタイリング樹脂を
含有した液体ヘア化粧品組成物に関する。
発明の背景
ヘアを特定の形状に留めたいという希望は広くもたれている。これを行う一般
的な方法はヘア、典型的には湿った又は乾燥したヘアにヘアスタイリング又は“
セッティング”組成物を適用することである。これらの組成物は一時的なセッテ
ィング効果を示し、水及び/又はシャンプーで除去されるべきである。セッテェ
ング効果を示すために組成物で用いられる物質は、通常ムース、ゲル、ローショ
ン又はスプレーの形で適用される。
高レベルのスタイル保持又は維持は、典型的にはスプレーとして適用されるヘ
アスタイリング組成物から期待されている。スタイル保持は、典型的にはナショ
ナル・スターチ(National Starch)供給のアンホマー(AMPHOMER)(RTM)とGAF供
給のガントレズ(GANTREZ)SP225(RTM)のような樹脂の使用により行われる。
市販ヘアスプレー製品で用いられるように、これらの樹脂は通常約40,000
〜約150,000の重量平均分子量を有している。このような樹脂がポンプ及
びエアゾールヘアスプレー中に配合された場合、それらは優れたスタイル保持特
性を示すことができる。しかしながら、このような樹脂はヘア感の面で欠点があ
ることがわかり、特に粘着ヘア感を示すことがある。
シリコーンマクロマー部分を有するある中和性ポリマーはヘアに良好なスタイ
ル保持効果を示し、しかも改善されたヘア感を示せることが知られている。換言
すれば、このようなシリコーンマクロマー含有ポリマーは、非シリコーンヘア固
定ポリマーに本来伴う粘着ヘア感なしに、従来の非シリコーン含有樹脂にはない
柔軟性及びコンディショニングの触感をヘアに付与することができる。シリコー
ンマクロマー含有ヘアスタイリングポリマー及びそれらを含有した処方は、例え
ば1991年1月11日付で発行されたHayamaらのEP‐A‐0,408,31
1、1991年10月29日付で発行されたSuzukiらのUS‐A‐5,061,
481、1992年4月21日付で発行されたBolichらのUS‐A‐5,106
,609、1992年3月31日付で発行されたBolichらのUS‐A‐5,10
0,658、1992年3月31日付で発行されたAnsher-JacksonらのUS‐A
‐5,100,657及び1992年4月14日付で発行されたBolichらのUS
‐A‐5,104,646の各明細書で開示されている。シリコーンマクロマー
含有ヘアスタイリングポリマーの少くとも部分的な中和がヘアスタイリング組成
物でその有用性を最大にするために必要であることも知られている。典型的には
、シリコーングラフト化コポリマーは無機又は有機双方の中和剤あるいはそれら
の混合物で中和できる。
このため、優れたスタイル保持性を示し、ヘアコンディショニング効果を付与
し、非粘着性ヘア感を有し、容易にブラッシングでき、同時に安定な製品及び粘
度特徴を有し、長期でストレスのかかる温度貯蔵下において十分に安定なままで
あるヘアスタイリング組成物について必要性が存在する。
従来のヘアスタイリング樹脂を含有した液体ヘア化粧品組成物にこのようなシ
リコーン含有コポリマーを低レベルで加えれば、優れたヘア感性能を付与し、し
かも従来の樹脂に伴う良好なスタイル保持性を留めることがわかった。換言すれ
ば、比較的低レベルでシリコーン含有コポリマーを加えると、その嵩保持特徴を
妨げずに、従来の樹脂の粘着ヘア感否定面を減少又は消失させる。
発明の要旨
本発明の一面によれば、
(a)ビニルポリマー主鎖とその主鎖にグラフト化された重量平均分子量約1
000〜約50,000のシリコーン含有マクロマーを有するシリコーン含有ポ
リカルボン酸ヘアスタイリングコポリマー約0.1〜約10重量%(酸ベース)
;
(b)非シリコーン含有ヘアスタイリング樹脂約0.01〜約10重量%;
及び
(c)ヘアへの適用に向いたキャリアを含む残部;
を含んでなる液体ヘア化粧品組成物が提供される。
本発明で有用な組成物は、シリコーン含有ヘアスタイリングコポリマー及び非
シリコーン含有ヘアスタイリング樹脂の組合せからなる。全ヘアスタイリング剤
(シリコーン及び非シリコーン)は、好ましくは約0.11〜約20重量%、更
に好ましくは約0.5〜約15%、特に約1〜約10%のレベルで存在する。本
発明の別の好ましい態様において、シリコーン含有コポリマー対非シリコーン含
有樹脂の重量比は約1000:1〜約1:1000、好ましくは約100:1〜
約1:100、更に好ましくは約10:1〜約1:10、特に約5:1〜約1:
5である。
本発明の必須及び任意成分は以下で記載されている。すべてのレベル及び比率
は他で指摘されないかぎり組成物重量ベースによる。
シリコーン含有コポリマー
本発明の組成物は約0.1〜約10.0%、好ましくは約0.5〜約8.0%
、特に約1〜約6%の特別に規定されるシリコーン含有コポリマーを含有してい
る。本発明の独特なヘアコンディショニング及びヘアセッティング特徴を示して
、非シリコーン含有樹脂成分の感触特徴を変えるように作用するのは、これらの
ポリ
マーである。そのポリマーは好ましくは約10,000〜約1,000,000
、好ましくは約30,000〜約300,000、更に好ましくは約90,00
0〜約300,000の重量平均分子量を有し、好ましくは少くとも約−20℃
のTgを有する。本発明で用いられる略号“Tg”は非シリコーン主鎖のガラス
転移温度に関し、略号“Tm”はこのような転移が所定ポリマーに存在するなら
ば非シリコーン主鎖の結晶融点に関する。
本発明による組成物で利用されるポリマーの分子量及び分子量分布は、サイズ
排除クロマトグラフィー(SEC)により決められる。実際上、ポリマーはそれ
らの独特な性質を生じる分子量種の分布からなる。分子の分離は、示差屈折率検
出器及び示差粘度計と共に、架橋ポリスチレン‐ジビニルベンゼンカラム(MW
範囲=100〜107)を用いて、サイズ排除クロマトグラフィー(SEC)に
より行われる。一般検量曲線が既知分子量(MW)及び分子量分布(MWD)の
単分散ポリスチレン標準から作成される。所定ポリマーのMW及びMWDは検量
線と比較した濃度及び粘度応答に基づき決められる。
好ましいポリマーは、好ましくは約−20℃以上のTgを有するビニルポリマ
ー主鎖と、その主鎖にグラフト化された約1000〜約50,000、好ましく
は約5000〜約40,000、最も好ましくは約10,000〜約20,00
0の重量平均分子量を有するシリコーン含有マクロマーからなる。そのポリマー
は、それが最終ヘアケア組成物中に処方されて、乾燥されたとき、ポリマー相が
シリコーン含有マクロマーを含有した不連続相と主鎖を含有した連続相に分離す
るようなポリマーである。この相分離性質は望ましいヘアコンディショニング及
びセッティング効果を生じるポリマーの特別な配向性をヘアで示すと考えられる
。
その最も広い面において、本出願で利用されるコポリマーは親水性カルボキシ
レート含有モノマー(B)及び場合により親油性モノマー(A)と一緒にシリコ
ーン含有モノマー(以下、Cとして記載される)からなる。
有用なコポリマーの例及びそれらの製法は、1987年9月15日付で発行さ
れたMazurekのUS‐A‐4,693,935及び1988年3月1日付で発行
されたClemensらのUS‐A‐4,728,571明細書で詳細に記載されてい
る。これらのコポリマーは上記のようなモノマーA、B及びCからなる。好まし
い態様において、Aは少くとも1つのラジカル重合性ビニルモノマーからなり、
BはAと共重合しうる少くとも1つの強化モノマーからなり、約-20℃以上の
Tg又はTmを有するカルボキシレート含有モノマー及びマクロマーからなる群
より選択される。Bはコポリマー中で全モノマーの約98%以内、好ましくは約
80%以内、更に好ましくは約30%以内である。モノマーCはコポリマー中で
全モノマーの約0.1〜約50.0%である。
A(疎水性)モノマーの代表例はメタノール、エタノール、メトキシエタノー
ル、1‐プロパノール、2‐プロパノール、1‐ブタノール、2‐メチル-1‐
プロパノール、1‐ペンタノール、2‐ペンタノール、3‐ペンタノール、2‐
メチル‐1‐ブタノール、1‐メチル‐1‐ブタノール、3‐メチル‐1‐ブタ
ノール、1‐メチル‐1‐ペンタノール、2‐メチル‐1‐ペンタノール、3‐
メチル‐1‐ペンタノール、t‐ブタノール(2‐メチル‐1‐プロパノール)
、シクロヘキサノール、ネオデカノール、2‐エチル‐1‐ブタノール、3‐ヘ
プタノール、ベンジルアルコール、2‐オクタノール、6‐メチル‐1‐ヘプタ
ノール、2‐エチル‐1‐ヘキサノール、3,5‐ジメチル‐1‐ヘキサノール
、3,5,5‐トリメチル‐1‐ヘキサノール、1‐デカノール、1‐ドデカノ
ール、1‐ヘキサデカノール、1‐オクタデカノール等のようなC1‐C18アル
コールのアクリル又はメタクリル酸エステル(アルコールは約1〜18の炭素原
子を有し、炭素原子の平均数は約4〜12である);スチレン;ポリスチレンマ
クロマー;酢酸ビニル;塩化ビニル;塩化ビニリデン;プロピオン酸ビニル;α
‐
メチルスチレン;t‐ブチルスチレン;ブタジエン;シクロヘキサジエン;エチ
レン;プロピレン;ビニルトルエン;それらの混合物である。好ましいAモノマ
ーにはメタクリル酸n‐ブチル、メタクリル酸イソブチル、メタクリル酸2‐エ
チルヘキシル、メタクリル酸メチル、アクリル酸t‐ブチル、メタクリル酸t‐
ブチル及びそれらの混合物がある。
カルボキシル部分を有するB(親水性)中和性モノマーの代表例にはアクリル
酸、メタクリル酸、マレイン酸、無水マレイン酸、無水マレイン酸の半エステル
、クロトン酸及びイタコン酸がある。好ましいBモノマーにはアクリル酸、メタ
クリル酸及びそれらの混合物がある。
Cモノマーは、好ましくは下記一般式(I)を有する:
X(Y)nSi(R)3-m Zm (I)
上記式中XはA及びBモノマーと共重合しうるビニル基である;Yは二価結合基
である;Rは水素、C1‐C4アルキル、アリール、アルキルアミノ、トリ(C1
‐C4アルキル)シロキシ又はC1‐C4アルコキシである;Zは一価のシロキサ
ンポリマー部分である;nは0又は1である;mは1〜3の整数である。Cは少
くとも500、好ましくは1000〜50,000の数平均分子量を有する。好
ましくは、Cモノマーは下記一般式(II−VII)を有する1以上のモノマーから選
択される:
これらの構造において、mは1、2又は3である(好ましくはm=1);pは
0又は1である;R″はアルキル又は水素である;qは2〜6の整数である;X
は以下である:
R1は水素又は‐COOHである(好ましくは、R1は水素である);R2は水素
、メチル又は‐CH2COOHである(好ましくは、R2はメチルである);Zは
以下である:
R4はアルキル、アルコキシ、アルキルアミノ、アリール又はヒドロキシルであ
る(好ましくは、R4はメチルである);rは5〜700、好ましくは50〜5
00、更に好ましくは150〜300の整数である。上記の中では、式IIが特
にp=0及びq=3のとき好ましい。
本発明で利用されるポリマーは、通常0〜約98%(好ましくは約5〜約92
%、更に好ましくは約50〜約90%)のモノマーA、約1〜約98%(好まし
くは約7.5〜約80%)のモノマーB、及び約0.1〜約50%(好ましくは
約0.5〜約40%、最も好ましくは約2〜約25%)のモノマーCからなる。
A及びBモノマーの組合せは、好ましくはポリマーの約50.0〜約99.9%
(更に好ましくは約60〜約99.5%、最も好ましくは約75〜約98%)で
ある。
本発明で使用上好ましいシリコーン含有コポリマーは:
アクリル酸/メタクリル酸n‐ブチル/ポリジメチルシロキサン(PDMS)
マクロマー‐分子量(mw)20,000(10/70/20 w/w/w)
アクリル酸/メタクリル酸イソブチル/PDMSマクロマー‐20,000mw
(20/60/20 w/w/w)
アクリル酸/PDMSマクロマー‐20,000mw(80/20 w/w)
アクリル酸t‐ブチル(tBA)/アクリル酸(AA)/PDMSマクロマー‐
10,000mw(60/20/20)
アクリル酸/メタクリル酸イソブチル/PDMSマクロマー‐20,000mw
(10/70/20)
アクリル酸/メタクリル酸メチル/PDMSマクロマー‐20,000mw
(40/40/20)
アクリル酸/メタクリル酸イソプロピル/PDMSマクロマー‐
20,000mw(25/65/15)
アクリル酸/メタクリル酸メトキシエチル/PDMSマクロマー‐
20,000mw(60/25/15)
アクリル酸/PDMSマクロマー‐20,000mw(80/20)
及びそれらの混合物から選択される。
上記シリコーン含有コポリマーは、シリコーン又はポリシロキサン含有モノマ
ーと非シリコーン又は非ポリシロキサン含有モノマーとのラジカル重合により合
成できる。ラジカル重合法の一般的原理はよく理解されている。例えば、Odian,
″Principles of Polymerization″,2nd edition,John Wiley & Sons,1981,pp.1
79-318参照。
本発明による組成物では、25℃で約10,000,000センチストークス
以下の粘度を有する未反応シリコーン含有モノマー及びシリコーンマクロマーグ
ラフト化ポリマーを除去することにより、シリコーン含有コポリマーを精製する
ことが望まれる。これは、例えばヘキサン抽出により行える。その反応溶媒から
樹脂を乾燥させた後、反応生成物のヘキサン抽出は過剰のヘキサンを反応生成物
に加えて、ポリマーの非シリコーン部分のTg近くまで加熱することにより行え
る。混合物は約30分間攪拌しながらこの温度で保たれ、室温まで冷却される。
ヘキサンは真空吸引により除去される。更に2回のヘキサン抽出サイクルが上記
と同様に行われることが好ましい。3回目のサイクル後、生成物と共に残る残留
ヘキサンは蒸留及び真空乾燥により除去される。
低分子量ポリシロキサン含有モノマー及びポリマーは超臨界二酸化炭素により
溶解され、抽出容器と同一の温度及び圧力に維持された移送ラインで残留ポリマ
ーから移し出される。抽出された物質は抽出容器に集められる。抽出後、系は減
圧され、乾燥抽出ポリマーが抽出容器から回収される。
非シリコーン含有ヘアスタイリング樹脂
シリコーン含有ヘアスタイリングコポリマーに加えて、本発明による組成物は
第二必須成分として非シリコーン含有ヘアスタイリング樹脂を含んでいる。この
非シリコーン含有ヘアスタイリング樹脂は、シリコーン含有ヘアスタイリングコ
ポリマーと一緒にヘア化粧品キャリア中にコロイド分散又は溶解されることが好
ましい。2種のヘアスタイリング剤をヘアスプレー溶媒中に分散及び溶解させて
おくことは、本発明による組成物で示される優れたヘア感特徴と共に独特なヘア
セッティング効果を示す上で重要であると考えられる。
本発明の液体ヘア化粧品組成物の非シリコーン含有ヘアスタイリング樹脂成分
にはアニオン系、両性、ノニオン系、カチオン系ポリマー物質又はそれらの混合
物がある。本発明による液体ヘア化粧品組成物で使用上好ましいヘアセッティン
グ樹脂はアニオン系又は両性である。
非シリコーン含有ヘアセッティング樹脂は、好ましくは組成物の約0.5〜約
10重量%、更に好ましくは約1〜約5%の量で存在する。本発明で使用に適し
たヘアセッティング樹脂にはヘア化粧品キャリアに溶解又はコロイド分散しうる
あらゆる樹脂を含み、そのキャリアは、好ましい態様において、場合により共溶
媒として約15%以内、好ましくは約10%以内、更に好ましくは約7%以内の
水を含有できるアルコール溶媒である。溶解性及び分散性は温度及び圧力の環境
条件(25℃及び101.3kPa(1Atm))下で決められる。
本発明の組成物で使用上好ましい樹脂にはアニオン系、ノニオン系、両性樹脂
及びそれらの混合物がある。本発明で使用上好ましい樹脂は、アクリレート/ア
クリルアミドコポリマー、ポリビニルメチルエーテル/無水マレイン酸コポリマ
ー、酢酸ビニル/クロトン酸コポリマー、オクチルアクリルアミド/アクリレー
ト/ブチルアミノエチルメタクリレートコポリマー、ポリビニルピロリドン(P
VP)、ポリビニルピロリドン及びメタクリル酸メチルのコポリマー、ポリビニ
ルピロリドン及び酢酸ビニル(VA)のコポリマー、ポリビニルアルコール、ポ
リビニルアルコール及びクロトン酸のコポリマー、ポリビニルアルコール及び無
水マレイン酸のコポリマー、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピ
ルグアーガム、ポリスチレンスルホン酸ナトリウム、ポリビニルピロリドン/メ
タクリル酸エチル/メタクリル酸ターポリマー、酢酸ビニル/クロトン酸/ネオ
デカン酸ビニルコポリマー、オクチルアクリルアミド/アクリレートコポリマー
、ポリ(メチルビニルエーテル‐マレイン酸)のモノエチルエステル、アルミニ
ウムデンプンオクテニルサクシネートとそれらの混合物から選択される。本発明
の組成物で使用上特に好ましい樹脂には、商品名ウルトラ・ホールド(Ultra Hol
d)8(RTM)(BASF社)として市販のアクリレート/アクリルアミドコポリマ
ー、商品名ガントレズ(RTM)(GAF社)として市販のポリビニルメチルエーテ
ル/無水マレイン酸コポリマー、商品名ルビセット(Luviset)CA‐66(RTM)(
BASF社)として市販の酢酸ビニル/クロトン酸コポリマー、商品名アンホマ
ー(RTM)(ナショナル・スターチ)として市販のオクチルアクリルアミド/アク
リレート/ブチルアミノエチルメタクリレートコポリマー、GAFから商品名ホ
ールドEP1(RTM)として市販のビニルカプロラクタム/ビニルピロリドン/メ
タクリル酸ジメチルアミノエチルターポリマー、ポリビニルピロリドン、商品名
ルビスコル(Luviskol)(RTM)、例えばルビスコルVA64(PVA/VA60/
40)として市販のポリビニルピロリドン及び酢酸ビニルのコポリマーとそれら
の混合物がある。本発明による組成物で高度に好ましい樹脂は、ウルトラ・ホー
ルド8(RTM)、アンホマー(RTM)及びそれらの混合物である。望ましいヘアセッテ
ィングポリマー樹脂の質量平均分子量は通常約2000〜約2,000,000
の範囲内である。
加えて、カチオン系及びノニオン系樹脂も以下で詳述されるように利用してよ
い。本発明で使用に適したポリカチオン系ヘアコンディショニングポリマー樹脂
は以下で記載されている。本ポリマーについて記載する上で便宜上、ポリマー中
に存在するモノマー単位はそれらが誘導されうるモノマーとして称される。カチ
オン系モノマーは重合性カチオン系出発モノマーから誘導しても、あるいは重合
後にカチオン性となるように改質される重合性ノニオン系モノマーから誘導して
もよい。
これらのカチオン系不飽和モノマーはカチオン形で重合させても、又はそれら
は前駆物質の形で重合させ、その後例えば四級化剤(例えば、モノクロロ酢酸エ
チル、硫酸ジメチル等)でカチオン性に改質してもよい。好ましいカチオン系モ
ノマーにはメタクリル酸ジメチルアミノエチル、四級化メタクリル酸ジメチルア
ミノエチル、ジアリルジメチルアンモニウムクロリド、ビニルイミダゾリウム四
級アンモニウムモノマー及びそれらの混合物がある。
ノニオン系モノマーの代表例はメタノール、エタノール、1‐プロパノール、
2‐プロパノール、1‐ブタノール、2‐メチル-1‐プロパノール、1‐ペン
タノール、2‐ペンタノール、3‐ペンタノール、2‐メチル-1‐ブタノール
、1‐メチル‐1‐ブタノール、3‐メチル‐1‐ブタノール、1‐メチル‐1
‐ペンタノール、2‐メチル‐1‐ペンタノール、3‐メチル‐1‐ペンタノー
ル、t‐ブタノール、シクロヘキサノール、2‐エチル‐1‐ブタノール、3‐
ヘプタノール、ベンジルアルコール、2‐オクタノール、6‐メチル‐1‐ヘプ
タノール、2‐エチル‐1‐ヘキサノール、3,5‐ジメチル‐1‐ヘキサノー
ル、3,5,5‐トリメチル‐1‐ヘキサノール、1‐デカノール、1‐ドデカ
ノール、1‐ヘキサデカノール、1‐オクタデカノール等のようなC1‐C24ア
ルコールのアクリル又はメタクリル酸エステル(アルコールは約1〜24、好ま
しくは約4〜18、更に好ましくは約4〜12の炭素原子を有している);スチ
レン;クロロスチレン;酢酸ビニルのようなビニルエステル;塩化ビニル;塩化
ビニリデン;アクリロニトリル;α‐メチルスチレン;t‐ブチルスチレン;ブ
タジエン;シクロヘキサジエン;エチレン;プロピレン;ビニルトルエン;メト
キシエチル(メタ)アクリレート及びブトキシエチル(メタ)アクリレートのよ
うなアルコキシアルキル(メタ)アクリレート;それらの混合物である。他のノ
ニオン系モノマーにはアリルアクリレート及びメタクリレート、シクロヘキシル
アクリレート及びメタクリレート、オレイルアクリレート及びメタクリレート、
ベンジ
ルアクリレート及びメタクリレート、テトラヒドロフルフリルアクリレート及び
メタクリレート、エチレングリコールジアクリレート及びメタクリレート、1,
3‐ブチレングリコールジアクリレート及びメタクリレート、ジアセトンアクリ
ルアミド、イソボルニル(メタ)アクリレート等のようなアクリレート及びメタ
クリレート誘導体がある。
好ましいノニオン系モノマーにはn‐ブチルメタクリレート、イソブチルメタ
クリレート、2‐エチルヘキシルメタクリレート、メチルメタクリレート、t‐
ブチルアクリレート、t‐ブチルメタクリレー及びそれらの混合物がある。
代表的な極性ノニオン系モノマーにはアクリルアミド、N,N‐ジメチルアク
リルアミド、メタクリルアミド、N‐t‐ブチルアクリルアミド、メタクリロニ
トリル、アクリルアミド、アクリレートアルコール(例えば、ヒドロキシエチル
アクリレート、ヒドロキシプロピルアクリレートのようなC2‐C6アクリレート
アルコール)、ヒドロキシエチルメタクリレート、ヒドロキシプロピルメタクリ
レート、ビニルピロリドン、メチルビニルエーテルのようなビニルエーテル、ア
シルラクトン及びビニルピリジン、アリルアルコール、ビニルアルコールとビニ
ルカプロラクタムがある。
本発明で使用上好ましいポリカチオン系ポリマー樹脂にはカチオン系グアーガ
ム、カチオン系多糖類、ジメチルジアリルアンモニウムクロリドのホモポリマー
、ジメチルジアリルアンモニウムクロリド及びアクリルアミドのコポリマー、カ
チオン系アミノ官能基ホモポリマー、アクリル酸及び/又はメタクリル酸、特に
ジメチルアミノエチルアクリレート及びメタクリレートのようなアルキルアミノ
アルキルアクリレート及びメタクリレートモノマーから誘導されるコポリマー、
ポリアルキレンイミン及びエトキシポリアルキレンイミン、ビニルイミダゾリウ
ム/ビニルピロリドン四級アンモニウムコポリマーとそれらの混合物がある。
中和系
本発明のヘアスタイリングポリマーは、液体ヘア化粧品組成物のシャンプー除
去性を助けるために、少くとも部分的に中和された形で利用されることが好まし
い。本発明による組成物において、ヘア固定ポリマー(例えば、シリコーングラ
フト化tBA/AAコポリマー)の中和は無機塩基、好ましくはKOHの使用に
より行われる。しかしながら、有機塩基、好ましくはAMP(アミノメチルプロ
パノール)と無機及び有機塩基の混合物も、本発明によるヘア化粧製品で望まし
い中和レベルを得るために用いてよい。全体として、利用される各ポリマーの酸
性モノマーの約30〜約95%、好ましくは約55〜約75%、最も好ましくは
約60〜約70%が塩基で中和されるべきである。
常用されるいかなる有機又は無機塩基も酸性ポリマーの中和に使用できるが、
但しそれらは本明細書で示したように利用されるべきである。アルカリ、アルカ
リ土類及びアミノアルコールの水酸化物が本液体ヘア化粧品組成物で使用に適し
た中和剤である。
本発明のヘア化粧品組成物中に含有させてよい適切な有機中和剤の例には、ア
ミン、特にアミノアルコール、例えば2‐アミノ‐2‐メチル‐1,3‐プロパ
ンジオール(AMPD)、2‐アミノ‐2‐エチル‐1,3‐プロパンジオール
(AEPD)、2‐アミノ‐2‐メチル‐1‐プロパノール(AMP)、2‐ア
ミノ‐1‐ブタノール(AB)、モノエタノールアミン(MEA)、ジエタノー
ルアミン(DEA)、トリエタノールアミン(TEA)、モノイソプロパノール
アミン(MIPA)、ジイソプロパノールアミン(DIPA)、トリイソプロパ
ノールアミン(TIPA)、ジメチルステラミン(DMS)、アミノメチルプロ
パノール(AMP)及びそれらの混合物がある。
本発明のヘア化粧品組成物で使用上好ましい中和剤は、水酸化カリウム及びナ
トリウムである。
所定ポリマーを中和する上で要求される塩基の量g(Z)は、ポリマーの酸価
(A)、ポリマーの量(W)、塩基のmol wt(B)、酸性部分のmol wt(M)及
び要求される中和度(N)を考慮にいれた下記計算式から求めることができる:
Z(g)=W×A/100×1/M×B×N%
下記例では、60%中和レベルまでアクリル酸コポリマー(酸価20)2.6g
を中和するために必要なKOHの量が計算されている。
Z(g)=2.6×20/100×1/72×56×0.60
Z=0.24g
酸価は、実験的に特定量のポリマーを塩基で滴定するか、又は理論的にコポリマ
ーの原酸性含有率を考慮することにより決定でき、即ち酸モノマー20%のポリ
マーは20の酸価を有することに注意せよ。
本発明の液体ヘア化粧品組成物はキャリアも含有している。これには、液体ヘ
ア化粧品の溶媒、噴射剤及び他の任意成分を含めて樹脂ヘアスプレー処方で常用
されるあらゆるものがある。キャリアは液体ヘア化粧品組成物中に通常約60〜
約99.8重量%、好ましくは約68〜約98%で存在する。更に好ましくは、
キャリアは全組成物の約70〜約98重量%で存在する。
本組成物のキャリアで使用に適した有機溶媒には、C1‐C6アルカノール、カ
ルビトール、アセトン及びそれらの混合液がある。本組成物で使用上好ましいC1
‐C6アルカノールはエタノール、イソプロパノール及びそれらの混合液のよう
なC2‐C4一価アルコールである。
本発明による液体ヘア化粧品組成物は、0〜約15重量%の水、好ましくは0
〜約10重量%、更に好ましくは0〜5重量%の水を含有している。可塑剤
本発明による液体ヘア化粧品組成物の性能は、組成物中への非揮発性可塑剤の
任意配合により改善できる。可塑剤は本発明による組成物中に通常25%以内、
好ましくは1〜20%、更に好ましくは1〜15%のレベルで存在する。本明細
書で用いられる、可塑剤に関して“非揮発性”とは、可塑剤が大気圧及び25℃
で本質的に蒸気圧を示さないことを意味する。ポリマー液体ビヒクル溶液はヘア
化粧品キャリアが蒸発しているときに実質的可塑剤重量喪失を起こすべきでなく
、その理由はこれが使用中にポリマーの可塑化を過度に減少させることがあるた
めである。本発明で有用な可塑剤は約250℃以上の沸点を通常有しているべき
である。
可塑剤は当業界で周知であり、Kirk-Othmer Encyclopedia of Chemical Techn
ology,second edition,Volume 15,pp.720-789(John Wiley & Sons,Inc.,New Yor
k,1968)の主題″Plasticizers″と、J.Kern Sears及びJ.R.Darby,The Technolog
y of Plasticizers(John Wiley & Sons,Inc.,New York,1982)で一般的に記載さ
れている。様々な可塑剤が開示されている、特にSears/Darby,Table A.9,pages
983-1063の付表参照。
本発明の組成物で使用に適した可塑剤には環式及び非環式双方の非揮発性物質
がある。非揮発性可塑剤の適切なカテゴリーにはアジペート、フタレート、イソ
フタレート、アゼレート、ステアレート、シトレート、トリメリテート、シリコ
ーンコポリオール、イソC14‐C22アルコール、メチルアルキルシリコーン、カ
ーボネート、セバケート、イソブチレート、オレエート、ホスフェート、ミリス
テート、リシノレエート、ペラルゴネート、バレレート、カンファー、グリコー
ル、アミン誘導体、選択された短鎖アルコール及びヒマシ油がある。
本発明で使用上特に好ましい可塑剤にはグリコール及びシトレートベース可塑
剤、例えばプロピレングリコール、ジプロピレングリコール、アセチルトリ‐n
‐ブチルシトレート、トリ‐n‐ブチル及びアセチルトリ‐2‐エトキシヘキシ
ルシトレート〔ファイザー(Pfizer)から商品名シトロフレックス(Citroflex)(RT
M)として供給〕と、グリセリン、アミノメチルプロパノール(AMP)、ジイソ
ブチルアジペート(DIBA)及びイソプロパノールがある。噴射剤
本組成物はエアゾール又は非エアゾール形態でヘアスプレーとして処方できる
。エアゾールヘアスプレーが望まれるならば、噴射剤が組成物中に含有されなけ
ればならない。この剤は容器から他の物質を噴射して、ヘアスプレー特徴を形成
することに関与している。
噴射ガスはエアゾール容器に常用されるいかなる液化ガスでもよい。好ましく
は、噴射剤又はその混合物の密度は、純粋な噴射剤が容器から噴出しないように
1以下である。噴射剤としての使用に適した物質の例は、単独で又は混合して用
いられるトリクロロフルオロメタン、ジクロロジフルオロメタン、ジクロロテト
ラフルオロエタン、モノクロロジフルオロメタン、トリクロロトリフルオロエタ
ン、ジメチルエーテル、例えばデュポン(Du Pont)供給のジメル(Dimel)152A
(RTM)、プロパン、n‐ブタン、イソブタンと、プロパンブタン、例えばCAP
80(RTM)である。ジメル152A(RTM)及びプロパンブタンが好ましい。
噴射ガスの量はエアゾール業界で周知の標準ファクターにより支配される。ヘ
アスプレーの場合、噴射剤のレベルは通常全組成物の約10〜約40%、好まし
くは約20〜約30%である。ジメチルエーテルのような噴射剤が蒸気圧抑制剤
(例えば、トリクロロエタン又はジクロロメタン)を利用するならば、ある量の
抑制剤が噴射剤の一部として含有される。
本発明のヘア化粧品組成物は慣用的処方とミックス技術を用いて製造できる。
本発明の組成物はポリマーをエタノールに加えて、溶解するまで数時間ミックス
することにより行える。次いで可塑剤及び中和成分が加えられ、得られた溶液が
攪拌される。次いで水、エタノール及び香料のような残留成分が添加できる。
本発明のヘア化粧品組成物の製造方法は例中で更に詳しく記載されている。
一方、噴射剤がアメリカン・ナショナル・カン社(American National Can
Corp.)から商品名セプロ(SEPRO)として販売されるタイプの2区画缶のような特
製容器の使用によりヘアスプレー組成物との接触から分離されている加圧エアゾ
ールディスペンサーが使用できる。
他の適切なエアゾールディスペンサーは、噴射剤が使用前にポンプ又は相当装
置によりディスペンサー中に充填できる圧縮空気であることにより特徴付けられ
るものである。このようなディスペンサーは1978年3月7日付OlofssonのU
S‐A‐4,077,441及び1989年7月25日付TerStegeのUS‐A‐
4,850,577明細書で記載されている。使用に適した圧縮空気エアゾール
容器も、プロクター&ギャンブル社(The Procter & Gamble Company)によりそれ
らの商品名バイダル・サスーン・エアスプレー(VIDAL SASSOON AIRSPRAY)(RTM)
ヘアスプレーとして現在市販されている。
慣用的非エアゾールポンプスプレーディスペンサー、即ち噴霧器も使用できる
。他の成分
本発明の液体ヘア化粧品組成物は、様々な非必須任意成分、例えば保存剤、界
面活性剤、ブロックポリマー、増粘剤及び粘度調整剤、電解質、脂肪アルコール
、pH調整剤、香油、香料溶解剤、金属イオン封鎖剤;皮膚軟化剤;様々なラノ
リン成分のような潤滑剤及び浸透剤;タンパク質加水分解産物及び他のタンパク
質誘導体;エチレン付加物及びポリオキシエチレンコレステロール;日焼け止め
剤;揮発性及び非揮発性シリコーン液も含有することができる。このような慣用
的任意成分、例えばアニオン系(例えば、ナトリウムアルキルサルフェート)、
ノニオン系(アミンオキシド)、両性(脂肪族二級又は三級アミン誘導体)、双
極性(脂肪族四級アンモニウム、ホスホニウム又はスルホニウム誘導体)及びフ
ッ素化界面活性剤〔例えば、ゾニル(Zonyl)FSK(RTM)〕のような界面活性剤;
長鎖脂肪酸のジエタノールアミドのような増粘剤及び粘度調整剤;BASFヤン
ドット(BASF Wyandotte)供給のプルロニック(Pluronic)(RTM)F88のようなエ
チ
レンオキシド及びプロピレンオキシドのブロックポリマー;セテアリルアルコー
ルのような脂肪アルコール;塩化ナトリウム、硫酸ナトリウム及びエチルアルコ
ールのような粘度調整剤;土類及びアルカリ土類金属塩のような電解質;四級ア
ンモニウムイオン、カチオン性アミン及びハロゲンイオン;クエン酸、コハク酸
、水酸化ナトリウム及びトリエタノールアミンのようなpH調整剤;フロラシン
ス(Florasynth)(RTM)香料のような香油;ポリエチレングリコール脂肪酸エステ
ルのような香油溶解剤;エチレンジアミン四酢酸のような金属イオン封鎖剤は当
業者に周知である。これら任意物質の各々は組成物の約0.05〜約5重量%、
好ましくは約0.1〜約3%のレベルで存在することができる。
本発明の液体ヘア化粧品組成物は、本発明のヘアスタイリング/保持効果を示
すために、常法で用いられる。このような方法は、通常ヘアがスタイリングされ
る前、後又は双方で乾燥又は湿ったヘアに有効量の製品をスプレーすることから
なる。“有効量”とはヘアの長さ及びテクスチャーを考慮して望ましいヘアボリ
ューム及びスタイル効果を示すために十分な量を意味する。
本発明は下記非制限例で説明される。
例中、すべての濃度は他で指摘されないかぎり100%活性ベースに基づき、
略号は下記名称を有する:
シリコーンコポリマー:60%アクリル酸t‐ブチル/20%アクリル酸/
20%シリコーンPDMS。150,000の重量平均分子量
(SECで測定)
非Siコポリマー1:アンホマー(RTM)
非Siコポリマー2:ウルトラ・ホールド8(RTM)
KOH:45%水酸化カリウム、55%水及びその他を含有した水酸化カリウム
溶液
AMP:2‐アミノ‐2‐メチル‐1‐プロパノール
DRO水:二重逆浸透水
溶媒:エタノール
例I〜VI
以下は、ポンプスプレーディスペンサーに適したヘアスプレー組成物の形態を
した、本発明で代表的な液体ヘア化粧品組成物である:
残部はエタノールと任意成分、例えば可塑剤、香料及び界面活性剤を含有して
いる。
ヘアスプレー処方剤はポリマーをエタノールに直接加えることにより作る。磁
気又は空気駆動スターラーを用いて、ポリマーが溶解するまで、典型的には約1
〜2時間諸成分をミックスする。次いで中和剤を加え、プレミックス中にミック
スする。次いで任意成分及び水を適宜に組成物中にミックスする。
上記組成物は優れた透明性を有し、ヘアに適用されたとき優れたヘア感及び良
好なスタイル保持性を呈する。
例VII〜XII
以下は、エアゾールディスペンサーに適したヘアスプレー濃縮組成物の形態を
した、本発明で代表的な液体ヘア化粧品組成物である:
例I〜VIのように、残部はエタノールと任意成分、例えば可塑剤、香料及び界
面活性剤を含有できる。上記組成物は例I〜VIのように作る。濃縮液を慣用的エ
アゾールスプレー缶に詰め、23:77の噴射剤:濃縮液重量比でCAP80(
プロパン/ブタン)(RTM)のような慣用的液化噴射剤で充填する。
上記組成物は優れた透明性と、長期及びストレス温度安定特性を有し、ヘアに
適用されたとき優れたヘア感及び良好なスタイル保持性を呈する。
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(72)発明者 ドッズワース,エマ ルイーズ
イギリス国サリー、カペル、ウェアー、ス
トリート、スタイルハースト、コテージ
(番地なし)
(72)発明者 チェンバーズ,ギリアン
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アベニュ、ロード、6、フラット、5
(72)発明者 スキーバ,ウィリアム トーマス
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