JPH08511376A - 延長伝送装置に接続可能な接触端子に同軸ケーブルを接続するための装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 延長伝送装置（１４）に接続可能な接触部分（７，１０）に同軸ケーブル（６）を接続するための装置を提供する。装置の接触部分（７，１０）は一般的な方法でケース（１）内に固定され、第一の接触部分（７）はケース（１）の空洞部分（３）内の中央に針状に突き出ており、第二の接触部分（１０）は空洞部分（３）内で第一の接触部分（７）に対して同軸にこれを囲み、ケース（１）は挿入部材（１１）を備え、この挿入部材は同軸ケーブル（６）を収容する内側空洞部分（１１ａ）を備え、挿入部材（１１）はターン・バックル（５）を用いて同軸ケーブルを固定することによってケース（１）に圧着することができる。装置は本発明にしたがって、同軸ケーブルを接続する際には挿入部材（１１）内に挿入する前にその末端を長軸に垂直に平面切断するだけでよく、その後ターン・バックル（５）を締め付けることによって追加的な操作を施すことなくケーブルを容易に接続することができるよう構成される。

Description

【発明の詳細な説明】 延長伝送装置に接続可能な接触端子に 同軸ケーブルを接続するための装置 この発明は請求の範囲第１項に記載された概念に基づいた装置に関する。 この種の装置を用いれば、同軸ケーブルを電子機器に接続することができ、こ の電子機器はケース内の両接触端子に例えば単線、または同軸ケーブル等の任意 の適切な伝送手段を介して接続される。 この種のものとして知られている装置（米国特許第ＰＳ−４７６１１４６号） において、第一の接触部は同軸ケーブルの内側導体の直径に相当する内径をもっ た薄壁状の被覆の形状を有し、第二の接触部は同軸ケーブルの内側導体と外側導 体の間の絶縁体の直径に相当する内径をもった、第一の接触部と同軸な薄壁状の 空洞シリンダの形状を有する。空洞シリンダは同軸ケーブルに向いた側から細く 延びており、第一の、内側接触部を越えて同軸ケーブルへ突出している。 この従来の装置のケース内の接触部に同軸ケーブルを接続するためには、まず ケーブルの末端部分において外側導体の一部分を露出させ、このためにケーブル の外側絶縁被覆の一部分を突出させ、これを露出部分に相応して除去しなければ ならない。さらに露出した外側導体部分を同軸ケーブル上に折り返し、第二の接 触部と同様な形状を有し特殊な工具に取り付けられた空洞シリンダを外側導体と 同軸ケーブルの内側導体を囲んでいる絶縁体との間で前後に同時回転しながらケ ーブル内に押し込み、これにより外側導体をこの絶縁体の間隔で解放し第二の接 触部のための空間を設ける。さらに、装置のケース内の同軸ケーブルの露出され た内側絶縁体を第二の接触部に貫通させその内部に押し込み、ここで第一の接触 部は内側導体に沿ってこの導体と絶縁体との間に押し込まれるとともに、内側導 体の末端部分を接触を形成しながら内部に収容し、一方第二の接触部は前述した 工具の空洞シリンダと同様に外側導体との接触を形成しながら外側導体と内側導 体を囲んでいる絶縁体との間に押し込まれる。次に、あらかじめケーブルにはめ 込んだ挿入部材を装置の接触部を囲む空洞スペース内に同軸ケーブルに沿って押 し込み、同様にあらかじめケーブルに取り付けられたターン・バックルを用いて ケース内に固定する。この固定に際し挿入部材の内側空洞部の肩部が第二の接触 部を囲んでいる同軸ケーブルの部位（すなわち外側導体および外側絶縁体）に対 して圧着され、これが第二の接触部に対して締め付けられ、これによってケーブ ルがケースに対して固定される。 この従来の装置において同軸ケーブルの接続には相当な作業コストが必要であ り、また特殊な工具の使用によってのみ実施することができる。 したがって、本発明の目的は、同軸ケーブルの自由側末端を単に長軸に対して 垂直かつ直線的に切断し、特殊な工具を使用することなく、またケーブルを切断 した後追加的な処理を施すこともなく、非常に少ない作業コストで確実にケーブ ルを接続することができる装置を提供することである。 前記の課題は請求項１に記載されている本発明の特徴によって解決される。 本発明に係る装置においては、同軸ケーブルの末端をワイヤ・カッター等で平 滑に切断し、これをケース内に緩く装着されターン・バックルによって締め付け 可能な挿入部材の空洞部分内に押し込み、この押し込みは針先の短い部分が内側 導体にできれば複数箇所で突き刺さるまで行われる。ケーブルの挿入に続いてタ ーン・バックルが締め付けられ、これによって接触針の挿入が同軸ケーブルの連 動下においてさらに確実なものとなり、ケーブルの押し付け面と共に第二の接触 部の接触突縁部材が接触部の周囲側はめ込み部分に向かって曲げ戻される。この 曲げ戻しにより、突縁部材が接触針に向いながら互いに近付き、この際同軸ケー ブルの外側絶縁体が切断され、さらに突縁部材が外側導体に対して確実な接触を 保持しながらこれに圧着される。これと同時に、接触針も内側導体に向かってさ れに突き刺される。適宜なストッパによって第二の接触部の接触突縁部材が制止 され、外側導体が突縁部材と確実に接触し、しかしながらこれによって切断され ることはないように保持される。したがって、ケーブルの接続実施に際してはタ ーン・バックルによってケースに締め付けるだけで十分である。 下位の請求項は請求１の装置の種々の好適な実施例に該当するものである。 次に、本発明に係る装置の実施例につき、添付図面を参照しながら、以下詳細 に説明する。 図１は、本発明に係る装置において挿入部材の締め付け直前であり接続する同 軸ケーブルがすでに接触針の先端部分まで押し込まれている状態を示す中心断面 図、 図２は、スプリング装置の好適な実施例を示す拡大平面図、 図３は、図２の線III−IIIに沿ったスプリング装置の断面図である。 図１の装置の大部分は、単純な回転対称部品から構成されている。この装置は 二つのネジ付け組み立て可能な部材１ａ，１ｂからなるケース１を有し、このケ ースは長軸２に対して同軸な空洞部分３を取り囲む。 空洞部分３内には第一の環状肩部材３ａが設けられ、その上部縁には硬質の絶 縁板４が位置し、これはネジ締め可能なケース部材１ａにより前記肩部材に対し て圧着され、これによってケース１内に確実に保持されている。絶縁板４は、そ の中央にこの絶縁板に対して垂直に同軸ケーブル６に向かって伸びる接触針７か らなる第一の接触部を備え、これに同軸ケーブル６の内側導体６ａが結合されて いる。接続針７は幅の大きな脚部７ａを有し、この部分によって絶縁板４中央の ハンダ付け可能な材料からなる層（図示されていない）にハンダ付けされている （７ｂ）。このような絶縁板４との結合によって、非常に簡便な方法によって、 接触針７、特にその針先を軸２に対して迅速かつ的確に調整することができる。 絶縁板４にはケーブル６の方向に向かう間隔保持部材９が設置され、これがケ ース空洞部分３内で絶縁板とケーブル６との間で第二の同軸環状肩部材３ｂを形 成し、この上に同軸ケーブル６と結合される第二の接触端子が設けられる。この 接触部は、図２および３によって拡大して示された接触スプリング装置１０によ って形成される。 図２および３に示された接触スプリング装置１０は、接触要素２０および支持 要素２１の二つの部材から構成されている。この二つの部材は上下に重なり、図 １に示されているように、接触要素２０は同軸ケーブル６に向かっており、支持 要素２１は接触要素２０と第二の環状肩部材３ｂを形成する距離保持部材９との 間に位置する。 接触要素２０は同軸ケーブル６あるいはそのシールディングに対する実質的な 接触部材であり、その周囲側に角を丸くした正三角形状であり、スプリング性の 金属からなる包囲部材２０ａを備え、その直線部のねじりスプリングとして作用 する部分の中央に一体部品として装着された接触突縁部材２０ｂが中心に向かっ て内側に突出している。この接触突縁部材２０ｂは直線部分から外側に向かって 延長されて留め具２０ｃを形成し、包囲部材２０ａの平面から同軸ケーブル６の 方向に向かって斜め外側に伸びており、ここで刃先形成する末端部分が同軸ケー ブル６に到達する。留め具２０ｃは、図２に示されるように、接触突縁部材２０ ｂと並んで包囲部材２０ａの反対側に伸びている。 支持部材２１は、実質的に中央空孔部２１ａを除いて完全な三角形状であり、 接触要素２０の包囲部材２０ａの丸められた角２０ｅと合同な角２１ｅを有する 。直線状の各縁部分２１ｂの中央には袋状のクリアランス２１ｃが設けられ、こ れはクリアランスの両側において支持要素２１の材料からなる二つの板部材２１ ｄが上方の接触要素２０に向かって伸びるように構成される。接触要素２０は留 め具２０ｃによって支持要素２１の袋部分２１ｃを噛み込み、最終対向位置に固 定される。同時に上方に伸びた板部材２１ｄが接触要素２０のネジ・スプリング を形成する包囲部材２０ａの直線部分を中央で支持し、三角形の中心方向から外 れて外側へ移動しないよう保持し、それによって、ターン・バックル５の締め付 けに際して接触突縁部材２０ｂの刃先に外側方向への圧力が作用しても、挟み込 まれた丸角２０ｅ間の直線部分が外側にずれることはないよう保持することがで きる。 接触スプリング装置１０は外側の角の丸い三角形を形成する部分２０ｅ，２１ ｅにおいてネジ付け可能なケース部材１ａに装着された金属製圧力リング１２に よって第二の環状肩部材３ｂに圧着され、これによってケース１内に確実に固定 される。 特に図２に示されているように、接触スプリング装置１０の接触突縁部材２０ ｂは周囲側部分２０ａの平面から同軸ケーブル６に向かって等しい角度をもって 斜めに突出しており、互の距離は同軸ケーブル６の外側直径と比べて少し小さい だけのもである。 スプリング装置１０の接触針７とは反対側の面上にはケース１の軸方向にそっ て移動可能な、中央軸２と同軸な挿入部材１１が設けられ、これは柔軟なゴム状 物質で形成され、同軸ケーブル６の寸法に相当するシリンダ状の中央空洞部分１ １ａと、スプリング装置１０から離れるにしたがって先細となる円錐台形状の側 面部１１ｂを有する。この挿入部材１１は接触スプリング装置１０に向かう前面 に堅い圧力面１１ｃを備え、挿入部材１１が金属製の接触針７の方向に押し付け られた際には、前記圧力面が接触要素２０の接触突縁部材２０ｂの解放側端部に 圧力をかけ、これを内側に曲げるよう作用する。これは、ケース部材１ｂ内にね じ込まれ硬質な挿入部材５ａによって柔軟なゴム質の挿入部材１１に圧力をかけ るターン・バックル５の作用によって実施される。硬質な挿入部材５ａは外側が 円筒形状であり、内側は挿入部材１１の円錐形に一致する面５ｃを形成するよう に構成される。 図１は、ターン・バックル５を締め付ける直前の状態の装置の部品を示してい る。同軸ケーブル６は挿入部材１１内の空洞部分１１ａを通って一部分だけ接触 針７の先端に押し付けられ、これによって接触針が単純に平面状に切断された同 軸ケーブル６の内側導体と接触する。ターン・バックル５が締め付けられれと、 挿入部材１１が図１で見て右方向に移動し、圧力面１１ｃの作用によって接触突 縁部材２０ｂを接触針７に向かって曲折させ、したがって接触突縁部材２０ｂは 軸２に向かって内側に曲折し、その刃先が同軸ケーブル６の外側絶縁体６ｂを切 断しその内部の外側導体に接触する。同時に同軸ケーブル６の内側導体６ａは接 触針７に向かってさらに前進する。さらに、柔軟なゴム質の挿入部材１１の内部 空洞部分１１ａが圧縮され、ケーブル６が平面的に支持され密着される。 圧力リング１２は、円錐台形状の内面を有し、これは挿入部材１１から接触針 ７の方向に先細となっている。この先細の空洞部の直径は挿入部材１１の前面の 直径に相当し、したがって挿入部材１１が空洞部分内に進入することができ、そ の先の圧力リング１２内においては内側に圧迫され、これによって同軸ケーブル ６と圧力リング１２に対する密閉を維持しながら同軸ケーブルを挟み込み装置内 に固定することができる。ケース部材１ａおよび１ｂの間にはこれらの接触を密 閉化するＯ−リング８が装着される。したがって、ケース１内の空洞部分３は同 軸ケーブル６と接触スプリング装置１０および接触針７との間の結合を形成した 後外部に対して気密に密閉される。 図１に示された実施例において、ケース部材１ｂ内の絶縁板４の反対側に制振 回路１３形式の電子回路が設けられる。これは一方で伝送線１４を介して接触針 ７と、他方ではケース１を介して接触スプリング装置１０と結合され、したがっ て同軸ケーブル６の内側導体および外側導体と結合されている。 ターン・バックル５が再び解除された際、挿入部材１１は再度解放され、外側 に移動することができる。これによってケーブルの締め付けが解除され、スプリ ング突縁部材２０ｂは締め付け要素２０の周囲部材の直線部分２０ａのねじりス プリング作用によって同軸ケーブルから外側に向かって押し上げられ、したがっ て問題なく装置から解放される。このことによって、再接続が可能となる。 前述の電子回路に装着する形式の装置から設計変更して、絶縁板４に平行な面 に対して対称に、図１で見て右側にも平面部を形成することができる。この場合 、簡単に二本の同軸ケーブルを相互に接続することができ、装置をカップリング として使用することができる。 別の実施例として、ケース１から出た同軸ケーブル６とは別に、二線型の伝送 線をケース１の外部にある機器に接続することもでき、すなわち装置をアダプタ として使用することができる。 図１においてケース部材１ｂは外側ピボットを形成しており、これによって装 置を簡単に他の機器ケースに固定することができ、この機器ケースにはネジ穴の みを設けておけばよい。

【手続補正書】特許法第１８４条の７第１項 【提出日】１９９５年７月２８日 【補正内容】 請求の範囲 １．延長伝送装置（１４）に接続可能であり、ケース（１）内に固定され、互い に絶縁された接触部分（７，１０）に同軸ケーブル（６）を接続するための装置 であり、第一の接触部分はケース（１）の空洞部分（３）内に堅く固定された接 触針（７）として形成され、同軸ケーブル（６）の内側導体に同軸に差し込むた めにケース（１）の空洞部分（３）の中央針状に突き出ており、第二の接触部分 （１０）は空洞部分（３）内で第一の接触部分（７）に対して同軸にこれを囲み 、ケース（１）は挿入部材（１１）を備え、この挿入部材は第一の接触部分（７ ）に向かって直線的に伸びる中央軸（２）を有し同軸ケーブル（６）を気密に収 容する内側空洞部分（１１ａ）を備え、ケース（１）に対してネジ付け可能なタ ーン・バックル（５）を用いて内側空洞部分（１１ａ）の長軸方向に押し込み可 能であり、またターン・バックル（５）とケース（１）との間で同軸ケーブル（ ６）を固定し締め付けることが可能であり、 ａ）第二の接触部分は外側でケース（１）に実質的に堅く取り付けられた接触ス プリング装置（１０）からなり、この接触スプリング装置は接触針（７）に向か って内側に突き出した先端の尖った突縁部材（２０ｂ）を備え、この突縁部材（ ２０ｂ）は周囲側の締め付け面から互いに等しい角度をもって挿入部材（１１） の内側空洞部分（１１ａ）に向かって斜めに突出しており、 ｂ）挿入部材（１１）は接触針（７）および接触スプリング装置（１０）に向い た面上に実質的に内側空間に到達し突縁部材（２０ｂ）に圧力を加えるために設 けられた硬質の圧力面（１１ｃ）を備え、 ｃ）接触スプリング装置（１０）、接触針（７）および挿入部材を適宜に調整す るとともにケース（１）内で上下に適宜に配置し、長軸に対して垂直かつ実質的 に平面的に切断された同軸ケーブル（６）が挿入部材（１１）の内側空洞部分（ １１ａ）内で接触針（７）に対して一部分だけ押し付けられ、さらに挿入部材（ １１）がターン・バックル（５）を用いて接触針（７）に向かってあらかじめ設 定された間隔だけ推進された場合、接触針（７）が同軸ケーブル（６）の内側導 体（６ａ）内に同軸にする際に接触スプリング装置（１０）の突縁部材（２０ ｂ）がケーブルの外側絶縁体（６ｂ）を切断しその内部の外側導体に接触して圧 着されるよう構成することを特徴とする同軸ケーブル接続装置。 ２．挿入部材（１１）が柔軟なゴム状物質からなることを特徴とする請求項１記 載の同軸ケーブル接続装置。 ３．接触針（７）が硬質の絶縁板（４）から垂直に突き出ており、この絶縁板は ケース空洞部分（３）内の第一の環状肩部材（３ａ）上に位置しこれに対して圧 着されることを特徴とする請求項１または２記載の同軸ケーブル接続装置。 ４．絶縁板（４）はハンダ付け可能材料からなる中央層を有し、接触針（７）が この層にハンダ付けされた脚部（７ａ）を備えることを特徴とする請求項３記載 の同軸ケーブル接続装置。 ５．スプリング装置（１０）は接触要素（２０）を備え、これが中心点に関して 対称な外側包囲部分（２０ａ）を備え、この周囲部分が規則的な多角形に沿って 伸びるとともに多角形の角部分においてケース空洞部分（３）の内壁に対して少 くとも間接的に圧着可能であり、締め付けられた角部分の中間において包囲部分 （２０ａ）から接触突縁部材（２０ｂ）が中心方向に向かって内側に伸びている ことを特徴とする請求項１ないし４のいずれかに記載の同軸ケーブル接続装置。 ６．接触スプリング装置（１０）がさらに支持要素（２１）を備え、これが接触 要素（２０）を包囲部分（２０ａ）の直線部分の中央で支持し、これが中心方向 から逸れて外側に移動することを防止することを特徴とする請求項５記載の同軸 ケーブル接続装置。 ７．接触要素（２０）および支持要素（２１）がクリアランス（２１ｃ）からな りこれらの相対位置を保持するポジショニング手段と、これに噛み合う板部材（ ２０ｃ）を備えることを特徴とする請求項６記載の同軸ケーブル接続装置。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．延長伝送装置（１４）に接続可能であり、ケース（１）内に固定され、互い に絶縁された接触部分（７，１０）に同軸ケーブル（６）を接続するための装置 であり、第一の接触部分（７）はケース（１）の空洞部分（３）内の中央に針状 に突き出ており、第二の接触部分（１０）は空洞部分（３）内で第一の接触部分 （７）に対して同軸にこれを囲み、ケース（１）は挿入部材（１１）を備え、こ の挿入部材は第一の接触部分（７）に向かって直線的に伸びる中央軸（２）を有 し同軸ケーブル（６）を気密に収容する内側空洞部分（１１ａ）を備え、ケース （１）に対してネジ付け可能なターン・バックル（５）を用いて内側空洞部分（ １１ａ）の長軸方向に押し込み可能であり、またターン・バックル（５）とケー ス（１）との間で同軸ケーブル（６）を固定し締め付けることが可能であり、 ａ）第一の接触部分をケース（１）内に堅く固定した接触針（７）として形成し 、 ｂ）第二の接触部分は外側でケース（１）に実質的に堅く取り付けられた接触ス プリング装置（１０）からなり、この接触スプリング装置は接触針（７）に向か って内側に突き出した先端の尖った突縁部材（２０ｂ）を備え、この突縁部材（ ２０ｂ）は周囲側の締め付け面から互いに等しい角度をもって挿入部材（１１） の内側空洞部分（１１ａ）に向かって斜めに突出しており、 ｃ）挿入部材（１１）は接触針（７）および接触スプリング装置（１０）に向い た面上に実質的に内側空間に到達し突縁部材（２０ｂ）に圧力を加えるために設 けられた硬質の圧力面（１１ｃ）を備え、 ｄ）接触スプリング装置（１０）、接触針（７）および挿入部材を適宜に調整す るとともにケース（１）内で上下に適宜に配置し、長軸に対して垂直かつ実質的 に平面的に切断された同軸ケーブル（６）が挿入部材（１１）の内側空洞部分（ １１ａ）内で接触針（７）に対して一部分だけ押し付けられ、さらに挿入部材（ １１）がターン・バックル（５）を用いて接触針（７）に向かってあらかじめ設 定された間隔だけ推進された際、接触針（７）は同軸ケーブル（６）の内側導体 （６ａ）内に同軸に突き刺さり、接触スプリング装置（１０）の突縁部材（２０ ｂ）がケーブルの外側絶縁体（６ｂ）を切断しその内部の外側導体に接触して 圧着されるよう構成することを特徴とする同軸ケーブル接続装置。 ２．挿入部材（１１）が柔軟なゴム状物質からなることを特徴とする請求項１記 載の同軸ケーブル接続装置。 ３．接触針（７）が硬質の絶縁板（４）から垂直に突き出ており、この絶縁板は ケース空洞部分（３）内の第一の環状肩部材（３ａ）上に位置しこれに対して圧 着されることを特徴とする請求項１または２記載の同軸ケーブル接続装置。 ４．絶縁板（４）はハンダ付け可能材料からなる中央層を有し、接触針（７）が この層にハンダ付けされた脚部（７ａ）を備えることを特徴とする請求項３記載 の同軸ケーブル接続装置。 ５．スプリング装置（１０）は接触要素（２０）を備え、これが中心点に関して 対称な外側包囲部分（２０ａ）を備え、この周囲部分が規則的な多角形に沿って 伸びるとともに多角形の角部分においてケース空洞部分（３）の内壁に対して少 くとも間接的に圧着可能であり、締め付けられた角部分の中間において包囲部分 （２０ａ）から接触突縁部材（２０ｂ）が中心方向に向かって内側に伸びている ことを特徴とする請求項１ないし４のいずれかに記載の同軸ケーブル接続装置。 ６．接触スプリング装置（１０）がさらに支持要素（２１）を備え、これが接触 要素（２０）を包囲部分（２０ａ）の直線部分の中央で支持し、これが中心方向 から逸れて外側に移動することを防止することを特徴とする請求項５記載の同軸 ケーブル接続装置。 ７．接触要素（２０）および支持要素（２１）がクリアランス（２１ｃ）からな りこれらの相対位置を保持するポジショニング手段と、これに噛み合う板部材（ ２０ｃ）を備えることを特徴とする請求項６記載の同軸ケーブル接続装置。 ８．接触要素（２０）の締め付けられた角部分（２０ｅ）または支持要素（２１ ）の角部分（２１ｅ）が、空洞部分（３）内の第一の環状肩部材（３ａ）に対し て平行であり、これから距離をおいて接触針（７）の解放側端部の方向に設置さ れた第二の環状肩部材（３ｂ）に対して圧着されることを特徴とする請求項５な いし７のいずれかに記載の同軸ケーブル接続装置。 ９．挿入部材（１１）がケースの外側に向かって先細となりターン・バックル（ ５）内の同軸な空洞部分（５ｂ）内に進入し、この空洞部分の内面（５ｃ）がこ れに接合される挿入部材（１１）と等しい先細形状の対面を形成することを特徴 とする請求項１ないし８のいずれかに記載の同軸ケーブル接続装置。 １０．ターン・バックル内の同軸空洞部分（５ｂ）の内面（５ｃ）が外側がシリ ンダ形状である別の挿入部材（５ａ）の内面によって形成され、これがターン・ バックル（５）内に気密に押し込まれることを特徴とする請求項９記載の同軸ケ ーブル接続装置。 １１．ケース空洞部分（３）は挿入部材（１１）に向かって挿入部材（１１）の 前面直径より小さなある直径から前記前面直径まで円錐状に拡大することを特徴 とする請求項１ないし１０のいずれかに記載の同軸ケーブル接続装置。