JPH08511101A - 原子炉圧力容器からの炉心溶融物の捕集装置 - Google Patents

原子炉圧力容器からの炉心溶融物の捕集装置

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JPH08511101A JP7501177A JP50117794A JPH08511101A JP H08511101 A JPH08511101 A JP H08511101A JP 7501177 A JP7501177 A JP 7501177A JP 50117794 A JP50117794 A JP 50117794A JP H08511101 A JPH08511101 A JP H08511101A
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ハウ、ゲルハルト
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Abstract

(57)【要約】 原子炉圧力容器からの炉心溶融物の捕集装置は原子炉圧力容器(2)の下に配置され、接続部(12)を介して炉心溶融物の拡散室(14)に接続されている前置室(10)を含む。前置室(10)と拡散室(14)との間には隔壁(18)が配置され、この隔壁(18)は炉心溶融物が衝突した後所定の時間に炉心溶融物によって破壊される。確実な溶融を保証するために、この発明によれば、隔壁(18)は複数個の部品からなり、このうちの少なくとも1つの部品(46、54、61、66)は炉心溶融物によって熱的に破壊されるようにされてれている。この部品はそれ故隔壁(18)全体の破壊のためのトリガー要素である。換言すれば、、前記の1つの部品(46、54、61、66)が破壊すると自動的に部品の結合が解かれて、炉心溶融物を前置室(10)から拡散室(14)に通す流路が開かれる。

Description

【発明の詳細な説明】 原子炉圧力容器からの炉心溶融物の捕集装置 この発明は、 a)原子炉圧力容器の下に配置された前置室と、 b)炉心溶融物を拡散するための拡散室と、 c)前置室と拡散室との間に配置され炉心溶融物により熱的に破壊可能な隔壁と を備えた原子炉圧力容器からの炉心溶融物を捕集する装置に関する。この発明は 特にヨーロッパ形の加圧水型原子炉において適用される。 原子炉において今まで行われてきた安全上の考慮は、材料の選択及び寸法決め によって原子炉圧力容器に機能障害のおそれがないようにすることを基本として いた。しかし最近は、核エネルギーの利用に関するより徹底的な安全技術上の考 慮を行う中で、このようなことはとてもありそうもないことであるとしても、原 子炉圧力容器がいわゆる「機能喪失」するというケースも考慮されている。特に 新型の原子炉であるヨーロッパ形の加圧水型原子炉(EPR)はこのような考慮 に基づいている。従来の安全哲学とは異なり、この型の原子炉においでは、炉心 溶融事故、いわゆる最大仮想事故が完全には除外されていない。さらにまた炉心 溶融事故の間に蒸気爆発が起こることがないかどうか、またこのような臨界段階 において衝撃的に発生する水蒸気が圧力容器を破壊させることがないかどうかも 考慮されてきた。このような事故は、理論的にあり得るだけだとしても、制御可 能でなければならないということには疑問の余地がない。 水冷式の原子炉を備えた原子力発電所における仮想上の重大事故では原子炉の 炉心が溶融するということが仮定されている。その場合原子炉の圧力容器の下側 で炉心溶融物は格納容器のシールドピットに流出する。このような事故を制御す るために、適切な構造上の対策を講じて、場合によっては過圧下に原子炉圧力容 器から流出し原子炉設備の底の範囲に溜まる溶融物により格納容器(コンテイン メント)が機能障害に至るのを阻止しなければならない。 ドイツ連邦共和国特許第2840086号明細書によれば、一例として溶融す る炉心の捕集装置を備えた原子炉設備が公知である。この設備においては原子炉 圧力容器を取り囲むシールドピットの下に縦型の排出路が設けられている。この 徘出路は格納容器を貫通し、原子炉の圧力容器の下に配置された溶融物ピットに 連通している。そこで原子炉の圧力容器から流出した炉心溶融物は、水分を含ま ない物質で満たされたスチール製の槽によって形成されている吸収ベットに配分 される。このスチール製の槽の溶融後溶融物はピットの底に達する。このピット の底及び側壁は水冷されているので、溶融物は漸次凝固する。 ドイツ連邦共和国特許第2925680号明細書により公知の原子炉設備にお いては溶融物を捕集するために同様に原子炉の基礎レベルより下に捕集槽が配置 されている。この捕集槽はその場合炉心の直接下ではなく、炉心の傍らに配置さ れており、捕集槽の上を水平方向に走るシュートを介して原子炉建屋の底に結合 されている。 「緊急核エネルギーシステム1989、Icenes89、カールスルーエ、 7月3日乃至6日、緊急核システムに関する第5回国際会議会報」19乃至24 頁の図1によれば、格納容器内の原子炉の圧力容器の直接下に冷却された捕集槽 を配置し、この中で溶融物が大面積に広がり水との接触で冷却される炉心溶融物 捕集装置が公知である。 ヨーロッパ特許出願公開第0392604号明細書によれば、原子炉の圧力容 器の直接下に水槽が設けられた捕集及び冷却装置が公知である。炉心溶融の場合 炉心溶融物及び原子炉圧力容器並びにその中に設置された機器の一部が直接水槽 に落ち込むことになる。しかしこれは有効な冷却と蒸気爆発を回避する観点から は適当ではない。むしろ流出する炉心溶融物が大量の水には衝突しない冷却方法 が望まれる。 この出願と同時に「炉心溶融物の捕集及び冷却装置並びにその方法」という名 称で提出され、夫だ公開されていないドイツ連邦共和国特許出願P431909 4.04号明細書においては、冒頭に記載した種類の装置、特に原子炉圧力容器 の機能障害の場合炉心溶融物と万一そこに存在している水との間の接触に基づい て生ずる急激な蒸気発生を滅少させ或いはそれどころか完全に回避する拡散原理 に基づく炉心保持装置が提示されている。この装置は、 a)原子炉圧力容器の下に配置された前置室と、 b)炉心溶融物を拡散する拡散室と、 c)この前置室と拡散室との間を連通し、炉心溶融物により破壊可能な隔壁を備 えた通路と、 d)炉心溶融物によって破壊され得る閉塞装置を介して前記拡散室に接続されて いる冷却媒体槽と を備えている。この拡散室はこの場合使用条件に制約されて乾燥している。 前置室と拡散室との間のこのような隔壁は未公開のヨーロッパ特許出願第93 104690.8号明細書の図4におていも既に示されている。この隔壁は薄い 鋼板からなり、拡散室の方向の排出溝への前置室の出口を、それが溶融熱によっ て破壊されるまでの間仕切っている。拡散室はここでは特に炉心溶融物が浸入す る際に既に冷却水で満たされている。冒頭に記載の装置はこの先願の特許出願に 関するものであり、この場合勿論拡散室がその使用の際に乾燥しているか、水で 満たされているかどうかは問題にされていない。 現在のEPRのコンセプトは、拡散室が運転条件に制約されて乾燥しているこ とを基本としている。しかしながら隔壁は、もしかして事故によって注水された 拡散室から前置室に、従って水分のない原子炉ピットに浸入する水に対する密封 を確実に行うことが保証されていなければならない。さらに地震や圧力波に対す る密封性も保証されなければならない。さらにまた繰り返し行われる検査に際し て拡散室の側からも隔壁の亦楢が可能でなければならない。 隔壁にはまた原子炉側からも幾つかの要求が課せられている。前置室から拡散 室の方向への流出口は炉心溶融物の接触により速やかにかつ確実に開かれなけれ ばならない。さらに炉心溶融物がこの排出口を通して自由に流出することが保証 されなければならない。その上原子炉ピットにおける約20バールの圧力におい ても密封性の要求が存在する。望ましくは隔壁においても放射線及び中性子線の 吸収性が与えられていなければならない。なぜなれば設備空間は通行可能でなけ ればならないからである。さらに隔壁は現在約60年を基準とするある程度の耐 久性を有するものでなければならない。 この発明の課題は、冒頭に記載した種類の装置を、隔壁が炉心溶融物の接触の 際速やかにかつ確実に破壊され、これにより形成される流出口を通して炉心溶融 物が自由に通流することが保証されるように形成することにある。 この課題は、この発明によれば、隔壁が複数個の部品よりなり、そのうちの少 なくとも1つの部品が炉心溶融物によって熱的に破壊され、しかもこの部品が隔 壁の他の部品と、前記の部品が破壊した際前置室から拡散室への炉心溶融物の流 路が開かれるように結合されることによって解決される。 前記の1つの部品はそれ故隔壁全体の破壊のためのトリガー要素である。この 破壊は概念的には殆ど自動的に、例えば重力の作用で、しかしまた例えば浸入す る炉心溶融物の作用で進行する。 その他の有効な構成は従属請求項に記載されている。 以下にこの発明の実施例を図面を参照して説明する。 図1は、前置室と拡散室との間にトリガーとしての可溶ねじを含む複数個の部 品からなる隔壁を備えた原子炉圧力容器からの炉心溶融物の第一の捕集装置、 図2はトリガーとして可溶軸受ボルトを備えた第二の捕集装置、 図3はトリガーとして軸受ボルトにある可溶継ぎ目を備えた第三の捕集装置、 図4はトリガーとして可溶スリーブ及び/又は可溶継ぎ目を備えた第四の捕集 装置、 図5はトリガーとして同様に可溶スリーブを備えた第五の捕集装置、 図6はトリガーとして締め付けナットを備えた第六の捕集装置、 図7はトリガーとして点火装置を備えた第七の捕集装置、 図8はトリガーとして薄い金属板を備えた第八の捕集装置、 図9はトリガーとして同様に薄い金属板を備えた第九の捕集装置を示す。 なお、同一部分及び同様の部分には以下同一の符号を使用している。 図1によれば原子炉設備の格納容器には原子炉圧力容器2が配置されている。 原子炉圧力容器2はこれを取り囲むコンクリート構造によってシールドピット4 内に支持されている。原子炉圧力容器2を囲む壁の一部は支持シールF6として 示されている。シールドピット4の底8は耐火性の保護層或いは特に耐火性のコ ンクリート基台からなっている。この底8はまた他の材料、例えば耐火性セラミ ックス或いは特殊の石材からも作ることができる。この底8は炉心溶融物が下方 に向かって浸食するのを阻止している。原子炉圧力容器2はその上部が円筒状に 形成されており、その下部に球座を持っている。理論的な事故シナリオは、この 球座が裂傷或いは破砕し、その結果原子炉圧力容2の山にある炉心溶融物がシー ルドピット4に流入することを前提としている。 原子炉圧力容器2の球座が存在するシールドピット4の下部は以下前置室10 と称される。球座が破砕すると球座は前置室10に落ち込むことになる。このよ うな重大な事故において流出する炉心溶融物がいかなる場合にも少量の水にしか 衝突しないように、(図示されていないが)原子炉圧力容器2の下の前置室10 は少量の容積しか持たないような処置が講じられている。 事故時に炉心溶融物が先ず出現する前置室10から支持シールF6の通路、貫 通孔或いは接続部12が拡散室14に通じている。この拡散室14は原子炉圧力 容器2の傍らに多少の間隔をもって配置されかつ通常運転時に乾燥状態に保たれ ることが重要である。前置室10は炉心溶融物のための排出口を備えた接続部1 2を介して拡散室14に接続されている。接続部12はこの例では水平な通路と して示されている。しかし接続部は好ましくは傾斜して、左方に落ち込んでいる のがよい。その底は同様に拡散室14にまで入り込んで延びている耐火性の保護 層からなる。拡散面を形成する底15は拡散室14の一方の側に落下段部16を 備えていることが重要である。 接続部12には全体を18で示されている、炉心溶融物によって熱的に破壊さ れる隔壁がある。隔壁18は所定の時聞後に炉心溶融物により破壊されるように 設定されている。この時間は例えば20乃至30分とされる。隔壁18は、以下 に詳しく説明するように、多数の部品から構成されている。この隔壁は異常時、 即ち原子炉圧力容器2が漏れるようになると、残留圧力を吸収しなければならな い。この残留圧力は例えば20バールになり得る。隔壁は、炉心の大部分が炉心 溶融物の形で原子炉ピット4の下部に集まる間だけ圧力と温度に耐え得るもので なければならない。 接続部12は例えば丸みのある或いは角を丸めた矩形の断面を持っており、例 えば1mの高さと1.20mの幅を有する。これにより形成された通路はそれ故 比較的大きな断面積を持ち、隔壁18が開いた後は炉心溶融物を容易に排出する ことができる。接続部12は前置室10から拡散室14に炉心溶融物が殆ど残り なく排出されるように急勾配に構成されるのがよい。この場合炉心溶融物は重力 に従って流れる。拡散室14の面積は例えば150m2である。炉心溶融物が拡 散室14に浸入したときに初めて冷却水が拡散室14に流入することが保証され るような手段(図示せず)が講じられるのがよい。この経過を「乾燥拡散」と称 する。炉心溶融物が漏出した際、異常事故により、水が拡散室14に達し、従っ て本来隔壁18の冷却及びその完全溶融特性の異常に至る危険があるときにも隔 壁18が確実に開放されるように構成されていることは勿論重要なことである。 接続部12の上部は、支持シールF6の両側を越える耐火性の内壁或いは保護 層20で内張りされている。側面もこの様な保護層20で内張りすることもでき る。この内張りとしては特に耐高温性の石材が使用される。図示のようにほぼ円 形或いは四角形の断面を選択すれば自立形の構造が得られることが保証される。 図1aの側面図より明らかなように、(残っている)接続通路或いは接続孔28 は例えば金属からなる補強枠22で覆われている。この枠はここでは馬蹄形に形 成されている。 これに対応する補強枠或いはシールフランジ24が内張り保護層20の他方の 側に取付けられている。このジールフランジ24はここではOリング状に形成さ れている。このOリング状の形成は段部16に基づき可能となる。これは図1b の側面図に示されている。 保護層20の内側には金属からなる内張り26が設けられ、その結果接続孔2 8が形成されている。この接続孔28は前記の寸法を持っている。この接続孔2 8の山央部分には蛇紋岩顆粒ブッシュ30が設けられている。このブッシュ30 は放射線の保護の理由から設けられる。これにより拡散室14に入った点検員が シールドピット4からの放射線の被爆から保護される。ブッシュ30は中央に長 孔32を持っている。この長孔32を通して両側の端面にねじ孔を設けた引っ張 りロッド34が貰通されている。 拡散室14の内部には、シールフランジ24に接するリング状のシール面35 を備えた円形の縦型配置の密閉蓋36が設けられている。この密閉蓋36は引っ 張りロッド34及び他方の側にある受け部38により図示の位置に固定されてい る。密閉蓋36はフロートとして形成するのがよい。このため密閉蓋36は、金 属カプセル或いは金属板ケース37bに収納された多数の互いに平行に配置され た蒲壁のパイプ37aを有する。密閉蓋36は取付けボルト40によりパッキン グと共に引っ張りロッド34の左側の端面のねじ孔に固定されている。 スラスト軸受38は特にスパイダー状に形成される。このスラスト軸受は、図 1aに明らかに示されるように、三脚42を有しており、この三脚はその脚部4 4で補強枠22に支持されている。固定のために中央には熱的に容易に破壊可能 な材質からなる可溶ボルト46が配置されている。この可溶ボルト46は三脚4 2のボスに通され、引っ張りロッド34の右側の端面側のねじ孔にねじ込まれて いる。可溶ボルト46はこの場合熱的なトリガー要素或いはトリガー部をなして いる。即ち可溶ボルト46は前置室10に浸入した炉心溶融物により破壊され、 それにより隔壁18の他の部分が分解し炉心溶融物が流れるための道を開く。こ れについては以下になお詳しく説明する。 即ち拡散する炉心溶融物は受け部38の三脚42にねじ込まれている可溶ボル ト46を溶融する。フロートとして構成された密閉蓋36は、拡散室14に水が 存在する限り、なお加わっている水圧及び同様に可溶材質からなる引っ張りロッ ド34によりその状態に保持される。左方に進む炉心溶融物はブッシュ30の下 部及びその中に通されている引っ張りロッド34を溶融する。ブッシュ30の上 部はそこで浮動する。さらに左方に前進する炉心溶融物は密閉蓋36を押圧し、 拡散室14の底15の支持シールド6の外側の左にある拡散面上に広がる。場合 によってはこの段階において他の手段によって水が拡散室14に流入するように することもできる。 図1に示された装置はそれ故支持シールド通路28の排出口のための溶融可能 なシール隔壁18を備えた炉心溶融物の保持装置と見做される。 図2の装置においては支持シールド6、前置室10、接続部12及び拡散室1 4の構造は図1のそれらにほぼ相当する。ここでも金属の内張り26により保護 された接続孔28が設けられ、この山にはその右端にブッシュ30が設けられる 。図2においてはシールフランジ24の部分24aは接続孔28の中に内側方向 に引っ込んでいる。そこで端部が円錐状のシール面50を形成している。このシ ー ル面50に内側から円形の密閉蓋51が押しつけられている。この密閉蓋51は その中央から外れた位置に操作開口52を備えている。 通路或いは接続孔28のほぼ中央の底の部分に長手方向に対して直角に比較的 容易に溶融する材質からなる可溶軸受ボルト54が、内張り26に溶接されてい る2つの目53によって取り付けられている。可溶軸受ボルト54は操作子55 によって締め付けられる押圧ロッド56を介して密閉蓋51の内側の関節継手5 7に結合されている。操作子55は特に操作ナットとすることができる。これに より押圧ロッド56が締め付けられたり、弛められたりする。締め付げ状態で密 閉蓋51はその縁部が前置室10から拡散室14への接続部12の範囲における シール面50に密接する。両目53の間の可溶軸受ボルト54はその場合スラス ト軸受となる。操作子55は拡散室14から開口52を介して操作される。 故障の場合拡散する炉心溶融物はブッシュ30の下部を溶融するが、一方その 上部は浮き上がる。シールフランジ24と密閉蓋51との間の密封は押圧ロッド 56を可溶軸受ボルト54を備えたスラスト軸受に向かって締め付けることによ り得られる。炉心溶融物により可溶軸受ボルト54が溶融温度に達するとスラス ト軸受の作用は解除され、押圧ロッド56は密閉蓋51に場合によっては作用し ている水圧により炉心溶融物の中に押し込められる。同時に密封も解除され、場 合によっては存在する水が炉心溶融物の冷却のため接続孔28内に流入する。シ ールフランジ24の内側の端部並びに内張り26はガイドとして作用して密閉蓋 51が接続孔28内で動かなくなるのを阻止する。炉心溶融物は場合によっては 流入する水の下を這うようにして反転した密閉蓋51を介して支持シールド6の 外側にある広がり面15に達する。カバーの反転は接続孔28の外側に、即ち拡 散室14の内部に水が存在しない場合にも行われる。 図3には第三の実施例が示されている。支持シールド6はこの場合もシールさ れている通路或いは接続孔28を備えている。この例では蛇紋岩顆粒ブッシュ3 0は接続孔28の右端よりやや突き出ている。未来のシールはほぼリング状のシ ール体58と締め付け体59により行われている。シール体58は接続孔28の 左側における内面にある。締め付け体59は第一の蓋板60を有し、その中央に 溶接継ぎ目61により左方に向いたねじボルト62が溶接されている。溶接継ぎ 目61は可溶継ぎ目であり、それ故比較的溶融し易い材質からなる。ボルト62 は第二の蓋板63の中央に通されており、その縁部は同様にシール体58に密接 している。シール体58は柔らかい金属か硬いゴムからなる。またシール体58 はやや円錐状の形状を持つのが好ましく、その結果、その他になおパッキングを 持ち得る取り付けナット64を締める際に問題のないシールができる。この目的 のため両蓋板60、63の縁部は内側に向けて傾斜を付けることができる。取り 付けナットを締めた後蓋板60、63の縁部はシール体58に押しつけられる。 これにより締め付け体59は接続孔28内において密封状態にある。蓋板60、 63はスチールのような金属からなることが好ましい。 この例ではトリガー要素は可溶継ぎ目61である。 機能障害事故の際、前置室10に広がった炉心溶融物はブッシュ30の下部を 溶融する。上部は上方に浮き上がる。締め付け体59とシール体58との間のシ ールは締め付け体59のボルト62上の取り付けナット64を締めることにより 得られた。露出している炉心溶融物により可溶継ぎ目61において溶融温度に達 すると、締め付け体59が2つの部分に、即ち一つは内側の蓋板60と、他は外 側の蓋板63とに分解される。先ず内側の蓋板60が溶融されるか、炉心溶融物 内に落ち込む。次いで炉心溶融物は外側の蓋板63を場合によっては作用してい る水圧に抗して押しやる。これにより蓋板63は水圧により炉心溶融物内に落ち 込む。この場合もガイドが蓋板60、63が万一引っ掛かるのを阻止する。炉心 溶融物はここで場合によっては流入する水の下を這うようにして支持シールド6 の外側にある広がり面15に達する。 図4による実施例においては隔壁18として接続孔28の異なる閉塞構造が選 択されている。この閉塞構造も熱的に破壊可能な素子或いは部分により取り除か れる。図4によれば隔壁18はねじスリーブ66と接続された或いはこれを含有 する閉鎮蓋板65を有する。閉鎖蓋板65はスリーブ66により密封状態に接続 孔28に締め付け可能である。スリーブ66は可溶スリーブとして構成されるか 、接続部が熱的に容易に破壊可能な溶接継ぎ目或いは溶接結合として構成される 。この2つの手段を組み合わせることも可能である。好ましくはシールのため閉 鎖蓋板65の縁部の円錐状のガイドが設けられる。この縁部はその場合シールフ ラ ンジ24の内側に曲げられた部分24aに密接する。この縁部はそれ故リング状 のシールとなる。この例では閉鎖蓋板65の中央に置かれる部分は可溶スリーブ 66として形成されている。 隔壁18は内側の蓋板或いは閉鎖蓋板65の他にスリーブ66と共に、図1に おいて既に説明したように、付加的な蓋36を持っている。この付加的な蓋36 は取り付けねじ67によりパッキングと共に外側からスリーブ66にねじ止めさ れる。蓋36は上部に張出アーム68を介して重り69を備えている。蓋36の シールリング35もこの場合シールフランジ24に密接している。図1乃至3の 実施例の場合のように、この場合もシール隔壁18から構造物に何らの力も伝達 されないように構成されている。 この例ではブッシュ30は保持体30aにより接続孔28の全く外側の前置室 10に設けられている。 機能障害の際拡散する炉心溶融物はブッシュ30を持ち上げ、ブッシュ30は 浮き上がる。炉心溶融物はそれから接続孔28の入口における排出口に流入する 。シールはシール或いは支持軸受として構成されている。スラスト軸受65、6 6はこの場合前述の円錐部を介してシールフランジ24に引っ張られる。スラス ト軸受65、66には可溶スリーブ66或いは可溶継ぎ手66sが組み込まれて いる。これらは露出している炉心溶融物によりその溶融温度を越えるとスラスト 軸受65、66から取り外される。これにより固定部、即ち取り付けねじ67が 密閉蓋36から持ち上げられる。密閉蓋36に固定された重り69は、密閉蓋3 6を反転させ、排出口を、場合によっては拡散室14にある水の圧力に抗して開 放するように作用する。 この実施例においてスラスト軸受65、66に作用する水圧によってこの軸受 は炉心溶融物に向かって傾く。この場合もガイドがスラスト軸受65、66のか じりを阻止している。スラスト軸受65、66の強さは、炉心溶融物と接触した 際ですら密閉蓋36が完全に溶融する前に、先ず可溶スリーブ66が溶融されて 外れるように選ばれている。炉心溶融物は流入する水の下を這って反転した密閉 蓋36の上或いは傍らを通って支持シールド6の外側にある広がり面15に達す る。 図5には内張24bに取り付けられたシールフランジ或いは内張枠24cが接 続部12に配置されている実施例を示している。この内張枠24cはこの場合接 続孔28を液密に閉塞するために使われている。隔壁18はこの場合蓋70と、 スラスト軸受71と、可溶部分73を含む接続要素72とからなる。接続要素7 2は蓋70をスラスト軸受71に接続している。この接続は蓋70が外側からシ ールフランジ24cに密封状態に、スラスト軸受71が内側から同様にシールフ ランジ24cに密封状態になるように構成されている。蓋70は好ましくは円形 の金属板であり、これにシールフランジ24cの範囲においてシールリング35 が嵌め込まれている。スラスト軸受71はこの例では、既に図1において示され たような三脚42を有している。この三脚42のボスに可溶部分73として内ね じを備えた可溶スリーブが固定されている。接続要素72は中央にボルトが配置 され、このボルトは可溶スリーブ73にねじ止めされている。点検作業の際可溶 スリーブ73がその位置から動かないように、ボルトにはその縁部に対して支持 されている渦巻きばね74が設けられている。接続要素72のボルトを蓋70に 対してシールするために銅製のパッキング75が使用される。この場合も蓋70 は張出アーム68を備え、これに重り69が取り付けられている。ブッシュ30 は右側において接続孔28の特別の部分空間に配置されている。この接続孔28 は上部範囲並びに両側に内壁20を備えている。 図5の実施例に対してはそれ故次のことが言える。即ち拡散室14側の排出口 は通路側にその開口の縁部に支持された三脚42を備え、この三脚はその中心部 に可溶部分73として可溶スリーブを備えている。この可溶スリーブには好まし くはばね付勢された締め付けねじ或いはボルトがねじ込まれ、これにより密閉蓋 70がパッキングリング35と共に排出口のシール面24cに押しつけられてい る。 炉心溶融物がブッシュ30を溶融すると、炉心溶融物は可溶スリーブに到達す る。これにより接続要素72のポルトの受けを溶融し、蓋70は落下する。これ により炉心溶融物は拡散室14に流入することができる。 図6の実施例においても接続部12に枠24が配置されている。この枠はU字 形或いはL字形の側面輪郭を持っている。さらにこの場合も拡散室14に蓋76 が設けられ、これは特に可溶密閉蓋として構成されている。この蓋はそのために 内側に張られた円形の金属板77を持ち、これは外側に例えば強度の高いプラス チックのような物質からなる絶縁部78を備えている。蓋76の金属板77は可 溶部80を含む締め付け部材79により枠24に対して密封状態に押しつけられ ている。 締め付け部材79は引っ張りロッド81或いは引っ張りアンカーを持っており 、可溶部80はこの例では引っ張りロッド81にねじ嵌めされる可溶締め付けナ ットである。引っ張りロッド81はその場合接続孔28内に斜めに配置されてい る。このロッドは一方では軸受部で蓋76に軸支され、可溶締め付けナットは他 方底部分の軸受に軸支されている。その場合対向受けとしてコンソール82が設 けられており、これは前置室10の範囲において補強枠22に固定されている。 引っ張りロッド81はその場合ブッシュ30に斜めに通されている。 図6に関してはそれ故次のことが云える。即ち引っ張りロッド81を介して可 溶密閉蓋76が排出口のシールフランジ24に向かって引きつけられる。引っ張 りロッド81はその場合可溶締め付けナット80を備え、これは排出通路或いは 接続孔28の前置室10に向いた側に配置されている。この可溶締め付けナット 80は、炉心溶融物と接触したときに溶融される。これにより押圧力が失われ、 可溶密閉蓋76が開かれる。炉心溶融物はそれから乾燥した拡散室14に入るか 、いわゆる湿式構造においては、水槽に入る。 可溶密閉蓋76がその外側に絶縁体78を備えることは意義がある。構想上の 条件により或いは事故によって起こり得るのであるが、もし拡散室14に水があ ったとしても、この水により可溶密閉蓋76は冷却されないので、、金属板77 の確実な完全溶融が保証される。 図7に示される実施例では前置室10と拡散室14との間の傾斜した接続部1 2には化学的な反応剤84並びに充填材85が密に配置されている。さらに接続 部12の圧力容器側の部分に反応剤84のための点火装置86が納められている 。この点火装置86は一部が反応剤84の上にも配置されるのがよい。この反応 剤84としてはテルミットが使用されると有利である。充填材85としてはコン クリートが使用される。テルミットと少なくとも部分的にその上に配置された点 火 装置を使用することにより化学的反応剤84は上から点火して上部に炉心溶融物 の通路空間を開けることができる。接続部12の前方部分には特に金属からなる 蓋87が密封配置される。 図7に示す実施例は湿式の拡散室14に対しても、また乾燥式の拡散室14に 対しても適しているが、どちらかと言えば後者の方が優先される。支持シールド 6を貫通した流出通路としての接続部12は原子炉圧力容器2の側が蓋87によ り原子炉ピット4からの圧力波に対して密閉されている。蓋87が炉心溶融物に よって溶融すると、この炉心溶融物は点火装置86に達する。そしてテルミット 84の点火によって特に格子構造に形成された可溶部分を溶融させる。これによ り接続部12は炉心溶融物を通流させるように開かれる。炉心溶融物はそれによ り拡散室14の中に流入する。拡散室14が水で満たされている湿式の場合には ここに置かれるノール部は漏れ監視装置によって制御されて、水が前置室10に 浸透するのを検出する。 図8による実施例においては隔壁18が主として熱絶縁性の薄い金属板88で 形成され、これにより接続部12が閉塞されている。この金属板88は特にスチ ールからなる。これは拡散室14を被覆するために元々設けられている被覆或い は金属の内張りとすることもできる。金属板88は接続孔28の開口の範囲に補 強リブ89を備えている。これにより、例えば拡散室14側に水が浸入すること に基づく湾曲が阻止される。金属板88はそれ故密封隔壁として作用する。 その外側には特にセラミックスよりなる間隔片90が設けられている。この間 隔片は例えば円筒状の輪郭を持つ。間隔片90は全て好ましくは弾性ゴムよりな る円形の絶縁体91により覆われている。この絶縁体91はその縁部が突き出て いる。この縁部の外側にフランジ或いは固定リング92が取り付けられている。 絶縁体91はこのフランジリング92によりその位置に初期圧力をもって保持さ れる。フランジリング92は締め付けねじ93により、金属板88に固定されて いるリング状の突起或いは対向フランジ94に締め付けられている。固定手段9 2、93、94は絶縁体91を金属板88に対して間隔をもって保持している。 この間隔はその場合互いに並置される間隔片90によって決められている。万一 拡散室14にある水が金属板88の冷却に作用することがなく、金属板88が完 全に溶融することがないようにすることは意義がある。図8に示される中空室9 5は熱絶縁に貢献する。それにより絶縁体91が既に薄い金属板88が溶融して 初めて溶融することが保証される。 図8ではさらに拡散通路としての接続孔28が拡散室14の方向に傾いている ことが示されている。前置室10の側には溶融し易い壁96が設けられている。 この壁はリブ98を装着したスチール板97からなる。スチール板97はケイ酸 塩化コンクリートからなる被覆99を持っている。この壁96は接続孔28への 入口開口を密封している。これは原子炉圧力容器2の機能障害の際例えば20バ ールの圧力を受ける作用をする。 炉心溶融物が溶融し易いシール壁96に達すると、ケイ酸塩化コンクリートか らなる被覆保護層99が溶融した後リブ98を備えたスチール板97が溶融する 。炉心溶融物は次に傾斜した接続孔28或いは流出通路を通って補強リブ89を 備えた対向の金属板88に到達する。そしてこれを溶融し、次いで絶縁体91が 溶融される。これによってフランジシールが開く。絶縁体として作用するセラミ ックの間隔片90は金属板88の溶融の際絶縁体91が早期に損傷するのを阻止 している。なぜならば金属板88が万一拡散室14にある水によって冷却されて はならないことは重要であると認識されているからである。間隔片90及びその 間にある中空室95の空気クッションは良好な絶縁効果を持つので、逆冷却が阻 止される。 図9による実施例においては隔壁18は薄い金属板88によって形成されてい る。この金属板はこの場合も特に金属被覆として或いは内張りとして形成するこ とができる。この金属板88は接続部12の拡散室側を閉塞するように配置され ている。隔壁18はさらに中空の絶縁体100を備え、これはこの例ではポット 状に形成されるのがよい。絶縁体100は固定縁部を持つ。さらに以下に詳しく 説明する固定手段が設けられ、これにより絶縁体100が金属板88の前に固定 されている。絶縁体100は中空室95、特に空気室を既に含むか、金属板88 に押圧される際一緒に形成される。この例では後者が選ばれている。空気室はこ こでは熱絶縁の作用をする。絶縁体100も絶縁の性質を持っている。これは好 ましくは強化ゴムからなる。 前記の固定手段は、この例では三脚として形成されている補強体101を含む 。三脚はその脚部でねじボルト102により絶縁体100の縁部を間に挟んで金 属板88にねじ締めされている。絶縁体100はその場合金属板88に密接して いる。固定のためにはコンクリートアンカー103を介して支持シールド6に固 定されているフランジ94が作用している。固定手段にはフランジ94に配置さ れている補強板104も含まれる。 三脚101の中心ばねじポルト105によってポット状の絶縁体100と結合 される。これによって万一拡散室14に水があってもその水の圧力が空気室95 を、熱的に効果がないように圧縮することはない。 接続孔28には溶融し易い栓106が配置されている。これは例えばケイ酸化 コンクリートからなる。 図9の実施例においては次のことが云える。即ち、拡散室14の方向に傾斜し た流出通路或いは接続孔28がシールドピット4側の圧力を伝達するために溶融 し易い材質からなる栓106で充填されている。拡散室14の側には金属板88 、好ましくはスチール板がシール隔壁として設置されている。その外側には補強 体101により絶縁体100が空気室95を形成するために中央に保持されてい る。絶縁体100はその周囲でフランジ94に対してシールされている。 溶融し易い栓106が完全に溶融すると炉心溶融物は、、絶縁作用をする空気 クッション95により冷却されない薄い金属板88に到達し、従って溶融する。 それ故、絶縁体100が早期に機能を失うことはない。次いで絶縁体100は開 かれ、炉心溶融物は拡散室14に流入する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ホルマン、ヨーゼフ ドイツ連邦共和国 デー‐96132 シユリ ユツセル フエルト ローゼンシユトラー セ 17

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.a)原子炉圧力容器(2)の下に配置された前置室(10)と、 b)炉心溶融物を拡散するための拡散室(14)と、 c)前置室(10)と拡散室(14)との間に配置され、炉心溶融物によって破 壊可能な隔壁(18)と、 を備えた原子炉圧力容器(2)からの炉心溶融物の捕集装置において、この隔壁 (18)が複数個の部品よりなり、そのうちの少なくとも1つの部品(46、5 4、61、65)が炉心溶融物によって破壊可能であり、しかもこの部品が隔壁 (18)の他の部品と接続され、上記の1つの部品(46、54、61、65) が破壊したとき炉心溶融物を前置室(10)から拡散室(14)に導く流路が開 かれるようにしたことを特徴とする原子炉圧力容器からの炉心溶融物の捕集装置 。 2.隔壁(18)が蓋(36)と可溶ねじ(46)を有し、蓋(36)は可溶ね じ(46)により前置室(10)から拡散室(14)への接続部(12)に密封 配置されている(図1)ことを特徴とする請求項1記載の装置。 3.蓋(36)が引っ張りロッド(34)及び可溶ねじ(46)により接続部( 12)の流出口に密接している(図1)ことを特徴とする請求項2記載の装置。 4.可溶ねじ(46)が接続部(12)の流入側に配置されているスラスト軸受 (38)の構成要素であり、スラスト軸受(38)が三脚(42)を含む(図1 )ことを特徴とする請求項3記載の装置。 5.蓋(36)が金属板のケース(37b)に封じ込まれている多数の薄壁のパ イプ(37a)を有する(図1)ことを特徴とする請求項2、3又は4記載の装 置。 6.隔壁(18)が蓋(51)と可溶軸受ボルト(54)を含み、蓋(51)は 可溶軸受ボルト(54)により前置室(10)から拡散室(14)に通ずる接続 部(12)に密封配置されている(図2)ことを特徴とする請求項1記載の装置 。 7.蓋(51)が接続部(12)の山に配置され、可溶軸受ボルト(54)によ り内側からシール面(50)に押しつけられる(図2)ことを特徴とする請求項 6記載の装置。 8.接続部(12)の中に円錐形のシール面(50)が設けられ、これに蓋(5 1)が接している(図2)ことを特徴とする請求項7記載の装置。 9.蓋(51)が押圧ロッド(56)を介して可溶軸受ボルト(54)に接続さ れている(図2)ことを特徴とする請求項6、7又は8記載の装置。 10.接続部(12)の中に金属からなる内張り(26)が設けられ、これに可 溶軸受ボルト(54)が、好ましくは2つの目(53)を介して固定されている (図2)ことを特徴とする請求項6乃至9の1つに記載の装置。 11.蓋(51)が開口(52)を持ち、これを介して押圧ロッド(56)の締 め付け要素(55)が拡散室(14)から操作可能である(図2)ことを特徴と する請求項9又は10記載の装置。 12.隔壁(18)が少なくとも1つの蓋(60)を含み、この蓋(60)が可 溶継ぎ目(61)に溶接されているボルト(62)により密封しで接続部(12 )に締め付け可能である(図3)ことを特徴とする請求項1記載の装置。 13.接続部(12)に好ましくはリング状のシール体(58)が設けられ、こ れに蓋(60)の縁部が支持されている(図3)ことを特徴とする請求項12記 載の装置。 14.もう1つの蓋(63)が設けられていると共に、ボルト(62)がこのも う1つの蓋(63)を貫挿され、拡散室(14)の側に取り付けナット(64) を備えているねじボルトである(図3)ことを特徴とする請求項12又は13記 載の装置。 15.ボルト(62)がほぼ中央に配置されていることを特徴とする請求項12 記載の装置。 16.隔壁(18)が、スリーブ(66)と接続されかつこのスリーブ(66) により密封して接続部(12)に締め付けられる閉鎖蓋(65)を含み、スリー ブ(66)は可溶スリーブとして及び/又はスリーブ接続(66s)は可溶スリ ーブ接続として構成されている(図4)ことを特徴とする請求項1記載の装置。 17.接続部(12)に好ましくはリング状のパッキング(24a)が設けられ 、これに閉鎖蓋(65)の縁部が支持されている(図4)ことを特徴とする請求 項16記載の装置。 18.閉鎖蓋(65)の中央部品が可溶スリーブとして形成されている(図4) ことを特徴とする請求項16又は17記載の装置。 19.隔壁(18)が取り付けねじ(67)により閉鎖蓋(65)に固定される 蓋(36)を付加的に含むことを特徴とする請求項16、17又は18記載の装 置。 20.蓋(36)が金属板ケース(37b)に納められている多数の薄壁のパイ プ(37a)を持っている(図4)ことを特徴とする請求項19記載の装置。 21.蓋(36)が張出アーム(68)に重り(69)を備えていることを特徴 とする請求項19又は20記載の装置。 22.隔壁(18)が接続部(12)に配置された枠(24c)、蓋(70)、 スラスト軸受(71)及び蓋(70)とスラスト軸受(71)との間に可溶部分 (73)を持つ接続要素(72)を備え、蓋(70)が外側から枠(24c)に 密接され、スラスト軸受(71)が内側から枠(24c)に支持されている(図 5)ことを特徴とする請求項1記載の装置。 23.スラスト軸受(71)が三脚(42)を含む(図5)ことを特徴とする請 求項22記載の装置。 24.可溶部品(73)が可溶スリーブであり、接続要素(72)が可溶スリー ブで締め付けられるボルトを持つ(図5)ことを特徴とする請求項22又は23 記載の装置。 25.可溶スリーブが三脚(42)のボスの範囲に配置されている(図5)こと を特徴とする請求項23又は24記載の装置。 26.蓋(70)が好ましくは円形の金属板である(図5)ことを特徴とする請 求項22乃至25の1つに記載の装置。 27.蓋(70)が張出アーム(68)を備え、これに重り(69)が取り付け られている(図5)ことを特徴とする請求項22乃至26の1つに記載の装置。 28.隔壁(18)が接続部(12)に配置された枠(24)、蓋(76)及び 可溶部分(80)を持つ締め付け部材(79)を備え、蓋(76)が締め付け部 材(79)により枠(24)に密接している(図6)ことを特徴とする請求項1 記載の装置。 29.締め付け部材(79)が引っ張りロッド(81)を備え、可溶部分(80 ) が引っ張りロッド(81)にねじ締められる可溶締め付けナットを備えている( 図6)ことを特徴とする請求項28記載の装置。 30.引っ張りロッド(81)が接続孔(28)に傾斜して配置されている(図 6)ことを特徴とする請求項29記載の装置。 31.締め付け部材(79)が一方では蓋(76)に、他方では底の部分に支承 されている(図6)ことを特徴とする請求項28乃至30の1つに記載の装置。 32.スラスト軸受として接続部(12)の前置室(10)の範囲の補強枠(2 2)に固定されているコンソール(82)が設けられている(図6)ことを特徴 とする請求項31記載の装置。 33.蓋(76)が拡散室(14)の側に配置されている(図6)ことを特徴と する請求項28乃至32の1つに記載の装置。 34.蓋(76)が可溶シールカバーとして形成され、絶縁部(78)を備えて いる(図6)ことを特徴とする請求項28乃至33の1つに記載の装置。 35.隔壁(18)が充填物質(85)、化学的反応剤(84)及び好ましくは また反応剤(84)の点火装置(86)によって形成されている(図7)ことを 特徴とする請求項1記載の装置。 36.反応剤(84)としてテルミットが設けられている(図7)ことを特徴と する請求項35記載の装置。 37.点火装置(86)が少なくとも部分的に反応剤(84)の上に配置されて いる(図7)ことを特徴とする請求項35又は36記載の装置。 38.充填物質(85)としてコンクリートが設けられている(図7)ことを特 徴とする請求項35乃至37の1つに記載の装置。 39.隔壁(18)が接続部(12)を閉塞する薄い金属板(88)、絶縁体( 91)、少なくとも1つの間隔片(90)及び絶縁体(91)を金属板(88) に対して間隔を置いて保持する固定手段(92、93、94)によって構成され 、この間隔が間隔片(90)によって定められている(図8)ことを特徴とする 請求項1記載の装置。 40.薄い金属板(88)が補強リブ(49)を備えている(図8)ことを特徴 とする請求項39記載の装置。 41.金属板(88)がスチールからなり、及び/又は絶縁体(91)がゴムか らなり、及び/又は間隔片(90)がセラミックスからなる(図8)ことを特徴 とする請求項39又は40記載の装置。 42.固定手段(92、93、94)が固定リング(92)及び幾つかのねじ( 93)を含む(図8)ことを特徴とする請求項39乃至41の1つに記載の装置 。 43.接続部(12)の前置室(10)側に、好ましくはリブを備えたスチール 板(97)を含む溶融し易い壁(96)が設けられている(図8)ことを特徴と する請求項39乃至42の1つに記載の装置。 44.隔壁(18)が接続部(12)を閉塞する薄い金属板(88)、中空の絶 縁体(100)及びこの絶縁体(100)を金属板(88)に対して保持する固 定手段(94、101、104)により形成され、少なくとも1つの熱絶縁のた めの空気室(95)が設けられている(図9)ことを特徴とする請求項1記載の 装置。 45.空気室(95)が好ましくはポット状に形成された絶縁体(100)と金 属板(88)との間に構成されている(図9)ことを特徴とする請求項44記載 の装置。 46.金属板(88)はスチールからなり、及び/又は絶縁体(100)は強化 ゴムからなる(図9)ことを特徴とする請求項44又は45記載の装置。 47.固定手段(94、101乃至104)が絶縁体(100)を金属板(88 )に密封して固定する補強体、好ましくは三脚を含む(図9)ことを特徴とする 請求項44乃至46の1つに記載の装置。 48.固定手段(94、101乃至104)が支持シールド(6)に固定されて いるフランジ(94)を持っている(図9)ことを特徴とする請求項44乃至4 7の1つに記載の装置。 49.接続孔(28)に溶融し易い栓(106)が配置されている(図9)こと を特徴とする請求項44乃至48の1つに記載の装置。
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