JPH08510861A - 日光集配装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 日光を捕獲して、建物、或いは他の構造物内の目標区域に方向付けるように設計された装置。ハウジングは、開口部と、その開口部に入ってくる日光を目標区域に向かって方向付ける無給電指向手段とを提供する。その無給電指向手段はまたハウジング内の反射表面に向かって日光を方向付けて、順に、目標区域に向かってその日光を方向付けることが出来る。

Description

【発明の詳細な説明】 日光集配装置 発明の分野 本発明は建物内の目標区域に日光を方向付ける分野に関する。特に、本発明は 日光を効率的に収集して、建物の内部の目標区域に向かって方向付ける装置に関 する。 発明の背景 本発明との関連で使用されるとき、日光は、直接的であるか、或いは雲、或い は他の気象学的現象を通して漏れてきたかに関わらず、太陽光の全ての形を含む 。利用可能な日光の量は、晴れた、日当たりがよい昼間には特に高いが、日光を 建物内に伝達するために効率的に装置が使用されるときには曇った日でも内部照 明のためには足って余りあるものである。 建物のような囲まれた構造物内の区域を明るくするために日光を使うことに多 くの利益がある。内部照明のための人工照明に更に日光を使用すると、美的感じ が良好となる一層バランスのとれた目標物のカラー表現を提供し、そして建物の 内部を人工的に照明するエネルギーの必要性をも減らす。追加的利益は、人工照 明源により生成される放射エネルギー量の低減である、それは、順に、建物内の 快適温度を維持するのに必要とされる冷却量を低減できる。 日光を建物内部に伝達するための既知システムは天窓 と窓を含む。そのシステムは典型的に効率、或いは均等な分配を犠牲にする。そ れらは日光を効率的に取集することも、それを均等に建物内部に伝達することも できない。更に、そのシステムの多くは、両方とも望ましくない寒い天候時の熱 損失と暖かい天候時の熱利得で有名である。更に、そのシステムは典型的に空の 太陽の位置を補償しない、そして、その結果、年間を通じての各季節の違いだけ でなく、日毎の異なる時間における日光の変化レベルを建物内に伝達しない。大 抵の場合、そのシステムにより伝達される光の量と質とは内部照明には適してい ない。 分配の均等性を高めるために、多くの天窓の設計は、無秩序に日光を散乱させ る拡散パネル、或いは材料を含む。その無秩序な散乱は、特に鋭くない照明をも たらす。 建物の内部に日光を伝達するためのより効率的な装置を提供するための多くの 試みがなされている。空を横切る太陽の視運動を追うために機械的追尾システム を必要とする太陽追尾装置が使用されている。但し、そのようなシステムは、維 持するのが高価で、且つ困難であるので、限定された使用となる。 発明の要約 本発明は、建物、或いは他の構造物の内部に日光を伝達するための既知システ ムに関連した多くの問題と欠点とを扱う。 １つの局面において、本発明は、建物内の目標区域に向かって光を方向付ける ことによる装置の効率を改善するフレネルレンズ系の形式の無給電指向手段を提 供する。好適フレネルレンズは装置の許容角度をも増す、それはその効率をも高 める。 それは日光を共に直接的に目標区域に方向付けることと、本発明の効率的光伝 達を提供する許容角度を増すこととの結合である。好適形態においては、本発明 は、典型的な拡散天窓のものの半分しかないグレージング面積を用いて目標区域 に、平均して、より多くの光を送る。その結果は、効率的な光取集伝達装置とな り、それはまたエネルギー効率的でもある。 他の局面において、無給電指向手段として使用されるフレネルレンズ系はまた 、目標区域に向かって光を反射する装置内の反射表面に向かって日光の一部を方 向付ける。直接的に伝達された日光への反射した日光の追加と、増加した許容角 度とは、装置により提供される照明の効率と均等性とを更に強化するだけである 。 本発明の好適形態はまた、建物に入ってくる光を拡散する天窓と比べて光学的 に鋭い照明をも提供する。本発明と関連した無給電指向手段はそれに突き当たる 日光を発散するが、それは拡散パネルと関連した無秩序な散乱なしに行う。その 結果、好適発散レンズにより形成された虚像は不変となり、それは日光照明と関 連したバランスカラー表現を更に強化する。 好適レンズの光学的特性はまた、建物内部に居る人が空との視覚的関係を維持 することができるようにもする。大抵の場合、その好適装置は、空、太陽、雲、 その上を飛ぶ鳥、そして夜間には月さえも見ることが出来るようにする。それら の光学的特性は単に拡散天窓だけで有効とはならない。 更に、本発明の好適形態の、拡散と反対の発散光学特性は、拡散型天窓により 提供される光で利用できるよりもより鋭い建物内での画像形成を提供する。本発 明は、太陽光の不変直射光線を建物内に入射させることに関連した欠点のない利 点を提供する。その不変光線は、それらの強度と発散の相対的欠如（例えば、典 型的太陽光は約１／２”しか発散しない）のため狒しい光を引き起こす。建物内 に入る光線を更に発散させることにより、不変光線と関連した狒しさや他の問題 は本発明により低減される。 他の局面において、本発明は屋根に提供された開口部を通じて建物内に日光を 方向付けるために現存する屋根上に設置可能な屋根窓ユニットとして提供される 。好適な屋根窓は、朝、正午と遅い午後／日暮の日光を確保して建物の中に方向 付けるように向けられた３つの開口部を含む。許容角度を増やして、そして所望 目標区域に日光を方向付けるために、各開口部は、好適形態においては、複合発 散放射状フレネルレンズパネルである無給電指向手段を備えている。他の無給電 指向手段もまた、以 下で議論されるように、考えられる。 好適形態はまた、建物内の目標区域に向かって日光を反射する屋根窓内の反射 表面を含む。その反射表面は、日光を目標区域に向かって方向付ける際に無給電 指向手段と協力するように設置される。 屋根窓装置の１つの利点は、現在の天窓システムを本発明によって提供される エネルギー効率と置き換えるその能力である。好適屋根窓装置は、寒い天候時の 熱損失と暖かい天候時の熱利得との両方を低減するためにしっかりと断熱された （既知天窓と比較して）ハウジングを含む。更に、本発明は、これらのエネルギ ー節約の利点を提供できると同時に、建物の内部に伝達される光をも増すことが 出来る。 これらや他の種々の利点や本発明を特徴づける特長は請求の範囲で入念に指摘 される。しかしながら、発明やその利点をより良く理解するために、それについ ての更なる部分を形成する図面や、本発明の好適形態が例示され、説明される添 付の記述資料への参照が行われるべきである。 図面の簡単な説明 図１は本発明による装置の一形態の正面斜視図である。 図２は装置の内部を露出するように排除されたグレージングパネルとレンズパ ネルとを有する図１の装置を描写する。 図３は本発明による好適形態のグレージングパネルの横断面図である。 図４は図１の装置の背面図である。 図５は本発明による好適形態のハウジングの横断面図である。 図６は図１の装置の平面図である。 図７は、もし図１であるなら、装置の側面図である。 図８は本発明による好適無給電指向手段と反射表面とでの光の相互作用の略図 である。 図９は本発明による装置の交代的形態の斜視図である。 図１０は本発明による装置の交代的好適形態の斜視図である。 図１１は本発明による装置の交代的好適形態のハウジングの横断面図である。 図１２は図１０の２つの半分割ハウジングの分解図である。 図１３は本発明のグレージングパネルの横断面図である。 図１４は図１３の分解図である。 図１５は図６の構造の正面図である。 発明を実施するための最良の形態 本発明は日光を獲得して、建物あるいは他の構造物内の目標区域にそれを方向 付けるように設計された装置を含む。そうするために、本発明は複数の開口部と 目標区 域に向かって開口部に入る日光を方向付ける無給電指向手段とを有するハウジン グを含む。一つの好適形態において、無給電指向手段はまた、ハウジング内の反 射表面に向かって日光を方向付けて、順に、目標区域へ向かってその日光を方向 付ける。 本発明に関して説明されるように、目標区域は一般に装置１０の下に位置する 。目標区域のサイズと形状は、それらには限定されないが、光が装置１０に突き 進む角度、装置１０の設計、そして目標区域上のその高さを含む多数の要素によ り変更可能であることは理解されよう。 図１は本発明による装置１０の一好適形態の斜視図である。そこで示されるよ うに、装置１０はハウジング１２と、グレージングパネル３０、３２、３４とを はめた開口部２０、２２、２４と含む。それらのグレージングパネル３０、３２ 、３４の部分は明快にするために部分的に除去して示される。 本発明による装置１０は構造物の屋根の上に置かれるように設計されるので、 雨、雪、或いは他の望まれない風雨から構造物内のいかなる開口も守らなくては ならない。ハウジング１２は建物、或いは他の構造物内に形成された開口部と適 合するように設計されるその周囲に形成された一体枠１４を包含するのが望まし い。 図１に描かれた装置１０は平らな屋根の上での使用のために設計される。本質 的に装置１０は、日光を構造物内に入れるために使用される屋根窓を形成する。 ハウジ ング１２の機能は、太陽に対してグレージングパネル３０、３２、３４を適切な 関係で維持することだけでなく、風雨から建物内への開口部を密閉することであ る。他の屋根窓の形状や設計は、もし屋根が平らでない場合、或いは異なる形状 がその屋根窓に必要ならばそれらと置き換え可能であることは理解されよう。グ レージングパネル３０、３２、３４は、一重、二重、三重グレージングを含む多 数の異なる種類のものである。そのグレージングはまた、必要ならば断熱される 。それらの形態の全てにおいて、そのグレージングは各開口部２０、２２、２４ 内に可能な限り多くの日光を入れるために望ましくは透明である。 装置１０内のグレージングパネル３０、３２、３４の真後ろに位置するのは、 開口部２０、２２、２４に入る日光を目標区域に方向付けるように提供された無 給電指向手段である。図１に描かれた好適形態においては、無給電指向手段は各 開口部２０、２２、２４内に複合発散放射状フレネルレンズを含む。好適レンズ パネル４０、４２、４４は装置１０内の適切な開口部２０、２２、２４と適合す るような大きさに作られたレンズパネルを形成する放射状フレネルレンズの配列 を含む。 そのレンズパネル４０、４２、４４はグレージングパネル３０、３２、３４の 内部表面に近接して搭載されるのが望ましい。レンズパネル４０、４２、４４の エッジ部は、パネル４０、４２、４４の周辺部の回りにギャッ プを提供するモールディングそして／または機械締め具を用いてハウジング１２ 上に設置される。そのギャップはレンズパネルとグレージングパネル間に気流を 与えることにより二つのパネル間での凝縮と熱上昇を制限する。好適形態におい て、設置するハードウェアはレンズパネル４０、４２、４４の膨張と取縮とに対 しても考慮する。 好適レンズパネル４０、４２、４４は、装置１０がその上に設置される建物内 の目標区域に向かって各開口部を下方に入ってくる日光の一部を方向付けるのが 望ましい。更に、レンズパネル４０、４２、４４は、開口部に入ってくる日光の 一部をハウジング１２内の一つ以上の反射表面１５ー１９に向かって方向付ける 。それらの反射表面は、明快さのためにレンズパネル４０、４２、４４を除去し た図２で最も良く示される。反射表面１５‐１９は、それらを建物内下方に突き 進む日光を所望の目標区域に方向付けるように向けられるのが望ましい。 好適形態は複合放射状フレネルレンズパネルを含むが、多くの他の異なるタイ プの無給電指向手段が提供されることも可能であることは理解されよう。１つの 選択肢は、建物の目標区域に向かって内向発散光パターンをも提供する線形フレ ネルレンズパネルを含む。他の選択肢は、光条が交差する（即ち平行ではない） 線形フレネルレンズのペアーである。その選択肢は好適放射状フレネルレンズの 発散パターンをシミュレートするために使用できる。更に、ハウジング１２内の 各開口部内に適切に設置 された独立発散レンズ（非フレネル）の配列は、本発明の無給電指向手段を提供 するために使用できる。他の選択肢は、光学系を提供する当業者には既知である 。 無給電指向手段がどのような形を取ろうと、本発明の利点を強化する二つの機 能を果たすべきである。第一の機能は、開口部に入ってくる日光を目標区域に向 かって直接的に方向付けることである。第二の機能は、開口部２０、２２、２４ に入ってくる日光に対する許容角度を増すことである。更に、好適形態において は、無給電指向手段はまた、反射のためのハウジング１２内に提供されたいかな る反射表面に向かう日光の一部も目標区域に向かって方向付ける。 好適レンズパネル４０、４２、４４は、それらの垂直軸からプラス、或いはマ イナス３０度外れた許容角度を与える。許容角度の重要性は以下で更に詳細に論 じられる。概略的ではあるが、許容角度は、太陽が夏至時の最高点にあるか、或 いは冬至時の最低点にあるか（北半球で）のいずれの時でも一年の異なる時間に おいて太陽からの光を受け入れることによる装置１０の光収集能力を増すために 使用できる。 レンズパネル４０、４２、４４、そして／またはグレージングパネル３０、３ ４とはまた、日光がハウジング１２内の開口部に入った後にそれを少なくとも部 分的に分散させるために拡散手段をも包含できる。好適形態においては、その拡 散手段はフレネルレンズパネルの平板 表面上に位置するが、別の拡散要素を装置１０に加えることも出来る。他の可能 な拡散手段の例は、オーバーヘッドプロジェクターや、他の光学装置に見られる ものと同一の点描、或いは前方分散フィルムを含む。好適形態においては、拡散 手段は開口部に入ってくる日光を完全に拡散しないが、むしろそれを柔らかくし 、そしてもし僅かに鋭さがなければ、発散レンズにより形成された虚像を損なわ れずに残す。交代的に、拡散手段は完全な拡散を提供できるが、そのような作用 は目標区域への光伝達を減少させる。 その好適放射状フレネルレンズパネル４０、４２、４４は、但し、開口部２０ 、２２、２４に入ってくる日光を拡散するためのいかなる手段も包含しない。む しろ、反射表面１５ー１９が、光がそれらに突き当たった後に発散させる反射コ ーティングで供給されるのが望ましい。換言すれば、好適反射表面１５ー１９は 鏡のような反射表面を提供しない。 好適反射コーティングは3M Company，St．Paul，Minnesota，から商標名DAYLI GHTING FILMで入手可能である。それは反射層に接着された線形フレネルレンズ を有し、そしてその反射層を保護するためにプレキシグラス、或いは他の強化材 料の薄い層で裏打ちされた複合ラミネートから構成される。フレネルレンズ内の 線形光条は反射層に突き当たる光を約１０度発散させる。 交代的に、反射表面１５ー１９は建物内の目標区域に 向かってそれらの表面に突き当たる光の大部分を反射して、拡散させるように設 計される仕上げした白色表面で提供できる。他の交代的反射手段は、両方共に鏡 面のものと、非鏡面のものとがあり、それらは当業者には既知である、そして上 述のこれらと置き換えることが可能である。 図３は本発明による好適グレージングパネル３０の一つと好適レンズパネル４ ０の横断面を描く。そこに示されるように、好適グレージングパネルは閉じこめ られた空気ギャップ６１により分離された二枚のガラス６０と６２とを含む。こ の二重グレージングパネル３０はハウジング１２内の開口部２０内に設置される 。上述のように、一重、或いはΞ重のグレージングは好適二重グレージングと置 き換えることが出来ることは理解されよう。更に、空気ギャップ６１は、グレー ジングパネル３０の断熱特性を更に強化するために排出されて、不活性ガスと入 れ換えることが出来る。 好適形態においては、そのレンズパネル４０は装置１０の内部に設置される。 装置１０の内部にレンズパネル４０を提供することにより、それは、レンズ系の 性能を低下させるごみや残骸だけでなく、風雨からも守られる。 グレージングパネル系と無給電指向手段との他の結合もまた考えられる。特に 、レンズパネル４０は二枚の別のグレージングパネル間に置かれるか、或いはレ ンズパネル４０それ自体が開口部２０を覆うグレージングパネ ルの役目を果たすことが可能である。更に、レンズパネル４０は断熱したグレー ジング系に組み込むことが出来る。上記の種々の組み合わせは、本発明による日 光のための無給電指向手段と同様に必要なグレージングを提供するために使用で きる。 図４において、ハウジング１２の後部は装置の内部の反射表面１５、１６、１ ７、１８、１９に対応する表面４５、４６、４７、４８、４９を含むことが示さ れる。装置１０の好適形状は、装置１０から落下する雨、雪、そして他の落下物 を、装置がその上に設置される建物に入ることなく方向付ける。それで、それら の表面は適切な排水設備を備えるために傾いている。但し、ハウジング１０の後 部はその目的を達成するために多くの形状を取り得ることは理解されよう。 図５において、好適形態の好適ハウジングの横断面が描写されるが、好適ハウ ジング１２は内部壁５０と外部壁５２とを含むことが示される。好適形態におい ては内部壁５０と外部壁５２の両方が、当業者には既知の成型ファイバーガラス 複合物から形成される。 内部と、外部の壁５０と５２は、装置１０に対して構造的一体化を提供するこ とが必要なところでは支えにより支持される。断熱層５１は、装置１０のハウジ ング１２を通じて寒い天候時には熱損失を低減し、そして暖かい天候時には熱利 得をも低減するために内部と外部壁５０と５２間に提供されるのが望ましい。ハ ウジング１２ を構成する材料や方法は多様となることは、もちろん理解されよう。ハウジング １２の機能は、太陽と建物内部の目標区域とに関して開口部、無給電指向手段、 そして反射表面（必要ならば）をそれらの適切な向きに維持することである。そ れで、ハウジング構成の変形が、利用可能材料と構成コストとに基づいて予測出 来る。 装置１０のハウジングと他の部分の構成を説明してきたが、この議論は装置１ ０内で提供される所望の空間的関係に焦点をあてる。 図１と６で描写されるように、好適装置１０は３つの開口部２０、２２、２４ とを含む。装置１０が建物上に設置されるとき、開口部２０は、それが設置され る位置において空の子午線に面するように整列されるのが望ましい。空の子午線 は、太陽が一年のいかなる与えられた時間においてもその最高位置に昇る東西の 方向として定義される。 側面開口部２２と２４は、開口部２０が直面する方向から左右に各々６０度に ある方向に面するのが望ましい。結果として、開口部２２と２４は、図６に示さ れるように正面開口部２０と１２０度の角度を成す。側面開口部２２と２４、そ して正面開口部２０とに直面する方向間の他の角度も考えられるが、４５度より も小さな角度は世界の小部分のみに適する、そして同様に、９０度よりも大きな 角度は世界の異なる小部分における所望の照明特性を提供する。 側面開口部２２と２４は、太陽が朝の空、或いは遅い午後／日暮の空のいずれ かにあるとき目標区域に向かって日光を方向付けるために提供される。それで、 正面開口部２０と側面聞口部２２、或いは２４のいずれかとの間の正確な角度は 、使用者の望むように、いずれかの一日の終わりに多少の光を提供するために変 更できる。更に、好適角度は、太陽が冬至時にもっと遠くの南の水平線の方向に 昇り、そして沈む、そしてその年が夏至（北半球において）に接近するともっと 遠い北方に昇るので年間の種々の時間で変更できることは理解されよう。 使用者の位置と光の必要性により変更できる第二の変数は、各開口部と関連レ ンズ系との傾きである。好適形態においては、正面開口部２０と関連好適レンズ パネル４０は、北、或いは南半球の緯度の大部分において水平線から４０度の角 度をなして位置する。 但し、その傾きは、設置の位置における緯度によるのと同様に、冬、或いは夏 のいずれでも光の入射に適するように調整できる。換言すれば、より高い緯度に おいては、パネルの傾きは、装置１０の能力を高めて、日光を捕獲して、建物内 に方向付けるために４０度よりも大きくするのが望ましい。 側面開口部２２と２４は、空の太陽の位置が日の出と日没の両極端に接近する ときのより低いその位置を補償するために水平線から６０度の角度を成すように 傾斜させるのが最も望ましい。その傾きはまた、正面開口部２ ０に関して議論されるようにロケーションに対して調整できる。 好適形態においては、但し、各開口部２０、２２、２４の傾きの角度は、装置 １０の設計における美的理由のためと同様に装置１０の構成を単純化するために 同じである。装置１０内の中間傾斜角度は、図４、７に示されるように５０度で あるが、他の傾斜角度であっても良い。 一部、開口部２０、２２、２４の傾きはまた、装置１０内で使用された無給電 指向手段の許容角度の関数でもある。上述のように、好適無給電指向手段は＋ー ３０度の許容角度を有する複合発散放射状フレネルレンズ系である。異なる許容 角度を有する他のレンズ系は、最良の結果を提供するために各開口部の傾きの調 整を必要とする。このような変更は、しかしながら、最適値を決定するために、 典型的に実験を必要とするが、光学ソフトウェアが設計者にとって入手できる種 々の選択肢をモデル化するために使用できる。図８は、好適形態のレンズパネル ４０とレンズパネル４０の真後ろに位置する反射表面１７との間の関係を示す二 次元概略図である。図８は明快さと単純化のために二次元でしか描写されないが 、好適放射状フレネルレンズは三次元で作用することは理解されよう。 上述のように、好適レンズパネル４０は垂直軸から＋ー３０度の許容角度を有 する。レンズパネル４０に突き当たる光７０は二つの光線７０ａと７０ｂとに発 散する。 光線７０ｂは構造物内の目標区域に向かって下方に方向付けられ、そして７０ａ は反射表面１７に向かって方向付けられる。光７０ａは反射表面１７に突き当た り、そして光７０ｃとして目標区域に向かって反射される。実際には、光７０ａ のいくらかはレンズパネル４０を通じて後方にも反射されるが、装置１０の効率 を高めるためにこれらの反射を最小限にすることが望ましい。 好適形態においては、水平線からの反射表面１７の傾斜角度は望ましくは４５ 度である。同角度は反射表面１６、１８のためにも使用される。但し、反射表面 角度は、無給電指向手段の傾斜角度、光が無給電指向手段を出る角度、そして光 がそれに向かって方向付けられる目標区域の形状とサイズとに依存することは理 解されよう。もし、例えば、目標区域が大きければ、一つ以上の反射表面１６ー １８の傾きは入射光のより広範囲の分布を与えるために減少されても良い。交代 的に、反射表面は、もし光のための目標区域がより小さければより垂直な面に傾 斜されても良い。 更に、反射表面１６、１７、１８（それらは装置１０内の逆ピラミッド状を形 成するために結合する）は放射状フレネルレンズパネル４０、４２、４４を含む 好適形態の照明特性を高めるが、これらの反射表面１６ー１８は、その無給電指 向手段それ自体が上述のように拡散手段を含むならば排除されても良い。 もし拡散手段が、例えば好適線形フレネルレンズ系と 共に提供されたならば、その装置１０はハウジング１２内に反射表面１６ー１８ を必要としない。但し、このような反射表面は、それらが提供する与えられた目 標区域を照明するために装置１０の能力の何らかの改良に対してと同じように美 的理由で保持されても良い。 上述の本発明の好適形態は十分に平らな表面と線形状とを含むが、開口部を提 供するために使用されるハウジングには多くの形状を取ることが出来ることは理 解されよう。特に、一つの交代的ハウジングは、球の１部（例えば半球の）の形 をとることが出来る。球形状は、最適性能を提供するために与えられた緯度にお いて必要ないかなる傾きにおいてと同じように、ハウジングのベースの周囲部の 回りのいかなるロケーションにおいても開口部の配置を提供する。 更に、多くの他のハウジング設計が本発明により使用するために考案される。 交代的設計の他の例は図９で示される。そこで示されるように、ハウジングは、 一日の、そして／または一年の所望の時間に日光の捕獲と伝達とを最適化するた めのいかなる数の開口部でも包含可能である。 図１０と１１は本発明の交代的好適形態７０を示す。明らかなように、複数の 開口部よりもむしろ単一の開口部７１がある。複数開口部で説明された利点の全 ては単一開口部７１を通して達成されることが分かっている、それは曲がってい るので、複数の開口部と同結果を達成 する。本形態は、製造の容易さ、コスト低減、そして最小のグレージングのため に望まれる。単一レンズはハウジングの外部開口部に沿ってのみはめ込まれるの で、複数開口部構造には在ったような追加的仕切りが何もない。 その外部グレージングパネル７２は、前に説明した角度を可能にするが、多数 の他の角度をも付加することが出来るように曲げられるのが望ましい。グレージ ングパネル７２の背後に位置するのは、開口部７２に入ってくる日光を目標区域 に方向付ける無給電指向手段（図１３と１４で示される）である。 図１１は図１０の横断面図である。明白なように、そのパネル７２と反射表面 ７４とが示される。図１１で示されないが、７５として図１３において示される ようなレンズパネルが、図１４に示されるように、グレージングパネル７２に隣 接しているか、或いは確保されているのが望ましい。 更に、単一開口部の異なる面（７２（ａ）、７２（ｂ）、７２（ｃ））の角度 や方向もまた前にここで説明されたのと同じである。故に、各面は一方向に直面 する前に説明された各開口部に類似する方向に面する。 図１０と１１において、７４は反射表面であることが分かる。望ましくは、こ の反射表面は高光沢表面である。好適高光沢表面は一様な白い表面であるが、他 の高光沢表面も想像される。このような反射表面は前述されたように光が標的区 域に向かって下方に方向付けられるよう にする。 図１２で示されるように、図１１と同様、２つの半分割８０と８２から成るハ ウジングを構成するのが望ましい。８０はグレージングパネル７２のための開口 部を含み、そして単一一体構造として形成される。その下半分８２は反射表面７ ４を含む。望ましくは、二つの半分割ハウジングは熱可塑性材料から真空成型さ れる。その開口部７１は、両方の半分割から切り取られ、その半分割は合わされ て、前述のグレージングパネルは開口部７１を密封するために使用される。 好適形態において、図１３と１４に示されるように、無給電指向手段は、発散 放射状フレネルレンズパネル７５から構成される。好適レンズパネルは、装置７ ０内の適切な開口部７１にはまるような大きさに作られたレンズパネルを形成す る放射状フレネルレンズの配列から構成される。そのレンズパネル７５は柔軟で あるので、アクリルパネル７６の曲線に合うように曲げられても良い。 図１４に示されるように、グレージングパネル７２は複合構造であっても良い 。望ましくは、それは透明アクリル材料である外部グレージング７６を有する。 ７８は、3Mから市販されている高接着テープである。望ましくは、そのテープは ScotchブランドのＶＨＢテープである。それは二重被覆アクリル気泡テープであ る。８０はスペーサーであり、それもまたアクリル材料である。８２は７８とし て説明されたＶＨＢテープである。層８４は、 レンズ７５をアクリル合成物に接着する追加的片面テープである。望ましくは、 ７５は発散放射状フレネルレンズである。７６は、レンズ、或いは目標表面から リング模様を排除する光沢仕上げ面よりもむしろつや消し仕上げ面を有するのが 望ましいことも分かっている。本発明のグレージングの構成において、図１４で 示される複合構造が製造、切断されて、そして開口部７１に曲げられる。それは 、その後、ハウジング７０内の開口部の周辺部の回りにはめ込まれる。 その複合パネルは多数の形状をとることができる、それは図１で示されて、開 示されたもののように、３つの開口部システムをまねるように屈曲グレージング であるか、或いは図１０で示されるように湾曲グレージングである。本発明の多 数の特徴や利点が前の記述で、本発明を実施するために使用された一つの好適装 置の詳細と共に詳述されても、その開示は例示的でしかなく、且つ添付の請求の 範囲が表現される請求項の広い、一般的意味により指示される全範囲まで本発明 の原則の範囲内にある詳細な内容の変更は行われても良いことは理解されるべき である。

【手続補正書】特許法第１８４条の８ 【提出日】１９９５年４月２６日 【補正内容】 更に、そのシステムは典型的に空の太陽の位置を補償しない、そして、その結 果、年間を通じての各季節の違いだけでなく、日毎の異なる時間での日光の変化 レベルを建物内に伝達しない。大抵の場合、そのシステムにより伝達される光の 量と質とは内部照明には適していない。 分配の均等性を高めるために、多くの天窓の設計は、無秩序に日光を散乱する 拡散パネル、或いは材料を含む。その無秩序な散乱は特に、鋭くない照明をもた らす。 建物の内部に日光を伝達するためのより効率的な装置を提供するための多くの 試みがなされている。空を横切る太陽の視運動を追うために機械的追尾システム を必要とする太陽追尾装置が使用されている。但し、そのようなシステムは、維 持するのが高価で、且つ困難であるので、限定された使用となる。 US-A-5-117 811は天窓に入ってくる光の入射角度を増すための天窓開口部上に ピラミッド状レンズを有する光固定装置を開示する。チャネルは光を目標区域に 方向付けるための反射表面を含む。 発明の要約 本発明は、建物、或いは他の構造物の内部に日光を伝達するための既知システ ムに関連した多くの問題と欠点とを扱う。 １つの局面において、本発明は、建物内の目標区域に 向かって光を方向付けることによる装置の効率を改善するフレネルレンズ系の形 式の無給電指向手段を提供する。 好適フレネルレンズは装置の許容角度をも増す、それはその効率をも高める。 それは日光を共に直接的に目標区域に方向付けることと、本発明の効率的光伝 達を提供する許容角度を増すこととの結合である。 図１１で示されないが、７５として図１３において示されるようなレンズパネル が、図１４に示されるように、グレージングパネル７２に隣接しているか、或い は確保されているのが望ましい。 更に、単一開口部の異なる部分（７２（ａ）、７２（ｂ）、７２（ｃ））の角 度や方向もまたここで前に説明されたのと同じである。故に、各部分は一方向に 直面する前に説明された各開口部に類似する方向に面する。 図１０と１１において、７４は反射表面であることが分かる。望ましくは、こ の反射表面は高光沢表面である。好適高光沢表面は一様な白い表面であるが、他 の高光沢表面も想像される。このような反射表面は前述されたように光が標的区 域に向かって下方に方向付けられるようにする。 図１２で示されるように、図１１と同様、２つの半分割８０と８２から成るハ ウジングを構成するのが望ましい。８０はグレージングパネル７２のための開口 部を含み、そして単一一体構造として形成される。その下半分８２は反射表面７ ４を含む。望ましくは、二つの半分割ハウジングは熱可塑性材料から真空成型さ れる。その開口部７１は、両方の半分割から切り取られ、その半分割は合わされ て、前述のグレージングパネルは開口部７１を密封するために使用される。 好適形態において、図１３と１４に示されるように、無給電指向手段は、発散 放射状フレネルレンズパネル７ ５から構成される。好適レンズパネルは装置７０内の適切な開口部７１にはまる ような大きさに作られたレンズパネルを形成する放射状フレネルレンズの配列か ら構成される。そのレンズパネル７５は柔軟であるので、アクリルパネル７６の 曲線に合うように曲げられても良い。 図１４に示されるように、グレージングパネル７２は複合構造であっても良い 。望ましくは、それは透明アクリル材料である外部グレージング７６を有する。 ７８は、3M（登録商標）から市販されている高接着テープである。望ましくは、 そのテープはScotch（登録商標）ブランドのＶＨＢテープである。それは二重被 覆アクリル気泡テープである。８０はスペーサーであり、それもまたアクリル材 料である。８２は７８として説明されたＶＨＢテープである。層８４は、レンズ ７５をアクリル合成物に接着する追加的片面テープである。望ましくは、７５は 発散放射状フレネルレンズである。７６は、レンズ、或いは目標表面からリング 模様を排除する光沢仕上げ面よりもむしろつや消し仕上げ面を有するのが望まし いことも分かっている。本発明のグレージングの構成において、図１４で示され る複合構造が製造、切断されて、そして開口部７１に曲げられる。それは、その 後、ハウジング７０内の開口部の周辺部の回りにはめ込まれる。 その複合パネルは多数の形状をとることができる、それは図１で示されて、開 示されたもののように、３つの 開口部システムをまねるように屈曲グレージングであるか、或いは図１０で示さ れるように湾曲グレージングである。本発明の多数の特徴や利点が前の記述で、 本発明を実施するために使用された一つの好適装置の詳細と共に詳述されても、 その開示は例示的でしかなく、且つ添付の請求の範囲が表現される請求項の広い 、一般的意味により指示される全範囲まで本発明の原則の範囲内にある詳細な内 容の変更は行われても良いことは理解されるべきである。 請求の範囲 １．建物内の目標区域に向かって日光を方向付けるための装置、前記装置におい て： ａ）ハウジング； ｂ）前記ハウジング内の開口部、前記開口部は水平線に向かう少なくとも第一 と第二方向に面するように配置される；そして ｃ）１）前記目標区域に向かって前記開口部に入ってくる日光を方向付け、そ して２）前記開口部に入ってくる日光が前記目標区域に向かってそれを通じて方 向付けられる許容角度を増すための無給電指向手段、前記無給電指向手段は前記 開口部に隣接して位置することを特徴とする。 ２．前記開口部の第一部分は空の子午線に直面し、前記開口部の第二部分が日の 出、或いは日没から成り立つグループから選ばれた方向に向かって直面するよう に前記開口部は配置されることを特徴とする請求の範囲第１項に記載の装置。 ３．前記装置は水平線に面する第三部分を含む、それにより前記第一部分は空の 子午線に直面し、前記第二部分は日の出の方向に直面する、そして前記第三部分 は日没の方向に直面するように前記ハウジングが向けられるこ とを特徴とする請求の範囲第２項に記載の装置。 ４．前記第二部分が面する前記方向は前記第一部分が面する前記方向から少なく とも約４５度外れていることを特徴とする請求の範囲第２項に記載の装置。 ５．前記第二部分が面する前記方向は前記第一部分が面する前記方向から約６０ 度外れていることを特徴とする請求の範囲第２項に記載の装置。 ６．前記第二部分が面する前記方向は前記第一部分が面する前記方向から約９０ 度外れていることを特徴とする請求の範囲第２項に記載の装置。 ７．前記無給電指向手段は発散レンズを更に含むことを特徴とする請求の範囲第 １項に記載の装置。 ８．前記無給電指向手段は発散フレネルレンズを更に含むことを特徴とする請求 の範囲第１項に記載の装置。 ９．前記無給電指向手段は発散線形フレネルレンズを更に含むことを特徴とする 請求の範囲第１項に記載の装置。 １０．前記無給電指向手段は非拡散インターフェイスを更に提供することを特徴 とする請求の範囲第１項に記載 の装置。 １１．前記開口部は前記第一と第二方向に各々面するように配置された第一と第 二部分を含み、前記の第一と第二部分に入ってくる日光を前記目標区域に向かっ て反射させるように各々向けられる第一と第二反射表面を更に含むことを特徴と する請求の範囲第１項に記載の装置。 １２．前記の第一と第二反射表面は非鏡面反射仕上げ面を有することを特徴とす る請求の範囲第１１項に記載の装置。 １３．前記非鏡面反射仕上げ面の各々は白色仕上げ面を含むことを特徴とする請 求の範囲第１２項に記載の装置。 １４．前記非鏡面反射仕上げ面はフレネルレンズパネルから構成される反射ラミ ネートを含むことを特徴とする請求の範囲第１２項に記載の装置。 １５．前記無給電指向手段は許容角度を有する、そして前記無給電指向手段は垂 直軸を定義する、前記垂直軸は装置が設置のために設計される緯度により定義さ れるときに冬至と夏至の両方において太陽からの直接光を受けるために十分に水 平面から傾けられることを特徴とする請求の範囲第１項に記載の装置。 １６．前記開口部は前記第一と第二方向に各々面するように配置された第一と第 二部分とを含む、前記無給電指向手段は前記第一と第二部分内に各々位置した第 一と第二部分をも含む、前記無給電指向手段の前記第一部分は第一垂直軸を定義 する、前記第一垂直軸は水平面から約４０度傾けられる、そして前記無給電指向 手段の前記第二部分は第二垂直軸を定義する、前記第二垂直軸は前記水平面から 約６０度傾けられることを特徴とする請求の範囲第１項に記載の装置。 １７．前記無給電指向手段は垂直軸を定義する、前記垂直軸は水平面から約５０ 度傾けられることを特徴とする請求の範囲第１項に記載の装置 １８．前記ハウジングは断熱材料を組み入れる成型壁から形成されることを特徴 とする請求の範囲第１項に記載の装置。 １９．建物内の目標区域に向かって日光を方向付けるための装置、前記装置にお いて： ａ）ハウジング； ｂ）水平線に向かう第一方向に面するように配置された前記ハウジング内の開 口部； ｃ）１）前記目標区域に向かって前記開口部に入って くる日光を方向付け、そして２）前記開口部に入ってくる日光が前記目標区域に 向かってそれを通じて方向付けられる許容角度を増すための、前記開口部に隣接 して配置された、無給電指向手段：そして ｄ）前記開口部に入ってくる日光を前記目標区域に向かって反射するように向 けられた反射表面、前記反射表面は非鏡面反射仕上げ面を有し、そしてフレネル レンズパネルを有する反射ラミネートを含むことを特徴とする。 ２０．ａ）水平線に向かう第二方向に面するように配置された第二開口部；そし て ｂ）前記第二開口部に入ってくる日光を前記目標区域に向かって反射するよう に向けられた第二反射表面を更に含む；そして ｃ）前記無給電指向手段はまた：１）前記第二開口部に入ってくる日光を前記 目標区域に向かって方向付け、そして２）前記第二開口部に入ってくる日光がそ れを通じて前記目標区域に向かって方向付けられる許容角度を増すための前記第 二開口部に隣接して位置していることを特徴とする請求の範囲第１９項に記載の 装置。 ２１．前記第一開口部が空の子午線に面するとき、前記第二開口部は日の出、或 いは日没からなるグループから選ばれる方向に面するように前記の第一と第二開 口部が配置されることを特徴とする請求の範囲第２０項に記載 の装置。 ２２．水平線に沿う第三方向に面する第三開口部を更に含む、それにより前記第 一開口部が空の子午線に面するように前記ハウジングが向けられるとき、前記第 二開口部は日の出の方向に面し、そして前記第三開口部は日没の方向に面するこ とを特徴とする請求の範囲第２０項に記載の装置。 ２３．前記第二開口部が面する前記方向は前記第一開口部が面する前記方向から 少なくとも約４５度外れていることを特徴とする請求の範囲第２０項に記載の装 置。 ２４．前記第二開口部が面する前記方向は前記第一開口部が面する前記方向から 約６０度外れていることを特徴とする請求の範囲第２０項に記載の装置。 ２５．前記第二開口部が面する前記方向は前記第一開口部が面する前記方向から 約９０度外れていることを特徴とする請求の範囲第２０項に記載の装置。 ２６．前記無給電指向手段は発散レンズを更に含むことを特徴とする請求の範囲 第１９項に記載の装置。 ２７．前記無給電指向手段は発散フレネルレンズを更に 含むことを特徴とする請求の範囲第１９項に記載の装置。 ２８．前記無給電指向手段は発散線形フレネルレンズを更に含むことを特徴とす る請求の範囲第１９項に記載の装置。 ２９．前記無給電指向手段は発散放射状フレネルレンズを更に含むことを特徴と する請求の範囲第１９項に記載の装置。 ３０．前記無給電指向手段は非拡散インターフェイスを更に提供することを特徴 とする請求の範囲第１９項に記載の装置。 ３１．前記無給電指向手段は許容角度を有する、そして前記無給電指向手段は垂 直軸を定義する、前記垂直軸は装置が設置のために設計される緯度により定義さ れるときに冬至と夏至の両方において太陽からの直接光を受けるために十分に水 平面から傾けられることを特徴とする請求の範囲第１９項に記載の装置。 ３２．前記第一開口部内に位置した前記無給電指向手段は第一垂直軸を定義する 、前記第一垂直軸は水平面から約４０度傾けられる、そして前記第二開口部内に 位置した前記無給電指向手段は第二垂直軸を定義する、前記第 二垂直軸は前記水平面から約６０度傾けられることを特徴とする請求の範囲第２ ０項に記載の装置。 ３３．前記無給電指向手段は垂直軸を定義する、前記垂直軸は水平面から約５０ 度傾けられることを特徴とする請求の範囲第１９項に記載の装置。 ３４．前記ハウジングは断熱材料を組み入れる成型壁から形成されることを特徴 とする請求の範囲第１９項に記載の装置。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，ＬＵ，Ｍ Ｃ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ，ＣＧ ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ， ＴＤ，ＴＧ)，ＡＴ，ＡＵ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ， ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，Ｇ Ｂ，ＧＥ，ＨＵ，ＪＰ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＫ ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＮ，ＭＷ，ＮＬ，ＮＯ， ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＩ，Ｓ Ｋ，ＴＪ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＺ，ＶＮ (72)発明者 デキーサー、ドーン アメリカ合衆国 55401 ミネソタ、ミネ アポリス、フォース・アヴェニュ・ノース 50

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．建物内の目標区域に向かって日光を方向付けるための装置、前記装置におい て： ａ）ハウジング； ｂ）前記ハウジング内の開口部、前記開口部は水平線に向かう少なくとも第一 と第二方向に面するように配置される；そして ｃ）１）前記目標区域に向かって前記開口部に入ってくる日光を方向付け、そ して２）前記開口部に入ってくる日光が前記目標区域に向かってそれを通じて方 向付けられる許容角度を増すための無給電指向手段、前記無給電指向手段は前記 開口部に隣接して位置することを特徴とする。 ２．前記開口部の第一面は空の子午線に直面し、前記開口部の第二面が日の出、 或いは日没から成り立つグループから選ばれた方向に向かって直面するように前 記開口部が配置されることを特徴とする請求の範囲第１項に記載の装置。 ３．前記装置は水平線に面する第三面を含む、それにより前記第一面は空の子午 線に直面し、前記第二面は日の出の方向に直面する、そして前記第三面は日没の 方向に直面するように前記ハウジングが向けられることを特徴 とする請求の範囲第２項に記載の装置。 ４．前記第二面が面する前記方向は前期第一面が面する前記方向から少なくとも 約４５度外れていることを特徴とする請求の範囲第２項に記載の装置。 ５．前記第二面が面する前記方向は前記第一面が面する前記方向から約６０度外 れていることを特徴とする請求の範囲第２項に記載の装置。 ６．前記第二面が面する前記方向は前記第一面が面する前記方向から約９０度外 れていることを特徴とする請求の範囲第２項に記載の装置。 ７．前記無給電指向手段は発散レンズを更に含むことを特徴とする請求の範囲第 ２項に記載の装置。 ８．前記無給電指向手段は発散フレネルレンズを更に含むことを特徴とする請求 の範囲第１項に記載の装置。 ９．前記フレネルレンズ系は発散線形フレネルレンズを更に含むことを特徴とす る請求の範囲第１項に記載の装置。 １０．前記無給電指向手段は非拡散インターフェイスを 更に提供することを特徴とする請求の範囲第１項に記載の装置。 １１．複数の反射表面を更に含み、前記反射表面の各々は前記の複数の面の一つ と対応する、前記の複数の反射表面の各々は更にその対応する面に入ってくる日 光を前記目標区域に向かって反射させるように向けられることを特徴とする請求 の範囲第１項に記載の装置。 １２．前記の複数の反射表面は非鏡面反射仕上げ面を有することを特徴とする請 求の範囲第１項に記載の装置。 １３．前記非鏡面反射仕上げ面の各々は白色仕上げ面を含むことを特徴とする請 求の範囲第１２項に記載の装置。 １４．前記非鏡面反射仕上げ面はフレネルレンズパネルから構成される 反射ラミネートを含むことを特徴とする請求の範囲第１２項に記載の装置。 １５．前記無給電指向手段の各々は許容角度を有する、そして前記無給電指向手 段の各々は垂直軸を定義する、前記垂直軸は装置が設置のために設計される緯度 により定義されるときに冬至と夏至の両方において太陽からの直接光を受けるた めに十分に水平面から傾けられることを特徴とする請求の範囲第１項に記載の装 置。 １６．前記第一開口部内に位置した前記無給電指向手段は第一垂直軸を定義する 、前記第一垂直軸は水平面から約４０度傾けられる、そして前記第二開口部内に 位置した前記無給電指向手段は第二垂直軸を定義する、前記第二垂直軸は前記水 平面から約６０度傾けられることを特徴とする請求の範囲第１項に記載の装置。 １７．前記無給電指向手段の各々は垂直軸を定義する、前記垂直軸の各々は水平 面から約５０度傾けられることを特徴とする請求の範囲第１項に記載の装置。 １８．前記ハウジングは断熱材料を組み入れる成型壁から形成されることを特徴 とする請求の範囲第１項に記載の装置。 １９．建物内の目標区域に向かって日光を方向付けるための装置、前記装置にお いて： ａ）ハウジング； ｂ）前記ハウジング内の複数の開口部、前記複数の開口部は第一開口部と第二 開口部とを含む、前記第一と第二開口部の各々は水平線に向かう第一と第二方向 に面するように各々配置される；そして ｃ）１）前記目標区域に向かって前記複数の開口部に入ってくる日光を方向付 け、そして２）前記複数の開口部に入ってくる日光が前記目標区域に向かってそ れを通 じて方向付けられる許容角度を増すための無給電指向手段、前記無給電指向手段 は前記複数の開口部の各々に隣接して位置することを特徴とする。 ２０．前記第一と第二開口部は前記第一開口部が空の子午線に面しているとき、 前記第二開口部は日の出、或いは日没から成るグループから選ばれる方向に面す るように配置されることを特徴とする請求の範囲第１９項に記載の装置。 ２１．前記複数の開口部は水平線に沿う第三方向に面する第三開口部を含む、そ れにより前記第一開口部が空の子午線に面するように前記ハウジングが向けられ るとき、前記第二開口部は日の出の方向に面し、そして前記第三開口部は日没の 方向に面することを特徴とする請求の範囲第１９項に記載の装置。 ２２．前記第二開口部が面する前記方向は前記第一開口部が面する前記方向から 少なくとも約４５度外れていることを特徴とする請求の範囲第１９項に記載の装 置。 ２３．前記第二開口部が面する前記方向は前記第一開口部が面する前記方向から 約６０度外れていることを特徴とする請求の範囲第１９項に記載の装置。 ２４．前記第二開口部が面する前記方向は前記第一開口部が面する前記方向から 約９０度外れていることを特徴とする請求の範囲第１９項に記載の装置。 ２５．前記無給電指向手段は発散レンズを更に含むことを特徴とする請求の範囲 第１９項に記載の装置。 ２６．前記無給電指向手段は発散フレネルレンズを更に含むことを特徴とする請 求の範囲第１９項に記載の装置。 ２７．前記フレネルレンズ系は発散線形フレネルレンズを更に含むことを特徴と する請求の範囲第１９項に記載の装置。 ２８．前記無給電指向手段は非拡散インターフェイスを更に提供することを特徴 とする請求の範囲第１９項に記載の装置。 ２９．複数の反射表面を更に含む、前記反射表面の各々は前記の複数の開口部の 一つと対応する、前記の複数の反射表面の各々は更にその対応する開口部に入っ てくる日光を前記目標区域に向かって反射させるように向けられることを特徴と する請求の範囲第１９項に記載の装置。 ３０．前記の複数の反射表面は非鏡面反射仕上げ面を有 することを特徴とする請求の範囲第２９項に記載の装置。 ３１．前記非鏡面反射仕上げ面は白色仕上げ面を含むことを特徴とする請求の範 囲第３０項に記載の装置。 ３２．前記非鏡面反射仕上げ面はフレネルレンズパネルから構成される反射ラミ ネートを含むことを特徴とする請求の範囲第３０項に記載の装置。 ３３．前記無給電指向手段の各々は許容角度を有する、そして前記無給電指向手 段の各々は垂直軸を定義する、前記垂直軸は装置が設置のために設計される緯度 により定義されるときに冬至と夏至の両方において太陽からの直接光を受けるた めに十分に水平面から傾けられることを特徴とする請求の範囲第１９項に記載の 装置。 ３４．前記第一開口部内に位置した前記無給電指向手段は第一垂直軸を定義する 、前記第一垂直軸は水平面から約４０度傾けられる、そして前記第二開口部内に 位置した前記無給電指向手段は第二垂直軸を定義する、前記第二垂直軸は前記水 平面から約６０度傾けられることを特徴とする請求の範囲第１９項に記載の装置 。 ３５．前記無給電指向手段の各々は垂直軸を定義する、前記垂直軸の各々は水平 面から約５０度傾けられること を特徴とする請求の範囲第１９項に記載の装置。 ３６．前記ハウジングは断熱材料を組み入れる成型壁から形成されることを特徴 とする請求の範囲第１９項に記載の装置。 ３７．建物内の目標区域に向かって日光を方向付けるための装置、前記装置にお いて： ａ）ハウジング； ｂ）前記ハウジング内の複数の開口部、前記複数の開口部は第一開口部と第二 開口部とを含む、前記第一と第二開口部の各々は水平線に向かう第一と第二方向 に面するように各々配置される；そして ｃ）１）前記目標区域に向かって前記複数の開口部に入ってくる日光を方向付 け、そして２）前記複数の開口部に入ってくる日光が前記目標区域に向かってそ れを通じて方向付けられる許容角度を増すための無給電指向手段、前記無給電指 向手段は前記複数の開口部の各々に隣接して位置する発散レンズを更に含むこと を特徴とする。 ３８．建物内の目標区域に向かって日光を方向付けるための装置、前記装置にお いて： ａ）ハウジング； ｂ）前記ハウジング内の複数の開口部、前記の複数の開口部は第一、第二、そ して第三開口部を含む、前記第 一、第二、そして第三開口部の各々は水平線に向かって第一、第二、そして第三 方向に各々面するように配置される、それにより前記第一開口部が空の子午線に 面するように前記ハウジングが向けられるとき、前記第二開口部は日の出の方向 に面し、そして前記第三開口部は日没の方向に面する； ｃ）１）前記目標区域に向かって前記複数の開口部に入ってくる日光を方向付 け、そして２）前記複数の開口部に入ってくる日光が前記目標区域にそれを通じ て方向付けられる許容角度を増すための無給電指向手段、前記無給電指向手段は 前記複数の開口部の各々に隣接して位置する発散レンズを更に含む； ｄ）複数の反射表面、前記反射表面の各々は前記の複数の開口部の一つと対応 する、前記の複数の反射表面の各々は更にその対応する開口部に入ってくる日光 を前記目標区域に向かって反射させるように向けられることを特徴とする。