JPH08510722A - 殺微生物剤としてのイオネンポリマー類 - Google Patents

殺微生物剤としてのイオネンポリマー類

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JPH08510722A JP6520022A JP52002294A JPH08510722A JP H08510722 A JPH08510722 A JP H08510722A JP 6520022 A JP6520022 A JP 6520022A JP 52002294 A JP52002294 A JP 52002294A JP H08510722 A JPH08510722 A JP H08510722A
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Abstract

(57)【要約】 少なくとも一種の微生物の生長に影響され易く、微生物の生長の抑制の必要性の認められる水性系中の少なくとも一種の微生物の生長を抑制する方法であって、カンピロバクター属の種(Campylobacter ssp.)、マイコバクテリウム属の種(Mycobacterium ssp.)、シゲラ属の種(Shigella ssp.)、ビブリオ属の種(Vibrio ssp.)、エルシニア属の種(Yersinia ssp.)、エントアメーバー属の種(Entamoeba ssp.)及びポリオウイルス(poliovirus)から選択される少なくとも一種の微生物の生長を阻止するのに有効な量のイオネンポリマーを前記水性系に添加することを含む方法。前記水性系が飲料水、下水及びその他の非海洋表層水から選択される。コレラ病やポリオ病の流行を抑制するための方法も開示する。

Description

【発明の詳細な説明】 殺微生物剤としてのイオネンポリマー類 本発明は、有効量のイオネンポリマーを用いて水性系を処理することによる当 該水性系中の微生物の殺微生物剤による抑制方法に関する。特に、飲料水、下水 及びその他の非海洋表層水のような水性系中の、細菌属、即ち、カンピロバクタ ー属(Campylobacter)、シゲラ属(Shigella)、ビブリ オ(Vibrio)属及びエルシニア(Yersinia)属内の種(ssp. )、並びにエンタモエバ(Entamoeba)属内の原生動物の生長の抑制方 法に関する。本発明は、非海洋水性系中の細菌であるウシ型結核菌(Mycob acterium bovis)、チフス菌(Salmonella typh i)及び真菌であるカンジダ・アルビカンス(Candida albican s)の生長抑制方法にも関する。本発明は更に飲料水、下水及びその他の非海洋 表層水中のポリオウイルスの抑制方法に関する。コレラ病やポリオ病の流行を抑 制するための方法も開示する。 コレラはインド及びバングラディッシュの領域の地域流行性の疾病であり、一 連の世界的汎流行病のなかで世界のその他の領域に広がっている。近年の196 0年代〜1980年代のコレラの大流行は、アフリカ、フィリッピン、西ヨーロ ッパ及び南東アジアを巻き込んだ。米国では、コレラの多くの例が過去15年の 間に増加してきた。Zinsser Miclobiology、第556〜7 3頁(W.K.Joklik,H.P.Willet,D.B.Amos,C. A.Wilfert編、20版、1992年)。コレラは、最近、ラテンアメリ カに内攻し、そこで、この地域流行病が50万以上の人々に感染し、1万ものラ テンアメリカ人が死亡した。現在ラテンアメリカを苦しめているコレラ病は19 90年にペルーから始まり、少なくともブラジル、ガテマラ、メキシコ及びニカ ラグアに流行した。パン・アメリカン保健機構(Pan American H ealth Organization)は、「一旦コレラが大陸に上陸すると 、水や衛生設備に大きな改良がなされるまで地域流行性のままでいる可能性があ る」 ことを認めた。Christine Tierney,Central Ame rica Suffers summertime Cholera Surg e,Rueter Newswire,Sept.4,1992 コレラ菌(Vibrio cholerae)はビブリオ細菌属の種であり、 地方流行病のコレラの原因となり、そしてその他の胃腸感染症の主な原因の一で ある。V.パラヘモリチカス(腸炎ビブリオ;V.parahaemolyti cus)は、胃腸感染症をもたらす別のビブリオであり、合衆国内で流行してい る。その他のビブリオ属の種(Vibrio ssp.)は、下痢、血液り混ざ った下痢、嘔吐、痙攣、敗血病及び軟組織感染症を含むヒトの病気の原因となり 得る。例えば、V.ブルニフイカス(vulnificus)は既存の創傷や潰 瘍に感染症をもたらし得るか、又は死に至る可能性のあるショックを伴う一次敗 血病の原因となり得る。V.アルギノリチカス(alginolyticus) も、創傷を感染させる可能性があり、中耳感染症(中耳炎)や菌血症を起こす可 能性がある。S.M.Finegold,W.J.Martin,Diagno stic Microbiology、86〜87、240〜46(6版、19 82)。ビブリオ属の種(Vibrio ssp.)は、魚、うなぎ、かえる、 その他の脊椎動物や無脊椎動物にも同様病気を起こす。1 Bergy’s M anual of Systematic Bacteriology 518 〜38(N.R.Krieg and J.G.Holt編 1984年)参照 。 ビブリオ細菌は、世界中に分布する水生細菌であり、水系や上水道に危険な汚 染をしばしばもたらす。ビブリオ関連疾病は水系や食料の糞便により殆ど専属的 に伝染するので、汚染した上水道はビブリオ感染症の最も深刻な源を提供する。 適切な飲料水精製設備を有しない国では、細菌で汚染された飲料水によりしば しば病気を起こす。汚染された水を飲むことは、このコレラ流行病の一次原因と なる。 先進国では、ビブリオ関連疾病は汚染されたシーフードや貝類を食べることに より頻繁に起こる。この汚染は、適当な処理をしていない下水を海洋環境に放出 することからもたらされる。 例えば、V.ブルニフイカス(vulnificus)で汚染された生ガキを 食べることによりわずか24時間ぐらいで敗血症にかかる可能性がある。従って 、ビブリオ関連疾病の抑制の主要な防御は、水の適切な精製及び適切な下水処理 系の維持である。R.Y.Stanier,E.A.Adelberg,J.L .Ingraham、The Microbial World 627〜29 (1976)。 ビブリオ菌に加えて、本明細書中で開示する抑制方法は、飲料水媒介の伝染病 をもたらす可能性を有する公知のその他の微生物の生長の抑制に使用できる。カ ンピロバクター(Campylobacter)属の細菌はヒトやその他の哺乳 類の病原菌である。カンピロバクター(Campylobacter)は成人や 小児の下痢の主因であり、サルモネラ(Salmonella)やシゲラ(Sh igella)で起こると同じぐらいの頻度で下痢を起こす。 熱病、血栓性静脈炎、菌血症、敗血病性又は反応性関節炎、心内膜炎、髄膜脳 炎、心膜炎、胸膜と肺の感染症、胆嚢炎、下痢及び敗血性流産が、C.フエタス (fetus)亜種(ss.)ジエジュニ(jejuni)又はC.フエタス( fetus)ss.インテステイナリス(intestinalis)感染症に より起こる可能性がある。汚染された水は感染症の重大な媒体である。S.M. Finegold,W.J.Martin、Diagnostic Micro biology 280〜81(6版、1982年)。 腸発病性の大腸菌(Escherichia coli)は幼児、新生児の下 痢並びに成人の「旅行者下痢」を含む下痢の発生の原因である。大腸菌は、膀胱 炎、腎盂炎、腎盂腎炎、虫垂炎、腹膜炎、胆嚢感染症、敗血症、髄膜炎及び心内 膜炎のような致命的な感染症をときどき起こす、侵入性及び毒素生成性である可 能性がある。Finegold & Martin、84〜85、222。 ヒト型結核菌(Mycobacterium tuberculosis)、 M.アフリカナム(africanum)、M.ウルセランス(ulceran s)、及びM.レプラエ(leprae)と同様に、ウシ型結核菌(Mycob acterium bovis)は、真の病原菌である。ウシ型結核菌は世界の 多くの地域にわたって、主として動物に、結核の原因となる重大な病原菌である 。Finegold & Martin、351〜52。 日和見性のシュードモナス・アエルギノサ(Pseudomonas aer uginosa)は、免疫無防備状態の宿主の火傷部若しくは傷部、又は尿路若 しくは低部気道を感染させる可能性がある。感染症は重篤な敗血症をもたらす可 能性がある。Finegold & Martin、249、253。 サルモネラ属の種(Salmonella spp.)は、悪心、嘔吐、下痢 及びしばしば致命的な敗血症をもたらす食中毒を起こす。チフス菌(S.typ hi)は、腸チフス発熱の病因菌である。Finegold & Martin 、204〜06。 シゲラ属の種(Shigella spp.)[S.デイセンテリエ(dys enteriae)を含む]は、細菌性赤痢並びに菌血症や肺炎を発病させる一 般的な水媒介発病菌である。合衆国やカナダでは、S.ソンネイ(sonnei )及びS.フレキスネリ(flexneri)は細菌性赤痢の最も一般的な病因 菌である。Finegold & Martin、219〜221。 スタフイロコカス・アウレウス(Staphylococcus aureu s)は、食中毒の最も一般的なものの一つの原因となる。更に、種々の皮膚感染 症並びに、例えば、中毒性ショック症状、敗血症、髄膜炎及び肺炎のようなもっ と重篤な疾患がS.アウレウス感染によりもたらされる。Finegold & Martin、165〜66。 エルシニア(Yersinia)属の細菌も病原菌となる。Y.エンテロコリ チカ(enterocolitica)は腸の病原菌である。この微生物による 感染は、重篤な下痢、胃腸炎並びに、例えば、菌血症、腹膜炎、胆嚢炎、内臓潰 瘍及び腸間膜リンパ線炎のようなその他の種類の感染症を起こす。50%死亡率 の敗血症が報告されている。Y.ペスチス(pestis)は、ヒトの腺ペスト 、肺ペスト及び敗血性ペストの病因菌である。Finegold & Mart in、230〜31。 カンジダ・アルビカンス(Candida albicans)は酵母類似の 真菌であり、カンジダ症と呼ばれる急性又は亜急性感染を起こす。酵母は、口、 食道、性尿器、皮膚、爪、気管支、肺や免疫無防備状態の宿主のその他の器官の 病変を起こし得る。カンジダにより起こった血流感染症、心内膜炎、及び髄膜炎 が報告されている。Finegold & Martin、429〜30。 エントアメーバ・ヒストリチカ(赤痢アメーバー;Entamoeba hi stolytica)は寄生性アメーバーであり、ヒト、霊長類、その他の哺乳 類及び鳥類の盲腸及び大腸を感染させる。E.ヒストリチカ(histolyt ica)は結腸の上皮細胞に侵入し、アメーバー性赤痢の徴候の潰瘍形成を起こ す可能性がある。アメーバーは腸から門脈血流を介して肝臓に広がり、潰瘍(肝 臓アメーバー症)を生じさせる。これらのケースの一部では、アメーバーは、肺 、脳、腎、皮膚のようなその他の器官に広がり、しばしば死に至る可能性がある 。Stedman’s Medical Dictionary 643(25 版、1990年)。E.ハートマニ(hartmanni)及び大腸菌(E.c oli)はヒトの疾患に非常に稀にしか関与しない。Finegold & M artin、497〜508。 ジアルジア・インテステイナリス(腸鞭毛虫;Giardia intest inalis)及びG.ランビア(lambia)は、ヒトを含む多くの哺乳類 の小腸に寄生する。ジアルジアによる感染(ラムブル鞭毛虫症)は、ヒトの下痢 、腹痛、悪心、食欲不振、倦怠感、疲労、解明されていない好酸球増多症、消化 不良及び時々吸収不良を起こす可能性がある。Stedman’s Medic al Dictionary、515;Finegold & Martin、 497、508〜515。 ポリオウイルスは急性ウイルス性疾患(ポリオ髄炎)を特発的に及び流行的に 起こす。これらの疾患は世界中の殆どの温暖な天候の国の地方病である。しばし ば、水媒介性のポリオウイルスは、発熱、咽喉痛、頭痛、及び嘔吐によって特徴 付けられ、しばしば首や背中の剛直を伴う、重篤でない病気を起こす可能性があ る。 重要なことは、ポリオウイルスは、一以上の肢の麻痺をもたらす中枢神経系を 含む重篤な病気の原因となり得ることである。更に、ポリオウイルス感染症の一 形態(急性延髄性ポリオ髄炎)は、脳幹、運動性皮質、並びに嚥下機構障害や呼 吸器及び循環器の苦痛を起こす延髄に影響を与える。Dorland’s Il lustrated Medical Dictionary 1045(2 6版、1981年)。 本発明は、飲料水、下水、及び非海洋表層水のような水性系中の微生物の生長 を抑制することによる、当該微生物によって起こされる上述の疾病を抑制する方 法を提供する。 本発明の目的は、飲料水、下水及びその他の非海洋表層水のような水性系中の 望ましくない病原微生物の殺微生物剤による抑制法を提供することである。 本発明の第二番目の目的は、飲料水、下水及びその他の非海洋表層水のような 水性系中の、カンピロバクター(Campylobacter)、シゲラ(Sh igella)、ビブリオ(Vibrio)及びエルシニア(Yersinia )細菌属内の微生物並びにエントアメーバ(Entamoeba)属内の原生動 物を抑制する方法を提供することである。 本発明の第三番目の目的は、前記のような水性系中のウシ型結核菌(Myco bacterium bovis)、チフス菌(Salmonella typ hi)細菌、及びカンジダ・アルビカンス(Candida albicans )真菌の生長を抑制する方法を提供することに関する。 本発明の第四番目の目的は、飲料水、下水及びその他の非海洋表層水のような 水性系中のポリオウイルスの抑制法を提供することである。 本発明の第五番目の目的は、コレラやポリオのような前述した微生物によって 起こる疾病の流行の抑制法を提供することである。 本発明のその他の目的及び利点は、以下に続く記述で記載するが、その記述か らある程度明らかになるか、又は本発明の実施により修得できるであろう。 上記の目的を達成するために、そして、本明細書中で実施態様を示し一般的に 記載した通りの本発明の目的に従って、以下のことが与えられる。 (1)微生物の生長に影響され易く、微生物の生長の抑制の必要性の認められ る水性系中の少なくとも一種の微生物の生長を抑制する方法であり、カンピロバ クター属の種(Campylobacter ssp.)、マイコバクテリウム 属の種(Mycobacterium ssp.)、シゲラ属の種(Shige lla ssp.)、ビブリオ属の種(Vibrio ssp.)、エルシニア 属の種(Yersinia ssp.)及びエントアメーバ属の種(Entam oeba ssp.)から選択される少なくとも一種の微生物の生長を抑制する のに有効な量のイオネンポリマーを前記水性系に添加することを含み、当該水性 系は飲料水、下水及びその他の非海洋表層水から選択される; (2)微生物の生長に影響され易く、微生物の生長の抑制の必要性の認められ る水性系中の少なくとも一種の微生物の生長を抑制する方法であり、ウシ型結核 菌(Mycobacterium bovis)、チフス菌(Salmonel la typhi)、及びカンジダ・アルビカンス(Candida albi cans)から選択される少なくとも一種の微生物の生長を抑制するのに有効な 量のイオネンポリマーを前記水性系に添加することを含み、当該水性系は飲料水 、下水及びその他の非海洋表面水から選択される; (3)水性系から伝染されるコレラの流行を抑制する方法であって、コレラの 流行を抑制するために、その必要性の認められる水性系に、ビブリオ属の種(V ibrio ssp.)の生長を抑制するのに有効な量のイオネンポリマーを添 加することを含み、当該水性系は飲料水、下水及びその他の非海洋表層水から選 択される;そして (4)水性系から伝染されるポリオの流行を抑制する方法であって、ポリオの 流行を抑制するために、その必要性の認められる水性系に、ポリオウイルスの流 行を抑制するのに有効な量のイオネンポリマーを添加することを含み、当該水性 系は飲料水、下水及びその他の非海洋表層水から選択される。 第一の実施態様では、本発明は、微生物の生長に影響され易い水性系であり、 当該水性系が微生物の生長の抑制の必要性の認められる水性系中の少なくとも一 種の微生物の生長を抑制する方法に関する。当該方法は、カンピロバクター属の 種(Campylobacter ssp.)、マイコバクテリウム属の種(M ycobacterium ssp.)、シゲラ属の種(Shigella s sp.)、ビブリオ属の種(Vibrio ssp.)、エルシニア属の種(Y ersinia ssp.)及びエントアメーバ属の種(Entamoeba ssp.)から選択される少なくとも一種の微生物の生長を抑制するのに有効な 量のイオネンポリマーを前記水性系に添加することを含む。当該水性系は飲料水 、下水及びその他の非海洋表層水から選択される。 上述した通り、カンピロバクター属の種(Campylobacter ss p.)、マイコバクテリウム属の種(Mycobacterium ssp.) 、シゲラ属の種(Shigella ssp.)、ビブリオ属の種(Vibri o ssp.)、エルシニア属の種(Yersinia ssp.)及びエント アメーバ属の種(Entamoeba ssp.)から選択される微生物は、上 水道を汚染することによりヒト並びにその他の哺乳類の疾病の原因となることが 公知である。本発明では、イオネンポリマーを水性系中の前記微生物の生長を抑 制するのに有効であることができ、従って、これらの微生物により起こる病気の 流行を抑制するのに有効であることができる。具体的には、イオネンポリマーは 、カンピロバクター・ジエジユニ(Campylobacter jejuni )、ウシ型結核菌(Mycobacterium bovis)、シゲラ・デイ スエンテリアエ(Shigella dysenteriae)、コレラ菌(V ibrio cholerae)、ビブリオ・パラヘモリチカス(Vibrio parahaemolyticus)、エルシニア・エンテロコリチカ(Ye rsinia enterocolitica)及び原生動物のエントアメーバ ・ヒストリチカ(Entamoeba histolytica)の抑制に有効 であることが以下に示されている。 本発明の方法では、特定の方法の目的を達成する、即ち、少なくとも一種の微 生物の生長を抑制するのに有効な量でイオネンポリマーを使用する。本発明では 、抑制、例えば、少なくとも一種の微生物の生長又は流行の抑制は、水性系内の 微生物の生長の阻止、又は許容できるレベルに微生物の集団の減少のいずれかを 意味する。このような抑制には、水性系中の微生物の集団を許容できるレベルも しくはそれ以下(ゼロ生長を含んで)に維持することも含む。 特定の水性系の必要性は、イオネンポリマーの量が所望の程度の抑制を達成す るのに要求されるであろうものを決定する。一定の水性系中のイオネンポリマー の濃度は、例えば、50ppmより低いかそれと等しい濃度であることができ、 好ましくは、20ppmより低いかそれと等しい。更に好ましくは、この濃度は 1ppm〜10ppmで変動し、最も好ましくは、イオネンポリマーは水性系中 に約5ppmの濃度で存在する。 本発明の方法は水の媒介による微生物原因疾病の抑制に向けられている。従っ て、開示した方法を、そのような微生物の生長に影響を受け易いどのような水性 系にも使用できる。 特に考えられるものは、頻繁にヒト及びその他の哺乳類(家畜を含む)と接触 状態になり、そして微生物原因疾病を流行させることのできるものである。これ らの水性系には、飲料水、下水、及び池、湖、小川、川、産業用冷却池又は産業 用汚染池のようなその他の非海洋表層水等があるが、これらに限定されない。 本発明の第二の実施態様は、微生物の生長に影響され易く、微生物の生長の抑 制の必要性の認められる水性系中のウシ型結核菌(Mycobacterium bovis)、チフス菌(Salmonella typhi)、及びカンジ ダ・アルビカンス(Candida albicans)から選択される少なく とも一種の微生物の生長を抑制する方法である。この方法は、それらの微生物の うちの少なくとも一種の生長を抑制するのに有効な量のイオネンポリマーを前記 水性系に添加することを含む。当該水性系は前記で検討したものを含み、好まし くは、飲料水、下水及びその他の非海洋表層水から選択される。 本発明は、水性系から伝染されるコレラの流行を抑制する方法に関する。この 方法は、コレラの流行を抑制する目的のために、その必要性の認められる水性系 に、ビブリオ属の種(Vibrio ssp.)の生長を抑制するのに有効な量 のイオネンポリマーを添加することを含む。当該水性系は上で検討したものを含 む。具体的には、上述した通りの飲料水、下水及びその他の非海洋表層水から選 択されるような水性系を意図している。 水性系から伝染されるポリオの流行を抑制するために、本発明は、ポリオの流 行を抑制する目的のために、その必要性の認められる水性系に、ポリオウイルス の拡がりを抑制するのに有効な量のイオネンポリマーを添加することを含む方法 を提供する。当該水性系は上で検討したもののいずれかであることができ、好ま しくは、飲料水、下水又はその他の非海洋表層水から選択される。 上述の方法の各々は少なくとも一種のイオネンポリマーを使用し、水性系中の 望まない病原微生物の生長を抑制する。イオネンポリマー若しくはポリマー性第 四級アンモニウム化合物、即ち、ポリマー主鎖に第四級窒素を含有するカチオン 性ポリマー(ポリマー性クワット(quat)若しくはポリクワット(poly quat)としても知られている)は周知の種類の化合物に属する。 イオネンポリマーは生物活性を有することが報告されている。例えば、A.R embaum,Biological Activity of Ionen Polymers,Applied Polymer Symposium N o.22,299〜317(1973年)参照。 イオネンポリマーは、殺微生物剤、殺細菌剤、アルジサイド、消毒剤及び殺菌 剤のような水性系に種々の用途を有する。米国特許第3,874,870号、第 3,898,336号、第3,931,319号、第4,027,020号、第 4,054,542号、第4,089,977号、第4,111,679号、第 4,506,081号、第4,581,058号、第4,778,813号、第 4,970,211号、第5,051,124号、及び第5,093,078号 各明細書は、これらのポリマーとそれらの用途の種々の例を与えている(これら の特許明細書のすべての開示を本明細書中に特に含める)。 イオネンポリマーは細菌や藻類の表面付着を阻止するのにも使用されている( 米国特許第5,128,100号;この特許明細書の開示を具体的に本明細書に 含める)。しかし、イオネンポリマーについて、これまで水性系中のカンピロバ クター(Campylobacter)、シゲラ(Shigella)、ビブリ オ(Vibrio)、エルシニア(Yersinia)、エントアメーバ(En tamoeba)及びポリオウイルス(Poliovirus)の生長の抑制に 有用であることが知られていない。従って、イオネンポリマーについて特許請求 した用途は新規であり従来の公知の用途により示唆されないと信じられる。 イオネンポリマーはポリマー中に見いだされる繰り返し単位によって分類でき る。この繰り返し単位はイオネンポリマーを製造するのに使用した反応物からも たらされる。 イオネンポリマーの第一の型は、式I: の反復単位を有する。 この式で、R1,R2,R3及びR4は同一であるか又は異なることができ、水素 、C1〜C20のアルキル(場合により少なくとも一個のヒドロキシル基で置換さ れている)及びベンジル(場合によりベンゼン環部分上を少なくとも一個のC1 〜C20アルキル基で置換されている)から選択される。好ましくは、R1,R2, R3及びR4は全てメチルか又はエチルである。 基「A」は、C1〜C10アルキル、C2〜C10アルケニル、C2〜C10アルキニ ル、C1〜C10ヒドロキシアルキル、対称又は非対称ジ−C1〜C10アルキルエー テル、アリール、アリール−C1〜C10−アルキル、又はC1〜C10−アルキルア リール−C1〜C10アルキルから選択される二価の基である。好ましくは、「A 」はC1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5ヒドロキシアルキル、又 は対称ジ−C2〜C5アルキルエーテルであり、そして最も好ましくは「A」はプ ロピレン、2−ヒドロキシプロピレン又はジエチレンエーテルである。 基「B」は、C1〜C10アルキル、C2〜C10アルケニル、C2〜C10アルキニ ル、C1〜C10ヒドロキシアルキル、アリール、アリール−C1〜C10−アルキル 、又はC1〜C10−アルキルアリール−C1〜C10−アルキルから選択される二価 の基である。好ましくは、「B」はC1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2 〜C5ヒドロキシアルキル、アリール、アリール−C1〜C5−アルキル、又はC1 〜C5アルキルアリール−C1〜C5アルキルである。最も好ましくは「B」はエ チレン、プロピレン、ブチレン又はヘキサメチレンである。 カウンターイオンX2-は、イオネンポリマー主鎖を形成する反復単位のカチオ ン電荷を釣り合わせるのに足る二価のカウンターイオン、二個の一価のカウンタ ーイオン又は多価カウンターイオンの一部である。好ましくは、X2-はハライド アニオン及びトリハライドアニオンから選択される二個の一価アニオンであり、 そして更に好ましくはクロライド又はブロマイドである。トリハライドカウンタ ーイオンを有するイオネンポリマーは米国特許第3,778,476号明細書に 記載されている。その特許の開示を本明細書に含める。 式Iの反復単位を有するイオネンポリマーは多くの公知の方法により調製でき る。一方法は、式R12N−B−NR12のジアミンと式X−A−Xのジハライ ドとを反応させることである。この反復単位を有するイオネンポリマーとそれら の製造方法は、例えば、米国特許第3,874,870号、第3,931,31 9号、第4,025,627号、第4,027,020号、第4,506,87 0号及び第5,093,078号各明細書に記載されている(これらの開示を本 明細書中に含める)。式Iの反復単位を有するイオネンポリマーの生物活性もこ れらの特許明細書に記載されている。 イオネンポリマーの第二の型は、式II の反復単位を含む。 この式IIでは、R1,R2及びAの定義は式Iについて定義したものと同じで ある。X-はイオネンポリマーを形成する反復単位のカチオン電荷を釣り合わせ るのに足る一価のカウンターイオン、1/2の二価のカウンターイオン又は多価 のカウンターイオンの一部である。X-は、例えば、ハライド又はトリハライド アニオンであることができ、好ましくは、クロライド又はブロマイドである。 式IIの反復単位を有するイオネンポリマーは公知の方法で調製できる。一方 法は、式R12Nのアミンとエピクロルヒドリンのようなハロエポキシドと反応 させることである。式IIの反復単位を有するイオネンポリマーは、例えば、米 国特許第4,111,679号及び第5,051,124号明細書に記載されて いる(これらの特許明細書を本明細書に含める。)式11の反復単位を有するイ オネンポリマーの生物活性もこれらの特許明細書に記載されている。 イオネンポリマー第三の型は、式III: であり、 Qは−(CHR′)p−,−CH2−CH=CH2−,−CH2−CH2−O−CH2 −CH2−,−CH2−CH(OH)−CH2−,又は であり;そして であり;n及びpは独立して2〜12で変動し;各Rr′は独立して水素又は低 級アルキル基であり、X2-はR基中のカチオン電荷を釣り合わせるのに足る二価 のカウンターイオン、二個の一価のカウンターイオン又は多価のカウンターイオ ンの一部であり;そしてX-はB基中のカチオン電荷を釣り合わせるのに足る一 価カウンターイオン、1/2の二価のカウンターイオン又は多価のカウンターイ オンの一部である。]の反復単位を含む。 好ましくは、R′は水素又はC1〜C4アルキルであり;nは2〜6でありそし てpは2〜6である。最も好ましくは、R′は水素又はメチルでありnは3であ り、そしてpは2である。好適なカウンターイオンX2-及びX-は式I及びII において上で述べたものと同じである。 式IIIのポリマー類はビス(ジアルキルアミノアルキル)ウレア類(これら はウレアジアミン類としても知られている)から公知の方法により誘導される。 式IIIのイオネンポリマー、それらの製造方法及びそれらの生物活性は、例え ば、米国特許第4,506,081号明細書に記載されている(本特許明細書の 開示を本明細書に含める)。 式I,II,及びIIIの反復単位を含むイオネンポリマーは、第一、第二又 は、当業界で公知の手段を使用するその他の多価官能アミンで架橋もできる。イ オネンポリマーを第四窒素原子により又はポリマー主鎖又は側鎖に結合した別の 官能基により架橋できる。 架橋用共反応物を使用して調製した架橋イオネンポリマーは、米国特許第3, 738,945号明細書及び再発行米国特許第28,808号明細書に開示され ている(これらの特許明細書を本明細書に含める)。前記再発行特許明細書は、 ジメチルアミン及びエピクロルヒドリンの反応により調製したイオネンポリマー の架橋性を記載する。列挙される架橋用共反応物には、アンモニア、第一アミン 、アルキレンジアミン、ポリグリコールアミン、ピペラジン、ヘテロ芳香族ジア ミン及び芳香族ジアミンがある。 米国特許第5,051,124号明細書(当該特許明細書を本明細書に含める )は、ジメチルアミン、多価官能アミン及びエピクロルヒドリンからもたらされ る架橋イオネンポリマーを記載する。このような架橋イオネンポリマーを使用す る微生物の生長を抑制する方法も記載されている。 種々の架橋イオネンポリマーとそれらの特性のその他の例は、米国特許第3, 894,946号、第3,894,947号、第3,930,877号、第4, 104,161号、第4,164,521号、第4,147,627号、第4, 166,041号、第4,606,773号及び第4,769,155号各明細 書に与えられている(これらの特許明細書の各々の開示を本明細書に含める)。 式I,II又はIIIの反復単位を含むイオネンポリマーはキャップされるこ と、即ち、特定の末端基を有してもよい。キャップは当業界に公知の手段によっ て達成できる。例えば、イオネンポリマーを製造するのに使用する過剰のいずれ かの反応物をキャップ基を与えるのに使用できる。または、計算量の一官能性の 第三アミン又は一官能性の置換若しくは未置換のアルキルハライドをイオネンポ リマーと反応させ、キャップしたイオネンポリマーを得ることができる。イオネ ンポリマーは一端又は両端にキャップできる。キャップしたイオネンポリマー及 びそれらの殺微生物特性は米国特許第3,931,319号及び第5,093, 078号各明細書に記載されている(これらの特許明細書を本明細書に含める) 。 上述したイオネンポリマーの中で、式Iの反復単位を有する特に好適なイオネ ンポリマーは、ポリ[オキシエチレン(ジメチルイミニオ)エチレン(ジメチル イミニオ)エチレンジクロリドである。このイオネンポリマーでは、R1、R2、 R3及びR4は各々メチルであり、Aは−CH2CH2OCH2CH2−であり、Bは −CH2CH2−であり、X2-は2Cl-であり、そして平均分子量は1,000 〜5,000である。このイオネンポリマーは、バックマン・ラボラトリーズ社 、 テネシー州、メンフィスからBusanR77製品(当該ポリマーの60%水性 分散物)又はWSCPR製品(当該ポリマーの60%水性分散物)として入手で きる。BusanR77及びWSCPRは水性系中の主に用いられる殺生物剤であ り、微生物抑制のための金属工作液を含む。 式Iの反復単位を有する別の特に好適なイオネンポリマーは、バックマン・ラ ボラトリーズ社からBusanR79製品又はWSCPII製品としても得られ 、R1、R2、R3及びR4は各々メチルであり、Aは−CH2CH2(OH)CH2 −てあり、Bは−CH2CH2−であり、X2-は2Cl-であるイオネンポリマー である。このイオネンポリマーは、N,N,N′,N′−テトラメチル−1,2 −エタンジアミンと(クロロメチル)−オキシランとの反応生成物であり、1, 000〜5,000の平均分子量を有する。ポリマー製品BusanR79又は WSCPII製品はポリマーの60%水性溶液である。 式IIの反復単位を有する好適なイオネンポリマーは、R1及びR2は各々がメ チル、Aが−CH2CH(OH)CH2−であり、X-がCl-であるものである。 BusanR1055製品は、ジメチルアミンと(クロロメチル)オキシランと の反応生成物として得られ、2,000〜10,000の平均分子量を有する前 記イオネンポリマーの50%水性分散物である。 BusanR1157製品は式IIの反復単位を有するイオネンポリマーの5 0%水性分散物であり、ジメチルアミンとエピクロルヒドリンとの反応生成物と して得られ、エチレンジアミンで架橋されて得られたものであり、R1及びR2は 各々がメチルであり、Aが−CH2CH(OH)CH2−であり、X-がCl-であ る。このイオネンポリマーは100,000〜500,000の平均分子量を有 する。 BusanR1155製品は式IIの反復単位を有するイオネンポリマーの5 0%水性分散物であり、R1及びR2は各々がメチルであり、Aが−CH2CH( OH)CH2−であり、X-がCl-であり、そしてこのイオネンポリマーはアン モニアで架橋されている。このイオネンポリマーは約100,000〜500, 000の分子量を有する。 BusanR1099製品又はBubondR製品は式IIの反復単位を有する 架橋イオネンポリマーの25%水性分散物であり、R1及びR2は各々がメチルで あり、Aが−CH2CH(OH)CH2−であり、X-がCl-であり、架橋剤がモ ノメチルアミンである。このイオネンポリマーは約10,000〜100,00 0の分子量を有する。 式IIIの反復単位を有する好適なイオネンポリマーは、Rがウレアジアミン であり、B′がCH2CH(OH)CH2であり、そしてX-はCl-である。BLR 1090は、N,N′−ビス−[1−(3−(ジメチルアミノ)−プロピル] ウレアとエピクロルヒドリンとの反応生成物として得られる50%水性分散物で あり、かかるイオネンポリマーは2,000〜15,000、好ましくは、3, 000〜7,000の平均分子量を有する。 上記イオネンポリマー及び商標名により確認される製品の各々はバックマン・ ラボラトリーズ社(テネシー州、メンフイス)から入手できる。 本発明を以下の実施例により説明するが、これらは単に本発明の例証を目的と するものであり、本発明を限定するものではない。 実施例 1 二種類のレベルの硬度の水中のコレラ菌(Vibrio cholerae) を殺菌することにおける有効性について複数のイオネンポリマーを評価した。次 のイオネンポリマー製品を使用した。即ち、BusanR77、BusanR79 、BusanR1055、BusanR1099及びBusanR1157であっ た。 カルシウム及びマグネシウムレベルを測定するAOAC基準の水の硬度300 ppm及び900ppmレベルで、各ポリマーの殺微生物活性を試験した。30 0ppm AOACは中間の硬度の水のレベルに相当する。900ppmは極度 に硬度の高いことを示し、汽水(brackishness)に近づく硬度を示 す。 各イオネンポリマー製品について、試験系中においてイオネンポリマー製品の 次の各重量/重量濃度を使用した。即ち、0.0ppm,5.0ppm,10. 0ppm,及び20.0ppmである。コレラ菌(V.cholerae)AT CC#14035、GBL#52107を0.1%トリプテイケースソイブイヨ ンで補足した水溶液中に室温で24時間露出した。殺ビブリオ剤に対する生存 菌をアルカリ性トリプテイケースソイ寒天中の平板培養計数により決定した。そ の結果は、表1〜5に要約したが、イオネンポリマーを本発明に従って使用する とき、イオネンポリマーが、24時間露出後の平板培養した細菌の生存を減少さ せることにおける証拠として、コレラ菌の生存に劇的な減少を与えることを示す 。AOAC基準の硬度300ppmにおいてイオネンポリマー製品5.0ppm 程の低濃度で、完全な殺菌(<10 cfu/ml生存)は、コレラ菌に対する イオネンポリマーの有効性を示す。AOAC基準900ppmにおいてイオネン ポリマー5中4においてわずか20ppmで低いコレラ菌の生存のレベルにおけ る相当数の減少は、非常に硬度の高い水でさえコレラ菌に対してイオネンポリマ ーが有効性を有することを示す。 実施例 2 イオネンポリマー製品BubondR65、BusanR77、BusanR7 9及びBusanR1055を、細菌カンピロバクター・ジェジュニ(Camp ylobacter jejuni)、大腸菌(Escherichia co li)、ウシ型結核菌(Mycobacterium bovis)、シュード ーモナス・アエルギノサ(pseudomonas aeruginosa)、 チフス菌(Salmonella typhi)、シゲラ・デイセンテリエ(S higella dysenteriae)、スタフィロコカス・アウレウス (Staphylococcus aureus)、ビブリオ・パラヘモリチカ ス(Vibrio parahaemolyticus)ATCC 17802 、エルシニア・エンテロコリチカ(Yersinia enterocolit ica)及び酵母カンジダ・アルビカンス(Candida albicans )を脱イオン水で人工湖水中において殺す効果について評価した。結果を表6〜 9に示した。 滅菌した脱イオン水(pH7〜7.5)に、2.5ppm,10ppm,及び 20ppmの濃度でポリマー製品を補足した。 人工貯水は、滅菌脱イオン水、滅菌塩(350ppm KCl,350ppm CaCl2,350ppm NaCl)及び0.01%滅菌トリプテイケースソイ ブイヨンから構成された。ポリマー製品をこの培地に5ppm,10ppm,及 び20ppmの濃度で添加した。 カンピロバクター・ジェジュニ(Campylobacter jejuni )及びウシ型結核菌(Mycobacterium bovis)を除く細菌並 びに酵母をトリプテイケースソイブイヨン中で24〜36時間培養し、100m lの試験溶液に104cfu/mlの濃度で接種した。細菌及び酵母を上記試験 溶液と18〜24時間20〜25℃で撹拌しないで接触させ、次いで、トリプテ イケースソイ寒天の標準的な注入平板法(pour plate method ology)により定量した。 カンピロバクター・ジェジュニ(Campylobacter jejuni )生長は、チョコレート寒天上のスプレッド平板法(spread plate technique)により定量し、37℃で48時間BBL社製の「Cam py Pack」中で培養した。ウシ型結核菌(Mycobacterium bovis)生長 カンピロバクター・ジェジュニ(Campylobacter jejuni )生長はチョコレート寒天上でスプレッド平板法(spread plate technique)により定量し、37℃で48時間BBL社製の「Camp y Pack」中で培養した。ウシ型結核菌(Mycobacterium b ovis)生長はメンブラン濾過により定量し、グルコースベースブイヨン中で 3 5℃で28日培養した。 実施例 3 原生動物エントアメーバ・ヒストリチカ(Entamoeba histol ytica)ATCC 30922 GBL Lab.No.42409を殺すこ とにおける有効性について、イオネンポリマー製品BubondR65、Bus anR77、BusanR79、及びBusanR1055を評価した。 実施例2で記載した通りの脱イオン水及び人工湖水中における上記のポリマー 製品の有効性を試験した。接種物中のエントアメーバ栄養型(Entamoeb a trophozoites)の濃度は320/mlであった。表10〜13 に示されているように、血球計計数室中の運動性を400xで直接顕微鏡観察す ることによりエントアメーバを計数した。 試験した病原微生物の少なくとも99.9%を殺すのに必要なBubondR 65、BusanR77、BusanR77、BusanR79及びBusanR1 055の濃度(試験系中のイオネンポリマー製品のppm)を表14〜17に要 約した。 実施例 4 ポリオウイルスに対する有効性について、イオネンポリマー製品のBubon dR65、BusanR77、BusanR79及びBusanR1055を評価し た。EMEM含有5%こ牛血清中のストック溶液(106TC ID50よりも大 きいか又は等しい)として保持した0.3mlのポリオウイルス・タイプ1を実 施例2に記載した試験溶液100mlに添加した。ウイルスの生存性をTC I D50[試験単位の50%について1組織培養感染量(Tissue Cultu re Infectious Dose)の平均]の計算により定量した。この ウイルス(0.1ml/ウエル)をHep−2細胞中で5日間37℃、8〜10 %CO2中で培養した。生長ウイルスは、表18〜21に示されているように、 細胞単層に対する細胞変性の影響を顕微鏡観察することにより確立した。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI C02F 1/50 510 9342−4D C02F 1/50 510A 520 9342−4D 520A 9342−4D 520P 532 9342−4D 532Z 540 9342−4D 540B C08G 73/02 NTC 9285−4J C08G 73/02 NTC (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AT,AU,BB,BG,BR,BY, CA,CH,CN,CZ,DE,DK,ES,FI,G B,GE,HU,JP,KG,KP,KR,KZ,LK ,LU,LV,MD,MG,MN,MW,NL,NO, NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SI,S K,TJ,UA,UZ,VN

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.少なくとも一種の微生物の生長に影響され易く、微生物の生長の抑制の必 要性の認められる水性系中の少なくとも一種の微生物の生長を抑制する方法であ って、カンピロバクター属の種(Campylobacter ssp.)、マ イコバクテリウム属の種(Mycobacterium ssp.)、シゲラ属 の種(Shigella ssp.)、ビブリオ属の種(Vibrio ssp .)、エルシニア属の種(Yersinia ssp.)、エントアメーバー属 の種(Entamoeba ssp.)から選択される少なくとも一種の微生物 の生長を抑制するのに有効な量のイオネンポリマーを前記水性系に添加すること を含み、前記水性系が飲料水、下水及びその他の非海洋表層水から選択される、 前記方法。 2.少なくとも一種の微生物の生長に影響され易く、微生物の生長の抑制の必 要性の認められる水性系中の少なくとも一種の微生物の生長を抑制する方法であ って、カンピロバクター属の種(Campylobacter ssp.)、マ イコバクテリウム属の種(Mycobacterium ssp.)、シゲラ属 の種(Shigella ssp.)、ビブリオ属の種(Vibrio ssp .)、エルシニア属の種(Yersinia ssp.)、エントアメーバー属 の種(Entamoeba ssp.)から選択される少なくとも一種の微生物 の生長を抑制するのに有効な量のイオネンポリマーを前記水性系に添加すること を含み、前記水性系が飲料水、下水及びその他の非海洋表層水から選択され、前 記イオネンポリマーが式I: の反復単位を含み、式中、R1,R2,R3及びR4は同一又は異なることができ、 水素、少なくとも一個のヒドロキシル基で場合によって置換されているC1〜C2 0 アルキル及び少なくとも一個のC1〜C20アルキル基でベンゼン環部上に場合に よっては置換されているベンジルから選択され;AはC1〜C10アルキル、C2〜 C10アルケニル、C2〜C10アルキニル、C1〜C10ヒドロキシアルキル、対称又 は非対称ジ−C1〜C10−アルキルエーテル、アリール、アリール−C1〜C10− アルキル、又はC1〜C10−アルキルアリール−C1〜C10−アルキルから選択さ れる二価の基であり;BはC1〜C10アルキル、C2〜C10アルケニル、C2〜C1 0 アルキニル、C1〜C10ヒドロキシアルキル、アリール、アリール−C1〜C10 −アルキル、又はC1〜C10−アルキルアリール−C1〜C10−アルキルから選択 される二価の基であり;そして、X2-は当該イオネンポリマーの反復単位中のカ チオン電荷を釣り合わせるのに足る二価のカウンターイオン、二個の一価カウン ターイオン又は多価カウンターイオンの一部である、前記方法。 3.R1,R2,R3及びR4はメチル又はエチルであり;AはC1〜C5アルキル 、C2〜C5アルケニル、C2〜C5ヒドロキシアルキル、又は対称ジ−C2〜C5− アルキルエーテルであり;BはC1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜 C5ヒドロキシアルキル、アリール、アリール−C1〜C5−アルキル、又はC1〜 C5アルキルアリール−C1〜C5−アルキルであり;そしてX2-はハライドアニ オン又はトリハライドアニオンから各々選択される二個の一価アニオンである、 請求の範囲第2項記載の方法。 4.Aがプロピレン、2−ヒドロキシプロピレン又はジエチレンエーテルであ り;Bはエチレン又はプロピレンであり;そしてX2-は2Cl-である、請求の 範囲第3項記載の方法。 5.R1,R2,R3及びR4はメチルであり;Bは−CH2CH2−であり;そし てAは−CH2CH(OH)CH2−である、請求の範囲第4項記載の方法。 6.R1,R2,R3及びR4は各々メチルであり; Aは−CH2CH2OCH2CH2−であり;Bは−CH2CH2−である、請求の範 囲第4項記載の方法。 7.前記イオネンポリマーが架橋したポリマーである、請求の範囲第2項記載 の方法。 8.少なくとも一種の微生物の生長に影響され易く、微生物の生長の抑制の必 要性の認められる水性系中の少なくとも一種の微生物の生長を抑制する方法であ って、カンピロバクター属の種(Campylobacter ssp.)、マ イコバクテリウム属の種(Mycobacterium ssp.)、シゲラ属 の種(Shigella ssp.)、ビブリオ属の種(Vibrio ssp .)、エルシニア属の種(Yersinia ssp.)、エントアメーバー属 の種(Entamoeba ssp.)から選択される少なくとも一種の微生物 の生長を抑制するのに有効な量のイオネンポリマーを前記水性系に添加すること を含み、前記水性系が飲料水、下水及びその他の非海洋表層水から選択され、前 記イオネンポリマーが式II: の反復単位を含み、式中、R1及びR2は同一又は異なることができ、水素、少な くとも一個のヒドロキシル基で場合によって置換されているC1〜C20アルキル 及び少なくとも一個のC2〜C20アルキル基でベンゼン環部上に場合によっては 置換されているベンジルから選択され;AはC1〜C10アルキル、C2〜C10アル ケニル、C2〜C10アルキニル、C1〜C10ヒドロキシアルキル、対称又は非対称 ジ−C1〜C10−アルキルエーテル、アリール、アリール−C1〜C10−アルキル 、又はC1〜C10−アルキルアリール−C1〜C10−アルキルから選択される二価 の基であり;そして、X-は当該イオネンポリマーの反復単位中のカチオン電荷 を釣り合わせるのに足る一価のカウンターイオン、二価カウンターイオンの半分 又は多価カウンターイオンの一部である、前記方法。 9.R1及びR2は同じ又は異なることができ、そしてメチル又はエチルであり ;AはC1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5ヒドロキシアルキル、 又は対称ジ−C2〜C5−アルキルエーテルであり;そしてX-はハライドアニオ ンである、請求の範囲第8項記載の方法。 10.Aがプロピレン、2−ヒドロキシプロピレン又はジエチレンエーテルで あり;そしてX-はCl-である、請求の範囲第9項記載の方法。 11.R1及びR2は各々メチルであり、そして Aは−CH2CH(OH)CH2−である、請求の範囲第9項記載の方法。 12.R1及びR2は各々メチルであり、そして Aは−CH2CH(OH)CH2−であり、そして前記イオネンポリマーがエチレ ンジアミンで架橋されている、請求の範囲第9項記載の方法。 13.R1及びR2は各々メチルであり、Aは−CH2CH(OH)CH2−であ り、前記イオネンポリマーがアンモニアで架橋されている、請求の範囲第9項記 載の方法。 14.前記イオネンポリマーが、N,N,N′,N′−テトラメチル−1,2 −エタンジアミンで架橋されている1,1′−(メチルイミニオ)ビス(3−ク ロロ−2−プロパノール)ポリマーである、請求の範囲第9項記載の方法。 15.前記イオネンポリマーが架橋されているポリマーである、請求の範囲第 9項記載の方法。 16.少なくとも一種の微生物の生長に影響され易く、微生物の生長の抑制の 必要性の認められる水性系中の少なくとも一種の微生物の生長を抑制する方法で あって、カンピロバクター属の種(Campylobacter ssp.)、 マイコバクテリウム属の種(Mycobacterium ssp.)、シゲラ 属の種(Shigella ssp.)、ビブリオ属の種(Vibrio ss p.)、エルシニア属の種(Yersinia ssp.)、エントアメーバー 属の種(Entamoeba ssp.)から選択される少なくとも一種の微生 物の生長を抑制するのに有効な量のイオネンポリマーを前記水性系に添加するこ とを含み、前記水性系が飲料水、下水及びその他の非海洋表層水から選択され、 前記イオネンポリマーが式III: の反復単位を含み、 Qは、−(CHR′)p−、−CH2−CH=CH−CH2−、 −CH2−CH2−O−CH2−CH2−、−CH2−CH(OH)−CH2−、又は であり、n及びqは独立して2〜12を変動し;各R′は独立して水素又は低級 アルキル基であり;X2-は前記R基中のカチオン電荷を釣り合わせるに足る二価 のカウンターイオン、二個の一価のカウンターイオン又は多価カウンターイオン 、の部分であり;そしてX-は前記B′のカチオン電荷を釣り合わせるのに足る 一価のカウンターイオン、二価カウンターイオンの半分、又は多価カウンターイ オンである、前記方法。 17.R′が水素又はC1〜C4アルキルであり、nは2〜6、及びpは2〜6 である、請求の範囲第16項記載の方法。 18.R′が水素又はメチルであり;nは3であり、そしてpは2である、請 求の範囲第16項記載の方法。 19.前記イオネンポリマーが、N,N′−ビス−[1−(3−(ジメチルア ミノ)−プロピル)]ウレア及びエピクロロヒドリンの反応生成物である、請求 の範囲第16項記載の方法。 20.前記イオネンポリマーが、架橋したポリマーである、請求の範囲第16 項記載の方法。 21.前記微生物が、ビブリオ菌の種である、請求の範囲第1項記載の方法。 22.前記ビブリオ菌がコレラ菌(Vibrio cholerae)である 、請求の範囲第21項記載の方法。 23.前記ビブリオ菌がビブリオ・パラヘモリチカス(Vibrio par ahaemolyticus)である、請求の範囲第21項記載の方法。 24.前記微生物がカンピロバクター・ジエジユニ(Campylobact er jejuni)である、請求の範囲第1項記載の方法。 25.前記微生物がシゲラ・デイセンテリエ(Shigella dysen teriae)である、請求の範囲第1項記載の方法。 26.前記微生物がエルシニア・エンテロコリチカ(Yersinia en terocolitica)である、請求の範囲第1項記載の方法。 27.前記微生物がエントアメーバー・ヒストリチカ(Entamoeba histolytica)である、請求の範囲第1項記載の方法。 28.前記微生物がポリオウイルスである、請求の範囲第1項記載の方法。 29.前記水性系が飲料水である、請求の範囲第1項記載の方法。 30.前記飲料水中の前記イオネンポリマーの濃度が5ppmである、請求の 範囲第29項記載の方法。 31.前記水性系が下水である、請求の範囲第1項記載の方法。 32.前記水性系が非海洋表層水である、請求の範囲第1項記載の方法。 33.少なくとも一種の微生物の生長に影響され易く、微生物の生長の抑制の 必要性の認められる水性系中の少なくとも一種の微生物の生長を抑制する方法で あって、ウシ型結核菌(Mycobacterium bovis)、チフス菌 (Salmonella typhi)、及びカンジダ・アルビカンス(Can dida albicans)から選択される少なくとも一種の微生物の生長を 抑制するのに有効な量のイオネンポリマーを前記水性系に添加することを含み、 前記水性系が飲料水、下水及びその他の非海洋表層水から選択される、前記方法 。 34.水性系から伝染されるコレラの流行を抑制する方法であって、その抑制 の必要性の認められる前記水性系に、コレラの広がりを抑制する目的のために、 ビブリオ種の生長を抑制するのに有効な量のイオネンポリマーを添加することを 含み、前記水性系が飲料水、下水及びその他の非海洋表層水から選択される、前 記方法。 35.水性系から伝染されるコレラの流行を抑制する方法であって、その抑制 の必要性の認められる前記水性系に、コレラの流行を抑制する目的のために、ビ ブリオ種の生長を抑制するのに有効な量のイオネンポリマーを添加することを含 み、前記水性系が飲料水、下水及びその他の非海洋表層水から選択され、前記イ オネンポリマーが式I: の反復単位を含み、式中、R1,R2,R3及びR4は同一又は異なることができ、 水素、少なくとも一個のヒドロキシル基で場合によって置換されているC1〜C2 0 アルキル及び少なくとも一個のC2〜C20アルキル基でベンゼン環部上に場合に よっては置換されているベンジルから選択され;AはC1〜C10アルキル、C2〜 C10アルケニル、C2〜C10アルキニル、C1〜C10ヒドロキシアルキル、対称又 は非対称ジ−C1〜C10−アルキルエーテル、アリール、アリール−C1〜C10− アルキル、又はC1〜C10−アルキルアリール−C1〜C10−アルキルから選択さ れる二価の基であり;BはC1〜C10アルキル、C2〜C10アルケニル、C2〜C1 0 アルキニル、C1〜C10ヒドロキシアルキル、アリール、アリール−C1〜C10 −アルキル、又はC1〜C10−アルキルアリール−C1〜C10−アルキルから選択 される二価の基であり;そして、X2-は前記イオネンポリマーの反復単位中のカ チオン電荷を釣り合わせるのに足る二価のカウンターイオン、二個の一価カウン ターイオン又は多価カウンターイオンの一部である、前記方法。 36.R1,R2,R3及びR4はメチル又はエチルであり;AはC1〜C5アルキ ル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5ヒドロキシアルキル、又は対称ジ−C2〜C5 −アルキルエーテルであり;BはC1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2 〜C5ヒドロキシアルキル、アリール、アリール−C1〜C5−アルキル、又はC1 〜C5アルキルアリール−C1〜C5−アルキルであり;そしてX2-はハライドア ニオン又はトリハライドアニオンから各々選択される二個の一価アニオンである 、請求の範囲第35項記載の方法。 37.水性系から伝染されるコレラの流行を抑制する方法であって、その抑制 の必要性の認められる前記水性系に、コレラの流行を抑制する目的のために、ビ ブリオ種の生長を抑制するのに有効な量のイオネンポリマーを添加することを含 み、前記水性系が飲料水、下水及びその他の非海洋表層水から選択され、前記イ オネンポリマーが式II: の反復単位を含み、式中、R1及びR2は同一又は異なることができ、水素、少な くとも一個のヒドロキシル基で場合によって置換されているC1〜C20アルキル 及び少なくとも一個のC2〜C20アルキル基でベンゼン環部上に場合によっては 置換されているベンジルから選択され;AはC1〜C10アルキル、C2〜C10アル ケニル、C2〜C10アルキニル、C1〜C10ヒドロキシアルキル、対称又は非対称 ジ−C1〜C10−アルキルエーテル、アリール、アリール−C1〜C10−アルキル 、又はC1〜C10−アルキルアリール−C1〜C10−アルキルから選択される二価 の基であり;そして、X-は当該イオネンポリマーの反復単位中のカチオン電荷 を釣り合わせるのに足る一価のカウンターイオン、二価のカウンターイオンの半 分、又は多価カウンターイオンの一部である、前記方法。 38.R1及びR2はメチル又はエチルであり;AはC1〜C5アルキル、C2〜C5 アルケニル、C2〜C5ヒドロキシアルキル、又は対称ジ−C2〜C5−アルキルエ ーテルであり;そしてX-はハライドアニオンである、請求の範囲第37項記載 の方法。 39.水性系から伝染されるコレラの流行を抑制する方法であって、その抑制の 必要性の認められる前記水性系に、コレラの流行を抑制する目的のために、ビブ リオ種の生長を抑制するのに有効な量のイオネンポリマーを添加することを含み 、前記水性系が飲料水、下水及びその他の非海洋表層水から選択され、前記イオ ネンポリマーが式III: Qは−(CHR′)p−,−CH2−CH=CH−CH2−, −CH2−CH2−O−CH2−CH2−,−CH2−CH(OH)−CH2−、又は n及びpは独立して2〜12を変動し;各R′は独立して水素又は低級アルキル 基であり;X2-は前記R基のカチオン電荷を釣り合わせるのに足る二価のカウン ターイオン、二個の一価カウンターイオン又は多価カウンターイオンの一部であ り;そして、X-は前記B′基のカチオン電荷を釣り合わせるのに足る一価のカ ウンターイオン、二価のカウンターイオンの半分、又は多価カウンターイオンの 一部である、前記方法。 40.水性系から伝染されるポリオの流行を抑制する方法であって、その必要 性の認められる前記水性系に、ポリオウイルスの生長を抑制するのに有効な量の イオネンポリマーを添加することを含み、前記水性系が飲料水、汚水及びその他 の非海洋表面水から選択される、前記方法。
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