JPH08510424A - ペダルクランクアームの長さ調整装置 - Google Patents

ペダルクランクアームの長さ調整装置

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JPH08510424A
JPH08510424A JP7516471A JP51647195A JPH08510424A JP H08510424 A JPH08510424 A JP H08510424A JP 7516471 A JP7516471 A JP 7516471A JP 51647195 A JP51647195 A JP 51647195A JP H08510424 A JPH08510424 A JP H08510424A
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JP7516471A
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トット,ステフェン
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トリマティック ラッドテクニック ゲーエムベーハー
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62MRIDER PROPULSION OF WHEELED VEHICLES OR SLEDGES; POWERED PROPULSION OF SLEDGES OR SINGLE-TRACK CYCLES; TRANSMISSIONS SPECIALLY ADAPTED FOR SUCH VEHICLES
    • B62M3/00Construction of cranks operated by hand or foot
    • B62M3/02Construction of cranks operated by hand or foot of adjustable length

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Abstract

(57)【要約】 自転車のペダルクランクアームの有効長さを対称及び非対称の双方で調整するための装置。本装置は、市販のぺダルクランクアームと市販のペダルの間に、従来のペダルシャフトに代えて、分割した調整要素(1)が配置される。この調整要素(1)は、ペダルシャフトを形成する部分(4)を持つ偏心要素(3)、及び該偏心要素(3)に対向しかつねじ部分(6)を持つ相手部材(5)とを有する。相手部材(5)及び偏心要素(3)は駆動要素又は駆動凹所を有する。装置は組み立てられた状態において、駆動要素は対応する駆動凹所と一体化し、ペダルクランクアームの有効長さを規定する。駆動凹所を駆動要素へ連接し、それによるペダルクランクアームの有効長さを調整するために、ペダルクランクは後方へ回動され、同時にフリーホイール機構が作動する。

Description

【発明の詳細な説明】 ペダルクランクアームの長さ調整装置 本発明は、自転車のペダルクランクアームの有効長さを対称及び非対称の双方 に調整するための装置に関する。本発明は、既存のこの種駆動機構に追加する形 でペダルクランクとペダルからなる駆動システムの製造に適用可能である。本発 明の装置は、好ましくは、レース用自転車及び競技用の他の自転車に適用される 。 ペダルクランクアームの長さ調整の原理は知られており、それは変速機構に変 わるものとして、あるいは、自転車のギアのシフトに加えて他の可能性として駆 動力を伝達するのに用いられる。 例えば、ヨーロッパ特許公報0031627/B1は、クランクシャフトの形 に設計されたペダルシャフト、該ペダルの軸受け内で回動可能とされた第1のク ランクピン、該ペダルクランクアームの軸受け内で回転可能された第2のクラン クピンとを有し、該第1のクランクピンはフリーホイールハブと協働し、前方向 へのペダリングではフリーホイール位置を確保し、後方向へのペダリングでは第 1のクランクピンをペダルに連接しペダルを固定状態とするようになっている。 ペダルクランクアームに回動自在に支持されたクランクピンはペダルクランクア ームに対して8つの異なった角度位置を取ることができるようにセット可能とな っている。 上記のものは、実施に際して、既存のペダルクランクあるいは既存のペダルの いずれをも利用できないという不都合を有する。さらに、特別に製造された部品 が必要であり、ペダルクランクア ームに関して、ペダルクランクアーム内にトルク抵抗を用意することに加えて、 スライドギア及びクランクピンの装着を必要とする。 このことは多くの作業を必要とし、処理を標準化するのに負の効果をもたらし 、さらに、既存のペダルクランクを用いることを許容しない。また、この装置は 個別に、すなわち、非対称に、クランク長さをセッティングすることはできない 。与えられたセッティンク範囲、すなわち、シフト増分ごとの長さ変化量を個々 も変更することもできない。 従って、本発明の目的は、組付けが容易でありかつ製造コストも低い、走行時 及び停止時のいずれでもペダルクランクアームの長さを調整できる装置を提供す ることにある。この装置は既存のスタンダードなペダルクランク及びペダルに構 造的変更を加えることを必要とせず、さらに、自転車駆動システムに新規なもと のして取り付けることもでき、追加的なものとして取り付けることもできる。 本発明の他の目的は、2本のペダルクランクアームの長さをそれぞれ独立して セッティングできるようにすると共に、調整範囲、すなわち、シフト増分当たり の長さ変化量を可変とし、かつ、調整機構の作動にいたるまでの後方へのペダリ ング距離をセッティングできるようにすることにある。 本発明によれば、この目的は、請求項1、14、17、及び、22に記載の技 術的特徴とその前提となる技術事項との協働により達成可能である。本発明の他 の好ましい態様はそれぞれの従属項に記載される。 本発明の最大の利点は、従来のペダルシャフトに代えてペダルクランクアーム とペダルとの間に分割した調整要素を配置するようにしたことにより、ペダルク ランクアーム及びペダルに変更を行うことは全く必要なく、それ故に、標準品と して提供される市販のペダルクランク及びペダルをそのまま用いることができる ことにある。 これにより、例えは、クランク長さ172.5mmの生産でもって、170m m及び175mmのクランク長さは本発明によってセーブするというような方法 で、生産者は自己のクランク長さを標準化することが可能となる。競技用自転車 の分野ばかりでなく、マウンテンバイクの分野でも本発明は有効に機能する。後 者の分野で本発明を用いることにより、例えば、クランク長さ177.5mmの ものと比較して、175mm及び180mmのクランク長さを得ることができる 。 本発明によりなされる調整要素の構造は、ペダルシャフト部分を持つ偏心要素 と、前記偏心要素に対向する部材であってねじ込まれるべきねじ部分を持つ相手 部材とを有し、該相手部材と偏心要素はそれぞれ連接要素と連接凹所とを持ち、 該連接要素は組付けられた状態では対応する連接凹所に係合し、それにより、ペ ダルクランクアームの有効長さが規定されるものであり、製造が簡単かつ安価で あると同時に組付けも容易となる。 本発明は新規に構築することもでき、既存のペダルクランク駆動機構への追加 として構築することもできる。 本発明の他の利点は、連接要素を相手部材の内方前面上に配置し、連接凹所を 偏心要素の前面に配置する態様と、逆配置とする、 すなわち、連接要素を偏心要素の前面に配置し、連接凹所を相手部材の内方前面 上に配置する態様との双方が可能なことである。さらに、連接要素を相手部材の 外側面に配置し、連接凹所を偏心要素の内側面に配置するが、又は、連接凹所を 相手部材の外側面に配置し、連接要素を偏心要素の内側面に配置するようにする こともできる。 ペダルクランクアームの有効長さを対称にセッティングすることは、ペダルシ ャフト部分上に配置するフリーホイール機構と協働したペダルクランクアームの 後方への回動により達成される。 連接要素での孔及び連接凹所での半球状凹腔又は孔に位置するバネにより付勢 されたボールを用いることにより、作動面に沿って該ボールが次の連接凹所部ま で移動することから、ペダルクランクアームの長さをスムースに調整することが 可能となる。 2個の連接要素と4個の対称配置の連接凹所を備えることは好ましいことであ り、それにより、3種の異なったペダルクランクアーム長さが「中間」、「短」 、「長」として実現可能となる。 中間位置の設定は互いに対向する2つの異なったシフト位置で達成される。 ペダルクランクアームの後方への回動とフリーホイール機構との協働を通して のシフト位置のセッティングとは別に、例えば、小型の電動モーターやバネ機構 を用いる他の方法も当然に可能である。 本発明の他の利点は、市販のペダルクランクアームのねじ穴にスリーブを導入 することにより、2本のペダルクランクアームの長さを相互に非対称にかつ独立 してセッティングできることであ る。ここで用いられるスリーブはねじ込まれるべきねじ部材を受け入れるための 縦長孔を有している。ねじ込まれるべきねじ部材の前記縦長孔での位置決めは、 六角凹所を持つソケットヘッドキャップスクリュウーのためのスリーブにより行 われる。この非対称セッティングのもつ付加的可能性により、自転車の駆動機構 を個々人によって長さの異なる足の長さに対してそれぞれ正確に調整することが 可能となる。ごくわずかの違いの補償のために、円弧でありかつジョイントプレ ザービング(joint-preserving)なペダリングが可能となる。 もし、このようなセツティングを所望しない場合には、縦長孔を持つスリーブ を標準的にねじ穴を持つスリーブに交換することもできる。 本発明の他の利点は、調整範囲、すなわち、シフト増分当たりのペダル長さの 変化範囲をも調整可能なことである。このために、ペダルシャフト部分を中空軸 とその中に配置するボルトとから構成する。偏心要素の前面には該中空軸とボル トを受け入れるための縦長孔が設けられる。該縦長孔内での中空軸とボルトの位 置によつて、シフト位置の変化を通してもたらされる調整範囲は大きくなりまた 小さくなる。 位置の固定化は、中空軸の長さを越えて延出するボルトのねじ部分にナットを 締めつけることにより達成される。 本発明のさらに他の利点は、調整機構の作動までの後方へのペダリング距離を セッティング可能なことである。これは、ブッシュにより支持されたフリーホイ ールスリーブを配置することにより達成される。このようなブッシュはペダルシ ャフト部分上でス ライドベアリングとしての機能を持つ。該ブッシュにバネが係止され、該バネは ペダルシャフト部分の回りに巻装され、そこで再び係止される。 前方へのペダリング時には、フリーホイールスリーブはブッシュ上を回転し、 該スリーブはねじ込まれるべきスリーブ内のはまり部に受け入れられている。後 方へのペダリング時に、フリーホイールスリーブはブッシュをブロックし、そこ に係止したバネはペダルシャフト部分上をブロックするまで延伸する。そして、 偏心要素のシフト作動をトリップする。 板バネとして設計されるバネの長さの設定に応じて、例えば、1/4の後方へ の回転後にシフト作動をトリップするようにするか、完全に後方に2回転した後 でトリップするようにするか、等を適宜設定することができる。 以下、図示される実施例に基づき本発明をより詳細に説明する。なお、添付の 図において、 図1:連接要素及び該連接要素の前面に位置する連接凹所とを持つ調整要素の 第1の実施例を示す長さ方向断面図。ペダルシャフトケーシングは分離している 。 図2:ペダルシャフトケーシングが組み立てられかつフリーホイール機構を装 着した図1に示した調整要素の長さ方向断面図。 図3:図1による相手部材の内側前方からの側面図。 図4:図1による偏心要素の前方からの側面図。 図5:図2による凹所を持つフリーホイール機構の第1のブッシュ。 図6:図2によるノーズを持つフリーホイール機構の第2のブッシュ。 図7:図5を90°回転した図。 図8:図6を90°回転した図。 図9:相手部材の外側面に位置する連接要素を持つ調整要素の第2の実施例の 断面図。 図10:図9による相手部材。 図11:図10を90°回転した図。 図12:図9による偏心要素。 図12a:可変範囲のシフト増分を持つ偏心要素。 図13:図12を90°回転した図。 図13a:図12aを90°回転した図。 図14:ペダルクランク長を非対称に調整するための縦長孔を持つスリーブ。 図15:図14を90°回転した図。 図16:標準的ねじ穴を持つスリーブ。 図17:図16を90°回転した図。 図18:中空軸。 図19:中空軸を固定するボルト。 図20:フリーホイールスリーブの組み立て図。 図21:図20を90°回転した図。 図22:他の形態のフリーホイール機構を持つ調整要素の断面図。 である。 図1に示す第1の実施例において、分割した調整要素1は、図 1では分離しているペダルシャフトケーシング2、ケーシング内に位置しかつペ ダルシャフト部分4を持つ偏心要素3、及び、前記偏心要素3に対向しかつねじ 込まれるねじ部分6を持つ相手部材5とから構成される。 ねじ部分6は外面ねじを持ち、ペダルクランクアームのねじ穴内にねじ込まれ る。図1の実施例においては、ペダルクシャフトケーシング部材2aはペダルク シャフトケーシング部材2bに外嵌状に係合する。図2は、ペダルクシャフトケ ーシング部材2cがペダルクシャフトケーシング部材2dに外嵌状に係合する例 が示される。 ペダルシャフト部分4には、従来知られた例えばスタンダードあるいは安全ペ ダルのような任意のペダルが取り付けられかつつ支持される。 相手部材5は、同時に、ペダルシャフトケーシング2の一部でもあり、外ねじ を介してペダルシャフトケーシング2の反対側の内ねじ内にねじ込まれる。 この実施例において、図3に示すように、相手部材5はその内方前方側10に ボール7aとして設計される2つの連接要素7を有している。ボール7aは孔1 3内に位置しておりバネ14により付勢されている。ボール7aに作用するバネ のテンションは調整要素15によりセッティングされる。 この実施例において、2個以上のボール7aを備えること、あるいは、ボール 7aを1個又は複数個の中央に位置するバネで付勢することは、当然に可能であ る。 偏心要素3は、その前面側に、4個の連接凹所8を有している。 図4に示すように、4個の連接凹所8は対称に位置している。半球状の凹所とし て設計される連接凹所8の間には作動面9が位置している。 図2に示すように、ペダルシャフトケーシング2が一体にねじ込まるたとき、 連接要素7は対応した連接凹所8に係合し、それにより、ペダルクランクアーム の有効長さが規定される。 ペダルクランクアームの有効長さは連接凹所8における連接要素7の位置に依 存して異なった態様を持つ事実は、ねじ込まれるねじ部分6は線12に関して中 心となる状態で位置していることと、ペダルシャフト部分4は線12に関して偏 心して位置しているの結果から生じる。 上記の配列とは別に、連接要素7を偏心要素3側に配置し、連接凹所8を相手 部材5に配置することも可能である。 ペダルは図示されず、ペダルを取り付けることとなるペダルシャフト部分4の みが示される。 ペダルと協働するものとして、フリーホイール機構をペダルシャフト部分4に 設けることもできる。図2は該フリーホイール機構を組付けた状態を示しており 、その機構は図5〜図8に示される。 フリーホイール機構は切欠き17を持つ第1のブッシュ16を有する。第1の ブッシュ16内に、ノーズ19を持つ第2のブッシュ18が挿入される。さらに 、第2のブッシュ18はバネを受け入れるための開口22を有する。 図7に明記するように、切欠き17は、前方向の走行のための停止縁20a及 び後方向へのベダリングのための停止縁21aを 形成し、ペダルクランクアームの長さ調整は前記停止縁21aから作動する。 本発明の第1の実施例の作動について説明する。一体に組付けられた分割した 調整要素1は、ねじ込まれるねじ部分6を介して市販のペダルクランクアームの ねじ穴にねじ込まれる。また、ペダルシャフト部分4は装備したフリーホイール 機構と共に市販のペダルに組付けられる。連接要素7は連接凹所8に係合し「ペ ダルクランクアーム中間長さ」の状態を規定している。 前方向へのペダリング時に、フリーホイール機構はフリーホイール状態、すな わち、ペダルシャフト部分4がペダルの軸受け内で回転する状態を保証する。そ して、自転車はペダルクランクアームの中間長さで駆動される。 後方向へのペダリング時、この実施例では、ペダリングは135°の範囲であ るが、第2のスリーブ18のノーズ19は、切欠き17に沿って移動して停止縁 21aに達する。この停止縁21aの到達により、ペダルシャフト部分4は偏心 要素3と共にペダルに一体化するように接続し、ペダルクランクアーム長さ調整 機構を作動させる。 2つの調整可能位置における出発位置である「ペダルクランクアーム中間長さ 」から、連接要素7は作動面9に沿って次のシフト位置に係合するまでスライド する。所望であれば、再び中間位置を通過して他方端部の位置までスライドさせ る。 特別な場合には、3個以上のシフト位置を設けることもできる。それは、連接 凹所8の数をより多くすることにより容易に達成される。 本発明の第2の実施例が第9〜図20に示される。図12a及び13aはシフ ト増分が可変更であることを示している。また、図14及び図15は長さの非対 称的設定が可能なこと及び本発明の第1の実施例に適用可能なことを示している 。 本発明の第2の実施例の基本的相違点は、図9〜図13に示されるように、第 1の実施例の場合と相違して、連接要素7と連接凹所8とが偏心要素3と相手部 材5の前面ではなく、これら要素の内側面と外側面とに配置されている点である 。 図10に示すように、相手部材5はその外側面10bにボール7aとして設計 される連接要素7を受け入れるための孔13を有している。連接要素7は孔13 内に位置するバネ14により付勢される。 さらに、相手部材5はストッパー5a、ボール回動面5b、ねじ込み部分6と を有している。 図9、図12、図12aに示すように、偏心要素3は相手部材5への係合部を 有しており、そこに、ボール回動面3aが形成されている。組み立てられた状態 で、該ボール回動面3aは前記ボール回動面5bに対向する。 この実施例において、偏心要素3は90°オフセットした4個の孔8を持つ。 組み立てられた状態で、連接要素7は同時に2つの対向する位置にある孔8に係 合する。偏心要素3の調整は、先の実施例に関連して説明したと同様に方法によ りフリーホイール装置と協働して行われる。 このフリーホイール装置の構成によっては、偏心要素へのペダルシャフト部分 4を偏心要素に固着するように形成しかつ偏心要 素を中実体として設計するようにしてもよく、又は、ペダルシャフト部分4を中 空軸20とその中に位置するボルト21で構成し、偏心要素3の前方面22上の 縦長孔23内に前記中空軸20とボルト21とを配置するようにしてもよい。 この構成のための各構成部材の具体例が図13a、図18、図19に示される 。 縦長孔23は、偏心要素3の外側の前方面において中空軸20に一致し、かつ 、内側前方面でボルト21に一致するように設計される。ペダルシャフト部分4 を組み立てるに際して、中空軸20は外側から縦長孔23内に挿入し、ボルト2 1は内側から縦長孔23内に挿入する。ボルト21はその後端部にねじが切られ ており、かつ、中空軸20より長さが長いので、中空軸20はナットと協働する ことにより定着可能であり、それにより、偏心要素3に固着される。 定着を緩めることにより、中空軸20とボルト21とを縦長孔23に沿い上方 又は下方に移動することができる。それにより、クランク長さの異なった連続し た調整範囲を得ることができる。 ペダルクランク長さを非対称にセッティングするために、ねじ込まれるねじ部 分6を受け入れるための縦長穴19を持つスリーブ18が、市販のペダルクラン クアームのペダルシャフトの受入れのためのねじ付き孔中にねじ込まれる。その スリーブの例が図14及び図15に示される。 ねじ込まれるべきねじ部分6は、縦長穴19内において上下方向に連続して調 整可能であり、かつ、六角凹所を持つねじ付きスリーブ(図示されない)用いて 任意の位置で固定することができ る。 この構成は、整形外科的要因からサイクリストの足の長さが身体構造に起因し て異なっているような場合に、それを補償するのに特に有効である。 この種の補償が不要な場合には、縦長穴19を持つスリーブ18は図16及び 図17に示すような中心ねじ孔17を持つスリーブ16に置き換えられる。 以下に、フリーホイール機構の作動を、一例が図9に示される調整要素1の一 構成に対して適合する構成を持つものをベースとして説明する。 図20及び図21はねじ込まれるべきスリーブ25を示しており、該スリーブ 25にフリーホイール機構が配置される。 ねじ込まれるべきスリーブ25はペダル内にねじ込まれる。それにより、大き さ及び係合長さに関して種々の形態のペダルに適用可能となる。 ねじ込まれるべきスリーブ25はその前方位置26に切欠き27を有し、該切 欠き27は、フリーホイールスリーブ28上に位置しかつオイルスクレーパリン グに属するノーズの導入部として作用する。該切欠きの後側に、スリーブ25は オイルスクレーパリングのノーズを受け入れるための凹溝29を有する。 加えて、凹溝29は図示されないバネを包容しており、該バネは一方において ノーズに係止し、多方においてねじ込まれるべきスリーブ25に係止している。 バネの係止は、例えば、凹溝29にねじ込み可能なヘッドレススクリューのよう な、凹溝9内の適宜のストッパーにより行われる。 シフト位置間の切り換え、すなわち、偏心要素3の回転は、後ろ方向へのペダ リングによりもたらされる。その時に、フリーホイールスリーブ28はペダルシ ャフト部分4に一体となる。そして、凹溝29内のノーズは回転し、バネを延ば しながら前記ストッパーまで移動する。後ろ方向へのペダリングを連続させると 、ペダルは保持されて偏心要素3を回転させる。 後方へのペダリングの距離を調整機構が作動する距離までにセッティングする 他の方法が図22に示されおり、ブッシュ31に支持されたフリーホイールスリ ーブ30を持つ。このブッシュ31はペダルシャフト部分4上の滑り軸受けとし ての機能を持つ。このブッシュ31に対して、ペダルシャフト部分4の周囲に巻 装されたバネ32が係止されている。該バネ32はペダルシャフト部分4にも係 止されている。 前方へのペダリング時に、ねじ込まれるべきスリーブ33内の係止部に受け入 れられているフリーホイールスリーブ30はブッシュ31上で回転する。 後方へのペダリング時に、フリーホイールスリーブ30はブッシュ31をブロ ックする。そこに係止されたバネ32(この実施例では板バネとされている)は ペダルシャフト部分4をブロックするまで伸長し、かつ、偏心要素のシフト作動 をトリップする。 先に説明したフリーホイール機構の構造上の特徴は、与えられる構造的事実を 考慮してそれらと結合し得るように変更可能であることは理解されよう。 本発明は図示の実施例に限るものでなく、発明の範囲を逸脱することなく、個 々の構成要素を変更することによりさらに多くの 変形例を得ることができる。
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Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.フリーホイール動作をすると同時にペダルクランクアームとペダル間で偏心 作用をする自転車用ペダルクランクのペダルクランクアーム長さ調整装置におい て、 従来のペダルシャフトに代えて、市販のペダルクランクアームと市販のペダ ルの間に分割した調整要素(1)が位置し、前記調整要素は、ペダルシャフト部 分(4)を備える偏心要素(3)、及び該偏心要素(3)に対向しねじ込まれる べきねじ部分(6)を備える相手部材(5)とからなり、前記相手部材(5)及 び偏心要素(3)は各々連接要素又は連接凹所を有し、前記連接要素は、組み立 てられた状態において指定された連接凹所と係合し、ペダルクランクアームの有 効長さを規定することを特徴とする装置。 2.相手部材(5)は、その内部前方側(10)に少なくとも2つの連接要素( 7)を有し、偏心要素(3)は、その前方側(11)に作動面(9)に位置する 少なくとも4つの連接凹所(8)を有することを特徴とする請求項1記載の装置 。 3.相手部材(5)は、その内部前方側(10)に少なくとも4つの連接凹所を 有し、偏心要素(3)は、その前方側(11)に少なくとも2つの連接要素を有 することを特徴とする請求項1記載の装置。 4.連接要素(7)は相手部材(5)の外側面(10b)に位置し、連接凹所( 8)は偏心要素(3)の内側面(11b)に位置することを特徴とする請求項1 記載の装置。 5.連接凹所(8)は相手部材(5)の外側面(10b)に位置し、連接要素( 7)は偏心要素(3)の内側面(11b)に位置することを特徴とする請求項1 記載の装置。 6.ねじ込まれるべきねじ部分(6)は線(12)に関して中心を一致させて配 置され、ペダルシャフト部分(4)は前記線(12)に関して偏心させて配置さ れていることを特徴とする請求項1記載の装置。 7.連接凹所(8)の連接要素(7)への割り付け、従ってペダルクランクアー ムの有効長さの対称的セッティグは、前記ペダルクランクアームをペダルシャフ ト部分(4)上に配置されたフリーホイール機構と協働して後方へ回転させるこ とで行われることを特徴とする請求項1〜6のいずれか記載の装置。 8.連接要素(7)はボール(7a)であり、連接凹所(8)は半球状の凹所又 は穴であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか記載の装置。 9.ボール(7a)は穴(13)中に配置されたバネ(14)によって付勢され ていることを特徴とする請求項8記載の装置。 10.複数個のボール(7a)が中心に配置されたバネによって付勢されている ことを特徴とする請求項6記載の装置。 11.ボールに作用するバネ力はセッティグ要素(15)によってセッティグで きることを特徴とする請求項9又は10記載の装置。 12.フリーホイール機構は、切欠き(17)を有する第1のブッシュ(16) 及び前記第1のブッシュ(16)中に配置されノーズ(19)を有する第2のブ ッシュ(18)からなり、前方へのペダリング時にはフリーホイール位置にあり 、後方へのペダリン グ時にはは、ペダルシャフト部分(4)をペダルに一体的に結合し、偏心要素( 3)が相手部材(5)に対して位置を変え、連接要素(7)が作動面(9)に沿 って動いて次の連接凹所(8)に係合することを特徴とする請求項1又は7記載 の装置。 13.ねじ部分(6)を受け入れるための中心を一致させたねじ穴(17)を有 するスリーブ(16)が市販のペダルクランクアームのペダルシャフトを受け入 れるねじ穴にねじ込まれていることを特徴とする請求項1記載の装置。 14.ねじ込まれるべきねじ部分(6)を受け入れる縦長孔(19)を有するス リーブ(18)が市販のペダルクランクアームを受け入れるためのねじ穴にねじ 込まれていることを特徴とする請求項1記載の装置。 15.縦長孔(19)にねじ込まれるねじ部分(6)の位置決めが六角形の凹所 を有するねじ付きスリーブによって行われることを特徴とする請求項14記載の 装置。 16.ペダルシャフト部分(6)は中実構造を有し、偏心要素(3)に固着する ように形作られていることを特徴とする請求項1記載の装置。 17.ペダルシャフト部分(4)は中空軸(20)及びその中に配置されたボル ト(21)からなり、偏心要素(3)の前方面(22)に前記中空軸(20)及 びボルト(21)を受け入れる縦長孔(23)が位置していることを特徴とする 請求項1記載の装置。 18.縦長孔(23)は、偏心要素(3)の外側の前方面では中空シャフト(2 0)に適合するように仕上げられ、内側の前方面ではボルト(21)に適合する ように形成されていることを特徴と する請求項17記載の装置。 19.ボルト(21)は中空軸(20)より長く、その後端は少なくとも1つの ナットがはめられるようにねじ(24)を有することを特徴とする請求項17又 は18記載の装置。 20.フリーホイール機構は溝(29)及び切欠き(27)を有しねじ込まれる スリーブ(25)、及びペダルシャフト部分(4)上に位置し、オイルスクレー パリング及びその上に形成されたノーズを有するフリーホイールスリーブ(28 )からなることを特徴とする請求項1又は7記載の装置。 21.バネ及び係止部が溝(29)中に配置されていることを特徴とする請求項 20記載の装置。 22.フリーホイールスリーブ(30)はブッシュ(31)上に支持されてペダ ルシャフト部分(4)に滑り軸受けとして作用し、バネ(32)は前記ブッシュ に係止され、前記バネはペダルシャフト部分(4)の周囲に巻かれ他端でそこに 係止されていることを特徴とする請求項1又は7記載の装置。 23.バネ(32)は板バネであることを特徴とする請求項22記載の装置。
JP7516471A 1993-12-14 1994-12-14 ペダルクランクアームの長さ調整装置 Ceased JPH08510424A (ja)

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