JPH085100Y2 - ブルドーザの油圧作動式操向装置 - Google Patents

ブルドーザの油圧作動式操向装置

Info

Publication number
JPH085100Y2
JPH085100Y2 JP1990030137U JP3013790U JPH085100Y2 JP H085100 Y2 JPH085100 Y2 JP H085100Y2 JP 1990030137 U JP1990030137 U JP 1990030137U JP 3013790 U JP3013790 U JP 3013790U JP H085100 Y2 JPH085100 Y2 JP H085100Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shaft
power
gears
pair
gear
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1990030137U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03121085U (ja
Inventor
栄一 福田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Komatsu Ltd filed Critical Komatsu Ltd
Priority to JP1990030137U priority Critical patent/JPH085100Y2/ja
Publication of JPH03121085U publication Critical patent/JPH03121085U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH085100Y2 publication Critical patent/JPH085100Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Non-Deflectable Wheels, Steering Of Trailers, Or Other Steering (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 横軸と起動輪軸に介装した遊星歯車機構のサンギヤの
回転を、油圧モーターによって制御するブルドーザ等の
車両の油圧操向装置の構造に関する。
(従来の技術) 第2図は、一般的な油圧操向装置の系統図である。図
示されないエンジンの動力は、トランスミッションによ
って変速された後、入力軸13からベベルピニオン14、ベ
ベルギヤ15を経由して横軸4に伝達される。
ここで、横軸4と左右の起動輪に動力を伝達する起動
輪軸16の間には、遊星歯車機構17が介装してあり、その
構成部品である一方のサンギヤ17aは、ギヤ18から中間
軸12に嵌着したギヤ10,11及びギヤ19,20を経由して操向
用の油圧モータ21に連結されている。
また、他方のサンギヤ17bは、ギヤ22から直接ギヤ19,
20を経由して、油圧モータ21に連結されている。
かかる構成の油圧操向装置では、油圧モータ21が停止
状態では、左右の起動輪軸16には等速で動力が伝達され
るが、油圧モータ21を正逆いずれかへ回転させることに
よって、その方向と速度に応じて、左右の起動輪軸が不
等速回転となり、操向が行われる。
第3図は、かかる油圧操向装置の要部に係る従来構造
の断面図である。
横軸ケース23の内壁に対向して固着された左右一対の
中仕切板24,25の下部には、それぞれ横桟軸4を回転自
在に把持する円すいころ軸受5を嵌装したリテーナ6を
滑動可能に嵌入してあり、このリテーナ6の左右方向の
位置は、外周の一部に形設されたねじ部に螺着するナッ
ト7の回転によって規定される。
このため、左右のナット7を回転させることによっ
て、円すいころ軸受5に適度の予圧が与えられる。
また、中仕切板24,25の上部には、軸受9を介してギ
ヤ10及び11を嵌着した中間軸26が支承されている。
(考案が解決しようとする課題) かかる構造の操向装置では、ベベルギヤを止着した横
軸を支承する円すいころ軸受に予圧を与えることによっ
て、その反力が軸受のリテーナ及びリテーナに螺着した
ナットを介して中仕切板に作用し、これを変形させる。
このため、中仕切板の剛性が低いと下部の変形が上部
にも波及し、中間軸や、この軸を支承する軸受に荷重が
加わり、これらの部品強度を低下させるという問題があ
った。
また、横軸部のベベルギヤとベベルピニオンのかみ合
い調整を行うには、中間軸やこの軸に嵌着したギヤ類が
邪魔になるため、離脱させねばならないが、このために
は、ギヤ類やカラー等の付属部品を含めて中間軸部を全
分解する必要があり、余分の工数がかるという問題もあ
った。
本考案は、かかる課題を解釈することを目的としてい
る。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本考案に係るブルドーザ
の油圧作動式操向装置は、車両に搭載されたエンジン
と、エンジンからの動力をミッションを介して受ける横
軸ケース内に配設れたベベルピニオンおよびベベルギャ
と、ベベルギャからの動力を左右の遊星歯車機構に伝達
する横軸と、遊星歯車機構からの動力を受けて車両を走
行する左右の起動輪と、左右の起動輪に回転数差を与え
て車両を操向する動力を出力する油圧モータと、油圧モ
ータの操向用動力を左右の横軸に伝達する一対の第1ギ
ャ10,11と、両端部に一対の第1ギャ10,11を嵌着し、操
向用動力を伝達する中間軸12と、横軸4に回転自在に支
持されるとともに、第1ギャ10,11からの操向用動力を
受けて左右の遊星歯車機構に伝達する左右一対の第2ギ
ャ18,22とからなるブルドーザの油圧作動式油圧操向装
置であって、一対の第1ギャ10,11、中間軸12、およ
び、一対の第1ギャ10,11と中間軸12とを回転自在に支
持する軸受9,9が取着され、かつ、横軸ケース1に着脱
自在なギヤケース8を有する構成としたものである。
(作用) かかる構造の操向装置では、円すいころ軸受に予圧を
与えることによって、中仕切板に変形が生じても、中間
軸や、これを支承するベアリングには荷重が加わらな
い。
また、ベベルギヤとベベルピニオンのかみ合いを調整
する場合には、横軸ケース上部のギヤケースを取り外す
ことによって、中間軸や、これに嵌着されたギヤ類を分
解することなく、組立て状態のままで離脱することがで
きる。
(実施例) 以下に、本考案を図に示す実施例について説明する。
第1図は、本考案に係る油圧操向装置の要部の断面図
である。
横軸ケース1の内壁に対向して固着された左右一対の
中仕切板2,3の下部には、それぞれ横軸4を回転自在に
把持する円すいころ軸受5を嵌装したリテーナ6が、滑
動可能に嵌入してあり、このリテーナ6の左右方向の位
置は、外周の一部に形設されたねじ部に螺着するナット
7の回転によって規定れる。したがって、このナット7
を回転させることによって、円すいころ軸受5の予圧量
を加減することができる。
また、図示しないエンジンの動力はトランスミッショ
ンを介して入力軸13(第2図に示す)に伝達されてい
る。この入力軸13からベベルピニオン14(第2図に示
す)、ベベルギャ15を介して横軸ケース1内に配設した
横軸4に伝達される。この横軸4に軸受を介してギャ18
を嵌着している。この横軸ケース1の上部にギャケース
8を着脱自在に取着している。このギャケース8の内側
に左右一対のブラケット8a,8bを固着している。このブ
ラケット8a,8bは軸受9,9を介して中間軸12を支承してい
る。この中間軸12の一端と他端はギャ10,11を嵌着して
いる。前記横軸4に嵌着するギャ18は前記中間軸12に嵌
着するギャ10と噛合するようになっている。また中間軸
12に嵌着するギャ11はギャ19と噛合するようになってい
る。このギャ19はギヤ20(第2図に示す)と噛合し油圧
モータ21(第2図に示す)により駆動される。この油圧
モータ21からの操向用動力はギャ19からギャ11に伝達
し、中間軸12、ギャ10,11を介して横軸4に回転自在に
支持されるギャ18,22から左右の遊星歯車機構17,17(第
2図に示す)に伝達している。
(考案の効果) かかる構造の油圧操向装置では、横軸を支承する円す
いころ軸受に予圧を加えることによって、中仕切板に若
干の変形が生じても、油圧モータの回転を伝達する軸受
には影響がなく、これらの部品強度を低下させることも
ない。
また、横軸部のベベルギヤとベベルピニオンのかみ合
い調整を行う場合には、横軸ケース上部に架装したギヤ
ケースを取り外すことによって、調整の邪魔になる中間
軸や、これに嵌着されたギヤ類を分類することなく、組
立て状態のままで離脱できるため、工数が低減できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案に係るブルドーザの油圧作動式操向装
置の要部の断面図、第2図は、一般的な油圧作動式操向
装置の系統図、第3図は、従来の油圧作動式操向装置の
要部の断面図である。 1,23…横軸ケース、2,3,24,25…中仕切板、4…横軸、
5…円すいころ軸受、6…リテーナ、7…ナット、8…
ギャケース、9…軸受、10,11,18,19,20,22…ギャ、12,
26…中間軸、13…入力軸、14…ベベルピニオン、15…ベ
ベルギャ、16…起動輪、17…遊星歯車機構、21…油圧モ
ータ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両に搭載されたエンジンと、エンジンか
    らの動力をミッションを介して受ける横軸ケース内に配
    設されたベベルピニオンおよびベベルギャと、ベベルギ
    ャからの動力を左右の遊星歯車機構に伝達する横軸と、
    遊星歯車機構からの動力を受けて車両を走行する左右の
    起動輪と、左右の起動輪に回転数差を与えて車両を操向
    する動力を出力する油圧モータと、油圧モータの操向用
    動力を左右の横軸に伝達する一対の第1ギャ(10,11)
    と、両端部に一対の第1ギャ(10,11)を嵌着し、操向
    用動力を伝達する中間軸(12)と、横軸(4)に回転自
    在に支持されるとともに、第1ギャ(10,11)からの操
    向用動力を受けて左右の遊星歯車機構に伝達する左右一
    対の第2ギャ(18,22)とからなるブルドーザの油圧作
    動式油圧操向装置において、一対の第1ギャ(10,1
    1)、中間軸(12)、および、一対の第1ギャ(10,11)
    と中間軸(12)とを回転自在に支持する軸受(9,9)が
    取着され、かつ、横軸ケース(1)に着脱自在なギヤケ
    ース(8)を有することを特徴とするブルドーザの油圧
    作動式油圧操向装置。
JP1990030137U 1990-03-23 1990-03-23 ブルドーザの油圧作動式操向装置 Expired - Lifetime JPH085100Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990030137U JPH085100Y2 (ja) 1990-03-23 1990-03-23 ブルドーザの油圧作動式操向装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990030137U JPH085100Y2 (ja) 1990-03-23 1990-03-23 ブルドーザの油圧作動式操向装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03121085U JPH03121085U (ja) 1991-12-11
JPH085100Y2 true JPH085100Y2 (ja) 1996-02-14

Family

ID=31532869

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1990030137U Expired - Lifetime JPH085100Y2 (ja) 1990-03-23 1990-03-23 ブルドーザの油圧作動式操向装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH085100Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008049867A (ja) * 2006-08-25 2008-03-06 Yanmar Co Ltd クローラ式作業車両

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS526534Y2 (ja) * 1971-03-24 1977-02-10
JPS6456277A (en) * 1987-08-25 1989-03-03 Komatsu Mfg Co Ltd Change gear and steering system

Also Published As

Publication number Publication date
JPH03121085U (ja) 1991-12-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6991571B2 (en) Variable ratio drive system
JP2008273327A (ja) 車両用可変ギヤ比操舵装置
JP2004001726A (ja) タンデム車軸用前輪キャリヤ組立物
JPH08258728A (ja) 電動パワーステアリング装置
GB2156475A (en) Vehicle wheel reduction gear mechanism
GB2089931A (en) Epicyclic gearing drive for dredger drum
JPH0355953U (ja)
JPH085100Y2 (ja) ブルドーザの油圧作動式操向装置
US4883142A (en) Drive arrangement for connecting a vehicle output shaft to a vehicle axle
US4170152A (en) Transmission arrangement
JP4108814B2 (ja) 車両用電動式駆動装置
US2648236A (en) Driving gear for the driven axles of vehicles
JPS6320580Y2 (ja)
JP2000002239A (ja) スラストベアリング機構
RU2725016C1 (ru) Электроусилитель рулевого управления
EP0022779A1 (en) Geared steering means
JPS6343866A (ja) 電動式パワ−ステアリング装置
US3768821A (en) Split torque drivetrain for multiple wheel vehicle
KR101909108B1 (ko) 다단 감속 구동장치
WO2020261200A1 (en) Drive unit for electric vehicle
JP3928204B2 (ja) 4輪駆動車のトランスファ構造
RU2750947C1 (ru) Усилитель рулевого управления с электрическим приводом
JP2624824B2 (ja) 遊星歯車装置のキャリア構造
JP2652715B2 (ja) 4輪駆動車の動力配分制御装置
JP2000074156A (ja) 終減速装置