JPH08509Y2 - エンジンのシリンダヘツド構造 - Google Patents

エンジンのシリンダヘツド構造

Info

Publication number
JPH08509Y2
JPH08509Y2 JP1987037196U JP3719687U JPH08509Y2 JP H08509 Y2 JPH08509 Y2 JP H08509Y2 JP 1987037196 U JP1987037196 U JP 1987037196U JP 3719687 U JP3719687 U JP 3719687U JP H08509 Y2 JPH08509 Y2 JP H08509Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cooling water
head
cylinder head
cylinder
water passage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1987037196U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63146147U (ja
Inventor
正美 宮本
哲昭 広田
昭雄 下岡
眞也 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP1987037196U priority Critical patent/JPH08509Y2/ja
Publication of JPS63146147U publication Critical patent/JPS63146147U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH08509Y2 publication Critical patent/JPH08509Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、エンジンのシリンダヘッド構造に関し、よ
り詳しくはオーバヘッドカム型水冷式エンジンのものに
関する。
(従来技術) オーバヘッドカム型水冷式エンジンにあっては、シリ
ンダヘッド内に配設される動弁系カムジャーナル部がシ
リンダヘッドのヘッド内冷却水通路を跨いで設けられて
いる。
このため、実開昭60-69347号公報にも見られるよう
に、レイアウトの関係上、シリンダヘッドをシリンダブ
ロックに固定するヘッドボルトのボス部を、上記動弁系
カムジャーナル部を挟んで配置するようにしたもので
は、動弁系カムジャーナル部の支持剛性が不足し易く、
動弁系の反力を受けて、カムジャーナル部の上下動が発
生し易い。
この問題に対し、ヘッドボルトのボス部と上記動弁系
カムジャーナル部とで挟まれたヘッド内冷却水通路の角
隅部に補強用リブを設けることが、上記動弁系カムジャ
ーナル部の支持剛性を高める上で効果的であると考えら
れる。
しかしながら、単に補強用リブを設けたときには、こ
の補強用リブがヘッド内冷却水通路内に突出した存在と
なるため、冷却水の流れを阻害する要因となる。特に、
シリンダヘッド内の冷却水通路は、吸気ポート、排気ポ
ート等を避けるようにして設けられているため、その形
状は複雑である。このため、ヘッド内冷却水通路には死
水部(冷却水のよどみ)が発生し易い上に、更に、冷却
水の流れを阻害する要因を付加することは死水部の発生
を増長する結果となり易い。
なお、ヘッド内冷却水通路内に上壁部から垂下したリ
ブを設けることが実開昭55-170438号公報に示されてい
るが、これは動弁系カムジャーナル部の支持剛性につい
ては何等考慮されてなく、また、冷却水の流れを阻害
し、よどみを発生させるものである。
そこで、本考案の目的は、上述した補強用リブを設け
て動弁系カムジャーナル部の支持剛性を高めるとしたと
きの問題点、つまりヘッド内冷却水通路に死水部が発生
するのを抑えるようにしたエンジンのシリンダヘッド構
造を提供することにある。
(問題点を解決するための手段、作用) 上記目的を達成するために本考案にあっては、 多気筒エンジン用のシリンダヘッドに、ヘッド内冷却
水通路と、該ヘッド内冷却水通路を跨いで配設される動
弁系カムジャーナル部と、該動弁系カムジャーナル部を
挟むようにして設けられるヘッドボルト用ボス部と、が
設けられ、前記シリンダヘッドの下壁に、シリンダブロ
ック内の各気筒周りの冷却水を前記ヘッド内冷却水通路
に導入する冷却水導入口が形成されているエンジンのシ
リンダヘッド構造において、 前記ボス部と前記動弁系カムジャーナル部とで挟まれ
た前記ヘッド内冷却水通路の角隅部に補強用リブが設け
られ、 前記補強用リブは、前記シリンダヘッド下壁側から該
シリンダヘッド上壁側に向うに従って該シリンダヘッド
の幅方向内方に拡張されると共に、前記冷却水導入口か
らヘッド内冷却水通路に流入する流入冷却水の流れに沿
うように湾曲されている、 構成としてある。
このような構成とすることにより、動弁系カムジャー
ナル部の支持剛性は上記補強用リブによって高められる
ことは勿論、この補強用リブがシリンダブロックからシ
リンダヘッドに流入する流入冷却水の流れに沿って湾曲
する形状とされていることから、流入冷却水をヘッド内
冷却水通路の本流に合流させるに際し、途中、流入冷却
水の流れが補強用リブによって阻害(邪魔)されること
はなくなり、該補強用リブに基づいて、冷却水がよどむ
ようなことはなくなる。
また、補強用リブが、流入冷却水の流れに沿って湾曲
する形状とされ、しかも、シリンダヘッド下壁側からシ
リンダヘッド上壁側に向うに従ってシリンダヘッドの幅
方向内方に拡張されていることから、シリンダヘッド下
壁の冷却水導入口からの流入冷却水の流れを、できるだ
け長い間、乱したり、拡散したりすることがないように
案内するために、案内距離を長くすることができ、流入
当初の状態をできるだけ長い間維持して流入冷却水の速
度の低下を抑え、流入冷却水の圧力をその周囲の冷却水
の圧力に対して低い状態に維持し、流入冷却水の周囲の
冷却水を、長い間、該流入冷却水に引き込むことができ
ることになる。
このため、ヘッド内冷却水通路における冷却水のよど
みの発生が効果的に防止されることになる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を添付した図面に基づいて説明
する。
第2図において、符号Eはエンジン本体で、このエン
ジン本体Eは、既知のように、シリンダブロック1、シ
リンダヘッド2、ヘッドカバー3等から構成された水冷
式直列4気筒オーバヘッドカム型のものとされて、シリ
ンダヘッド2には、その一側面2aに4つの吸気ポート4
が開口され、他側面2bには、第1図に示すように、4つ
の排気ポート5が開口されている。そして、ここでは、
各吸気ポート4が第1の吸気ポート4aと第2の吸気ポー
ト4bとの2つに分岐されて各気筒に臨むのもとされ、こ
れら第1、第2の吸気ポート4a、4bは夫々、吸気弁(図
示省略)により開閉されるようになっている。すなわ
ち、エンジン本体Eは吸気2弁、排気1弁の形式のもの
とされている。第3図中、符号6は吸気弁用バルブガイ
ド、符号7は排気弁用バルブガイドである。
上記吸気弁、排気弁は、シリンダヘッド2に配設され
たカムシャフト(図示省略)により駆動される。このカ
ムシャフトを回転自在に支持する動弁系カムジャーナル
部8は、第4図に示すように、シリンダヘッド2内のヘ
ッド内冷却水通路9を跨いで設けられており、この動弁
系カムジャーナル部8を挟むようにして、シリンダヘッ
ド2をシリンダブロック1に固定するヘッドボルトのボ
ス部10が配設されている。
上記ヘッド内冷却水通路9は、シリンダブロック1内
の冷却水通路、つまり各気筒回りに形成された冷却水通
路とポート11により連通され、このヘッド内冷却水通路
9内の冷却水は、エンジン本体Eの一端側(図面に向か
って右側)から導出されて、ラジエータ等に案内される
よになっている。このようなヘッド内冷却水通路9にお
いて、そのヘッドボルトボス部10と動弁系カムジャーナ
ル部8とで挟まれた角隅部には、補強用リブ12が設けら
れており、この補強用リブ12は上記冷却水ポート11から
ヘッド内冷却水通路9内に流入した冷却水の流れ方向に
(第1図中、1点鎖線で示す矢印方向)に沿って湾曲す
る形状とされている。
以上の構成において、動弁系カムジャーナル部8を挟
んでヘッドボルトボス部10を配したことに伴う動弁系カ
ムジャーナル部8の支持剛性の低下は、補強用リブ12に
よって補われ、これにより動弁系カムジャーナル部8の
上下動が抑えられることとなる。そして、この補強用リ
ブ12の形状がシリンダブロック1からシリンダヘッド2
へ流入する冷却水の流れ方向に沿って湾曲する形状とさ
れているため、この冷却水は、ヘッド内冷却水通路9内
の本流(図中、矢印)と滑らかに合流することとなる。
そして、このシリンダブロック1からシリンダヘッド2
へ流入する冷却水の流れに誘われる形で、死水部となり
易い部位Dでの冷却水の流れが強制され、これにより冷
却水のよどみが防止されることとなる。
(考案の効果) 以上の説明から明らかなように、本考案によれば、補
強用リブによって動弁系カムジャーナル部の支持剛性を
向上することができることは勿論、ヘッド内冷却水通路
における冷却水のよどみの発生を効果的に防止すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、シリンダヘッド内の冷却水通路を示すもの
で、第2図のI−I断面図、 第2図は、エンジン本体の側面図、 第3図は、ヘッドカバーを取り外した状態を示すシリン
ダヘッドの平面図、 第4図は、第3図のIV-IV断面図である。 2:シリンダヘッド 8:動弁系カムジャーナル部 9:ヘッド内冷却水通路 10:ヘッドボルトボス部 12:補強用リブ 11:冷却水ポート D:死水部となり易い部位
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 山本 眞也 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 (56)参考文献 特開 昭60−113050(JP,A) 特開 昭61−149551(JP,A) 実開 昭53−98253(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】多気筒エンジン用のシリンダヘッドに、ヘ
    ッド内冷却水通路と、該ヘッド内冷却水通路を跨いで配
    設される動弁系カムジャーナル部と、該動弁系カムジャ
    ーナル部を挟むようにして設けられるヘッドボルト用ボ
    ス部と、が設けられ、前記シリンダヘッドの下壁に、シ
    リンダブロック内の各気筒周りの冷却水を前記ヘッド内
    冷却水通路に導入する冷却水導入口が形成されているエ
    ンジンのシリンダヘッド構造において、 前記ボス部と前記動弁系カムジャーナル部とで挟まれた
    前記ヘッド内冷却水通路の角隅部に補強用リブが設けら
    れ、 前記補強用リブは、前記シリンダヘッド下壁側から該シ
    リンダヘッド上壁側に向うに従って該シリンダヘッドの
    幅方向内方に拡張されると共に、前記冷却水導入口から
    ヘッド内冷却水通路に流入する流入冷却水の流れに沿う
    ように湾曲されている、 ことを特徴とするエンジンのシリンダヘッド構造。
JP1987037196U 1987-03-16 1987-03-16 エンジンのシリンダヘツド構造 Expired - Lifetime JPH08509Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987037196U JPH08509Y2 (ja) 1987-03-16 1987-03-16 エンジンのシリンダヘツド構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987037196U JPH08509Y2 (ja) 1987-03-16 1987-03-16 エンジンのシリンダヘツド構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63146147U JPS63146147U (ja) 1988-09-27
JPH08509Y2 true JPH08509Y2 (ja) 1996-01-10

Family

ID=30848309

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987037196U Expired - Lifetime JPH08509Y2 (ja) 1987-03-16 1987-03-16 エンジンのシリンダヘツド構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08509Y2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6029655Y2 (ja) * 1977-01-13 1985-09-06 ヤンマーディーゼル株式会社 内燃機関のシリンダヘツド
JPS60113050A (ja) * 1983-11-25 1985-06-19 Mazda Motor Corp エンジンのシリンダヘツド構造
JPS61149551A (ja) * 1984-12-20 1986-07-08 Mazda Motor Corp エンジンのシリンダヘツド構造

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63146147U (ja) 1988-09-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0763655B1 (en) Structure for supporting EGR valve in engine
JPH01301947A (ja) 4サイクルエンジンのシリンダヘッド冷却構造
JP2019157800A (ja) 内燃機関
JP3695401B2 (ja) 内燃機関の吸気装置
JP2005201093A (ja) 車両用エンジンの冷却装置
JPH08509Y2 (ja) エンジンのシリンダヘツド構造
JP3002210B2 (ja) 2サイクルv型エンジンの吸気装置
JP2011043096A (ja) 内燃機関における排気ガス還流装置
JPH0821257A (ja) サーモスタット取付位置構造
JP2526038Y2 (ja) シリンダヘッドの冷却水通路構造
JPH08246952A (ja) カムブラケット部一体型ロッカカバー付内燃機関
JPH0437255Y2 (ja)
JPH0355785Y2 (ja)
JPH0442518Y2 (ja)
JPH0343368Y2 (ja)
JPH11153029A (ja) 自動二輪車用エンジン
JPS5922287Y2 (ja) 多気筒内燃機関のegr通路装置
JPH08334069A (ja) 内燃機関の吸気マニホルド一体型ロッカカバー
JPH0523824Y2 (ja)
JP2517063Y2 (ja) 自動車におけるv型内燃機関の吸気マニホールド冷却装置
JP2586277Y2 (ja) エンジンの吸気ポート
JP2538593Y2 (ja) シリンダヘッドのウォータジャケット構造
JPH11210561A (ja) 内燃機関における排気ガスの還流装置
JPH0315809Y2 (ja)
US4676217A (en) Internal combustion engine having a supercharger