JPH08509414A - 衛生用水装器具のための噴流水調節器及び流量制限器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 ［課題］ 水道蛇口における流量を、使用中に外部から最適の最小限流量に調量して流量制限器の長期間にわたる耐用寿命を保証し、保守・掃除の問題を排除すると共に、衛生区域においても該流量制限器を問題なく適用できるようにする。［解決手段］ １９９３年３月８日付けで出願された特許出願公開第４３０７２４６．１号明細書に記載された、ケーシング内に収容された噴流水微細分化装置を備えた形式の、衛生用水装器具及び水道蛇口に装着することのできる噴流水調節器及び流量制限器を上位概念とする本発明は、円筒付き穴あき板（２４，２５，２６，４０）が、水量微絞りのために別の絞り機構（２７，２８，２９，３１）を有していることを特徴としている。つまり本発明の噴流水微細分化装置は、水量の予絞りを引受ける絞りプレート（１５，３３，３５，１８，３４）と、水量の微絞りを引受ける円筒付き穴あき板（２４，２５，２６，４０）内に設けられた、使用中に外部から調節可能な絞り機構とから成っている。

Description

【発明の詳細な説明】 衛生用水装器具のための噴流水調節器及び流量制限器 ［技術分野］ 本発明は、請求項１に上位概念として記載した形式の流量制限器に関し、従っ て交換可能な絞り機構と堰止め体又は偏向ガイド体を有する流量制限器及び噴流 水調節器としての、衛生用水装器具のための付属部品に関するものである。 ［背景技術］ 請求項１に上位概念として記載した形式の流量制限器はスイス国特許第３１５ ８２３号明細書に基づいて公知である。該装置は、流出する液体を空気と混合す るための口金に関している。 ［発明の開示］ 本発明の課題は、水道蛇口における流量を、使用中に外部から最適の最小限流 量に調量して流量制限器の長期間にわたる耐用寿命を保証するばかりでなく、保 守・掃除の問題を排除すると共に、衛生区域においても該流量制限器を問題なく 適用できるように保証することである。 前記課題は、請求項１に記載した構成手段によって解決される。有利な構成手 段は、請求項２以降に記載した通りである。 公知の噴流水調節器及び絞り装置は、ただ１つの絞り機構を装備しているにす ぎない。これに対して本発明では、騒音レベルを低下させる２つの互いに無関係 の独立した絞り機構が使用され、しかも流量制限器は、あらゆる水量でも、例え ば０．５〜２０１／ｈの範囲内で使用することが可能になる。 絞り機構は、手数を大してかけずに種々異なった実施形態に組換えることがで き、これによって、あらゆる形式の水装器具をその都度その都度の要求を満たす ように最適に構成することが可能になる。 使用者の意識はエネルギ費及び水道費の増大によって、かつ環境保護のために 益々積極的にプラスの方向に進展しているので、環境生産品の操作を単純化しか つ効果的にすることが必要である。 営業用及び私的な領域用のあらゆる消費装置を、必要最小限の水量に簡便に調 整できるならば、流量制限器の使用頻度は一層高くなる筈である。ところが公知 の流量制限器では、絞り部位に干渉して流量を確定する可能性しか存在していな い。これに対して本発明では簡便な操作によって、種々異なった絞り度で使用す ることが可能である。 ［図面の簡単な説明］ 図１は絞りねじ３１、絞りプレート３３、円筒付き穴あき板２６及びスパイラ ルばね１７を有するインサート体の断面図である。 図２は絞りプレート３５、円筒付き穴あき板４０及びスパイラルばね１７を有 するインサート体の断面図である。 図３は絞りプレート３５、円筒付き穴あき板２６、絞りねじ２７、穴あき板２ １及びスパイラルばね１７を有するインサート体の断面図である。 図４は絞りプレート１５、円筒付き穴あき板２６、絞りねじ２８及びスパイラ ルばね１７を有するインサート体の断面図である。 図５は絞りプレート１８、円筒付き穴あき板２６、絞りねじ２８、絞りねじ２ 、穴あき板２１及びスパイラルばね１７を有するインサート体の断面図である。 図６はケーシング１９を示す図である。 図７は絞りプレート３４、円筒付き穴あき板２５、絞りねじ２７、スパイラル ばね１７及びケーシング１９を有するインサート体の断面図である。 図８は絞りプレート３４、円筒付き穴あき板２４、絞りねじ３０及びスパイラ ルばね１７を有するインサート体の断面図である。 図９は絞りプレート１５、円筒付き穴あき板２２、スパイラルばね１７及びケ ーシング１９を有するインサート体の断面図である。 図１０はスパイラルばね１７及びスパイラルばね７を示す図である。 図１１は空気サクションスリットを有していないケ ーシングを示す図である。 ［発明を実施するための最良の形態］ 次に図面に基づいて本発明の実施例を説明する。 図１の断面図では特に、絞りプレート３３、円筒付き穴あき板２６、、スパイ ラルばね１７つまりそれ自体閉じたリング状のコイルばね、及び絞りねじ３１が 図示されている。ニードル尖頭３８を有する絞りねじ３１を使用することによっ て、ねじを開いた状態のままで、入口孔の直径を縮小することなしに流過水量が 制限される。更にまた微調整を行なうこともできる。 図２の断面図では特に、ケーシング１９、絞りプレート３５、円筒付き穴あき 板４０、スパイラルばね１７及び絞りねじ２９が図示されている。予絞りは絞り プレート３５と、直径の選定された入口孔５とを介して行われ、また微絞りは絞 りねじ２９によって行われる。 図３の断面図では特に、絞りプレート３５、円筒付き穴あき板２６、スパイラ ルばね１７、穴あき板２１及び絞りねじ２９が図示されている。予絞りは絞りプ レート３５と、直径の選定された入口孔５とを介して行われ、また微絞りは絞り ねじ２７によって行われ、該絞りねじ２７は、作動時に穴あき板２１を垂直方向 に動かす。 図４の断面図では特に、絞りプレート１５、円筒付き穴あき板２６、スパイラ ルばね１７及び絞りねじ２ ８が図示されている。この場合は予絞りは絞りプレート１５と、直径の選定され た入口孔１２とを介して行われ、また微絞りは絞りねじ２８によって行われる。 図５の断面図では特に、絞りプレート１８、円筒付き穴あき板２６、スパイラ ルばね１７、穴あき板２１及び絞りねじ２７が図示されている。予絞りは、絞り プレート１８と絞りねじ２とを介して行われ、また微絞りは絞りねじ２７によっ て行われ、該絞りねじ２７は、作動時に穴あき板２１を垂直方向に動かす。 図７の断面図では、流量制限器と噴流水調節器が概略的に図示されている。し かも図７では、ケーシング１９とスパイラルばね１７と絞りプレート３４と円筒 付き穴あき板２５と絞りねじ２７が、組合わされた状態で図示されている。水は 貫通口としての入口孔５と３６とを介して分配室３内へ流入し、円筒付き穴あき 板２５の複数の孔を通流し、その場合ケーシング１９に複数の空気サクションス リット１１を配置したことに基づいて空気がスパイラルばね１７の空隙内へ吸込 まれ、かつ水は空気を含んでスパイラルばね１７から流出する。予絞りは絞りプ レート３４と、直径の選定された入口貫通穴５とを介して行われ、また微絞りは 絞りねじ２７によって行われる。 図８の断面図では特に、絞りプレート３４、円筒付き穴あき板２４、ケーシン グ１９及びスパイラルばね１７が図示されている。予絞りは絞りプレート３４と 、 直径の選定された入口孔５とを介して行われ、また微絞りは絞りねじ３０によっ て行われる。 図９の断面図では特に、絞りプレート１５、円筒付き穴あき板２２、ケーシン グ１９及びスパイラルばね１７、第２のスパイラルばね７、ケーシング１９及び 絞りねじ２８が図示されている。絞りは絞りプレート１５と直径の選定された入 口孔１２とを介して行われる。 噴流水の形状を形成するために種々の絞りねじ又はスパイラルばね（閉じたリ ング状の円筒コイルばね）が使用される。スパイラルばね１７内への第２のスパ イラルばね７を押込むことによって流速が低下される。絞りねじ２７，２８又は ２９によって分配室３内に穴あき板２１を組込む場合には、穴あき板２１は絶え ず通流時に動かされ、これによって汚物及び石灰の積層から分配室を綺麗に保つ 。 ［符号の説明］ １ 絞りシャフト、２ 絞りねじ、３ 分配室、４ 支承縁、５ 貫通口としての入口孔、６ 孔、７ スパイラルばね（１７）の内位に位置 するスパイラルばね、８ 持上った状態における穴あき板の下の間隙、９ 溝、１０ フランジ、１１ 空気サクションスリット、１２ 絞りプレー ト（１５）の入口孔、１３ スパイラルばね（１７）と内設スパイラルばね（ ７）との間の間隙、１４ 空隙、１５ 絞りシャフトを有していない絞りプ レート、１６ 丸く面取りされた絞りねじ、１７ スパイラルばね、１８ 絞りねじを有する絞りプレート、１９ ケーシング、２０ 絞りねじ（３ ０）のねじ頭、２１ 穴あき板、２２ 段付きの円筒付き穴あき板、２３ 雌ねじ山を有する段付きの円筒付き穴あき板、２４ 絞りねじ（３０）のね じ頭（２０）用の皿揉み部を有する円筒付き穴あき板、２５ 雌ねじ山を有す る円筒付き穴あき板、２６ 雌ねじ山を有する溝付きの円筒付き穴あき板、２ ７ 絞りねじ、２８ 尖頭（３７）を有する絞りねじ、２９ 扁平頭の絞 りねじ、３０ 頭を有する絞りねじ、３１ ニードル尖頭を有する絞りねじ 、３２ 内位のスパイラルばね、３３ 貫通口としての側孔（３６）を有す る絞りプレ ート、３４ 貫通側孔（３６）を有する絞りプレート、３５ 側孔なしの絞 りプレート、３６ 絞りプレート（３３）の側孔、３７ 絞りねじ（２８） の尖頭、３８ 絞りねじ（３１）のニードル尖頭、３９ 穴あき板（２１） の孔、４０ 雌ねじ山を有する円筒付き穴あき板、４１ ケーシング

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，ＬＵ，Ｍ Ｃ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ，ＣＧ ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ， ＴＤ，ＴＧ)，ＡＵ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ， ＣＨ，ＣＮ，ＣＺ，ＦＩ，ＧＥ，ＨＵ，ＪＰ，ＫＧ，Ｋ Ｐ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＫ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＮ，ＭＷ ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＩ， ＳＫ，ＴＪ，ＵＡ，ＵＳ，ＵＺ，ＶＮ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．ケーシング（１９）内に、絞りプレート（１５，３３，３５，１８，３４） を備えた噴流水微細分化装置が配置されており、前記絞りプレートが、予絞りさ れた水量を分配室（３）に供給させる少なくとも１つの貫通口（５，３６）を有 し、前記分配室が、前記絞りプレート（１５，３３，３５，１８，３４）と円筒 付き穴あき板（２４，２５，２６，４０）との間に形成されており、該円筒付き 穴あき板が、前記分配室（３）から予絞りされた水量を導出するための少なくと も１つの貫通穴（６）を有している形式の、衛生用水装器具及び水道蛇口に装着 することのできる流量制限器において、円筒付き穴あき板（２４，２５，２６， ４０）が、水量微絞りのために別の絞り機構（２７，２８，２９，３１）を有し ていることを特徴とする、衛生用水装器具のための噴流水調節器及び流量制限器 。 ２．絞りプレート（３３）が、貫通口（５）内へ開口する側孔（３６）を有して いる、請求項１記載の流量制限器。 ３．円筒付き穴あき板（２４，２５，２６，４０）が中心雌ねじ孔を有しており 、該中心雌ねじ孔が、絞りプレート（１５，３３，３５，１８，３４）に対して 垂直に配置されている、請求項１又は２記載の 流量制限器。 ４．中心雌ねじ孔が絞りねじ（３１）を有し、該絞りねじには、貫通口（５）の 方に向かって延びるニードル尖頭（３８）が設けられている、請求項１から３ま でのいずれか１項記載の流量制限器。 ５．絞りねじ（２９）の、貫通口（５）寄り前端部が扁平に成形されているか、 丸く面取り成形されているか、又は尖頭状に成形されている、請求項４記載の流 量制限器。 ６．絞りねじ（３０）には、ねじ頭（２０）が一体に成形されており、該ねじ頭 の直径が、前記絞りねじ（３０）の直径よりも大である、請求項４記載の流量制 限器。 ７．ねじ頭（２０）が、回動時に円筒付き穴あき板（２４）内へ沈頭可能に構成 されている、請求項６記載の流量制限器。 ８．分配室内には１つの穴あき板（２１）が付加的に内設されており、該穴あき 板は、絞りねじ（２７，２８，２９）のねじ込み時に前記分配室内でセンタリン グされた状熊で持上げられて貫通口（５）の流量を絞るように構成されている、 請求項１から７までのいずれか１項記載の流量制限器。 ９．円筒付き穴あき板（１９，２４，２５）の頚部をめぐって、少なくとも１つ のリング状に閉じたコイルばね（１７）が配置されており、該コイルばねに は、貫通穴（６）を通流する水が供給される、請求項１から８までのいずれか１ 項記載の流量制限器。 10．コイルばね（１７）内に別のコイルばね（７）が挿嵌されている（図９）、 請求項１から８までのいずれか１項記載の流量制限器。 11．ケーシング（４１）が側面に、水に空気を混入させる複数の空気サクション 口（１１）を有している、請求項１から１０までのいずれか１項記載の流量制限 器。