JPH08509303A - 光ファイバのスプライスクロージャ及び関連した方法 - Google Patents

光ファイバのスプライスクロージャ及び関連した方法

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JPH08509303A JP6523512A JP52351294A JPH08509303A JP H08509303 A JPH08509303 A JP H08509303A JP 6523512 A JP6523512 A JP 6523512A JP 52351294 A JP52351294 A JP 52351294A JP H08509303 A JPH08509303 A JP H08509303A
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ホールマン、ジョン・ランドルフ
クローンチ、カーニィ・プレストン・ザ・セカンド
ウィルコックス、エドワード・ジャクソン
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Abstract

(57)【要約】 スプライスクロージャは、クロージャに対するフロント及びリヤのアクセス領域を規定する仕切り壁を有するフレームを含んでいる。フレームは、接続部をフロント若しくは第1アクセス領域からアクセス可能にする一つ若しくはそれ以上のスプライストレイを第1表面部分上に保持している。第2表面部分上には余長収納区域が設けられている。余長収納区域は、リヤ側のアクセス領域からアクセス可能な余長のためのアクセス開口部を規定する一つ若しくはそれ以上の対の対置する側壁を含んでいる。例えばトートシースケーブルスプライス用など、ケーブルからより大量の余長を得るために、フレームに対する延長部材が開示されている。スプライストレイの長手方向に並んだ配置がまた開示され、トートシースリングスプライス用あるいは切断したケーブルの補修用に用いられ得る。

Description

【発明の詳細な説明】 光ファイバのスプライスクロージャ及び関連した方法発明の分野 この発明は、ファイバ光通信システム及びその装置の分野、そして、特に、光 ファイバ(fiber)の接続部(スプライス:splice)及びそれに連繋 した余長の収納と保護のためのスプライスクロージャ(splice clos ure)に関する。発明の背景 光ファイバ通信システムは、その大きい情報伝送容量、実質的にノイズ無しの 性能、及び、信号の再生及び増幅が必要とされるまでの光ファイバで達成可能な スパンの長い距離のために、遠隔通信産業において広範に用いられている。製造 及び配設可能な光ファイバケーブルの長さについての実際上の限度は、全ケーブ ルルートにわたって幾つかの接続(スプライス:splice)ポイントが含ま れることを必要とする。 かかる接続箇所の各々において、全ての光ファイバは、接続のために他の保護 用のケーブル要素から分離され、そして、それ故に、より損傷を受け易い。それ に加えて、接続ポイントにおける光ファイバは、ファイバの接続を行い、そして 、接続部及び連繋した余長を保護用のスプライスクロージャに収納する技術者に よって取り扱われる。ほとんど全てのファイバ光通信システムにおいては、高品 質で信頼性の高い接続を得ることが不可欠である。低損失で高品質そして耐久力 のある接続が得られるように、溶融及び機械的な接続技術及び装置が開発されて きた。しかしながら、所望の接続品質を達成するために、時として接続のやり直 し又は補修を要する場合がある。 全てのファイバが隣接するケーブル部分において対応するファイバに接続(ス プライス:splice)される光ファイバ接続部を保護するための、数多くの 異なるタイプのスプライスクロージャがある。典型的には、これらスプライスク ロージャは、一つ若しくはそれ以上のスプライス構成トレイを含んでおり、その 上に個々の接続部及び比較的短い長さの連繋した余長ファイバが装着される。例 えば、本発明の譲受人は、エフオー エス シー(FOSC)100のモデル名称 で、従来タイプのスプライス エンクロージャ(splice enclosu re)及びスプライス オーガナイザ(splice organizer)を 製造している。ノースカロライナ(North Carolina)州,ヒッコ リ(Hickory)のシーカー社(Siecor Corporation) は、エス シー(SC)2及びエス シー(SC)4−6のモデル名称でスプライ ス エンクロージャを製作している。今一つのスプライス エンクロージャが、オ ハイオ(Ohio)州,クリーブランド(Cleveland)のパーフォーム ド ライン プロダクツ(Performed Line Products)に 譲渡された英国特許出願No.2,150,313A号に示されている。 ファイバの接続を要する今一つの一般的なファイバ光通信システムの用途は、 メインケーブルのルートに沿った間隔の離れた箇所で、幾つかのドロップケーブ ル(drop cable)を供するメインケーブルを含んでいる。接続はこれ らのドロップポイントで必要であるが、メインケーブル内の全てのファイバが、 切断されて接続される訳ではない。むしろ、比較的少数のファイバのみが、典型 的にはドロップケーブルに接続される。残りのファイバ、若しくは特定のファイ バは、望ましくは、影響を受けないままである。従って、大量の余長が典型的に はこれら特定のファイバに連繋されている。この余長は、各々順に複数のファイ バを収納した複数のバッファチューブ(buffer tube)の形態で有り 得る。 ファイバ光スプライスクロージャは、メインケーブルとドロップケーブルとの 間の接続部を保護するために開発されてきた。かかるクロージャは、典型的には 、入り側と出側のケーブルの直列配置を有している。それに加えて、かかるクロ ージャは、典型的には、特定ファイバの比較的大量の余長を収納するための仕切 られた区画を有している。例えば、ファイバ光ケーブル スプライスクロージャ と いう標題が付けられ、そして、スリーエム(3M)に譲渡された、ボサード(B ossard)その他に対する米国特許No.4,805,979号は、二つのリ ジッドな半殻体を含んだ直列状のスプライスクロージャを開示している。 あいにく、このスリーエム(3M)のスプライスクロージャは、低い側のリジ ッド殻体によって規定された区画内において余長バッファチューブの道筋を整え ることによって組み立てられ、スプライス構成トレイ及びケーブル端末の付属部 品は、底部殻体上に組付けられる。このように、初期の組立が幾分複雑で、そし て、それ以上に、底部殻体はスプライスクロージャ全体を実質上分解することな く取り外すことができないので、一旦クロージャが組み立てられると、余長に再 度アクセス(access)することは極めて難しい。 光ファイバ スプライス オーガナイザという標題が付けられた、クラフシック (Krafcik)その他に対する米国特許No.4,679,896号は、円筒 状のハウジング内に位置する底部余長収納トレイを含んだスプライスクロージャ を開示している。トレイ内に貯えられた余長は、一連の積み重ねられたスプライ スオーガナイザを、上方に向かって突き出すネジが切られた一対のスタッドから 取り外した後にのみ、アクセスすることができる。換言すれば、余長収納トレイ に対するアクセス開口部は、積み重ねられたスプライスオーガナイザによって覆 われており、余長へのアクセスは、スプライストレイに影響を及ぼさざるを得な い。 クラフシック(Krafcik)その他のスプライスクロージャに幾分か似て いるのが、ケーブルアキュムレータという標題が付けられた、コーベラック(K orbelak)その他に対する米国特許No.4,428,645号に記載され たクロージャである。このスプライスクロージャは、ヒンジ(hinge)止め されて取り外し可能なスプライスオーガナイザと、下にある仕切られた区画若し くはトレイとを含んでいる。スプライスオーガナイザは、余長収納区画の開口部 へのアクセスを得るためには、邪魔にならないように旋回させられなければなら ない。 かかる従来のスプライスクロージャに類似しているのが、本発明の譲受人であ るレイケム(Raychem)によって製造されているスプライスクロージャで あるモデルFOSC100(登録商標)Dである。FOSC100(登録商標) Dは、一つのオプション(option)として、一連の枢着されたスプライス 構成トレイの下に横たわって取り付けられ得る余長収納用の仕切られた区画を含 んでいる。余長収納区画に対するアクセス開口部は、スプライス構成トレイによ って覆われているが、しかしながら、スプライストレイは、余長へのアクセスを 得るために上方へ旋回され得る。このように、その下に横たわっている余長にア クセスするためには、スプライストレイは、なお、その位置が替えられなければ ならない。 従来のスプライスクロージャが著しい欠点を有する他の用途がある。例えば、 既存の若しくは予め配設されたメインケーブルに新たなドロップポイントを付け 加えなければならない場合は、所謂、”トートシース”スプライスが望ましい。 あいにく、スリーエム(3M)のクロージャのような従来のスプライスクロージ ャは、ケーブルから露出される十分な余長ファイバを許容するには、あまりにも 短いかもしれない。同様に、入り側と出側のファイバが共にドロップケーブルに 接続されるトートシース リングスプライスに対しては、従来のクロージャでは 、接続のための十分な余長を得ることができない。 従来のスプライスクロージャの今一つの欠点は、そのようなクロージャの使用 は、切断されたケーブルの典型的な補修のためには、二つのスプライスクロージ ャを用いなければならないので、高くつくことである。換言すれば、従来の補修 においては、余長ケーブルの継ぎ合わせ長さは、損傷を受けたケーブル部分を修 復するために接続され、そして、二つのスプライスクロージャが、継ぎ合わせケ ーブルの両端部への接続部の各々を保護するために使用される。発明の目的および概要 前述の背景の観点から、従って、光ファイバの接続部及び余長を拘束し、一方 、余長に対しても接続部に対しても、他の部分に影響を及ぼすことなく、初期の アクセス及び再アクセスを容易にするための、スプライスクロージャを提供する こ とが、本発明の一つの目的である。 本発明の今一つの目的は、例えば、トートシース ファイバ スプライスにおけ るように、既に配設されているファイバ光ケーブルへのドロップケーブルの接続 を容易にするための、スプライスクロージャ及び関連した方法を提供することで ある。 本発明の更なる目的は、損傷したファイバ光ケーブルを補修するためのスプラ イスクロージャ及び関連した方法を提供することである。 本発明の、これら及び他の目的,特徴および利点は、対置するフロント及びリ ヤ,若しくは第1及び第2の、スプライス構成手段および余長収納手段に対する 対置するアクセス領域を規定する、細長いフレーム及び仕切り壁手段を含んだス プライスクロージャによって与えられる。換言すれば、本発明に係るスプライス クロージャは、互いに相対的に独立した接続部と余長へのアクセスを許容し、そ れにより、初期の組立およびスプライスクロージャ内での再アクセスを容易にす る。 壁状の仕切り手段は、フレームの対置する両端間で長手方向に延びる表面部分 を規定している。従って、スプライス構成手段は、接続部が第1アクセス領域か らアクセスし得るように、フロント若しくは第1表面部分上にあり、一方、余長 収納手段は、余長が第2アクセス領域からアクセスし得るように、仕切り壁手段 の第2表面部分上にあって余長光ファイバを収納している。余長収納手段は、好 ましくは、壁状の仕切り手段に付属し、そして、第2アクセス領域から余長光フ ァイバへのアクセスを容易にするための余長収納アクセス開口部を規定する、一 対若しくはそれ以上の対の所定間隔離れた対置する側壁を含んでいる。 スプライスクロージャの一つの実施態様においては、スプライス構成手段は、 好ましくは、複数のスプライストレイ、及びスプライストレイを積み重ね状態で 取り付けるための取付手段を含んでいる。特に、この取付手段は、好ましくは、 壁状の仕切り手段と略平行な収納位置と、下にあるスプライストレイへのアクセ スを容易にする起立位置との間での旋回動作のために、スプライストレイの端部 を枢着するための手段を含んでいる。 本発明に係るスプライスクロージャの今一つの実施態様は、第2の複数のスプ ライストレイ、及び、壁状の仕切り手段上で第1の積み重ねに長手方向に隣り合 う第2の積み重ね状態でスプライストレイを取り付けるための第2の取付手段を 含んでいる。第2の取付手段は、また、好ましくは、収納位置と起立位置との間 での旋回動作のために、各スプライストレイの端部を枢着するための第2の手段 を含んでいる。換言すれば、この前後に並んだスプライストレイの実施態様は、 好ましくは、細長いフレームと、該フレーム上のスプライス構成手段を含んでお り、そこでは、スプライス構成手段は、好ましくは、複数のスプライストレイ、 並びに、細長いフレーム上で長手方向に隣り合う第1及び第2の位置のそれぞれ において、少なくとも一つのスプライストレイで取り付けるための、第1及び第 2の取付手段を含んでいる。 この前後に並んだスプライストレイの実施態様は、切断したケーブルの補修を 容易にするためのような、多数の用途に対して有用であり得る。それに加えて、 上記実施態様は、本発明の方法の様相に関して後でより十分に説明されるように 、トートシーススプライスにおいて、特に、トートシースリングスプライスにお いて、用途があり得る。 本発明に係るスプライスクロージャの今一つの特徴は、壁状の仕切り手段が、 第1と第2のアクセス領域間に光ファイバを送るためにそこを通す、少なくとも 一つのガイド開口部を含んでいる。それにも増して、ガイド開口部は、好ましく は、光ファイバの切断を要することなく、ガイド開口部を通しての光ファイバの 配設を容易にするために、壁状の仕切り手段のエッジ部分まで外側へ向かって開 口している。 本発明の一つの実施態様においては、壁状の仕切り手段は、共通の平面内にあ り長手方向に伸長する、所定間隔離れた略長方形状の一対の対置する壁を含んで いる。二つの壁の間の間隔は、第1と第2のアクセス領域間に光ファイバを通す ために、長手方向に伸長するガイド開口部を規定している。 今一つの実施態様においては、壁状の仕切り手段は、少なくとも一つのそこに おいてT字状の開口を有する、略長方形状の壁によって与えられる。T字状の開 口は、比較的大きく、そして、長方形の壁の長手方向での中央部分に位置するか もしれず、若しくは、比較的小さい一対のT字状の開口が、長方形の壁の対置す る端部に隣り合って与えられるかもしれない。 本発明の他の様相は、長手方向の延長部材が、クロージャに延長された長さを 与えるために、壁状の仕切り手段の端部に結合され得ることである。延長長さは 、本発明の方法の様相について後でより十分に説明されるように、例えば、トー トシースケーブルスプライスのような、ある種の用途において望ましい。一つの 実施態様においては、伸長可能な部材が、細長いフレームに対して、端部どうし を突き合わせた関係で結合された、長方形状の壁あるいは板材で与えられ得る。 本発明に係るスプライスクロージャは、また、好ましくは、フレーム,スプラ イス構成手段及び余長収納手段を取り囲むハウジングを含んでいる。一つの実施 態様においては、厳格な環境的な密封性のためのように、ハウジングは、管状の 殻体を取り囲む熱回復可能な材料を備えた管状の金属製の殻体で有り得る。管状 の殻体は、それぞれが半円状の断面形状を有する、長手方向に伸長する二つの部 分によって与えられ得る。管状の殻体は、また、比較的小径のケーブルが入るハ ウジングの端末の密封性のための、円錐台形状を規定する傾斜した端末部分を有 し得る。ハウジング端部での密封性を更に高めるために、一対の伸長したボディ が、好ましくは、熱回復可能な材料がハウジングの各端部に係合するために、フ レームの各端部から長手方向における外方に向かって張り出して位置していても よい。 本発明の今一つの様相は、第1及び第2の長手方向に伸長した部分を含む管状 の殻体を備えている。従って、第1の部分の端末部は、第2の部分の端末部内に 、スライド可能に位置している。それ故に、ハウジングの長さは、現場で技術者 によって、フレーム長さ及び延長部材に適応すべく、望ましいように、容易に調 整され得る。それに加えて、熱回復可能な材料は、比較的長尺の長さに有用であ り、容易にその長さに切ることができる。 本発明の今一つの実施態様においては、厳格な環境上の密封性が必要とされな い空中での用途に対するように、ハウジングは、好ましくは、第1及び第2の長 手方向に延びる樹脂製パネルを含んでいる。これらパネルは、好ましくは、一体 的に成形された縦方向について延びるヒンジによって共に結合されている。 本発明に係るスプライスクロージャは、好ましくは、直列形状で使用される。 従って、スプライスクロージャは、好ましくは、直列形状において各ファイバ光 ケーブルをフレームに固定するために、フレームの対置する端末部分に設けられ た固定手段を含んでいる。 本発明の一つの方法の様相は、外側ジャケットと光ファイバを収納した複数の バッファチューブとを有するタイプのケーブルにおける、一つ若しくはそれ以上 の光ファイバに対して、一つのトートシースファイバ光ケーブルスプライスを作 るためのものである。より詳しくは、バッファチューブは、予め定められた周期 を有する揺動する螺旋状のより目パターンにおける中央の支持部材の回りに配置 されている。 上記方法は、細長いフレームと、一つ若しくはそれ以上の光ファイバスプライ スを保持するためにその上に取り付けられたスプライス構成手段とを備えたスプ ライスクロージャを提供することを含んでおり、上記フレームは、少なくともケ ーブルの揺動する螺旋状のより目パターンの周期と同じサイズの予め設定された 長さを有している。ジャケットは、下にある予め定められたバッファチューブの 揺動する螺旋状のより目パターンの周期に相当するケーブルの予め設定された長 さ部分から除去され、それにより、バッファチューブ内に余長を作り出す。ケー ブルはフレームに固定され、そして、予め定められたバッファチューブの一つ若 しくはそれ以上のファイバが、他のファイバ光ケーブルの各ファイバに接続され る。接続部はスプライス構成手段内に拘束され、そして、ハウジングは、スプラ イス構成手段とフレームの周囲に配置される。 典型的なトートシーススプライスに対しては、延長部材を含んだスプライスク ロージャが、十分な余長を得るために要する追加的な長さを与えるために用いら れ得る。トートシースリングスプライスに対しては、前後に並んだスプライス卜 レイのスプライスクロージャが、有益に使用され得る。 本発明に係る今一つの方法の様相は、ファイバ光ケーブルの切断箇所の補修を 目的としている。この方法は、細長いフレーム、及び、予め定められた光ファイ バ間の接続部を固定するための、フレーム上のスプライス構成手段を含んだスプ ライスクロージャを備えるステップを含んでいる。スプライス構成手段は、複数 のスプライストレイと、細長いフレーム上で長手方向に隣り合う第1および第2 の各部分において少なくとも一つのスプライストレイを取り付けるための第1お よび第2の取付手段とを含んでいる。換言すれば、前後に並んだスプライストレ イのスプライスクロージャが備えられる。他のステップは、ファイバ光ケーブル の第1および第2の各端末を、スプライスクロージャの細長いフレームの対置す る各端部に固定すること、継ぎ合わせの光ファイバと切断した各光ファイバの第 1および第2の各端部との間に第1および第2のスプライスを作ること、及び、 細長いフレーム上で長手方向に隣り合う第1および第2の各位置で、第1および 第2の接続部をスプライストレイに位置決めすることを含んでいる。従って、ス プライストレイの長手方向で前後に並んだ配置は、各切断した光ファイバを間に 介在する継ぎ合わせの光ファイバで補修するための余長を得ることを許容する。 このスプライスクロージャは、また、好ましくは、フレームおよびスプライスト レイの二つの積み重ねを取り囲むハウジングを含んでいる。図面の簡単な説明 図1は、本発明に係るスプライスクロージャの実施態様についての分解斜視図 である。 図2は、図1に示されたスプライスクロージャの実施態様を明瞭化のためにハ ウジングを取り除いて示した後方斜視図である。 図3は、図1に示されたスプライスクロージャの実施態様を明瞭化のためにハ ウジングを取り除いて示した拡大平面図である。 図4は、本発明に係るスプライスクロージャの他の実施態様の断片的な正面図 である。 図5は、図4に示されたスプライスクロージャの実施態様のある部分を明瞭化 のためにハウジングを取り除いて示した特に大きく拡大された平面図である。 図6は、図4に示された6−6線に沿ったスプライスクロージャのハウジング の断面図である。 図7は、図6におけるスプライスクロージャのハウジングの組立を容易にする ための開き位置における断面図である。 図8は、本発明に係るスプライスクロージャの更に他の実施態様を、明瞭化の ためにハウジングを取り除き、光ファイバ若しくはスプライスを伴うことなく示 した正面図である。 図9は、本発明に係るスプライスクロージャのスプライストレイが前後に並ん だ配置を説明する今一つの実施態様を、明瞭化のためにハウジングを取り除いて 示した正面図である。 図10は、本発明に係るハウジングの他の実施態様についての分解斜視図であ る。好ましい実施態様の詳細な説明 本発明は、本発明の好ましい実施態様が示された添付図面を参照しながら、以 下において、より十分に説明されるであろう。 この発明は、しかしながら、多くの異なった形態で具体化されることができ、 そして、ここに述べられた実施態様に限定されるように解されるべきものではな い。それどころか、むしろ、出願人は、この開示が完全で行き届いたものとなり 、そして、当業者に本発明の範囲が十分に伝わるように、これらの実施態様を提 供している。代わりの実施態様においては、同様の部材を明示するのに同様の番 号が用いられている。 まず、図1−図3を参照すれば、本発明に係るスプライスクロージャ15の第 1の実施態様が説明されている。上記スプライスクロージャ15は、一つ若しく はそれ以上のファイバ光ケーブル22の一つ若しくはそれ以上のファイバ光バッ ファチューブ23から延びる個々の光ファイバ20間の接続部(スプライス:s plice)19を拘束するためのものである。 スプライスクロージャ15は、対置する両端部を有する細長いフレーム16を 含んでいる。とりわけ、図に示された実施態様においては、フレーム16は、共 通の平面内にあって長手方向に延びる一対の所定間隔離れた略長方形状の壁で与 えられる仕切り壁手段を包含している。所定間隔離れた壁17で与えられる仕切 り壁手段は、フレーム16の対置する両端部間に長手方向に延びる対置する第1 および第2の表面部分を規定している。これら対置する第1および第2の表面部 分は、順に、各対置する第1および第2の、あるいはフロントおよびリヤの、図 3において強調されているようなアクセス領域を規定している。 スプライス構成手段は、接続部が第1アクセス領域からアクセスできるように 、予め定められた光ファイバ20間の接続部19を保護するために、対をなす壁 17の第1および第2の表面部分上に配置されている。図示された実施態様にお いて示されるように、スプライス構成手段は、複数のスプライストレイ25と、 スプライストレイを積み重ね状態で取り付けるための取付手段とを含んでいる。 この取付手段は、好ましくは、一対の壁17に略平行な収納位置と、図3に最も 良く示されているように、下にあるスプライストレイへのアクセスを容易にする 起立位置との間での旋回動作のために、各スプライストレイ25の一端を枢着す る手段を含んでいる。 図示された実施態様において示されるように、枢着手段は、フレーム16に対 してスプライストレイ25を枢着するためのヒンジピン27を受け合う一連の穴 部を有するブラケット26を含んでいる。他の枢着装置が、当業者によって容易 に理解されるであろう。 ブラケット26は、仕切り壁手段を形成している一対の壁17と一体的に形成 されている。従って、フレーム16は、フレームが一枚の金属板から形成し得る ように、フレームの反対側の端部に第2の一体的に形成されたブラケット28を 含んでいる。 余長収納手段が、図示された実施態様において示されるように、バッファチュ ーブ内に格納された余長30を収納するために、一対の壁17の第2若しくはリ ヤ側の表面部分に設けられている。従って、余長30は、第2アクセス領域から アクセス可能であり、スプライストレイ25の状態に不必要に影響を及ぼすこと なく、初めにアクセスし、そして、再アクセスし得る。当業者によって容易に理 解され得るように、余長30は、例えば、バッファチューブ,個々のファイバあ るいは輸送チューブの形態を取り得る。 余長収納手段は、仕切り壁手段を与える一対の壁17に付属している一つ若し くはそれ以上の対の対置して所定間隔離れた側壁32a,32bを含んでいる。 図示された実施態様においては、側壁は、余長30を定められた場所に更に一層 拘束するために、それぞれ内方を向いたタブ34a,34bを含んでいる。それ に加えて、側壁32a,32bは、以下により詳しく説明されるハウジング40 の円形断面形状に対応する弓形形状を有している。側壁32a,32bおよびそ の各々のタブ34a,34bの各自由端は、第2若しくはリヤのアクセス領域( 図2および図3)からの余長光ファイバへのアクセスを容易にするために、この ようにして余長収納アクセス開口を規定している。 特に、図2を参照すれば、仕切り壁手段を与える一対の壁17は、また、第1 および第2のアクセス領域間で光ファイバを送るための長手方向に延びるガイド 開口部37を規定している。このガイド開口部37は、また、光ファイバの切断 を要することなく、ガイド開口部を通しての光ファイバの配設を容易にするため に、仕切り壁手段の端部エッジまで外側に向かって開口している。 特に、図1を参照すれば、スプライスクロージャは、また、好ましくは、フレ ーム16,スプライス構成手段および余長収納手段を取り囲むハウジング40を 含んでいる。図示された実施態様において示されるように、ハウジング40は、 第1および第2の半殻体41a,41bを有する管状の殻体と、管状の殻体を包 む熱回復可能な材料で作られたシート42とを含んでいる。当業者によって容易 に理解されるように、ハウジング40は、好ましくは、電話産業において一般的 に用いられている銅ケーブルの接続(スプライシング:splicing)に使 用される従来のタイプのものである。 半殻体41a,41bは各々、好ましくは、半円状の断面形状と、熱回復可能 な材料で作られたシート42が加熱されて殻体上に引き下ろされたときに、ハウ ジング端部に対して円錐台形状を規定するための複数のテーパ状の端末部分とを 有している。それに加えて、各半殻体41a,41bは、また、好ましくは、そ れによってヒンジ状の継ぎ手を形成するために、対向する殻体のエッジ上にオフ セットする一連の長手方向に所定間隔離れたタブ43を含んでいる。 熱回復可能な材料で作られたシート42は、好ましくは、シートの対向するビ ードエッジ(beaded edge)47間の長手方向の継ぎ目を密封するた めに、粘着性のあるフラップ部分を含んでいる。それに加えて、好ましくは、熱 回復可能な材料で作られたシート42の対向するビードエッジ47を拘束するた めに、クリップ46が用いられる。 ハウジング40の端末部分の密封を更に一層助成するために、スプライスクロ ージャは、好ましくは、また、フレーム16の各端部から長手方向における外方 に延びる一対の細長い管状ボディ48を含んでいる。管状ボディは、フレーム1 6の各端部で、それぞれブラケット26,28に固定されている。細長い管状ボ ディ48は、ハウジング40の熱回復可能な材料で作られたシート42が、引き 込みケーブル22に対してハウジング端部を密封するために収縮しなければなら ない最小直径を大きくする。 細長い管状のボディ48は、また、直列形状においてファイバ光ケーブル22 をフレーム16に固定する手段を与えるために、タイラップ(tie wrap )49のような、各締結具と協同している。スプライスクロージャ15の内部へ の水が移動する公算を更に一層減少させるために、ケーブル22の端末部は、当 業者によって容易に理解されるように、防水コンパウンド(compound) および熱収縮性の管状カバー体50によって密封されても良い。 図4−図7を参照すれば、本発明によるスプライスクロージャ60の第2の実 施態様が説明されている。このスプライスクロージャ60の実施態様は、特に、 図示されているように空中での用途に好適であり、そこでは、スプライスクロー ジャは、頭上のメッセンジャストランド(messenger strand) 61により支持されている。この実施態様の理解を容易にするために、図1−図 3に示されたスプライスクロージャの実施態様について、上記で論じられた同様 の要素に対して可能な同様の数字符号が使用されている。 スプライスクロージャ60は、その上にスプライス構成手段が複数のスプライ ストレイ25を枢着した細長いフレーム62を含んでいる。スプライストレイ2 5は、予め定められたファイバ光ケーブル22からの予め定められた光ファイバ 20間の接続部19を保持している。スプライスクロージャ60は、また、略長 方形状の壁63で与えられる仕切り壁手段を包含している。スプライス構成手段 は、略長方形状の壁63の第1若しくはフロント側の表面部分上にある。 余長収納手段は、余長30が第2若しくはリヤ側のアクセス領域からアクセス できるように、略長方形状の壁63の第2若しくは背面側の表面上にある(図5 )。余長収納手段は、図示された実施態様においては明瞭化のために一つの側壁 34bだけしか示されていないが、一つ若しくはそれ以上の対の対置する側壁に よって与えられる。側壁は、スプライスクロージャ60に対する余長アクセス開 口部を規定している。 余長30が余長収納手段内に容易に配置でき、スプライスクロージャ60の第 1および第2のアクセス領域間で送られ得るように、略長方形状の壁62の中央 若しくは中間部分に、比較的大きいT字形のガイド開口部67(図4)が設けら れている。このT字形のガイド開口部67は、好ましくは、図示された実施態様 において示されるように、略長方形状の壁63の底部エッジまで外側に向かって 開口している。従って、アクセスされない特定のバッファチューブ23は、切断 を要することなく、容易に余長収納手段内に配設され得る。 スプライスクロージャ60のフレーム62は、一対の金属製のL字形部材65 によってメッセンジャ(messenger)61から吊り下げられている。フ レームを電気的に絶縁するために、図示されていない絶縁体が、各L字形部材6 5とフレーム62の間に配置され得る。それに加えて、当業者によって容易に理 解されるように、積み重ねられたスペーサブロック(spacer block )66により、スプライスクロージャ60に入っているファイバ光ケーブル22 の適切な配列が維持されている。 図示された実施態様において示されるように、スプライスクロージャ60は、 直列状のケーブル22の接続に適している。従って、スプライスクロージャ60 は、ケーブル22を直列状に固定する手段を含んでいる。より詳しく言えば、略 長方形状の壁63は、バンドクランプ(band clamp)70のような締 結具を用いてケーブル22の端末を固定するための突出部69を規定する各端部 に隣接した開口部68を含んでいる。 スプライスクロージャ60用のハウジング75は、図に示されているように、 第1および第2の長手方向に延びる波形の樹脂パネル76と、この樹脂パネルに 連結する、一体的に成形された長手方向に延びるヒンジ部分78とを含んでいる 。このハウジング75は、ケーブル22がそこを通ってスプライスクロージャ内 に入って来る、対応する長方形状に形成された端末キャップ80の回りに固定さ れた略長方形状の端部開口79を含んでいる。図6および図7に示されるように 、樹脂パネル76は、その底部エッジで、各突起部81と対応する穴部82によ って、相互に結合されている。 図8を参照すれば、本発明の今一つの様相が説明されている。ある種の用途に おいては、ファイバ光ケーブル22内に収納された比較的長い長さの光ファイバ 20へのアクセスが必要とされるかもしれない。例えば、既に配設されたメイン ケーブルにドロップケーブルを付け加える、すなわち、トートシーススプライス を行うことが望ましいことがある。従って、図に示されているように、スプライ スクロージャ90の実施態様は、接続部およびケーブルの露出された比較的長い 部分を取り付けそして保護するために使用され得る。そのような要求に応じるた めに、長手方向の延長部材95がフレーム91の一端に結合されている。図示さ れた実施態様では、フレーム91は略長方形状の壁92を含んでいる。 延長部材95と略長方形状の壁92とは、図に示されているように、重なり合 う端部、および、スプライスクロージャ90に所定の長さを与えるために、重な り合いの程度を調整可能にして端部を互いに固定する締結固定手段を有し得る。 図示された実施態様において示されるように、締結固定手段は、延長部材95と 略長方形状の壁92の各々における一対の溝状の開口部97と、各開口部を挿通 する一対のボルト98を含んでいる。当業者によって容易に理解されるように、 他の形状の長手方向の延長部材が設けられ得るし、また、延長部材のための他の 取付状態が本発明によって企図され得る。 図8は、また、本発明の今一つの特徴、すなわち、スプライスクロージャ90 のフロントおよびリヤのアクセス領域間でのファイバの送りを容易にするために 、略長方形状の壁92に設けられた一対の比較的小さなT字状の開口部99を示 している。図示されているように、T字状の開口部99は、略長方形状の壁92 の上部エッジまで外側に向かって開口している。 図9を参照すれば、本発明に係るスプライスクロージャ110の今一つの実施 態様が図示されている。このスプライスクロージャ110の実施態様は、二つの 図1−図3に図示されたようなスプライスクロージャ15の要素の合体を含んで いる。従って、図9および以下の説明においては、可能な箇所では、理解を容易 にするために、同様の参照番号が使用されている。 より詳しく言えば、図9の中央部分に示されているように、二つのスプライス クロージャの各フレーム16が、各突き出しタブ111とフレームにおける図示 しない対応する開口部を通じて、図示しない締結具によって、端部どうしの突き 合わせ関係で結合されている。当業者によって容易に理解されるように、他の固 定方法が用いられ得る。 スプライスクロージャ110の図示された実施態様は、複数のスプライストレ イ25を、互いに結合されたフレーム16上で、長手方向で隣り合う第1および 第2の積み重ね状態で取り付けるための第1および第2の取付手段を含んでいる 。図1−図3に関して先に議論したように、第1および第2の各取付手段は、好 ましくは、フレームに略平行な収納位置と下にあるスプライストレイへのアクセ スを容易にする起立位置との間での旋回動作のために、各スプライストレイ25 の一端を枢着する手段を含んでいる。 各積み重ねにおける各スプライストレイ25内への光ファイバ20の入り口は 、スプライスクロージャ110の各端部のすぐ近傍である。従って、余長のより 効率的な使用が達成される。フロントアクセス領域からのスプライスのアクセス 、およびリヤアクセス領域からの余長のアクセスを含む他の付随して生じる特徴 および利点が、図9に示された実施態様において提供されている。 縦に並んだスプライストレイ25のセット(set)を備えたスプライスクロ ージャ110は、広範な用途を有し得る。特に、スプライスクロージャ110は 、切断したケーブルの補修に容易に用いることができ、従来技術では2個要して いたのに対してただ一つのスプライスクロージャ110のみの使用を要するだけ である。本発明のこの方法の様相は、以下で更に議論される。このスプライスク ロージャに対する今一つの用途は、トートシースリングスプライスである。スプ ライスクロージャ110の更に今一つの用途は、クロージャ内でのスプライスの より高い容量を達成することを含み得る。スプライスクロージャ110に対する これら及び更に他の用途が、当業者によって容易に理解されるであろう。 図8および図9にそれぞれ示されているように、スプライスクロージャ90及 び110の今一つの側面は、比較的長い各組立体が一つの十分に長いハウジング によって容易に覆われ得ることである。図4,図6および図7に示されるような タイプのハウジング75が、厳格な環境的な密封性が要求されることのない空中 での用途などに対して使用され得る。その代わりに、図1に示されるタイプの熱 回復可能なハウジング40が、図8および図9に示された実施態様に対して使用 され得る。それに加えて、延長可能な熱回復性のハウジング120の今一つの変 形例が図10に示されている。 図10に示すように、ハウジング120は、第1および第2の長手方向に延び るセクション121を含んでおり、そこでは、第1セクションの端末部分が、第 2セクションの端末部分とスライド可能に配置されている。従って、長手方向に 延びるセクション121の端部の重なり量を調節し、そして、熱回復可能な材料 のシート42および固定クリップ46を対応する長さに切断することにより、ハ ウジング120の長さが選ばれ得る。明瞭化のために図示されていないが、殻体 セクション121の各々は、交替で、図1に示された一対の長手方向部分を含み 得る。 本発明の一つの方法の様相は、外側ジャケットと光ファイバを収納した複数の バッファチューブとを有するタイプのケーブルにおける一つ若しくはそれ以上の 光ファイバへのトートシーススプライスを作るためのものである。より詳しく言 えば、当業者によって容易に理解されるように、バッファチューブが、中央の支 持部材の周りに、所定周期を有する揺動する螺旋状のより目パターン状に配置さ れている。換言すれば、螺旋状のより目パターンは、規則正しいインターバルで ケーブルに沿って反転する。 その方法は、細長いフレームと、一つ若しくはそれ以上の光ファイバスプライ スを保持するためにその上に取り付けられるスプライス構成手段とを含み、フレ ームは、少なくともケーブルの揺動する螺旋状のより目パターンの周期と同じサ イズの予め設定された長さを有している、スプライスクロージャを提供すること を含んでいる。ジャケットは、それにより予め定められたバッファチューブにお いて余長を作り出すために、下にある予め定められたバッファチューブの揺動す る螺旋状のより目パターンの周期に相当する予め設定されたケーブルの長手方向 部分から除去される。ケーブルの予め設定された長手方向部分は、フレームに固 定される。予め定められたバッファチューブの一つ若しくはそれ以上のファイバ の、他のファイバ光ケーブルの一つ若しくはそれ以上の各ファイバへの接続が行 われ、スプライスはスプライス構成手段内に固定される。 トートシーススプライスは、また、好ましくは、スプライスクロージャのハウ ジングをフレームとスプライス構成手段の周囲に固定することによって保護され る。それに加えて、予め設定された長さの伸長したフレームを設けるステップは 、好ましくは、上述のようにスプライス構成手段が取り付けられるフレームの第 1の長手方向へ延びる部分に、延長部材を付け加えるステップを含んでいる。そ の代わりに、スプライスクロージャを設けるステップは、また上述のようにスプ ライスクロージャの縦に並んだスプライストレイの実施態様をあたえることを含 み得る。 本発明に係る今一つの方法の様相は、ファイバ光ケーブルの切断した部分の補 修を目的としている。この方法は、細長いフレームと、予め定められた光ファイ バ間のスプライスを固定するためのフレーム上のスプライス構成手段と含んだス プライスクロージャを備えるステップを含み、スプライス構成手段は、複数のス プライストレイと、細長いフレーム上の長手方向に隣り合った第1および第2の 位置の各々において、少なくとも一つのスプライストレイを取り付けるための第 1および第2の取付手段とを含んでいる。換言すれば、縦に並んだスプライスト レイのスプライスクロージャが備えられる。 補修方法の他のステップは、ファイバ光ケーブルの第1および第2の各端末を スプライスクロージャの細長いフレームの対置する各端部に固定すること、継ぎ 合わせの光ファイバと各切断した光ファイバの第1および第2の各端末との間に 第1および第2の接続部を作ること、および、細長いフレーム上の長手方向に隣 り合った第1および第2の位置の各々において第1および第2のスプライスをス プライストレイ内に配置することを、含んでいる。従って、スプライストレイの 縦に並んだ長手方向の配列は、介在する継ぎ合わせの光ファイバを用いて、各切 断した光ファイバを補修するための余長を得ることを許容する。 上述の記載および関連した図面において表された教示の利益を有する、本発明 の多くの改造例および他の実施態様が当業者の心に浮かぶことであろう。それ故 、本発明が開示された特定の実施態様に限定されるものではないこと、および、 改造例および実施態様は添付されたクレームの範囲内に含まれるように意図され ていることが理解されるべきである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ホールマン、ジョン・ランドルフ アメリカ合衆国30328ジョージア、アトラ ンタ、ブランドン・リッジ・ドライブ25番 (72)発明者 クローンチ、カーニィ・プレストン・ザ・ セカンド アメリカ合衆国27511ノース・カロライナ、 キャリー、メドウグレイズ・レーン114番 (72)発明者 ウィルコックス、エドワード・ジャクソン アメリカ合衆国15057ペンシルバニア、マ クドナルド、オークリッジ・ロード1229番

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 一つ若しくはそれ以上の光ファイバを有するタイプの一つ若しくはそれ以 上のファイバ光ケーブルのためのファイバ光スプライスクロージャであって、該 スプライスクロージャは、 対置する端部を有する細長いフレームであって、該フレームが、フレームの対 置する端部間に長手方向へ延びる対置する第1および第2の表面部分を規定する ための仕切り壁手段を含み、上記対置する第1および第2の表面部分が対置する 第1および第2の各アクセス領域を規定している、フレームと、 スプライスが第1アクセス領域からアクセスできるように、予め定められた光 ファイバ間の接続部を固定するための、上記仕切り壁手段の第1表面部分上のス プライス構成手段と、 余長光ファイバが第2アクセス領域からアクセスできるように、余長光ファイ バを収納するための、上記仕切り壁手段の第2表面部分上の余長収納手段と、 を備えている。 2. 請求項1に係るスプライスクロージャであって、上記余長収納手段が、上 記仕切り壁手段に付属し、かつ、第2アクセス領域からの余長光ファイバへのア クセスを容易にするための余長収納アクセス開口を規定している、一対の対置す る所定間隔離れた側壁を備えている。 3. 請求項1に係るスプライスクロージャであって、上記スプライス構成手段 が、複数のスプライストレイと、該スプライストレイを積み重ね状態で取り付け るための取付手段とを備え、該取付手段は、上記仕切り壁手段に略平行な収納位 置と、下にあるスプライストレイへのアクセスを容易にする起立位置との間での 旋回動作のために、各スプライストレイの一端を枢着するための手段を含んでい る。 4. 請求項3に係るスプライスクロージャであって、第2の複数のスプライス トレイと、該スプライストレイを上記仕切り壁手段上において第1の積み重ねと 長手方向に隣り合う第2の積み重ね状態で取り付けるための第2の取付手段とを 備え、該第2の取付手段は、上記仕切り壁手段に略平行な収納位置と、下にある スプライストレイへのアクセスを容易にする起立位置との間での旋回動作のため に、各スプライストレイの一端を枢着するための第2の手段を含んでいる。 5. 請求項1に係るスプライスクロージャであって、上記仕切り壁手段は、第 1および第2のアクセス領域間で光ファイバを送るための少なくとも一つのガイ ド開口部を含んでいる。 6. 請求項5に係るスプライスクロージャであって、上記少なくとも一つのガ イド開口部は、光ファイバの切断を要することなく、当該少なくとも一つのガイ ド開口部を通しての光ファイバの配置を容易にするために、上記仕切り壁手段の エッジ部まで外側に向かって開口している。 7. 請求項1に係るスプライスクロージャであって、上記仕切り壁手段は、共 通の平面内にあって長手方向において伸長し、それにより、第1および第2のア クセス領域間で光ファイバを送るための長手方向に延びるガイド開口部を規定し ている、所定間隔離れた一対の対置する略長方形状の壁を備えている。 8. 請求項1に係るスプライスクロージャであって、上記仕切り壁手段は、そ の中に少なくとも一つのT字形の開口部を有し、かつ、第1および第2のアクセ ス領域間で光ファイバを送るための少なくとも一つのガイド開口部を規定する、 略長方形状の壁を備えている。 9. 請求項1に係るスプライスクロージャであって、上記仕切り壁手段の端部 に結合された長手方向の延長部材を備えている。 10. 請求項1に係るスプライスクロージャであって、上記フレーム,上記ス プライス構成手段及び上記余長収納手段を取り囲むハウジングを備えている。 11. 請求項10に係るスプライスクロージャであって、上記ハウジングは、 管状の殻体と、該管状の殻体を取り囲む熱回復可能な材料とを備えている。 12. 請求項11に係るスプライスクロージャであって、上記管状の殻体は、 第1および第2の長手方向に延びるセクションを備えており、第1セクションの 端末部分は、第2セクションの端末部分内にスライド可能に配置されている。 13. 請求項11に係るスプライスクロージャであって、上記フレームの各端 部から長手方向に沿って外側に延び、かつ、上記熱回復可能なハウジングの密封 性を高めるためにその各端部と係合する、一対の細長いボディを備えている。 14. 請求項10に係るスプライスクロージャであって、上記ハウジングは、 第1および第2の長手方向に延びる樹脂製パネルと、これら第1および第2の樹 脂製パネルに結合された、縦に延びる一体的に成形されたヒンジ部分とを備えて いる。 15. 請求項1に係るスプライスクロージャであって、各ファイバ光ケーブル を上記フレームに直列状に固定するために、フレームの対置する端末部分によっ て担われるケーブル固定手段を備えている。 16. 一つ若しくはそれ以上の光ファイバを有するタイプの一つ若しくはそれ 以上のファイバ光ケーブルのためのファイバ光スプライスクロージャであって、 該スプライスクロージャは、 対置する端部を有する細長いフレームであって、該フレームは、フレームの対 置する端部間に長手方向へ延びる対置する第1および第2の表面部分を規定する ための仕切り壁手段を含み、上記対置する第1および第2の表面部分が対置する 第1および第2の各アクセス領域を規定している、フレームと、 接続部が第1アクセス領域からアクセスできるように、予め定められた光ファ イバ間の接続部を固定するための、上記仕切り壁手段の第1表面部分上のスプラ イス構成手段であって、該スプライス構成手段は、複数のスプライストレイと、 該スプライストレイを積み重ね状態で取り付けるための取付手段とを備え、該取 付手段は、上記仕切り壁手段に略平行な収納位置と、下にあるスプライストレイ へのアクセスを容易にする起立位置との間での旋回動作のために、各スプライス トレイの一端を枢着するための手段を含んでいる、スプライス構成手段と、 余長光ファイバが第2アクセス領域からアクセスできるように、余長光ファイ バを収納するための、上記仕切り壁手段の第2表面部分上の余長収納手段であっ て、上記余長収納手段が、上記仕切り壁手段に付属し、かつ、第2アクセス領域 からの余長光ファイバへのアクセスを容易にするための余長収納アクセス開口を 規定している、一対の対置する所定間隔離れた側壁を備えている、余長収納手段 と、 を備えている。 17. 請求項16に係るスプライスクロージャであって、第2の複数のスプラ イストレイと、該スプライストレイを上記仕切り壁手段上において第1の積み重 ねと長手方向に隣り合う第2の積み重ね状態で取り付けるための第2の取付手段 とを備え、該第2の取付手段は、上記仕切り壁手段に略平行な収納位置と、下に あるスプライストレイへのアクセスを容易にする起立位置との間での旋回動作の ために、各スプライストレイの一端を枢着する第2の手段を含んでいる。 18. 請求項16に係るスプライスクロージャであって、上記仕切り壁手段は 、第1および第2のアクセス領域間で光ファイバを送るための少なくとも一つの ガイド開口部を含んでいる。 19. 請求項18に係るスプライスクロージャであって、上記少なくとも一つ のガイド開口部は、光ファイバの切断を要することなく、当該少なくとも一つの ガイド開口部を通しての光ファイバの配置を容易にするために、上記仕切り壁手 段のエッジ部まで外側に向かって開口している。 20. 請求項16に係るスプライスクロージャであって、上記仕切り壁手段は 、共通の平面内にあって長手方向において伸長し、それにより、第1および第2 のアクセス領域間で光ファイバを送るための長手方向に延びるガイド開口部を規 定している、所定間隔離れた一対の対置する略長方形状の壁を備えている。 21. 請求項16に係るスプライスクロージャであって、上記隔壁手段は、そ の中に少なくとも一つのT字形の開口部を有し、かつ、第1および第2のアクセ ス領域間で光ファイバを送るための少なくとも一つのガイド開口部を規定する、 略長方形状の壁を備えている。 22. 請求項16に係るスプライスクロージャであって、上記仕切り壁手段の 端部に結合された長手方向の延長部材を備えている。 23. 請求項16に係るスプライスクロージャであって、上記フレーム,上記 スプライス構成手段及び上記余長収納手段を取り囲むハウジングを備えている。 24. 請求項23に係るスプライスクロージャであって、上記ハウジングは、 管状の殻体と、該管状の殻体を取り囲む熱回復可能な材料とを備えている。 25. 請求項24に係るスプライスクロージャであって、上記管状の殻体は、 第1および第2の長手方向に延びるセクションを備えており、第1セクションの 端末部分は、第2セクションの端末部分内にスライド可能に配置されている。 26. 請求項24に係るスプライスクロージャであって、上記フレームの各端 部から長手方向に沿って外側に延び、かつ、上記熱回復可能なハウジングの密封 性を高めるためにその各端部と係合する、一対の細長いボディを備えている。 27. 請求項23に係るスプライスクロージャであって、上記ハウジングは、 第1および第2の長手方向に延びる樹脂製パネルと、これら第1および第2の樹 脂製パネルに結合された、縦に延びる一体的に成形されたヒンジ部分とを備えて いる。 28. 請求項16に係るスプライスクロージャであって、各ファイバ光ケーブ ルを上記フレームに直列状に固定するために、フレームの対置する端末部分によ って担われるケーブル固定手段を備えている。 29. 一つ若しくはそれ以上の光ファイバを有するタイプの一つ若しくはそれ 以上のファイバ光ケーブルのためのファイバ光スプライスクロージャであって、 該スプライスクロージャは、 細長いフレームと、 予め定められた光ファイバ間の接続部を固定するための上記フレーム上のスプ ライス構成手段であって、該スプライス構成手段は、複数のスプライストレイと 、該複数のスプライストレイを上記フレーム上において長手方向に隣り合う第1 および第2の各積み重ね状態で取り付けるための第1および第2の取付手段とを 備え、これら第1および第2の各取付手段は、上記フレームに略平行な収納位置 と、下にあるスプライストレイへのアクセスを容易にする起立位置との間での旋 回動作のために、各スプライストレイの一端を枢着するための手段を含んでいる 、スプライス構成手段と、 を備えている。 30. 請求項29に係るスプライスクロージャであって、上記細長いフレーム は、フレームの対置する端部間に長手方向へ延びる対置する第1および第2の表 面部分を規定するための仕切り壁手段を含み、上記対置する第1および第2の表 面部分が対置する第1および第2の各アクセス領域を規定しており、かつ、上記 スプライス構成手段は上記仕切り壁手段の第1表面部分上にある。 31. 請求項30に係るスプライスクロージャであって、余長光ファイバを収 納するための、上記仕切り壁手段の第2表面部分上の余長収納手段を備え、上記 余長収納手段が、上記仕切り壁手段に付属し、かつ、第2アクセス領域からの余 長光ファイバへのアクセスを容易にするための余長収納アクセス開口を規定して いる、一対の対置する所定間隔離れた側壁を備えている。 32. 請求項29に係るスプライスクロージャであって、上記フレームおよび 上記スプライス構成手段を取り囲むハウジングを備えている。 33. 請求項32に係るスプライスクロージャであって、上記ハウジングは、 管状の殻体と、該管状の殻体を取り囲む熱回復可能な材料とを備えている。 34. 請求項33に係るスプライスクロージャであって、上記管状の殻体は、 第1および第2の長手方向に延びるセクションを備えており、第1セクションの 端末部分は、第2セクションの端末部分内にスライド可能に配置されている。 35. 請求項33に係るスプライスクロージャであって、上記フレームの各端 部から長手方向に沿って外側に延び、かつ、上記熱回復可能なハウジングの密封 性を高めるためにその各端部と係合する、一対の細長いボディを備えている。 36. 請求項32に係るスプライスクロージャであって、上記ハウジングは、 第1および第2の長手方向に延びる樹脂製パネルと、これら第1および第2の樹 脂製パネルに結合された、縦に延びる一体的に成形されたヒンジ部分とを備えて いる。 37. 請求項29に係るスプライスクロージャであって、各ファイバ光ケーブ ルを上記フレームに直列状に固定するために、フレームの対置する端末部分によ って担われるケーブル固定手段を備えている。 38. 一つ若しくはそれ以上の光ファイバを有するタイプの一つ若しくはそれ 以上のファイバ光ケーブルのためのファイバ光スプライスクロージャであって、 該スプライスクロージャは、 細長いフレームと、 予め定められた光ファイバ間の接続部を固定するための上記フレーム上のスプ ライス構成手段であって、該スプライス構成手段は、複数のスプライストレイと 、少なくとも一つの上記スプライストレイを上記細長いフレーム上において長手 方向に隣り合う第1および第2の各位置の各々に取り付けるための第1および第 2の取付手段とを備えている、スプライス構成手段と、 を備えている。 39. 請求項38に係るスプライスクロージャであって、上記細長いフレーム は、フレームの対置する端部間に長手方向へ延びる対置する第1および第2の表 面部分を規定するための仕切り壁手段を含み、上記対置する第1および第2の表 面部分が対置する第1および第2の各アクセス領域を規定しており、かつ、上記 スプライス構成手段は上記仕切り壁手段の第1表面部分上にある。 40. 請求項39に係るスプライスクロージャであって、余長光ファイバを収 納するための、上記仕切り壁手段の第2表面部分上の余長収納手段を備え、上記 余長収納手段が、上記仕切り壁手段に付属し、かつ、第2アクセス領域からの余 長光ファイバへのアクセスを容易にするための余長収納アクセス開口を規定して いる、一対の対置する所定間隔離れた側壁を備えている。 41. 請求項38に係るスプライスクロージャであって、上記フレームおよび 上記スプライス構成手段を取り囲むハウジングを備えている。 42. 請求項41に係るスプライスクロージャであって、上記ハウジングは、 管状の殻体と、該管状の殻体を取り囲む熱回復可能な材料とを備えている。 43. 請求項42に係るスプライスクロージャであって、上記管状の殻体は、 第1および第2の長手方向に延びるセクションを備えており、第1セクションの 端末部分は、第2セクションの端末部分内にスライド可能に配置されている。 44. 請求項42に係るスプライスクロージャであって、上記フレームの各端 部から長手方向に沿って外側に延び、かつ、上記熱回復可能なハウジングの密封 性を高めるためにその各端部と係合する、一対の細長いボディを備えている。 45. 請求項41に係るスプライスクロージャであって、上記ハウジングは、 第1および第2の長手方向に延びる樹脂製パネルと、これら第1および第2の樹 脂製パネルに結合された、縦に延びる一体的に成形されたヒンジ部分とを備えて いる。 46. 請求項38に係るスプライスクロージャであって、各ファイバ光ケーブ ルを上記フレームに直列状に固定するために、フレームの対置する端末部分によ って担われるケーブル固定手段を備えている。 47. 一つ若しくはそれ以上の光ファイバを有するタイプの一つ若しくはそれ 以上のファイバ光ケーブルのためのファイバ光スプライスクロージャであって、 該スプライスクロージャは、 細長いフレームと、 各ファイバ光ケーブル間の光ファイバ接続部を固定するための上記フレーム上 のスプライス構成手段と、 上記フレームの端部に結合された長手方向の延長部材と、 直列状のファイバ光ケーブルを固定するための、上記フレームおよび延長部材 の対置する端末部分によって担われるケーブル固定手段と、 上記フレームと上記延長部材に沿って長手方向に延びるハウジングであって、 上記フレームと上記延長部材と上記スプライス構成手段とを取り囲む、ハウジン グと、 を備えている。 48. 請求項47に係るスプライスクロージャであって、上記ハウジングは、 管状の殻体と、該管状の殻体を取り囲む熱回復可能な材料とを備えている。 49. 請求項48に係るスプライスクロージャであって、上記管状の殻体は、 第1および第2の長手方向に延びるセクションを備えており、第1セクションの 端末部分は、第2セクションの端末部分内にスライド可能に配置されている。 50. 請求項48に係るスプライスクロージャであって、上記フレームおよび 延長部材の各端部から長手方向に沿って外側に延び、かつ、上記熱回復可能なハ ウジングの密封性を高めるためにその各端部と係合する、一対の細長いボディを 備えている。 51. 請求項47に係るスプライスクロージャであって、上記ハウジングは、 第1および第2の長手方向に延びる樹脂製パネルと、これら第1および第2の樹 脂製パネルに結合された、縦に延びる一体的に成形されたヒンジ部分とを備えて いる。 52. 請求項47に係るスプライスクロージャであって、上記細長いフレーム は、フレームの対置する端部間に長手方向へ延びる対置する第1および第2の表 面部分を規定するための仕切り壁手段を含み、上記対置する第1および第2の表 面部分が対置する第1および第2の各アクセス領域を規定しており、かつ、上記 スプライス構成手段は上記仕切り壁手段の第1表面部分上にある。 53. 請求項52に係るスプライスクロージャであって、上記スプライス構成 手段が、複数のスプライストレイと、該スプライストレイを上記仕切り壁手段の 第1表面部分上において積み重ね状態で取り付けるための取付手段とを備え、該 取付手段は、上記仕切り壁手段に略平行な収納位置と、下にあるスプライストレ イへのアクセスを容易にする起立位置との間での旋回動作のために、各スプライ ストレイの一端を枢着するための手段を含んでいる。 54. 請求項52に係るスプライスクロージャであって、余長光ファイバを収 納するための、上記仕切り壁手段の第2表面部分上の余長収納手段を備え、上記 余長収納手段が、上記仕切り壁手段に付属し、かつ、第2アクセス領域からの余 長光ファイバへのアクセスを容易にするための余長収納アクセス開口を規定して いる、一対の対置する所定間隔離れた側壁を備えている。 55. 外側ジャケットと光ファイバを収納した複数のバッファチューブとを有 するタイプのファイバ光ケーブルに対するトートシース光ファイバスプライスを 作る方法であって、上記バッファチューブは、予め設定された周期を有する揺動 する螺旋状のより目パターンにおける中央支持部材の周りに配置されており、上 記方法は、 細長いフレームと一つ若しくはそれ以上の光ファイバ接続部を保持するために その上に取り付けられるスプライス構成手段とを含み、該フレームは、少なくと もケーブルの揺動する螺旋状のより目パターンの周期と同じサイズの予め設定さ れた長さを有している、スプライスクロージャを備えるステップと、 ジャケットを、それにより予め定められたバッファチューブにおいて余長を作 り出すために、下にある予め定められたバッファチューブの揺動する螺旋状のよ り目パターンの周期に相当する予め設定されたケーブルの長手方向部分から除去 するステップと、 ケーブルの予め設定された長手方向部分をフレームに固定するステップと、 予め定められたバッファチューブの一つ若しくはそれ以上のファイバを、他の ファイバ光ケーブルの一つ若しくはそれ以上の各ファイバに接続し、接続部をス プライス構成手段内に固定するステップとを、 備えている。 56. 請求項55に係る方法であって、スプライスクロージャは、ハウジング を備えるとともに、ハウジングをフレームとスプライス構成手段の周りに固定す るステップを備えている。 57. 請求項55に係る方法であって、予め設定された長さの細長いフレーム を設けるステップは、その上にスプライス構成手段が取り付けられるフレームの 第1の長手方向に延びる部分に延長部材を付け加えるステップを備えている。 58. 請求項55に係る方法であって、スプライスクロージャを設けるステッ プは、フレーム上に、第1のスプライス構成手段と長手方向に隣り合う第2のス プライス構成手段を設けることを含んでいる。 59. と光ファイバを収納した一つ若しくはそれ以上のバッファチューブを有 するタイプのファイバ光ケーブルの切断部分を補修する方法であって、該方法は 、 細長いフレームと、予め定められた光ファイバ間のスプライスを固定するため のフレーム上のスプライス構成手段と含んだスプライスクロージャであって、ス プライス構成手段は、複数のスプライストレイと、細長いフレーム上の長手方向 に隣り合った第1および第2の位置の各々において、少なくとも一つのスプライ ストレイを取り付けるための第1および第2の取付手段とを含んでいる、スプラ イスクロージャを備えるステップと、 ファイバ光ケーブルの第1および第2の各端末をスプライスクロージャの細長 いフレームの対置する各端部に固定するステップと、 継ぎ合わせの光ファイバと各切断した光ファイバの第1および第2の各端末と の間に第1および第2のスプライスを作り、細長いフレーム上の長手方向に隣り 合った第1および第2の各位置において第1および第2のスプライスをスプライ ストレイ内に配置するステップと、 を備え、それによって、スプライストレイの縦に並んだ長手方向の配列が、介 在する継ぎ合わせの光ファイバを用いて、各切断した光ファイバを補修するため の余長を得ることを許容している。 60. 請求項59に係る方法であって、スプライスクロージャは、ハウジング を備えるとともに、ハウジングをフレームとスプライス構成手段の周囲に固定す るステップを備えている。
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