JPH08508136A - マガジン装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 本発明は、１あるいはそれ以上のプリント回路板をマガジン内にしっかりと保持し、しかも容易にそこから取り出すことを可能にするように構成されたマガジン装置において、前記回路板は横一列に配置され、かつマガジン装置における上部溝および下部溝と協動作用する上部エッジ部および下部エッジ部を有する各々の回路板によって、マガジンから出し入れすることができ、また、各々の回路板はマガジンの内面に対面するエッジ上に連結要素の一部を取り付けており、該一部はマガジンの後面上に位置している連結要素の第二部分と協動作用したり、作用しなくなったりするようになっており、また、該連結要素の前記２つの部分の各々にはそれぞれに対応した連結装置が設けられており、また、回路板に取り付けられた、および／あるいは回路板に連結された電気要素および／あるいは電子要素内において、特に該要素に正規化された電圧がかけられた時に、発生する過渡電圧を減衰させるための装置が設けられているマガジン装置に関する。

Description

【発明の詳細な説明】 マガジン装置技術分野 本発明はマガジン装置に係り、特に、排他的にではなく、複数個の回路板を通 常は横一列に並べて配置させ、それぞれの回路板の頂部エッジ部および底部エッ ジ部とマガジン内の特別な形状をした頂部および底部の溝あるいはチャンネルと の協動作用によってマガジン内でしっかりと保持されるように構成された種類の マガジン装置に関するものであり、各々の回路板はマガジンの内面に対面したエ ッジ部において、２つの部分からなる連結要素の第１の部分を取り付けており、 これはマガジンの後面のような１つの平面上に位置した連結要素の第２の対応的 な部分と係合したり離れたりするようになっている。 この種のマガジンの場合においては、２つの連結要素の各々にはそれぞれの対 応的な連続装置が設けられており、これらの連結装置は対応的な方向へ移動させ ることによって、相互に協動作用する位置に位置したりそこから離れたりするこ とができる。 本発明はまた回路板に取り付けられた、および／あるいは回路板に連結（接続 ）された電気要素および／あるいは電子要素内において、前記要素に対して正規 化（規格化）された供給電圧をかけた時に発生する過渡電圧を減衰する機能を有 する装置を用いることに関するものである。従来の技術 各種の技術分野においては、発生した過渡電圧や過大電流等は、正規化される 供給電圧を電気要素および／あるいは電子要素を瞬時に供給することによって減 衰させることができることが知られている。 例えば、正規化された供給電圧を越える過渡電圧をブロックしたりあるいは減 衰するために、関連した回路に関してスパークギャップあるいは電子要素を利用 することが知られている。 また、直流モーターを起動する時に、電流を所定の制限値内に瞬時的に制限す るために、供給回路と共に起動抵抗を用いることも知られている。 上述した種類のマガジンに適用される上述したような種類の装置およびその配 置に関していうと、回路板がマガジン内へ挿入される時に、供給電圧の先端部あ るいは初期部が過渡的な値を発生させて、敏感な要素および構成体を乱すという 影響を与えることが知られているので、正規化された供給電圧をかける時に生じ る過渡電圧を減衰させるために、異なった対策を施したり、異なった装置を用い ることが知られている。 また、マガジン内に回路板を挿入することによって、回路板上に取り付けられ た設備、および／あるいは電気要素および／あるいは電子要素が永久的に破損さ れてしまうことがあることも知られている。 また、静電荷を有している回路板がマガジン内に挿入される時には、電気接点 が連結要素の連結装置あるいは後面の接点と電気的に接触した時に、回路板から 放電（discharged）あるいは電荷の放出が生じる（drained）ことがあることも 知られている。 回路板に対して正規化された直流電圧が突然かけられた時、また回路板が１あ るいはそれ以上の装荷用のコンデンサーおよびその類似物を有している時には、 強力な初期電流あるいは電圧の先端部あるいはフランク部が発生されることがわ かっている。 従って、これらの問題を最少化し、および／あるいは少なくとも克服するため の装置を有した上述の種類のマガジンを提供する努力がなされてきており、例え ば、ピンコネクターのような電圧接触の連結装置の幾つかあるいはすべてをより 長くすることにより、あるいはソケット接触のような対応的な接触装置をより長 いものにすることによって努力がなされてきており、従ってこれらの要素は、信 号接触装置が対応的な信号接触装置と接触する前に、電流、電圧供給用の後面に 取り付けられた接点と電気的に接触するようになるであろう。 また、電圧がかけられた時に発生する過渡電圧を処理する大型コンデンサーを 有した後面を提供することも提案されてきている。 以下に述べる米国の従来の出版物が既知の従来技術の一部を教示している。 例えば、ＵＳ−Ａ４，０７９，４４０はプリント回路板と、そのような回路板 を複数個収容することのできるマガジンの後面との間における電気接触装置を教 示している。 この発明の目的は、ピンコネクターを一度にではなく、順番に接触させること にある。 前記出版物はまた、特に異なった長さを有した異なったピンコネクターの使用 を説明している。前記出版物は相互に異なった長さを有したピンコネクターを用 いることによって、最初にアース電圧および供給電圧と接触させ、次にマガジン の信号接点と回路板における対応的な信号接点とを完全に電気接触させることの 可能性を説明している。 前記出版物はまた、供給電圧を２つの段階において接触可能にする同じ原理の 構造物の使用を説明している。 アース電圧と低い供給電圧とが最初に接触し、次に正規化された供給電圧がか けられ、その後で、回路板が挿入されている時に信号伝達用の接触装置が最終的 に連結され、この逆の手順が回路板の引き抜き時に適用される。 ＵＳ−Ａ５，０９２，７９９もまた前記ＵＳ−Ａ４，０７９，４４０と同様な 装置を記載、説明しており、これは最初にアース電位および選択された供給電圧 に接続するためのより長いピンコネクターを用い、その後で信号接点と接触され る。 ＵＳ−Ａ４，５７４，３３２は供給電圧とアース電圧とが回路板の案内レール に関連している構造を教示しているが、この場合、正規化された供給電圧がカッ トインされているか、あるいは単一の段階で供給されていることに注意すべきで あろう。発明の開示 技術的な課題 前述してきたような既知の従来技術を研究した時、また前述した種類のマガジ ン装置を考えた時に、この特別な技術分野における技術的な課題が、回路板に取 り付けられた、および／あるいは回路板に連結された電気要素および／あるいは 電子要素内において、電圧がこれらの要素あるいは構成体にかけられた時に発生 する過渡電圧を減衰させるための効果的な装置を設けるという点にあることがわ かり、また、回路板の少なくとも１つの側部あるいはエッジ、即ち、マガジン内 の案内溝の中で案内されるエッジを利用して、前記側部によって回路板の放電を 可能にし、電圧をゆっくりとかけることを可能にし、かけられる電圧の増大がマ ガジン内の回路板の瞬間的な位置に依存するということが認識されるであろう。 また、技術的な課題は、上述の効果的な装置が正規化された電圧をかけるよう になった電流供給レールを受け止める少なくとも１つのマガジンの溝あるいはチ ャンネルを有している場合の利点、また前記溝あるいはチャンネルと協動作用し 、かつ正規化された電圧を回路板上の電気要素および／あるいは電子要素に対し て直接供給するために、電流供給レールと協動作用するエッジ片が設けられてい る少なくとも１つの回路板のエッジ部（縁部）を有しており、前記方向から見て 前記接触片の前に別の接触片があって前記レールと協動作用することができると いう利点の中に存在することがわかるであろう。 また、他の技術的な課題は、前述した２つの接触片が特別に選択され、かつ特 別な寸法になった連結装置によって電気的に連結されており、回路板に対しては 最初は正規化された供給電圧より低い電圧をかけることを可能にし、前記回路板 の要素に発生する過渡電圧を減衰させることができる場合の利点を認識すること にあることがわかるであろう。 また、技術的な課題は、十分に信頼性のある、かつ安価な連結装置がある抵抗 を有して入手できることを認識することにあることがわかるであろう。 さらに他の技術的な課題は、正規化された供給電圧で必要な電圧を供給するた めに、２つの対向的なレール上の接触表面を備えた、マガジンの第１平面に取り 付けられた溝あるいはチャンネルを設けるということの重要性を認識することに ある。 また、技術的な課題は、前記第１平面に対向して位置する第２平面内の、各々 のマガジンに取り付けられた溝あるいはチャンネルに、アース電圧に連結され、 かつある接触表面を有したレールあるいは接触片を設け、１あるいはそれ以上の 回路板に該接触表面と電気的に協動作用するための接触片あるいは接触装置を設 けるということの重要性を認識することにあることがわかるであろう。 また、技術的な課題は、プリント回路板上の接触片の形を回路板のエッジ部に 沿って取り付けられた箔板にすることの重要性を認識することにあることがわか るであろう。 他の技術的な課題は、過渡電圧を制限するために最良の電圧増加率を容易に評 価できて、電圧供給を２段階のステップ状に増加させることの利点を認識し、第 １段階における電圧レベルを適切な回路および回路板上の要素に適応させること にある。 また、他の技術的な課題は、マガジンに取り付けられた接触表面と電気的に協 動作用するために、プリント回路板に設けられた接触片の形をした上部および下 部の接触装置が、１つの接触片が最初にアース電圧の接触表面と協動作用して、 回路板におけるすべての静電気を放電させ、その次に回路板を少し移動させた後 に、初期電圧が一連の抵抗を介して回路板にかけられ、回路板をさらにマガジン の中へ移動させた後に正規化された供給電圧をかけることができるような配置、 寸法になるような場合の簡素化について認識することにあることがわかるであろ う。 また、技術的な課題は、前述した１あるいはそれ以上の技術的課題を満足に解 決できる装置が、また各種の電圧レベルにおいて分離的に電圧を供給するための 状況を提供するような方法で適用されるということを認識することにあることが わかるであろう。 他の技術的な課題は、選択された各種の電圧レベルが、単純な装置によって、 同様な、あるいは異なった手順で選択的に適用されることを認識することにある ことがわかるであろう。 また、技術的な課題は、接触片の端面と回路板の端部との間の選択された距離 が、それぞれの電圧ステップが励起される選択された時刻を確定し、またそれぞ れの電圧段階の時間間隔を確定するようにその長さが選択されることを認識する ことにあることがわかるであろう。 解決策 本発明は、前述してきた１あるいはそれ以上の技術的な課題を解決するために 、まず最初に導入部分で規定した種類の装置を採用する。 本発明によると、前記装置は発生した過渡電圧を減衰させるための装置を有し 、 またさらにマガジンに取り付けられた（形成された）溝あるいはチャンネル内に 受けとめられかつ正規化された電圧を供給する電流供給レールあるいは接触片を 有し、少なくとも１つの回路板には、そのエッジ部の近くにおいて、前記電流供 給レールを協動作用し、かつ回路板上の電気要素および／あるいは電子要素に対 して直接的に電圧を供給するようになった接触片部分を備えた溝あるいはチャン ネルが設けられている。 もっと詳細にいうと、本発明によると、挿入方向において見た場合、前記接触 片部分の前には該レールあるいは接触片部分と協動作用する付加的な接触片部分 が存在し、前記２つの接触片部分は連結装置によって相互に連結されており、従 って回路板に取り付けられた要素には、最初は正規化された供給電圧より低いレ ベルの電圧を供給し、この選択された電圧レベルは前記要素内および残りの回路 板内において発生する過渡電圧を減衰させるようになっている。 本発明の範囲内にある提案実施例によると、前記連結装置（接続装置）は抵抗 の形態を有し、好ましくは特に回路板の要素に適用される抵抗値の高い抵抗の形 態をしている。 また、各々のマガジンに取り付けられた溝あるいはチャンネルには、第１平面 内において、正規化された電圧を供給するための、２つの相互に対向したレール 状の接触表面が設けられることが提案されている。 また、各々のマガジンに取り付けられた溝あるいはチャンネルには、第１平面 に対向した第２平面内において、アース電圧に連結された接触表面あるいは接触 片が設けられており、１つの回路板には該接触片と電気的に協動作用するための 接触表面、接触片、あるいは接触装置が設けられることが提案される。 この場合には、前記接触片は回路板のエッジ部に沿って、あるいは対向的なエ ッジ部に取り付けられた箔片の形をしている。 ２つの電圧レベルを用いる時には、要素において最初に発生する第１の電圧レ ベルが、適用可能な回路板および回路板における要素に関連したレベルになるよ うに特に提案されている。 １つの実施例によると、アース電圧と協動作用するようになった回路板取り付 けの接触片は、マガジンに取り付けられた電流供給用の接触片が、すでに電圧の かかっている回路板取り付けの接触片と接触する前に、アース連結部と電気的に 接触するようになっている。 本発明はまた、各種の電圧レベルにおいて、単純な方法で分離的に電圧供給す るための条件を作り出す可能性を提供する。このことは、マガジンに取り付けら れた溝あるいはチャンネルの中に平行なレールを配置し、平行な箔片あるいは接 触装置の形をした、回路板に取り付けられた接触表面あるいは接触片を設けるこ とによって達成され、前記レールおよび箔片はレールの１つのエッジ上、および 回路板の１つの表面上に都合よく配置することができる。 本発明はまた、マガジンに取り付けられた溝あるいはチャンネルにおけるレー ルの長さおよび／あるいは位置、および回路板に取り付けられた接触片（単数あ るいは複数）の長さと位置を調整して、各種の選択された電流レベルを同一の順 序の手順あるいは異なった順序の手順で加えられるようにすることができるよう になっている。 他の実施例によると、回路板に取り付けられた接触片の端面は回路板のエッジ 面に沿って位置しており、その位置においては回路板がマガジン内に挿入される 時の速度と協調して、各々の電圧ステップが励起される時の時刻を確定され、接 触片の長さがそれぞれの電圧ステップの時間感覚（持続時間）を確定するように なっている。 利点 本発明の装置によって主として得られるこれらの利点は、回路板の静電気を効 果的な方法によって放電させることのできる単純な状況を設けることにあり、ま た回路板に取り付けられた、および／あるいは回路板に連結された電気要素およ び／あるいは電子要素内において、それらに電圧が最初にかけられた時に発生す る過渡電圧を減衰させるための単純な装置を設けることにある。 本発明による装置はまた、回路板に取り付けられた要素に対して電圧を各種の 電圧レベルからかけて、選択された副電圧および電圧ステップに関する手順の順 序、時刻、および／あるいは時間間隔を選択することができる。 本発明によるマガジン装置の主な特性上の特徴は、添付した請求の範囲第１項 の特徴部分に記載されている。 図面の簡単な説明 プリント回路板に取り付けられた、および／あるいはそれに連結された電気要 素および／あるいは電子要素内において、正規化された電圧が該要素に最初にか けられた時に発生する過渡電圧を減衰させるための装置を有したマガジン装置の 例示的な実施例について、添付図面を参照しながら説明することにする。 第１図はマガジンに取り付けられた要素を備えたプリント回路板がマガジン内 へ挿入される位置にあるところが示された、マガジンの概略的な透視図である。 第２図は回路板の底部部分の上から見た図で、回路板の１つの表面あるいは側 部における、電圧供給された接触表面の位置決めを示している。 第３図はマガジンの下面における溝あるいはチャンネルの断面図である。 第４図はマガジンの上面における溝あるいはチャンネルの断面図である。 第１図は全体的に１で表されたマガジン装置を示しており、これは電気部品、 電子部品、およびその他の部品をのせている１あるいはそれ以上のプリント回路 板を該装置内で堅固に保持するが、しかし容易にそこから取り出すことを可能に する構造になっている。 前記マガジン装置は普通は複数枚の回路板を横に並べて収容するが、明確にす るために第１図には単に１枚の回路板しか示されておらず、この回路板はマガジ ン装置１の中へ挿入するための位置に位置していることが示されている。 各々の回路板２は、各々の回路板２の頂部エッジ部２ａと、底部エッジ部２ｂ が、マガジン装置１の頂面５aおよび底部５ｂにおける対応的な頂部溝あるいは チャンネル１ａおよび対応的な底部溝あるいはチャンネル１ｂとそれぞれ係合す ることによって、前記マガジン装置から出し入れすることができる。 マガジン装置の内部の方に向かった回路板２の前部エッジ２ｃには連結要素あ るいは連結要素３の一部３ａを設けており、これはマガジン装置１の後面５にお ける連結要素の第２の部分３ｂと協動作用をするようになっている。 前記２つの要素部分３ａ，３ｂの各々には対応的な連結装置３ａ′，３ｂ′が 既知の方法によって設けられており、これらの要素は回路板が矢印（Ｐ）の方向 へ動いた結果として互いに係合し、また回路板が反対の方向へ動いた場合には離 脱する。 本発明は、回路板２とマガジン装置１との間に、明確を期するために単に集積 回路６の形をした回路板に取り付けられた、および／あるいは回路板に連結され た電気要素および／あるいは電子要素に対して正規化電圧が最初に加えられた時 に、それらの内部に発生する過渡電圧を減衰させる機能を果たす装置を設けると いうことに基づいている。 本発明によると、前記過渡電圧減衰装置は、電圧を加えようとする電流供給レ ールあるいは接触片を有し、マガジン装置に取り付けられた少なくとも１つの溝 あるいはチャンネル内に配置されており、その接触片７の１つが底部溝１ｂ内に 示されている。 回路板２の少なくとも１つのエッジ部には、前記溝１ｂと協動作用をするエッ ジ部２ｂに近接したところに、接触片部品８が設けられており、これは回路板に 取り付けられた電気要素および／あるいは電子要素６に対して電圧を直接供給す る機能を有し、前記接触片あるいはレール７と協動作用をする。挿入方向（Ｐ） において見た場合、前記接触片８の前には、前記レールあるいは接触片と協動作 用をすることのできる別の接触片部品９が存在する。 前記２つの接触片部品８，９は特別な接触装置１０によって電気的に連結され ており、要素６内において一次的に発生する過渡電圧を減衰させるために、接触 片８を介してある電圧および／あるいは電圧レベルが回路板２に最初に供給させ ることができるようになっている。 説明している実施例の場合においては、前記連結装置１０は接触片部品８と９ を互いに連結する抵抗体の形をしている。 第１図からは、第１面５ａ内におけるマガジン装置に取り付けられた各々の溝 １ｂには、電圧供給のための２つの互いに向かい合ったレール状の接触表面７， ７′が設けられており、該接触表面７は１つの極を形成し、接触表面７′は正規 化された直流電圧を供給するための別の極を形成していることがわかるであろう 。 第４図に示したように、各々のマガジン装置に取り付けられた溝１ａには、第 １面５ａに対向した第２面５ｂの中において接触表面１１が設けられており、こ れはアース電圧に接続されており、原理的には第３図に示したものと同一の構造 を有している。また回路板２には、前記接触表面１１と電気的に協動作用するた めの接触片あるいは接触装置１２が設けられていることがわかるであろう。前記 溝あるいはチャンネル１ａは、好ましくはスプリング付きの表面あるいは弾性的 な表面でできた２つの相互に対向する接触表面１１，１１′を有していても良い 。 説明しているケースにおいては、前記接触片１２と接触片８，９とは、回路板 のエッジ部の１つに対して、好ましくは該エッジ部に沿って固定的に取り付けら れた箔の形を有している。 前記抵抗１０が適当な抵抗値を有している時には、ここで説明している装置は 、要素６における初期電圧を、対象としている要素のタイプや、回路板における 諸要素の励起状態を考慮に入れた電圧になるようにすることが可能となっている 。 また、接触表面１１と協動作用するようになった回路板に取り付けられた接触 片が示されており、この接触片１２は回路板エッジ上において、電流供給用の接 触片７，７′が電流を流すための接触片９と接触して、それと共に抵抗１０を越 えて接触片８に電圧を供給する前に、アース電圧と電気的接触するように位置し ている。電圧は接触片８を介して、あるいは接触装置３ａ′，３ｂ′を介して、 既知の方法によって、回路板に取り付けられた要素６に供給することができる。 本発明は幾つかの異なった可能性を有している。 第１に、各種の正規化電圧を使用することができる。 説明しているケースにおいては、レール１１がアース電圧に接続され、レール ７′が負の電圧接続され、レール７が正規化された供給電圧に接続され、レール １１′が他の正規化された供給電圧に接続されている。 もしもっと多くの正規化された供給電圧のレベルが必要である場合には、レー ルあるいは接触表面７、１１′は２つ、３つ、あるいはそれ以上の部分に分割し ても良く、この場合には、２部分の表面７は絶縁層７ｃによって分離された上部 部分７ａと下部部分７ｂとからなるであろう。 当然のことであるが、回路板のエッジ部には、従って、同様な方法によって形 成された平行な接触表面が設けられていなければならない。 従って、接触片１２は接触表面１１と協動作用し、接触片１２′は接触表面１ １′と協動作用し、接触片８，９は接触表面７と協動作用し、接触片８′，９′ は接触表面７′と協動作用するであろう。 もし接触表面７が説明したような方法によって分割されている場合には、接触 片８，９も、もちろん、同じ様にして分割されるであろうし、上部部分８ａ，９ ａと下部部分８ｂ，９ｂとが設けられ、それらがそれぞれ抵抗１０，１０′を有 するであろう。 接触片９は多数の副部分９′，９″に分割されていても良く、幾つかのステッ プあるいは段階において電圧増加させるための条件を提供することができること が明らかになるであろう。 回路板の挿入速度を特定することによって、それぞれの部分の長さが適切な電 圧減少を達成する時間周期を規定することがわかるであろう。 また、それぞれの接触片が端面９ｃの位置が電圧ステップが生じる場合の時間 位置を規定することがわかるであろう。 第１図においては、接触片１２の端面１２ｃは前記端面９ｃの前方に位置して いる。 従って、１あるいはそれ以上の電圧ステップが発生される場合の時間は各々の 選択された正規化されて電圧レベルに関して選ぶことができ、また各々のステッ プの時間長さも規定することができる。 一般的には、直接的に正規化された電圧が供給されるケースにおいては、接触 片８あるいはその類似物は、好ましくは、短く作られ、通常は、図に示された長 さよりも短いことが言える。 このようにして発生された過渡電圧は使用される回路板に影響を与えるばかり でなく、すでに設置された別の回路板に対しても影響を与えることに気づくであ ろう。 本発明は前述してきた例示的な実施例に限定されることがなく、添付した請求 の範囲において規定されたような本発明の概念の範囲内において修正が可能であ ることが理解されるであろう。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．１あるいはそれ以上のプリント回路板をマガジン内にしっかりと保持し、 しかも容易にそこから取り出すことを可能にするように構成されたマガジン装置 （１）において、前記回路板は隣り合って配置され、かつマガジン装置（１）に おける上部溝（１ａ）および下部溝（１ｂ）と協動作用する上部エッジ部および 下部エッジ部を有する各々の回路板（２）によって、マガジンから出し入れする ことができ、また、各々の回路板にはマガジンの内面に対するエッジ（２ｃ）上 に連結要素（３）の一部分（３ａ）が取り付けられており、該一部分はマガジン の後面（５）上に位置している連結要素（３）の第二部分（３ｂ）と協動作用し たり、作用しなくなったりするようになっており、また、該連結要素（３）の前 記２つの部分の各々にはそれぞれに対応した連結装置が設けられており、また、 回路板に取り付けられおよび／あるいは連結された電気要素および／あるいは電 子要素（６）内において、特に該要素に電圧がかけられた時に、発生する過渡電 圧を減衰させるための装置が設けられており、また、該装置は、マガジンに形成 された溝あるいはチャンネル（１ｂ）内に受けとめられるようになっていて、か つ電圧がかけられるようになっている少なくとも１つの電流供給用のレールある いは接触片（７）からなっており、また、少なくとも１つの回路板（２）には、 前記溝あるいはチャンネル（１ｂ）と協動作用するエッジ部分（２ｂ）に近接し て、前記レールと協動作用することのできる接触片部分（８）が設けられており 、該接触片部分を介して電圧が回路板に取り付けられた電気要素および／あるい は電子要素（６）に直接的にかけられ、回路板をマガジン内へ挿入する方向（Ｐ ）において見た場合に、前記接触片部分（８）が前記レールあるいは接触片と協 動作用することのできる別の接触片部分（９）に続いており、回路板に対して前 記要素（６）内に発生する過渡電圧を減衰させるようになった電圧を供給し得る ように、前記２つの接触片部分（８，９）が回路板に関連した連結装置（１０） によって電気的に連結されていることを特徴とするマガジン装置。 ２．前記連結装置が回路板に関連した抵抗（１０）である請求の範囲第１項に 記載されたマガジン装置。 ３．各々のマガジンに形成された溝あるいはチャンネル（１ｂ）には、第１平 面（５ａ）内において、２つの相互に対向したレール状の電圧供給接触表面（７ ，７′）が設けられている請求の範囲第１項あるいは第２項に記載されたマガジ ン装置。 ４．各々のマガジンに取り付けられた溝あるいはチャンネル（１ａ）には、第 １平面（５ａ）とは逆の第２平面（５ｂ）内において、アース電位に連結された 接触表面（１１）が設けられており、１つの回路板が該接触表面と電気的に協動 作用するための接触片あるいは接触装置（１２）を有している請求の範囲第１項 、第２項あるいは第３項に記載されたマガジン装置。 ５．前記接触片が回路板に取り付けられ、かつ回路板のエッジ部分に沿った箔 片の形態をしている請求の範囲第１項に記載されたマガジン装置。 ６．前記連結装置が回路板に取り付けられた要素に対して供給される初期電圧 を、適切な回路および回路板上の要素に関連したレベルに調節する機能を有する 請求の範囲第１項に記載されたマガジン装置。 ７．前記マガジンに形成された溝あるいはチャンネルにおける平行なレールを 媒介して、別個の電圧供給が異なる電圧レベルにおいてなされる請求の範囲第１ 項に記載されたマガジン装置。 ８．前記平行なレールがレールの１つのエッジに向いている請求の範囲第７項 に記載されたマガジン装置。 ９．マガジンに形成された溝のレールの長さおよび／あるいはその位置と、回 路板に取り付けられた一つあるいは複数の接触片とは、選択された異なる電圧レ ベルが同一順序あるいは別の順序で発生され得るように調整される請求の範囲第 １項あるいは第７項に記載されたマガジン装置。 10．それぞれの回路板に取り付けられた接触片の端面は、回路板が挿入される 時の速さと共に各々の電圧ステップを発生させる時刻を確定し、それぞれの接触 片の長さがそれぞれの電圧ステップの接続時間を確定するようになっている請求 の範囲第１項に記載されたマガジン装置。