JPH08507932A - セルロースの漂白方法 - Google Patents
セルロースの漂白方法Info
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Abstract
(57)【要約】
本発明は、環境への危険を最小にする放出及び微生物が著しく影響を与えないような方法で、特に再循環した紙の製造との関連において、過酸化水素でセルロース繊維の漂白中に、過酸化水素についての酵素、例えばペルオキシダーゼ及びカタラーゼの分解作用を抑制するための組成物及び前記組成物の用途を含む。組成物はヒドロキシルアミン、チオシアネート塩、ギ酸、アスコルビン酸又は亜硝酸塩を含有する。本発明は又セルロースの処理及び漂白のための方法を含む。
Description
【発明の詳細な説明】
セルロースの漂白方法
本発明は、過酸化水素でセルロースの繊維を漂白するとき、酵素を抑止又は分
解する物質の用途、セルロースパルプを処理し、漂白するための方法、及びこの
物質を含有する組成物に関する。
紙品質の基準は、それが高白色度を有し、従って充分に漂白されたパルプから
作られることにある。
塩素、次亜塩素酸塩、酸素、オゾン又は過酸化水素の添加の如く、セルロース
パルプの漂白のために種々の方法が知られている。これらの方法は一般に漂白工
程で組合される。最近環境問題が更に注意を引きつけており、従って塩素含有化
合物で漂白することを避ける計画がなされている、何故なら、これらの薬品で満
足できる漂白にも拘らず、これらは少量でさえも環境に対して危険が多いと考え
られるからである。従ってパルプの漂白のため、過酸化水素の如き酸素含有化合
物、酸素及びオゾンに使用増加が見られる。これらの化合物は、環境問題上受け
られる物質及び酸素に分解される。過酸化水素が、経済的理由及び環境的な理由
のためオゾンよりも好ましい。
セルロースパルプを漂白するとき、特に再循環紙を使用するとき、バクテリア
がしばしば存在する。バクテリアは、過酸化水素を分解するパルオキシダーゼ及
びカタラーゼの如き酵素を生産する。
過酸化水素を過剰投与すること、時には正常投与量の6〜8倍の過剰投与によ
って、酵素、特にカタラーゼの分解
作用を克服する計画がなされた。過酸化水素を過剰投与することは、水酸化ナト
リウム及びケイ酸ナトリウムの高投与量をもたらし、従って費用の増大をもたら
す。
カタラーゼの抑止は、温度を60〜90℃に、又はpHを10〜14に上昇さ
せることによっても達成できる。しかしながら、温度上昇は過酸化水素の急速分
解をもたらすことができ、上昇させたpHはパルプの黄変をもたらし、従ってパ
ルプの更に強力な漂白又は分解に対する要求をもたらす。
微生物を殺し、カタラーゼの形成を防止するため、殺菌剤を加えることも教示
された。殺菌剤は健康に対して危険があり、環境上の観点から不適当である。更
に微生物が死んだとき、更にカタラーゼが処理水中に出て来ることができる。
存在する金属イオン、例えば鉄、マンガン、銅及びアルミニウムイオンは過酸
化水素を分解する。これを防ぐため、錯化剤及びケイ酸ナトリウムが現在使用さ
れている。ケイ酸塩は、沈着物を形成する傾向があり、錯化剤は高価で、時には
使用するのに危険がある。それらの環境への影響には強い疑問があり、完全には
研究されていない。
EP0562835によって、少量の二酸化塩素、臭素、塩素、沃素及びオゾ
ンが、過酸化水素でセルロースパルプを漂白するとき、酸化剤、酵素抑止剤及び
殺菌剤として使用できることが知られている。前記特許明細書の実施例3によれ
ば、白水中の微生物は二酸化塩素で殺される。二酸化塩素は、容易に分解し、そ
してその場で作らなければ
ならず、稀薄水溶液中で保たなければならない、毒性で、爆発性で、腐蝕性でか
つ取扱い難い物質である。環境上の観点から、この種の添加剤は又高度に疑問が
ある。
US−A3817828には、バクテリアの生長を防ぐため、アニオン界面活
性剤を殺菌性物質、例えば二酸化塩素、次亜塩素酸塩、又は塩素水と組合せる方
法を記載している。使用される塩素化合物は毒性でありかつ環境に対して危険で
ある、この方法はこれらの使用を減少させることを明言しているが、いくらかの
塩素化合物は環境中に放出される。
G.Galland、E.Bernard、Y.Veracは、Paper Technology(1989年12月
号)に Achieving a deinked pulp with high brightnessとして、過酸化水素消
費を減少させることによって再循環紙を処理するとき、白色度を増大させる別の
方法を発表している。例えば、漂白する前にカタラーゼを殺すことにより、又は
酵素を生産する微生物を除去することによってカタラーゼを除去することを教示
している。カタラーゼを殺すため次亜塩素酸ナトリウムを使用できる。しかしな
がら次亜塩素酸ナトリウムは、環境問題上の理由から不適切な物質である。
原則的に、二つの刊行物中に与えられた方法は、酵素を失活させ、微生物を殺
すため少量で、環境に有害でかつ今日避けられている漂白剤の使用を含んでいる
。
過酸化水素での漂白に影響を与える物質の添加が提案された。US−A319
3445には、残存過酸化水素を活性化させるため、漂白工程の終りに、残存過
酸化水素1モ
ルについて無水酢酸0.5〜2.5モルを加える方法が記載されている。従って
パルプの漂白工程が長くなる。SU796281の Derwent's abstractには、
60〜70℃でアルカリ性条件の下に、過酸化水素と共に、しゅう酸塩0.1〜
1重量%(乾燥パルプを基準にして計算して)加える方法が記載されている。
しかしながら、これらの文献には、ペルオキシダーゼ及びカタラーゼの如き過
酸化水素分解酵素を阻止することによって過酸化水素の作用を強化することの可
能性については何も述べていない。
本発明によれば、過酸化水素でのセルロース繊維の漂白中、過酸化水素を分解
するペルオキシダーゼ及びカタラーゼの如き酵素の分解効果を抑制又は防止する
1種以上の物質の使用を示す、この物質は微生物に影響はない。
好ましい物質は、環境に害がないものであり、従って漂白工程で使用するとき
特別の配慮なしで取扱うことができ、そして水を環境中に放出する前に次の生物
学的精製プラントに影響を与えることなく下水管中に放出できるものである。
環境に危険があるハロゲン含有化合物を形成しない物質が好ましい。これらの
物質は、セルロース及びパルプ工業で使用する程度が増大している最近の殺生物
剤不含スライ
殺生物剤とは対照的に、それらはこの種の工程で有利な効果を有することが期待
される。
過酸化水素は微生物の細胞に入ることができ、過酸化物分解酵素、特にカタラ
ーゼによって内部的に分解される。分解は細胞の外でも生起する、何故ならかか
る酵素が分泌されるからである。細胞が殺され、そして破壊されるとき、カタラ
ーゼの量は増大する。従ってカタラーゼの分解効果の最良の阻止は、細胞の外の
カタラーゼが、微生物を殺し、かつ分解することなく失活されるとき生ずる。
本出願の優先日後に発行されたGB−A2269191には、カタラーゼ生成
微生物を殺し、生長を防止する殺生物剤として有機過酸を加える過酸化水素での
漂白法を述べている。そして付随的に、過酸化水素を用いるパルプ漂白との関連
において、ヒドロキシルアミンの如きカタラーゼ抑制剤を使用することが知られ
ていることを述べている。しかしながら、既知技術に関する文献は与えられてお
らず、文書にはカタラーゼが抑制される実験を考えに入れていない。ヒドロキシ
ルアミン及びヒドロキシルアミン塩の製造業者(Raschig,BASF)からの安全デ
ータシートに、過酸化水素が存在するときには、ヒドロキシルアミンは水性溶液
中で分解することを発表している。更にアルカリ性条件下で酸化剤(例えば過酸
化水素)の存在下でのヒドロキシルアミン塩の使用に対する注意を発表している
。従ってヒドロキシルアミン及びカタラーゼ抑制剤の陳述は、純粋に推測として
みなさなければならない。従って過酸化水素でのパルプの漂白との関連における
ヒドロキシルアミン及びカタラーゼ抑制剤の使用は当業者に知られているとみな
すことはできない。
本発明をこの理論に限定するのではなく、物質の抑制効果は、酵素分子上の活
性位置をブロックするか又は破壊することから生ずると推定される。カタラーゼ
の活性位置は、錯体形成によってブロックされうるか又は失活されうる鉄又はマ
ンガンイオンを含有する。この物質はカタラーゼ以外の酵素、例えばペルオキシ
ダーゼも抑制できる。
本発明によれば下記物質を使用できる:
ヒドロキシルアミン及び直鎖又は分子鎖中に1〜10個の炭素原子を有するア
ルキル誘導体例えばメチルヒドロキシルアミン、及びそれらの塩及び付加塩例え
ばヒドロキシルアンモニウムサルフェート及びクロライド;チオシアネート例え
ばアンモニウムチオシアネート;ギ酸、アスコルビン酸、サリチル酸、亜硝酸塩
例えば亜硝酸ナトリウム、亜硝酸カリウム、亜硝酸カルシウム及び亜硝酸マグネ
シウム。これらの物質は混合することもできる。前述した如く、環境に危険性の
あるハロゲン含有物質は避けられる。しかしながら或る種のハロゲン塩は使用濃
度で環境上無害でありうる。
好ましくは下記物質が使用される:ヒドロキシルアミン及びその塩及び付加塩
、例えばヒドロキシルアンモニウムサルフェート及びクロライド;アスコルビン
酸及びこれらの物質の混合物、最も好ましいのはヒドロキシルアンモニウムサル
フェートである。
本発明による酵素抑制剤は、あらゆる種類のセルロースパルプ、特に再循環し
うるパルプから作ったパルプの漂白のために使用できる、しかし又亜硫酸塩もし
くは硫酸塩蒸
煮からのパルプ、機械的パルプ、熱機械的パルプ及び化学熱機械的パルプも使用
できる。本発明によるカタラーゼ抑制物質は微生物に影響しないので、それらは
微生物学的リグニン分解によって作られたパルプの過酸化水素での漂白にも好適
でありうる。
本発明は又、本発明による少なくとも1種のカタラーゼ抑制物質を含有させる
ことで特徴づけられる酵素抑制組成物も含む。これらの組成物はカタラーゼ抑制
物質自体、又は固体もしくは液体の形でこの物質を含有する混合物又はこの物質
の溶液又は懸濁液からなることができる。溶媒又は懸濁剤として、意図する目的
に合致し、セルロースパルプの漂白又は処理に負の方法で影響を与えない水又は
有機溶媒を使用できる。組成物は、カタラーゼ抑制物質を0.1〜100重量%
、特に1〜50重量%、特別には5〜20重量%、最も好ましくは10重量%含
有できる。水溶液が好ましい。
本発明による組成物は、工程中で存在しうる金属イオンを失活させるため1種
以上の錯化剤0.001〜10重量%、及びパルプ中の抑制剤の分布を増強する
ため界面活性剤又は洗剤0.001〜10重量%も含有できる。
好適な錯化剤には、例えばホスホン酸、アミノポリカルボン酸例えばEDTA
、EGTA及びDTPA、及び各種の酸例えばグルコン酸、酒石酸及びクエン酸
を含む。
好適な洗剤は、アニオン、カチオン、ノニオン又は両性であることができ、下
記のものを包含する:
1:RCOOM(Rは9〜21個の炭素原子を有する炭
素鎖であり、Mはアルカリ金属である)の形のカルボン酸の塩。
2:四級アンモニウム塩。
3:アルコールエトキシレート。
4:アルキルベタイン。
組成物の成分は、前述した如く、微生物に対して低毒性である。表1は、抑制
組成物の成分と共にパルプ及び紙工業において使用する標準薬品のEC20データ
を示す。
本発明は又、セルロースの処理及び過酸化水素漂白のための方法も含み、本発
明による少なくとも1種の物質を加える。
本発明による酵素抑制物質又は組成物は、パルプ漂白方法において、何処でで
も加えることができる。従って、漂白工程前、パルプ自体の製造の如きセルロー
スパルプの処理中の何処ででも組成物及び物質を加えることができる。
本発明は特に再循環した紙を漂白する方法を含み、この場合、紙、水、薬品、
例えばアルカリシリケート、界面活性剤、例えばテンサイド(tenside)、及び
できるなら錯化剤を懸濁させる。懸濁液を精製し、脱水し、パルプを過酸化水素
で漂白し、浮遊又は洗浄で脱インクする、このときできるならサイクロン、渦ク
リーナー、スクリーニング及び濾過も使用する、この方法は、漂白前に少なくと
も1種のカタラーゼを加えること、そして所望によって各種の工程段階から来る
白水に加えること、そして好ましくは浮遊選別段階中過酸化水素の存在を特徴と
している。
過酸化水素及び/又は抑制剤は、好ましくは、その方法
の下記の段階の一つ以上で加える:漂白塔前の混合スクリュー、浮遊選別で、パ
ルパーで、プレスから来る白水中で、及び白水タンク中で加える。最も好ましく
は、過酸化水素は、パルパー及び/又は漂白塔で加える。カタラーゼ又はペルオ
キシダーゼ抑制剤を、ポンプの吸引側で、白水系中に、直接白水タンク中に、製
紙機からの水中に、及びミクロ浮遊選別からの精製水中に加えるのが特に好まし
い。
この関係において白水は、先行段階に再循環される、特に第一破砕段階(ここ
で紙、水及び薬品が混合される)に再循環される分離された液体を意味する。
過酸化水素での漂白は、通常7より大なるpHで行われ、pHは一般に5より
大で、好ましくは8より上、例えば7〜12、最も好ましくは8〜11.5であ
る。
抑制剤の必要量は、処理水及びパルプ中の残存過酸化水素及びパルプの白色度
について測定した後当業者によって決定することができる。白色度はpH、温度
、処理水がどの程度再循環されるか及び使用するパルプ(特に再循環された紙を
使用するとき)によって決る、何故ならパルプは、それが貯蔵された条件によっ
て微生物の種々変化する量を含有できるからである。酵素抑制物質の加える量は
、一般に乾燥パルプ基準で計算して、0.001〜1.5重量%、好ましくは0
.01〜0.5重量%、最も好ましくは0.01〜0.05重量%である。時に
はかなり大量を必要とすることがある。
或いは、添加は、加えた過酸化水素基準で計算して酵素抑制物質0.5〜11
0重量%、好ましくは5〜50重量
%で行うことができる。過酸化水素濃度が減少したとき、より大量を加える。
本発明を図面を参照してここに詳細に説明する。
第1図は再循環した紙を用いた漂白法のブロック図である。パルパー1中に、
再循環した紙、水、水酸化ナトリウム、過酸化水素、及び捕集剤(collctor)(
Raisapon,脂肪酸の分散液)を加える。繊維懸濁液を洗浄し、粗い篩2、ターボ
分離器3、及びリジェクトスクリーニングサイクロン4によって脱水する。ベル
トプレス5の後で、錯化剤(例えばDTPAとのマグネシウム錯体)を過酸化水
素及び水酸化ナトリウムと共に加え、パルプを漂白塔6に、混合スクリュー(図
示せず)によって送り、サンドボルテックスクリーナー7中で洗浄し、第一及び
第二浮遊選別セル8及び9中で浮遊選別し、ボルテックスクリーナー10及び1
2、微細スクリーニング11、盤フィルター13、スクリュープレス14、ニー
ダー(Frota pulper)15、そして最後に、製紙機の前の貯蔵塔16に送る。
ベルトプレス5から分離された水の一部は微細浮遊選別装置17に進み、白水
Iを形成する、これは白水タンク18を介してパルパー1に戻る。微細浮遊選別
装置17から分離された材料は、第二浮遊選別装置9の後の遠心分離機19に進
み、遠心分離機19からの液体は微細浮遊選別装置17に戻る。
盤フィルター13からの液体は、白水タンク20に進む、ここでは製紙機中の
プレス区域21からの排水も加えられる。白水タンク20から、白水IIが白水タ
ンク18にも
たらされ、更にパルパー1に入る。
第2図は実施例1による試験の結果を示す。漂白塔6からの供給組成物中の過
酸化水素濃度を時間に対して示す。抑制剤の添加は時間0で開始した。
第3図は実施例2の試験の結果を示す。白水タンク18からの工程水中の過酸
化水素濃度を時間に対して示す。抑制物質は最初の55時間の間プレス21から
水中に単独で加えた。その後、微細浮遊選別装置17と白水タンク18の間での
白水I及びプレス水21の両方で添加を行った。
第4図は実施例2による試験の開始時(グラフA)及び試験の終了時(グラフ
B)での白水中の過酸化水素の分解を示す。
第5図は、抑制剤を用いずに(グラフH)そしてヒドロキシルアンモニウムク
ロライド1mmol/lを加えて(グラフG)正常操作での第1図における微細
浮遊選別装置17からのカタラーゼ含有水を試験したときの添加過酸化水素の分
解を示す。
第6図は第4図と同様のグラフを示すが、抑制剤添加無し(グラフQ)、ヒド
ロキシルアンモニウムクロライド1mmol/l添加(グラフO)及びヒドロキ
シルアンモニウムクロライド及びアスコルビン酸の各々0.5mmol/l添加
(グラフP)を示す。
第7図は、過酸化水素の存在下に研究室で作ったカタラーゼ溶液を用い、ヒド
ロキシルアンモニウムサルフェート(グラフA)、アンモニウムチオシアネート
(グラフB)、ギ酸(グラフC)を沃素(グラフD)と比較した抑制効
果を示す。
実施例を本発明を示すため以下に示す、しかしその範囲を限定するものではな
い。重量は乾燥パルプを基準にしている。実施例 1
再循環した紙の処理のためのプラント中での抑制剤としてのヒドロ
キシルアンモニウムサルフェートを用いた試験。
ヒドロキシルアンモニウムサルフェートを、再循環した紙の処理のためのプラ
ントにおいてカタラーゼ抑制剤として試験した。第1図は、プラント中での再循
環した紙の処理の仕方を示す。
第1図によるプラントにおいて、試験は、10重量%溶液としてヒドロキシル
アンモニウムサルフェートを添加して26時間行った。抑制剤溶液は漂白塔6の
前で混合機(図示せず)中にそして微細浮遊選別中で加えた。第一の投与点は、
この方法において、混合機の前のパルプが低い水含有率を有し、これが漂白塔6
中に過酸化水素を加える前にパルプ中の抑制剤の高濃度を与えることから、選定
した。加えた抑制剤の量は、全体の試験中、各投与点で乾燥パルプ1tについて
1.9kgであった。
試験の開始に当って、加えた過酸化水素は乾燥パルプ1tについて15kg(
50重量%)であった(漂白塔6の前の混合スクリュー中で10kg/t、パル
パー中で5kg/t)。
過酸化水素の濃度は、Arthur I.Vogel の Vogel's textbook of quantitativ
e chemical analysis第5版394
頁にVoge1によって発表された方法によって測定した。
第2図は、試験中漂白塔6からの出口での過酸化水素の濃度をmg/lで示す
。
試験は白色度レベルが通常と同じであったよう行った。実施例 2
第1図に示したプラントで別の実験を行った。
実験は132時間続けた、そして乾燥パルプ1tについて過酸化水素(50重
量%)14kgを加えた。ヒドロキシルアンモニウムサルフェートの水溶液(1
0重量%)を最初製紙機21から来る白水に単独で加えた。添加量は、乾燥パル
プ1tについて1.4kgであった。しかしながら、これは低過酸化水素濃度を
与えた。55時間後に添加を白水中で1.4kg/tに、そして微細浮遊選別装
置で1.7kg/tに増大させた。これは白水中での過酸化水素濃度における強
力な増加をもたらした、従ってこの抑制剤投与量で過酸化水素の添加を減少させ
ることができた。
第3図は、試験中どのように過酸化水素の濃度が変化したかを示す。
第4図は、試験開始時(グラフA)及び終了時(グラフB)での過酸化水素の
分解を示す。実施例 3
ヒドロキシルアンモニウムクロライドのカタラーゼ抑制効果。
別の実験において、第1図によるプラント中の微細浮遊選別装置17からの工
程の水の試料に、ヒドロキシルアンモニウムクロライドを1mmol/lの最終
濃度まで加えた。製造は本発明による抑制剤を何も用いずに行い、過酸
化水素の添加は実施例1におけるのと同じ方法で行った。第5図は、ヒドロキシ
ルアンモニウムクロライドの添加後の時間の関数としての残存過酸化水素の百分
率を示す。グラフGはヒドロキシルアンモニウムクロライドを加えたときの残存
過酸化水素の濃度を示し、グラフHは何も加えなかったときの残存過酸化水素の
濃度を示す。
ヒドロキシルアンモニウムクロライドの添加後1時間で、約75%の過酸化水
素が残っていた。実施例 4
ヒドロキシルアンモニウムクロライド及びアスコルビン酸のカタラ
ーゼ抑制効果。
ヒドロキシルアンモニウムクロライド及びアスコルビン酸の組合せ効果を試験
するため、それぞれ0.05mmolをスクリュープレスからのカタラーゼ含有
水に加えた、そして第二の実験においてはヒドロキシルアンモニウムクロライド
(1mmol/l)のみを加えた。第6図は、二つの抑制剤を加えたとき(グラ
フP)、ヒドロキシルアンモニウムクロライドのみを加えたとき(グラフO)及
び抑制剤を加えなかったとき(グラフQ)の残存過酸化水素を示す。実施例 5
pH7で過酸化水素の緩衝した溶液(0.1重量%)中で、ギ酸、
ヒドロキシルアンモニウムサルフェート、アンモニウムチオシアネートによるカ
タラーゼの抑制の分析。
幾つかの物質のカタラーゼ抑制効果を、pH7で過酸化水素の緩衝した溶液で
試験した。
緩衝剤溶液は、それぞれ0.025Mの最終濃度に、K
H2PO4及びNa2HPO4を溶解して作った。100mlの緩衝剤溶液に5mg
のカタラーゼを溶解した。カタラーゼはシグマ(Sigma)によって供給し、蛋白
質1mgについて2000単位の活性度を有していた。1単位は25℃、pH7
で1分について過酸化水素1μmolを分解する、これは過酸化水素濃度で10
.3mMから9.2mMへの落下をもたらす。
20mlの緩衝したカタラーゼ溶液及び1mmolの抑制剤を、180mlの
緩衝剤溶液と混合し、2mlの10重量%過酸化水素を加えた。ヒドロキシルア
ンモニウムサルフェート、アンモニウムチオシアネート及びギ酸を試験した。
5分及び15分後に、50mlの試料中で残存過酸化水素を測定した。
第7図は、ヒドロキシルアンモニウムサルフェート(グラフA)、アンモニウ
ムチオシアネート(グラフB)及びギ酸(グラフC)の添加後のパーセントでの
残存過酸化水素を示す。
これらの抑制剤は、EP0562835による沃素(グラフD)よりも有効で
あることを明らかに示している。
これらの毒性試験は、製造業者の指示に従いMicrotox(登録商標)キット(フ
ィンランド、Turku のBio Orbit 製)を用いて行った。高EC20値は低毒性を意昧
する。
【手続補正書】特許法第184条の7第1項
【提出日】1995年5月29日
【補正内容】
請求の範囲
1. 過酸化水素でセルロースを処理及び/又は漂白するとき、ペルオキシダ
ーセ及びカタラーゼの如き過酸化水素分解酵素を抑制するため、
(a) ヒドロキシルアミン及び直鎖又は分子鎖で1〜10個の炭素原子を有
するそのアルキル誘導体、例えばメチルヒドロキシルアミン及びそれらの塩及び
付加塩、例えばヒドロキシルアンモニウムサルフェート又はヒドロキシルアンモ
ニウムクロライド;
(b) チオシアネート塩例えばアンモニウムチオシアネート;
(c) ギ酸;
(d) アスコルビン酸;及び
(e) 亜硝酸塩、例えば亜硝酸ナトリウム、亜硝酸カリウム、亜硝酸マグネ
シウム又は亜硝酸カルシウム;
から選択した少なくとも1種の物質を含有することを特徴とする組成物の用途。
2.組成物が1種以上の錯化剤及び/又は1種以上の洗剤も含有することを特
徴とする請求の範囲第1項記載の用途。
3.組成物がヒドロキシルアミン、ヒドロキシルアンモニウムサルフェート、
又はヒドロキシルアンモニウムクロライドを含有することを特徴とする請求の範
囲第1項又は第2項記載の用途。
4.セルロースが再循環した紙から作られたセルロースパルプであることを特
徴とする請求の範囲第1項〜第3項
の何れか1項記載の用途。
5.(a) ヒドロキシルアミン及び直鎖又は分子鎖で1〜10個の炭素原子
を有するそのアルキル誘導体、例えばメチルヒドロキシルアミン、及びそれらの
塩及び付加塩、例えばヒドロキシルアンモニウムサルフェート又はヒドロキシル
アンモニウムクロライド;
(b) チオシアネート塩例えばアンモニウムチオシアネート;
(c) ギ酸;
(d) アスコルビン酸;
(e) 亜硝酸塩、例えば亜硝酸ナトリウム、亜硝酸カリウム、亜硝酸マグネ
シウム又は亜硝酸カルシウム及び所望により
(f) 1種以上の錯化剤及び/又は1種以上の洗剤から選択した少なくとも
1種の物質を含有する組成物を、ペルオキシダーゼ及び/又はカタラーゼの抑制
を生ぜしめる量で加えることを特徴とする過酸化水素でセルロースを処理及び/
又は漂白する方法。
6.酵素抑制物質の添加量が、乾燥パルプを基準にして計算して0.001〜
1.5重量%、好ましくは0.01〜0.5重量%であることを特徴とする請求
の範囲第5項記載の方法。
7.添加した過酸化水素を基準にして計算して酵素抑制物質0.5〜110重
量%、好ましくは5〜50重量%加えることを特徴とする請求の範囲第5項記載
の方法。
8.セルロースパルプを製造し、漂白すること、そして
パルプ製造中又は漂白中にどこかで、好ましくは漂白前に、そしてできるなら漂
白のため再循環される処理水に加えることを特徴とする請求の範囲第5項〜第7
項の何れか1項記載の方法。
9.酵素抑制物質を、不純物の浮遊選別を増強するために加えることを特徴と
する請求の範囲第5項〜第8項の何れか1項記載の方法。
─────────────────────────────────────────────────────
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(81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE,
DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M
C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG
,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN,
TD,TG),AP(KE,MW,SD,SZ),AM,
AT,AU,BB,BG,BR,BY,CA,CH,C
N,CZ,DE,DK,ES,FI,GB,GE,HU
,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LK,LT,
LU,LV,MD,MN,MW,NL,NO,NZ,P
L,PT,RO,RU,SD,SE,SI,SK,TJ
,TT,UA,US,UZ,VN
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.ヒドロキシルアミン及び直鎖又は分子鎖で1〜10個の炭素原子を有する そのアルキル誘導体、例えばメチルヒドロキシルアミン及びそれらの塩及び付加 塩、例えばヒドロキシルアンモニウムサルフェート又はヒドロキシルアンモニウ ムクロライド、チオシアネート塩例えばアンモニウムチオシアネート、ギ酸、ア スコルビン酸、及び亜硝酸塩例えば亜硝酸ナトリウム、亜硝酸カリウム、亜硝酸 マグネシウム又は亜硝酸カルシウムの如き抑制物質の少なくとも1種を含有する ことを特徴とするペルオキシダーゼ及びカタラーゼの如き過酸化水素分解酵素を 抑制する組成物。 2.組成物が1種以上の錯化剤及び/又は1種以上の洗剤も含有することを特 徴とする請求の範囲第1項記載の組成物。 3.組成物がヒドロキシルアミン、ヒドロキシルアンモニウムサルフェート、 又はヒドロキシルアンモニウムクロライドを含有することを特徴とする請求の範 囲第1項又は第2項記載の組成物。 4.過酸化水素でセルロースを処理及び/又は漂白するための請求の範囲第1 項〜第3項の何れか1項に記載の組成物の用途。 5.セルロースが再循環した紙から作られたセルロースパルプであることを特 徴とする請求の範囲第4項記載の用途。 6.請求の範囲第1項〜第3項の何れか1項記載の組成物を、ペルオキシダー ゼ及び/又はカタラーゼの抑制を生 ぜしめ、微生物に著しく影響を与えない量で加えることを特徴とする過酸化水素 でセルロースの処理及び/又は漂白をする方法。 7.酵素抑制物質の添加量が、乾燥パルプを基準にして計算して0.001〜 1.5重量%、好ましくは0.01〜0.5重量%であることを特徴とする請求 の範囲第6項記載の方法。 8.添加した過酸化水素を基準にして計算して酵素抑制物質0.5〜110重 量%、好ましくは5〜50重量%を加えることを特徴とする請求の範囲第6項記 載の方法。 9.セルロースパルプを作り、漂白すること、及びパルプ製造中又は漂白中に どこかで、好ましくは漂白前に、そしてできるなら漂白のため再循環される処理 水に酵素抑制物質を加えることを特徴とする請求の範囲第6項〜第8項の何れか 1項記載の方法。 10.酵素抑制物質を不純物の浮遊選別を増強するために加えることを特徴とす る請求の範囲第6項〜第9項の何れか1項記載の方法。
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