JPH08507666A - マルチサービス通信システムにおいてサービス選択を供給するための方法及び装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 マルチサービス通信システムにおいて動的仮想サービスを与える装置が特許請求される。動的仮想サービスは基本サービスの関連したグループから構成され、そしてこのグループ中の基本サービスのただ一つがどんな時でも稼働中である。基本サービスは、１又は複数の異なる周波数チャネルでこの装置に送信される多数のサービス構成要素を含んで成る。この装置は、直接に基本サービスの一つ又は動的仮想サービスの一つのどちらかを選択するためのサービス選択スイッチを含んで成る。各々の動的仮想サービスのために、その動的仮想サービスを構成する基本サービスのグループの現在稼働中の一つを、時間変化基準で、定義する動的仮想サービスマップが供給される。サービス選択スイッチにそして動的仮想サービスマップに応答する手段が、加入者が選択した動的仮想サービスの現在稼働中の基本サービスを自動的に選択するために供給される。最後に、この装置は、選択された基本サービスのサービス構成要素を、これらの構成要素を伝える周波数チャネルから受信しそしてそれらにアクセスするための手段を供給する。一つの実施態様によれば、動的仮想サービスマップ定義が、その動的仮想サービスを構成する基本サービスのグループの一つのサービス構成要素を伝える各々の周波数チャネルでこの装置に定期的に再送信される。加えて、各々の動的仮想サービスのために“ホーム”基本サービスを定義することができる。加入者によって動的仮想サービスが最初に選択される時には、この装置は、そのホーム基本サービスのサービス構成要素を伝える周波数チャネルに最初に“同調する”。

Description

【発明の詳細な説明】 マルチサービス通信システムにおいて 動的仮想サービス選択を供給する装置 発明の背景 発明の分野 本発明は、全体として、複数の異なるサービスが１以上の異なる周波数チャネ ルを通して加入者の場所に送信されるマルチサービス通信システムに関する。更 に詳細には、本発明は、このようなマルチサービス通信システムにおいて動的仮 想（ｄｙｎａｍｉｃ ｖｉｒｔｕａｌ）サービス選択を供給するための装置に関 する。動的仮想サービスは関連したサービスのグループから成り、そこではその グループの異なるサービスが時間変化基準で稼働中である。先行技術の説明 通信システムは、今日では、多数のビデオ、オーディオ、テレテキスト及びデ ータサービスを同時に加入者に送信する能力を有する。例えば、デジタル圧縮技 術の出現によって、会員制テレビ産業は、各々の加入者に供給することができる サービスの数の急激な増加を経験した。結果として、加入者は利用可能なサービ スの圧倒的な選択に直面し、そして加入者がこれらのサービスにアクセスする効 果的でかつ創意に富むやり方を提供することは極めて重要である。 殆どのマルチサービス通信システムは、１以上の異なる周波数チャネルを通し て異なるサービスを送信する。各々の周波数チャネルは、１よ りも多いサービスを伝えることができる。特別な（特定の）サービスにアクセス することは、そのサービスを伝える周波数チャネルに同調し、そして次にその周 波数チャネルで伝えられる多くのサービスからそのサービスを選択することを要 求する。一般に、加入者をサービスアクセスの詳細から隔離しそして加入者が類 似のやり方で異なるサービスにアクセスすることを可能にすることが望ましい。 会員制テレビのオペレータは、典型的には、各々のサービスに一意の数を割り当 て、そして次に加入者が押しボタン装置又は手に持つ遠隔装置を使用して特別な サービスの番号を選択することによってそのサービスにアクセスすることを可能 にするデコーダを加入者に供給する。加入者は、それによって、サービス獲得の 複雑な詳細から隔離される。 異なるサービスにサービス番号を容易に再度割り当てる能力をシステムオペレ ータに与えることが更に望ましい。ある種のサービスは打ち切られる可能性があ りそして他のサービスが加えられる可能性があり、そしてそれ故、静止の番号付 けシステムは急速に時代遅れになる。Ｂｅｎｎｅｔｔら、米国特許第４，９０８ ，８５９号は、システムオペレータにある程度の柔軟性を与える、加入者の場所 での使用のためのインターフェイスシステムを述べている。Ｂｅｎｎｅｔｔらは 、種々の周波数チャネルで受信されたサービスの各々を、異なる加入者選択可能 な“インターフェイスチャネル”にマップするマッピング機構を用いる。本質的 には、Ｂｅｎｎｅｔｔらは、各々のサービスの特別な加入者選択可能な“インタ ーフェイスチャネル”への１−対−１のマッピングを与える。例えばサービスが 加えられ又はシステムから削除される時には、システムオペレータは、必要に応 じてサービスを異なるインターフェイスチャ ネルに再度割り当てすることができる。Ｂｅｎｎｅｔｔらのシステムは種々のサ ービスへのアクセスを定義する際にある程度の柔軟性を与えるけれども、圧縮技 術が常に増加する数の利用可能なサービスを提供することを可能にするので、加 入者アクセスを与えるための一層柔軟かつ創造的手段が必要とされる。本発明は このニーズを満たす。 発明の要約 本発明は、異なる基本サービスの各々が複数のサービス構成要素を含んで成り 、そして各々の基本サービスの前記サービス構成要素が複数の周波数チャネルの 一つで多重化された形で受信されるマルチサービス通信システムにおける異なる 基本サービスに加入者がアクセスすることを可能にするための装置に向けられる 。幾つかの周波数チャネルは、１よりも多い基本サービスのための多重化された サービス構成要素を含むことができる。本発明によれば、この装置は、本明細書 中では“動的仮想サービス”と呼ばれる新しいサービスをシステムオペレータが 定義することを可能にする動的仮想サービス機能を提供する。動的仮想サービス は基本サービスの関連したグループを含んで成り、そしていつの時間においても グループ中の基本サービスのただ一つが稼働中である。 好ましい実施態様によれば、この装置は、直接に基本サービスの一つ又は動的 仮想サービスの一つのどちらかを選択するためのサービス選択スイッチを含んで 成る。各々の動的仮想サービスのために、時間変化基準で、その動的仮想サービ スを構成する（即ち、“作り上げる）基本サービスのグループの現在稼働中の一 つを定義する動的仮想サービスマップが備えられている。サービス選択スイッチ にそして動的仮想サービスマップに応答して、加入者が選択した動的仮想サービ スの現在稼働中の 基本サービスを自動的に選択するための手段が備えられている。最後に、本発明 の装置は、選択された基本サービスのサービス構成要素をそれらの構成要素を伝 える周波数チャネルから受信しそしてそれらにアクセスするための手段を供給す る。 動的仮想サービスマップは、各々の動的仮想サービスのための動的仮想サービ ス定義を含む。各々の動的仮想サービス定義は、動的仮想サービス番号指示及び 、指示された動的仮想サービスのための現在稼働中の基本サービスを特定する稼 働中の基本サービス指示を含んで成る。好ましい実施態様によれば、各々の動的 仮想サービスのための定義は、その動的仮想サービスを構成する基本サービスの グループの一つのサービス構成要素を伝える各々の周波数チャネルで装置に定期 的に再送信される。従って、本発明の装置は、送信された動的仮想サービス定義 を受信しそして処理するための手段を更に含んで成る。 本発明の一つの実施態様によれば、各々の動的仮想サービスのためにホーム基 本サービスが定義される。特別な動的仮想サービスのためのホーム基本サービス は、その動的仮想サービスを構成する基本サービスのグループの一つから選択さ れる。動的仮想サービスが加入者によって最初に選択される時には、本発明の装 置は、そのホーム基本サービスのサービス構成要素を伝える周波数チャネルに最 初に“同調する”。勿論、選択された動的仮想サービスのための動的仮想サービ スマップ定義において特定された現在稼働中の基本サービスが、ホーム基本サー ビスとは異なる場合には、本発明の装置は、現在稼働中の基本サービスを伝える 周波数チャネルに直ちに再同調するであろう。好ましくは、特別な動的仮想サー ビスのためのホーム基本サービスは、平均して、最もしばしば その動的仮想サービスのための現在稼働中の基本サービスである基本サービスで ある。 本発明の一つの実施態様によれば、選択された基本サービスのサービス構成要 素を受信しそしてそれらにアクセスするための手段は、同調マップ、同調可能な レシーバ、サービス−対−構成要素のマップ、及びサービス構成要素デマルチプ レクサを含んで成る。同調マップは、各々の基本サービスのために、周波数チャ ネルのどれがその基本サービスを含んで成る多重化されたサービス構成要素を伝 えるのかを識別する。各々の動的仮想サービスのために、同調マップは、その動 的仮想サービスのためのホーム基本サービスを伝える周波数チャネルを特定する 。同調可能なレシーバは、同調マップに応答して、選択された基本サービスのた めの多重化されたサービス構成要素を伝える周波数チャネルに同調し、そしてそ の周波数チャネルで伝えられる多重化されたサービス構成要素を受信する。次に 、サービス−対−構成要素のマップは、選択された基本サービスのために、受信 された周波数チャネル中のどの多重化されたサービス構成要素がその基本サービ スを含んで成るのかを定義する。レシーバに連結されそしてサービス−対−構成 要素のマップに応答するサービス構成要素デマルチプレクサは、次に、受信され た多重化されたサービス構成要素を脱多重化し（ｄｅｍｕｌｔｉｐｌｅｘｅｓ） そして選択された基本サービスを含んで成るサービス構成要素を得る。同調マッ プは、周波数チャネルの１以上で変更された同調マップを送信することによって 再プログラムすることができる。各々の動的仮想サービスのための動的仮想サー ビスマップ定義と同様に、各々の基本サービスのためのサービス−対−構成要素 のマップの定義は、その基本サービスのサー ビス構成要素を伝える周波数チャネルで装置に定期的に再送信される。従って、 本発明の装置は、送信されたサービス−対−構成要素のマップの定義を受信しそ して処理するための手段を更に含んで成る。各々のサービス−対−構成要素のマ ップの定義は、サービス番号指示及び少なくとも一つのサービス構成要素割り当 てを含んで成る。 本発明の付加的な特徴及び詳細は、本明細書中で後で明らかになるであろう。 図面の簡単な説明 上述の要約、並びに以下の好ましい実施態様の詳細な説明は、添付の図面と一 緒に読む時により良く理解される。本発明を例示する目的のために、図面中には 現在のところ好ましい実施態様を示すが、本発明は開示された特定の方法及び道 具に限定されないことが理解される。これらの図面において、 図１は、その中で本発明の装置を用いることができる例示の会員制テレビシス テムのブロック図であり、 図２は、システムデータ及び複数の多重化されたサービス構成要素を含んで成 る例示のデジタルデータストリームの内容及び配列を図式的に示し、 図３は、図２の例示のデータストリームの内容及び配列の一層の詳細を図示し 、 図４は、図１の例示の会員制テレビシステムの一層の詳細を与えるブロック図 であり、 図５は、本発明に従ってマルチサービス通信システム中に動的仮想サービス選 択を供給するための装置の機能図であり、 図６は、本発明の動的仮想サービスの概念を図式的に示し、 図７は、図５の装置の好ましい実施態様の一層の詳細を示すブロック図であり 、 図８は、本発明による例示の同調マップの一般的な配列及び内容を図示し、 図９は、本発明による例示のサービス−対−構成要素のマップの定義の一般的 な配列及び内容を図し、そして 図１０は、本発明による例示の動的仮想サービスマップ定義の一般的な配列及 び内容を図示する。 好ましい実施態様の詳細な説明 図面の説明に進む前に、本明細書中では本発明を会員制テレビシステムとの関 係において説明するけれども、本発明は決してそれに限定されないことが理解さ れるべきである。むしろ、本発明は、複数の送信されたサービスへのアクセスが 必要とされる任意のシステムにおいて用いることができる。 さて、類似の番号がずっと類似の要素を示す図面を参照して説明すると、図１ は、その中で本発明の装置を用いることができる例示の会員制テレビシステム１ ０の部分ブロック図を示す。示したように、システム１０は、それらの各々が“ プログラマ”、例えば１２、１４及び１６によって操作される複数のエンコーダ １８を含む。システム１０中には任意の数のプログラマが存在して良い。プログ ラマは、種々の加入者へ送信のための多数の基本サービス（例えば、ＢＳ₁．． ＢＳ_N）を供給する構成要素（ｅｎｔｉｔｉｅｓ）である。例えば、図１におい ては、プログラマ１２は、基本サービスＢＳ₁、ＢＳ₂．．ＢＳ_Nを供給している 。 特定のプログラマによって供給される基本サービスの数は、利用可能な帯域幅に よってのみ限定される。会員制テレビシステムにおいては、基本サービスは最も しばしばテレビプログラムであるが、任意のタイプのサービスを送信することが できる。例えば、基本サービスはデジタルオーディオサービス又はテレテキスト サービスでも良い。 各々の基本サービスは、一組の関連したサービス構成要素、例えば、示したよ うなビデオ（Ｖ）、オーディオ（Ａ）及び閉じた字幕（ＣＣ）（ｃｌｏｓｅｄ− ｃａｐｔｉｏｎｉｎｇ）サービス構成要素を含む。この実施態様においては、サ ービス構成要素はデジタルデータから成るが、本発明はそれに限定されずそして またアナログサービス構成要素、又はデジタルとアナログのサービス構成要素の 組み合わせを送信するシステムにおいても用いることができる。更にまた、特定 の基本サービスの１以上のサービス構成要素を、送信に先立って圧縮及び／又は 暗号化することができる。 示したように、サービス構成要素（即ち、Ｖ、Ａ、ＣＣ）は、各々のプログラ マサイト１２、１４、１６においてエンコーダ１８に供給される。各々のエンコ ーダ１８は、サービス構成要素を多重化し、そして多重化されたサービス構成要 素及び、所望の場合には、種々のその他のシステム関連データを含むデータスト リームを発生させる。次に、各々のプログラマ１２、１４、１６は、衛星３０を 経由して離れた場所、例えばヘッド−エンド設備又は直接−放送−衛星（ＤＢＳ ）加入者への送信のためのそれぞれの衛星アップリンク２０にそのデータストリ ームを供給する。典型的には、各々のプログラマは、異なる衛星トランスポンダ によってそのそれぞれのデータストリームを送信する。各々のトランス ポンダは、異なるトランスポンダ周波数で運転される。１９９２年１０月３０日 に提出されそして“複数のデジタルサービスを送信するためのシステム及び方法 ”という標題の米国特許出願連番第０７／９６８，８４６号は、システム１０に おいて用いることができる例示のエンコーダを述べている。しかしながら、各々 のエンコーダ１８の特別な具体化は本発明にとって決定的ではないことが理解さ れる。 図２は、図１のエンコーダ１８によって発生された例示のデータストリーム２ ６のグラフ図である。示したように、例示のデータストリーム２６は連続列のフ レーム２８を含む。各々のフレームのシステムデータ領域３２は、システム１０ の運転のために必要なシステム関連情報を含むことができる。各々のフレームの サービス構成要素データ領域３４は、エンコーダ１８に入力された種々の基本サ ービスの多重化されたサービス構成要素を伝える。本明細書中で後でより詳細に 説明するように、システムデータは、本発明の装置によって用いられる情報を含 むことができる。ある種のタイプのシステムデータは単一のフレーム中で送信す るには多数すぎる可能性があるので、これらのタイプのデータは、本明細書中で は“クリプトサイクル（ｃｒｙｐｔｏｃｙｃｌｅ）”と呼ばれる一連のフレーム にわたって拡げることができる。図２中に示した例によれば、クリプトサイクル は８つのフレームから成る。しかしながら、１つのクリプトサイクルは、任意の 数のフレームによって定義することができる。本質的には、クリプトサイクルは 、その内部でシステムデータの完全な組が送信されるデータストリーム２６中の 固定された境界を定義する。 図３は、図２の例示のデータストリーム２６の単一のフレーム２８の 一般的な配列及びフォーマットをより詳細に図示する。示したように、各々のフ レームはフレーム同期（ｓｙｎｃ）ワード（ＦＳＹＮＣ）４２で始まり、そして フレームの各々のラインは水平同期ワード（ＨＳＹＮＣ）５０で始まることがで きる。各々のラインは、固定された数のビット、例えば１６００ビットから成る ことができる。システム中のデコーダは、ＨＳＹＮＣ及びＶＳＹＮＣワードを用 いて、データストリームを受信した後でフレーム同期を確立することができる。 本明細書中で後で説明する目的のために、各々のフレーム２８のシステムデータ 領域３２は、同調マップ入力４４、サービス−対−構成要素のマップの定義４６ 、及び／又は動的仮想サービスマップ定義４８を伝えることができる。その他の システム関連情報もまた伝えることができる。上で説明したように、多重化され たサービス構成要素は、各々のフレーム２８の領域３４中で伝えられる。好まし くは、サービス構成要素は、各々のサービス構成要素に領域３４の異なる部分を 割り当てる（割り付ける）ことによって多重化される。個々のサービス構成要素 を多重化する例示の方法は、上で述べた米国特許出願連番第０７／９６８，８４ ６号中に述べられている。しかしながら、各々のエンコーダ１８の具体化に関し ては、データストリームの正確な配列及びフォーマットは、本発明にとって決定 的ではない。むしろ、本発明は、個々のサービス構成要素が多重化されそして離 れた場所に送信される任意の通信システムに適用可能である。例えば、本発明は 、束ねられた（ｐａｃｋｅｔｉｚｅｄ）フォーマットで多重化されたサービス構 成要素及びシステムデータを送信するシステムにおいて用いることができる。図 ２及び３は、単に、例示のデータストリームフォーマットを図示するに過ぎない 。 図４は、図１の例示の会員制テレビシステム１０の一層の詳細を図示する。特 に、図４は、ケーブルヘッドエンド設備５２及び複数の加入者の場所、例えば７ ２、７４のブロック図を示す。示したように、各々のプログラマ１２、１４、１ ６によって送信されたデータストリーム（即ち、ＤＳ₁、ＤＳ₂．．ＤＳ_N）は、 衛星ダウンリンク５４を経由してヘッドエンド５２で獲得されそしてそれぞれの レシーバ５６、５８、６０に供給される。各々のレシーバ５６、５８、６０は、 それぞれの衛星トランスポンダ周波数に同調され、そのトランスポンダによって 伝えられるデータストリームを受信する。ヘッドエンド５２での受信の後で、次 に、各々のデータストリームはそれぞれの変調器６２、６４又は６６に供給され 、そこでそれは一意の周波数チャネルで変調される。各々の周波数チャネルは典 型的には６ＭＨｚの帯域を有するが、各々の周波数チャネルの帯域は、異なる用 途に従って変わることができる。変調器６２、６４及び６６は好ましくは４−Ｖ ＳＢ（残留側波帯）変調を用いるが、任意の適切な変調技術を用いることができ る。示したように、個々の周波数チャネルは、次に、周波数チャネルを単一の広 帯域信号に組み合わせるコンバイナ６８に供給され、そして次にこの単一の広帯 域信号はケーブル分配ネットワーク７０を経由して各々の加入者の場所７２、７ ４に送信される。それ故、理解することができるように、各々の基本サービスの サービス構成要素は、複数の周波数チャネルの一つの上の多重化された形で加入 者の場所で受信される。更にまた、各々の周波数チャネルは、１よりも多いサー ビスのために多重化されたサービス構成要素を伝えることができる。加入者がそ の場所で基本サービスの異なるものにアクセスすることを可能にするために、デ コーダ７６が各々の加入者 の場所７２、７４に備えられている。会員制テレビシステムにおいては、基本サ ービスは、最もしばしば、加入者の場所でテレビセット７８及び／又はオーディ オ出力デバイス８０の上に出力されるテレビプログラム又はオーディオプログラ ムである。 図５は、本発明に従ってマルチサービス通信システムにおいて動的仮想サービ ス選択を供給するための装置８２の機能図である。装置８２は、図４の例示のシ ステム１０中の各々の加入者の場所においてデコーダ７６として用いることがで きる。本発明によれば、装置８２は、直接に基本サービスの一つ又は複数の動的 仮想サービスの一つのどちらかを選択するためのサービス選択スイッチ９０を含 む。動的仮想サービスは、特定の時間の期間の間にグループ中の基本サービスの ただ一つが稼働中であるところの基本サービスの関連したグループから成る。各 々の基本サービス及び各々の動的仮想サービスは、一意のサービス番号を与えら れる。図５中に示した例においては、３２の基本サービス（例えば、基本サービ ス番号１〜３２）及び３つの動的仮想サービス（例えば、動的仮想サービス番号 ５０〜５２）が存在する。他の実施態様においては、基本サービス及び動的仮想 サービスの数は異なって良い。各々の基本サービス及び仮想動的サービスへのサ ービス番号の割り当ては、全く任意でありそして通常は通信システムのオペレー タによって行われる。例えば、会員制テレビシステムにおいては、サービス番号 “１４”は特別な有料テレビサービスに割り当てることができ、そしてサービス 番号“６”はネットワーク放送に割り当てることができる。加入者は、典型的に は、番号によって各々の利用可能なサービスをリストしている“プログラムガイ ド”を与えられる。サービス選択スイッチ９０は、各々のボタ ンが異なるサービス番号に対応する押しボタンデバイスから成って良い。その代 わりに、サービス選択スイッチ９０は、選択されたサービス番号が装置８２上の ＬＥＤディスプレイ上に現れる、手で保持される遠隔制御装置から成って良い。 なお更に、サービス選択スイッチ９０は、加入者の場所でコンピュータ又はテレ ビスクリーンの上に表示される図表的なユーザインターフェイスから成って良い 。 装置８２は、同調マップ９２、サービス−対−構成要素のマップ９４及び動的 仮想サービスマップ９６を更に含む。説明の簡便さだけのために、サービス選択 番号を図５中で２回、即ち、１回は同調マップ９２の機能を説明するために、そ して１回は動的仮想サービスマップ９６及びサービス−対−構成要素のマップ９ ４の機能を説明するために示す。図５中に示したように、同調マップ９２は、各 々の基本サービスのために、どの周波数チャネルがその基本サービスの多重化さ れたサービス構成要素を伝えるかを識別する（ｉｄｅｎｔｉｆｉｅｓ）。本明細 書中で後で説明する目的のために、同調マップ９２はまた、各々の動的仮想サー ビスのために、その動的仮想サービスのための“ホーム”基本サービスのサービ ス構成要素を伝える周波数チャネルを特定する。一度適切な周波数チャネルが識 別されると、サービス−対−構成要素のマップ９４は、その周波数チャネル内の どの多重化されたサービス構成要素が選択された基本サービスを“作り上げる” のかを特定する。 任意の特定の時間において、動的仮想サービスマップ９６は、選択された動的 仮想サービスの現在稼働中の基本サービスを特定する。上で述べたように、動的 仮想サービスは、それらのただ一つが特定の時間の期間の間にその動的仮想サー ビスのために稼働中である基本サービスの関 連したグループである。例えば、図５中では、動的仮想サービス番号“５０”は 、基本サービス番号“１”、“３”、“２４”及び“３０”から成る。時間の期 間Ｔ₁の間には、基本サービス番号“１”が稼働中であり、時間の期間Ｔ₂の間に は、基本サービス番号“３０”が稼働中であり、そして以下同様である。時間の 期間Ｔ₁．．Ｔ_Nは各々の動的仮想サービスに関して異なって良く、そして各々の 動的仮想サービスは任意の数の基本サービスから成って良い。本明細書中で後で より詳細に説明するように、装置８２は、選択された動的仮想サービスの現在稼 働中の基本サービスを自動的に選択するために、サービス選択スイッチ９０にそ して動的仮想サービスマップ９６に応答する手段を更に含む。加入者がサービス 選択スイッチ９０によって動的仮想サービスを選ぶ時に、装置８２は、動的仮想 サービスマップ９６にアクセスして、その動的仮想サービスのためにどの基本サ ービスが現在稼働中であるのかを決定する。一度識別されると、本明細書中で後 でより詳細に説明するように、現在稼働中の基本サービスは自動的に選択される 。理解することができるように、本発明の動的仮想サービス機能は、基本サービ スの時間で変わるグループを使用して、システムオペレータに新しいサービス（ 即ち、動的仮想サービス）を定義する能力を与える。 図６は、本発明の動的仮想サービスの概念を図式的に例示する。更に詳細には 、図６は、システムオペレータが動的仮想サービス番号“５０”を割り当てられ る“カウボーイチャネル”と呼ばれる動的仮想サービスを定義した例を図示する 。例として、時間の期間Ｔ１の間（即ち、５：００ｐｍと７：００ｐｍの間）は 、加入者は、サービス選択スイッチ９０によってサービス番号“５０”を選択す ることによって“カウボー イチャネル”を視ることを選ぶと仮定せよ。その時間の期間の間は、動的仮想サ ービスマップ９６は、基本サービス番号“１”を動的仮想サービス“５０”のた めの現在稼働中の基本サービスとして特定する。基本サービス番号“１”は、７ ：００ｐｍに終わる予定である有名なカウボーイについてのドキュメンタリで良 い。加入者は知らないが、サービス番号“５０”に関する動的仮想サービスマッ プの定義は７：００ｐｍに変わり、そして基本サービス番号“３０”がその動的 仮想サービスのための稼働中の基本サービスとなる。期間Ｔ₂の間は、基本サー ビス“３０”は、９：００ｐｍで終わるクラシック西部劇映画のネットワーク放 送で良い。次に、類似の再定義が９：００ｐｍに起きるであろう。上で述べたよ うに、装置８２中には、加入者が選択した動的仮想サービスの現在稼働中の基本 サービスを自動的に選択するための手段が備えられている。それ故、理解するこ とができるように、本発明の動的仮想サービス設備は、時間変化基準で基本サー ビスの関連したグループから新しいサービスを定義するための高度に柔軟な手段 をシステムオペレータに与える。 図７は、本発明の装置８２の好ましい実施態様の一層の詳細を図示するブロッ ク図である。サービス選択スイッチ９０、同調マップ９２、サービス−対−構成 要素のマップ９４、及び動的仮想サービスマップ９６に加えて、装置８２は、選 択された基本サービスのための多重化されたサービス構成要素を伝える周波数チ ャネルに同調するために、同調マップ９２に応答する同調可能なレシーバ９８を 更に含む。上で述べたように、各々の周波数チャネルはまた、システム関連デー タ伝えることができる。一度受信されると、システムデータ及び多重化されたサ ービス構 成要素は、処理のために入ってくるデータストリームからシステムデータを抽出 するシステムデータプロセッサ１００を通過させる。システムデータ及び多重化 されたサービス構成要素が図２及び３中に図示したフレームフォーマットで通信 される時には、プロセッサ１００はＨＳＹＮＣ及びＶＳＹＮＣワードを用いて、 フレーム同期を確立し各々のフレームからのシステムデータの抽出を容易にする ことができる。次に、プロセッサ１００は、多重化されたサービス構成要素デー タをサービス構成要素デマルチプレクサ１０２に通すが、このデマルチプレクサ １０２は、サービス−対−構成要素のマップ９４に応答して、受信した多重化さ れたサービス構成要素を脱多重化し（ｄｅ−ｍｌｔｉｐｌｅｘｉｎｇ）そして選 択された基本サービスのサービス構成要素を得る。選択されたサービスのビデオ 関連サービス構成要素（例えば、ビデオ、閉じた字幕、テレテキストなど）は、 ビデオプロセッサ１０４に出力しそして次にテレビセット７８の上にディスプレ イすることができる。選択された基本サービスのオーディオサービス構成要素は 、オーディオプロセッサ１０６に出力しそして次にオーディオ出力デバイス、例 えばスピーカシステム８０に供給することができる。請求の範囲中で定義される ように、同調マップ９２、サービス−対−構成要素のマップ９４、同調可能なレ シーバ９８及びサービス構成要素デマルチプレクサ１０２は、選択された基本サ ービスのサービス構成要素を、これらの構成要素を伝える周波数チャネルから受 信しそしてそれらにアクセスするための手段を集合的に供給する。 操作においては、加入者は、サービス選択スイッチ９０によって基本サービス の一つ又は動的仮想サービスの一つのどちらかを選択する。ス イッチ９０は、選択されたサービスのサービス番号を同調マップ９２に供給し、 そして同調マップ９２は同調可能なレシーバ９８がそのサービス番号のために同 調マップ中で特定された周波数チャネルに直ちに同調するようにせしめる。上で 述べたように、基本サービスのためには、同調マップ９２は、その基本サービス の多重化されたサービス構成要素を伝える周波数チャネルを識別する。動的仮想 サービスのためには、同調マップ９２は、その動的仮想サービスのための“ホー ム”基本サービスのサービス構成要素を伝える周波数チャネルを特定する。加入 者が最初に動的仮想サービスを選択する時には、スイッチ９０はその動的仮想サ ービスのサービス番号を同調マップ９２に供給し、次に同調マップ９２はレシー バ９８をその選択された動的仮想サービスのための“ホーム”基本サービスを伝 える周波数チャネルに“同調する”ようにせしめる。 スイッチ９０はまた、選択されたサービス（即ち、基本サービス又は動的仮想 サービス）のサービス番号をセレクタ８８にそして動的仮想サービスマップ９６ に供給する。加入者が基本サービスを選択した場合には、セレクタ８８は、単に 、その選択された基本サービスのサービス番号をライン９３を経由してサービス −対−構成要素のマップ９４に供給するだけである。しかしながら、加入者が動 的仮想サービスを選択した場合には、セレクタ８８は動的仮想サービスマップ９ ６にアクセスして、その選択された動的仮想サービスのために現在稼働中の基本 サービスのサービス番号を決定する。次に、セレクタ８８は、そのサービス番号 をライン９３でサービス−対−構成要素のマップ９４に供給する。加入者が異な るサービスを選択しない限り、セレクタ８８は、選択された動的仮想サービスの ための“稼働中の”基本サービスの定義における変化 を求めて動的仮想サービスマップ９６を継続的に検査するであろう。稼働中のサ ービスの定義が変わる時にはいつでも、セレクタ８８は、ライン９３で新しい基 本サービス番号を供給するであろう。それ故、セレクタ８８は、加入者が選択し た動的仮想サービスの現在稼働中の基本サービスを自動的に選択するための手段 を提供する。理解することができるように、ライン９３で出力されるサービス番 号は、加入者によって直接選択された基本サービスのサービス番号、又は加入者 が選択した動的仮想サービスのための現在稼働中の基本サービスの番号のどちら かであるであろう。 上で説明したように、加入者が最初に動的仮想サービスを選択する時には、レ シーバ９８は、まず、その動的仮想サービスのための“ホーム”基本サービスを 伝える周波数チャネルに同調する。しかしながら、セレクタ８８は、“ホーム” 基本サービスが選択された動的仮想サービスのための現在稼働中の基本サービス ではないことを動的仮想サービスマップ９６から直ちに決定することができる。 現在稼働中の基本サービスが“ホーム”基本サービスではない時には、セレクタ ８８は、現在稼働中の基本サービスのサービス番号をライン９５を経由して同調 マップに供給しなければならないが、その結果レシーバ９８は、“ホーム”基本 サービスを伝える周波数チャネルから現在稼働中の基本サービスを伝える周波数 チャネルに自動的に再同調することができる。その後で、選択された動的仮想サ ービスのための現在稼働中の基本サービスの定義が変わる時にはいつでも、セレ クタ８８は、新しく稼働中の基本サービス番号をライン９５を経由して同調マッ プ９２に再び供給しなければならないが、その結果レシーバ９８は、適切な周波 数チャネルに自動的に再同 調することができる。 一度レシーバ９８が選択された基本サービス（即ち、加入者によって直接選択 された基本サービス、又は加入者が選択した動的仮想サービスのための現在稼働 中の基本サービス）を伝える周波数チャネルに同調すると、レシーバ９８は、そ の周波数チャネルで伝えられる、多重化されたサービス構成要素、並びにあり得 るシステムデータを受信し始める。上で述べたように、受信されたデータは、ま ず、その周波数チャネルで送信されたあり得るシステムデータを処理するシステ ムデータプロセッサ１００を通過し、そして次に多重化されたサービス構成要素 データをサービス構成要素デマルチプレクサ１０２に通す。 デマルチプレクサ１０２は、サービス−対−構成要素のマップ９４から選択さ れた基本サービスのためのサービス−対−構成要素のマップの定義を受け取り、 そしてその情報を用いて選択された基本サービスのサービス構成要素を抽出する 。サービス構成要素デマルチプレクサの例示の具体化は、上で述べた同時係属の 米国特許出願連番第０７／９６８，８４６号中に見い出すことができる。しかし ながら、再び、デマルチプレクサの特別な具体化は、本発明にとって決定的では なくそして通信システムにおいて用いられる特別なデータストリームフォーマッ トに大きく依存するであろう。一度選択されたサービスのためのサービス構成要 素が得られてしまうと、ビデオ関連サービスはビデオプロセッサ１０４に供給す ることができ、そしてオーディオ関連サービスはオーディオプロセッサ１０６に 供給することができる。上で説明したように、本発明は決してオーディオ及びビ デオ関連サービス構成要素に限定されない。例えば、サービス構成要素はコンピ ュータ関連データから成ることがで き、そしてこれらのデータは次に加入者の場所でコンピュータシステム（図示し ない）の上に出力することができる。上で述べたように、本発明は、任意のマル チサービス通信システムにおいて用いることができる。図８は、同調マップ９２ の一般的な配列及び内容を図示する。この実施態様によれば、同調マップ９２全 体が装置８２中に記憶される。しかしながら、同調マップ９２は、変更された同 調マップを装置８２に送信することによって変更することができる。同調マップ 情報は、必要な時には１以上の周波数チャネルでシステムデータとして送信する ことができる。図８中に示したように、同調マップ９２は、加入者に利用可能な 各々の基本サービス及び動的仮想サービスのための入力を含む。基本サービスの ためには、同調マップ９２中の各々の入力は、その基本サービスのための多重化 されたサービス構成要素を伝える周波数チャネル（例えば、ｆ₁、ｆ₂など）を特 定する。動的仮想サービスのためには、同調マップ９２は、その動的仮想サービ スのための“ホーム”基本サービスの周波数チャネルを特定する。例えば、図５ 中に図示したように、動的仮想サービス“５０”は、基本サービス“１”、“３ ”、“２４”及び“３０”から成る。基本サービス番号“２４”は、動的仮想サ ービス“５０”のための“ホーム”基本サービスとして定義される。結果として 、図８中に示したように、サービス番号“５０”のための同調マップ入力は、基 本サービス“２４”の周波数チャネル（ｆ２）を特定する。各々の動的仮想サー ビスのためのホーム基本サービスの必要性は、本明細書中で後で説明する。 図９は、特定の基本サービスのための例示のサービス−対−構成要素のマップ の定義１１０の一般的な配列及び内容を図示する。示したよう に、定義１１０は、その基本サービスのサービス番号を特定するサービス番号指 示１１２を含む。サービス番号１１２には、１以上のサービス構成要素割り当て （割り付け）１１４．．１２０が従う。サービス構成要素割り当て１１４．．１ ２０の各々は、その基本サービスを集合的に構成するサービス構成要素の異なる 一つを識別（同定）する。上で述べたように、サービス構成要素デマルチプレク サ１０２は、選択された基本サービスのサービス−対−構成要素の定義を用いて 、受信された周波数チャネルで多重化された形で供給される多くのサービス構成 要素からその基本サービスのためのサービス構成要素を抽出する。この実施態様 によれば、装置８２は、それぞれの基本サービスのためのサービス−対−構成要 素のマップの定義を永久的には記憶しない。むしろ、各々の基本サービスのため のサービス−対−構成要素のマップの定義は、その基本サービスのサービス構成 要素を伝える周波数チャネルでシステムデータとして装置８２に定期的に（そし てしばしば）再送信される。例えば、通信システムが図２及び３の例示のフレー ムフォーマットを用いる場合には、特別な基本サービスのサービス−対−構成要 素のマップの定義は、クリプトサイクル毎に１回再送信されて良い。 特別な基本サービスが選択される時には、選択スイッチ９０は選択されたサー ビス番号を同調マップ９２に供給し、同調マップ９２は今度は適切なチャネル周 波数をレシーバ９８に供給する。選択されたサービスのためのサービス定義がそ の同じチャネル周波数で送信されるので、システムデータプロセッサ１００は、 選択された基本サービスのためのサービス−対−構成要素のマップの定義を得て 、そしてその定義をライン９７を経由してサービス−対−構成要素のマップ９４ に供給することが できる。しかしながら、サービス−対−構成要素のマップ９４は、必要とする時 にはそれが定義を再獲得することができるので、定義を永久的には記憶しないで あろう。 サービス−対−構成要素のマップ９４と同様に、動的仮想サービスマップ９６ は、各々の選択された動的仮想サービスのための動的仮想サービス定義を供給す る。図１０は、例示の動的仮想サービスマップ定義１４０を図示する。示したよ うに、動的仮想サービスマップ定義１４０は、システムオペレータによって割り 当てられる動的仮想サービス番号指示１４２を含む。稼働中のサービス指示１４ ４は、その動的仮想サービスのための現在稼働中の基本サービスのサービス番号 を特定する。特定の動的仮想サービスのための稼働中の基本サービスはいつ何時 でも変わる可能性があるので、各々の動的仮想サービスのための動的仮想サービ ス定義は、システムデータとして装置８２にしばしば再送信されなければならな い。例えば、通信システムが図２及び３のフレームフォーマットを用いる場合に は、特別な動的仮想サービスの動的仮想サービス定義は、クリプトサイクル毎に １回再送信されて良い。サービス−対−構成要素のマップの定義に関するように 、システムデータプロセッサ１００は、特定の周波数チャネルによって送信され た動的仮想サービスマップ定義を受信し、そしてそれらの定義をライン９１を経 由して動的仮想サービスマップ９６に供給するであろう。しかしながら、好まし い実施態様によれば、送信帯域幅は、すべての周波数チャネルですべての動的仮 想サービス定義を送信しないことによって節約される。むしろ、特別な動的仮想 サービスのための定義は、その動的仮想サービスと関連した基本サービスのグル ープの一つの多重化されたサービス構成要素を伝える 周波数チャネルでだけ送信される。例えば、図５を参照して説明すると、動的仮 想サービス番号“５１”のための定義は、基本サービス“４”、“３０”及び“ ３２”、即ち動的仮想サービス“５１”を“作り上げる”基本サービスのグルー プのための多重化されたサービス構成要素を伝える周波数チャネルでだけシステ ムデータとして伝えられるであろう。結果として、一度加入者が特別な動的仮想 サービスに“入る”と、その動的仮想サービスのための定義は、装置８２によっ て常に受信されるであろう。 特別な動的仮想サービスのための動的仮想サービスマップ定義は、その動的仮 想サービスを“作り上げる”基本サービスの周波数チャネルでだけ送信されるの で、それらの基本サービスの一つを“ホーム”基本サービスとして定義しなけれ ばならない。“ホーム”基本サービスの必要性は、例によって最も良く示される 。加入者が特別な動的仮想サービスを選択し、そして今度選択された動的仮想サ ービスの基本サービスの一つではない基本サービスを以前に選択していたと仮定 せよ。以前に選択された基本サービスは、選択された動的仮想サービスの基本サ ービスのグループの一つではなかったので、装置８２は、選択された動的仮想サ ービスのための動的仮想サービス定義をまだ受信しておらず、そしてそれ故、現 在稼働中の基本サービスを決定することができない。この問題を回避するために 、各々の動的仮想サービスを“作り上げる”グループ中の基本サービスの一つを 、その動的仮想サービスのための“ホーム”基本サービスとして指示（選定）す る。上で説明したように、同調マップ入力は、ホーム基本サービスの周波数チャ ネルを特定する各々の動的仮想サービスのために供給される。加入者が最初に特 別な動的仮想サー ビスを選択する時には、レシーバ９８は、ホーム基本サービスの周波数チャネル に直ちに同調するであろう。それ故、システムデータプロセッサ１００は、選択 された動的仮想サービスの動的仮想サービス定義を受信し始めるであろう。勿論 、受信された定義中で特定された現在稼働中の基本サービスが“ホーム”基本サ ービスとは異なる場合には、セレクタ８８は、ライン９５で現在稼働中の基本サ ービスのサービス番号を供給して、レシーバ９８をホーム基本サービスから現在 稼働中の基本サービスに再同調せしめるであろう。好ましくは、現在稼働中の基 本サービスであることが最もありそうな基本サービスが、ホームサービスとして 定義される。 上述の説明から、本発明は、マルチサービス通信システムにおける動的仮想サ ービス選択を供給する装置に向けられることを理解することができる。本発明を 会員制テレビシステムの関係において説明してきたけれども、本発明は決してそ れに限定されない。むしろ、本発明は、任意のマルチサービス通信システムにお いて用いることができる。例えば、本発明の装置は、直接放送衛星加入者のサイ トで用いることができ、この場合には、同調マップ９２は、上で述べたケーブル 分配ネットワーク７０の６Ｍｈｚ周波数チャネルの一つよりはむしろ各々のサー ビス番号のために異なる衛星トランスポンダ周波数を特定するであろう。更にま た、上で述べた実施態様の広い発明の概念から逸脱することなく、この実施態様 に変更を加えることができることが理解される。従って、本発明は開示された特 定の実施態様に限定されず、添付の請求の範囲によって規定される本発明の範囲 及び精神の内部にあるすべての改変をカバーすることを意図している。例えば、 十分なメモリが利用可能である場合 には、それぞれのサービスのためのサービス−対−構成要素のマップの定義及び 動的仮想サービス定義は、装置８２中に（例えば図７のブロック９４及び９６に おいて）もっと永久的に記憶し、それによってこれらの定義をしばしば再送信す る必要性を取り除くことができる。しかしながら、種々のサービスの定義に対す る変化は、装置８２に変更を送信することによってなお実施することができるで あろう。加えて、動的仮想サービス定義の記憶はまた、各々の動的仮想サービス のためにホーム基本サービスを指示する必要性を取り除くことができる。何故な らば、最も最近に稼働中の基本サービスがメモリ中に維持されるであろうからで ある。

【手続補正書】特許法第１８４条の８ 【提出日】１９９４年１２月３０日 【補正内容】 明細書 マルチサービス通信システムにおいて サービス選択を供給するための方法及び装置 発明の背景 発明の分野 本発明は、全体として、複数の異なるサービスが１以上の異なる周波数チャネ ルを通して加入者の場所に送信されるマルチサービス通信システムに関する。更 に詳細には、本発明は、このようなマルチサービス通信システムにおいてサービ ス選択を供給するための方法及び装置に関する。先行技術の説明 通信システムは、今日では、多数のビデオ、オーディオ、テレテキスト及びデ ータサービスを同時に加入者に送信する能力を有する。例えば、デジタル圧縮技 術の出現によって、会員制テレビ産業は、各々の加入者に供給することができる サービスの数の急激な増加を経験した。結果として、加入者は利用可能なサービ スの圧倒的な選択に直面し、そして加入者がこれらのサービスにアクセスする効 果的でかつ創意に富むやり方を提供することは極めて重要である。 殆どのマルチサービス通信システムは、１以上の異なる周波数チャネルを通し て異なるサービスを送信する。各々の周波数チャネルは、１よりも多いサービス を伝えることができる。特別な（特定の）サービスにアクセスすることは、その サービスを伝える周波数チャネルに同調し、 そして次にその周波数チャネルで伝えられる多くのサービスからそのサービスを 選択することを要求する。一般に、加入者をサービスアクセスの詳細から隔離し そして加入者が類似のやり方で異なるサービスにアクセスすることを可能にする ことが望ましい。会員制テレビのオペレータは、典型的には、各々のサービスに 一意の数を割り当て、そして次に加入者が押しボタン装置又は手に持つ遠隔装置 を使用して特別なサービスの番号を選択することによってそのサービスにアクセ スすることを可能にするデコーダを加入者に供給する。加入者は、それによって 、サービス獲得の複雑な詳細から隔離される。 異なるサービスにサービス番号を容易に再度割り当てる能力をシステムオペレ ータに与えることが更に望ましい。ある種のサービスは打ち切られる可能性があ りそして他のサービスが加えられる可能性があり、そしてそれ故、静止の番号付 けシステムは急速に時代遅れになる。Ｂｅｎｎｅｔｔら、米国特許第４，９０８ ，８５９号、及びＹｏｎｅｄａら、米国特許第５，２００，８２３号は、チャネ ル番号割り当てにおいてある程度の柔軟性をシステムオペレータに与えるマルチ サービス通信システムを述べている。両方のシステムともに、各々の利用可能な サービスを異なる加入者選択可能なチャネル番号にマップするために“チャネル マップ”が用いられる、時々“仮想チャネルマッピング”と呼ばれる機構を用い る。両方のシステムにおいては、チャネルマップがユーザのデコーダ中に記憶さ れ、そして各々のユーザ選択可能なチャネル番号のための入力を含む。ユーザが 見るために特定のサービス番号を選択する時には、デコーダが、そのチャネル番 号のためのチャネルマップ入力にアクセスして、デコーダによって受信されてい るサービスのどれが選択さ れたチャネル番号に対応するのかを決定する。適切なサービスが識別される時に は、デコーダは、適切な周波数に同調し、そしてその周波数チャネルで入ってく るデータから選択されたサービスを検索する。システムオペレータは、適切なチ ャネルマップ入力を変更することによってチャネル番号割り当てを変えることが できる。両方のシステムともに、システムオペレータが新しいチャネルマップ入 力を１以上の周波数チャネルによってデコーダに送信することを可能にする。し かしながら、各々のシステムにおいて、チャネルマップ全体がいつでもデコーダ 中のメモリ中に記憶されている。不幸にも、利用可能なサービスの常に増加する 数のために、チャネルマップ全体を記憶するために必要とされるメモリの量は禁 止的になる可能性がある。結果として、デコーダ中にチャネルマップ全体を記憶 する必要性なしに、マルチサービス通信システムにおいて仮想サービス選択を供 給する方法及び装置に対するニーズが存在する。本発明はこのニーズを満たす。 加えて、Ｂｅｎｎｅｔｔら及びＹｏｎｅｄａらのシステムは種々のサービスへ のアクセスを定義する際にある程度の柔軟性を与えるけれども、圧縮技術が常に 増加する数の利用可能なサービスを提供することを可能にするので、加入者アク セスを与えるための一層柔軟かつ創造的手段が必要とされる。本発明はこのニー ズもまた満たす。 発明の要約 本発明は、異なる基本サービスの各々が複数のサービス構成要素を含んで成り 、そして各々の基本サービスの前記サービス構成要素が複数の周波数チャネルの 一つで多重化された形で加入者の場所で受信されるマルチサービス通信システム における異なる基本サービスに加入者がアク セスすることを可能にするための方法及び装置に向けられる。幾つかの周波数チ ャネルは、１よりも多い基本サービスのための多重化されたサービス構成要素を 含むことができる。 本発明の一つの面によれば、加入者が加入者の場所で異なる基本サービスにア クセスすることを可能にするための一つの方法は、（ａ）各々の基本サービスの ために、特別な周波数チャネルで伝えられたサービス構成要素のどれがその基本 サービスを構成するのかを特定するサービス−対−構成要素のマップの定義を発 生させるステップ、並びに（ｂ）各々の基本サービスためのサービス−対−構成 要素のマップの定義を、その基本サービスを構成するサービス構成要素を伝える 周波数チャネルで加入者の場所に定期的に送信するステップを含んで成る。加入 者の場所でのデコーダは、選択された基本サービスのサービス構成要素を伝える 周波数チャネルに同調し、同調した周波数チャネルから、選択された基本サービ スのためにそれによって送信されたサービス−対−構成要素のマップの定義の一 つを抽出し、そして次に、周波数チャネルから、抽出されたサービス−対−構成 要素のマップの定義において特定されたサービス構成要素を得ることができる。 好ましくは、一意のサービス番号が各々の基本サービスに割り当てられ、そして 各々の基本サービスのためのサービス−対−構成要素のマップの定義はサービス 番号指示及び少なくとも一つのサービス構成要素割り当てを含んで成る。 加入者の場所においては、選択された基本サービスのサービス構成要素にアク セスするための一つの方法は、（ａ）選択された基本サービスのサービス構成要 素を伝える周波数チャネルに同調するステップ、（ｂ）同調した周波数チャネル から、それによって送信されたサービス−対 −構成要素のマップの定義の一つを選択された基本サービスのために抽出するス テップ、並びに（ｃ）同調した周波数チャネルから、抽出されたサービス−対− 構成要素のマップの定義において特定されるサービス構成要素を選択された基本 サービスを構成するとして得るステップを含んで成る。好ましくは、各々の基本 サービスのために、周波数チャネルのどれがその基本サービスを構成する多重化 されたサービス構成要素を伝えるのかを特定する同調マップが加入者の場所に供 給される。このような同調マップが供給される時には、選択された基本サービス のサービス構成要素を伝える周波数チャネルに同調するステップは、（ｉ）同調 マップにアクセスして、周波数チャネルのどれが選択された基本サービスの多重 化されたサービス構成要素を伝えるのかを決定すること、並びに（ii）その基本 サービスのために同調マップにおいて特定された周波数チャネルに同調すること を含んで成る。 上述の方法に従って加入者が異なる基本サービスにアクセスすることを可能に するための装置は、各々の基本サービスために、特別な周波数チャネルで伝えら れたどのサービス構成要素がその基本サービスを構成するのかを特定するサービ ス−対−構成要素のマップの定義を発生させるための手段；並びに各々の基本サ ービスのためのサービス−対−構成要素のマップの定義を加入者の場所に定期的 に送信するための手段を含んで成る。好ましくは、特定の基本サービスのための サービス−対−構成要素のマップの定義は、その基本サービスを構成するサービ ス構成要素を伝える周波数チャネルで加入者の場所に送信される。 加入者の場所での出力のために特別な基本サービスを選択するための一つのデ コーダ装置は、加入者の場所での出力のために基本サービスの 一つを選択するためのサービス選択スイッチ；選択された基本サービスの多重化 されたサービス構成要素を伝える周波数チャネルに同調するためのそしてその周 波数チャネルで伝えられた多重化された基本サービスを受信するための手段；同 調した周波数チャネルから、それによって送信されたサービス−対−構成要素の マップの定義の一つを選択された基本サービスのために抽出するための手段；並 びに受信手段に連結され、そして受信された多重化されたサービス構成要素を脱 多重化するためにそして抽出されたサービス−対−構成要素のマップの定義にお いて特定されたサービス構成要素を選択された基本サービスを構成するとして得 るために、抽出されたサービス−対−構成要素のマップの定義に応答するデマル チプレクサを含んで成る。好ましくは、同調及び受信のための手段は、各々の基 本サービスのために、前記周波数チャネルのどれがその基本サービスを構成する 多重化されたサービス構成要素を伝えるのかを特定する同調マップ；並びに同調 マップによって特定された周波数チャネルに同調するために同調マップに応答す る同調可能なレシーバを含んで成る。 本発明のもう一つの面は、本明細書中では“動的仮想サービス”と呼ばれる新 しいサービスをシステムオペレータが定義することを可能にする動的仮想サービ ス機能を提供するための方法及び装置に向けられる。動的仮想サービスは基本サ ービスの関連したグループを含んで成り、そしていつの時間においてもグループ 中の基本サービスのただ一つが稼働中である。 一つの実施態様によれば、加入者の場所において動的仮想サービス選択を与え るための方法は、（ａ）基本サービスのグループとして動的仮 想サービスを定義するステップ［ここで、グループの各々の基本サービスは、他 の基本サービスとは異なる時間の期間の間、周波数チャネルの一つによって放送 される予定である］、並びに（ｂ）グループの基本サービスのどれが現在は加入 者の場所に放送されているかを特定する定義された動的仮想サービスのための動 的仮想サービスマップ定義を定期的に加入者の場所に送信するステップを含んで 成る。加入者による定義された動的仮想サービスの選択に際して、加入者の場所 でのデコーダが、選択された動的仮想サービスのための送信された動的仮想サー ビスマップ定義を用いてその動的仮想サービスのための現在稼働中の基本サービ スを決定することができる。 好ましくは、この方法は、定義された動的仮想サービスに一意のサービス番号 を割り当てるステップを更に含んで成る。定義された動的仮想サービスのための 動的仮想サービスマップ定義は、好ましくは、その動的仮想サービスに割り当て られた一意のサービス番号を特定する動的仮想サービス番号指示、及びその動的 仮想サービスのために現在稼働中の基本サービスを特定する稼働中の基本サービ ス指示を含む。好ましくは、定義された動的仮想サービスのための動的仮想サー ビスマップ定義は、その動的仮想サービスを構成するグループの基本サービスの 一つを伝える各々の周波数チャネルで加入者の場所に定期的に送信される。加え て、定義された動的仮想サービスを構成する基本サービスのグループから基本サ ービスの一つをホーム基本サービスとして定義することが好ましい。加入者によ る動的仮想サービスの選択に際して、加入者の場所でのデコーダは、ホーム基本 サービスを伝える周波数チャネルに最初に同調して、その周波数チャネルで送信 される動的仮想サービスマップ定義 の一つを受信することができる。 好ましい実施態様においては、複数の異なる動的仮想サービスが定義され、そ して動的仮想サービスマップ定義が定期的に発生されそして動的仮想サービスの 各々のために加入者の場所に送信される。加入者が加入者の場所での出力のため に動的仮想サービスの一つを選択する時には、加入者の場所でのデコーダは、選 択された動的仮想サービスのための送信された動的仮想サービスマップ定義を用 いて、その動的仮想サービスのために現在稼働中の基本サービスを決定する。 加入者が加入者の場所で異なる基本サービス及び動的仮想サービスにアクセス することを可能にするための一つの装置は、直接に基本サービスの一つ又は動的 仮想サービスの一つのどちらかを選択するためのサービス選択スイッチを含んで 成る。各々の動的仮想サービスのために、時間変化基準で、その動的仮想サービ スを構成する（即ち、“作り上げる）基本サービスのグループの現在稼働中の一 つを定義する動的仮想サービスマップが備えられている。サービス選択スイッチ にそして動的仮想サービスマップに応答して、加入者が選択した動的仮想サービ スの現在稼働中の基本サービスを自動的に選択するための手段が備えられている 。最後に、本発明の装置は、選択された基本サービスのサービス構成要素をそれ らの構成要素を伝える周波数チャネルから受信しそしてそれらにアクセスするた めの手段を供給する。 動的仮想サービスマップは、各々の動的仮想サービスのための動的仮想サービ ス定義を含む。各々の動的仮想サービス定義は、動的仮想サービス番号指示及び 、指示された動的仮想サービスのための現在稼働中の基本サービスを特定する稼 働中の基本サービス指示を含んで成る。好ま しい実施態様によれば、各々の動的仮想サービスのための定義は、その動的仮想 サービスを構成する基本サービスのグループの一つのサービス構成要素を伝える 各々の周波数チャネルで装置に定期的に再送信される。従って、本発明の装置は 、送信された動的仮想サービス定義を受信しそして処理するための手段を更に含 んで成る。 本発明の一つの実施態様によれば、各々の動的仮想サービスのためにホーム基 本サービスが定義される。特別な動的仮想サービスのためのホーム基本サービス は、その動的仮想サービスを構成する基本サービスのグループの一つから選択さ れる。動的仮想サービスが加入者によって最初に選択される時には、本発明の装 置は、そのホーム基本サービスのサービス構成要素を伝える周波数チャネルに最 初に“同調する”。勿論、選択された動的仮想サービスのための動的仮想サービ スマップ定義において特定された現在稼働中の基本サービスが、ホーム基本サー ビスとは異なる場合には、本発明の装置は、現在稼働中の基本サービスを伝える 周波数チャネルに直ちに再同調するであろう。好ましくは、特別な動的仮想サー ビスのためのホーム基本サービスは、平均して、最もしばしばその動的仮想サー ビスのための現在稼働中の基本サービスである基本サービスである。 本発明の一つの実施態様によれば、選択された基本サービスのサービス構成要 素を受信しそしてそれらにアクセスするための手段は、同調マップ、同調可能な レシーバ、サービス−対−構成要素のマップ、及びサービス構成要素デマルチプ レクサを含んで成る。同調マップは、各々の基本サービスのために、周波数チャ ネルのどれがその基本サービスを含んで成る多重化されたサービス構成要素を伝 えるのかを識別する。各々 の動的仮想サービスのために、同調マップは、その動的仮想サービスのためのホ ーム基本サービスを伝える周波数チャネルを特定する。同調可能なレシーバは、 同調マップに応答して、選択された基本サービスのための多重化されたサービス 構成要素を伝える周波数チャネルに同調し、そしてその周波数チャネルで伝えら れる多重化されたサービス構成要素を受信する。次に、サービス−対−構成要素 のマップは、選択された基本サービスのために、受信された周波数チャネル中の どの多重化されたサービス構成要素がその基本サービスを含んで成るのかを定義 する。レシーバに連結されそしてサービス−対−構成要素のマップに応答するサ ービス構成要素デマルチプレクサは、次に、受信された多重化されたサービス構 成要素を脱多重化し（ｄｅｍｕｌｔｉｐｌｅｘｅｓ）そして選択された基本サー ビスを含んで成るサービス構成要素を得る。同調マップは、周波数チャネルの１ 以上で変更された同調マップを送信することによって再プログラムすることがで きる。各々の動的仮想サービスのための動的仮想サービスマップ定義と同様に、 各々の基本サービスのためのサービス−対−構成要素のマップの定義は、その基 本サービスのサービス構成要素を伝える周波数チャネルで装置に定期的に再送信 される。従って、本発明の装置は、送信されたサービス−対−構成要素のマップ の定義を受信しそして処理するための手段を更に含んで成る。各々のサービス− 対−構成要素のマップの定義は、サービス番号指示及び少なくとも一つのサービ ス構成要素割り当てを含んで成る。 本発明の付加的な特徴及び詳細は、本明細書中で後で明らかになるであろう。 図面の簡単な説明 上述の要約、並びに以下の好ましい実施態様の詳細な説明は、添付の図面と一 緒に読む時により良く理解される。本発明を例示する目的のために、図面中には 現在のところ好ましい実施態様を示すが、本発明は開示された特定の方法及び道 具に限定されないことが理解される。これらの図面において、 図１は、その中で本発明の装置を用いることができる例示の会員制テレビシス テムのブロック図であり、 図２は、システムデータ及び複数の多重化されたサービス構成要素を含んで成 る例示のデジタルデータストリームの内容及び配列を図式的に示し、 ３８． 各々の動的仮想サービスのために、その動的仮想サービスを構成する基 本サービスのグループから基本サービスの一つがホーム基本サービスとして定義 され、そして加入者による動的仮想サービスの一つの選択に際して、加入者の場 所でのデコーダが、選択された動的仮想サービスのためのホーム基本サービスの サービス構成要素を伝える周波数チャネルに最初に同調して、選択された動的仮 想サービスのためにその周波数チャネルで送信される動的仮想サービスマップ定 義の一つを受信することができる請求の範囲第３４項に記載の方法。 ３９． 複数の基本サービスが加入者の場所に送信されそして前記基本サービス の各々が１以上のサービス構成要素を含んで成り、そして前記基本サービスの各 々のためのサービス構成要素が複数の異なる周波数チャネルの一つで加入者の場 所に送信されるマルチサービス通信システムにおいて、加入者の場所でのサービ ス選択を可能にするための方法であって、 前記基本サービスの各々のために、特別な周波数チャネルで伝えられたサービ ス構成要素のどれがその基本サービスを構成するのかを特定するサービス−対− 構成要素のマップの定義を発生させるステップ、及び 前記基本サービスの各々のためのサービス−対−構成要素のマップの定義を、 その基本サービスを構成するサービス構成要素を伝える周波数チャネルで加入者 の場所に定期的に送信するステップ を含んでおり、 それによって加入者の場所でのデコーダが、選択された基本サービスのサービ ス構成要素を伝える周波数チャネルに同調し、同調した周波数チャネルから、選 択された基本サービスのためにそれによって送信され たサービス−対−構成要素のマップの定義の一つを抽出し、そして次に、同調し た周波数チャネルから、抽出されたサービス−対−構成要素のマップの定義にお いて特定されたサービス構成要素を得る 方法。 ４０． 前記基本サービスの各々に一意のサービス番号を割り当てるステップを 更に含んで成り、そして前記基本サービスの各々のためのサービス−対−構成要 素のマップの定義がサービス番号指示及び少なくとも一つのサービス構成要素割 り当てを含んで成る請求の範囲第３９項に記載の方法。 ４１． 複数の基本サービスが加入者の場所に送信され、そして前記基本サービ スの各々が複数のサービス構成要素を含んで成り、前記基本サービスの各々のサ ービス構成要素が複数の周波数チャネルの一つで多重化された形で加入者の場所 で受信され、幾つかの周波数チャネルは１よりも多い基本サービスのための多重 化されたサービス構成要素を含み、そして更にサービス−対−構成要素のマップ の定義が、前記基本サービスの各々のために、その基本サービスのサービス構成 要素を伝える周波数チャネルで加入者の場所に定期的に送信され、前記基本サー ビスの各々のためのサービス−対−構成要素のマップの定義が周波数チャネルで 伝えられたどのサービス構成要素がその基本サービスを構成するかを特定するマ ルチサービス通信システムにおいて、加入者が選択した基本サービスのサービス 構成要素にアクセスする方法が、 選択された基本サービスのサービス構成要素を伝える周波数チャネルに同調す るステップ、 同調した周波数チャネルから、それによって送信されたサービス−対 −構成要素のマップの定義の一つを選択された基本サービスのために抽出するス テップ、及び 同調した周波数チャネルから、抽出されたサービス−対−構成要素のマップの 定義において特定されるサービス構成要素を選択された基本サービスを構成する として得るステップ を含んでいることを特徴とする方法。 ４２． 前記基本サービスの各々が一意のサービス番号を割り当てられ、そして 前記基本サービスの各々のためのサービス−対−構成要素のマップの定義がサー ビス番号指示及び少なくとも一つのサービス構成要素割り当てを含んで成る、請 求の範囲第４１項に記載の方法。 ４３． 前記基本サービスの各々のために、周波数チャネルのどれがその基本サ ービスを構成する多重化されたサービス構成要素を伝えるのかを特定する同調マ ップが加入者の場所に供給され、そして前記同調ステップが、 同調マップにアクセスして、周波数チャネルのどれが前記の選択された基本サ ービスの多重化されたサービス構成要素を伝えるのかを決定するステップ、並び に 選択された基本サービスのために同調マップにおいて特定された周波数チャネ ルに同調するステップ を含んで成る請求の範囲第４１項に記載の方法。 ４４． 複数の基本サービスが加入者の場所に送信されそして前記基本サービス の各々が１以上のサービス構成要素を含んで成り、そして前記基本サービスの各 々のサービス構成要素が複数の異なる周波数チャネルの一つで多重化された形で 加入者の場所に送信され、前記周波数チャネ ルの幾つかは１よりも多い前記基本サービスのサービス構成要素を伝えるマルチ サービス通信システムにおいて、加入者の場所でのサービス選択を可能にするた めの装置であって、 前記基本サービスの各々のために、特別な周波数チャネルで伝えられたどのサ ービス構成要素がその基本サービスを構成するのかを特定するサービス−対−構 成要素のマップの定義を発生させるための手段、及び 前記基本サービスの各々のためのサービス−対−構成要素のマップの定義を加 入者の場所に定期的に送信するための手段であって、特定の基本サービスのため のサービス−対−構成要素のマップの定義は、その基本サービスを構成するサー ビス構成要素を伝える周波数チャネルで加入者の場所に送信される手段 を具備することを特徴とする装置。 ４５． 前記装置が加入者の場所での使用のためのデコーダを更に含んで成り、 そして前記デコーダが、 加入者の場所での出力のために前記基本サービスの一つを選択するためのサー ビス選択スイッチ、 選択された基本サービスの多重化されたサービス構成要素を伝える周波数チャ ネルに同調するためのそしてその周波数チャネルで伝えられた多重化された基本 サービスを受信するための手段、 同調した周波数チャネルから、それによって送信されたサービス−対−構成要 素のマップの定義の一つを選択された基本サービスのために抽出するための手段 、及び 前記受信手段に連結され、そして受信された多重化されたサービス構成要素を 脱多重化するためにそして抽出されたサービス−対−構成要素 のマップの定義において特定されたサービス構成要素を選択された基本サービス を構成するとして得るために、抽出されたサービス−対−構成要素のマップの定 義に応答するデマルチプレクサ を含んで成る請求の範囲第４４項に記載の装置。 ４６． 同調及び受信のための前記手段が、 前記基本サービスの各々のために、前記周波数チャネルのどれがその基本サー ビスを構成する多重化されたサービス構成要素を伝えるのかを特定する同調マッ プ、並びに 前記同調マップによって特定された周波数チャネルに同調するために前記同調 マップに応答する同調可能なレシーバ を含んで成る請求の範囲第４５項に記載の装置。 ４７． 前記抽出手段が前記受信手段と前記デマルチプレクサの間に連結されて いる請求の範囲第４５項に記載の装置。 ４８． 複数の基本サービスが加入者の場所に送信されそして前記基本サービス の各々が複数のサービス構成要素を含んで成り、そして前記基本サービスの各々 のサービス構成要素が複数の周波数チャネルの一つで多重化された形で加入者の 場所で受信され、幾つかの周波数チャネルが１よりも多い基本サービスのための 多重化されたサービス構成要素を含み、そして更に前記基本サービスの各々のた めのサービス−対−構成要素のマップの定義がその基本サービスのサービス構成 要素を伝える周波数チャネルで加入者の場所に定期的に送信され、特定の基本サ ービスのためのサービス−対−構成要素のマップの定義が、特別な周波数チャネ ルで伝えられたどのサービス構成要素がその基本サービスを構成するのかを特定 するマルチサービス通信システムにおいて、加入者の場所での 出力のためにサービスを選択するためのデコーダ装置であって前記デコーダ装置 が、 加入者の場所での出力のために前記基本サービスの一つを選択するためのサー ビス選択スイッチ、 選択された基本サービスの多重化されたサービス構成要素を伝える周波数チャ ネルに同調するためのそしてその周波数チャネルで伝えられた多重化された基本 サービスを受信するための手段、 同調した周波数チャネルから、それによって送信されたサービス−対−構成要 素のマップの定義の一つを選択された基本サービスのために抽出するための手段 、並びに 前記受信手段に連結され、そして受信された多重化されたサービス構成要素を 脱多重化するためにそして抽出されたサービス−対−構成要素のマップの定義に おいて特定されたサービス構成要素を選択された基本サービスを構成するとして 得るために、抽出されたサービス−対−構成要素のマップの定義に応答するデマ ルチプレクサ を具備することを特徴とするデコーダ装置。 ４９． 同調及び受信のための前記手段が、 前記基本サービスの各々のために、前記周波数チャネルのどれがその基本サー ビスを構成する多重化されたサービス構成要素を伝えるのかを特定する同調マッ プ、並びに 前記同調マップによって特定された周波数チャネルに同調するために前記同調 マップに応答する同調可能なレシーバ を含んで成る請求の範囲第４８項に記載の装置。 ５０． 前記抽出手段が前記受信手段と前記デマルチプレクサの間に連 結されている請求の範囲第４８項に記載の装置。

───────────────────────────────────────────────────── 【要約の続き】 ば、動的仮想サービスマップ定義が、その動的仮想サー ビスを構成する基本サービスのグループの一つのサービ ス構成要素を伝える各々の周波数チャネルでこの装置に 定期的に再送信される。加えて、各々の動的仮想サービ スのために“ホーム”基本サービスを定義することがで きる。加入者によって動的仮想サービスが最初に選択さ れる時には、この装置は、そのホーム基本サービスのサ ービス構成要素を伝える周波数チャネルに最初に“同調 する”。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １． 加入者が異なる基本サービスにアクセスすることを可能にするための装置 であり、異なる基本サービスの各々が複数のサービス構成要素を含んで成り、各 々の基本サービスの前記サービス構成要素が複数の周波数チャネルの一つで多重 化された形で受信され、幾つかの周波数チャネルが１よりも多い基本サービスの ための多重化されたサービス構成要素を含む装置であって、 直接に前記基本サービスの一つ又は複数の動的仮想サービスの一つのどちらか を選択するためのサービス選択スイッチであって、各々の動的仮想サービスは前 記の基本サービスの関連したグループを含んで成り、そして特定の時間の期間の 間には前記グループのただ一つが稼働中であるサービス選択スイッチ、 各々の動的仮想サービスのために、時間変化基準で、その動的仮想サービスを 構成する基本サービスの前記グループの現在稼働中の一つを定義する動的仮想サ ービスマップ、 サービス選択スイッチにそして動的仮想サービスマップに応答して、選択され た動的仮想サービスの現在稼働中の基本サービスを自動的に選択するための手段 、及び 選択された基本サービスのサービス構成要素をそれらの構成要素を伝える周波 数チャネルから受信しそしてそれらにアクセスするための手段を具備することを 特徴とする装置。 ２． 動的仮想サービスマップが各々の動的仮想サービスのための動的仮想サー ビス定義を含み、そして各々の動的仮想サービスのための定義が、その動的仮想 サービスを構成する基本サービスのグループの一つの サービス構成要素を伝える各々の周波数チャネルで装置に定期的に再送信され、 そして前記装置が、前記の送信された動的仮想サービス定義を受信しそして処理 するための手段を更に含んで成る請求の範囲第１項に記載の装置。 ３． 各々の動的仮想サービス定義が、動的仮想サービス番号指示及び、指示さ れた動的仮想サービスのための現在稼働中の基本サービスを特定する稼働中の基 本サービス指示を含んで成る請求の範囲第２項に記載の装置。 ４． ホーム基本サービスが各々の動的仮想サービスのために定義され、そして 更に動的仮想サービスが加入者によって選択される時に前記装置が最初にホーム 基本サービスにアクセスする請求の範囲第２項に記載の装置。 ５． 特別な動的仮想サービスのためのホーム基本サービスが、その動的仮想サ ービスを構成する基本サービスのグループの一つから選択される請求の範囲第４ 項に記載の装置。 ６． ホーム基本サービスとして選択された基本サービスが、平均して、最もし ばしばその動的仮想サービスのための現在稼働中の基本サービスである前記グル ープからの基本サービスである、請求の範囲第５項に記載の装置。 ７． サービス構成要素がデジタルデータを含んで成る請求の範囲第１項に記載 の装置。 ８． 選択された基本サービスのサービス構成要素を受信しそしてそれらにアク セスするための手段が、 各々の基本サービスのために、前記周波数チャネルのどれがその基本 サービスを含んで成る多重化されたサービス構成要素を伝えるのかを識別する同 調マップ、 同調マップに応答して、選択された基本サービスのための多重化されたサービ ス構成要素を伝える周波数チャネルに同調するためのそしてその周波数チャネル で伝えられる多重化されたサービス構成要素を受信するための同調可能なレシー バ、 選択された基本サービスのために、受信された周波数チャネル中のどの多重化 されたサービス構成要素がその基本サービスを含んで成るのかを定義するサービ ス−対−構成要素のマップ、並びに 受信された多重化されたサービス構成要素を脱多重化するためにそして選択さ れた基本サービスを含んで成るサービス構成要素を得るために、レシーバに連結 されそしてサービス−対−構成要素のマップに応答するサービス構成要素デマル チプレクサ を含んで成る請求の範囲第１項に記載の装置。 ９． 同調マップが再プログラム可能であり、そして同調マップが、前記周波数 チャネルの１以上で変更された同調マップを送信することによって再プログラム される請求の範囲第８項に記載の装置。 １０． ホーム基本サービスが各々の動的仮想サービスのために定義され、そし て同調マップが、その動的仮想サービスのホーム基本サービスの多重化されたサ ービス構成要素を伝える周波数チャネルを特定する各々の動的仮想サービスのた めの入力を更に含み、それによって動的仮想サービスを選択する際に、同調可能 なレシーバがその選択された動的仮想サービスのホーム基本サービスのサービス 構成要素を伝える周波数チャネルに最初に同調する請求の範囲第８項に記載の装 置。 １１． 各々のサービスのためのサービス−対−構成要素のマップの定義がその 基本サービスのサービス構成要素を伝える周波数チャネルで装置に定期的に再送 信され、そして前記装置が送信されたサービス−対−構成要素のマップの定義を 受信しそして処理するための手段を更に含んで成る請求の範囲第８項に記載の装 置。 １２． 各々のサービス−対−構成要素のマップの定義がサービス番号指示及び 少なくとも一つのサービス構成要素割り当てを含んで成る請求の範囲第１１項に 記載の装置。 １３． 加入者が異なる基本サービスにアクセスすることを可能にするための装 置であり、異なる基本サービスの各々が複数のサービス構成要素を含んで成り、 各々の基本サービスの前記サービス構成要素が複数の周波数チャネルの一つで多 重化された形で受信され、幾つかの周波数チャネルが１よりも多い基本サービス のための多重化されたサービス構成要素を含む装置であって、 直接に前記基本サービスの一つ又は複数の動的仮想サービスの一つのどちらか を選択するためのサービス選択スイッチであって、各々の動的仮想サービスは前 記の基本サービスの関連したグループを含んで成り、そして特定の時間の期間の 間には前記グループのただ一つが稼働中であるサービス選択スイッチ、 各々の動的仮想サービスのために、時間変化基準で、その動的仮想サービスを 構成する基本サービスの前記グループの現在稼働中の一つを定義する動的仮想サ ービスマップ、 サービス選択スイッチにそして動的仮想サービスマップに応答して、選択され た動的仮想サービスの現在稼働中の基本サービスを自動的に選 択するための手段、 各々の基本サービスのために、前記周波数チャネルのどれがその基本サービス を含んで成る多重化されたサービス構成要素を伝えるのかを識別する同調マップ 、 同調マップに応答して、選択された基本サービスのための多重化されたサービ ス構成要素を伝える周波数チャネルに同調するためのそしてその周波数チャネル で伝えられる多重化されたサービス構成要素を受信するための同調可能なレシー バ、 選択された基本サービスのために、受信された周波数チャネル中のどの多重化 されたサービス構成要素がその基本サービスを含んで成るのかを定義するサービ ス−対−構成要素のマップ、並びに 受信された多重化されたサービス構成要素を脱多重化するためにそして選択さ れたサービスを含んで成る構成要素を得るために、レシーバに連結されそしてサ ービス−対−構成要素のマップに応答するサービス構成要素デマルチプレクサ を具備することを特徴とする装置。 １４． 動的仮想サービスマップが各々の動的仮想サービスのための動的仮想サ ービス定義を含み、そして各々の動的仮想サービスのための定義が、その動的仮 想サービスを構成する基本サービスのグループの一つのサービス構成要素を伝え る各々の周波数チャネルで装置に定期的に再送信され、そして前記装置が、前記 の送信された動的仮想サービス定義を受信しそして処理するための手段を更に含 んで成る請求の範囲第１３項に記載の装置。 １５． 各々の動的仮想サービス定義が、動的仮想サービス番号指示及 び、指示された動的仮想サービスのための現在稼働中の基本サービスを特定する 稼働中の基本サービス指示を含んで成る請求の範囲第１４項に記載の装置。 １６． ホーム基本サービスが各々の動的仮想サービスのために定義され、そし て同調マップが、その動的仮想サービスのホーム基本サービスの多重化されたサ ービス構成要素を伝える周波数チャネルを特定する各々の動的仮想サービスのた めの入力を更に含み、そしてそれによって動的仮想サービスを選択する際に、同 調可能なレシーバがその選択された動的仮想サービスのホーム基本サービスのサ ービス構成要素を伝える周波数チャネルに最初に同調する請求の範囲第１３項に 記載の装置。 １７． サービス構成要素がデジタルデータを含んで成る請求の範囲第１３項に 記載の装置。 １８． 同調マップが、前記周波数チャネルの１以上で変更された同調マップを 送信することによって再プログラムすることができる請求の範囲第１３項に記載 の装置。 １９． 各々のサービスのためのサービス−対−構成要素のマップの定義がその 基本サービスのサービス構成要素を伝える周波数チャネルで装置に定期的に再送 信され、そして前記装置が送信されたサービス−対−構成要素のマップの定義を 受信しそして処理するための手段を更に含んで成る請求の範囲第１３項に記載の 装置。 ２０． 加入者が異なる基本サービスにアクセスすることを可能にするための装 置であり、異なる基本サービスの各々が複数のサービス構成要素を含んで成り、 各々の基本サービスの前記サービス構成要素が複数の周波数チャネルの一つで多 重化された形で受信され、少なくとも幾つか の周波数チャネルが１よりも多い基本サービスのための多重化されたサービス構 成要素を含む装置であって、 直接に前記基本サービスの一つ又は複数の動的仮想サービスの一つのどちらか を選択するためのサービス選択スイッチであって、各々の動的仮想サービスは前 記の基本サービスの関連したグループを含んで成り、そして特定の時間の期間の 間には前記グループのただ一つが稼働中であるサービス選択スイッチ、 選択された動的仮想サービスのための動的仮想サービスマップ定義を受信する ための第一手段であって、前記の受信された定義は、選択された動的仮想サービ スのために、その動的仮想サービスを構成する基本サービスのグループの現在稼 働中の一つを特定する第一手段、 受信された定義によって特定された現在稼働中の基本サービスを自動的に選択 するために、受信された動的仮想サービスマップ定義に応答する第二手段、及び 選択された基本サービスのサービス構成要素を、これらの構成要素を伝える周 波数チャネルから受信しそしてそれらにアクセスするために、選択スイッチにそ して第二手段に応答する第三手段 を具備することを特徴とする装置。 ２１． 選択された動的仮想サービスのための動的仮想サービスマップ定義が、 その動的仮想サービスを構成する基本サービスのグループの一つのサービス構成 要素を伝える各々の周波数チャネルで装置に定期的に再送信される請求の範囲第 ２０項に記載の装置。 ２２． 選択された動的仮想サービスのための動的仮想サービスマップ定義が、 動的仮想サービス番号指示及び、その動的仮想サービスのため の現在稼働中の基本サービスを特定する稼働中の基本サービス指示を含んで成る 請求の範囲第２１項に記載の装置。 ２３． ホーム基本サービスが各々の動的仮想サービスのために定義され、そし て更に動的仮想サービスの加入者による選択に際して前記装置が最初にホーム基 本サービスにアクセスするように作用する請求の範囲第２０項に記載の装置。 ２４． 特別な動的仮想サービスのために定義されたホーム基本サービスが、そ の動的仮想サービスを構成する基本サービスのグループの一つである請求の範囲 第２３項に記載の装置。 ２５． 選択された基本サービスのサービス構成要素を受信しそしてそれらにア クセスするための手段が、 各々の基本サービスのために、前記周波数チャネルのどれがその基本サービス を含んで成る多重化されたサービス構成要素を伝えるのかを識別する同調マップ 、 同調マップに応答して、選択された基本サービスの多重化されたサービス構成 要素を伝える周波数チャネルに同調するためのそしてその周波数チャネルで伝え られる多重化されたサービス構成要素を受信するための同調可能なレシーバ、 選択された基本サービスのために、受信された周波数チャネル中のどの多重化 されたサービス構成要素がその基本サービスを含んで成るのかを特定する、その 基本サービスのためのサービス−対−構成要素のマップの定義を受信するための 手段、並びに 受信された多重化されたサービス構成要素を脱多重化するためにそして受信さ れた定義によって特定されたサービス構成要素を得るために、 レシーバに連結されそして受信されたサービス−対−構成要素のマップ定義に応 答するサービス構成要素デマルチプレクサ を含んで成る請求の範囲第２０項に記載の装置。 ２６． 同調マップが各々の基本サービスのための入力を含み、そして更に同調 マップが再プログラム可能でありそして前記周波数チャネルの１以上で変更され た同調マップを送信することによって再プログラムされ得る請求の範囲第２５項 に記載の装置。 ２７． ホーム基本サービスが各々の動的仮想サービスのために定義され、そし て同調マップが、その動的仮想サービスのホーム基本サービスの多重化されたサ ービス構成要素を伝える周波数チャネルを特定する各々の動的仮想サービスのた めの入力を更に含み、そして前記同調可能なレシーバが、加入者による動的仮想 サービスの選択に際して、加入者が選択した動的仮想サービスのホーム基本サー ビスのサービス構成要素を伝える周波数チャネルに最初に同調するように作用す る請求の範囲第２６項に記載の装置。 ２８． 各々の基本サービスのためのサービス−対−構成要素のマップの定義が その基本サービスのサービス構成要素を伝える周波数チャネルで装置に定期的に 再送信され、そして前記装置が送信されたサービス−対−構成要素のマップの定 義を受信しそして処理するための手段を更に含んで成る請求の範囲第２５項に記 載の装置。 ２９． 複数の異なる基本サービスが加入者の場所に送信され、各々の基本サー ビスが複数の異なる周波数チャネルの一つで加入者の場所に送信され、幾つかの 周波数チャネルが１よりも多い基本サービスを伝えるマルチサービス通信システ ムにおいて、加入者の場所において動的仮想 サービス選択を与えるための方法が、 （ａ）基本サービスのグループとして動的仮想サービスを定義するステップで あって、前記グループの各々の基本サービスは、他の基本サービスとは異なる時 間の期間の間、前記周波数チャネルの一つによって放送される予定であるステッ プ、及び （ｂ）前記グループの基本サービスのどれが現在は加入者の場所に放送されて いるかを特定する定義された動的仮想サービスのための動的仮想サービスマップ 定義を定期的に加入者の場所に送信するステップを含んでおり、 それによって加入者による定義された動的仮想サービスの選択に際して、加入 者の場所でのデコーダが、選択された動的仮想サービスのための送信された動的 仮想サービスマップ定義を用いてその動的仮想サービスのための現在稼働中の基 本サービスを決定することができることを特徴とする方法。 ３０． ステップ（ａ）において定義された動的仮想サービスに一意のサービス 番号を割り当てるステップを更に含んで成る請求の範囲第２９項に記載の方法。 ３１． 定義された動的仮想サービスのためのステップ（ｃ）において送信され た動的仮想サービスマップ定義が、その動的仮想サービスに割り当てられた一意 のサービス番号を特定する動的仮想サービス番号指示、及びその動的仮想サービ スのために現在稼働中の基本サービスを特定する稼働中の基本サービス指示を含 む請求の範囲第３０項に記載の方法。 ３２． 定義された動的仮想サービスのための動的仮想サービスマップ 定義が、その動的仮想サービスを構成するグループの基本サービスの一つを伝え る各々の周波数チャネルで加入者の場所に定期的に送信される請求の範囲第２９ 項に記載の方法。 ３３． 定義された動的仮想サービスを構成する基本サービスのグループから基 本サービスの一つをホーム基本サービスとして指示するステップを更に含んで成 り、そして加入者による動的仮想サービスの選択に際して、加入者の場所でのデ コーダがホーム基本サービスを伝える周波数チャネルに最初に同調して、その周 波数チャネルで送信される動的仮想サービスマップ定義の一つを受信することが できる請求の範囲第２９項に記載の方法。 ３４． 複数の異なる基本サービスが送信サイトから加入者の場所に送信され、 異なる基本サービスの各々が複数のサービス構成要素を含んで成り、各々の基本 サービスのサービス構成要素が複数の異なる周波数チャネルの一つで多重化され た形で加入者の場所に送信され、幾つかの周波数チャネルが１よりも多い基本サ ービスのための多重化されたサービス構成要素を伝えるマルチサービス通信シス テムにおいて動的仮想サービス選択を与えるための方法であって、 （ａ）複数の動的仮想サービスを定義するステップであって、各々の動的仮想 サービスは、それらのただ一つが任意の特定の時間において稼働中である基本サ ービスの関連したグループを含んで成るステップと、 （ｂ）ステップ（ａ）において定義された各々の動的仮想サービスのために、 その動的仮想サービスを構成するグループの現在稼働中の基本サービスを特定す る動的仮想サービスマップ定義を送信サイトにおいて定期的に発生させるステッ プ、及び （ｃ）各々の動的仮想サービスのための動的仮想サービスマップ定義を加入者 の場所に定期的に送信して、それによって加入者による動的仮想サービスの一つ の選択に際して、加入者の場所でのデコーダが、選択された動的仮想サービスの ための送信された動的仮想サービスマップ定義を用いてその動的仮想サービスの ための現在稼働中の基本サービスを決定することができるステップ を含んでいることを特徴とする方法。 ３５． ステップ（ａ）において定義された動的仮想サービスの各々に一意のサ ービス番号を割り当てるステップを更に含んで成る請求の範囲第３４項に記載の 方法。 ３６． 特定の動的仮想サービスのためのステップ（ｂ）において発生された動 的仮想サービスマップ定義が、各々、その動的仮想サービスに割り当てられた一 意のサービス番号を特定する動的仮想サービス番号指示、及びその動的仮想サー ビスのために現在稼働中の基本サービスを特定する稼働中の基本サービス指示を 含む請求の範囲第３５項に記載の方法。 ３７． 前記送信ステップにおいて、特定の動的仮想サービスのための動的仮想 サービスマップ定義が、その動的仮想サービスを構成する基本サービスのグルー プの一つのサービス構成要素を伝える各々の周波数チャネルで加入者の場所に定 期的に送信される請求の範囲第３４項に記載の方法。 ３８． 各々の動的仮想サービスのために、その動的仮想サービスを構成する基 本サービスのグループから基本サービスの一つがホーム基本サービスとして定義 され、そして加入者による動的仮想サービスの一つの 選択に際して、加入者の場所でのデコーダが、選択された動的仮想サービスのた めのホーム基本サービスのサービス構成要素を伝える周波数チャネルに最初に同 調して、選択された動的仮想サービスのためにその周波数チャネルで送信される 動的仮想サービスマップ定義の一つを受信することができる請求の範囲第３４項 に記載の方法。