JPH0850723A - 光ディスクの記録再生装置及び記録再生方法 - Google Patents
光ディスクの記録再生装置及び記録再生方法Info
- Publication number
- JPH0850723A JPH0850723A JP18318394A JP18318394A JPH0850723A JP H0850723 A JPH0850723 A JP H0850723A JP 18318394 A JP18318394 A JP 18318394A JP 18318394 A JP18318394 A JP 18318394A JP H0850723 A JPH0850723 A JP H0850723A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- laser light
- light intensity
- address
- reproduction
- recording
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Optical Recording Or Reproduction (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 アドレス領域の読出エラーを改善した光ディ
スクの記録再生装置及び記録再生方法を提供する。 【構成】 モードコントロール30でアドレス部の読出
しレーザ光強度を、アドレス部直前のレーザ光強度のま
ま推移するように制御する。一方、同じくモードコント
ロール30でATT信号(減衰信号)を生成して、AT
T信号系40を介してPDアンプ50に作用させ、読出
しと消去(又は書き込み)レーザ光強度差を減衰する構
成とする。 【効果】 アドレス部を読み出す場合のレーザ光強度を
直前の動作モードのレーザ光強度のまま再生することに
より、モード変化によるレーザ光強度の変化エネルギー
がアドレス部に侵入して引き起こされる再生エラーを防
止できる。
スクの記録再生装置及び記録再生方法を提供する。 【構成】 モードコントロール30でアドレス部の読出
しレーザ光強度を、アドレス部直前のレーザ光強度のま
ま推移するように制御する。一方、同じくモードコント
ロール30でATT信号(減衰信号)を生成して、AT
T信号系40を介してPDアンプ50に作用させ、読出
しと消去(又は書き込み)レーザ光強度差を減衰する構
成とする。 【効果】 アドレス部を読み出す場合のレーザ光強度を
直前の動作モードのレーザ光強度のまま再生することに
より、モード変化によるレーザ光強度の変化エネルギー
がアドレス部に侵入して引き起こされる再生エラーを防
止できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光ディスク記録再生装置
のアドレス領域の読出し方法に関するもので、更に詳し
くは、アドレス領域の読出しエラーを改善した光ディス
クの記録再生装置及び記録再生方法に関するものであ
る。
のアドレス領域の読出し方法に関するもので、更に詳し
くは、アドレス領域の読出しエラーを改善した光ディス
クの記録再生装置及び記録再生方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】光ディスク装置には、CD−ROMのよ
うな再生専用型(Reed OnlyType)、一度
だけ書換え可能型(Write Once Typ
e)、そして本発明に関連する書換え可能型(Rewr
itable Type)の3種類の型式がある。この
書換え可能型の中にも、磁界を作用させる光磁気ディス
ク(MO:Magneto Optical)方式と、
光を作用させて結晶状態からアモルファス状態に相変化
させる相変化型光ディスク(PC:Phase Cha
nge)方式があり、本発明は上記2方式を含むディス
ク状記録媒体を用いた記録/再生装置全般に適用して好
適なものであるが、以下では特に光磁気ディスク(M
O)方式を採り挙げ説明を行う。
うな再生専用型(Reed OnlyType)、一度
だけ書換え可能型(Write Once Typ
e)、そして本発明に関連する書換え可能型(Rewr
itable Type)の3種類の型式がある。この
書換え可能型の中にも、磁界を作用させる光磁気ディス
ク(MO:Magneto Optical)方式と、
光を作用させて結晶状態からアモルファス状態に相変化
させる相変化型光ディスク(PC:Phase Cha
nge)方式があり、本発明は上記2方式を含むディス
ク状記録媒体を用いた記録/再生装置全般に適用して好
適なものであるが、以下では特に光磁気ディスク(M
O)方式を採り挙げ説明を行う。
【0003】光磁気ディスク(MO)方式は、ディスク
状記録媒体の記録層の記録部位(ピットと呼ぶ)にレー
ザ光を照射して、温度をキューリ点温度Tcまで上昇さ
せる。ディスク状記録媒体の記録層は温度が上昇すると
保磁力Hcが減少して、キューリ点温度Tc以上になる
と保磁力は失われて常磁性となる性質がある。そこで、
その状態でディスク状記録媒体の記録層の記録部位に磁
気ヘッドによって外部磁界を印加すると、その外部磁界
の向きに磁化反転し、温度が低下してもその状態を保持
する。この磁化された磁化の方向によって「1」、
「0」のデータを記録する(キューリ点記録と呼ぶ)。
再生時には、レーザ光の目的トラックからの反射光の偏
光角(カー効果によるカー回転角)の違いを検出するこ
とにより所望の再生信号を得ている。
状記録媒体の記録層の記録部位(ピットと呼ぶ)にレー
ザ光を照射して、温度をキューリ点温度Tcまで上昇さ
せる。ディスク状記録媒体の記録層は温度が上昇すると
保磁力Hcが減少して、キューリ点温度Tc以上になる
と保磁力は失われて常磁性となる性質がある。そこで、
その状態でディスク状記録媒体の記録層の記録部位に磁
気ヘッドによって外部磁界を印加すると、その外部磁界
の向きに磁化反転し、温度が低下してもその状態を保持
する。この磁化された磁化の方向によって「1」、
「0」のデータを記録する(キューリ点記録と呼ぶ)。
再生時には、レーザ光の目的トラックからの反射光の偏
光角(カー効果によるカー回転角)の違いを検出するこ
とにより所望の再生信号を得ている。
【0004】更に、光磁気ディスク(MO)方式は、書
き込みモード(Write、以下単に「記録」と記
す)、読み出しモード(Read、以下単に「再生」と
記す)、消去モード(Erase、以下単に「消去」と
記す)と有り、各モード毎にレーザ光強度(Laser
Power)を変化させている。特に、記録、消去モ
ード時にはキューリ点温度Tcに到達するため、レーザ
光強度を高めに設定するのが一般的である。例えば、再
生時には1.5mWであるが、記録モードでは7.0m
W、消去モードでは9.0mWであり、再生モードと記
録、消去モードにおけるレーザ光強度比は6倍にも達し
ているのが現状である。
き込みモード(Write、以下単に「記録」と記
す)、読み出しモード(Read、以下単に「再生」と
記す)、消去モード(Erase、以下単に「消去」と
記す)と有り、各モード毎にレーザ光強度(Laser
Power)を変化させている。特に、記録、消去モ
ード時にはキューリ点温度Tcに到達するため、レーザ
光強度を高めに設定するのが一般的である。例えば、再
生時には1.5mWであるが、記録モードでは7.0m
W、消去モードでは9.0mWであり、再生モードと記
録、消去モードにおけるレーザ光強度比は6倍にも達し
ているのが現状である。
【0005】従来技術の光磁気ディスク装置を図5ない
し図9を参照して説明する。先ず、図5を参照して、従
来技術の光磁気ディスクのセクタフォーマット構成を説
明する。参照符号1は光磁気ディスクであり、同図は現
在主流になりつつあるISO(国際標準化機構)で規定
された3.5インチ及び5.25インチ光磁気ディスク
1のセクタフォーマット構成の一例である。前記光磁気
ディスク1は図示したようにチャンネル1(CH1)記
録領域2と、チャンネル2記録領域3に分割され、チャ
ンネル1記録領域2には、1〜19500トラックと、
チャンネル2記録領域3には、19501〜39000
トラックがそれぞれ配置されており、総トラック数39
000本を有して構成される。
し図9を参照して説明する。先ず、図5を参照して、従
来技術の光磁気ディスクのセクタフォーマット構成を説
明する。参照符号1は光磁気ディスクであり、同図は現
在主流になりつつあるISO(国際標準化機構)で規定
された3.5インチ及び5.25インチ光磁気ディスク
1のセクタフォーマット構成の一例である。前記光磁気
ディスク1は図示したようにチャンネル1(CH1)記
録領域2と、チャンネル2記録領域3に分割され、チャ
ンネル1記録領域2には、1〜19500トラックと、
チャンネル2記録領域3には、19501〜39000
トラックがそれぞれ配置されており、総トラック数39
000本を有して構成される。
【0006】1トラックは42セクタで構成されてお
り、その1セクタの基本的な構成は、必要なデータがプ
リフォーマットされたアドレス領域4と、データエリア
を有するユーザ領域5とに大別される。アドレス領域4
(以下、単に「アドレス部」と記す)の構成は、現在主
流になりつつあるISOで規定されたセクタフォーマッ
トで構成されている。つまり、SM6(セクタマーク)
5バイトを先頭に、VFO1、7(PLLロックのため
の連続データパターン)、AM1、8(アドレスマー
ク)、ID1、9(アドレス)また、このID部にはト
ラック番号11として2バイト、セクタ番号12として
1バイトが後述する2、7変調で記録され、CRC13
(ID部誤り検出用コード)と1バイトが付加され合計
6バイトで構成されている。
り、その1セクタの基本的な構成は、必要なデータがプ
リフォーマットされたアドレス領域4と、データエリア
を有するユーザ領域5とに大別される。アドレス領域4
(以下、単に「アドレス部」と記す)の構成は、現在主
流になりつつあるISOで規定されたセクタフォーマッ
トで構成されている。つまり、SM6(セクタマーク)
5バイトを先頭に、VFO1、7(PLLロックのため
の連続データパターン)、AM1、8(アドレスマー
ク)、ID1、9(アドレス)また、このID部にはト
ラック番号11として2バイト、セクタ番号12として
1バイトが後述する2、7変調で記録され、CRC13
(ID部誤り検出用コード)と1バイトが付加され合計
6バイトで構成されている。
【0007】アドレス部4は、前記VFO7、AM8、
ID9は、再生時の誤り率を減少させる目的で各々同一
の内容を3回繰り返して記録され、更にPA14(ポス
トアンブル)が1バイト付加されて構成されている。ま
た、ユーザ領域5はレーザ光強度のレベルを制御するた
めのALPC15(Auto Laser Power
Control)と、ユーザがデータを記録/再生す
るDATA−AREA16、及びBUFFER17とで
構成されている。
ID9は、再生時の誤り率を減少させる目的で各々同一
の内容を3回繰り返して記録され、更にPA14(ポス
トアンブル)が1バイト付加されて構成されている。ま
た、ユーザ領域5はレーザ光強度のレベルを制御するた
めのALPC15(Auto Laser Power
Control)と、ユーザがデータを記録/再生す
るDATA−AREA16、及びBUFFER17とで
構成されている。
【0008】次に、図6を参照して従来技術の光磁気デ
ィスク装置10の要部を説明する。同図において光磁気
ディスク1は、サーボ制御回路21によって制御された
スピンドルモータ22で所定の回転速度で回転駆動され
ている。また、磁気ヘッド23によって、後述するイン
ターフェースコントローラから送出される記録データに
応じた変調磁界を印加して前記光磁気ディスク1に所望
のデータを記録する。更に、光学ピックアップ24は、
前記光磁気ディスク1にレーザ光を射出してピットを形
成したり所望のデータを再生する。
ィスク装置10の要部を説明する。同図において光磁気
ディスク1は、サーボ制御回路21によって制御された
スピンドルモータ22で所定の回転速度で回転駆動され
ている。また、磁気ヘッド23によって、後述するイン
ターフェースコントローラから送出される記録データに
応じた変調磁界を印加して前記光磁気ディスク1に所望
のデータを記録する。更に、光学ピックアップ24は、
前記光磁気ディスク1にレーザ光を射出してピットを形
成したり所望のデータを再生する。
【0009】光学ピックアップ24は光磁気ディスク1
の回転にともなう面振れや、ディスク半径方向への振れ
を検出して前記サーボ制御回路21に送出し、レーザ光
のスポットを追従する制御動作を行う。送りモータ25
は、ランダムアクセスのために光学ピックアップ24を
光磁気ディスク1の目標位置に移動するために設けられ
ており、必要に応じて速度や位置の制御を行う。
の回転にともなう面振れや、ディスク半径方向への振れ
を検出して前記サーボ制御回路21に送出し、レーザ光
のスポットを追従する制御動作を行う。送りモータ25
は、ランダムアクセスのために光学ピックアップ24を
光磁気ディスク1の目標位置に移動するために設けられ
ており、必要に応じて速度や位置の制御を行う。
【0010】インターフェースコントローラ26は、外
部のホストコンピュータから例えば、SCSI(通称ス
カジー:Small Computer System
Interface)規格に基づいた各種データの授
受を高速で行い、その指示(コマンド)を解釈して各部
に伝え、また各部の動作結果をホストコンピュータに伝
達する。
部のホストコンピュータから例えば、SCSI(通称ス
カジー:Small Computer System
Interface)規格に基づいた各種データの授
受を高速で行い、その指示(コマンド)を解釈して各部
に伝え、また各部の動作結果をホストコンピュータに伝
達する。
【0011】前記光学ピックアップ24から出力される
再生データは、RF回路20に送出される。RF回路2
0では、光学ピックアップ24の出力からフォーカスエ
ラー信号やトラッキングエラー信号を抽出してサーボ制
御回路21に供給するとともに、後述するレーザダイオ
ード(以下、単に「LD」と記す)の制御動作を行うL
Dドライブや、LDから検出されるデータを増幅するR
F増幅や、符号化データを整形してデータの有無を表す
パルスデータに変換するデータSEPの動作を行い、ア
ドレスデコーダ27及びRLLC(2、7)エンコーダ
/デコーダ28に供給する。
再生データは、RF回路20に送出される。RF回路2
0では、光学ピックアップ24の出力からフォーカスエ
ラー信号やトラッキングエラー信号を抽出してサーボ制
御回路21に供給するとともに、後述するレーザダイオ
ード(以下、単に「LD」と記す)の制御動作を行うL
Dドライブや、LDから検出されるデータを増幅するR
F増幅や、符号化データを整形してデータの有無を表す
パルスデータに変換するデータSEPの動作を行い、ア
ドレスデコーダ27及びRLLC(2、7)エンコーダ
/デコーダ28に供給する。
【0012】アドレスデコーダ27は、供給された2値
化データからアドレス(記録番地)を読取しする。RL
LC(Run Length Limited Cod
e)2、7エンコーダ/デコーダ28では、2、7変調
によりエラー訂正のための符号化処理や複合化処理を行
いデータを再生する。2、7変調とは、予め決定された
変換テーブルに従ってデータを変換する変調方式であ
り、変換後の符号における「0」の連続(Run)の最
小値が2であり、最大値が7であることからこう呼称さ
れる。
化データからアドレス(記録番地)を読取しする。RL
LC(Run Length Limited Cod
e)2、7エンコーダ/デコーダ28では、2、7変調
によりエラー訂正のための符号化処理や複合化処理を行
いデータを再生する。2、7変調とは、予め決定された
変換テーブルに従ってデータを変換する変調方式であ
り、変換後の符号における「0」の連続(Run)の最
小値が2であり、最大値が7であることからこう呼称さ
れる。
【0013】更に、図7を参照して従来技術の光磁気デ
ィスク装置のRF回路の要部を説明する。入力データに
はECCエンコーダ31において、ECC(Error
Correction Code)と呼称される誤り
訂正を行う訂正符号が付加される。データスクランブル
32では付加された訂正符号を含んで変換テーブルに並
び替えられ、次段の1、7エンコーダ33に送出され
る。1、7エンコーダ33は可変調符号化方式の一種で
あり、変調後に直流成分を含まないような変調方式で符
号化され、LDドライバ34を介して光磁気ディスク1
に作用される。
ィスク装置のRF回路の要部を説明する。入力データに
はECCエンコーダ31において、ECC(Error
Correction Code)と呼称される誤り
訂正を行う訂正符号が付加される。データスクランブル
32では付加された訂正符号を含んで変換テーブルに並
び替えられ、次段の1、7エンコーダ33に送出され
る。1、7エンコーダ33は可変調符号化方式の一種で
あり、変調後に直流成分を含まないような変調方式で符
号化され、LDドライバ34を介して光磁気ディスク1
に作用される。
【0014】システムコントロール35は、システム全
体を制御して最適な書き込み光量の選定等の処理を行
い、モードコントローラ36は、本発明に係わる部分で
あり各種ディスクフォーマットによるLDのレーザ光強
度の制御を行う。例えば、記録、再生、消去の各モード
に対して、各々の記録、再生、消去のレーザ光強度(以
下、単に「記録パワー」(REC POWER)、「再
生パワー」(READPOWER)、「消去パワー」
(ERS POWER)と記す)の制御動作を行い、A
PC(Automatic Power Contro
l)37を介してLDドライバ34に作用して、各々の
レーザ光強度が出力される。以上の動作をソフト的に説
明すると、図5の光磁気ディスクのフォーマット構成図
において、アドレス部4は光磁気ディスクの動作に必要
なデータがプリフォーマットされた再生専用領域である
から再生パワーで再生される。データエリア16は記
録、再生、消去の各々の指定モードに応じたレーザ光強
度が出力するように制御されており、これらの一連の制
御動作は、同じくユーザ領域5内のALPC15で行わ
れており、各々のレーザ光強度に固定される。
体を制御して最適な書き込み光量の選定等の処理を行
い、モードコントローラ36は、本発明に係わる部分で
あり各種ディスクフォーマットによるLDのレーザ光強
度の制御を行う。例えば、記録、再生、消去の各モード
に対して、各々の記録、再生、消去のレーザ光強度(以
下、単に「記録パワー」(REC POWER)、「再
生パワー」(READPOWER)、「消去パワー」
(ERS POWER)と記す)の制御動作を行い、A
PC(Automatic Power Contro
l)37を介してLDドライバ34に作用して、各々の
レーザ光強度が出力される。以上の動作をソフト的に説
明すると、図5の光磁気ディスクのフォーマット構成図
において、アドレス部4は光磁気ディスクの動作に必要
なデータがプリフォーマットされた再生専用領域である
から再生パワーで再生される。データエリア16は記
録、再生、消去の各々の指定モードに応じたレーザ光強
度が出力するように制御されており、これらの一連の制
御動作は、同じくユーザ領域5内のALPC15で行わ
れており、各々のレーザ光強度に固定される。
【0015】光磁気ディスク1から光学ピックアップを
介して検出された再生データは、フォトディテクタ(以
下、単に「PD」と記す)PDアンプ38で増幅され、
1、7デコーダ39に送出される。再生データは、1、
7デコーダ39、データデ・スクランブル41で原信号
に復号化処理されて復元され、ECCデコーダ42で、
エラー訂正のための復号化処理等を行い所望のデータと
して出力される。
介して検出された再生データは、フォトディテクタ(以
下、単に「PD」と記す)PDアンプ38で増幅され、
1、7デコーダ39に送出される。再生データは、1、
7デコーダ39、データデ・スクランブル41で原信号
に復号化処理されて復元され、ECCデコーダ42で、
エラー訂正のための復号化処理等を行い所望のデータと
して出力される。
【0016】また、図8、図9及び図2の一部を参照し
て記録、再生、消去の各モードにおけるRF回路部の動
作を説明する。図8(a)は再生モードにおけるアドレ
ス部の再生波形を示しており、図8(b)はレーザ光強
度を示しており、図中のQはレーザ光強度が再生パワー
で照射されている状態、図中のOはゼロレベルを示し、
Rはレーザ光強度が一旦、ゼロレベルにリセットされた
状態を示している。図8(a)はレーザ光強度が再生パ
ワーで照射されているため、順調にデータPが再生され
ている状態を示している。同様に、図9(a)は消去モ
ードにおけるアドレス部の再生波形を示しており、図9
(b)はレーザ光強度を示しており、図中のTはレーザ
光強度が消去パワーで照射された後、その後再生パワー
に変化した状態(図中のU)を示しており、Oはゼロレ
ベルを示す。
て記録、再生、消去の各モードにおけるRF回路部の動
作を説明する。図8(a)は再生モードにおけるアドレ
ス部の再生波形を示しており、図8(b)はレーザ光強
度を示しており、図中のQはレーザ光強度が再生パワー
で照射されている状態、図中のOはゼロレベルを示し、
Rはレーザ光強度が一旦、ゼロレベルにリセットされた
状態を示している。図8(a)はレーザ光強度が再生パ
ワーで照射されているため、順調にデータPが再生され
ている状態を示している。同様に、図9(a)は消去モ
ードにおけるアドレス部の再生波形を示しており、図9
(b)はレーザ光強度を示しており、図中のTはレーザ
光強度が消去パワーで照射された後、その後再生パワー
に変化した状態(図中のU)を示しており、Oはゼロレ
ベルを示す。
【0017】図2は前記図8及び図9の観測波形を模式
的に示した図であり、同図Aは光磁気ディスク1のフォ
ーマット構成を示し、同図Bは再生モードのレーザ光強
度を示し、再生パワーで推移している状態を示してお
り、図中のOはゼロレベルを示す。同図Cはアドレス部
の再生波形を示し、図8に示したと同様にレーザ光強度
が再生パワーで照射されているため、順調にデータが再
生されている状態を示している。
的に示した図であり、同図Aは光磁気ディスク1のフォ
ーマット構成を示し、同図Bは再生モードのレーザ光強
度を示し、再生パワーで推移している状態を示してお
り、図中のOはゼロレベルを示す。同図Cはアドレス部
の再生波形を示し、図8に示したと同様にレーザ光強度
が再生パワーで照射されているため、順調にデータが再
生されている状態を示している。
【0018】図2Dは消去モードのレーザ光強度を表
し、データエリアは消去パワーで推移し、アドレス部は
再生パワーに変化し、更にデータエリアは消去パワーに
変化している状態を示している。図2Fは記録モードの
レーザ光強度を表し、データエリアは記録パワーで推移
し、アドレス部は再生パワーに変化し、更にデータエリ
アは記録パワーに変化している状態を示している。
し、データエリアは消去パワーで推移し、アドレス部は
再生パワーに変化し、更にデータエリアは消去パワーに
変化している状態を示している。図2Fは記録モードの
レーザ光強度を表し、データエリアは記録パワーで推移
し、アドレス部は再生パワーに変化し、更にデータエリ
アは記録パワーに変化している状態を示している。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この従来技術
の光磁気ディスク記録におけるRF回路部の処理方法で
は、図5のプリフォーマットされたアドレス部4やデー
タエリア16を再生する場合、図8に示したようにアド
レス部の直前のレーザ光強度が再生パワーで読み出され
る場合は図8Pのように問題なく再生されが、図9や図
2Dに示したように、アドレス部の直前のモードが消去
モードで推移した場合には、レーザ光強度が消去パワー
から再生パワーに急激に変化するため、図9Sや図2E
に示すようにレーザ光強度の急激な変化分であるトラン
ジェント成分がアドレス部に侵入してデータの波形潰れ
や再生エラーの原因になっている。
の光磁気ディスク記録におけるRF回路部の処理方法で
は、図5のプリフォーマットされたアドレス部4やデー
タエリア16を再生する場合、図8に示したようにアド
レス部の直前のレーザ光強度が再生パワーで読み出され
る場合は図8Pのように問題なく再生されが、図9や図
2Dに示したように、アドレス部の直前のモードが消去
モードで推移した場合には、レーザ光強度が消去パワー
から再生パワーに急激に変化するため、図9Sや図2E
に示すようにレーザ光強度の急激な変化分であるトラン
ジェント成分がアドレス部に侵入してデータの波形潰れ
や再生エラーの原因になっている。
【0020】前述のように再生パワーと消去パワーのレ
ーザ光強度比は6倍にも達し、モード切替え波形の微分
波が、再生波形に大きく影響を及ぼしRF回路部の飽和
やクリップを生じやすい欠点があった。同様に、記録モ
ードにおいても、図2Fに示すように、レーザ光強度が
記録パワーから再生パワーに急激に変化するため、図2
Gに示すようにレーザ光強度の急激な変化成分がアドレ
ス部に侵入しエラーを発生する原因になる場合がある。
ーザ光強度比は6倍にも達し、モード切替え波形の微分
波が、再生波形に大きく影響を及ぼしRF回路部の飽和
やクリップを生じやすい欠点があった。同様に、記録モ
ードにおいても、図2Fに示すように、レーザ光強度が
記録パワーから再生パワーに急激に変化するため、図2
Gに示すようにレーザ光強度の急激な変化成分がアドレ
ス部に侵入しエラーを発生する原因になる場合がある。
【0021】このようにC、R等で帯域分割したRF回
路部内の光検波増幅回路部においては、レーザ光強度を
高速で変化させるとRF回路部には、レーザ光強度の微
分変化分が分割帯域に混入してアドレス部の再生エラー
を発生し易かった。このようなエラー発生のメカニズム
は特に高速技術計算や、画像情報処理のように、大量の
データを頻繁に入出力するような場合、システム性能に
も影響を与える虞れがある。
路部内の光検波増幅回路部においては、レーザ光強度を
高速で変化させるとRF回路部には、レーザ光強度の微
分変化分が分割帯域に混入してアドレス部の再生エラー
を発生し易かった。このようなエラー発生のメカニズム
は特に高速技術計算や、画像情報処理のように、大量の
データを頻繁に入出力するような場合、システム性能に
も影響を与える虞れがある。
【0022】そこで本発明の課題は、これらの問題を解
決することを課題とするものであり、モード変化による
レーザ光強度の変化エネルギーがアドレス部に侵入して
再生エラーが発生するのを防止して、高速のデータ転送
を可能とする光ディスク記録装置を提供することを目的
とする。
決することを課題とするものであり、モード変化による
レーザ光強度の変化エネルギーがアドレス部に侵入して
再生エラーが発生するのを防止して、高速のデータ転送
を可能とする光ディスク記録装置を提供することを目的
とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに、本発明は、ディスク状記録媒体の回転中心に対し
て螺旋状又は同心円状に形成されたトラック上を複数の
セクタを分割して設け、前記セクタの先頭部分にアドレ
ス領域を設けるとともに、前記アドレス領域に続いて記
録、再生、消去の各モードに応じてレーザ光強度を制御
するALPC(Auto Laser Power C
ontrol)と、所定数のデータエリアが連接されて
いる光ディスク装置において、前記アドレス領域を再生
する際に、アドレス領域を再生する直前のレーザ光強度
で再生するように制御する制御手段と、記録、消去時の
レーザ光強度と、再生時のレーザ光強度との差分を減衰
する減衰信号を生成する生成手段と、前記減衰信号を作
用させる手段とを備えることによって、前記課題を解決
した。
めに、本発明は、ディスク状記録媒体の回転中心に対し
て螺旋状又は同心円状に形成されたトラック上を複数の
セクタを分割して設け、前記セクタの先頭部分にアドレ
ス領域を設けるとともに、前記アドレス領域に続いて記
録、再生、消去の各モードに応じてレーザ光強度を制御
するALPC(Auto Laser Power C
ontrol)と、所定数のデータエリアが連接されて
いる光ディスク装置において、前記アドレス領域を再生
する際に、アドレス領域を再生する直前のレーザ光強度
で再生するように制御する制御手段と、記録、消去時の
レーザ光強度と、再生時のレーザ光強度との差分を減衰
する減衰信号を生成する生成手段と、前記減衰信号を作
用させる手段とを備えることによって、前記課題を解決
した。
【0024】更に、本発明は、ディスク状記録媒体の回
転中心に対し螺旋状又は同心円状に形成されたトラック
上を複数のセクタに分割し、前記セクタの冒頭部分にア
ドレス領域を設けるとともに、前記アドレス領域に続い
て記録、再生、消去の各モードに応じてレーザ光強度を
制御するALPCと、所定数のデータエリアが連接され
ている光ディスク装置において、前記アドレス領域を再
生する際に、アドレス領域を再生する直前のレーザ光強
度で再生するように制御して、記録、消去時のレーザ光
強度と再生時のレーザ光強度との差分を減衰する減衰信
号を生成して、アドレス領域の再生信号に作用させて、
前記アドレス領域の原信号を再生する方法を採って、前
記課題を解決した。
転中心に対し螺旋状又は同心円状に形成されたトラック
上を複数のセクタに分割し、前記セクタの冒頭部分にア
ドレス領域を設けるとともに、前記アドレス領域に続い
て記録、再生、消去の各モードに応じてレーザ光強度を
制御するALPCと、所定数のデータエリアが連接され
ている光ディスク装置において、前記アドレス領域を再
生する際に、アドレス領域を再生する直前のレーザ光強
度で再生するように制御して、記録、消去時のレーザ光
強度と再生時のレーザ光強度との差分を減衰する減衰信
号を生成して、アドレス領域の再生信号に作用させて、
前記アドレス領域の原信号を再生する方法を採って、前
記課題を解決した。
【0025】
【作用】従って、本発明の光磁気ディスク装置では、ア
ドレス部を再生する場合のレーザ光強度を直前の動作モ
ードのまま再生するようにし、例えば消去パワー(また
は記録パワー)であれば消去パワー(または記録パワ
ー)のまま再生し、その後、ATT信号を作用して原信
号を取出するようにしたため、モード変化によるレーザ
光強度の変化エネルギーがアドレス部に侵入して再生エ
ラーを防止することが可能となる。
ドレス部を再生する場合のレーザ光強度を直前の動作モ
ードのまま再生するようにし、例えば消去パワー(また
は記録パワー)であれば消去パワー(または記録パワ
ー)のまま再生し、その後、ATT信号を作用して原信
号を取出するようにしたため、モード変化によるレーザ
光強度の変化エネルギーがアドレス部に侵入して再生エ
ラーを防止することが可能となる。
【0026】
【実施例】以下、図1ないし図4を参照して、本発明の
光磁気ディスク装置の実施例を説明する。なお、従来技
術の光磁気ディスク装置10の構成を示すブロック図等
である図と同一の部分には同一の参照符号を付し、それ
らの構成や動作の説明を省略する。
光磁気ディスク装置の実施例を説明する。なお、従来技
術の光磁気ディスク装置10の構成を示すブロック図等
である図と同一の部分には同一の参照符号を付し、それ
らの構成や動作の説明を省略する。
【0027】先ず、図1及び図2を参照して、本発明の
光磁気ディスク装置の構成を説明する。本発明の特徴部
分は図示のとおり、従来技術の光磁気ディスク装置10
に対し、モードコントロール30からATT(Atte
nuate)信号を生成して、ATT信号系40を介し
てPDアンプ50に作用させた点である。前述のように
モードコントローラ30では記録、再生、消去の各モー
ドに応じたレーザ光強度の制御を行っているが、このモ
ードコントローラ30において、図2Hに示すようにア
ドレス部のレーザ光強度を、アドレス部直前のモードの
レーザ光強度(図2Hでは消去パワー)のまま推移する
ように制御し、次段のAPC37を介して、LDドライ
バ34に作用させる。
光磁気ディスク装置の構成を説明する。本発明の特徴部
分は図示のとおり、従来技術の光磁気ディスク装置10
に対し、モードコントロール30からATT(Atte
nuate)信号を生成して、ATT信号系40を介し
てPDアンプ50に作用させた点である。前述のように
モードコントローラ30では記録、再生、消去の各モー
ドに応じたレーザ光強度の制御を行っているが、このモ
ードコントローラ30において、図2Hに示すようにア
ドレス部のレーザ光強度を、アドレス部直前のモードの
レーザ光強度(図2Hでは消去パワー)のまま推移する
ように制御し、次段のAPC37を介して、LDドライ
バ34に作用させる。
【0028】つまり、従来技術では図2Dに示すよう
に、(アドレス部直前の)データエリアが消去パワーで
推移していた場合、アドレス部ではレーザ光強度を再生
パワーに高速で切り換えて再生していたが、本提案で
は、同図Hの本発明のモードコントロールタイミングに
示すようにデータエリアが消去パワー(または記録パワ
ー)で推移していた場合、アドレス部でもそのまま消去
パワー(または記録パワー)状態を継続し、アドレス部
を通過したタイミングで再生パワーに変化させる制御を
行う。
に、(アドレス部直前の)データエリアが消去パワーで
推移していた場合、アドレス部ではレーザ光強度を再生
パワーに高速で切り換えて再生していたが、本提案で
は、同図Hの本発明のモードコントロールタイミングに
示すようにデータエリアが消去パワー(または記録パワ
ー)で推移していた場合、アドレス部でもそのまま消去
パワー(または記録パワー)状態を継続し、アドレス部
を通過したタイミングで再生パワーに変化させる制御を
行う。
【0029】しかし、このままでは図2Jに示すごとく
再生パワーと消去パワー(または記録パワー)のレーザ
光強度差によって、後段の回路が飽和する虞れがある。
そこで、再び図1の説明に戻り、同図モードコントロー
ラ30において、アドレス部のタイミングと同期を合致
させつつATT信号を生成する。このATT信号をAT
T信号系40を介してPDアンプ50に作用させる。つ
まり、図2におけるL(ATT信号)を生成して、同図
Jに作用させることにより、同図Kに示すような訂正後
のアドレス部の再生波形が得られる。これは同図Cの再
生パワーで読み出したアドレス部の再生波形と全く等価
であり、レーザ光強度の急激な変化の影響を受けること
なくアドレス部の再生波形が得られたことを示してい
る。
再生パワーと消去パワー(または記録パワー)のレーザ
光強度差によって、後段の回路が飽和する虞れがある。
そこで、再び図1の説明に戻り、同図モードコントロー
ラ30において、アドレス部のタイミングと同期を合致
させつつATT信号を生成する。このATT信号をAT
T信号系40を介してPDアンプ50に作用させる。つ
まり、図2におけるL(ATT信号)を生成して、同図
Jに作用させることにより、同図Kに示すような訂正後
のアドレス部の再生波形が得られる。これは同図Cの再
生パワーで読み出したアドレス部の再生波形と全く等価
であり、レーザ光強度の急激な変化の影響を受けること
なくアドレス部の再生波形が得られたことを示してい
る。
【0030】次に、本発明におけるレーザ光強度を上昇
した場合のRF回路部への影響について図3及び図4を
参照して説明する。図4Vは高周波変調(重畳)を掛け
た比較的低出力レーザ光強度(1mW時)であり、同図
Wは高周波変調を掛けない場合の比較的高出力レーザ光
強度(7〜9mW)である。一般的に、光学ピックアッ
プ24に使用されるLDは復号モード化のために高周波
変調を掛ける場合があり、LDに高周波変調を掛けずに
再生すると、レーザノイズが増加してS/Nが劣化し、
アドレス部の再生エラーが発生し易くなることが知見さ
れている。また図4Wに示すようにLDのレーザ光強度
を増加すると、それに比例してノイズレベルも増大す
る。
した場合のRF回路部への影響について図3及び図4を
参照して説明する。図4Vは高周波変調(重畳)を掛け
た比較的低出力レーザ光強度(1mW時)であり、同図
Wは高周波変調を掛けない場合の比較的高出力レーザ光
強度(7〜9mW)である。一般的に、光学ピックアッ
プ24に使用されるLDは復号モード化のために高周波
変調を掛ける場合があり、LDに高周波変調を掛けずに
再生すると、レーザノイズが増加してS/Nが劣化し、
アドレス部の再生エラーが発生し易くなることが知見さ
れている。また図4Wに示すようにLDのレーザ光強度
を増加すると、それに比例してノイズレベルも増大す
る。
【0031】しかし一方で、図3のレーザ光強度対ノイ
ズレベルの対比を示すグラフに示すように、高周波変調
時における再生モードと消去モードとのノイズレベル
を、6MHzについて比較すると、LDのレーザ光強度
を大きくしていくと、それに比例して再生信号レベルは
増加するが、レーザ光のノイズレベルはレーザ光強度に
比例して増加しないことがわかる。以上のように本発明
の再生方式ではS/Nの劣化を伴わずに再生信号を出力
することが可能となる。
ズレベルの対比を示すグラフに示すように、高周波変調
時における再生モードと消去モードとのノイズレベル
を、6MHzについて比較すると、LDのレーザ光強度
を大きくしていくと、それに比例して再生信号レベルは
増加するが、レーザ光のノイズレベルはレーザ光強度に
比例して増加しないことがわかる。以上のように本発明
の再生方式ではS/Nの劣化を伴わずに再生信号を出力
することが可能となる。
【0032】前記実施例では、一例として光磁気ディス
ク装置に本発明を適用した場合について述べたが、本発
明はこれに限らず、今後開発が予想される書き込み可能
なコンパクトディスク装置や、それに関連したミニディ
スクMDやミニディスクデータ(MDD:Mini D
isc Data)等、種々の光ディスク装置に広く適
用できることは言うまでもない。
ク装置に本発明を適用した場合について述べたが、本発
明はこれに限らず、今後開発が予想される書き込み可能
なコンパクトディスク装置や、それに関連したミニディ
スクMDやミニディスクデータ(MDD:Mini D
isc Data)等、種々の光ディスク装置に広く適
用できることは言うまでもない。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の光磁気デ
ィスク装置によれば、アドレス部を再生する場合のレー
ザ光強度を消去パワー(または記録パワー)でそのまま
再生した後、ATT信号を作用して原信号を取出するよ
うにしたため、モード変化によるレーザ光強度の変化エ
ネルギーがアドレス部に侵入して再生エラーが発生する
ことを防止できる。従って、プリフォーマットされたア
ドレスを安定して再生することが可能となり、高速技術
計算や画像情報処理のような大量のデータに対しても、
迅速なアクセスが可能となりデータ処理能力が大幅に向
上する。
ィスク装置によれば、アドレス部を再生する場合のレー
ザ光強度を消去パワー(または記録パワー)でそのまま
再生した後、ATT信号を作用して原信号を取出するよ
うにしたため、モード変化によるレーザ光強度の変化エ
ネルギーがアドレス部に侵入して再生エラーが発生する
ことを防止できる。従って、プリフォーマットされたア
ドレスを安定して再生することが可能となり、高速技術
計算や画像情報処理のような大量のデータに対しても、
迅速なアクセスが可能となりデータ処理能力が大幅に向
上する。
【0034】また、レーザ光強度の急激な変化がアドレ
ス部の再生前に起こらないため、RF回路内のAPCの
応答を安定化させることができ、RF回路のプリアンプ
の動作範囲を狭くすることができ、有効に利用すること
ができ、RF回路の回路効率を向上することが可能とな
る。
ス部の再生前に起こらないため、RF回路内のAPCの
応答を安定化させることができ、RF回路のプリアンプ
の動作範囲を狭くすることができ、有効に利用すること
ができ、RF回路の回路効率を向上することが可能とな
る。
【図1】 本発明のRF回路の要部(チャンネル1記録
領域のみ)を示すブロック図である。
領域のみ)を示すブロック図である。
【図2】 アドレス領域の再生処理例を示す波形図であ
る。
る。
【図3】 レーザ光強度対ノイズレベルの対比を示すグ
ラフである。
ラフである。
【図4】 消去モードのレーザ光強度対ノイズレベルの
対比を示すグラフである。
対比を示すグラフである。
【図5】 従来技術の光磁気ディスクの記録フォーマッ
トを示す図である。
トを示す図である。
【図6】 従来技術の光磁気ディスク装置の要部を示す
ブロック図である。
ブロック図である。
【図7】 従来技術のRF回路の要部(チャンネル1記
録領域のみ)を示すブロック図である。
録領域のみ)を示すブロック図である。
【図8】 再生モードにおけるRF回路部の波形図であ
り、(a)はアドレス部の再生波形を示す図であり、
(b)はレーザ光強度を示す図である。
り、(a)はアドレス部の再生波形を示す図であり、
(b)はレーザ光強度を示す図である。
【図9】 消去モードにおけるRF回路部の波形図であ
り、(a)はアドレス部の再生波形を示す図であり、
(b)はレーザ光強度を示す図である。
り、(a)はアドレス部の再生波形を示す図であり、
(b)はレーザ光強度を示す図である。
1 光磁気ディスク 2 CH1記録領域 3 CH2記録領域 4 アドレス領域 5 ユーザ領域 6 セクタマークSM 9 ID 10 光磁気ディスク装置 11 トラック番号 12 セクタ番号 13 CRC 15 ALPC(Auto Laser Powe
r Control) 16 データエリア 20 RF回路 21 サーボ制御回路 22 スピンドルモータ 23 磁気ヘッド 24 光学ピックアップ 25 送りモータ 26 インターフェースコントローラ 27 アドレスデコーダ 28 RLLC(2、7)エンコーダ/デコーダ 30、36 モードコントローラ 31 ECCエンコーダ 32 データスクランブル 33 2、7RLLCエンコーダ 34 LDドライバ 35 システムコントローラ 37 APC(Auto−Power Contr
ol) 38、50 PDアンプ 39 2、7RLCCデコーダ 41 データデ・スクランブル 42 ECCデコーダ A 光磁気ディスクのフォーマット構成 B 再生モードのレーザ光強度 C、E アドレス部の再生波形 G、J 同上 D 消去モードのレーザ光強度 F 記録モードのレーザ光強度 H 本発明のモードコントロールタイミング K 訂正後のアドレス部の再生波形 L ATT信号
r Control) 16 データエリア 20 RF回路 21 サーボ制御回路 22 スピンドルモータ 23 磁気ヘッド 24 光学ピックアップ 25 送りモータ 26 インターフェースコントローラ 27 アドレスデコーダ 28 RLLC(2、7)エンコーダ/デコーダ 30、36 モードコントローラ 31 ECCエンコーダ 32 データスクランブル 33 2、7RLLCエンコーダ 34 LDドライバ 35 システムコントローラ 37 APC(Auto−Power Contr
ol) 38、50 PDアンプ 39 2、7RLCCデコーダ 41 データデ・スクランブル 42 ECCデコーダ A 光磁気ディスクのフォーマット構成 B 再生モードのレーザ光強度 C、E アドレス部の再生波形 G、J 同上 D 消去モードのレーザ光強度 F 記録モードのレーザ光強度 H 本発明のモードコントロールタイミング K 訂正後のアドレス部の再生波形 L ATT信号
Claims (2)
- 【請求項1】 ディスク状記録媒体の回転中心に対し螺
旋状又は同心円状に形成されたトラック上を複数のセク
タに分割し、前記セクタの冒頭部分にアドレス領域を設
けるとともに前記アドレス領域に続いて、記録、再生、
消去の各モードに応じてレーザ光強度を制御する制御部
と、所定数のデータエリアが連接されている光ディスク
装置において、 前記アドレス領域を再生する際に、アドレス領域を再生
する直前のレーザ光強度で再生するように制御する制御
手段と、 記録、消去時のレーザ光強度と前記再生時のレーザ光強
度との差分を減衰する減衰信号を生成する生成手段と、
前記減衰信号を前記制御部に印加する手段とを具備して
なることを特徴とする光ディスクの記録再生装置。 - 【請求項2】 ディスク状記録媒体の回転中心に対し螺
旋状又は同心円状に形成されたトラック上を複数のセク
タに分割し、前記セクタの冒頭部分にアドレス領域を設
けるとともに前記アドレス領域に続いて、記録、再生、
消去の各モードに応じてレーザ光強度を制御する制御部
と、所定数のデータエリアが連接されている光ディスク
装置において、 前記アドレス領域を再生する際に、アドレス領域を再生
する直前のレーザ光強度で再生するように制御し、 記録、消去時のレーザ光強度と前記再生時のレーザ光強
度との差分を減衰する減衰信号を生成して、アドレス領
域の再生信号に作用させ、前記アドレス領域の原信号を
再生することを特徴とする光ディスクの記録再生方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18318394A JPH0850723A (ja) | 1994-08-04 | 1994-08-04 | 光ディスクの記録再生装置及び記録再生方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18318394A JPH0850723A (ja) | 1994-08-04 | 1994-08-04 | 光ディスクの記録再生装置及び記録再生方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0850723A true JPH0850723A (ja) | 1996-02-20 |
Family
ID=16131227
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18318394A Pending JPH0850723A (ja) | 1994-08-04 | 1994-08-04 | 光ディスクの記録再生装置及び記録再生方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0850723A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6794367B1 (en) | 1998-05-19 | 2004-09-21 | Hisamitsu Pharmaceutical, Inc. | Solid preparations for oral administration of drugs relating to genes |
-
1994
- 1994-08-04 JP JP18318394A patent/JPH0850723A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6794367B1 (en) | 1998-05-19 | 2004-09-21 | Hisamitsu Pharmaceutical, Inc. | Solid preparations for oral administration of drugs relating to genes |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH11283291A (ja) | 記憶装置、光学的記録媒体及び情報記録方法 | |
EP0358775B1 (en) | Photomagnetic recording method | |
KR100271556B1 (ko) | 광디스크 장치 | |
JP2826108B2 (ja) | 光記録再生装置 | |
EP0814471B1 (en) | Optical data storage and retrieval system and method | |
US8638648B2 (en) | Information erasing device and information erasing method | |
JPH11353810A (ja) | 記録媒体、及び再生装置 | |
US5452273A (en) | Optical recording method and apparatus therefor | |
JPH0850723A (ja) | 光ディスクの記録再生装置及び記録再生方法 | |
JP3287841B2 (ja) | データ再生装置とディスク再生装置 | |
JPS61260439A (ja) | 光学的情報記録装置 | |
KR20010059876A (ko) | 광 기록재생기의 제어 방법 | |
JP3639538B2 (ja) | 光ディスク記録再生装置の記録制御方法 | |
JP3928257B2 (ja) | 光ディスク装置 | |
WO2004001739A1 (ja) | ディスク状記録媒体及びその製造方法並びにディスクドライブ装置 | |
JP3440574B2 (ja) | 光ディスク装置 | |
KR100246763B1 (ko) | 광디스크의 데이터 기록 장치 및 방법 | |
JP4031915B2 (ja) | 再生方法及び記憶装置 | |
KR100294887B1 (ko) | 광 디스크 기록 장치 및 그 방법 | |
JP3827193B2 (ja) | 光ディスク記録再生装置 | |
JP2003006869A (ja) | 光信号記録/再生装置、記録補償方法、及び再生処理方法 | |
JP3749114B2 (ja) | 光ディスク記録再生装置 | |
JP3303401B2 (ja) | 光ディスク駆動装置 | |
JPH11353685A (ja) | 光ディスク装置 | |
JP2003288727A (ja) | 光ディスク記録再生装置の消去装置 |