JPH08507231A - 芳香剤サンプル用容器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 本発明は厚肉端部（16）を備える周辺部（14）で実質的に取囲まれた中央の化粧品収納部（12）からなる芳香剤サンプル用容器（10）に関する。この容器（10）は全体として軟質ゼラチンで作ることが好ましい。周辺部の硬質ゼラチンで作られる厚肉端部は容器に加えられる重さによる面圧を分散し吸収する役目をし、中央の化粧品収納部が重さの圧力で壊れないようにする。本発明は郵便物または雑誌を介して潜在的顧客に芳香剤や他の化粧品サンプルの単位用量を配布する際に特に有用である。

Description

【発明の詳細な説明】 芳香剤サンプル用容器 発明の背景および概要 １．発明の性質 本発明は化粧製品の容器に関する。より詳細には、本発明はより実質的に容器 に作用する面圧により芳香剤保持カプセルが壊れないようにする一方で、流体状 化粧用芳香剤の単位用量を収納し分与するための芳香剤サンプル用容器に関する 。さらにより詳細には、本発明は郵便物での荷積または雑誌等印刷物への封入の 際の苛酷な条件にも耐え得る、単位用量を収納する芳香剤容器に関する。 ２．発明の背景 潜在的な顧客に芳香剤のサンプルを郵送または配布することは、化粧品業界で 通常行われていることである。配布手段はダイレクトメール、店内広告、または 統計的に適当な定期刊行物へ封入する等が好ましい。このようなサンプルは“厚 紙上に瓶（vial-on-cards）”の方式でしばしば配布されていて、通常、ガラス またはプラスチック瓶をボール紙で裏打ちし固定したものである。このガラスま たはプラスチック瓶は比較的費用を要し、かつ一般的に非生物分解性のものが多 い。さらに、これらの瓶は脆弱で、圧迫されると壊れ易い。このため、“厚紙 上に瓶”は一般に郵送または雑誌への封入には不向きである。 最近、雑誌または郵便物に匂い片を挿入し潜在的顧客に芳香剤サンプルを配布 することが一般になされている。この匂い片方式は芳香剤をマイクロカプセルに 封入し、これを糊で印刷雑誌またはメール内に接着する。匂い片は郵送が容易で あり、圧迫にも耐えかつ比較的費用を要さないが、これでは潜在的顧客に芳香剤 そのものを正確に送り届けることができない。 単位用量の化粧品サンプルを包装するその他の公知の手段には軟質ゼラチンの カプセルがある。機能的にはガラスまたはプラスチック瓶と同じであり、これら “軟質ゲル”カプセルに芳香剤やその他化粧品の流体サンプルが収納される。プ ラスチックまたはガラス瓶とは異なりこの軟質ゲルカプセルは比較的製作費を要 さず、かつ生物分解性がある。 例えば、アメリカ特許第5,063,057号（Spellmanら）には“土星（Saturn）状 の”軟質ゼラチンカプセルが開示されている。このカプセルは、化粧品組成物を 収納するための中空室を備える丸い（実質的に球形の）本体と、引き手をこの丸 い本体に連結するネック部分と、カプセルの転がりを防止するための“本体外壁 の中央周辺に沿って位置し外方に突出するリング”（２欄の15〜17行）とからな っている。この引き手を捻ってネック部分を切り、室内まで通路を通すことによ りこのカプセルが開放 できる。“カプセルの壁を緩やかに押すと化粧品組成物が孔から押し出される” （２欄の66〜68行）。Spellmanが開示したこの丸い本体形状のものでは、勿論雑 誌の山による圧力等の面圧に耐えられず、壊れたり化粧品内容物が漏れ出たりす ることは明らかである。 同様に、その他の参考文献にもタブを引き剥がしたり捻ったりするようなゼラ チン製の化粧品カプセルが開示されている。これにはアメリカ特許第2,134,389 号（R.P.Scherer）および同第2,397,051号（J.O.Scherer）がある。しかし、こ れらの文献にそれぞれ開示されたカプセルはSpellmanの特許で開示したものと同 じ欠点がある。すなわち、これらゼラチンカプセルはいずれも実質的な面圧に耐 えられないので、壊れて化粧品内容物が漏れ出ることになる。 このため本発明の目的は、面圧により実質的に圧迫されても壊れることのない 単位用量の芳香剤サンプル用容器を提供することにある。さらに本発明の補足的 な目的は下記のような単位用量の芳香剤サンプル用容器を提供することにある。 ＊郵便物または雑誌やその他印刷物を介して配布できること、 ＊芳香剤そのものを正確に送り届けること、 ＊製作コストを要さないこと、 ＊生物分解性であること ３．発明の概要 したがって、本発明は流体状芳香剤の単位用量を収納しかつ好適に分与するに 有用な化粧品サンプル用容器を提供する。好適な実施例として、本発明の容器は ゼラチン製で、かつ実質的に円筒状の細い中央部と厚肉端部を備える周辺部とか らなっている。この中央部は中空の室からなり、流体状芳香剤が収納される。周 辺部は平面状でかつこの中央部から伸長することが好ましい。周辺部の少なくと も二つの対向する外端部は厚肉の硬質ゼラチンからなり、そして好適な実施例で は中央部と平行である。厚肉端部は中央部程に部厚くする必要はない。さらに好 適な実施例では、芳香剤サンプル用容器の全体幅は中央部の少なくとも３倍にす べきである。しかし、周辺部はその捻り取られるネック部で幅を細くし、中央部 の内容物が簡単に取出しできるようにする。 周辺部に設ける硬質の厚肉端部は、周辺部の面に垂直に作用する重さによる外 力に抗して中央の流体収納部を緩衝する役目をし、そして周辺部に実質的に平行 な面に拡がっている。このため厚肉端部は、例えば化粧品サンプル用容器全体に 作用する多数の雑誌による圧力を分散させるよう作用し、この圧力で中央流体収 納部が圧迫され壊されるようなことはない。 現行技術に関する上記議論から明らかなように、本発明の厚肉端部がなければ 多数の雑誌の重さにより中央の流体収納部が圧迫され壊されて、許容できない漏 れを生じるであろう。そこで、本発明ではこの問題の新規な解 決策を提供するもので、雑誌類の重さの大部分をこの厚肉部で吸収し、その中央 部が破損されないようにしている。 図面の簡単な説明 添付図面には本発明の好適な実施例が示してあり、各図面中の同一符号は同一 要素を示している。 第１図は本発明に基づいて作製した芳香剤サンプル用容器の斜視図である。 第２図はこの芳香剤サンプル用容器の正面図および背面図であり、正面図と背 面図とは同じである。 第３図はこの芳香剤サンプル用容器の左側面図および右側面図であり、左側面 図と右側面図とは同じである。 第４図はこの芳香剤サンプル用容器の上面図である。 第５図はこの芳香剤サンプル用容器の底面図である。 第６図は第２図のＩ−Ｉ線に沿うこの芳香剤サンプル用容器の断面図である。 詳細な説明 第１図は本発明に基づいて作製した芳香剤サンプル用容器10の斜視図である。 容器10は中央流体収納部12、および厚肉端部16を備える周辺部14からなっている 。好適な実施例として、容器10は幅の狭いネック部18を有する香水瓶状の外観を 呈するように作られており、ここで中央流体収納部の内容物へのアクセスが簡単 に行える。しかし、本発明ではその他の種々の形状のものも採用することができ 、この瓶形に限定するものではない。 化粧品容器10は種々の物質で作製することができる。しかし、好適な実施例で は、この容器は軟質ゼラチンで作製される。アメリカ特許第5,063,057号（Spell manら）に記述するように“軟質カプセル用ゼラチンは通常、低ブルーム（low b loom）のタイプA（170〜180g）、タイプB（150〜172g）またはタイプAとBの混合 物から選ばれる。”（３欄の13〜16行）。一般にゼラチン物質には多種多様な合 成ポリマーを使用することができる。“このポリマーは水溶性でも水不溶性であ ってもよい。適当な材料としては塩化ビニル、ビニルアルコール、ビニルピロリ ドン、フラン、アクリロニトリル、酢酸ビニル、アクリル酸メチル、メタクリル 酸メチル、スチレン、ビニル、エチルエーテル、ビニルプロピルエーテル、アク リルアミド、エチレン、プロピレン、アクリル酸、メタクリル酸、無水マレイン 酸、上記の酸の塩、およびこれらの混合物等のモノマーから誘導したポリマーが ある。これらの材料はホモポリマーでもコポリマーであってもよい。特殊な例と しては、ポリ塩化ビニル、ポリプロピレン、アクリル酸／マレイン酸コポリマー 、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリビニルピロリドン、およびポリビニルアルコ ール等がある。”（３欄の31〜44行）。加えて、“セルロースベースの材料も適 しており；これにはカルボキシメチルナトリウムセルロース、ヒドロキシプロピ ル（hydroxpropyl）メチルセルロース、エチルセルロース、酢酸セルロース、お よび硫酸エステルセルロース等があ る”（３欄の45〜48行）。 第２図および第６図で図示するように、中央部10は容器の全体幅ｗより細いこ とが好ましい。最も好適には、容器全体は中央部の少なくとも３倍幅とする。こ の中央部には種々の形状のものが採用できる。しかし、円筒形状または第６図に 示すような長円形断面20を有する横長円筒形状であることが好ましい。中央部の 垂直方向の幅ｖは充分小さくして容器が雑誌の山または郵便物に挿入できるよう にし、またその他の要求をも満たせるようにする。 中央部10の内部には香水、その他の芳香剤、ローション、クリーム、ペースト 等どのような化粧品でも収納できるようにした中空室がある。しかし、中央部が 圧力で僅かに押圧されても柔軟さが保てるように、この室は満杯状態に充填すべ きでない。 周辺部14は中央部から横の方に拡がっており、そしてこの中央部の少なくとも 一部分を実質的に取囲んでいることが好ましい。この周辺部は平面で水平でかつ 実質的に中央部から拡張した部分であることが好ましく、また上述のように種々 の形状のものでよい。好適には、周辺部に狭い幅のネック部18が設けて、中央部 内の化粧品の取出しが簡単に行えるようにする。アメリカ特許第2,134,389号（R .P.Scherer）にこのような技術が開示されている。すなわち、“私の発明の重要 な特徴は、私の発明のカプセルの萌芽（sprout）または乳頭部（nipple）にはそ の外端に拡大部または中空頭部が設けられ、頭部は脆弱な管状部または小径のネ ック部を介して萌芽の主要部に連結され、そしてこのネック部で萌芽が簡単に切 り離しできてカプセルの内容物が取出せることである”（１欄32〜39行目）。 ここで重要なことは、周辺部14の外端部16の少なくとも実質的な部分が、中空 の（部分的に流体が充填された）中央部12とは対照的に、厚肉の硬質ゼラチンか らなっていることである。さらに好適な実施例では、ネック部18を除く端部を中 央部と平行にするのである。 周辺部の厚肉端部16は中央部と同じ厚みにする必要はない。しかし、この端部 は充分部厚くしかつ強度を持たせることにより、周辺部の面に実質的に垂直であ りかつ周辺部に実質的に平行な面上に拡がる面圧Ｆが容器全体に作用する際でも 、この端部16が圧力を充分吸収し、外力で壊れる程度まで中央部が圧迫されない ようしなければならない。上述のように、中央部はこのような圧力で少し位押圧 されても破損することがない。 別の実施例では、周辺部を厚肉のリブ16のみで構成し、これを何かの方法で中 央の流体収納部に連結してもよい。例えば、厚肉のリブ16をスポークで中央部12 に取付けることもできる。厚肉のリブが上記機能を発揮して芳香剤サンプル用容 器に作用する面圧を緩衝するなら、その他の方式であってもよい。 本発明の芳香剤サンプル用容器は種々の方法で製作で きる。しかし好適には、この容器はRobert P．Schererのアメリカ特許第1,970,3 96号に図示された連続回転金敷（rotary die）法で作製するのがよい。この方法 によれば、２個の片方ゼラチンを熱シールすると同時に化粧品内容物をこの中央 流体収納部に注加する。 本発明の好適な実施例を記述したが、本発明の精神および範囲から逸脱するこ となく多数の変形、置換および変更が可能であることが当業者には理解できるだ ろう。

【手続補正書】特許法第１８４条の８ 【提出日】１９９４年１１月１０日 【補正内容】 （補正書原文第１頁及び第１Ａ頁） 芳香剤サンプル用容器 発明の背景および概要 １．発明の性質 本発明は化粧製品の容器に関する。より詳細には、本発明はより実質的に容器 に作用する面圧により芳香剤保持カプセルが壊れないようにする一方で、流体状 化粧用芳香剤の単位用量を収納し分与するための芳香剤サンプル用容器に関する 。さらにより詳細には、本発明は郵便物での荷積または雑誌等印刷物への封入の 際の苛酷な条件にも耐え得る、単位用量を収納する芳香剤容器に関する。 ２．発明の背景 潜在的な顧客に芳香剤のサンプルを郵送または配布することは、化粧品業界で 通常行われていることである。配布手段はダイレクトメール、店内広告、または 統計的に適当な定期刊行物へ封入する等が好ましい。このようなサンプルは“厚 紙上に瓶（vial-on-cards）”の方式でしばしば配布されていて、通常、ガラス またはプラスチック瓶をボール紙で裏打ちし固定したものである。このガラスま たはプラスチック瓶は比較的費用を要し、かつ一般的に非生物分解性のものが多 い。さらに、これらの瓶は脆弱で、圧迫されると壊れ易い。このため、“厚紙 上に瓶”は一般に郵送または雑誌への封入には不向きである。 従来技術で公知の他の包装例には、1979年１月11日付のドイツ公開公報第27 3 0 133号（以下“133参考文献”）に開示されたホイルポーチ（foil pouch）、お よび1973年７月12日付のドイツ公開公報第2 200 310号（以下“310参考文献”） に開示された無菌包装がある。“133参考文献”で開示されたホイルポーチは液 体が入れられており、そして機械的負荷状態でもポーチの側面が押し着けられな いよう平板な挿入物を収納されている。“310参考文献”に開示された無菌包装 は、表面1aで取囲まれた西洋ナシまたはピペット状輪郭のものからなり、そして 、部分1bが移動してビーカー状開口が現われるように、ピペット先端に予め破壊 位置が形成されている。表面1aの上端部には水滴状膨らみ1dが設けられ、そして 部分1bを移動する際に表面1aの尖端で取扱い者を傷つけないようにする。 最近、雑誌または郵便物に匂い片を挿入し潜在的顧客に芳香剤サンプルを配布 することが一般になされている。この匂い片方式は芳香剤をマイクロカプセルに 封入し、これを糊で印刷雑誌またはメール内に接着する。匂い片は郵送が容易で あり、圧迫にも耐えかつ比較的費用を要さないが、これでは潜在的顧客に芳香剤 そのものを正確に送り届けることができない。 （補正書原文第６頁及び第７頁） 中央部10の内部には、香水、他の芳香剤、ローション、クリーム、ペースト等 どのような化粧品でも収納できるようにされ、かつ通常のまたは“基準”体積を 有する中空室がある。しかし、中央部が圧力で僅かに押圧されても柔軟さが保て るように、この室は基準体積まで充填すべきでなく、むしろ未充満状態にすべき である。 周辺部14は中央部から横の方に拡がっており、そしてこの中央部の少なくとも 一部分を実質的に取囲んでいることが好ましい。この周辺部は平面で水平でかつ 実質的に中央部から拡張した部分であることが好ましく、また上述のように種々 の形状のものでよい。好適には、周辺部に狭い幅のネック部18が設けて、中央部 内の化粧品の取出しが簡単に行えるようにする。アメリカ特許第2,134,489号（R ．P．Scherer）にこのような技術が開示されている。すなわち、“私の発明の重 要な特徴は、私の発明のカプセルの萌芽（sprout）または乳頭部（nipple）には その外端に拡大部または中空頭部が設けられ、頭部は脆弱な管状部または小径の ネック部を介して萌芽の主要部に連結され、そしてこのネック部で萌芽が簡単に 切り離しできてカプセルの内容物が取出せることである”（１欄32〜39行目）。 ここで重要なことは、周辺部14の外端部16の少なくとも実質的な部分が、中空 の（部分的に流体が充填された） 中央部12とは対照的に、厚肉の硬質ゼラチンからなっていることである。さらに 好適な実施例では、ネック部18を除く端部を中央部と平行にするのである。 周辺部の厚肉端部16は中央部と同じ厚みにする必要はない。しかし、この端部 は充分部厚くしかつ強度を持たせることにより、周辺部の面に実質的に垂直であ りかつ周辺部に実質的に平行な面上に拡がる面圧Ｆが容器全体に作用する際でも 、この端部16が圧力を充分吸収し、外力で壊れる程度まで中央部が圧迫されない ようしなければならない。上述のように、中央部はこのような圧力で少し位押圧 されても破損することがない。 別の実施例では、周辺部を厚肉のリブ16のみで構成し、これを何かの方法で中 央の流体収納部に連結してもよい。例えば、厚肉のリブ16をスポークで中央部12 に取付けることもできる。厚肉のリブが上記機能を発揮して芳香剤サンプル用容 器に作用する面圧を緩衝するなら、その他の方式であってもよい。 本発明の芳香剤サンプル用容器は種々の方法で製作できる。しかし好適には、 この容器はRobert P．Schererのアメリカ特許第1,970,396号に図示された連続回 転金敷（rotary die）法で作製するのがよい。この方法によれば、２個の片方ゼ ラチンを熱シールすると同時に化粧品内容物をこの中央流体収納部に注加する。 本発明の好適な実施例を記述したが、本発明の精神および範囲から逸脱するこ となく多数の変形、置換および 変更が可能であることが当業者には理解できるだろう。 （補正書原文第８頁） 請求の範囲： ７．（a） ゼラチン製でかつ第一の垂直厚みを有する流体収納部と、 （b） ゼラチン製でかつ少なくとも前記流体収納部の実質的部分を取囲む、 実質的に平面をなす周辺部とからなり、前記周辺部が端部を具備し、前記端部の 少なくとも実質的な部分が第二の垂直厚みを有し、そして、前記周辺部に実質的 に垂直でありかつ前記水平周辺部に実質的に平行な面全部に作用する圧力が前記 化粧品用容器に作用するに際し、（i） 前記流体収納部が充分柔軟に対応して実 質的に前記第二の垂直厚み以下に押圧され、一方（ii） 前記周辺部の端部が前 記流体収納部に対して充分な強度および垂直厚みを具備して前記圧力を吸収する と共に前記圧力により前記流体収納部が破損しないようにしてなることを特徴と する化粧品用容器。 ８．前記流体収納部が実質的に円筒状または横長円筒状の室からなることを特徴 とする請求項７に記載の化粧品用容器。 ９．前記周辺部がさらに前記流体収納部を開放できるように脆弱なネック部から なることを特徴とする請求項７に記載の化粧品用容器。 10．（a） 流体状化粧品を収納する軟質ゼラチン製で非球 形の流体収納手段と、 （b） 前記化粧品用容器に作用する実質的な面圧を吸収すると共に前記流体 収納手段が前記実質的な面圧下での破損を回避する圧力吸収手段とからなり、前 記圧力吸収手段は前記面圧を吸収するに充分な厚みを有する硬質のゼラチンリブ からなり、そして前記リブが前記流体収納手段から横の方に間隔を設けてこれに 固定されてなることを特徴とする化粧品用容器。 （補正書原文第９頁） 18．所定の基準体積を有し、かつ未充満形状とするため前記所定の基準体積以下 の流体体積の流体状化粧品を収納する流体収納室（12）と、 前記一体構造の化粧品用容器（10）に作用する実質的な面圧を吸収すると共 に前記流体収納室（12）が前記実質的な面圧下での破損を回避する圧力吸収手段 とからなり、そして前記圧力吸収手段が、前記軟質ゼラチン、前記未充満形状、 前記流体収納室を実質的に取囲みかつこれから円滑に拡張する薄肉で実質的に平 面をなすウエブ（14）、および前記薄肉で実質的に平面をなすウエブ（14）の回 りに一体的かつ実質的に拡張すると共に前記薄肉で実質的に平面をなすウエブを 横断しかつこれより厚肉のリム厚みを有する硬質で厚肉の境界リム（16）、によ り協同して形成されてなることを特徴とする軟質ゼラチン製で一体構造の化粧品 用容器（10） 19．前記流体収納室（12）が実質的に円筒状または横長円筒状の室からなること を特徴とする請求項18に記載の化粧品用容器。 20．さらに前記流体収納室（12）を開放すると共に前記流体状化粧品を取出すた めの接近手段からなることを特徴とする請求項18に記載の化粧品用容器。 21．前記接近手段が前記薄肉で実質的に平面をなすウエブで形成される脆弱ネッ ク部（18）からなることを特徴と する請求項20に記載の化粧品用容器。 22．前記流体が化粧品からなることを特徴とする請求項18、請求項19、請求項20 または請求項21に記載の化粧品用容器。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，ＬＵ，Ｍ Ｃ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ，ＣＧ ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ， ＴＤ，ＴＧ)，ＡＴ，ＡＵ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ， ＣＡ，ＣＨ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，Ｈ Ｕ，ＪＰ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＫ，ＬＵ，ＭＧ，ＭＮ ，ＭＷ，ＮＬ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ， ＳＥ，ＳＫ，ＵＡ，ＵＳ，ＶＮ (72)発明者 シュリッグ、 グレゴリー エイ. アメリカ合衆国 34622 フロリダ州 ク リアウォーター モッキンバード コート 3063 (72)発明者 オニール、 スザンヌ アメリカ合衆国 33702 フロリダ州 セ イント ピーターズバーグ セブンティナ インス アヴェニュー ノース 260

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．（a） ゼラチン製で非球形の流体収納部と、 （b） ゼラチン製でかつ少なくとも前記流体収納部の実質的部分を取囲む、 実質的に水平な周辺部とからなり、前記周辺部が端部を具備し、前記端部の少な くとも実質的な部分が前記化粧品用容器に作用する外力を吸収する厚肉を有し、 前記外力が前記水平周辺部に実質的に垂直でありかつ前記水平周辺部に実質的に 平行な面全部に作用し、そして前記厚肉端部が外力を充分吸収して前記外力によ り前記流体収納部が破損しないようにしてなることを特徴とする化粧用容器。 ２．前記流体収納部が実質的に円筒状または横長円筒状の室からなることを特徴 とする請求項１に記載の化粧品容器。 ３．前記周辺部がさらに前記流体収納部を開放できるように脆弱なネック部から なることを特徴とする請求項１に記載の化粧品容器。 ４．（a） ゼラチン製で非球形の流体収納部と、 （b） ゼラチン製でかつ少なくとも前記流体収納部の実質的部分を取囲む、 実質的に平面をなす周辺部とからなり、前記周辺部が端部を具備し、前記端部の 少なくとも実質的な部分が厚肉を有し、前記厚肉端部が前記流体収納部に対して 充分な強度および垂直厚みを具備して、前記水平周辺部に実質的に垂直に作用し かつ実質的に平 行な面全部に作用する圧力を吸収し、そして前記厚肉端部が前記圧力を充分吸収 して前記圧力により前記流体収納部が破損しないようにしてなることを特徴とす る化粧品用容器。 ５．前記流体収納部が実質的に円筒状または横長円筒状の室からなることを特徴 とする請求項４に記載の化粧品用容器。 ６．前記周辺部がさらに前記流体収納部を開放できるように脆弱なネック部から なることを特徴とする請求項４に記載の化粧品用容器。 ７．（a） ゼラチン製でかつ第一の垂直厚みを有する流体収納部と、 （b） ゼラチン製でかつ少なくとも前記流体収納部の実質的部分を取囲む、 実質的に平面をなす周辺部とからなり、前記周辺部が端部を具備し、前記端部の 少なくとも実質的な部分が第二の垂直厚みを有し、そして、前記周辺部に実質的 に垂直でありかつ前記水平周辺部に実質的に平行な面全部に作用する圧力が前記 化粧品用容器に作用するに際し、（i） 前記流体収納部が充分柔軟に対応して実 質的に前記第二の垂直厚み以下に押圧され、一方（ii） 前記周辺部の端部が前 記流体収納部に対して充分な強度および垂直厚みを具備して前記圧力を吸収する と共に前記圧力により前記流体収納部が破損しないようにしてなることを特徴と する化粧品用容器。 ８．前記流体収納部が実質的に円筒状または横長円筒状 の室からなることを特徴とする請求項７に記載の化粧品用容器。 ９．前記周辺部がさらに前記流体収納部を開放できるように脆弱なネック部から なることを特徴とする請求項７に記載の化粧品用容器。 10．（a） 流体状化粧品を収納する軟質ゼラチン製で非球形の流体収納手段と、 （b） 前記化粧品用容器に作用する実質的な面圧を吸収すると共に前記流体 収納手段が前記実質的な面圧下での破損を回避する圧力吸収手段とからなること を特徴とする化粧品用容器。 11．前記流体収納部が実質的に円筒状または横長円筒状の室からなることを特徴 とする請求項10に記載の化粧品用容器。 12．前記圧力吸収手段が前記面圧を吸収するに充分な厚みの硬質ゼラチンリブか らなり、前記リブが前記流体収納手段から横の方に間隔を設けてこれに固定され てなることを特徴とする請求項10に記載の化粧品用容器。 13．（a） 芳香剤を収納する非球形でゼラチン製の中央部と、 （b） ゼラチン製でかつ少なくとも前記中央部の部分を実質的に取囲む周辺 部とからなり、前記周辺部が実質的に平面でかつ端部を具備し、前記端部の少な くとも実質的な部分が厚肉を有し、そして、前記周辺部に実質的に垂直でありか つ前記周辺部に実質的に平行な面全部に 作用する力が前記芳香剤サンプル用容器に作用するに際し、前記周辺部の厚肉端 部が外力を分散させると共に前記中央部への前記外力の付加を低減させるよう作 用してなることを特徴とする芳香剤サンプル用容器。 14．前記厚肉端部が前記中央部に平行であることを特徴とする請求項13に記載の 芳香剤サンプル用容器。 15．前記周辺部がその中間位置で狭い幅のネック部を形成し、前記中央部に収納 する芳香剤の取出しが簡単に行えるようにしてなることを特徴とする請求項13に 記載の芳香剤サンプル用容器。 16．前記中央部が前記周辺部と比較して実質的に狭い幅からなることを特徴とす る請求項13に記載の芳香剤サンプル用容器。 17．前記中央部が実質的に円筒状または横長円筒状であることを特徴とする請求 項13に記載の芳香剤サンプル用容器。