JPH08507108A - 樹脂含浸プレキシフィラメント状シート - Google Patents

樹脂含浸プレキシフィラメント状シート

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Abstract

(57)【要約】 フラッシュ紡糸ポリオレフィンプレキシフィラメント状フィルム-フィブリルストランド糸を水の円柱状ジェットにより衝撃-エネルギーにかけ、次に有機樹脂を含浸させ、高い耐摩耗性及び高範囲の所望の多孔性を有するシートを提供する。

Description

【発明の詳細な説明】 樹脂含浸プレキシフィラメント状シート 発明の背景 発明の分野 本発明はフラッシュ紡糸(flash-spun)ポリオレフィンプレキシフ ィラメント状(plexifilamentary)フィルム-フィブリルスト ランド糸(strand)の不織シートに関する。更に詳細には、本発明はかか るシートの樹脂含浸方法及びこれにより製造される新規な樹脂含浸シートに関す る。 従来技術の説明 単位重量当り極めて高い表面積のフラッシュ紡糸ポリオレフィンプレキシフィ ラメント状フィルム-フィブリルストランド糸の不織シートは公知である。例え ば、ステューバー(Steuber)による米国特許第3,169,899号にこ のタイプの軽度に合体された(lightly consolidated)非 結合シートが開示されている。デービッド(David)による米国特許第3, 532,589号にステューバーのシートの全表面を熱的に自己結合させること が開示されている。ミラー(Miller)による米国特許第4,152,389 号にステューバーのシートのポイント結合が開示されている。かかる種々のシー トはE.I.du Pont de Nemours & Co.、ウィ ンデッド(spunbonded)オレフィンとして販売されている。 また軽度に合体されたフラッシュ紡糸ポリオレフィンプレキシフィラメント状 フィルム-フィブリルストランド糸の不織シートを供給された水の円柱状ジェッ トで処理することも公知である。例えば、エバンス(Evans)による米国特 許第3,485,706号、実施例57に圧力ローラー間で強化されたシートに複 数のオリフィスから出て来る水の高エネルギー流を当て、その間にシートを穴の 開いたプレート[0.08インチ中心上のスタッガー配列(staggered arrayの直径0.048インチの穴を有する]上に保持し、そしてオリフ ィスに1500乃至2000psi間の圧力で水を供給することが開示されてい る。ミラーのポイント結合されたシートをこれらのものを直径0.004〜0.0 16インチのオリフィスを通って140〜2130psiの圧力で供給される水 のジェットで処理することにより軟化させることが「T Disclosure、No.21126、403頁(1981年11月)に開 示されている。更に、シンプソン(Simpson)らによる米国特許第5,0 23,130号にステューバーの非結合シートをスクリーン上に保持しながら少 なくとも2000psiの圧力で供給される水の円柱状ジェットで処理し、次に 更にシートを繊維を再分布させるために300〜1200psiの圧力で供給さ れる水の細いジェットで処理することによりハイドロエンタングル(hydro entangle)させ得ることが開示されている。また後者のタイプのジェッ ト処理され ours & Co.により販売されている。上記の各々の水流ジェット処理に おいて、ドゥウォルジャニン(Dworjanyn)による米 国特許第3,403,862号に開示されるタイプのジェットは殊に適当である。 プレキシフィラメント状フィルム-フィブリルストランド糸中のフラッシュ紡 糸ポリオレフィンの公知のシートは多くの用途に有用であることが証明されてい る。しかしながら、これらのものに樹脂を十分含浸させることができる場合、そ の用途をかなり高めることができた。従って、本発明の目的はフラッシュ紡糸ポ リオレフィンプレキシフィラメント状フィルム-フィブリルストランド糸の樹脂 含浸不織シート及びかかるシートの製造方法を提供することである。かかる樹脂 含浸シートは運動靴強化用ストリップ(strip)、通気性(breatha ble)皮革代替品、手さげかばん用の耐摩耗性表面層、手荷物などに有用であ る。 発明の要約 本発明は合成有機樹脂を含浸させたフラッシュ紡糸ポリオレフィンプレキシフ ィラメント状フィルム-フィブリルストランド糸の不織層からなり、その際に不 織層が樹脂含浸シートの全重量の10〜70%の範囲であり、樹脂が全重量の9 0〜30%の範囲であり、そして樹脂含浸シートの全重量が1m2当り50〜5 00gの範囲である、樹脂含浸不織シートを提供する。好ましくは、樹脂含浸不 織シートは100〜300g/m2の範囲の重量であり、そして0.15〜0.5 0の範囲の厚さを有する。樹脂含浸シートは実質的に不透過から1500g/日 /m2程度まで変わり得る水蒸気透過性を有し;好適なシートは500〜100 g/日/m2の範囲の水蒸気透過性を有する。 また本発明は樹脂含浸不織シートの製造方法を提供する。本法はフラッシュ紡 糸ポリオレフィンプレキシフィラメント状フィルム-フィブリル ストランド糸の軽度に合体された不織シートを調製し、その際にシートが25〜 150g/m2の範囲の重量であり、不織シートを小孔員上に担持させ、担持シ ートを水の円柱状ジェット下に進め、その際に該ジェットは1,380〜20,7 00kPa(200〜3000psi)の範囲の圧力で直径0.07〜0.25m mのオリフィスに供給され、そしてシート構造を開放するために少なくとも1k g当り0.02メガジュール-ニュートン、好ましくは0.04〜0.16MJ-N /Kgの全衝撃エネルギーを与え、シートにポリオレフィンに対して非溶媒であ る溶媒中の樹脂の溶液を含浸させ、その際に樹脂は乾燥した樹脂含浸シートの全 重量の30〜90%の量であり、そして溶媒を含浸シートから蒸発させることか らなる。 好適な具体例の詳細な説明 本発明の樹脂含浸不織シート用の出発物質はスキューバーによる米国特許第3 ,169,899号の一般的方法により製造されたポリオレフィンプレキシフィラ メント状フィルム-フィブリルストランド糸の軽度に合体されたシートである。 出発シートの好適な製造方法によれば、少なくとも0.96g/cm3の密度、0 .9のメルト・インデックス(ASTM法D1238-57T、コンディションE により測定)及び135℃のその融点温度範囲の上限を有する直鎖状ポリエチレ ンをトリクロロフルオロメタン中のポリエチレンの12重量%溶液からフラッシ ュ紡糸する。溶液を約179℃の温度及び約85気圧の圧力で紡糸口金アセンブ リに連続的にポンプ送入する。溶液を紡糸口金アセンブリ中のオリフィスから1 気圧のゾーン中にフラッシュ紡糸する。フラッシュ紡糸によりプレキシフィラメ ント状フィルム-フィブリルストランド糸を生じさせ、 次にこのものをストランド糸が広いバット(batt)を構成する積層した沈殿 を形成させる移動ベルトに向かうに従って広げ、振動させ、そして帯電させる。 次にバットを2本の金属ローラー間に形成されるニップ(nip)を通過させる ことにより軽度に合体させる。ニップにバットの巾1cm当り約1.8kgの荷 重をかける。生じる本発明に用いる軽度に合体されたバット(またはシート)は 代表的には35〜150g/m2の範囲の単位重量を有する。更に処理しないと 、軽度に合体されたシートに樹脂を十分に含浸させることはできない。シートは 通常の圧力での常法により液体を貫入(penetration)させるには高 過ぎる耐久性を有する。例えば、軽度に合体されたシートを液体中に浸漬するこ とにより通常ある程度表面が湿潤し得るが、液体による繊維状シートの完全な貫 入は生じない。 本発明により、フラッシュ紡糸ポリエチレンフィルム-フィブリルストランド 糸の軽度に合体されたシートを通常の技術による樹脂含浸により適するものにす るため、シートに少なくとも1kg当り0.02メガジュール-ニュートン、好ま しくは0.04〜0.16MJN/kgの範囲の衝撃エネルギー(即ち、ここに「 I×E」と称する)をシートに与える水の円柱状ジェットを当てる。エバンスに よる米国特許第3,485,706号及びドゥウォルジャニンによる米国特許第3 ,403,602号により開示される一般的タイプの装置が水ジェット処理に適す る。軽度に合体されたシートを樹脂含浸に適するものにすることに加えてまた、 処理によりミラーによる米国特許第4,152,389号に開示される一般的タイ プのポイント結合されたシートが通常の技術による樹脂含浸に適するようになり 得る。しかしながら、かかる水流ジェット処理は デービットによる米国特許第3,442,740号により開示される一般的タイプ の面(area)結合されたシートを樹脂含浸に適するものにはしない。 軽度に合体させるか、またはポイント結合されたシートに対して行う水ジェッ トにより与えられるエネルギー衝撃積は次の式により公知の方法で計算され、そ の際に全ての単位は最初に行われた測定からか、または最初に行われた測定から 転換された単位(例えばポンド/平方インチをポンド/平方フィートへ)から「 英国」単位で示され、従ってI×E積はフィート-ポンド・ポンド(力)/ポン ド(質量)である。次に値を1.98×106フィート-ポンド(力)/馬力-時間 ・ポンド(力)で割、次にI×E積を馬力-時間・ポンド(力)/ポンド(質量 )で得ることができ、このものは26.3を掛ける場合にメガジュール-ニュート ン/kg(MJN/kg)に転換される。 I=PA E=PQ/wzs 式中、Iは衝撃、ポンド(力)であり、 Eはジェットエネルギー、フィート-ポンド(力)/ポンド(質量)であり 、 Pはオリフィスのすぐ上流の水圧、ポンド/平方フィートであり、 Aはジェットの断面積、平方フィートであり、 Qは水の容積流、立方フィート/分であり、 wはシート単位重量、ポンド質量/平方ヤードであり、 zはシート巾、ヤードであり、そして sはシートスピード、ヤード/分である。 本発明により、フラッシュ紡糸ポリオレフィンプレキシフィラメント状フィル ム-フィブリルストランド糸の軽度に合体されるか、またはポイント結合された 出発シートを樹脂含浸に適するようにするために、エネルギー衝撃積は少なくと も0.02MJN/kgであらねばならないことに注目されたい。1.5MJN/ kg程度の衝撃-エネルギー積を使用し得るが、経済的な理由のため、0.04〜 0.16MJN/kgの範囲の低いI×E値が好ましい。かかる衝撃-エネルギー 積はシート構造を十分に開き、続いて樹脂溶液をシートに入れ、そしてフィルム -フィブリルストランド糸を包むことができると考えられる。かかる処理なしで は、シートは続いて塗布される樹脂溶液に対して障壁として作用し、そして樹脂 はシートの均一な含浸液としてよりはむしろ被覆物または不均一含浸液として乾 燥する。 水処理中、シートは種々のタイプの小孔員(foraminous memb er)例えばスクリーンまたは小孔ローラー上に保持され得る。小孔員スクリー ンが細かい、高メッシュスクリーンである場合、平らな非パターンのシートが生 成される。パターンのある小孔員はシートにパターンを与え得る。粗いスクリー ンである支持員により貫通されたシートが製造される。 水-ジェット処理を次の代表的条件下で操作することにより、所望の衝撃エネ ルギーをシートに与え得る。シートは片側または両面で処理し得る。片側のみの 処理が好ましい。適当な処理には小さい直径のオリフィスから供給される水の近 い間隔のジェットの使用が含まれる。オリフィスは処理するシートの2〜5cm 上に位置させ、そしてシートの動きに垂直に一列に配置し得る。各々の列は1c m当り4〜40個のオリフィ スを含有し得る。0.07〜0.25mmの範囲のオリフィス直径が適しており; 0.12〜0.18mmの直径が好ましい。オリフィスに2000〜20,000 kPaの範囲の圧力で水を供給し得る。 樹脂は常法によりジェット処理されたシートに塗布し得る。最も便利には、樹 脂はシートを樹脂の水溶液または有機溶媒中の樹脂の溶液に浸漬することにより 塗布する。例えば、シートを樹脂の溶液の浴に通すことによりシートを十分に含 浸させ得る。浴中での1/2分程度の短かい滞留時間で十分であり得る。浴中に 浸漬した後、シートを浴から除去し、そして過剰の溶液をシートから排液する。 次に、溶媒をシートから蒸発させ、樹脂含浸シートを与える。シートに塗布され る樹脂の乾燥重量は浴中での時間、溶液中の樹脂の濃度及び浴を通してのシート の通過回数により調節し得る。また他の通常の樹脂の塗布法例えばシート中への 樹脂ペーストの塗沫、噴霧なども適する。 本発明によれば、ポリオレフィンプレキシフィラメント状フィルム-フィブリ ルストランド糸層の重量は10〜70%の範囲であり、そして乾燥樹脂は乾燥し た樹脂含浸シートの全重量の90〜30%の範囲である。シート中の樹脂の濃度 及びシートの全重量を制御することにより、シートを広範囲の透過性にすること ができる。樹脂を用いたシートの完全な貫入を保証するために、樹脂溶液に対す る曝露の時間を調節する。適当な量の樹脂溶液を用いるシートの完全な貫入は溶 媒を除去した場合に高い耐表面摩耗性の強い、均一に樹脂含浸されたシートが得 られることを保証する。過剰量の樹脂により繊維を含まぬシートの表面が生じる 。その中に繊維を含まぬ樹脂コーティングの層により樹脂含浸繊維を含む表面層 と比較して相対的に低い耐摩耗性の表面が生成される。 試験方法 本発明のシートの数種のパラメータ及び特性を上記で示し、そして下の実施例 で報告する。これらのパラメータ及び特性は次の方法により測定し、その際に「 ASTM」はAmerican Society for Testing a nd Materialsを意味し、そして「TAPPI」はThe Tech nical Association of the Pulp and Pa per Industryを意味する。 繊維布または繊維層の単位重量はASTM Method D 3776-7 9により測定する。 厚さはASTM D 1777の一般的方法により測定する。デジタル「タッ チ」マイクロメータ(例えば、モデルAPB-1D、Mitutoyo製、日本 )を用いる。マイクロメータは10gの荷重を直径1/4インチ(0.64cm )の平らな円筒状プローブを通して繊維布の表面にかける。 試料の耐摩耗性を測定するために、J.K.Technologies In c.、カンカキー(Kankakee)、イリノイ製のウィセンビーク(Wyz enbeek)「プレシジョン・ウェア・テスト・メータ(Precision Wear Test Meter)」を試験機の振動ドラムの周りに巻かれた 80-グリットの金剛砂布(emerycloth)と共に使用する。ドラムを 6ポンド(2.7kg)の荷重下にて1分当り90回で試料の面に対して前後に 往復させる。試験はASTM D 4157-82の一般的方法に従って行う。 1,000回当りで損失する厚さmmにおける摩耗を測定するため、試料の厚さ を 上記のマイクロメータを用いて所望の摩耗回数の前後で測定する。 繊維布試料の水蒸気透過性を1日1m2当りのg(g/日/m2)でTAPPI T 448 su-71、「紙及びボード紙の水蒸気透過性(Water V apor Permeability of Paper and Paper board)」に従って測定する。 実施例 次の実施例は本発明を説明するものである。本発明により製造した試料を本発 明の範囲外である試料と比較する。本実施例はフラッシュ紡糸ポリエチレンプレ キシフィラメント状フィルム-フィブリルストランド糸シートの樹脂含浸試料の 耐摩耗性及び多孔性がいかに水流ジェット処理及びシート中に含浸された樹脂の 量により影響されるかを説明するものである。 実施例において、特記せぬ限り全ての%は樹脂含浸シートの全重量をベースと するものである。データの総括表は各々の試料に対して示され、そして各試料の 単位重量、組成、厚さ、水蒸気透過性及び耐摩耗性を記録する。本発明の試料は アラビア数字で示し;比較試料は大文字で示す。報告される結果は本発明を十分 に代表するものであるが、示された繊維層及び樹脂を含む全ての試験を構成する ものではない。 実施例において、フラッシュ紡糸ポリエチレンプレキシフィラメント状フィル ム-フィブリルストランド糸の種々のシートを用いた。Tyv pont de Nemours & Co.から市販されている。 特に、次のシート試料を用いる: W−1. 通すことにより約1.8MJ-N/kgの全衝撃-エネルギー積をかけた軽度に強 化された1.3-oz/yd2(44-g/m2)Type 80 らによる米国特許第5,023,130号に記載される一般的方法により製造され る。 W−2. 40/インチ(15.7/cm)の間隔で、シートの動きの方向に対して垂直 に位置し、そしてシートの上約1インチ(2.5cm)に位置する500psi (3,445kPa)の水が供給された直径0.005-インチ(0.127-mm )のオリフィスから出てくる1列の水の円柱状ジェット下を10ヤード/分(9 .14m/分)で2回通すことにより約0.03MJ-N/kgの全衝撃-エネルギ ー積をかけられた軽度に強化された1.3-oz/yd2(44-g/m2)Typ e 800 T W−3. W−2と同様の0.03MJ-N/kg処理にかけられたポイント結合 ト。 W−4. 水流ジェット処理にかけられなかった軽度に強化された1,3-oz/ ドオレフィンシート。 W−5. 水流ジェット処理にかけられなかったポイント結合されたType W−6. 小孔のあいたシートを製造するために、3つのパス(pass)において、直 径0.005-インチ(0.127-mm)のオリフィスの列から流出し、その際に オリフィスの列がシートから約1インチ(2.5cm)の位置にあり、そして移 動アセンブリの長さにそって配列され、オリフィスが1インチ当り40個(15 .7個/cm)の列の中に配置され、そして第1のパスで200psi(138 0kPa)、第2のパスで1000psi(6890kPa)及び第3のパスで 2000psi(13,800a)の圧力で水が供給された水の円柱状水流下に て1分当り10ヤード(9.1/分)の速度で進める間に0.47MJ-N/kg の全衝撃-エネルギー積をかけた1.3〜1.4oz/yd2(44〜47 シートW-1、W-2、W-3及びW-6を約20%の開放面積を有する24-メ ッシュスクリーン上に保持させながら上記の水流ジェット処理にかけた。シート W-1、W-2、W-3、W-4及びW-5を実施例1及び2に用いた。シートW-6 を実施例3に用いた。 実施例において、各シート試料を各試料に樹脂を含浸させるためにポリウレタ ン樹脂溶液中に浸漬した。ポリウレタン樹脂溶液は(a)水溶液[即ち、「ZI P-Guard」透明光沢木材仕上、Star Bronze Co.、アリア ンス(Alliance)、オハイオにより製造及び販売]または(b)有機溶 媒中の溶液[即ち、「ZAR」透明ポリウレタン仕上、United Gils onite Labora tories、スクラントン(Scranton)、ペンシルバニアにより製造 及び販売]のいずれかであった。シート試料を樹脂溶液中に浸漬した後、過剰の 溶液を試料から除去し、次に試料を25℃及び40%相対湿度で48時間空気中 に置いた。次に各々の試料を水蒸気透過性及び耐摩耗性に対して試験した。 実施例1 この実施例において、本発明により水流ジェット衝撃-エネルギーをかけ、そ して樹脂含浸させたフラッシュ紡糸ポリエチレンプレキシフィラメント状フィル ム-フィブリルストランド糸のシートを同様の樹脂含浸法にかけたが、水流ジェ ット処理には曝露しなかった実質的に同一のシートと比較した。樹脂含浸処理に 用いた樹脂は上記のポリウレタンの水溶液、「ZIP」であった。水流ジェット 処理をかけず、そして本発明以外のものである試料A及びBは満足できる程度に 含浸できなかった。これに対し、それぞれ1.8、0.03及び0.03MJ-N/ kgの全エネルギー-衝撃積(I×E)をかけた試料1、2及び3は均一に樹脂 を含浸させることができ、そして本発明の生成物を生じさせた。下の表Iは試料 の特徴及び特性の詳細を要約する。適当な水流ジェット処理の結果として、本発 明の試料1、2及び3は比較試料の耐摩耗性の37倍から130倍程度であるこ とに注目されたい。 実施例2 樹脂として有機溶媒中のポリウレタン樹脂、「ZAR」を用いる以外は実施例 1の方法を繰り返した。表IIは試験結果の詳細を要約する。 上の表IIに示されるように、樹脂含浸され、水流ジェット処理された本発明の フラッシュ紡糸ポリエチレンプレキシフィラメント状フィルム-フィブリルスト ランド糸シートは実施例のように水流ジェット処理を受けなかった比較試料より かなり耐摩耗性であった。本発明の試料は比較試料より約5〜30倍耐摩耗性で あった。 実施例3 この実施例において、水流ジェット処理したフラッシュ紡糸ポリエチレンプレ キシフィラメント状フィルム-フィブリルストランド糸シート(上記のシートW- 6)の小孔のあいたシートに実施例1及び2の方法によりポリウレタン樹脂の水 溶液及び有機溶液を含浸させ、異なった樹脂含有量の試料を与えた。結果を下の 表IIIに要約する。 それぞれ樹脂8%及び12%のみを含む比較試料E及びFは各々不適当な耐摩 耗性を有していたことを注目されたい。また本発明の試料により極めて高い水蒸 気透過性(約1000g/d/m2)及び高い耐摩耗性(約0.03〜0.1mm /1000回)の有利な組合せが保有されていたことを注目されたい。これに対 し、靴上部用のタイプの皮革は約500g/日/m2の水蒸気透過性及び約0.4 〜1.3mm/1000回のみの耐摩耗性を有している。更に、本発明の試料は 家庭用洗たく機中で10回の洗たくができた。これに対し、皮革試料はかかる洗 たく1回のみで実質的に劣化した。 本発明はポリウレタンを含浸させたフラッシュ紡糸ポリエチレンフィルム-フ ィブリルストランド糸のシートに関して説明したが、他のフラッシュ紡糸ポリオ レフィン(例えばポリプロピレンなど)及び他の樹脂(例えばポリエステル、天 然または合成ゴムなど)の溶液も本発明による耐摩耗性の樹脂含浸シートを製造 するために使用し得る。 本発明のシートは靴上部、カバン、ポケット、耐摩耗性パッチ、保護布などに おいて平坦または成形状での使用に適する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.有機樹脂を含浸させたフラッシュ紡糸ポリオレフィンプレキシフィラメン ト状フィルム-フィブリルストランド糸の不織層からなり、その際に不織層が樹 脂含浸シートの全重量の10〜70%の範囲であり、樹脂が全重量の90〜30 %の範囲であり、そして樹脂含浸シートの全重量が1m2当り50〜500gの 範囲である、樹脂含浸不織シート。 2.樹脂含浸シートが60〜200g/m2の範囲の全重量、0.15〜0.5 0mmの範囲の厚さ、及び1日1m2当り10〜1500gの範囲の水蒸気透過 性を有し、そしてWyzenbeek耐摩耗性が0.2mm/1000サイクル 以下である、請求の範囲第1項記載の樹脂含浸不織シート。 3.透過性が500〜1200g/d/m2の範囲であり、そして耐摩耗性が 0.1mm/1000サイクルである、請求の範囲第2項記載の樹脂含浸不織シ ート。 4.フラッシュ紡糸ポリオレフィンプレキシフィラメント状フィルム-フィブ リルストランド糸の軽度に合体された不織シートを調製し、その際にシートが2 5〜150g/m2の範囲の重量であり、不織シートを小孔員上に担持させ、担 持シートを水の円柱状ジェット下に進め、その際に該ジェットは1,380〜2 0,700kPaの範囲の圧力でオリフィスに供給され、そしてシート構造を開 放するために少なくとも1kg当り0.02メガジュール-ニューンの全衝撃エネ ルギーを与え、シートにポリオレフィンに対して非溶媒である溶媒中の樹脂の溶 液を含浸させ、その際に樹脂は乾燥した樹脂含浸シートの全重量の30〜90% の量であり、そして溶媒を含浸シートから蒸発させることからなる、フラッ シユ紡糸ポリオレフィンプレキシフィラメント状フィルム-フィブリルストラン ド糸の樹脂含浸不織シートの製造方法。 5.衝撃エネルギー生成量が0.04〜0.16MJN/kgの範囲である、請 求の範囲第4項記載の方法。
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