JPH0850643A - 記憶装置 - Google Patents

記憶装置

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Publication number
JPH0850643A
JPH0850643A JP6201491A JP20149194A JPH0850643A JP H0850643 A JPH0850643 A JP H0850643A JP 6201491 A JP6201491 A JP 6201491A JP 20149194 A JP20149194 A JP 20149194A JP H0850643 A JPH0850643 A JP H0850643A
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JP
Japan
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flash
card
power consumption
microcomputer
mode
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Application number
JP6201491A
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English (en)
Inventor
Tomoko Shoda
智子 庄田
Hirohiko Yoshida
啓彦 吉田
Chikao Ookubo
京夫 大久保
Masamichi Kishi
正道 岸
Shigeru Kadowaki
茂 門脇
Katsumoto Kase
克元 嘉瀬
Takashi Kikuchi
隆 菊池
Hiroshi Fukuda
宏 福田
Kunihiro Katayama
国広 片山
Toshio Kanno
利夫 管野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi ULSI Engineering Corp
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi ULSI Engineering Corp
Hitachi Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi ULSI Engineering Corp, Hitachi Ltd filed Critical Hitachi ULSI Engineering Corp
Priority to JP6201491A priority Critical patent/JPH0850643A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 平均的な消費電力を削減したフラッシュI/
Oカード等の記憶装置を実現して、フラッシュI/Oカ
ードを含むパーソナルコンピュータ等の平均的な消費電
力を削減し、その動作電源となる電池の寿命を長くす
る。 【構成】 電池動作可能なパーソナルコンピュータのハ
ードディスクインタフェースに結合されるフラッシュI
/Oカード等の記憶手段を、内部信号PDBがロウレベ
ルとされることで選択的にディープパワーダウンモード
とされるフラッシュメモリファイルFMFにより構成
し、その制御手段を、内部信号STBBがロウレベルと
されることで選択的にスタンバイモードとなるマイクロ
コンピュータMCにより構成するとともに、フラッシュ
I/Oカードに、所定期間を超えてシステム側からのア
クセスがないとき内部信号PDB及びSTBBをアサー
トして自律的に低消費電力モードとなる機能を持たせ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は記憶装置に関し、例え
ば、フラッシュI/Oカードならびにこれを含むパーソ
ナルコンピュータ等に利用して特に有効な技術に関す
る。
【0002】
【従来の技術】フラッシュメモリのような不揮発性の半
導体メモリからなるメモリファイルをその基本構成要素
とし、パーソナルコンピュータ等のハードディスクイン
タフェースに結合されるフラッシュI/Oカード(フラ
ッシュファイルシステム)がある。フラッシュI/Oカ
ードは、メモリファイルに対するアクセスを制御・統轄
するストアドプログラム方式のマイクロコンピュータを
備える。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のパーソナルコン
ピュータ等において、フラッシュI/Oカードは、ホス
トシステムとなるパーソナルコンピュータから動作電源
の供給を受け、フラッシュI/Oカードを構成するフラ
ッシュメモリファイル及びマイクロコンピュータ等は、
パーソナルコンピュータが電源オン状態にある間、シス
テム側からのアクセスの有無に関係なく定常的に動作状
態とされる。
【0004】一方、フラッシュI/Oカードが結合され
るパーソナルコンピュータは、特にそれが電池を動作電
源とする場合において低消費電力性を要求され、その単
位時間あたりの消費電力により電池の使用可能期間つま
り寿命が決定する。また、フラッシュI/Oカードを構
成するフラッシュメモリファイルは大規模化・大容量化
の一途にあり、マイクロコンピュータは高速化の一途に
あって、このことがフラッシュI/Oカードの消費電力
を増大させる原因となっている。この結果、フラッシュ
メモリファイル及びマイクロコンピュータが定常的に動
作状態とされる従来のフラッシュI/Oカードでは、フ
ラッシュメモリファイルの大規模化・大容量化ならびに
マイクロコンピュータの高速化にともなって消費電力が
大きくなり、パーソナルコンピュータの動作電源となる
電池の寿命が短くなる。
【0005】この発明の目的は、その平均的な消費電力
の削減を図ったフラッシュI/Oカード等の記憶装置を
実現することにある。この発明の他の目的は、フラッシ
ュI/Oカードを含むパーソナルコンピュータ等の平均
的な消費電力を削減し、その動作電源となる電池の寿命
を長くすることにある。
【0006】この発明の前記ならびにその他の目的と新
規な特徴は、この明細書の記述及び添付図面から明らか
になるであろう。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次
の通りである。すなわち、電池により動作可能なパーソ
ナルコンピュータのハードディスクインタフェースに結
合されるフラッシュI/Oカード等の記憶手段を、ディ
ープパワーダウンモードを有するフラッシュメモリによ
り構成し、その制御手段を、スタンバイモードを有する
マイクロコンピュータにより構成するとともに、フラッ
シュI/Oカード等に、所定期間を超えてアクセスがな
いときフラッシュメモリをディープパワーダウンモード
としマイクロコンピュータをスタンバイモードとして自
律的に低消費電力モードとなる機能を持たせる。
【0008】
【作用】上記した手段によれば、フラッシュI/Oカー
ド等をアクセス状況に応じて選択的に低消費電力モード
とし、その平均的な消費電力を削減できる。この結果、
フラッシュI/Oカードを含むパーソナルコンピュータ
等の平均的な消費電力を削減し、その動作電源となる電
池の寿命を長くすることができる。
【0009】
【実施例】図1には、この発明が適用されたフラッシュ
I/OカードFIO(記憶装置)を含むパーソナルコン
ピュータの一実施例のシステム構成図が示されている。
同図をもとに、まずフラッシュI/Oカードを含むパー
ソナルコンピュータの構成及び動作の概要について説明
する。なお、図1の点線で囲まれたブロックは、パーソ
ナルコンピュータの本体として1個の箱体内に実装さ
れ、点線外のブロックは、そのオプションとして対応す
るコネクタ等に選択的に装備される。
【0010】図1において、この実施例のパーソナルコ
ンピュータは、ストアドプログラム方式の中央処理装置
CPUと、この中央処理装置CPUにシステムバスSB
USを介して結合される補助処理装置CCPU,メモリ
制御ユニットMCU及びバス制御ユニットBCUを備え
る。このうち、補助処理装置CCPUは、中央処理装置
CPUと同様なストアドプログラム方式の処理装置であ
って、中央処理装置CPUの処理の一部を補助する。ま
た、メモリ制御ユニットMCUは、メモリバスMBUS
を介して主記憶装置MMEM及び拡張記憶装置EMEM
に結合され、システムバスSBUS及びメモリバスMB
US間のバス制御を行う。なお、主記憶装置MMEM及
び拡張記憶装置EMEMは、例えばダイナミック型RA
Mを基本に構成され、パーソナルコンピュータの記憶階
層の中心となる。
【0011】一方、バス制御ユニットBCUは、入出力
バスIOBUSを介してリードオンリーメモリROM,
ディスプレイ装置アダプタDPYA,キーボード制御部
KBDC,フロッピディスク装置FDD,シリアルポー
トインタフェースSPIF,パラレルポートインタフェ
ースPPIF及びフラッシュI/Oカード制御部FIO
Cに結合され、これらの入出力装置とシステムバスSB
USとの間のバス制御を行う。入出力バスIOBUSに
結合される入出力装置のうち、リードオンリーメモリR
OMは、例えばEEPROM(電気的に消去・書き込み
可能な読み出し専用メモリ)を基本に構成され、中央処
理装置CPUのステップ制御に必要なプログラム及び固
定データ等を格納する。また、ディスプレイ装置アダプ
タDPYAには、CRT(陰極線管)を中心とするディ
スプレイ装置DPYが結合され、キーボード制御部KB
DC及びフラッシュI/Oカード制御部FIOCには、
それぞれキーボードKBD及びフラッシュI/Oカード
FIOが結合される。さらに、シリアルポートインタフ
ェースSPIFには、図示されない通信制御装置等のシ
リアル入出力装置が結合され、パラレルポートインタフ
ェースPPIFには図示されないプリンタ等のパラレル
入出力装置が結合される。
【0012】この実施例において、パーソナルコンピュ
ータは、所定の電池BATをその動作電源として動作し
うるものとされる。また、フラッシュI/Oカード制御
部FIOCは、パーソナルコンピュータから動作電源の
供給を受けるとともに、ハードディスク装置と同一のバ
スインタフェースとされ、システム側から見てハードデ
ィスク装置との互換性を有する。一方、フラッシュI/
OカードFIOは、フラッシュメモリのような不揮発性
の半導体メモリからなり比較的大きな記憶容量を有する
フラッシュメモリファイルFMFと、このフラッシュメ
モリファイルFMFに対するアクセスを制御・統轄する
マイクロコンピュータMCとを含む。このうち、フラッ
シュメモリファイルFMFつまりフラッシュメモリは、
後述するように、対応するフラグつまり内部信号PDB
(ここで、それが有効とされるとき選択的にロウレベル
とされるいわゆる反転信号等については、その名称の末
尾にBを付して表す。以下同様)がアサートされる(こ
こで、信号が有効レベルに変化されることを“アサート
される”と称し、逆に無効レベルに変化されることを
“ネゲートされる”と称する。以下同様)ことで選択的
に指定されるディープパワーダウンモードを有する。ま
た、マイクロコンピュータMCは、対応するフラグつま
り内部信号STBBがアサートされることで選択的に指
定されるスタンバイモードを有するとともに、所定期間
を超えてシステム側からのアクセスがないとき上記内部
信号DPB及びSTBBを選択的にアサートする機能を
有する。これらの結果、フラッシュI/OカードFIO
は、所定期間を超えてシステム側からのアクセスがない
とき自律的かつ選択的に低消費電力モードとなり、これ
によってその平均的な消費電力が削減されるものとな
る。
【0013】図2には、図1のパーソナルコンピュータ
に含まれるフラッシュI/OカードFIOの一実施例の
ブロック図が示されている。また、図3には、図2のフ
ラッシュI/OカードFIOの一実施例の部分的な制御
系統図が示され、図4には、そのモード制御手順を説明
するための一実施例の処理フロー図が示されている。こ
れらの図をもとに、この実施例のフラッシュI/Oカー
ドFIOの具体的な構成,動作及びモード制御手順なら
びにその特徴について説明する。
【0014】図2において、フラッシュI/OカードF
IOは、ストアドプログラム方式のマイクロコンピュー
タMC(制御手段)と、カード内部バスIBUSを介し
てマイクロコンピュータMCに結合されるフラッシュメ
モリファイルFMF(記憶手段)とを含む。カード内部
バスIBUSには、さらにカードコントローラCC,プ
ログラムメモリPROM及びランダムアクセスメモリR
AMが結合され、マイクロコンピュータMCには、クロ
ック発生部CPG及びタイマー回路TIMが結合され
る。また、フラッシュI/OカードFIOには、さらに
パーソナルコンピュータからフラッシュI/Oカード制
御部FIOCを介して動作電源となる電源電圧VCC及
び接地電位VSSが供給される。フラッシュメモリファ
イルFMFには、カードコントローラCCのレジスタ群
REGGからパワーダウン信号PDBが供給され、マイ
クロコンピュータMCには、カードコントローラCCの
レジスタ群REGG及びインタフェースコントローラI
FCからそれぞれスタンバイ信号STBB及び割り込み
要求信号IRQBが供給される。
【0015】ここで、カードコントローラCCは、イン
タフェースコントローラIFC,レジスタ群REGG及
びコマンドデコーダCOMDを含む。このうち、インタ
フェースコントローラIFCは、起動制御信号となるフ
ァイルイネーブル信号FE及びリードライト信号R/W
ならびにデータ転送確認信号ACKを介してフラッシュ
I/Oカード制御部FIOCに結合され、フラッシュI
/Oカード制御部FIOC及びフラッシュI/Oカード
FIO間のインタフェース制御を行う。また、レジスタ
群REGGは、ファイルアクセスバスFBUSを介して
フラッシュI/Oカード制御部FIOCに結合され、こ
のファイルアクセスバスを介して供給されるコマンドや
開始アドレス及び終了アドレス等の制御データをインタ
フェースコントローラIFCの指示に従って取り込み、
保持する。さらに、コマンドデコーダCOMDは、レジ
スタ群REGGのコマンドレジスタCOMRに保持され
るコマンドをデコードして、その結果をインタフェース
コントローラIFCに伝達する。インタフェースコント
ローラIFCは、コマンドデコーダCOMDのデコード
結果を受けてフラッシュI/OカードFIOの動作モー
ドを判定し、例えば割り込み要求信号IRQBをアサー
トして、マイクロコンピュータMCに対してフラッシュ
メモリファイルFMFのアクセス開始を指示する。
【0016】この実施例において、レジスタ群REGG
は、ファイルステータスレジスタFSTR(ステータス
レジスタ)を含む。このファイルステータスレジスタF
STRは、図3に示されるように、マイクロコンピュー
タMCから第5の信号経路つまりカード内部バスIBU
Sを介してアクセスされ、その第1及び第2ビットの出
力信号のインバータによる反転信号は、フラグつまり内
部信号PDB及びSTBBとして、それぞれ第7及び第
6の信号経路を介してフラッシュメモリファイルFMF
及びマイクロコンピュータMCに供給される。
【0017】次に、ランダムアクセスメモリRAMは、
擬似スタティック型RAM(PSRAM)等からなり、
フラッシュメモリファイルFMFの記憶領域をハードデ
ィスクの記憶領域に対応付けて管理するための物理セク
タテーブルPST及び論理セクタテーブルLSTや、各
セクタの消去回数を管理しダイナミックに入れ換えるた
めの消去管理テーブルEMTならびにステータステーブ
ルSTT及びライトデータバッファWDB等として用い
られる。また、プログラムメモリPROMは、EEPR
OM等からなり、マイクロコンピュータMCのアクセス
制御やセクタ管理等のためのプログラムを格納する。さ
らに、クロック発生部CPGは、マイクロコンピュータ
MCの同期動作に必要なクロック信号を生成し、タイマ
ー回路TIMは、マイクロコンピュータMCの時間管理
に供される。マイクロコンピュータMCは、プログラム
メモリPROMに格納された制御プログラムに従ってフ
ラッシュメモリファイルFMFのアクセス制御を行うと
ともに、ランダムアクセスメモリRAM内の物理セクタ
テーブルPST,論理セクタテーブルLST及び消去管
理テーブルEMTに従ってフラッシュメモリファイルF
MFのセクタ管理を行い、消去回数に応じたセクタ入れ
換え処理等を行う。
【0018】この実施例において、フラッシュメモリフ
ァイルFMFは、対応するフラグつまり内部信号PDB
がセットつまりアサートされるとき、その電源供給経路
を切断して極めて小さな消費電力で動作しうるいわゆる
ディープパワーダウンモードを有する。また、マイクロ
コンピュータMCは、対応するフラグつまり内部信号S
TBBがセットつまりアサートされるとき、クロック発
生部CPGに対するクロックイネーブル信号CEをネゲ
ートしてクロック信号CPを停止し比較的小さな消費電
力で動作しうるいわゆるスタンバイモードを有するとと
もに、タイマー回路TIMを用いてシステム側からのア
クセス間隔を管理し、所定期間を超えてアクセスがない
とき上記ファイルステータスレジスタFSTRを書き換
え、内部信号PDB及びSTBBを選択的にアサートす
る機能を有する。これらの結果、フラッシュI/Oカー
ドFIOは、所定期間を超えてシステム側からのアクセ
スがないとき自律的かつ選択的に低消費電力モードとな
り、これによってその平均的な消費電力が削減されるも
のとなる。
【0019】ところで、システム側つまりフラッシュI
/Oカード制御部FIOCからのフラッシュI/Oカー
ドFIOに対するアクセスは、図3及び図4に示される
ように、第1の信号経路つまりファイルアクセスバスF
BUSを介してカードコントローラCCのレジスタ群R
EGGのコマンドレジスタCOMRに所定のコマンドを
書き込むことによって開始される。コマンドレジスタC
OMRに書き込まれたコマンドは、前述のように、カー
ドコントローラCCのコマンドデコーダCOMDにより
デコードされてインタフェースコントローラIFCに伝
達され、これを受けて割り込み要求信号IRQBがロウ
レベルにアサートされる。マイクロコンピュータMC
は、割り込み要求信号IRQBのロウレベルを受けて所
定の割り込み処理を行い、これがインタフェースコント
ローラIFCからの割り込み要求であることを識別して
フラッシュメモリファイルFMFに対するアクセスを開
始する。このとき、マイクロコンピュータMCは、レジ
スタ群REGG内の開始アドレスレジスタ及び終了アド
レスレジスタ等の保持内容によってフラッシュメモリフ
ァイルFMFのアクセス範囲を判定し、またランダムア
クセスメモリRAMの論理セクタテーブルLSTを用い
てその物理的アドレスを判定する。
【0020】次に、フラッシュメモリファイルFMFに
対するアクセスが終了すると、マイクロコンピュータM
Cは、所定のアクセス終結処理を行うとともに、第3の
信号経路を介してタイマー起動信号TSをアサートし、
タイマー回路TIMを起動する。そして、所定時間Tp
dが経過し、タイマー回路TIMから第4の信号経路を
介してタイマー終了信号TPがアサートされると、第5
の信号経路つまりカード内部バスIBUSを介してファ
イルステータスレジスタFSTRを書き換え、内部信号
STBB及びPDBをアサートする。これにより、まず
マイクロコンピュータMC自体が第6の信号経路を介す
る内部信号STBBのロウレベルを受けてスタンバイ
(STBY)モードとなり、またフラッシュメモリファ
イルFMFが第7の信号経路を介する内部信号PDBの
ロウレベルを受けてディープパワーダウン(DPD)モ
ードとなる。この結果、フラッシュI/OカードFIO
は低消費電力モードとなり、その消費電力は極めて小さ
なものとなる。
【0021】一方、フラッシュI/OカードFIOが低
消費電力モードにあるときシステム側からのアクセスが
再開されると、マイクロコンピュータMCは、割り込み
要求信号IRQBのロウレベルを受けてまずファイルス
テータスレジスタFSTRの書き換えを行い、内部信号
STBB及びPDBをネゲートする。これにより、フラ
ッシュメモリファイルFMFは、第7の信号経路を介す
る内部信号PDBのハイレベルを受けて通常モードとな
る。また、マイクロコンピュータMCは、第6の信号経
路を介する内部信号STBBのハイレベルを受けて通常
モードとなり、フラッシュメモリファイルFMFに対す
るアクセスを再開する。
【0022】以上のように、この実施例のフラッシュI
/OカードFIOは、その記憶手段として、フラッシュ
メモリからなり内部信号PDBがアサートされることで
選択的にディープパワーダウンモードとなるフラッシュ
メモリファイルFMFを備えるとともに、その制御手段
として、内部信号STBBがアサートされることで選択
的にスタンバイモードとなるマイクロコンピュータMC
を備える。また、マイクロコンピュータMCは、タイマ
ー回路TIMとともにシステム側からのアクセス間隔を
計時する機能を有し、所定期間を超えてアクセスがない
ときカードコントローラCCのファイルステータスレジ
スタFSTRを書き換え、内部信号PDB及びSTBB
を選択的にアサートする機能を有する。これにより、フ
ラッシュI/OカードFIOは、所定期間を超えてフラ
ッシュメモリファイルFMFに対するシステム側からの
アクセスがないとき自律的かつ選択的に低消費電力モー
ドとなり、その平均的な消費電力が削減されるものとな
る。この結果、フラッシュI/Oカードを含むパーソナ
ルコンピュータ等の平均的な消費電力を削減し、その動
作電源となる電池の寿命を長くすることができるもので
ある。
【0023】なお、通常モードにおけるマイクロコンピ
ュータMC及びフラッシュメモリファイルFMFの消費
電力をそれぞれPm及びPfとし、カードコントローラ
CCを含むその他のブロックの消費電力をPcとすると
き、フラッシュI/OカードFIOの通常モードにおけ
る全消費電力PNは、 PN=Pm+Pf+Pc となる。一方、フラッシュI/OカードFIOの低消費
電力モードにおける全消費電力PDは、スタンバイモー
ドにおけるマイクロコンピュータMCの消費電力ならび
にディープパワーダウンモードにおけるフラッシュメモ
リファイルFMFの消費電力がカードコントローラCC
を含むその他のブロックの消費電力Pcに比べて無視で
きる程度に小さいとみなせるとき、 PD≒Pc となる。したがって、例えば通常モードにおけるマイク
ロコンピュータMC及びフラッシュメモリファイルFM
Fの消費電力Pm及びPfをそれぞれ1及び20とし、
カードコントローラCCを含むその他のブロックの消費
電力Pcを1とするとき、フラッシュI/OカードFI
Oの低消費電力モードにおける消費電力PDの通常モー
ドにおける消費電力PNに対する比率は、 PD/PN=1/22 すなわち約0.045つまり4.5%となり、充分に小
さくなる。
【0024】以上の実施例により得られる作用効果は次
の通りである。すなわち、 (1)電池により動作可能なパーソナルコンピュータの
ハードディスクインタフェースに結合されるフラッシュ
I/Oカード等の記憶手段を、ディープパワーダウンモ
ードを有するフラッシュメモリにより構成し、その制御
手段を、スタンバイモードを有するマイクロコンピュー
タにより構成するとともに、フラッシュI/Oカード等
に、所定期間を超えてアクセスがないときフラッシュメ
モリをディープパワーダウンモードとしマイクロコンピ
ュータをスタンバイモードとして自律的に低消費電力モ
ードとなる機能を持たせることで、フラッシュI/Oカ
ード等をアクセス状況に応じて選択的に低消費電力モー
ドとし、その平均的な消費電力を削減することができる
という効果が得られる。 (2)上記(1)項により、フラッシュI/Oカードを
含むパーソナルコンピュータ等の平均的な消費電力を削
減できるという効果が得られる。 (3)上記(2)項により、パーソナルコンピュータ等
の動作電源となる電池の寿命を長くすることができると
いう効果が得られる。
【0025】以上、本発明者によってなされた発明を実
施例に基づき具体的に説明したが、この発明は、上記実
施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない
範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。例え
ば、図1において、フラッシュI/Oカード制御部FI
OCは、ハードディスクインタフェースに結合されるこ
とを必須条件とはしない。また、パーソナルコンピュー
タ本体としての区分やシステム構成及びバス形態等は、
この実施例による制約を受けない。
【0026】図2において、フラッシュメモリファイル
FMFは、例えばEEPROMによっても構成できる
し、プログラムメモリPROM及びランダムアクセスメ
モリRAMも、他の各種半導体メモリによって構成する
ことができる。また、この実施例では、マイクロコンピ
ュータMC及びフラッシュメモリファイルFMFをスタ
ンバイモード又はディープパワーダウンモードとするこ
とによってフラッシュI/OカードFIOの低消費電力
モードを実現しているが、あわせてカードコントローラ
CC,プログラムメモリPROM及びランダムアクセス
メモリRAMの消費電力を同様な形態で選択的に小さく
してもよい。フラッシュI/OカードFIOのブロック
構成は、この実施例による制約を受けないし、そのバス
形態や各内部信号の論理レベル等は、種々の実施形態を
採りうる。
【0027】システム側からのアクセス間隔の計時は、
図5及び図6に示されるように、例えばタイマー回路T
IMをカードコントローラCC内に設け、インタフェー
スコントローラIFCによって行うこともできる。この
場合、第8の信号経路つまりファイルアクセス終了信号
FAEを設け、マイクロコンピュータMCからカードコ
ントローラCCのインタフェースコントローラIFCに
対してアクセス終了を知らせる必要がある。また、イン
タフェースコントローラIFCは、第5の信号経路FS
を介してファイルステータスレジスタFSTRの書き換
えを直接行うことができる。さらに、システム側からの
アクセス間隔の計時は、アクセス開始時点でタイマー回
路TIMを起動して行ってもよいし、モード制御手順に
関する機能分担や信号経路の構成等は、種々の実施形態
が考えられよう。
【0028】以上の説明では、主として本発明者によっ
てなされた発明をその背景となった利用分野であるフラ
ッシュI/Oカードならびにこれを含むパーソナルコン
ピュータに適用した場合について説明したが、それに限
定されるものではなく、例えば、カード形態を採らない
各種の半導体メモリファイルやこのようなメモリファイ
ルを含む各種のディジタルシステムにも適用できる。本
発明は、少なくとも選択的にアクセスされかつ低消費電
力性を必要とされる記憶装置ならびにこのような記憶装
置を含むシステムに広く適用できる。
【0029】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記の通りである。すなわち、電池により動作可能なパー
ソナルコンピュータのハードディスクインタフェースに
結合されるフラッシュI/Oカード等の記憶手段を、デ
ィープパワーダウンモードを有するフラッシュメモリに
より構成し、その制御手段を、スタンバイモードを有す
るマイクロコンピュータにより構成するとともに、フラ
ッシュI/Oカード等に、所定期間を超えてアクセスが
ないときフラッシュメモリをディープパワーダウンモー
ドとしマイクロコンピュータをスタンバイモードとして
自律的に低消費電力モードとなる機能を持たせること
で、フラッシュI/Oカード等をアクセス状況に応じて
選択的に低消費電力モードとし、その平均的な消費電力
を削減することができる。この結果、フラッシュI/O
カードを含むパーソナルコンピュータ等の平均的な消費
電力を削減し、その動作電源となる電池の寿命を長くす
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明が適用されたフラッシュI/Oカード
を含むパーソナルコンピュータの一実施例を示すシステ
ム構成図である。
【図2】図1のパーソナルコンピュータに含まれるフラ
ッシュI/Oカードの一実施例を示すブロック図であ
る。
【図3】図2のフラッシュI/Oカードの一実施例を示
す部分的な制御系統図である。
【図4】図2のフラッシュI/Oカードのモード制御手
順の一実施例を示す処理フロー図である。
【図5】この発明が適用されたフラッシュI/Oカード
の第2の実施例を示す部分的な制御系統図である。
【図6】図5のフラッシュI/Oカードのモード制御手
順の一実施例を示す処理フロー図である。
【符号の説明】
CPU・・・中央処理装置、SBUS・・・システムバ
ス、CCPU・・・補助処理装置、MCU・・・メモリ
制御ユニット、MBUS・・・メモリバス、MMEM・
・・主記憶装置、EMEM・・・拡張記憶装置、BCU
・・・バス制御ユニット、IOBUS・・・入出力バ
ス、ROM・・・リードオンリーメモリ、DPYA・・
・ディスプレイ装置アダプタ、DPY・・・ディスプレ
イ装置、KBDC・・・キーボード制御部、KBD・・
・キーボード、FDD・・・フロッピディスク装置、S
PIF・・・シリアルポートインタフェース、PPIF
・・・パラレルポートインタフェース、FIOC・・・
フラッシュI/Oカード制御部、FIO・・・フラッシ
ュI/Oカード、BAT・・・電池。CC・・・カード
コントローラ、IFC・・・インタフェースコントロー
ラ、REGG・・・レジスタ群、COMR・・・コマン
ドレジスタ、FSTR・・・ファイルステータスレジス
タ、COMD・・・コマンドデコーダ、IBUS・・・
カード内部バス、MC・・・マイクロコンピュータ、C
PG・・・クロック発生部、TIM・・・タイマー回
路、PROM・・・プログラムROM(リードオンリー
メモリ)、FMF・・・フラッシュメモリファイル、R
AM・・・ランダムアクセスメモリ、PST・・・物理
セクタテーブル、LST・・・論理セクタテーブル、E
MT・・・消去管理テーブル、STT・・・ステータス
テーブル、WDB・・・ライトデータバッファ。FBU
S・・・ファイルアクセスバス。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 27/115 G11C 17/00 309 D H01L 27/10 434 (72)発明者 吉田 啓彦 東京都小平市上水本町5丁目20番1号 日 立超エル・エス・アイ・エンジニアリング 株式会社内 (72)発明者 大久保 京夫 東京都小平市上水本町5丁目20番1号 日 立超エル・エス・アイ・エンジニアリング 株式会社内 (72)発明者 岸 正道 東京都小平市上水本町5丁目20番1号 日 立超エル・エス・アイ・エンジニアリング 株式会社内 (72)発明者 門脇 茂 東京都小平市上水本町5丁目20番1号 日 立超エル・エス・アイ・エンジニアリング 株式会社内 (72)発明者 嘉瀬 克元 東京都小平市上水本町5丁目20番1号 日 立超エル・エス・アイ・エンジニアリング 株式会社内 (72)発明者 菊池 隆 東京都小平市上水本町5丁目20番1号 日 立超エル・エス・アイ・エンジニアリング 株式会社内 (72)発明者 福田 宏 東京都小平市上水本町5丁目20番1号 日 立超エル・エス・アイ・エンジニアリング 株式会社内 (72)発明者 片山 国広 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地 株 式会社日立製作所システム開発研究所内 (72)発明者 管野 利夫 東京都小平市上水本町5丁目20番1号 株 式会社日立製作所半導体事業部内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記憶データの書き換えが可能な不揮発性
    の半導体メモリからなる記憶手段と、上記記憶手段に対
    する記憶データの書き換え又は読み出し動作を制御する
    制御手段とを具備し、所定期間を超えて上記記憶手段に
    対するアクセスがないとき自律的に低消費電力モードと
    なることを特徴とする記憶装置。
  2. 【請求項2】 上記半導体メモリは、ディープパワーダ
    ウンモードを有するフラッシュメモリであり、上記制御
    手段は、スタンバイモードを有するマイクロコンピュー
    タとステータスレジスタを備えるカードコントローラと
    を含むものであって、上記記憶装置は、上記ステータス
    レジスタの所定ビットにフラグがセットされ上記フラッ
    シュメモリ及びマイクロコンピュータがそれぞれ上記デ
    ィープパワーダウンモード及びスタンバイモードとされ
    ることで選択的に上記低消費電力モードとされるもので
    あることを特徴とする請求項1の記憶装置。
  3. 【請求項3】 上記記憶装置は、カード形態で独立に構
    成されかつ電池により動作可能なパーソナルコンピュー
    タのハードディスクインタフェースに結合されるもので
    あって、その動作電源は、上記パーソナルコンピュータ
    から供給されるものであることを特徴とする請求項1又
    は請求項2の記憶装置。
JP6201491A 1994-08-03 1994-08-03 記憶装置 Pending JPH0850643A (ja)

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