JPH08505831A - 小出し袋及びその製造工具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 特殊な手持ち形又は同様な形式の小出し器から小出しする粘性食料品を保管するための袋（２０）に、特殊小出し器にシールして保持されるように形成されたファンネル状の中央に配置された流出口（２４）を開放するための引裂きストリップ（３８）が設けられている。本発明の袋には、袋を小出し器の固定位置に固定するための、流出口の両側に形成された１対の整合／保持孔（３２、３４）が設けられている。また、本発明はヘッドシール工具（６４）に関し、該ヘッドシール工具（６４）は、充填されない袋の底部シール（２６）、流出口、充填された下方の袋の傾斜して配置された頂部シール（３６、３７）及び引裂きストリップのための小孔（４０）を同時に形成し且つ形成され充填され且つシールされた下方の袋を上方の袋から切断すべく一体に移動される１対の加熱形ジョー（６６、６８）と、下方のパンチの対をなす開口（１１０）とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】 小出し袋及びその製造工具 技術分野 本発明は、広くは液体製品又は粉末製品を保管する袋に関し、より詳しくは食 料品の輸送、貯蔵及び小出しに使用する押しつぶし可能（コラプシブル）な改良 された衛生袋並びに該衛生袋の製造工具に関する。 背景技術 フィルム袋形成機、充填機及びシーリング機の技術的進歩により、種々の状態 のより多くの食料品及び関連製品が、これらの製品を小出しするためのフレキシ ブルフィルム袋内に包装されている。このような袋を形成し、充填し（詰め）、 シールする既知の機械は連続フィルムロールを使用している。袋は、連続工程で 、フィルムロールから形成され、製品が充填され、次にシールされる。 これらの既知の形成、充填及びシールを行なう包装機で袋を形成するには、通 常、側部シール形成手段により前側フィルムと後側フィルムとの間に側部シール を形成し、次に、クロスシール形成手段を用いて底部シールを形成する。次に、 この三方シール袋に製品を充填し、包装機は充填袋を割り出して前側進させる。 次に、同じクロスシール形成手段を用いてこの充填袋に頂部シームを形成する。 同時に、クロスシール形成手段は、部分的に形成されてはいるが未だ空の次の袋 に底部シールを形成する。形成された袋は、次に、シール可能な前側フィルム及 び後側フィルムの移動流れから切断されて、機械から排出される。機械は割り出 されて、次のサイクルが続けられる。 袋の側部シームすなわち側部シールは側部シール形成手段によリーステーショ ンで形成され、一方、クロスシームすなわちクロスシールは、対向する前側シー ルバー及び後側シールバー（これらのシールバーは協働して、圧力及び熱により 材料の前側ロール及び後側ロールを結合する）を収容しているヘッドシールによ り形成される。両ステーションでの熱及び圧力の組合せにより、フィルム間にク ロスシール及び側部シールを形成し、種々の袋シームを創出する。このような機 械の例が、本発明の譲受人であるW．A．Lane，Inc．社（カリフォルニア州、San Bernardino）に譲渡された米国特許第4,768,330号に開示されている。この米国 特許の開示の全体を本願に援用する。このような機械は、更に、米国特許第4,84 5,926号（該米国特許もW．A．Lane，Inc．社に譲渡されている）に開示されてい る。 米国特許第4,768,330号に説明されているように、形成、充填及びシールを行 なう一般的な包装機は、機械の幅を横切って並ぶ袋のリニア配列を同時形成でき る。同時形成されて並ぶ袋の数は、機械のサイズ及び使用される材料（単一及び 複数）の制限に基づいて、単一の袋（大形の幅広袋が形成されるとき）から、多 数の幅細袋まで変えることができる。このような袋を形成するためのクロスシー ル手段及び分断手段すなわち切断手段は、機械で形成され、充填され及びシール される材料の幅を横切って配置しなければならない。 袋包装機で形成される袋の最終サイズは、通常、袋内に保管すべき内容物の量 及び種類、及び如何にして内容物を袋から小出しするかによって決定される。か くして、袋の幾何学的形状は、袋が最終的に何を収容するのか、並びに如何にし て及び何処でその内容物が小出しされるかによって大きな影響を受ける。 粘性食料品を小出しすべく手で持って使用するか他の装置で使用するように特 別設計された幾つかの袋又は容器が知られている。これらの既知の袋及び小出し 手段は、製造及び／又は使用のための労働コスト、包装費、部分制御、衛生、小 出し速度及び廃棄再生（但し、これらに限定されない）を含む多くの欠点又は問 題を有する。また、これらの既知の袋又は容器は、通常、これらに収容された物 品を小出しするのに、小出し手段により何らかの操作又は開放をしなければなら ない一体的フィッティング又は弁機構を有する。 食料品の配給、貯蔵及び取扱いにおける衛生、固体廃棄物の削減の必要性及び 省エネルギの必要性等の環境上及び安全性の点についての現在の地球規模的関心 があり、大形の衛生袋は、これらの多くの関心事に対して簡単且つ手際よい解決 策を必要とする。従って、粘性食料品を保管し且つ手持ち形又は同様の形式の小 出し手段から小出しするのに使用する比較的大形で、押しつぶし可能な衛生小出 し袋の包装及び小出し技術分野では、上記欠点を解消でき且つ本発明の特殊工具 を用いて既存の機械で容易に製造及び充填できる袋に対する要望が存在する。 発明の開示 従って本発明の広い目的は、改良された押しつぶし可能な衛生小出し袋を提供 することにある。本発明のより特別な目的は、手持ち形又は同様な形式の小出し 器（ディスペンサ）に使用できる押しつぶし可能な小出し袋を提供することにあ る。本発明の他の目的は、新規なヘッドシール手段により形成される新規な小出 し袋を提供することにある。本発明の更に別の目的は、比較的多量の粘性食料品 を収容する、一体的フィッティングを備えていない新規な押しつぶし可能な小出 し袋であって、手持ち形又は同様な形式の小出し器から正確に制御された小出し が行なえる小出し袋を提供することにある。本発明の更に別の目的は、小出し器 に使用できる特殊形状をもつ複数の袋を同時形成する新規なヘッドシール手段を 提供することにある。 本発明によれば、小出し器内にシールして保持されるように特殊形成された流 出口に隣接する引裂き部分を備えた押しつぶし可能な新規な袋が提供される。こ の袋は、流出口に隣接して引裂き部分の下に形成された１対の孔であって、袋を 小出し器内の固定位置に整合させ且つ固定する１対の孔を有している。また、本 発明は、このような複数の袋を形成するための既知の形成、充填及びシール機械 に使用できる新規なヘッドシールに関する。本発明のヘッドシールは１対の加熱 形ジョーを有し、該ジョーは、上方の未充填袋の底部シール及び下方の充填され た袋のクロスシール又は頂部シールを形成すると同時に、引裂き部分の小孔、下 方の袋の整合孔を形成し且つ形成された下方の袋を上方の袋から切断すべく一体 に移動される。 図面の簡単な説明 新規であると考えられる本発明の上記目的及び特徴は、特に請求の範囲に記載 されている。本発明は、他の目的及び長所と共にその構造及び作動方法に関し、 添付図面に関連して述べる以下の説明を参照することにより最も良く理解されよ う。 第１図は、本発明に従って形成され、充填され且つシールされた押しつぶし可 能な小出し袋を示す正面図である。 第２図は、第１図の袋の側面図である。 第３図は、第１図の袋の斜視図である。 第４図は、代表的な形成、充填及びシール包装機の概略正面図である。 第５図は、第４図の機械の側面図である。 第６図は、本発明によるヘッドシールの斜視図である。 第７図は、第６図のヘッドシールの一方のジョーを示す正面図である。 第８図は、第６図のヘッドシールの他方のジョーを示す正面図である。 第９図は、第７図のヘッドシールジョーの部分平面図である。 第１０図は、第８図のヘッドシールジョーの部分平面図である。 第１１図は、第８図のヘッドシールジョーの部分端面図である。 第１２図は、第７図のヘッドシールジョーの部分端面図である。 発明を実施するための最良の形態 以下の記載は、あらゆる当業者が本発明を製造し且つ使用できるようにする ためのものであり且つ本発明を実施する上で発明者が考える最良の形態を説明す る。しかしながら、本願では、特に、比較的大きなサイズの新規な押しつぶし可 能な衛生小出し袋、このような複数の袋の頂部クロスシール及び底部クロスシー ルを同時形成するヘッドシール工具、並びに選択された袋の穿孔引裂き部及び１ 対の整合開口を提供すること、及び、形成され且つ充填された袋を、該袋を形成 するヒートシール可能な前側フィルム及び後側フィルムの移動流れから切断する ことについての本発明の一般的原理を説明するものであるため、当業者ならば種 々の変更が容易に明らかになるであろう。 先ず、第１図〜第３図を参照すると、本発明に従って形成される新規な押しつ ぶし可能な衛生小出し袋２０が示されている。袋２０には、本発明の譲受人であ るW．A．Lane，Inc社から入手できる形成、充填及びシール機械におけるような 既知の仕方で形成された１対の側部シール２２、２３を有する。袋２０は中央に 配置された流出口２４を有し、該流出口２４は後でより詳細に説明する引裂き開 口すなわち先端部２５を備え、該先端部２５は、側部シール２２、２３の間で、 袋２０の頂部すなわち上端部２８でクロスシールに形成されている。また、袋２ ０は、底部クロスシール、すなわち、下方クロスシールすなわち端部シール２６ と、少なくとも１つの頂部クロスシール、すなわち、上方クロスシールとを有し ている。第１図及び第２図に示すように、第１クロスシール手段すなわち単一頂 部クロスシール手段は、流出口２４のシール縁部と、後述する、角度的に下降す るシール手段すなわち壁部３６、３７とにより形成される。所望ならば、別の頂 部クロスシール、上方クロスシール、すなわち、出口端クロスシールを流出口２ ４を含むクロスシール手段の直ぐ上方である出口端２８上の最も遠い位置に設け ることができる。 内部チャンバ３０が、側部シール２２、２３と、底部クロスシール２６と、中 央に配置された流出口２４及び傾斜シール手段３６、３７により形成された第１ クロスシール手段との間で袋２０に形成されている。後述するように、袋２０が 小出し器内に保持され、端部すなわち先端部２５が開放（開封）すなわち除去さ れたときに、中央に配置された流出口２４に形成された開口から小出しすること ができるように、後述する２４〜３０液量オンス（７１〜８９cl）のような比較 的多量の粘性食料品が、このチャンバ３０内に入れられ、シールして保管（保持 ）される。後述のように、引裂きストリップ３８の下で、側部シール２２、２３ に隣接して、内部チャンバ３０から離れる方向すなわち内部チャンバ３０の外側 で、シールされた流出口 ２４の両側の実質的に平らな領域２７内で、傾斜シー ル手段３６、３７に隣接して、袋２０を形成するヒートシールされたフィルムの 両シートを完全に貫通する１対の整合／保持孔３２、３４が形成されている。こ れらの整合／保持孔３２、３４は、より完全に後述するように、充填された袋を 小出し手段内に保持できるように、所定位置に正確に形成されている。 傾斜シール手段すなわち壁部３６、３７は、第１クロスシール手段の一部とし て形成するのが好ましく、また第１図に示すように、実質的に直線であり、側縁 シール２２、２３に対して垂直である出口端２８及び底部シール２６に対して平 行な線から例えば約１５°の特定角度で、側部シール２２、２３から流出口２４ まで延びている。従って、シール手段３６、３７は、側部シール２２、２３と流 出口２４との間で延びている傾斜端壁すなわちシール部分を形成することが理解 されよう。孔３２、３４は、該孔３２、３４に通されるピン手段等（図示せず） により所定位置に整合及び固定又は保持されるようにして、充填された袋２０を 特定の手持ち形又は同様な形式の小出し器内に適正に位置決めできるようにする 。袋をこのようにして所定位置に固定又は保持し、後述のようにして流出口２４ を開放すると、袋の内容物は流出口２４を通って小出し器から正確に且つ完全に 小出しされる。すなわち、押しつぶし可能な袋の内容物は、傾斜シール部すなわ ち壁部３６、３７により、湾曲縁部すなわち丸縁部３９の回りを通り、ファンネ ル状すなわち傾斜内面すなわち流出口２４内の開口４１を通って流出口２４に指 向される。この内面４１は、第１図に示すように、袋の中心線４３から約３０° の角度で傾斜するのが好ましい。 本発明の押しつぶし可能な袋に使用される小出し器は、袋う小出し器内に配置 し、引裂きストリップ３８を除去して先端部２５を除去した後に、袋の流出口２ ４を開放及び閉鎖すべく協働するように配置される弁すなわち閉鎖手段を備えた ものが好ましい。また、小出し器には、ピストン形プランジャ、スキージ形手段 （squeegee type means）、又は他の既知の手段、或いは袋から所望量の内容物 を小出しする手段を設けるべきである。前述のように、チャンバ３０の傾斜壁す なわち下降壁すなわちシール部３６、３７は、袋２０の内部チャンバ３０の輪郭 、位置及び形状及び流出口２４の開口の内部形状４１及びサイズと協働して、製 品を滞留させたり、製品の流れを妨げることのあるあらゆる領域又はコーナを無 くすことにより適正な流れを確保する。このようにして、袋を保持する小出し器 の操作手段により、押しつぶし可能な袋内の実質的に全ての粘性製品を、内部チ ャンバ３０から中央に配置された流出口２４を通して所定増分で均一に小出しす ることができる。 袋２０は、衛生を維持でき且つ前述のように袋から内容物を実質的に完全に空 にできるように、種々の操作手段により袋を折り畳むことができる充分にフレキ シブルな材料で作らなければならない。このような材料は今は容易に入手でき且 つ食品産業で使用されている。また、袋は種々のサイズ及び形状に形成できるけ れども、第１図〜第３図に示すようにｘ−ｙ寸法が実質的に矩形になり且つ第３ 図に示すように充填したときにｚ寸法が薄いすなわち尖った端部をもつ実質的な 楕円形になるように形成するのが好ましい。本発明の一実施例の好ましい寸法を 次に示す。 長さ（ｘ）： 約１２インチすなわち３０５ｍｍ 幅（ｙ）： 約６インチすなわち152.5ｍｍ 厚さ（充填時、ｚ）： 楕円形は変化するため、中央部において約１インチす なわち25.4ｍｍまで 複数の袋２０は、後述の標準サイズのフィルムロールを使用する第４図及び第 ５図に示すような形成、充填及びシール機械で形成するのが好ましい。例えば、 １２〜１４インチ（３０５〜６１０ｍｍ）の幅をもつ可撓性フィルムロールを使 用する機械では、２４インチ（６１０ｍｍ）のフィルムロールを使用するときに 、多数の幅広袋（例えば５〜６インチ（１２７〜152.5ｍｍ）の幅及び１２イン チ（３０５ｍｍ）のような任意の所望長さをもつ４つまでの粘性食料品袋）を同 時に形成し、充填し且つシールすることができる。このようにして形成された袋 は、衛生的な方法でかなり多量の粘性食料品を収容するのが好ましい。例えば、 このように形成された袋は、約２４〜３０液量オンス（７１〜８９cl）のケチャ ップ、マヨネーズ、マスタード、サワークリーム、種々のソース等の粘性食料品 を収容し、ファストフードレストラン又は食料品を販売する他の環境における従 業員が手持ち形又は同様な形式の小出し器から小出しすることができ又は香辛食 バー（con-diment bars）又は場所で客が使用することができる。種々の食料品 のための大きなサイズの袋を使用することにより、製品をより容易に輸送し、貯 蔵し且つ衛生的な方法で小出しすることができる。更に、これらの袋は、現在使 用されている多数のより小さな容器又は袋と交換することにより、エネルギ及び 材料の実質的な節約並びに廃棄量の減少を達成できる。最後に、袋の開放した流 出口２４の特殊輪郭の内部傾斜シール手段３６、３７及び内部傾斜壁４１が機能 するように設計された小出し器を用いることにより、既知の容器又は袋に収容さ れ又は形成された高価なフィッティング又は弁手段を必要とすることなく、食料 品をより正確に制御し且つ小出しすることができる。このため、袋をいっそう容 易に取扱 うことができると同時に袋内の粘性製品の衛生の厳格な維持及び調整ができる。 形成され、充填され且つシールされた後、袋２０は輸送され且つ使用の準備が 整うまで貯蔵される。通常の使用では、袋２０の流出口２４の先端部すなわち遠 い側の端部２５が、端部２８の下で且つチャンバ３０の孔３２、３４及び傾斜シ ール手段３６、３７の両方の上方に形成された引裂きストリップ３８を引き裂く ことにより開放すなわち除去される。流出口２４の部分を除き、出口端２８の全 体を横切って、実質的に直線状の該出口端２８に対して実質的に平行に複数の小 孔４０が形成されており、既知の方法で引裂きストリップ３８を除去できるよう になっている。引裂きストリップ３８が除去されると、流出口２４の端部すなわ ち先端部２５も除去されて環状開口が形成され、該開口を通して袋の粘性内容物 を小出しできるようになる。流出口２４の環状開放端は、袋２０が圧縮されると きの粘性流体の流れを調整すべく、手持ち形又は同様な小出し手段の閉鎖手段（ 図示せず）により制御するのが好ましい。 第４図及び第５図には、米国特許第4,768,330号の第５欄に開示されたものと 同様な一般的に市販されている形成、充填及びシール製袋機４２が示されている 。この機械４２は、ハウジング４４、制御ユニット４６、連続ロール５０上の前 側ヒートシールフィルム４８、連続ロール５４上の後側ヒートシールフィルム５ ２、複数のテンショニングローラ５６、前側シールバー５８及び後側シールバー ６０を有し、これらの全ては、米国特許第4,768,330号に開示の対応するが異な る参照番号の構成部品と同じものであり、実質的に同様に作動する。 第５図により詳細に示すように、前側フィルム４８及び後側フィルム５２は前 側シールバー５８と後側シールバー６０との間に供給され、既知の方法で両フィ ルム間に連続シールすなわち接合部を形成する。図示の機械では、互いに並べら れた袋２０の４つの連続流れについて側部シール２２、２３のような側部シール を形成すべく、対応する５つの前側シールバー及び後側シールバーが使用されて いる。連続的に形成される側部シールを切断して別々の袋を形成すべく、既知の 方法で適当なカッタ（図示せず）が使用される。後述のように、底部シールの形 成後、形成された各袋が、機械４２内に収容されたビーズ６２を充填することに より、当業者に知られた方法で充填される。 充填ヘッド６２の下すなわち下流側には、現在入手できるヘッドシールと置換 された新規なヘッドシール手段すなわちヘッドシール工具６４が配置されており 、該ヘッドシール工具６４は前後のヘッドシールバーすなわちヘッドシールジョ ー６６、６８からなる。この新規なヘッドシール工具６４の好ましい実施例が第 ６図〜第１２図に示されている。このヘッドシール手段は、袋２０の底部シール ２６及び頂部クロスシールと、傾斜シール手段３６、３７からなる関連構成要素 と、中央に配置される流出口２４と、整合孔３２、３４と、小孔４０とを形成す る。また、このヘッドシールには、形成された袋を前側フィルム及び後側フィル ムの流れから切断する手段、及び出口端２８に隣接する別の出口端クロスシール を形成する手段を設けることができる。 第６図には工具６４の分離ジョー６６、６８が示され、これらのジョー６６、 ６８はこれらの両端部に形成された開口により、既知の方法で１対のバー７０、 ７２上で摺動可能に保持され、これにより、両ジョーの表面を当業者に知られた 手段（図示せず）により互いに引き寄せ、クロスシール等を形成する。各可動ジ ョーすなわちヘッド６６、６８は、これらの両端部から延びた複数（好ましくは ４本）の細長いピン形ヒータ７４により加熱され、該ヒータ７４は、第１１図及 び第１２図により詳細に示すようにジョーに形成された開口７６内に挿入され、 保持される。これらの加熱要素は当業者に知られた方法で電気的に接続され、既 知の方法で制御ユニット４６により作動され、両ジョー６６、６８を加熱し、こ の熱と両ジョー６６、６８が互いに引き寄せられたときの圧力との協働によりフ ィルムにシールを形成する。 第６図及び第８図に示すように、参照番号６６ａ、６６ｂ、６６ｃ、６６ｄで 示す、単なる例示であり、これに限定されるものではない４つの袋形成領域を有 するジョー６６の前面が示されている。これらの袋形成領域は、ジョー６８の前 面の対応する４つの袋形成領域６８ａ、６８ｂ、６８ｃ、６８ｄと接触したとき に、４つの別々の袋を形成する。これらの領域６６ａ〜６６ｄの上方には、クロ スシール部分７８と、切断受入れ領域すなわち凹部８０とが設けられており、こ れらの各々はジョーの前面の全体に沿って延びている。クロスシールの部分７ ８は、両ジョー６６、６８が引き寄せられたときに、ジョー６８の前面全体に亘 って延びる対応するクロスシールの部分８２と互いに作用し、頂部が部分的に形 成された袋（側部シールのみ）の底部シールを形成し、より詳細に後述するよう に、その後、頂部の袋を充填し、完成させる。 ジョー６６の前面上の各領域６６ａ〜６６ｄは、完成され且つ充填された袋２ ０に、流出口２４、傾斜シール手段３６、３７を備えた頂部クロスシール、孔３ ２、３４、小孔４０、及び所望ならば更に頂部クロスシール隣接端２８を形成す る以下の要素、すなわち、袋に孔３２、３４を形成するため１対のパンチ８６（ 第６図参照）が往復運動される１対の開口８４と、小孔４０を形成するため多ブ レード形穿孔体９０が摺動するスロット状開口８８と、断熱領域９４を包囲する 、隆起した、実質的にファンネル状すなわちハット状の組合せ流出口／傾斜シー ル手段同時形成面９２と、端部２８に隣接する別の頂部クロスシールを望む場合 には、ジョー６６の面すなわち前面の全体に亘って延びていることが好ましい別 の隆起したシール形成領域９６とを有している。 第７図に示すように、ジョー６８の前面上の各対応領域６８ａ〜６８ｄは、工 具６４が、流出口２４、傾斜シール手段３６、３７、孔３２、３４、小孔４０を 形成し、完成された、充填され且つシールされた袋２０を切断し且つ使用された 場合に別の頂部クロスシールを形成できるようにするため、ジョー６６の前面上 のそれぞれの対応領域と協働する次の要素、すなわち、複数のパンチ８６がフィ ルムシートを通過した後に、該パンチ８６が孔３２、３４を形成すべく往復運動 されるときに、パンチ８６の端部を受け入れるための１対の凹状孔９８と、穿孔 ブレード９０が小孔４０を形成するときに、ブレード９０の端部を受け入れるた めのスロット状凹部１００と、断熱領域１０４を包囲する隆起補完面１０２とを 有している。隆起補完面１０２に対し、ジョー６６の前面の、隆起したファンネ ル状すなわちハット状の組合せ流出口及び傾斜シール手段同時形成面９２が前後 のフィルムとを押しつける。別の頂部クロスシールを付加すべき場合及び別の隆 起シール形成領域９６が前側ジョー６６の領域６６ａ〜６６ｄの各々に配置され る場合には、別の隆起シール形成領域９６が前後のフィルムを押しつける別の平 坦面１０６を設ける。また、ジョー６８を貫通して長い開口１０８が形成されて お り、該開口１０８はジョー６６に形成された凹部８０と協働する。切断ブレード のような切断手段１１０（第１２図参照）が開口１０８内で往復運動し、切断ブ レードが前後のフィルムを貫通して凹部８０内に進入するときに袋２０を切断す る。 ヘッドシールの作動中、最初にジョー６６、６８を互いに引き寄せ、熱及び圧 力によって種々のシールを形成する。次に、パンチ８６、穿孔ブレード９０及び 切断ブレード１１０が、好ましくは次のように作動される。すなわち、第４図及 び第６図に示すように、複数のピストンのような作動手段１１２が、内部ピスト ンを移動させるべく内部に供給される圧縮流体のような任意の既知の方法で作動 される。作動手段１１２は、好ましくはバーすなわち補強梁１１４に直接連結さ れていて、該補強梁１１４を、各ジョー６６、６８の前面に向けて矢印１１６の 方向に移動させる。バー１１４のこの運動は、ロッド１２０により各ジョー６６ 、６８の両端部で一体連結されたラックアンドピニオン手段１１８により制御さ れ、且つそれぞれのバーに取り付けられたパンチ８６、穿孔ブレード９０及び切 断ブレード１１０を同時に移動させ、前述のような必要な作動を遂行させる。 従って、本発明のユニークなサイズ及び形状をもつ押しつぶし可能な小出し袋 及びその製造工具は、衛生食料品及び他の粘性食料品を迅速且つ容易に袋内に入 れ、該袋内に入れられた製品を小出しすべく袋を容易に取扱い、貯蔵し且つ使用 できる態様でシールされることが理解されよう。袋内の製品は、輸送時、取扱い 時、貯蔵時及び小出し時のいかなる場合にも汚染から保護される。また、比較的 大きなサイズであって、手持ちの態様でも使用できるサイズの袋又は同様な小出 し器を使用することにより、エネルギ、材料及び時間を大幅に節約でき且つ廃棄 物の発生量を減少できる。 当業者ならば、本発明の範囲及び精神から逸脱することなく、上記好ましい実 施例についての種々の変更を行い得ることに気づくであろう。従って、本願明細 書で特別に説明した方法以外の方法で本発明を実施することも請求の範囲の記載 に包含されるものであると理解すべきである。

【手続補正書】特許法第１８４条の８ 【提出日】１９９５年３月２４日 【補正内容】 請求の範囲 １．小出し器から小出しされる実質的に多量の粘性食料品を保管するための、押 しつぶし可能な実質的に大きな衛生小出し袋において、 前記袋が、２つの端部及び２つの側部を備えた実質的に矩形のヒートシール 可能なフィルム材料の１対の薄シートで形成され、実質的に直線状の側部シール により前記２つの側部に沿って一体にヒートシールされ、 前記２つの端部のうちの一方の端部が、実質的に直線状の底部クロスシール を形成すべく互いにヒートシールされ、 前記２つの端部のうちの他方が、流出口を備えた頂部クロスシールを形成す べく互いにヒートシールされ、 前記実質的に直線状の側部シールと実質的に直線状の前記底部クロスシール と前記頂部クロスシールとの間に形成され、前記流出口に流体的に連結された、 前記実質的に多量の粘性食料品を保管する中空内部チャンバを有し、 前記流出口が、傾斜内壁部を備え且つ前記実質的に直線状の側部シールの間 で前記頂部クロスシールの中央に配置され、 前記２つの端部のうちの前記他方の端部に形成された複数の小孔により、前 記内部中空チャンバから離れて前記２つの端部のうちの前記他方に形成された引 裂きストリップを有し、前記ストリップが、前記２つの端部のうちの他方の端部 を実質的に横切って前記中央に配置された流出口の先端部まで延びているけれど も該先端部を横切ることはなく、 前記流出口の前記傾斜内壁部が単一内面を形成し、前記傾斜内壁部が前記流 出口の先端部に向かって傾斜してファンネル状内部領域を形成し、前記流出口の 前記先端部を除去して前記引裂きストリップを除去し、前記流出口を開放したと きに、前記内部中空チャンバ内に保管された前記粘性食料品の前記流出口を通る 流れを制御し、 前記頂部クロスシールが、前記実質的に矩形のヒートシール可能な１対のフィ ルムの間に形成されたシール部分を備えており、該シール部分が、前記内部中空 チャンバの傾斜壁を形成すべく前記中央に配置された流出口の前記傾斜内 壁部と前記実質的に直線状の側部シールとの間でこれらに隣接して傾斜して配 置され、前記傾斜壁は、前記内部中空チャンバ内に保管される前記実質的に多量 の粘性食料品を、一度に予め選択された量だけ前記流出口の前記傾斜内壁部を通 して実質的に完全に小出しさせるための通路として機能することを特徴とする小 出し袋。 ２．前記実質的に矩形のヒートシール可能な１対のフィルムには、該フィルムを 貫通する１対の整合孔が形成され、該整合孔は前記中央に配置された流出口の両 側で前記内部中空チャンバから前記２つの端部のうちの他方に向かって離れた位 置に配置され、前記実質的に大形の押しつぶし可能な小出し袋を前記小出し器内 に適正に位置決めでき、前記整合孔は、前記傾斜壁の上方に形成された前記小出 し袋の平坦領域内で前記流出口と前記小孔との間に配置されることを特徴とする 請求の範囲第１項に記載の小出し袋。 ３．前記傾斜壁は、前記実質的に直線状の側部シールに対して約１５゜の角度を なしていることを特徴とする請求の範囲第１項に記載の小出し袋。 ４．前記流出口の前記傾斜内壁部は、前記流出口に前記ファンネル状内部領域を 形成すべく、前記実質的に直線状の側部シールに対して平行に配置され且つ前記 小出し袋及び前記流出口の中心を通る前記小出し袋の中心線に対して約３０゜の 角度で傾斜していることを特徴とする請求の範囲第１項に記載の小出し袋。 ５．前記傾斜して配置されたシール部と前記中央に配置された流出口の内面との 間には実質的に円滑な丸縁部が形成されていることを特徴とする請求の範囲第１ 項に記載の小出し袋。 ６．前記小出し袋の前記内部中空チャンバが、２４〜３０液量オンスの粘性製品 を収容できることを特徴とする請求の範囲第５項に記載の小出し袋。 ７．形成、充填及びシール包装機及びヘッドシール手段の間を通るヒートシール 可能な薄フィルムシート材料の流れから押しつぶし可能な小出し袋を形成するた めのヘッドシール手段において、 前記ヘッドシール手段が第１の長い対向ジョー及び第２の長い対向ジョーか らなり、第１及び第２の長い各対向ジョーが前面及び後面を備え、第１及び第 ２の長い対向ジョーの各前面が加熱手段と、前記押しつぶし可能な小出し袋に底 部クロスシールを形成し、次に前記押しつぶし可能な小出し袋に底部クロスシー ルを形成し、次に前記押しつぶし可能な小出し袋に取り付けられた別の袋に底部 クロスシールを及び前記押しつぶし可能な小出し袋に頂部クロスシールを形成し 、前記第１の長い対向ジョーの前記前面が長いクロスシール部及び前記前面の全 長に沿って延びた長い切断受入れ凹部を備え、前記クロスシール部がヒートシー ル可能な薄いフィルム材料の前記流れ及び前記第２の長い対向ジョーの前記前面 の全長に沿って延びた対応する長いクロスシール部と協働して、前記第１及び第 ２の長い対向ジョーの前記前面が一体に近接されるときに、前記別の袋に前記底 部クロスシールを形成し且つ前記押しつぶし可能な小出し袋に前記頂部クロスシ ールを形成し、前記第１の長い対向ジョーの前記前面がスロット状開口を備え、 該開口を通って多ブレード形穿孔体が摺動して前記押しつぶし可能な小出し袋に 複数の小孔を形成し、前記第２の長い対向ジョーの前記前面が前記多ブレード形 穿孔体の端部を受け入れるスロット形凹部を備え、前記第２の長い対向ジョーの 前記前面には該前面を横切る長い開口が形成され、該開口は前記第１の長い対向 ジョーの前記前面に形成された前記長い凹部と協働し、前記第２の長い対向ジョ ーの前記長い開口内で往復運動するように取り付けられた切断ブレードを有し、 該切断ブレードは、該切断ブレードが前記ヒートシールされたフィルムを貫通し て前記第１の長い対向ジョーの前記第１面の前記長い凹部内に進入するときに前 記押しつぶし可能な小出し袋を前記別の袋から切断し、 これにより、前記ヘッドシール手段は、前記押しつぶし可能な小出し袋及び 該小出し袋に取り付けられた前記別の袋に前記頂部クロスシール及び底部クロス シールを同時に形成し、前記押しつぶし可能な小出し袋を前記別の袋から切断し 、且つ前記押しつぶし可能な小出し袋に流出口及び引裂きストリップを形成する ことを特徴とするヘッドシール手段。 ８．前記第１の長い対向ジョーの前記前面が１対の開口を備え、該開口内には、 前記押しつぶし可能な小出し袋に１対の整合孔を形成するための１対のパンチが 往復運動できるように取り付けられ、前記第２の長い対向ジョーの前記前面 には、前記１対のパンチが往復運動するときに該パンチの端部を受け入れる１対 の凹状孔が設けられ、前記ヘッドシール手段が、前記１対のパンチ、前記多ブレ ード形穿孔体及び前記切断ブレードの作動手段を備え、前記第１及び第２の各長 い対向ジョーに形成された開口内には、該ジョーの前面に隣接して複数の長いロ ッド状加熱要素が取り付けられていることを特徴とする請求の範囲第７項に記載 の押しつぶし可能な小出し袋を形成するためのヘッドシール手段。 ９．形成、充填及びシール包装機に取り付けられるヘッドシール手段において、 第１の長い対向ジョー及び第２の長い対向ジョーを有し、 前記第１及び第２の長い対向ジョーの各々が前面及び後面を備え、各前面が 加熱手段と、複数の袋を形成すべく、両対向ジョー間を通るヒートシール可能な フィルム上に頂部クロスシール及び底部クロスシールを形成する手段とを備え、 前記第１の長い対向ジョーの前面が複数の袋形成領域を備え、該袋形成領域 は、これらの袋形成領域が第２の長い対向ジョーの前記前面の対応領域に前記ヒ ートシール可能なフィルムを押しつけるべく接触されるとき別の袋を形成し、 前記第１の長い対向ジョーの前記前面の複数の袋形成領域の各々が、少なく とも１つの開口を有し、該開口内には、前記ヒートシール可能なフィルムから形 成される第２の袋及び第１の部分的に形成された袋に少なくとも１つの孔を形成 するための少なくとも１つのパンチが往復運動するように取り付けられ、スロッ ト形開口を有し、該開口を通って多ブレード形穿孔体が摺動して前記第２の袋に 小孔を形成し、断熱領域を包囲する隆起した流出口及び角度的に整合したシール 同時形成部を更に有し、該流出口及び角度的に整合したシール同時形成部が前記 第２の袋に流出口及び角度的に整合したシール部を形成し、 前記第１の長い対向ジョーの前記前面が、該前面の全長に沿って延びる長い クロスシール部及び長い切断受入れ凹部を備え、前記クロスシール部が、前記ヒ ートシール可能なフィルム及び前記第２の長い対向ジョーの前記前面の全長に沿 って延びた対応する長いクロスシール部と協働して、第１の部分的に形成された 袋の充填及び完成前に前記第１及び第２の長い対向ジョーの前面が一体 に近接されるときに、前記第１の部分的に形成された袋に底部シールを形成する ことを特徴とするヘッドシール手段。 10．前記第１の長い対向ジョーの前記前面の各袋形成領域が、少なくとも１つの 開口を有し、該開口内には、前記ヒートシール可能なフィルムから形成され且つ 前記第１の袋に取り付けられた第２の袋に少なくとも１つの孔を形成するための 少なくとも１つのパンチが往復運動可能に取り付けられ、スロット状開口とを有 し、該開口を通って多ブレード形穿孔体が摺動して前記第２の袋に小孔を形成し 、前記第２の袋に流出口及び角度的に整合したシール形成部を形成すべく、断熱 領域を包囲する隆起した流出口及び角度的に整合したシール同時形成部を更に有 することを特徴とする請求の範囲第９項に記載のヒートシール手段。 11．前記第２の長い対向ジョーの前記前面の対応する各袋形成領域が、前記第２ の袋に前記少なくとも１つの孔を形成すべく少なくとも１つのパンチが往復運動 されるときに該パンチの端部を受け入れる少なくとも１つの１対の凹状孔と、前 記多ブレード形穿孔体が前記第２の袋に前記小孔を形成するときに前記多ブレー ド形穿孔体の端部を受け入れるスロット状凹部と、断熱領域を包囲する隆起面と を有し、該隆起面に対して、前記第１ジョーの前記前面の断熱領域を包囲する前 記隆起した流出口及び角度的に整合したシール同時形成部が前記ヒートシール可 能なフィルムを押しつけて、前記第２の袋に前記流出口及び角度的に整合したシ ール形成部を形成することを特徴とする請求の範囲第９項に記載のヘッドシール 手段。 12．前記第２の長い対向ジョーの前記前面の前記対応する各袋形成領域が、前記 第２ジョーを横切って形成され且つ前記第１の長い対向ジョーの前記前面に形成 された前記長い凹部と協働する長い開口と、前記第２の長い対向ジョーの長い開 口内で往復運動できるように取り付けられた切断ブレードとを有し、該切断ブレ ードは、該切断ブレードが前記ヒートシールされたフィルムを貫通して前記第１ の長い対向ジョーの前記第１面の前記長い凹部内に進入するときに前記第２の袋 を切断し、これにより前記第２の袋を前記第１の袋から切断することを特徴とす る請求の範囲第１１項に記載のヘッドシール手段。 13．前記第１及び第２の長い対向ジョーが、前記少なくとも１つのパンチ、前記 多ブレード形穿孔体及び前記切断ブレードの作動手段と、前記第１及び第２の長 い対向ジョーの前面に隣接して前記第１及び第２の長い対向ジョーの各々に形成 された開口内に取り付けられた複数の長いロッド状加熱要素とを有することを特 徴とする請求の範囲第１２項に記載のヘッドシール手段。 14．前記作動手段が、前記第１及び第２の長い対向ジョーの後面に取り付けられ た複数のピストン手段を備えていることを特徴とする請求の範囲第１３項に記載 のヘッドシール手段。 15．前記ピストン手段が、前記第１及び第２の長い対向ジョーの前記後面の長い 長さから間隔を隔て且つ該長さに沿って延びている補強梁に直接連結されており 、前記少なくとも１つのパンチ及び前記多ブレード形穿孔体が、前記第１の長い 対向ジョーの後面で補強梁に取り付けられ且つ該補強梁により作動され、前記切 断ブレードが、前記第２の長い対向ジョーの後面で補強梁に取り付けられ且つ該 補強梁により作動されることを特徴とする請求の範囲第１４項に記載のヘッドシ ール手段。 16．前記第１及び第２の長い対向ジョーの前記後面が端部を有し、該端部の間で 前記第１及び第２の長い対向ジョーの各後面には２つのピストンが設けられてお り、前記補強梁が前記ピストンにより同時に移動され且つ前記後面の端部に取り 付けられ且つ前記補強梁に連結されたラックアンドピニオン手段により制御され ることを特徴とする請求の範囲第１５項に記載のヘッドシール手段。 17．前記第１及び第２の長い対向ジョーの前記前面が２つの端部を有しており、 前記第１及び第２の長い対向ジョーの前面の各端部には前面に隣接して４つの開 口が形成されており、前記第１及び第２の長い対向ジョーの前面の各端部に形成 された各開口内には長い加熱要素が挿入され且つ支持されていることを特徴とす る請求の範囲第１６項に記載のヘッドシール手段。 18．前記第１の長い対向ジョーの前記前面の各袋形成領域が、別の隆起したシー ル形成領域を備え、前記第２の長い対向ジョーの前記前面の各袋形成領域が、別 の面を有し、該面に対し、前記第１の長い対向ジョーの前記前面の各袋形成領域 の前記別の隆起したシール形成領域が前記ヒートシール可能なフィルムを 押しつけて前記第２の袋を横切る別の頂部シールを形成することを特徴とする請 求の範囲第９項に記載のヘッドシール手段。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．小出し器から小出しされる粘性食料品を保管するための、シート材料の薄フ ィルムから形成される押しつぶし可能な小出し袋において、 ２つの端部及び両側部を備えた実質的に矩形のヒートシール可能な１対のフ ィルムを有し、該フィルムは、実質的に直線状の側部シールにより前記両側部に 沿って一体にヒートシールされており、 前記２つの端部のうちの一方の端部が、実質的に直線状の底部クロスシール を形成するため、一体にヒートシールされ、 前記２つの端部のうちの他方の一部が、流出口を備えた頂部クロスシールを 形成するため、一体にヒートシールされており、 前記実質的に直線状の側部シールと、前記実質的に直線状の底部クロスシー ルと、前記頂部クロスシールとの間に形成された中空内部チャンバを更に有し、 前記流出口が、傾斜内壁部を備え、前記実質的に直線状の側部シールの間で 前記頂部クロスシールの中央に配置されており、前記中央に配置された流出口の 両側で前記２つの端部のうちの前記他方の端部に向かって、前記中空内部チャン バから離れるように前記実質的に矩形のヒートシール可能な１対のフィルムに形 成され、これを貫通する１対の整合孔を有し、 前記頂部クロスシールが、前記内部中空チャンバに傾斜壁を形成するため前 記中央に配置された流出口の前記傾斜内壁部と前記実質的に直線状の側部シール に隣接して、これらの間に傾斜して配置された、前記実質的に矩形のヒートシー ル可能な１対のフィルムの間に形成されたシール部分を備え、前記傾斜壁は、前 記内部中空チャンバ内に保管された粘性製品を前記流出口の前記傾斜内壁部を通 って実質的に完全に小出しさせるための通路として機能することを特徴とする小 出し袋。 ２．前記２つの端部のうちの前記他方には、該他方を実質的に横切るけれども前 記中央に配置された流出口の先端部を横切らないようにして形成された複数の小 孔により、前記内部中空チャンバから離れて前記整合孔の上方に引裂きストリッ プが形成されていることを特徴とする請求の範囲第１項に記載の小出し袋 。 ３．前記流出口の前記傾斜内壁部は、前記流出口の先端部に向かって傾斜する単 一内面を形成し、前記流出口の前記先端部を除去し且つ前記流出口を開放させる べく前記引裂きストリップが除去されるときに、ファンネル状内部領域を形成し て前記内部中空チャンバ内に保管された粘性製品の前記流出口を通る流れを制御 することを特徴とする請求の範囲第２項に記載の小出し袋。 ４．前記小出し袋の平坦領域において、前記傾斜壁の上方で前記流出口と前記小 孔との間には、前記整合孔が設けられていることを特徴とする請求の範囲第３項 に記載の小出し袋。 ５．前記傾斜壁は、前記実質的に直線状の側部シールに対して約１５゜の角度を なしていることを特徴とする請求の範囲第４項に記載の小出し袋。 ６．前記流出口の前記傾斜内壁部は、前記流出口に前記ファンネル状内部領域を 形成すべく、前記実質的に直線状の側部シールに対して平行に配置され且つ前記 小出し袋及び前記流出口の中心を通る前記小出し袋の中心線に対して約３０゜の 角度で傾斜していることを特徴とする請求の範囲第４項に記載の小出し袋。 ７．前記傾斜して配置されたシール部と前記中央に配置された流出口の内面との 間には実質的に円滑な丸縁部が形成されていることを特徴とする請求の範囲第６ 項に記載の小出し袋。 ８．前記小出し袋の前記内部中空チャンバが、２４〜３０液量オンスの粘性製品 を収容できることを特徴とする請求の範囲第７項に記載の小出し袋。 ９．形成、充填及びシール包装機及び該包装機内に保持されたヘッドシール手段 の間を通る薄フィルムシート材料の流れから形成、充填及びシール包装機で形成 される小出し器から小出しするための、粘性食料品を保管する押しつぶし可能な 小出し袋において、前記ヘッドシール手段が第１及び第２の長い対向ジョーを有 し、第１及び第２の長い対向ジョーの各々が前面及び後面を備え、ジョーの各前 面が加熱手段と、前記押しつぶし可能な小出し袋に前記底部クロスシールを最初 に形成し且つ次に前記別の袋に前記底部クロスシールを形成し且つ前記押しつぶ し可能な小出し袋に前記頂部クロスシールを形成する手段とを備 え、前記第１の長い対向ジョーの前面が、該前面の全長に沿って延びる長いクロ スシール部及び長い切断受入れ凹部を備え、前記クロスシール部が、ヒートシー ル可能なフィルムの流れ及び前記第２ジョーの前記前面の全長に沿って延びる対 応する長いクロスシール部と協働して、前記第１及び第２ジョーが一体に近接さ れるときに、前記別の袋に前記底部クロスシールを形成し且つ前記押しつぶし可 能な小出し袋に頂部クロスシールを形成し、前記第１の長い対向ジョーの前記前 面が、前記押しつぶし可能な小出し袋に前記整合孔を形成するための、前記第１ の長い対向ジョーに往復運動できるように取り付けられたパンチを備えた１対の 開口と、スロット状開口とを備えており、該スロット状開口内で多数のブレード 状穿孔体が摺動して前記押しつぶし可能な小出し袋に複数の小孔を形成し、前記 第２の長い対向ジョーの前記前面が、前記パンチが往復運動されるときに該パン チの端部を受け入れる１対の凹状孔と、前記多ブレード形穿孔体の端部を受け入 れるスロット状凹部とを備え、前記第２の長い対向ジョーの前記前面が、該第２ ジョーを横切って形成されており且つ前記第１の長い対向ジョーの前記前面に形 成された前記長い凹部と協働する長い開口を備えており、前記第２の長い対向ジ ョーの前記長い開口内に往復運動可能に取り付けられており、前記切断ブレード が前記ヒートシールされたフィルムを貫通して前記第１の長い対向ジョーの前記 第１面の長い凹部内に進入するときに前記別の袋から前記押しつぶし可能な小出 し袋を切断する切断ブレードを更に有しており、 前記ヘッドシール手段が、前記押しつぶし可能な小出し袋及び該小出し袋に 取り付けられた別の袋に、頂部及び底部クロスシールを同時に形成し、前記別の 袋から前記押しつぶし可能な小出し袋を切断し、且つ前記押しつぶし可能な小出 し袋に流出口、１対の整合孔及び引裂きストリップを形成することを特徴とする 小出し袋。 10．前記ヘッドシール手段が、前記複数のパンチ、前記穿孔ブレード及び前記切 断ブレードの作動手段と、前記第１及び第２の長い対向ジョーの前面に隣接して 前記第１及び第２対向ジョーの各々に形成された開口内に取り付けられた複数の 長いロッド状加熱要素とを有することを特徴とする請求の範囲第９項に記 載の形成、充填及びシール包装機で形成された小出し器から小出しするための粘 性食料品を保管する押しつぶし可能な小出し袋。 11．形成、充填及びシール包装機に取り付けられるヘッドシール手段において、 前記ヘッドシールが第１及び第２の長い対向ジョーを有し、 前記第１及び第２の長い対向ジョーの各々が前面及び後面を備え、各前面が 加熱手段と、両対向ジョー間を通る複数の袋のヒートシール可能なフィルム上に 頂部クロスシール及び底部クロスシールを形成する手段とを備え、 前記第１の長い対向ジョーの前記前面が複数の袋形成領域を備え、該袋形成 領域は、これらの袋形成領域が第２の長い対向ジョーの前記前面の対応する領域 に前記ヒートシール可能なフィルムを押しつけるべく接触されるとき、別の袋を 形成し、 前記第１の長い対向ジョーの前記前面が、該前面の全長に沿って延びる長い クロスシール部及び長い切断受入れ凹部を備え、前記クロスシール部が、前記ヒ ートシール可能なフィルム及び前記第２ジョーの前記前面の全長に沿って延びた 対応する長いクロスシール部と協働して、第１の部分的に形成された袋の充填及 び完成前に前記第１及び第２の長い対向ジョーの前面が一体に近接されるときに 、前記第１の部分的に形成された袋に底部シールを形成することを特徴とするヘ ッドシール手段。 12．前記第１の長い対向ジョーの前記前面の各袋形成領域が、前記ヒートシール 可能なフィルムから形成され且つ前記第１の袋に取り付けられた第２の袋に孔を 形成するための、第１の長い対向ジョーに往復運動可能に取り付けられたパンチ を備えた１対の開口と、スロット状開口とを有し、該開口を通って多ブレード形 穿孔体が摺動して前記第２の袋に小孔を形成し、前記第２の袋に流出口及び角度 的に整合したシール形成部を形成すべく、断熱領域を包囲する隆起した流出口及 び角度的に整合したシール形成部を更に有することを特徴とする請求の範囲第１ １項に記載のヒートシール手段。 13．前記第２の長い対向ジョーの前記前面の対応する各袋形成領域が、前記第２ の袋に前記孔を形成すべくパンチが往復運動されるときにパンチの端部を受け入 れる１対の凹状孔と、前記穿孔ブレードが前記第２の袋に前記小孔を形成す るときに前記穿孔ブレードの端部を受け入れるスロット状凹部と、断熱領域を包 囲する隆起面とを有し、該隆起面に対して、前記第１ジョーの前記前面の断熱領 域を包囲する前記隆起した流出口及び角度的に整合したシール同時形成部が前記 ヒートシール可能なフィルムを押しつけて、前記第２の袋に前記流出口及び角度 的に整合したシール同時形成部を形成することを特徴とする請求の範囲第１２項 に記載のヘッドシール手段。 14．前記第２の長い対向ジョーの前記前面の前記対応する各袋形成領域が、前記 第２ジョーを横切って形成され且つ前記第１の長い対向ジョーの前記前面に形成 された前記長い凹部と協働する長い開口と、前記第２の長い対向ジョーの長い開 口内で往復運動できるように取り付けられた切断ブレードとを有し、該切断ブレ ードは、該切断ブレードが前記ヒートシールされたフィルムを貫通して前記第１ の長い対向ジョーの前記第１面の前記長い凹部内に進入するときに前記第２の袋 を切断し、これにより前記第２の袋を前記第１の袋から切断することを特徴とす る請求の範囲第１３項に記載のヘッドシール手段。 15．前記第１及び第２の長い対向ジョーが、前記複数のパンチ、前記穿孔ブレー ド及び前記切断ブレードの作動手段と、前記第１及び第２の長い対向ジョーの前 面に隣接して前記第１及び第２の長い対向ジョーの各々に形成された開口内に取 り付けられた複数の長いロッド状加熱要素とを有することを特徴とする請求の範 囲第１４項に記載のヘッドシール手段。 16．前記作動手段が、前記第１及び第２の長い対向ジョーの後面に取り付けられ た複数のピストン手段を備えていることを特徴とする請求の範囲第１５項に記載 のヘッドシール手段。 17．前記ピストン手段が、前記第１及び第２の長い対向ジョーの前記後面の長い 長さから間隔を隔て且つ該長さに沿って延びている補強梁に直接連結されており 、前記複数のパンチ及び前記穿孔ブレードが、前記第１の長い対向ジョーの後面 で補強梁に取り付けられ且つ該補強梁により作動され、前記切断ブレードが、前 記第２の長い対向ジョーの後面で補強梁に取り付けられ且つ該補強梁により作動 されることを特徴とする請求の範囲第１６項に記載のヘッドシール手段。 18．前記第１及び第２の長い対向ジョーの前記後面が端部を有し、該端部の間で 前記第１及び第２の長い対向ジョーの各後面には２つのピストンが設けられてお り、前記補強梁が前記ピストンにより同時に移動され且つ前記後面の端部に取り 付けられ且つ前記補強梁に連結されたラックアンドピニオン手段により制御され ることを特徴とする請求の範囲第１７項に記載のヘッドシール手段。 19．前記第１及び第２の長い対向ジョーの前記前面が２つの端部を有しており、 前記第１及び第２の長い対向ジョーの前面の各端部には前面に隣接して４つの開 口が形成されており、前記第１及び第２対向ジョーの前面の各端部に形成された 各開口内には長い加熱要素が挿入され且つ支持されていることを特徴とする請求 の範囲第１８項に記載のヘッドシール手段。 20．前記第１の長い対向ジョーの前記前面の各袋形成領域が、別の隆起したシー ル形成領域を備え、前記第２の長い対向ジョーの前記前面の各袋形成領域が、別 の面を有し、該面に対し、前記第１の長い対向ジョーの前記前面の各袋形成領域 の前記別の隆起したシール形成領域が前記ヒートシール可能なフィルムを押しつ けて前記第２の袋を横切る別の頂部シールを形成することを特徴とする請求の範 囲第１１項に記載のヘッドシール手段。