JPH08505126A - アレルゲン抽出液調整法とその製造法 - Google Patents

アレルゲン抽出液調整法とその製造法

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JPH08505126A JP6510713A JP51071394A JPH08505126A JP H08505126 A JPH08505126 A JP H08505126A JP 6510713 A JP6510713 A JP 6510713A JP 51071394 A JP51071394 A JP 51071394A JP H08505126 A JPH08505126 A JP H08505126A
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Abstract

(57)【要約】 アレルギー性疾患(allergic diseases)の診断、及びその免疫療法(immunotherapy)そして免疫治療のモニターのシステマチック・アプローチに有効で、免疫不調の診断にも適用出来るアレルゲン(アンチゲニック)抽出液(alleregenicexctracts)の調整過程に関する発明。本発明の要点は、初回の短時間抽出ステップで免疫反応に無関係物質が取り除かれる点にある。そのようにして採出された抽出残余物を繰り返し配列抽出にかけることにより、免疫力のある各配列抽出液を得る調整法がこの発明である。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の名称〕 アレルゲン抽出液調整法とその製造法 本発明はアレルゲン(アンチゲニック,antigenic)抽出物の抽出調整過程に関 する。さらに詳細には、あらゆるアレルゲン抗原原料からのアレルゲン抽出物の 抽出調整過程に関する。
アレルギー症で悩む人は、IgE(免疫グロブリンE)抗体と呼ばれるアレルギー ・レアギニック(reaginic)抗体を持っている。これらの抗体がアレルゲン(an tigens)と呼ばれるアレルギー反応を引き起こす物質と組合ってアレルギー反応 を示す。このアレルゲンを抗原物質から抽出して、診断や治療の目的に利用する のが現在までの臨床法であった。これまでのアレルゲン抽出技術、特に花粉やダ ニ、虫、かび、などの吸入性抗原や食事性抗原その他の抗原の抽出技術では、抗 原物質・抗原原料(source material)を水あるいはその他の溶液に2時間ある いは1晩、及びそれ以上の期間浸しておく方法がとられていた。この抽出物は低 分子合成物を取り除くため透析され、その後凍結乾燥される。この粗抽出物(cr ude extract)をもとにしたin vivo and in vitro診断テストシステムでは、ア レルギー反応現象とIgE抗体の存在を示す。しかしこの方法は、臨床医学が要望 する適正な患者の管理に必要な情報を与えてはくれない。
こうして抽出された抽出物には炭水化物(carbohydrates)、脂肪分(lipids) 、酵素(enzymes)、有毒物、刺激物などの免疫反応に意味のない分子など様々 な無関係物質が90%前後含まれていて、テストシステムを感度の低い不正確なも のにしている。また、免疫療法を目的として利用される場合、粗抽出物は意味あ る効果を示さず、無関係物質の含有は、免疫治療中に中程度から危険程度までの 副作用を引き起こすことが知られている。さらに粗抽出物は、免疫療法中におい て遮断抗体(blocking antibodies)とよばれるIgG抗体のレペルを管理する免疫 分析(immuno-assays)には不適当である。原因は粗抽出物内における無関係な 反免疫物質(nonimmunologicalmaterials)の含有率が高く、作用を妨害される ためである。
無関係含有物の間で、粗抽出物は、ほんの10%程度しか各種のアレルゲン性分子 (allergenicmolecules)を含んでいない。しかしながら、これらの粗調整物(c rude preparations)から純粋なアレルゲンを獲得する試みも行われている。そ れにはゲル・フィルトレーション(gel filtration)、イオン染色変化(ion ex changechromatography),単一抗体(monoclonal antibodies),DNA技術、 人造ペプシン(synthetic peptides)などの技術が上げられる。しかし、この精 製されたアレルゲンの利用も,いままでのところ診療や免疫治療および免疫治療 期間のモニターリングに重要な改善をもたらさなかった。原因は、精製アレルゲ ンが精製過程において変性し、免疫システム(immune system)が,変性したこれ らの精製アレルゲンを認識出来なくなってしまうからである。
アレルゲン抽出物の抽出方法をテーマとした資料は数多くあげられる。U.S.パテ ント番号3.591.677;3.798.319;4.031.199;4.774.226や4.963.356は、アレル ゲン抽出物の抽出調整過程や方法について色々と研究している。これらすべての 方法において、アレルゲン抗原原料は、基本的には16時間から5日間抽出する方 法を採用している。
この旧来の方法に対して、U.S..パテント番号4.364.938は抗原原料を繰り返し抽 出する方法を採用している。アレルゲン活性(allergenic activity)を持つ抽 出液は,取り除かれ、抽出残余物が採取される。この抽出残余物を直接、あるい は追加処理をくわえて、0.9%の塩水に保留し、患者に注射で投与する。抗原原 料からのアレルゲン遊離(allergen release)は、色々の研究者が手がけている 。マルシ(Marsh et al.J.Allergy Clin.Immunol.1981:67.206-16)やバラニウク (Baraniuk et al.J Allergy Clin.Immunol 1988*81.1126-34.)などがその代表 である。
アレルギー問題を要約すると、従来、アレルギー疾患の免疫治療法には、各種の 粗抽出物が用いられているが、粗抽出物には多種類の不純物及び無関係物質が含 まれ、治療効果が極めて低いのが現状である。また精製アレルゲンは、殆どの患 者がその特定の抗原原料に対して1個以上のIgE抗体を持っているため、問題の 複雑化を起こしている。従って有効性及び安全世の観点から優れた抽出物の調整 過程が確率され、高品質の抗原抽出物の出現と安全供給が期待されている。
本発明の目的は、まさにこの点にあり、本発明はこの問題を解消した。そして本 発明は独自の物であり、今まで他に同様な発表や論文提起がなされていない。即 ち、本発明の第1の目的は、免疫治療に無関係な物質や不純物が殆ど含有されて いないアレルゲン(antigenic)抽出液を調整する新しい製造法を提供すること である。本発明の第2の目的は、免疫障害(Immuno-logical disorders)特にア レルギー性疾患の診断、アレルギー患者の免疫療法、及び治療モニターリングに 組織的な方法を提供することにある。
私は、旧来の方法で抗原原料の抽出実験中に、残された抽出残余物に、抽出液以 上の免疫活性があることを偶然発見した。その後の実験で、抽出残余物内の殆ど 大部分の免疫活性が、実はアレルゲン性(allergenic nature)を持ち,それが抗 原原料のアレルギー分子(allergenic molecules)の遊離率に大きく関連してい ることが明確になった。
本発明では、アレルゲン抗原から水溶媒(aqueous solvent)を介して約5分程度 の抽出で、まず上記のアレルゲン抽出残余物を獲得する新しい方法を紹介する。
本発明では、免疫に無関係物質を含んだ初期抽出液は、大部分処分され、アレル ゲンを含んだアレルゲン抽出残余物を採取する。アレルゲン抗原原料の種類によ っては、この手順を繰り返すことがオプションとなる。
本発明の重要点は、抗原原料が抽出溶媒に接触すると、殆どの無関係物質は直ち に溶媒に遊離するが、アレルゲン分子は、少々遅れて溶媒に遊離することである 。この時間差は、各アレルゲン抗原原料によって違う。そのためこの抽出ステッ プを的確・最短に抑えることに細心の注意を払わなければならない。なぜならば 、この抽出ステップの目的が、無関係物質を、アレルゲン分子のロスを最小にお さえながら抽出液に遊離させ取り除くことにあるからである。こうして獲得した アレルゲン抽出残余物を繰り返し抽出にかけ、各抽出ステップから、それぞれ配 列抽出液を獲得し、抽出残余物を引き続けて抽出にかける。その抽出ステップの 詳細は次のとうりである。
A.適切な溶媒体で1回4時間以内抽出する。この抽出過程では、急速遊離型ア レルゲン活性が遊離する。
B.同様の溶媒体で1回4時間あるいは4時間以上、抽出液にアレルゲン活性が 殆ど放出されないまで抽出を行う。これには、1日以上掛かかる可能性がある。
この抽出過程では、ゆっくり遊離型アレルゲン活性が遊離する。
C.酸性溶液で1回30分以内抽出する。抽出時間は、段階に分けて酸性溶液を追 加しながら各段階で抽出を繰り返し、先の抽出残余物からの抽出液に、免疫活性 が殆ど遊離されなくなくなるまで抽出を行う。この抽出液には基本的なアレルゲ ンが含まれている。
D.アルカリ性溶液で1回30分以内抽出する。柚出時間は、段階に分けてアルカ リ性溶液を追加しながら各段階で抽出を繰り返し、先の抽出残余物からの抽出液 に免疫活性が殆ど遊離されなくなるまで抽出を行う。これらの抽出液には酸性ア レルゲンが含まれている。
各アレルゲン原料は、各々独自のアレルゲン分子構造をもち、与えられた溶液に 遊離する率や程度が各々異なる。ある種のアレルゲン原料では、アレルゲン分子 は溶液に36時間以内で遊離するが、他の種類では4日間以上にわたって遊離を続 ける。そのため抽出段階における時間のパラメーター、ボリューム及びpHを各種 のアレルゲン原料の性格をもとに選別し、抽出液に最大のアレルゲンが遊離する ように機能的効率的に操作する必要がある。しかし、各抽出ステップにおいて、 アレルゲンは溶媒に常時遊離を行っているため、短時間の抽出でもアレルゲン活 性が含有されていることを明記する。以下、本発明を実験により詳細に説明する 。
アレルゲン抗原物質は1:10w/vの水あるいはpHがニュートラルの生理緩衡液(ph ysiologicalbuffer system)、及びpH7.4の生理燐酸塩(physiological phospha te saline)で5分間静かに振り、この溶解液を直ちにフイルターにかけ、アレ ルゲン抽出残余物を採取する。原料によって 必要とあれば、この抽出をもう1度繰り返す。この操作は本発明の重要点で、厳 密に且つ時間を最短に行うように充分の注意を払うことが必要である。またこの 抽出操作を行う室温は4℃が好ましい。
採取したアレルゲン抽出残余物を、さらに同じ質量の溶媒で最短1時間抽出にか け、溶液を直ちにフイルターにかける。このろ過物をエクストラクトA-I(Exrac t A-I)と名ずけ、同時に抽出残余物を採取する。この抽出ステップをもう1度 繰り返して、エクストラクトA-IIを得る。この2つのろ過物を混合したものをエ クストラクトA(Extract A)と名ずける。
採出された抽出残余物は、さらに同様の抽出にかけるが、この際の抽出時間はは 各4時間以上とし、何度か繰り返すが、総抽出時間を24時間以上、最後のろ過物 にアレルゲン活性がほとんどなくなるまで繰り返す。繰り返す回数は、抽出残余 物、つまり抽出されるアレルゲン原料による。このようにして得たろ過物を混合 し、これをエクストラクトB(Extract B)と名ずける。また段階ごとに得たろ過 物を、順にエクストラクトB-I(Extract B-I)、エクストラクトB-II(Extract B-II)etc.と名ずける。
抽出残余物を素早く蒸留水で洗い、その後、0.1M程度の酢酸(acetic acid)な どの酸性溶液(acidic solution)で抽出にかける。抽出時間は10分前後が好ま しいが、長くても30分以内を保持する。続いて溶液をフイルターにかけ、ろ過物 のpHをニュートラルにして保留し、抽出残余物を採出する。この操作を2度ある いはそれ以上繰り返す。ろ過物を混合したものをエクストラクトCアシデイツク (Extract C Acidic)と名ずける。
抽出残余物を素早く水で2回洗い、その後、0.1M程度のナトリウム水酸化物溶 液(sodiumhydroxide solution)などのアルカリ性溶液で抽出にかける。抽出時 間は10分前後が好ましいが、長くても30分以内を保持する。続いて溶液をフイル ターにかけ、ろ過物のpHをニュートラルにして保留し、抽出残余物を採出する。
この操作を2度あるいはそれ以上繰り返す。ろ過物を混合したものをエクストラ クトDベーシック(Extract D Basic)と名ずける。エクストラクトCアシディ ックとエクストラクトDベーシックは、生理緩衡液で平衡させてから使用するこ とが好ましい。
エクストラクトAは、殆どがマイナー・アレルゲン(minor allergens)と呼ば れる急速遊離型のアレルゲンと、ほんの少量のゆっくり遊離型アレルゲンを含ん でいる。エクストラクトBは、殆どがメージャー・アレルゲン(major allergen s)と呼ばれるゆっくり遊離型アレルゲンを含ん でいる。
アレルギー疾患患者の約80%はメージャー・アレルゲンに対するレアギン(reag inic)すなわちIgE抗体を持っている。そのためエクストラクトAを初回エクス トラクトBと組み合わせてスキン・プリック・テスト(skin prick test)やア レルギー患者のIgE抗体検出スクリーニングテストのような免疫分析に利用出来 る。エクストラクトBはつまり、エクストラクトAのフォロウアップテスト(fo llow up test,追従テスト)となる。エクストラクトBがメージャー・アレルゲ ンを含有しているため、エクストラクトAに対してポジテイブな患者の約80%を 検出することが可能である。
エクストラクトBテストの結果をもとに、医師は免疫治療に適した抽出液を選択 することが出来る。エクストラクトCアシディック内のアレルゲン活性は、原料 に関連する。またエクストラクトDベーシック内のアレルゲン分子は大量のアン チゲン・プロテイン(antigenic proteins,アンチゲン蛋白質)を含んでいる。
抽出液は、アレルギー疾患の探知・治療計画及び管理に重要な役割をはたすこと となる。その上、エクストラクトCアシディックとエクストラクトDベーシック 及びその留分は、他の免疫疾患を持つ患者の診断に重要な意味を持つ。
これらの抽出液は、従来の常法により調整し、アレルギー患者の免疫治療を目的 として投薬できる。さらにこれらの抽出液に、一方では従来の各種の常法により 軽度の薬学処理を行い、抽出液のアレルゲン反応性を消去させながら、他方、充 分な免疫活性を保持させるようにすることが出来る。またエクストラクトBでは なく、単にスクリーニング・テストにおいてIgE抗体を所有する患者は、エクス トラクトAあるいはエクストラクトA-Iで治療し、同じ抽出液で免疫治療をモニ ターできる。さらにエクストラクトBに対してIgE抗体を持つ患者は、始めにエ クストラクトBで治療を行い、同じ抽出物で治療モニターする。必要とあれば、 この免疫治療に続いて、エクストラクトAあるいはエクストラクトA-I治療を続 ける。
エクストラクトBに対して低いIgE抗体家価を持つ患者には、エクストラクトA を適用した治療が考えられる。エクストラクトCアシディックとエクストラクト Dベーシックは、独自にあるいは他の同じ原料からの抽出物と混合して使用でき る。これはIgE抗体の有無による。但し、エクストラクトDベーシックは、大量 のアンチゲンを含有しているため、使用には充分の注意が必要である。これらの 抽出液は他の各抽出液とともに免疫治療モニターとしても使用できる。
しかしながら、本発明の具体化を記述するにおいて、本発明の精気とスコープを もった様々な変更と調節によりさらに明確になることを、理解されなくてはいけ ない。
本発明は、どの様な原料に適用出来る。すべての種類の草・雑草・木・花等の花 粉がこの方法で抽出出来る。毛、皮膚・羽・あかなどの補乳動物上皮(animal e pithelia)がこの方法で抽出できる。すべての種類のカビ・酵母菌・腐食菌・す す・真菌などの菌類もこの方法で抽出できる。すべての種類のバクテリヤやビー ルスなどもこの方法で抽出できる。またすべての昆虫やダニ種もこの方法で抽出 できる。この方法では、さらに屋内塵内のアレルゲンをも抽出出来る。植物及び 動物から作られている食品もこの方法で抽出できる。いずれにしろ各抗原原料に 応じて、抽出の各々の段階の時間のパラメーター・ボリウム及びpHを的確に決定 選択するこどが大切である。
本発明の抽出液は、従来の方法による抽出液に比べて、ずっと性能が優れている 。これは、初回の短時間抽出ステップで免疫反応に何の免疫学的役割も持たない 無関係物質が取り除かれるためである。これによって、診断とテストシステム・ モニターの間違った背景を構成する主な原因、及び免疫治療中の深刻な副作用の 原因をを解消する。本発明の抽出液はまた、同じ材料で患者のテスト・治療・治 療モニターを行うことを可能にするという大変ユニークな有利性を提供する。
本発明の抽出残余物は、従来の方法による抽出液に比べて、殆ど純粋で免疫効能 が高く、ずっと優れたものである。従来の数多いアレルゲン調整法やその粋閥法 などにおいては、抽出物は、そのアレルゲン分子の変性をもたらす荒々しい処理 をうけるが、本発明の方法により抽出された抽出液は、抽出液内のアレルゲンが 本来の性格を保つことが大きな特徴である。本発明の方法による抽出液は、長期 の保存に耐えることができる。これは、従来の方法において、しばしば品質退化 の原因となっている炭水化物や蛋白質酵素化の活動が、抽出液内に見られないか らである。この方法で得られたアレルゲン抽出液はin vivoの状態と比較出来る 。免疫治療中において、これらのアレルゲン分子は、元来の形態でアンチゲン細 胞に現れる。アンチゲン細胞内でT-細胞がその認識力を発揮出来、正しい種類 のアンチゲン・ペプシンが製造される過程では、T-細胞は従って、正しい免疫 反応を調節することが可能で、免疫システムがその効能を果たすことが出来るよ うになる。
さらに、本発明により獲得される抽出液は、単一抗体、DNA技術、人造ペプシン などの精製アレルゲン製造方法に比べると、診断や適用の重要性を考慮した場合 、経済的・免疫学的にはるかに適している。これは殆どのアレルギー患者が1個 以上のアレルゲンに対してIgE抗体を所有しているからである。アレルゲン抗原 がアレルギー患者に接触すると、アレルゲンが体内の流動物中に遊離される。エ クストラクトBの効能が、ゆっくりと遊離する性格故に、そのアレルゲンは患者 に長期にわたって感受性をあたえる。従って本発明の方法で抽出したエクストラ クトBは、各アレルギー患者の主要アレルギー源の約80%を探知することが可能 である。
本発明の方法で抽出した抽出液は、今まで発見されていないアレルゲンをも発見 ・探知することが可能である。本発明の方法で抽出した抽出液、特にエクストラ クトDベーシックは他の免疫障害を持つ患者の診断分野を拡大する。そして本発 明の提供する組織的な対応は、アレルギー疾患について明確な理解を与え、医師 にアレルギー患者に対するよりすぐれた治療と管理を保証する。
以下、本発明の実施例を述べる。
実施例 〔実施例1〕 1.脱脂乾燥したオーカード草(Dactylus glomerata)の花粉を1グラム試験管 に入れPBS(燐酸塩緩衡液)を10ml加える。試験管を1分間静かにふり、内容 物を10−11umのリテンション・タイプのガラス漏斗でろ過する。ろ過液が出てく る側を少々真空状態にしてろ過の速度を早めると、ろ過は15秒以内で完了する。
直ちに上記PBSを再度10ml加え、ガラス漏斗を静かに30秒ふる。ろ過は15秒で 完了する。抽出液を取りのぞき、花粉抽出残余物を採取する。
2.採取した花粉抽出残余物を他の試験管に移し、PBSを10ml加えて30分抽出 にかけ、ろ過する。ろ過物を0.22umの漏斗に通して得たものが、エクストラクト A-Iである。抽出残余物をさらに同じ方法で30分抽出にかけてエクストラクトA-I Iを得る。エクストラクトA-IとエクストラクトA-IIを混合してエクストラクトA を作る。
3.上記ステップの花粉抽出残余物をさらに同様に、今回は4時間抽出にかけ抽 出液を0.22umの漏斗でろ過する。そしてこの操作をさらに2回繰り返して得た3 つの抽出液を混合してエクストラクトB-Iを作る。残された花粉抽出残余物を、 さらに上記同様に抽出にかけ、エクストラクトB-IIを得る。エクストラクトB-I とエクストラクトB-IIを混合してエクストラクトBを作る。
4.エクストラクトB-II抽出で残された花粉抽出残余物を素早く5mlの蒸留水で 2回洗い、0.1M酢酸で10分間抽出にかける。続いて溶液をフイルターにかけ、 ろ過物のpHを水酸化ナトリウムでニュートラルにし、抽出残余物を採出する。こ の操作をさらに2度繰り返して得た抽出液を混合してエクストラクトCアシディ ックを作る。
5.花粉抽出残余物を素早く5mlの蒸留水で2回洗い、0.1MのNa0H(水酸化ナ トリウム)で3回最後の抽出にかける。続いて溶液をフイルターにかけ、ろ過物 のpHを酢酸でニュートラルにし、をエクストラクトDベーシックを得る。このよ うにして得たすべてのエクストラクトの濃縮物あるいは希釈物が、in vivo and in vitro診断に適用できる。またこれらのエクストラクトは免疫治療及びそのモ ニターとしても適用できる。
〔実施例2〕 実施例1におけるオーカード草(Dactylus glomerata)の花粉での過程を、ライ 麦草花粉(Lolium perrene)で行う。この場合、第3ステップの繰り返し回数は 1回のみである。(実施例1では2回) 〔実施例3〕 実施例1におけるオーカード草(Dactylus glomerata)の花粉での過程を、おお あわがえり草花粉(Phelum pratense)で行う。
〔実施例4〕 実施例1におけるオーカード草(Dactylus glomerata)の花粉での過程を、かば の木花粉(Betulaverrucosa)で行う。この場合、第3ステップの繰り返し回数 は1回のみである。(実施例1では2回) 〔実施例5〕 実施例1におけるオーカード草(Dactylus glomerata)の花粉での過程を、屋内 塵性ダニ(Dermatophagoides pteronyssinus)で行う。この場合、第3ステップ の繰り返し回数は4回とする。(実施例1では2回)
【手続補正書】特許法第184条の8
【提出日】1994年10月5日
【補正内容】 アレルギー疾患患者の約80%はメージャー・アレルゲンに対するレアギン(reag inic)すなわちIgE抗体を持っている。そのためエクストラクトAを初回エクス トラクトBと組み合わせてスキン・プリック・テスト(skin prick test)やア レルギー患者のIgE抗体検出スクリーニングテストのような免疫分析に利用出来 る。エクストラクトBはつまり、エクストラクトAのフォロウアップテスト(fo llow up test,追従テスト)となる。エクストラクトBがメージャー・アレルゲ ンを含有しているため、エクストラクトAに対してポジテイブな患者の約80%を 検出することが可能である。 エクストラクトBテストの結果をもとに、医師は免疫治療に適した抽出液を選択 することが出来る。エクストラクトCアシディック内のアレルゲン活性は、原料 に関連する。またエクストラクトDベーシック内のアレルゲン分子は大量のアン チゲン・プロテイン(antigenic proteins,アンチゲン蛋白質)を含んでいる。 抽出液は、アレルギー疾患の探知・治療計画及び管理に重要な役割をはたすこと となる。その上、エクストラクトCアシディックとエクストラクトDベーシック 及びその留分は、他の免疫疾患を持つ患者の診断に重要な意味を持つ。 これらの抽出液は、従来の常法により調整し、アレルギー患者の免疫治療を目的 として投薬できる。さらにこれらの抽出液に、一方では従来の各種の常法により 軽度の薬学処理を行い、抽出液のアレルゲン反応性を消去させながら、他方、充 分な免疫活性を保持させるようにすることが出来る。またエクストラクトBでは なく、単にスクリーニング・テストにおいてIgE抗体を所有する患者は、エクス トラクトAあるいはエクストラクトA-Iで治療し、同じ抽出液で免疫治療をモニ ターできる。さらにエクストラクトBに対してIgE抗体を持つ患者は、始めにエ クストラクトBで治療を行い、同じ抽出物で治療モニターする。必要とあれば、 この免疫治療に続いて、エクストラクトAあるいはエクストラクトA-I治療を続 ける。 エクストラクトBに対して低いIgE抗体家価を持つ患者には、エクストラクトA を適用した治療が考えられる。エクストラクトCアシディックとエクストラクト Dベーシックは、独自にあるいは他の同じ原料からの抽出物と混合して使用でき る。これはIgE抗体の有無による。但し、エクストラクトDベーシックは、大量 のアンチゲンを含有しているため、使用には充分の注意が必要である。これらの 抽出液は他の各抽出液とともに免疫治療モニターとしても使用できる。 特許請求の範囲 〔請求項1〕 アレルゲン原料からアレルゲン抽出残余物調整する過程で、同アレルゲン原料を 水溶媒を介して行う最低1回の抽出所要時間が5分以内の抽出ステップで、同抽 出ステップが抽出液内に大部分の免疫無関係物質を取り除き、採取したアレルゲ ン抽出残余物にアレルゲン活性のロスの全くない、或いはロスを最低に止めた製 造過程。 〔請求項2〕 特許請求の範囲第(1)項記載で獲得したアレルゲン抽出残余物 〔請求項3〕 最低1つのアレルゲン抽出物の調整過程で、特許請求の範囲第(2)項記載の抽出 残余物に水溶媒を介して行う最低1回の次の抽出ステップ(a)、及び同抽出ステ ップ(a)の総抽出時間が4時間以内のもので、同抽出ステップ(a)の抽出液内に急 速遊離型アレルゲン活性の遊離をおこさせる過程。 〔請求項4〕 特許請求の範囲第(3)項記載の調整過程で、抽出ステップ(a)の総抽出時間が2時 間以内のもの。 〔請求項5〕 特許請求の範囲第(3)及び第(4)項記載の調整過程で、上記抽出ステップ(a)に続 いて行われる最低2回の配列抽出過程。. 〔請求項6〕 特許請求の範囲第(5)項記載の調整過程で、上記抽出ステップ(a)に続いて繰り返 される配列抽出で、各総抽出時間が1時間以内のもの。 〔請求項7〕 最低1つのアレルゲン抽出物の調整過程で、特許請求の範囲第(3)及び(6)記載の あらゆる形態の混合物から獲得出来る抽出物調整過程。 〔請求項8〕 最低1つのアレルゲン抽出物調整過程で、特許請求の範囲第(3)から(6)までに記 載の抽出ステップ(a)の処理を行って獲得したアレルゲン抽出残余物に水溶媒を 介して行う、さらに行う引き続き最低1回の配列抽出ステップ(b)で、同抽出ス テップ(b)の総抽出時間が4時間以上のもの、並びに同抽出ステップ(b)の抽出液 内に、ゆっくり遊離型アレルゲン活性の遊離をおこさせる過程。 〔請求項9〕 特許請求の範囲第(8)項記載の調整過程で、上記抽出ステップ(b)に引き続いて行 われる最低2回の配列抽出過程。 〔請求項10〕 最低1つのアレルゲン抽出物の調整過程で、特許請求の範囲第(8)または第(9)項 記載のあらゆる形態の混合物から獲得出来る抽出物調整過程。 〔請求項11〕 酸性アレルゲン抽出物の調整過程で、特許請求の範囲第(8)または第(9)項記載の 抽出ステップ(b)から獲得できたアレルゲン抽出残余物に、さらに続けて酸性溶 液を利用して行われる最低1回の追加配列抽出ステップ(c)で、上記抽出ステッ プ(c)が抽出液内に免疫活性を殆ど放出する調整過程で各抽出総時間が30分を越 えないもの。 〔請求項12〕 特許請求の範囲第(11)項記載による酸性アレルゲン抽出物をもとにして引き続き 行われる配列抽出操作で、各抽出総時間が30分を越えないもの。 〔請求項13〕 最低1つのアレルゲン抽出物調整過程で、特許請求の範囲第(11)および(12)項記 載のあらゆる形態の混合物から獲得出来る抽出物調整過程。 〔請求項14〕 アルカリ性アレルゲン抽出物の調整過程で、特許請求の範囲第(8)および第(9)項 記載の抽出ステップ(b)または、特許請求の範囲第(11)および第(12)項記載の抽 出ステップ(c)から獲得できたアレルゲン抽出残余物に、さらに続けてアルカリ 性溶液を利用して行われる最低1回の追加配列抽出ステップ(d)で、抽出ステッ プ(d)が抽出液内に免疫活性を殆ど放出する調整過程で各抽出総時間が30分を越 えないもの。 〔請求項15〕 特許請求の範囲第(14)項記載によるアルカリ性アレルゲン抽出物をもとに引き続 き繰り返して行われる配列抽出操作で、各抽出総時間が30分を越えないもの。 〔請求項16〕 最低1つのアレルゲン抽出物調整過程で、特許請求の範囲第(14)および(15)項記 載のあらゆる形態の混合物から獲得出来る抽出物調整過程。 〔請求項17〕 特許請求の範囲第(3)項から第(16)項記載の調整過程から獲得出来るすべてのア レルゲン抽出物。 〔請求項18〕 特許請求の範囲第(17)項記載の各アレルゲン抽出物の、免疫不調、特にアレルギ ー性疾患検査の診断としての使用。 〔請求項19〕 特許請求の範囲第(17)項記載の各アレルゲン抽出物のアレルギー性疾患患者の治 療、特に免疫不調治療における使用。 〔請求項20〕 特許請求の範囲第(17)項記載の各アレルゲン抽出物のアレルギー性疾患患者の免 疫治療間におけるモニターリングとしての使用。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AT,AU,BB,BG,BR,BY, CA,CH,CZ,DE,DK,ES,FI,GB,H U,JP,KP,KR,KZ,LK,LU,MG,MN ,MW,NL,NO,NZ,PL,PT,RO,RU, SD,SE,SK,UA,US,VN

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 〔請求項1〕 アレルゲン原料からアレルゲン抽出残余物調整する過程で、同アレルゲン原料を 、最低1回の抽出所要時間が5分以内の抽出ステップで、同抽出ステップが抽出 液内に大部分の免疫無関係物質を取り除き、採取したアレルゲン抽出残余物にア レルゲン活性のロスの全くない、或いはロスを最低に止めた製造過程。
  2. 〔請求項2〕 特許請求の範囲第(1)項記載で獲得したアレルゲン抽出残余物
  3. 〔請求項3〕 最低1つのアレルゲン抽出物の調整過程で、特許請求の範囲第(2)項記載の抽出 残余物に行う最低1回の次の抽出ステップ(a)及び同抽出ステップ(a)の総抽出時 間が4時間以内のもので、同抽出ステップ(a)の抽出液内に急速遊離型アレルゲン 活性の遊離をおこさせる過程。
  4. 〔請求項4〕 特許請求の範囲第(3)項記載の調整過程で、抽出ステップ(a)の総抽出時間が2時 間以内のもの。
  5. 〔請求項5〕 特許請求の範囲第(3)及び第(4)項記載の調整過程で、上記抽出ステップ(a)に続 いて行われる最低2回の配列抽出過程。.
  6. 〔請求項6〕 特許請求の範囲第(5)項記載の調整過程で、上記抽出ステップ(a)に続いて繰り返 される配列抽出で、各総抽出時間が1時間以内のもの。
  7. 〔請求項7〕 最低1つのアレルゲン抽出物の調整過程で、特許請求の範囲第(3)及び(6)記載の あらゆる形態の混合物から獲得出来る抽出物調整過程。
  8. 〔請求項8〕 最低1つのアレルゲン抽出物調整過程で、特許請求の範囲第(3)から(6)までに記 載の抽出ステップ(a)の処理を行って獲得したアレルゲン抽出残余物を、さらに 行う引き続き最低1回の配列抽出ステップ(b)で、同抽出ステップ(b)の総抽出時 間が4時間以上のもの、並びに同抽出ステップ(b)の抽出液内に、ゆっくり遊離型 アレルゲン活性の遊離をおこさせる過程。
  9. 〔請求項9〕 特許請求の範囲第(8)項記載の調整過程で、上記抽出ステップ(b)に引き続いて行 われる最低2回の配列抽出過程。
  10. 〔請求項10〕 最低1つのアレルゲン抽出物の調整過程で、特許請求の範囲第(8)または第(9)項 記載のあらゆる形態の混合物から獲得出来る抽出物調整過程。
  11. 〔請求項11〕 酸性アレルゲン抽出物の調整過程で、特許請求の範囲第(8)または第(9)項記載の 抽出ステップ(b)から獲得できたアレルゲン抽出残余物に、さらに続けて酸性溶 液を利用して行われる最低1回の追加配列抽出ステップ(c)で、上記抽出ステッ プ(c)が抽出液内に免疫活性を殆ど放出する調整過程。
  12. 〔請求項12〕 特許請求の範囲第(11)項記載による酸性アレルゲン抽出物の調整過程で、上記抽 出ステップ(c)の各抽出総時間が30分を越えないもの。
  13. 〔請求項13〕 特許請求の範囲第(11)または第(12)項記載による酸性アレルゲン抽出物をもとに して引き続き行われる配列抽出操作で、各抽出総時間が30分を越えないもの。
  14. 〔請求項14〕 最低1つのアレルゲン抽出物調整過程で、特許請求の範囲第(11)および(13)項記 載のあらゆる形態の混合物から獲得出来る抽出物調整過程。
  15. 〔請求項15〕 アルカリ性アレルゲン抽出物の調整過程で、特許請求の範囲第(8)および第(9)項 記載の抽出ステップ(b)または、特許請求の範囲第(11)および第(13)項記載の抽 出ステップ(c)から獲得できたアレルゲン抽出残余物に、さらに続けてアルカリ 性溶液を利用して行われる最低1回の追加配列抽出ステップ(d)で、抽出ステッ プ(d)が抽出液内に免疫活性を殆ど放出する調整過程。
  16. 〔請求項16〕 特許請求の範囲第(15)項記載によるアルカリ性アレルゲン抽出物の調整過程で、 上記抽出ステップ(d)の各抽出総時間が30分を越えないもの。
  17. 〔請求項17〕 特許請求の範囲第(15)または第(16)項記載によるアルカリ性アレルゲン抽出物を もとに引き続き繰り返して行われる配列抽出操作で、各抽出総時間が30分を越え ないもの。
  18. 〔請求項18〕 最低1つのアレルゲン抽出物調整過程で、特許請求の範囲第(15)および(17)項記 載のあらゆる形態の混合物から獲得出来る抽出物調整過程。
  19. 〔請求項19〕 特許請求の範囲第(3)項から第(18)項記載の調整過程から獲得出来るすべてのア レルゲン抽出物。
  20. 〔請求項20〕 特許請求の範囲第(19)項記載の各アレルゲン抽出物の、免疫不調、特にアレルギ ー性疾患検査の診断としての使用。
  21. 〔請求項21〕 特許請求の範囲第(19)項記載の各アレルゲン抽出物のアレルギー性疾患患者の治 療、特に免疫不調治療における使用。
  22. 〔請求項22〕 特許請求の範囲第(19)項記載の各アレルゲン抽出物のアレルギー性疾患患者の免 疫治療間におけるモニターリングとしての使用。
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