JPH08503657A - 膜を使用するタキサン溶質の処理 - Google Patents

膜を使用するタキサン溶質の処理

Info

Publication number
JPH08503657A
JPH08503657A JP6513353A JP51335394A JPH08503657A JP H08503657 A JPH08503657 A JP H08503657A JP 6513353 A JP6513353 A JP 6513353A JP 51335394 A JP51335394 A JP 51335394A JP H08503657 A JPH08503657 A JP H08503657A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
membrane
taxane
solute
region
feed liquid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP6513353A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2945479B2 (ja
Inventor
アール. カーバー,デビッド
アール. プラウト,ティモシー
ティー. ワークマン,クリストファー
エル. ヒューズ,チャールズ
Original Assignee
ナプロ バイオセラピューティクス,インコーポレイテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ナプロ バイオセラピューティクス,インコーポレイテッド filed Critical ナプロ バイオセラピューティクス,インコーポレイテッド
Publication of JPH08503657A publication Critical patent/JPH08503657A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2945479B2 publication Critical patent/JP2945479B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D61/00Processes of separation using semi-permeable membranes, e.g. dialysis, osmosis or ultrafiltration; Apparatus, accessories or auxiliary operations specially adapted therefor
    • B01D61/02Reverse osmosis; Hyperfiltration ; Nanofiltration
    • B01D61/025Reverse osmosis; Hyperfiltration
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D61/00Processes of separation using semi-permeable membranes, e.g. dialysis, osmosis or ultrafiltration; Apparatus, accessories or auxiliary operations specially adapted therefor
    • B01D61/02Reverse osmosis; Hyperfiltration ; Nanofiltration
    • B01D61/025Reverse osmosis; Hyperfiltration
    • B01D61/026Reverse osmosis; Hyperfiltration comprising multiple reverse osmosis steps
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D61/00Processes of separation using semi-permeable membranes, e.g. dialysis, osmosis or ultrafiltration; Apparatus, accessories or auxiliary operations specially adapted therefor
    • B01D61/14Ultrafiltration; Microfiltration
    • B01D61/145Ultrafiltration
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D305/00Heterocyclic compounds containing four-membered rings having one oxygen atom as the only ring hetero atoms
    • C07D305/14Heterocyclic compounds containing four-membered rings having one oxygen atom as the only ring hetero atoms condensed with carbocyclic rings or ring systems

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Water Supply & Treatment (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Nanotechnology (AREA)
  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
  • Epoxy Compounds (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 溶質成分としてタキサン溶質を含有する供給液体(122)を処理して、少なくとも1種類の溶質成分を除去する方法において、第1領域と第2領域(116,118)を分離するために半透膜(115)を使用する。供給液体(122)を膜に接触させて第1領域(116)中に置き、逆浸透によって、膜(115)を通して第2領域(118)へ供給液体の成分を移動させるのに圧力をかけて、第1領域(116)に少なくとも1種類の溶質成分を含有する濃縮水を形成し、第2領域(118)に溶媒成分の一部を含有する浸透水を形成する。選択された濃縮水又は浸透水は、更に第2の膜(115’)、好ましくはより大きいか同等の孔径の膜を通して移動させられてもよい。

Description

【発明の詳細な説明】 膜を使用するタキサン溶質の処理発明の分野 一般に、本発明は、供給液体を処理して、供給液体中に溶解又は懸濁している 溶質を除去する方法に関するものである。詳細には、本発明は、溶質からなる混 合物を含有する非水性の供給液体を処理して、望ましい溶質を除去する方法に関 するものである。より詳細には、この方法は溶液中に存在するタキサン(taxane )物質の濃縮及び精製に関するものであり、また、この方法をタキサン生成物を 製造するためにタキサンの濃縮及び精製への応用に関して以下に記載する。発明の背景 本発明の方法においては、供給液体中の溶質量を濃縮/精製するために逆浸透 技術又は限界濾過技術が利用される。逆浸透又は限界濾過のどちらかとしての方 法の分類は、膜の孔径に依存する。逆浸透膜の呼び分子量カットオフは、100 0ドルトン以下であり、限界濾過膜の呼び分子量カットオフは、1000ドルト ンより大きい。本発明においては、溶質からなる混合物を含有する非水性溶液中 の溶質を濃縮/精製するために、逆浸透法が利用される。非水性溶液は、主溶媒 成分として水を含有しない溶液と定義される。逆浸透膜は、膜が水溶液に対して 浸透性を有するように製造されるのが典型的である。水が通過するように適合さ せられた膜は、非水性溶媒の場合では実質的に異なる特徴を示し得る。 本発明においては、逆浸透又は限界濾過をタキサンの精製/濃縮に使用する。 タキサンは、セイヨウイチイ(Taxusbrevifolia)等の或る種の天然草木に見い だされるジテルペン類である。タキサンの例としては、タキソール、セファロマ ニン(cephalomannine)、バカティンIII(BaccatinIII)等がある。タキソール は抗ガン活性を明示しているので、タキサン特にはタキソールは医療界では多数 の研究の対象となっている。他のタキサンの多くは、この抗ガン活性を明示して いない。しかしながら、これら他のタキサンは、タキソール又はタキソールに類 似した化合物へ実験室で合成し得るので興味が持たれている。タキソールを生成 す る最も容易に利用可能で便利な手段は、多量の溶剤を使用して植物原料からそれ や他のタキサンを抽出して、タキサンと多量の溶剤からなる微細な濃縮液及び固 体の残渣を含有するミセルを生成することである。 ミセル中のタキサン特にタキソールは、約850ドルトンの分子量を有する。 1000ドルトンより大きい呼び分子量カットオフを有する限界濾過膜は、濃縮 を示すことなく、これらの膜を通してタキサン物質を通過させることが求められ るであろう。非水系溶媒だけでなく溶質からなる混合物を含有する精製されてい ないミセルでは、逆浸透方法は望ましい溶質を精製することに成功しそうもなか った。逆浸透膜は典型的には、混合された溶質を含まない溶液を少なくとも部分 的に精製するのに最も好都合である。本発明の要約 本発明の目的は、溶液中の溶媒を沸騰するまでは加熱することなく、溶液中の タキサンを濃縮する方法を提供することである。本発明の他の目的は、タキサン を含有する溶液を処理して、タキサンを分解させずにその中のタキサンを濃縮す る方法を提供することである。 更に本発明の他の目的は、供給液体を処理して、限界濾過方法で望ましくない 溶質を除去することによって、望ましい溶質を濃縮する方法を提供することであ る。 更に本発明の他の目的は、溶液からの溶媒を再利用する方法を提供することで ある。 本発明によると、供給液体を含有するタキサンを処理する方法が提供されてい る。この供給液体は、溶媒成分と少なくとも1種類の溶質成分を含有する溶液と して形成される。供給液体を含有するこのタキサンを処理する方法は、以下の工 程によって供給液体から少なくとも1種類の溶質成分を除去する。:第2領域か ら第1領域を分離する半透膜を供給する工程;供給液体を第1領域と接触させる 工程;逆浸透によって、膜を通して第1領域から第2領域へ供給液体の成分を移 動させるのに十分な圧力をかける工程。 この様に、第1領域に少なくとも1種類の溶質成分を含有する濃縮水を形成し 、第2領域に溶媒を含有する浸透水を形成する。次の工程は、望ましい溶質成分 を 含有するそれぞれ1つの濃縮水及び浸透水を回収することからなる。 最初の方に示した通り、本発明は特にタキサンを含有する溶液中のタキサンの 濃縮に適用できる。溶液を処理する方法は、以下の工程によって溶液から溶質を 分離する。:選択された溶質を保持させるように適合させられ、かつ10001 ドルトン未満の孔径を有する第1半透膜によって、第2領域から第1領域を分離 する工程;第1領域中に供給液体を置く工程;第1領域から第2領域へ、第1の 半透膜を通して供給液体を移動させるのに十分な圧力をかけ、第1領域に濃縮水 を形成し第2領域に浸透水を形成する工程;次いで、タキサンを含有するそれぞ れ1つの濃縮水及び浸透水を回収する工程。 本発明のこれらの目的及び他の目的は、添付の図面を一まとめにして好ましい 実施態様に関する以下の詳細な説明を考慮すると、より容易に認識し理解するよ うになるであろう。図面の簡単な説明 図1は、従来技術において知られており、本発明による方法の第1の実施態様 において実現されている通りの逆浸透/限界濾過装置の図式の典型である。 図2は、図1において示される逆浸透/限界濾過のモジュールの図式の典型で ある。 図3は、本発明による方法の第2の実施態様において実現されている通りの2 段階の装置の図式の典型である。実施態様の簡単な説明 本発明は、供給液体を処理して、供給液体中に溶解又は懸濁している溶質を除 去する方法に関するものである。より詳細には、この方法は、溶液中に望ましく ない残渣が存在するタキサンを含有する溶液から溶質を濃縮/精製するのに特に 有用である。この方法をタキサンの濃縮及び精製への応用に関して以下に記載し 、本発明の方法論によって調製されたタキサン生成物を請求する。 本発明は、逆浸透方法又は限界濾過方法のどちらかをタキサン及び他の化合物 に適用することに関する。上記にて言及した通り、「逆浸透」と「限界濾過」の 間の差異は1つの膜孔径である。約1000ドルトンより小さい「カットオフ」 即ち孔径を有する膜を使用して、約1000ドルトンより小さい径の化合物を通 過させそれより大きい化合物を保持する場合には、その方法は典型的に逆浸透と 呼ばれる。限界濾過膜のカットオフは、約1000ドルトンより大きい。 本発明の逆浸透/限界濾過方法においては、従来技術において知られている標 準的な装置が使用される。それら装置は、濾過膜、モジュール、供給液体を循環 させるための循環装置、膜の供給側にある領域に圧力をかけるための加圧装置及 び濃縮水や浸透水を収集するための収集貯蔵器からなる。第1の代表的な逆浸透 /限界濾過装置の図式図を図1に示し、第2の代表的な逆浸透/限界濾過装置を 図3に示す。図2は、図1及び図3に示された装置のどちらかで使用され得る代 表的な膜のモジュールの図式図を描く。 図1に示される装置は、溶質よりも小さい分子量を有する化合物から溶質を分 離する状況で使用されるのが典型的である。ここで、濾過膜は溶質よりも小さい が他の望ましくない化合物よりも大きいカットオフを有するように選択される。 望ましい溶質は浸透水中に保持される一方、溶媒及び望ましくない化合物は濃縮 水を形成する。 一方、図3の装置は、望ましい溶質をより大きな分子量の化合物から分離する 場合に使用されるだろう。この場合、カットオフが望ましい溶質の分子量より大 きいが、望ましくない化合物の分子量より小さい膜を有する第1の方法が使用さ れる。従って、望ましい溶質及び溶媒が浸透水を形成し、一方望ましくない化合 物が濃縮水中に残る。 次いで第2の方法は、溶媒及び多分他の望ましくない化合物を望ましい溶質か ら分離するために使用され得る。この方法においては、カットオフが望ましい溶 質の分子量よりも小さい膜により、溶質を第2の方法の濃縮水として保持する一 方、溶媒及びより小さい化合物は第2の浸透水として膜を通り抜ける。図1及び 図3に代表的に示されているどちらの装置においても、多岐管、バルブ、パイプ 等の包含物を詳細に示すことを、簡単にするために、また、その装置の「配管工 事」は当業者に知られているので省略していることが理解されるべきである。 次いで、図1において、代表的な装置10は、膜15によって第1又は濃縮水 領域14と第2又は浸透水領域16に分離することを示す逆浸透/限界濾過モジ ュール12を含有する。供給液体は、供給液貯蔵器又は供給液源22に接続され たポンプ20を使用して、濃縮水領域16側の逆浸透/限界濾過モジュール12 に供給される。圧力を圧力源24によって濃縮水領域16にかける。これにより 、濃縮水領域16の圧力が浸透水領域18よりも大きい時には、膜15を通して 圧力差が生じる。モジュール12は標準的な方法で作動し、供給液体を膜15を 通る浸透水と膜を通らず濃縮水領域16中に「保持」される濃縮水に分離する。 図1において、浸透水は逆浸透/限界濾過モジュール12から取り除かれ、浸透 水貯蔵器26に貯蔵されるよう示されている。逆浸透/限界濾過モジュール12 からの濃縮水は貯蔵器28に貯蔵される。 装置10の修正はよく知られているので、可能な変更の全ては図1に描写して いない。例えば、圧力源24は、浸透水領域18に接続された真空源に置き換え られて、負の圧力をかけて膜15を隔てて圧力差を生じさせ得る。少なくとも、 使用される装置の型は、逆浸透/限界濾過系の大きさに合うように、また必要と される圧力のレベルに合うように選択されるべきである。圧力が高まるに連れて 、膜の寿命が短くなる傾向があり;圧力が低くなるに連れて、膜の寿命が長くな る傾向がある。圧力源及び圧力レベルを選択する際には、使用された膜の置き換 えにかかる費用と努力を考慮すべきである。同様に、膜15として使用され得る 膜は様々あり、これらの膜は様々な幾何学的な外形を有していてよく、従来技術 において知られている通りの、様々な型のモジュールに組み込み得る。 一般に、膜には3つの幾何学的な形がある。:(1)平板形;(2)中空糸形 ;及び(3)管形。平板形膜は、比較的厚みの小さいシート状のパネルに形成さ れている。中空糸形膜は、連続的な環状の単繊維として形成されており、管形膜 は、長い中空の管として形成されている。更には、逆浸透系において使用される 膜は、化学的にはセルロース系又は非セルロース系として分類される。セルロー ス系とは、セルロースアセテート、セルローストリアセテート、及びその2つの 混合から形成される膜を呼ぶ。非セルロース系膜は、様々な合成ポリマー、例え ばポリスルホン等から形成される。化学的構造は丈夫さ及び費用に影響するので 、膜を選択する場合には膜の実際の化学的構造を考慮に入れなければならない。 これらの膜は、水溶液を濾過し非水溶媒を濾過しないように構成されているので 、化学的構造はまた、非水系溶液における膜の挙動にも影響を与え得る。この様 に、 非水溶媒が膜に与える影響は測定されなければならない。 膜は通常、次に望ましい系に組み入れられ得るモジュールの中に置かれ、モジ ュールの型は逆浸透/限界濾過方法において使用される特定の膜を収容するのに 使用される物理的構造を呼ぶ。膜の外形に基づく異なる膜を収容するように適合 させられた4つの異なるモジュールがある。「スパイラル形」モジュール及び「 平板形」モジュールは、平板形膜と共に使用される。「管形」モジュールは管状 膜と共に使用され、「中空糸形」モジュールは中空糸膜と共に使用される。それ ぞれの場合において、モジュールは膜を支持し、供給流と浸透水流からの濃縮水 流とに分離する。 図2に関して、代表的なモジュール12が、平板形膜15を支持する平板形モ ジュールとして図式の形で示されている。供給液体30は矢印「A」で示される ように、入口32でモジュール12に入る。圧力を圧力入口34でかけ、矢印「 B」で示されるように、無理に浸透水36を膜15を通してチャンバー38に押 しやる。次いで、得られた濃縮水40は矢印「C」で示されるように、モジュー ル12を出ていき得る。ここで、高圧力の供給液体30は望ましい溶質48を含 有し、供給液体30は第1の濃縮水領域16において膜15の第1の側42に接 触する。この実施態様において、供給液体30は、浸透水36及びその残りが濃 縮水40になるに連れて、膜15を通り抜ける供給液体45の一部と共に膜15 の第1の側42上を接触しながら流れが連続的に通る。接触方向における供給液 体30の流体速度により、膜15の表面42で集まる傾向のある保持された望ま しい溶質48の大部分がさらわれる。次いで、濃縮水40は回収され、望ましい 溶質は更に精製させられ得る。 浸透水36として供給液体30の一部を除去するのために、濃縮水40中の溶 質48の得られる濃度は、元の供給液体30中の溶質48の元の濃度より増加す る。典型的には、浸透水36は捨てられるか又は溶媒を精製及び再利用するため に処理される。少しの望ましい溶質48が浸透水36に通りに抜けることが判る 場合には、浸透水36は回収され、吸着カラムを通して失われた溶質48を回収 する。 図3に関しては上記にて言及した通り、供給液体中の中位の大きさの溶質から 大きい残渣と小さい残渣を除去するのが望ましい場合に使用するために、2段階 の装置が開示されている。図3においては、2段階の装置110が示されており 、それにおいては、供給液体がポンプ120を使用して供給液体源122から膜 115を含有する第1モジュール112へくみ上げられる。膜115はモジュー ル112を第1の濃縮水領域116と第1の浸透水領域118とに分離する。濃 縮水領域116は、圧力源124との接続によって加圧される。小さい大きさの 望ましくない溶質を含む小さめの溶質を含有する第1の浸透水は、膜115を通 って浸透水領域118へ移る。次いで、ポンプ121を使用して第2モジュール 113へくみ上げられる。一方、取り除かれた大きめの望ましくない溶質を含有 する濃縮水領域116に残っている濃縮水は、吸着カラム114に濃縮水として 移され得る。このカラムは、150で濃縮水を各留分に、次いで更に処理するこ とに関心が向けられるか、又は、1つまたはその他の理由から膜を通らなかった 小さめの望ましい溶質をある程度含有し得る望ましい溶質(I)に分離するのに 使用され得る。これは、152で代表される。これら吸着カラムを使用すること は勿論従来技術においてよく知られている。 浸透水をモジュール113へ導く。モジュール113は膜115よりも小さい 孔径の膜115’を含有し、望ましい溶質を拒否する程機能的に作用する。濾過 膜115’は、モジュール113を第2の濃縮水領域117と第2の浸透水領域 119とに分離する。この例においては、望ましい溶質(II)は膜115の孔径 が小さいために膜115を通らず、溶質(II)は160でモジュール113から の濃縮水として回収され得る。次いで、モジュール113からの浸透水を形成す る溶媒及び小さめの大きさの溶質は162で回収され得る。前の通り、これら溶 媒及び溶質は所望の通りにその溶媒又は溶質を精製するために更に処理され得る 。 本発明は、バイオマスからタキサンを回収する際に適用するにおいて、標準の 逆浸透/限界濾過方法体系から外れない。知られている通り、タキサンは植物原 料中に、特にはセイヨウイチの木、TaxusBrevifolia等のイチイ属種(イチイ科 )に存在する。医療界で特に興味を持たれているこの植物原料から抽出されるタ キサンはタキソール及び、バカティンIII、10−デアセチルタキソール、セフ ァロマニン、10−デアセチルバカティンIII等のタキソールを合成し得る他の タキサ ン類である。 本発明は、期待されていず驚いたことにタキサンを効率よく回収する方法で、 逆浸透/限界濾過技術をバイオマスからタキサンを抽出するのに使用される溶媒 系に適用する。好ましい実施態様におけるバイオマスは、Taxusbrevifoliaの樹 皮又は葉及び小枝である。 イチイ属のバイオマスからタキサンを抽出するのに使用される典型的な溶媒は 、メタノール、エタノール若しくはメタノール及びメチレンクロライド等の有機 溶媒の混合物である。これらの有機溶媒は典型的に湿ったバイオマスと接触させ られて、溶液を溶媒によってバイオマスから抽出する。この溶液は化合物が粗混 合されているミセルである。ミセルは溶媒及び望ましい溶質を含有しており、そ の溶質は好ましい実施態様においてタキサン化合物やタキサンよりも大きい分子 量や小さい分子量の両方を有し得る他の化合物である。それゆえに、このミセル が逆浸透/限界濾過処理にとって供給液体を決定する。 従って、本発明の好ましい実施態様において得られるミセルは非水系溶媒と少 なくとも1種類の溶質としてのタキサンとから形成される非水系溶液である。ま た、供給液体が非水系である場合に逆浸透/限界濾過膜は予期できない程度に機 能することも見いだした。本発明の開発過程において、供給液体中に存在する非 水系溶媒が膜の期待されている浸透性に影響を及ぼすことが判明し、試験された 膜の約半分は供給液体の存在下において特徴的でない挙動を示した。これは、逆 浸透膜がその性質において親水性であることが多いためであろう。 非水系溶媒は水和量や従って膜の表面の浸透性を変える傾向がある。それ故に 、水溶液中の1000ドルトン未満の分子量の溶質物質を通過するように適合さ せられている膜の中には、溶液が粗ミセルの場合分子量850ドルトンの大部分 の溶質物質を保持するものもあるだろう。 例えば、望ましい溶質がタキソール又は他のタキサンである場合、望ましい溶 質の分子量は850ドルトンである。この様に、呼び分子量カットオフが100 0の膜は、浸透水に溶質を通すことが期待され、呼び分子量カットオフが500 の膜は、溶質を保持することが期待されている。しかしながら、これらの期待さ れる結果は達成されるのが必要なわけではない。呼び分子量カットオフが100 0ドルトンの膜の中にはタキサンを90%通過させたものもあるし、呼び分子量 カットオフが1000ドルトンの膜の中には約90%保持したものもある。呼び 分子量カットオフが10000の膜は、90%のタキサンのみを通過させ10% 保持し、一方呼び分子量カットオフが500の膜は、4%のタキサン物質を通過 させた。少なくとも3つの因子が膜の浸透性に影響し得ることが明らかであり、 それは、膜の化学組成、供給液体中で使用される溶媒及び溶質、並びに、製造者 の品質管理基準である。 以下で議論された逆浸透/限界濾過の例を再検討する前に、本発明においては ミリポア社の平板形セルロースアセテート膜を、タキサンを分離するためにミリ ポア社のスパイラル形限界濾過カートリッジ又はヘリコン50sq.ftのスパ イラル形カートリッジ内で使用したことを理解するできである。しかしながら、 本発明においてはどんなモジュールでも、どんな形の膜でも、またどんな膜の型 でも使用され得る。供給液体はアルコール溶媒及び望ましい溶質であるタキサン を含有する溶液である。アルコール溶媒がTaxusbrevifolia等のバイオマスを通 過させられ、次いで貯蔵される場合、得られるミセルは5000ドルトンより大 きい分子量の残渣溶質を有するであろう。この様に、呼び分子量カットオフが5 000の膜は、望ましくない溶質及び残渣が濃縮液に入るのを退けるために使用 され得る。 呼び分子量カットオフが5000の膜を使用することは、タキサンを含有する 供給液体が加熱又はバイオマスから抽出された後長期間貯蔵された場合に特に有 用である。加熱又は貯蔵された供給液体は、呼び分子量カットオフが5000の 膜で除去され得る分子量の大きい残渣を有する傾向がある。供給液体が不利な条 件に置かれた場合、特徴的に機能する(即ち、1000ドルトンより小さい溶質 を通す)呼び分子量カットオフが1000の膜を使用するのが典型的である。ま た、望ましい溶質の大きさよりも大きい望ましくない溶質を少量だけ含有する供 給液体は、溶質が浸透膜を通って処理される必要はなく、望ましい溶質を退けて 大部分の溶媒を浸透水に通す膜を通されるだけでよいことも当業者は理解するべ きである。 それ故にある例において、この膜が効果的に濃縮水中の大部分のタキサンを保 持する場合には、タキサン及び溶媒を含有する供給液体が呼び分子量カットオフ が1000の逆浸透膜を通って処理される第1段階だけを使用し得る。(呼び分 子量カットオフが1000の膜は850ドルトンのタキサンを通過させることが 期待されているだろうけれども。)本発明の2段階の方法において、第1の膜1 15が大部分のタキサンを第1の浸透水に通すのが望ましい。第2の膜115’ は非水溶液中の850ドルトンのタキサン溶質を退ける膜である。しかしながら 、以下の実施例に見られる様に、第1の溶液を造る粗ミセルは様々な膜に様々に 影響を与えるので、特定の膜の呼び分子量カットオフの孔径を知ることは十分で はない。 次いで、下記の非制限的実施例は、図3に図で示された型の本発明に従った2 つの膜の逆浸透方法から得られるタキサン類、詳細にはタキソールの濃縮に関す るデーターを与える。科学的また技術的用語は全て当業者に理解される通りの意 味を有する。以下の3つの例において、Taxusbrevifoliaの樹皮のメタノール抽 出で形成された選択された量のミセルを分析して、溶液のタキソール純度を測定 した。例I 例Iの反応条件は以下の通りである。: 供給液体のタキソール純度 .22%タキソール 反応温度 室温 高圧濾過ハウジング内のPSI 60〜80psi 膜の直径 1インチ 第1の膜 1000呼び分子量カットオフ スペクトル(C型) 第2の膜 500呼び分子量カットオフ 精密濾過系(MFS) 第1の膜の化学組成 セルロースアセテート 第2の膜の化学組成 ポリイオニック 選択された量の供給液体を60〜80psiの圧力低下下で第1の膜を通して 逆浸透にかけた。浸透水及び濃縮水を収集して、タキソールの存在割合及びその タキソールの純度を評価した。呼び分子量カットオフが1000のスペクトル膜 は以下の結果を有していた。: A.第1の膜 呼び分子量カットオフが1000のスペクトル膜は、約850ドルトンのタキ ソール物質を評価した。タキソールの約5%がこの段階で失われた。回収された 浸透水液は、供給液体中に見いだされた残渣当たりのタキソールと比較して、1 .32倍の量の残渣当たりのタキーソル(単位体積当たりの重量)を含有してい た。次いで、この浸透水を下記に記載される通りの第2の膜を通した。 B.第2の膜 浸透水を60〜80psiの圧力低下下で膜を通して逆浸透にかけた。呼び分 子量カットオフが500の膜は、浸透水中で5〜10%のタキソールだけ失われ たが、ほとんどのタキソールを保持した。しかしながら、浸透水はタキソールを 高割合、.53%有しており、浸透水中の実際のタキソールの量は、非常に小さ く、大部分のタキソールは濃縮水中にあった。第2の膜の濃縮水中のタキソール は、元の供給液体と比較して、1.45倍純度が増加していた。例II 例IIの反応条件は以下の通りである。: 供給液体のタキソール純度 .25%タキソール 反応温度 室温 高圧濾過ハウジング内のPSI 60〜80psi 膜の直径 1インチ 第1の膜 1000呼び分子量カットオフ スペクトル(C型) 第2の膜 500呼び分子量カットオフ スペクトル(C型) 第1の膜の化学組成 セルロースアセテート 第2の膜の化学組成 セルロースアセテート 選択された量の供給液体を60〜80psiの圧力低下下で第1の膜を通して 逆浸透にかけた。浸透水及び濃縮水を収集して、タキソールの百分率、残渣の百 分率及びそのタキソールの百分率純度を評価した。呼び分子量カットオフが10 00のスペクトル膜は以下の結果を有していた。: A.第1の膜 期待された通りに、大部分のタキソールが、呼び分子量カットオフが1000 のスペクトル膜を通って濃縮水に移った。この膜を通った第1の通過は、供給液 体中のタキソール含有量の1.24倍、浸透水中のタキーソル含有量を濃縮した 。次いで、この浸透水を記載される通りの圧力下で第2の膜を通した。 B.第2の膜 浸透水を60〜80psiの圧力低下下で膜を通して逆浸透にかけた。予期し ないことに、呼び分子量カットオフが500のスペクトル膜は、タキソールを保 持しなかった。実際、分子量が850ドルトンのタキソール75%が浸透水に移 った。この浸透水へのタキソールの損失にも関わらず、濃縮水は供給液体中のタ キソールの1.36倍に濃縮されていた。勿論、浸透水を更に吸着カラムを通す か又はその代わりとして小さめの呼び分子量カットオフの膜を通して濾過を行い 、失われたタキソールの一部を回収しようと試みた。例Iで行われた様に、精密 濾過系(MFS)から呼び分子量カットオフが500の膜を浸透水を通して濾過 することによって、失われたタキソールの大部分を回収すべきである。呼び分子 量カットオフが500のスペクトル膜と呼び分子量カットオフが500のMFS 膜との差異は、多分2つの膜の化学的構造における差異、非水系溶媒の使用及び 膜を製造する個々の会社の品質管理基準の差異の結果であった。例III 例IIIの反応条件は以下の通りである。: 供給液体のタキソール純度 .22%タキソール 反応温度 室温 高圧濾過ハウジング内のPSI 60〜80psi 膜の直径 1インチ 第1の膜 1000呼び分子量カットオフ スペクトル(C型) 第2の膜 1000呼び分子量カットオフ コッフ(Koch) 第1の膜の化学組成 セルロースアセテート 第2の膜の化学組成 ポリスルホン 選択された量の非水系供給液体を60〜80psiの圧力低下下で第1の膜を 通して逆浸透にかけた。浸透水及び濃縮水を収集して、タキソール、残渣及びタ キソールの純度の百分率を評価した。呼び分子量カットオフが1000のスペク トル膜は以下の結果を有していた。: A.第1の膜 最初の2つの例は同様に機能するように期待された2つの膜の間に大きな差が あることを証明したので、異なる製造業者及び異なる組成の2種類の呼び分子量 カットオフが1000の膜の比較を行った。得られたタキソールの濃縮は非常に 驚くべきであった。勿論、2種類の呼び分子量カットオフが1000の膜は、浸 透水へタキソールを100%通すことが期待されたが、少しも得られる流体中に タキソールの濃縮が増加しない結果となった。この実験において、呼び分子量カ ットオフが1000のスペクトル膜は特徴的に機能し、60〜80psiの圧力 低下下で膜を通して逆浸透にかけた場合、9%のタキソールを除く全てを通した 。濃縮水は、残渣33%を保持した。;この様に、タキソールを精製し、浸透水 中のタキソールを濃縮した。実際、浸透水は供給液体と比較して1.4倍のタキ ソールの純度を含有していた。次いで、浸透水を第2の膜を通過させた。 B.第2の膜 浸透水を60〜80psiの圧力低下下で第2の膜を通して逆浸透にかけた。 呼び分子量カットオフが1000のコッフの膜は、期待していた通りには反応し なかった。コッフの膜は第1の膜からの浸透水中のタキソールの10%を除く全 てを保持した。更には、残渣の44%が浸透水へ膜を通過して移った。この様に 、濃縮水は非常に濃縮され精製されたタキソール溶液であった。コッフの膜の期 待もしない挙動により、得られた流体中に実質的にタキソールの濃縮が生じた。 元の供給液体中の残渣重量当たりのタキソールの量と比較して、得られた流体中 の残渣重量当たりのタキソールの量は3.6倍であった。 粗ミセル溶液特にはタキサン類に逆浸透又は限界濾過方法を使用することによ って、多くの利点が提供される。逆浸透又は限界濾過方法により、得られる流体 中のタキソールの純度が少なくとも供給液体中のタキサンの純度の3〜1/2倍 増加する。溶媒を加熱することなく、この様に望ましい物質を分解させずに、又 は他の物質例えば後の精製工程で除去されなければならないタンニンの重合を生 じさせずに、精製及び濃縮が達成される。逆浸透又は限界濾過方法により精製さ れたタキサンは、プロセスを加熱する影響が証明されていないので、第1に引き 続く処理工程においてよりよく「機能」する。従って、本発明は、本発明の好ま しい実施態様に関してある程度詳細に記載されている。しかしながら、本発明は 従来技術に照らして解釈される以下の請求項によって定義されるので、本明細書 中に含まれる発明の概念から逸脱しない限り、本発明の好ましい実施態様を修正 又は変更しても良いことを認識すべきである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ワークマン,クリストファー ティー. アメリカ合衆国 80302 コロラド州ボウ ルダー,ナンバー 201,エイティーンス ストリート 903 (72)発明者 ヒューズ,チャールズ エル. アメリカ合衆国 80301 コロラド州ボウ ルダー,ガモウ レーン 3107

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.少なくとも1種類の溶質成分としてタキサン溶質を含有し、溶媒成分を有 する溶液の形状の供給液体を処理して、供給液体から少なくとも1種類の溶質成 分を除去する方法において、以下の工程、 第2領域から第1領域を分離する半透膜を供給する工程、 タキサン溶質を含有する供給液体を第1領域中に置き、供給液体を膜と接触さ せる工程、 逆浸透によって、膜を通して第1領域から第2領域へ供給液体の成分を移動さ せるのに十分な圧力をかけ、第1領域に少なくとも1種類の溶質成分を含有する 濃縮水が形成し、第2領域に溶媒成分の一部を含有する浸透水が形成する工程、 及び、 タキサン溶質を含有するそれぞれ1つの浸透水及び濃縮水を回収する工程を特 徴とする前記方法。 2.溶媒成分がアルコールである、請求項1に記載の方法。 3.該アルコールがメタノールである、請求項2に記載の方法。 4.該アルコールがエタノールである、請求項2に記載の方法。 5.溶媒成分がエーテルである、請求項1に記載の方法。 6.該エーテルがメチルターシャリブチルエーテルである、請求項5に記載の 方法。 7.該膜がモジュールの中に保持されている、請求項1に記載の方法。 8.該モジュールが、平板形、スパイラル形、管形及び中空糸形モジュールか らなる群から選択される、請求項7に記載の方法。 9.該膜の分子量カットオフが10001ドルトンより小さい、請求項1に記 載の方法。 10.該膜が、中空糸形、平板形及び管形膜からなる群から選択される、請求 項1に記載の方法。 11.該浸透水及び該濃縮水の少なくとも1つから溶媒を回収する工程を含有 する、請求項1に記載の方法。 12.該タキサンを含有するそれぞれ1つの浸透水及び濃縮水を回収した後、 該それぞれ1つの第2の濃縮水及び第2の浸透水が形成される第2の膜を通して 移動させ、該第2の濃縮水が該タキサンを含有する、請求項1に記載の方法。 13.該タキサンを含有するそれぞれ1つの該第2の浸透水及び該第2の濃縮 水を回収する工程を含有する、請求項12に記載の方法。 14.該第1の膜が該第2の膜よりも大きい孔を有する、請求項13に記載の 方法。 15.請求項1による方法に従って製造されたタキサン溶質を含有する溶液。 16.該タキサンを含有するそれぞれ1つの該浸透水及び該濃縮水を精製する 工程を含有する、請求項1に記載の方法。 17.請求項16による方法に従って製造された精製されたタキサン生成物。
JP6513353A 1992-11-27 1993-11-24 膜を使用するタキサン溶質の処理 Expired - Fee Related JP2945479B2 (ja)

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US98248292A 1992-11-27 1992-11-27
US07/982,482 1992-11-27
US982,482 1992-11-27
PCT/US1993/011417 WO1994012268A1 (en) 1992-11-27 1993-11-24 Processing taxane solutes using membranes

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08503657A true JPH08503657A (ja) 1996-04-23
JP2945479B2 JP2945479B2 (ja) 1999-09-06

Family

ID=25529207

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6513353A Expired - Fee Related JP2945479B2 (ja) 1992-11-27 1993-11-24 膜を使用するタキサン溶質の処理

Country Status (4)

Country Link
US (1) US5549830A (ja)
EP (1) EP0675754A4 (ja)
JP (1) JP2945479B2 (ja)
WO (1) WO1994012268A1 (ja)

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
IT1295832B1 (it) * 1997-10-28 1999-05-28 Proras Srl Processo e impianto per l'estrazione e concentrazione del tannino da legno e altri prodotti naturali
KR100266447B1 (ko) * 1998-02-28 2000-12-01 박종헌 택서스속 식물세포 배양 여액으로부터 팩리택셀의 회수방법
DE19822881B4 (de) * 1998-05-22 2004-03-11 Institut für Bioanalytik Umwelt-Toxikologie & Biotechnologie Halle GmbH Verfahren zur Herstellung von Baccatin-III durch enzymatische Synthese
US6136989A (en) * 1998-12-30 2000-10-24 Phytogen Life Sciences, Incorporated Method for high yield and large scale extraction of paclitaxel from paclitaxel-containing material
US6002025A (en) * 1999-02-24 1999-12-14 Bcm Developement Inc. Method for the purification of taxanes
CA2385528C (en) 1999-10-01 2013-12-10 Immunogen, Inc. Compositions and methods for treating cancer using immunoconjugates and chemotherapeutic agents
US7465398B1 (en) 2000-09-29 2008-12-16 Delta-T Corporation Method for filtering and recovering solids from potato process water
US7144511B2 (en) * 2002-05-02 2006-12-05 City Of Long Beach Two stage nanofiltration seawater desalination system
DE102004002259B4 (de) * 2004-01-09 2007-06-06 Institut für Bioprozess- und Analysenmesstechnik e.V. Verfahren zur enzymatischen Herstellung von Baccatin III
US20060074254A1 (en) * 2004-09-30 2006-04-06 Zisheng Zhang Process for extracting taxanes
CN103305455A (zh) * 2013-06-05 2013-09-18 林树芳 红豆杉植物干细胞系培育与抗癌物的提取制作方法
EP2989897B1 (de) * 2014-08-30 2018-02-21 DMK Deutsches Milchkontor GmbH Verfahren zur Herstellung von farbloser Kesselmilch

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3883425A (en) * 1973-12-10 1975-05-13 Wadley Res Inst & Blood Bank Detoxification of saponins
US4966892A (en) * 1982-05-07 1990-10-30 Carrington Laboratories, Inc. Processes for preparation of aloe products products produced thereby and compositions thereof
US5106734A (en) * 1986-04-30 1992-04-21 Novo Nordisk A/S Process of using light absorption to control enzymatic depolymerization of heparin to produce low molecular weight heparin
DE3810681A1 (de) * 1988-03-29 1989-10-12 Udo Kienle Verfahren zur herstellung eines natuerlichen suessungsmittels auf der basis von stevia rebaudiana und seine verwendung
US5019504A (en) * 1989-03-23 1991-05-28 The United States Of America As Represented By The Secretary Of Agriculture Production of taxol or taxol-like compounds in cell culture
JP2670862B2 (ja) * 1989-07-25 1997-10-29 富士写真フイルム株式会社 ハロゲン化銀写真感光材料の処理方法
DE4022738A1 (de) * 1990-01-21 1991-07-25 Altenburger Electronic Gmbh Verfahren zur herstellung einer aus draht gewickelten, rohrfoermigen membran zur mikrofiltration, ultrafiltration oder pervaporation von suspensionen, emulsionen oder zur gastrennung
IL95075A0 (en) * 1990-07-13 1991-06-10 Joseph Yaeli Method and apparatus for processing liquid solutions or suspensions particularly useful in the desalination of saline water
US5084182A (en) * 1990-07-31 1992-01-28 E. I. Du Pont De Nemours And Company Method for manufacturing of multilayer reverse osmosis membrane of polyamide-urea
IL95561A0 (en) * 1990-09-02 1991-06-30 Weizmann Kiryat Membrane Prod Method for the purification and concentration of biologically active materials
WO1992006701A1 (en) * 1990-10-18 1992-04-30 Huffstutler, M., Conrad, Jr. Preparation of concentrated fluid symphytum extracts, therapeutic forms and methods of use
US5108604A (en) * 1991-08-23 1992-04-28 Desalination Systems, Inc. Semipermeable membrane cartridge and method of making

Also Published As

Publication number Publication date
JP2945479B2 (ja) 1999-09-06
EP0675754A1 (en) 1995-10-11
WO1994012268A1 (en) 1994-06-09
US5549830A (en) 1996-08-27
EP0675754A4 (en) 1996-01-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Kujawa et al. Highly hydrophobic ceramic membranes applied to the removal of volatile organic compounds in pervaporation
JPH08503657A (ja) 膜を使用するタキサン溶質の処理
JPS5850633B2 (ja) アントシアニン抽出物の処理方法
WO2010080546A1 (en) Systems and methods for forward osmosisfluid purification
JPH0840972A (ja) 希薄溶液からカルボン酸を回収するための方法及び装置
JP2010533648A5 (ja)
WO2014000113A1 (en) Techniques for biocatalytic treatment of co2-containing gas and for separation of biocatalyst from ion loaded streams
US20170312698A1 (en) Synthetic membranes and methods of use thereof
EP1533020B1 (en) Method for purification and concentration of synthetic biological molecules
CN107803116A (zh) 植物蜡脱色的基于膜的方法
US10583395B2 (en) Forward osmosis subsurface irrigation system and process
CN103815405B (zh) 肉苁蓉提取物的生产系统
AU2002336015B2 (en) Process and plant for the separation of undesirable substances from alimentary liquids, in particular from wine
JP2014184403A (ja) 水処理装置
JP2009034030A5 (ja)
WO1993022036A1 (en) Membrane extraction process
CN105683092B (zh) 用于对含有ipa的废水进行ipa的浓缩及废水处理的复合膜分离方法
KR100739919B1 (ko) 카테킨 용액을 농축시키는 방법
RU169234U1 (ru) Устройство для непрерывного концентрирования бутанола из разбавленных бинарных водно-бутанольных сред
JPH11157A (ja) 2−フェニルエタノールを抽出する方法
Brankovic et al. Application of membrane technology in the treatment and analysis of triazine pesticides in water
US20180078901A1 (en) Method of Using New Solvents for Forward Osmosis
JP2009023960A (ja) 脂肪族化合物の分離精製方法
WO2016025716A1 (en) Osmotically driven membrane processes and systems and methods for draw solute recovery
JPS6154381B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees