JPH08502316A - 重合体生成系の成分としての第三アミン誘導体 - Google Patents

重合体生成系の成分としての第三アミン誘導体

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JPH08502316A JP6510136A JP51013694A JPH08502316A JP H08502316 A JPH08502316 A JP H08502316A JP 6510136 A JP6510136 A JP 6510136A JP 51013694 A JP51013694 A JP 51013694A JP H08502316 A JPH08502316 A JP H08502316A
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グリンステイン、リューベン・エイチ
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Abstract

(57)【要約】 下記の成分(a)と(b)との縮合反応生成物を含有するエポキシ樹脂またはイソシアネートを含む、重合物製造用硬化系:(a)第一アミノ基1個、第三アミノ基1個および炭素原子数1〜18の非環状主鎖を有するポリアミン、および(b)尿素、グアニジン、グアニル尿素、チオ尿素、および炭素原子数1〜3のアルキル基によるN,N'−置換尿素もしくはチオ尿素の少なくとも1種。

Description

【発明の詳細な説明】重合体生成系の成分としての第三アミン誘導体 関連出願の相互参照 この出願は、1992年10月19日に出願された米国特許出願第07/96 3,789号の一部継続出願である。発明の背景 1.発明の分野 この発明は重合体生成系、より詳細には、エポキシ樹脂とイソシアネートを含 有する硬化系に関する。2.関連技術の説明 エポキシ樹脂またはイソシアネートを含有する硬化系、例えば、エポキシ系の 接着剤もしくは塗料およびポリウレタン系の塗料や発泡体等を形成するウレタン 組成物等は当該分野においては周知である。この種の硬化系は、エポキシ樹脂ま たはイソシアネートと反応して重合物を生成する。この種の硬化系はさらに触媒 および/または促進剤を含有していてもよい。 エポキシ樹脂含有硬化系用硬化剤としてはメルカプタン類やアミン類等が例示 される。例えば、米国特許第4,547,562号明細書には、モノアミン、ジア ミン、ポリアミン、アミンを末端基とする化合物、またはこれらのアミン類と一 官能価、二官能価もしくは多官能価アクリレートまたはエポキシドとの付加物を エポキシ系樹脂の硬化剤として使用する技術が開示されている。米国特許第4, 051,195号明細書には、エポキシ樹脂用脂肪族ポリアミン硬化剤が開示さ れている。また、米国特許第4,177,173号明細書には、ポリ((N,N− ジメチルアミノ)アルキル)エーテル触媒を含有するポリエポキシドを硬化する ための硬化系にポリメルカプタン類を用いる技術が記載されている。 硬化性エポキシ樹脂とイソシアネート系に用いられる既知の触媒には特定のア ミンやポリアミンが含まれる。例えば、3−(2−(ジメチルアミノ)エトキシ )−1−N,N−ジメチルアミノプロパン[テキサコ社の市販品「ザンキャット −DD」] はエポキシ樹脂系とウレタン系の触媒として販売が促進されている。 米国特許第3,734,889号明細書には、製紙における凝集剤、排水助剤、 および乾燥強度樹脂として有用なアミノプラストポリマーが開示されている。こ の種のアミノプラスト樹脂は、(i)1個の第一アミノ基と1個の第三アミノ基 を有するポリアミンと二官能価反応体との縮合反応物および(ii)ジハロゲン化 炭化水素エーテルの反応によって調製される。 発明の開示 以下の実施例以外の部分においては、特に言及しない限り、成分の量や反応条 件に関する数値は概数を意味する。 本発明によれば、米国特許第3,734,889号明細書に開示されている特定 の第三アミン中間体が、エポキシ樹脂またはイソシアネートを含有する硬化系の 成分として有用なことが判明した。これらの第三アミンは透明な液体であり、非 フェノール性で、臭いはほとんどまたは全くなく、しかも、ホルムアルデヒドを 含有しない。 より詳細に説明するならば、本発明において使用する米国特許第3,734,8 89号明細書(該明細書は本明細書の一部を成すものである)に開示されて第三 アミン誘導体は下記の成分(a)と(b)の縮合反応生成物である: (a)第一アミノ基1個、第三アミノ基1個および炭素原子数1〜18の非環 状主鎖を有するポリアミン2〜3モル、および (b)尿素、グアニジン、グアニル尿素、チオ尿素、および炭素原子数1〜3 のアルキル基によりモノ−Nまたはジ−N,N'−アルキル置換された尿素および チオ尿素の少なくとも1種1モル。 成分(a)のポリアミンとしてはジアミンが好ましいが、該ポリアミンはアミ ノ基を2個よりも多く有していてもよい。主炭素鎖は炭素原子数1〜18の非環 状鎖であり、分枝鎖状または直鎖状であってもよく、また、飽和または不飽和の いずれであってもよい。有用なポリアミンとしては、特に限定的ではないが、次 の化合物が例示される:メチルエチルアミノラウリルアミン、ジメチルアミノプ ロ ピルアミン、メチルビス(3−アミノプロピル)アミン、メチルビス(3−アミ ノエチル)アミン、N−(2−アミノエチル)ピペラジン、ジメチルトリエチレ ンテトラミン、ジエチルアミノプロピルアミン、アミノジエチルアミノステアリ ルアルコール、N,N−ビス(プロピルアミノエチル)ブチレンジアミン、アミ ノトリプロピルアミン、ジメチルアミノアリルジアミン、およびジエタノールア ミノドデシルアミン。 好ましいポリアミンはジ−(C1〜C6アルキル)アミノアルキルアミン、特に 、炭素原子数が2〜6のアルキルアミン基を有するものである。最も好ましいポ リアミンは炭素原子数が2または3のジメチルアミノエチルアミンとジメチルア ミノプロピルアミンである。 好ましい縮合反応生成物は尿素またはチオ尿素とジ−(C1〜C6アルキル)ア ミノC1〜C18アルキルアミン、特にジメチルアミノC2〜C6アルキルアミンと の反応物、即ち、次式: (式中、nは2〜6の整数、好ましくは2または3を示し、XはOまたはSを 示す) で表される化合物である。 上記の縮合反応生成物は、ポリアミン成分(a)2〜3モルおよび二官能価成 分(b)1モルを昇温下、例えば115〜215℃において、縮合反応がほぼ完 結するまで(通常は約5分間以内)加熱することによって容易に調製することが できる。特別な調製法は米国特許第3,734,889号明細書の実施例I、IV およびX並びに後述の実施例2Bに記載の方法である。本発明に係る縮合反応生 成物を用いる硬化性エポキシ樹脂系は、外部熱の存在もしくは不存在下で混合し たときに反応する二成分系である。 二成分エポキシ樹脂系における一方の成分には、エポキシ樹脂[例えば、エピ クロロヒドリンと芳香族ポリオール(例えば、ビスフェノールA)ノボラック樹 脂等)または脂肪族ポリオール(例えば、グリセロール等)との反応物等]、過 酸を用いてエポキシ化した直鎖状または環状のポリオレフィン、またはポリカル ボン酸のグリシジルエステルが含まれる。 第二の成分には架橋剤として作用する硬化剤が含まれる。代表的な硬化剤は第 一および第二脂肪族ポリアミン(アミドアミンを含む)、メルカプタンおよび酸 無水物である。酸無水物硬化剤を用いる場合には、通常は比較的高い硬化温度が 必要である。好ましい硬化剤は多官能価メルカプタンである。ポリメルカプタン 類はカー(Carr)による米国特許第4,177,173号明細書に記載されている 。一般的には、ポリメルカプタンは約1.5よりも大きい平均メルカプタン官能 価(通常は約2.0〜約6、例えば、2.5〜約4.5)を有する。第二の成分は 、硬化剤のほかに触媒を含む場合もある。 ポリメルカプタン成分は1よりも大きい−SH官能価を有する。ポリメルカプ タン成分の分子は、1分子あたり1個よりも多い−SH基、例えば約10個まで の−SH基を有するが、ポリメルカプタンは、−SH基を1個有するメルカプタ ンを実際上含有しない。しかしながら、モノ−SH成分は変性剤または柔軟剤と して少量存在していてもよい。ポリメルカプタン成分の平均分子量は約100〜 20,000である。−SH官能価が1よりも高くても、平均分子量が約100 よりも低いメルカプタンは、揮発性が高くて有毒な臭気を発する望ましくない生 成物をもたらし、逆に平均分子量が約20,000よりも高いメルカプタンは粘 性が高く、フィラーや顔料等との配合が困難となる。 特に限定的ではないが、以下のポリメルカプタンが例示される。 有用なポリメルカプタンは、エポキシ官能価(即ち、平均ポリエトキシド分子 に含まれるエポキシ基の数)が1よりも大きなポリエトキシドから調製されるも のである。この種のポリエトキシドは硫化水素と反応させることによってポリメ ルカプタンに変換させてもよく、あるいは、エポキシド基をハロヒドリン基に変 換させた後、該ハロヒドリン基をスルフヒドレート(例えば、ナトリウムスルフ ヒドレートまたはカリウムスルフヒドレート等)と反応させてポリメルカプタン に変換させてもよい。 ポリメルカプタンの調製に用いるポリエトキシドには、エピハロヒドリンのよ うな含ハロゲンエポキシドと脂肪族多価アルコール(例えば、グリセロール、ペ ンタエリスリトール、1,2,6−ヘキサントリオールおよび1,3,5−ペンタン トリオール等)との反応物が含まれる。生成する第二アルコールを苛性アルカリ で処理することによってエポキシド環を再形成させる。硫化水素と反応させるの に適したエポキシドは、芳香族多価フェノール(例えば、レゾルシノール、カテ コールおよびビスフェノール等)を含ハロゲンエポキシド(例えば、エピハロヒ ドリンおよび3−クロロ−1,2−エポキシブタン等)と反応させるか、または 、多価フェノールもしくは脂肪族多価アルコールをポリエトキシド化合物[例え ば、ビス(2,3−エポキシプロピル)エーテルおよびビス(2,3−エポキシ− 2−メチルプロピル)エーテル等]と反応させることによって調製することがで きる。前者の場合には、第二アルコールが生成するので、苛性アルカリで処理す ることによってエポキシド環を再形成させなければならない。 ポリメルカプタンの中間体として適当な他のポリエトキシドには、エポキシ酸 とヒドロキシル基を3個以上有する多価アルコールもしくは多価フェノールとの エステル、例えば、2,3−エポキシプロピオン酸とグリセロールもしくは1,2 ,6−ヘキサントリオールとのエステルおよび3,4−エポキシブタン酸とポリビ ニルアルコールとのエステル等が含まれる。他のポリエポキシドとしては、カル ボキシル基を3個以上有するポリカルボン酸とエポキシアルコールとのエステル 、例えば、1,2,4−ブタントリカルボン酸のトリグリシジルエステル、1,3, 6−ヘキサントリカルボン酸のトリグリシジルエステルおよびピロメリット酸の グリシジルエステル等が挙げられる。 前記のポリエトキシド前駆体から調製されるポリメルカプタンとの混合物とし て添加してもよいポリメルカプタン(添加量はコストと効率の観点から、全ポリ メルカプタン成分の重量に基づいて約20重量%またはそれ以下にするのが有利 である)には、硫化水素とポリチウランとの反応によって調製される樹脂が含ま れる。前記の前駆体から誘導されるポリメルカプタンと混合できる別のポリメル カプタンには、二重結合を介して硫化水素と反応させたイソプレンやブタジエン のような化合物のエポキシ化ポリマーもしくはコポリマー、例えば、リモネンジ メルカプタン等、ポリアクリル酸のメルカプトエチルエステル、およびメタクリ ル酸とスチレンとのコポリマーのメルカプトブチルエステル等が含まれる。 好ましいポリメルカプタンは次の方法によって調製されるものである。まず第 一に、多価アルコール(例えば、1,2,6−ヘキサトリオール、グリセロール、 トリメチロールプロパンおよびペンタエリスリトール等)をアルキレンオキシド (例えば、プロピレンオキシドまたはエチレンオキシド等)と反応させる(この 場合、通常は、反応中は実質上過剰モルのアルキレンオキシドが存在するように する)。次いで、得られたポリアルキレン変性多価アルコールを含ハロゲンエポ キシド(例えば、エピハロヒドリンおよび3−クロロ−1,2−エポキシブタン 等)と反応させることによってハロゲン化多価ポリエーテルを生成させ、該多価 ポリエーテルを金属スルフヒドレート(例えば、ナトリウムスルフヒドレート等 )を用いて処理することによって対応するメルカプタンポリマーを調製する。こ の種の樹脂には、ルフェーブ(Le Fave)らによる米国特許第3,258,495 号明細書に開示されているものが包含される。通常、これらのポリメルカプタン の平均分子量および−SH官能価はそれぞれ約1,000〜約7,000および約 2.0〜約6である。 他の有用なポリメルカプタンはトリス(メルカプトアルキル)シクロヘキサン 、例えば1,2,4−トリス(2−メルカプトエチル)シクロヘキサンおよび1, 3,5ートリス(2−メルカプトエチル)シクロヘキサン等である。 さらに別のポリメルカプタン類は、炭素原子数が少なくとも18のポリカルボ ン酸のポリメルカプトアルキルエステルであって、この種の化合物は、一般的に は高分子量脂肪酸と呼ばれている適当なポリカルボン酸を炭素原子数が10まで のメルカプトアルコールと反応させることによって調製される。 その他のポリメルカプタン類は、1個または複数個の芳香核に結合した少なく とも3個のメルカプタン基が置換した側鎖を有する化合物であって、下記のもの が例示される:1,2,3−トリ(メルカプトメチル)ベンゼン、1,2,4−トリ (メルカプトメチル)ベンゼン、1,3,5−トリ(メルカプトメチル)ベンゼン 、1,3,5−トリ(メルカプトメチル)−4−メチルベンゼン、1,2,4−トリ (メルカプトメチル)−5−イソブチルベンゼン、1,2,3−トリ(メルカプト メチル)−4,5−ジエチルベンゼン、1,3,5−トリ(メルカプトメチル)− 2,6−ジメチルベンゼン、1,3,5−トリ(メルカプトメチル)−4−ヒドロ キシベンゼン、1,2,3−トリ(メルカプトブチル)−4,6−デヒドロキシベ ンゼン、1,2,4−トリ(メルカプトメチル)−3−メトキシベンゼン、1,2, 4−トリ(メルカプトエチル)−4−アミノエチルベンゼン、1,3,5−トリ( メルカプトブチル)−4−ブトキシベンゼン、1,2,4,5−テトラ(メルカプ トメチル)−3,6−ジメチルベンゼン、1,2,4,5−テトラ(メルカプトエチ ル)−3,6−ジメトキシベンゼン、1,2,4−トリ(メルカプトメチル)−3 −(N,N−ジメチルアミノ)ベンゼン、1,3,5−トリ(メルカプトブチル) −4−(N,N−ジブチルアミノ)ベンゼン、1,2,4,5−テトラ(メルカプト メチル)−3,6−デヒドロキシベンゼン、3,4,5−トリ(メルカプトメチル )フラン、2,3,5−トリ(メルカプトエチル)フラン、2−ブチル−3,4,5 −トリ(メルカプトメチル)フラン、3,4,5−トリ(メルカプトメチル)チオ フェン、2,3,5−トリ(メルカプトメチル)チオフェン、2−イソブチル−3 ,4,5−トリ(メルカプトエチル)チオフェン、3,4,5−トリ(メルカプトブ チル)ピロール、2,3,5−トリ(メルカプトメチル)ピロール、2,4,6−ト リ(メルカプトメチル)ピリジン、2,3,5−トリ(メルカプトメチル)ピリジ ン、2,4,6−トリ(メルカプトメチル)−5−ブチルピリジン、2,4,6−ト リ(メルカプトメチル)−5−ビニルピリジン、2,3,5−トリ(メルカプトブ チル)−4−アルキルピリジン、2,3,5−トリ(メルカプトメチル)チオナフ テン、2,3,5−トリ(メルカプトメチル)キノリンおよび3,4,6−トリ(メ ルカプトメチル)イソキノリン。 さらにまた、別のポリメルカプタン類としては次の化合物が例示される:ポリ (メルカプトアルキル)置換ベンゼン、ポリ(メルカプトアルキル)置換ナフタ レン、ポリ(メルカプトアルキル)置換ビスフェニル、ポリ(メルカプトアルキ ル)置換ビス(フェニル)アルカン、ポリ(メルカプトメチル)ビス(ヒドロキ シフェニル)アルカン、ポリ(メルカプトアルキル)置換ビス(ヒドロキシフェ ニル)スルホン、ポリ(メルカプトメチル)置換ビス(フェニル)スルホン、ポ リ(メルカプトアルキル)置換ビス(ヒドロキシフェニル)スルフィド、ポリ( メルカプトアルキル)置換ビス(ヒドロキシフェニル)オキシド、ポリ(メルカ プトアルキル)置換ビスフェニルオキシド、およびポリ(メルカプトアルキル) 置換ビス(クロロフェニル)アルカン等。 特殊なポリメルカプタン類としては下記のものが例示される:4−メルカプト メチルフェニル−4',5'−ジメルカプトメチルフェニルメタン、2,2−ビス( 4,5−ジメルカプトメチルフェニル)プロパン、2,2−ビス(4,6−ジメル カプトブチルフェニル)ブタン、4−メルカプトメチルフェニル−3',4'−ジ メルカプトメチルフェニルオキシド、4−メルカプトメチルフェニル−3',4' −ジメルカプトメチルフェニルスルホン、2,2−ビス(4,5−ジメルカプトエ チルフェニル)スルフィド、炭酸の3,4−ジメルカプトメチルフェニルエステ ル、マレイン酸の3,4−ジメルカプトエチルフェニルエステル、1,3,5−ト リ(メルカプトメチル)−2,4,6−トリメチルベンゼン、2,2−ビス(3− ブチル−4,5−ジメルカプトエチルフェニル)ヘキサン、1,3,5−トリ(4 −メルカプト−2−チアブチル)ベンゼン、1,3,5−トリ(4−メルカプト− 2−オキサブチル)ベンゼン、2,3−ビス(4,5−ジメルカプトブチル−3− クロロフェニル)ブタン、4−メルカプトブチルフェニル−3',4'−ジメルカ プトメチルフェニルオキシド、および3−メルカプトブチルフェニル−2',4' −ジメルカプトブチルフェニルオキシド。 さらに他のポリメルカプタン類には、環系に結合したメルカプト置換残基を少 なくとも3個有する次の化合物が包含される: トリオキサン、トリチアン、ジ オキサチアン、オキサジチアン、オキサジン、トリアジン、チアジン、ジチアジ ン、ジオキサルセノール、オキサチアゾール、ジチアゾール、トリアゾール、ジ オキ サラン、イソオキサゾール、イソチアゾール、ジオキサボリン、ジオキサジン、 およびチオジアジン等。 この種の化合物としては下記のものが例示される:2,4,6−トリス(β−メ ルカプトエチル)1,3,5−トリオキサン、2,4,6−トリス(β−メルカプト エチル)1,3,5−トリチアン、2,4,6−トリス(メルカプトメチル)1,3, 5−トリオキサン、2,4,6−トリス(メルカプトメチル)1,3,5−トリチア ン、2,4,6−トリス(β−メルカプトエチル)1,3−ジオキサ−5−チアン 、2,4,6−トリス(β−メルカプトエチル)1−オキサ−3,5−ジチアン、 2,4,5−トリス(β−メルカプトエチル)1,3−ジオキサラン、2,4,6− トリス(α−メチル−β−メルカプトエチル)1,3,5−トリオキサン、2,4, 6−トリス(β−メチル−β−メルカプトエチル)1,3,5−トリチアン、2, 4,6−トリス(β−メルカプトブチル)1,3,5−トリオキサン、2,4,6− トリス(β−メルカプトヘキシル)1,3,5−トリチアン、2,4,6−トリス( β−フェニル−β−メルカプトエチル)1,3,5−トリオキサン、2,4,6−ト リス(β−シクロヘキシル−β−メルカプトエチル)1,3,5−トリオキサン、 2,4,6−トリメルカプト1,3,5−トリオキサン、2,4,6−トリメルカプト 1,3,5−トリチアン、2,4,6−トリス(1−チア−4−メルカプトブチル) 1,3,5−トリオキサン、2,4,6−トリス(1−オキサ−4−メルカプトブチ ル)1,3,5−トリオキサン、2,3,6−トリス(β−メルカプトエチル)1, 4−オキサジン、2,4,6−トリス(3−メルカプトプロピル)1,3,5−トリ アジン、2,4,6−トリス(メルカプトメチル)1,3,5−トリアジン、および 2,4,6−トリス(β−メルカプトメチル)1−チア−3,5−ジアジン。 −SH基を少なくとも4個有するポリメルカプタンとしては、次に例示するポ リメルカプト置換エーテル類が挙げられる:グリセロールのトリ(2,3−ジメ ルカプトプロピル)エーテル、ジエチレングリコールのジ(3,4−ジメルカプ トブチル)エーテル、1,4−ブタンジオールのジ(2,3−ジメルカプトヘキシ ル)エーテル、1,5−ペンタンジオールのジ(2,3−ジメルカプトシクロヘキ シル)エ ーテル、1,2,6−ヘキサントリオールのトリ(2,3−ジメルカプトプロピル )エーテル、スルホニルジプロパノールのジ(2,3−ジメルカプトプロピル) エーテル、1,4−ジメチルベンゼンのジ(2,3−ジメルカプトプロピル)エー テル、トリメチルプロパンのトリ(2,3−ジメルカプトブチル)エーテル、ポ リアルキルアルコールのポリ(2,3−ジメルカプトプロピル)エーテル、レゾ ルシノールのジ(3,4−ジメルカプトブチル)エーテル、レゾルシノールのジ (2,3−ジメルカプトプロピル)エーテル、レゾルシノールのジ(2,3−ジメ ルカプトプロピル)エーテル、レゾルシノールのジ(3,4−ジメルカプトヘキ シル)エーテル、1,3,5−トリヒドロキシベンゼンのトリ(3,4−ジメルカ プトオクチル)エーテル、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパンの ジ(2,3−ジメルカプトプロピル)エーテル、2,2−ビス(4−ヒドロキシフ ェニル)ブタンのジ(3,4−ジメルカプトブチル)エーテル、1,1,2,2−テ トラ(4−ヒドロキシフェニル)エタンのテトラキス(2,3−ジメルカプトプ ロピル)エーテル、1,1,5,5−テトラ(4−ヒドロキシフェニル)ペンタン のテトラキス(3,4−ジメルカプトブチル)エーテル、2,2−ビス(4−ヒド ロキシフェニル)スルホンのジ(3,4−ジメルカプトヘキシル)エーテル、お よび2,2−ビス(4−ヒドロキシ−5−メトキシフェニル)1,1−ジクロロプ ロパンのジ(3,4−ジメルカプトブチル)エーテル等。 次に例示するポリメルカプト置換エステル類もポリメルカプタン類に包含され る:ジ(2,3−ジメルカプトプロピル)フタレート、ジ(3,4−ジメルカプト ブチル)テトラクロロフタレート、ジ(2,3−ジメルカプトプロピル)テレフ タレート、ジ(3,4−ジメルカプトヘキシル)アジペート、ジ(2,3−ジメル カプトブチル)マレエート、ジ(2,3−ジメルカプトプロピル)スルホニルジ ブチレート、ジ(3,4−ジメルカプトオクチル)チオジプロピオネート、ジ( 2,3−ジメルカプトヘキシル)シトレート、ジ(3,4−ジメルカプトヘプチル )シクロヘキサンジカルボキシレート、ポリアクリル酸のポリ(2,3−ジメル カプトプロピル)エステルおよびポリアクリル酸のポリ(2,3−ジメルカプト プロピル)エーテル等。 特に有用なポリメルカプトエステルは、ポリオールとメルカプタン官能価を有す る一塩基性カルボン酸との反応物、例えば、ペンタエリスリトールテトラ(メル カプトプロピオネート)等である。 本発明に係る縮合反応生成物は、硬化剤を含有するエポキシ樹脂系の第二の成 分に添加するのが好ましいが、2種の成分を混合して硬化物を形成させるときに 該混合物に添加してもよい。縮合反応生成物の添加量は、エポキシ樹脂の重量に 基づいて1〜20重量%、好ましくは2〜10重量%、最も好ましくは2〜6重 量%である。この添加量が10重量%よりも多くなると、感水性がもたらされる 傾向があるので、10重量%以下にするのが好ましい。硬化中、縮合反応生成物 は触媒効果をもたらす。即ち、硬化速度の促進および/または硬化温度の低下が もたらされ(例えば、硬化は室温で5分間以内でおこなわれる)、さらに、該縮 合反応生成物は硬化物の一部となるので、重合物を補強しない外来物が硬化物に 含まれることはない。 本発明は、硬化性エポキシ樹脂系に対して選択される個々のエポキシ樹脂また は硬化剤によって左右されない。 本発明に係る縮合反応生成物は、エポキシ樹脂系において単独で使用したとき に有効な触媒となるが、所望により他の触媒を添加してもよい。 縮合反応生成物を単独で使用するか、またはいずれかの他の硬化剤または触媒 と併用する場合には、比較的低い硬化温度(即ち、0℃のような低温、例えば、 約0〜20℃)において、短い硬化時間で、エポキシ樹脂成分を含む硬化物が得 られることが判明した。縮合反応生成物を、他の硬化剤または触媒と併用せずに 、単独で用いる場合の添加量は、エポキシ樹脂の重量に基づいて、1〜20重量 %、好ましくは2〜10重量%、より好ましくは2〜6重量%である。この場合 も、本発明は、硬化系に対して選択される個々のエポキシ樹脂によって左右され ない。また、硬化を効果的におこなうためには必ずしも必要ではないが、所望に より、他の触媒をエポキシ樹脂系に添加してもよい。 エポキシ樹脂と縮合反応生成物を含有する組成物は他のエポキシ系接着剤や表 面塗料、例えば保護塗料、即ち、コンテナ、パイプ、タンクライン、床および壁 等を保護するための保護塗料等の場合と同様にして使用することができる。硬化 したエポキシ系接着剤や塗料は優れた接着強さ、靭性、耐薬品性および可撓性を 示す。 イソシアネート含有硬化系、即ち、ポリウレタン生成系は、脂肪族、脂環式ま たは芳香族のポリイソシアネート(通常はジイソシアネート)およびヒドロキシ ル基含有化合物(例えば、ポリオール等)を含有する。ポリウレタン繊維は、ヘ キサメチレンジイソシアネートと1,4−ブタンジオールとの反応によって製造 するのが有利である。塗料用ポリウレタンは、一般的には、イソシアネート基を 有するプレポリマー(例えば、トルエンジイソシアネートおよび4,4'−ジフェ ニルメタンジイソシアネート等)とヒドロキシル基を有する化合物(例えば、ポ リオールおよび乾性油等)とから製造される。ポリウレタンエラストマーは、一 般的には、ポリイソシアネートおよびヒドロキシル基を有する直鎖状のポリエス テルはポリエーテルを反応させることによって製造される。ポリウレタンフォー ムは、通常は、ポリエーテル(例えば、ポリプロピレングリコール等)およびジ イソシアネートを水または発泡剤(例えば、トリフルオロメタン等)の存在下で 反応させることによって製造される。 上記の全硬化系において、触媒の使用は硬化時間を短縮させる点で有用である 。 本発明に係る縮合反応生成物のイソシアネート含有硬化系に対する添加量は、 該硬化系の活性成分の重量に基づいて、0.05〜3重量%、好ましくは0.1〜 1.0重量%である。本発明に係る縮合反応生成物は単に触媒として作用するだ けであり、ポリウレタン重合物の一部とはならない。エポキシ樹脂系の場合のよ うに、本発明は、選択される個々のイソシアネートおよびヒドロキシル基を有す る化合物によって左右されないが、本発明による触媒は、芳香族ジイソシアネー トを用いる場合に最も有効である。脂肪族または脂環式ジイソシアネートを使用 する場合、少量、例えば、活性成分の重量に基づいて0.2重量%のジブチル錫 ジラウレートまたは他の第一錫塩、例えば、オクタン酸第一錫等を存在させるか 、 または、比較的高い硬化温度とより長い硬化時間を採用すべきである。これらの 系の硬化は、本発明による触媒の存在下において、20〜150℃でおこなう。 この出願において、「活性化量」という用語は、イソシアネート含有系におけ る縮合反応生成物の触媒効果をもたらす量、硬化剤を含有するエポキシ樹脂系に おける縮合反応生成物の触媒効果および/または活性化効果をもたらす量、およ び他の硬化剤または触媒を含有しないエポキシ樹脂系における縮合反応生成物の 硬化物をもたらす量等を意味する。 本発明を以下の実施例によって説明するが、本発明は該実施例によって限定さ れるものではない。 実施例 以下の実施例1〜6(但し、2Bは除く)において使用した本発明に係る縮合 反応生成物は、ジメチルアミノプロピルアミン2モルと尿素1モルとの反応生成 物、即ち、N,N'−ビス(3−(ジメチルアミノ)プロピル)−尿素である。こ の反応生成物は、米国特許第3,734,889号明細書の実施例1に記載の方法 によって調製した。得られた反応生成物は幾分黄色味を帯びた透明液であった。 実施例1 エピクロロヒドリンとビスフェノールAとの反応物であるジグリシジルエーテ ルを含むエポキシ樹脂系(EEW=182〜192)および「キャップキュア( CAPCURE)3−800」(登録商標)[ヘンケル社(Henkel Corporation )(アンブラー、ペンシルバニア州)の製品;3.3ミリ当量/gのメルカプタ ン値を有する三官能価メルカプタンを末端基とする化合物]を、エポキシ基と− SH基が当量比になるような割合で混合し、次いで、以下の表1に示す触媒4重 量%(エポキシ樹脂の重量に基づく)を、それぞれ同量の該混合物に添加した。 硬化反応は室温でおこなった。ゲル化時間を表1に併記する。 1)テキサコ社(Texaco company)の市販品;3−(2−(ジメチルアミノ)エ トキシ)−1−N,N−ジメチルアミノプロパン 2)ヘンケル社の市販品;1,3,5−トリ(ジメチルアミノメチル)フェノール 実施例2 (A)エピクロロヒドリンとビスフェノールAとの反応によって得られたジグ リシジルエーテル25gおよび「キャップキュア3−800」35gから成る一 連のエポキシ樹脂系を、これらの成分を室温で混合することによって調製した。 各々の混合物に、表2に示す触媒の1種を4重量%(エポキシ樹脂の重量に基づ く)添加した。ゲル化時間(秒)を測定し、結果を表2に併記する。 (B)N,N−ビス(3−(ジメチルアミノ)プロピル)チオ尿素を次の様に して調製した。チオ尿素152.2g(2モル)およびジメチルアミノプロピル アミン449.6g(4.4モル)を反応釜に入れ、約145℃で10時間加熱し た。次いで、過剰のアミンを反応マスから除去した。得られた生成物は、#3ス ピンドルを用いて12rpmで測定したブルックフィールド粘度が2500cps/2 5℃の琥珀色の透明液であった。 上記のエポキシ樹脂系(A)に、N,N−ビス(3−(ジメチルアミノ)プロ ピル)チオ尿素を4重量%添加し、ゲル化時間(秒)を測定した。結果を表2に 示す。 表2に示す結果は全く予想外である。本発明に係る縮合反応生成物は、市販の 第三アミン製品に比べて第三窒素含量が少ないことを考慮すれば、驚くべき短い ゲル化時間をもたらす。次の表に、本発明に係る2種の生成物と2種の市販品に 関する第三窒素含有量(%)を、表2で得られたゲル化時間と共に示す。 実施例3 ジイソシアネートを含むウレタン系およびグリセリンエトキシレート(9EO )を、NCOとOHの当量比が1:1になる割合で混合した。該混合物に、ジイ ソシアネートとグリセリンエトキシレートの全重量に基づいて1重量%の触媒を 添加した。各々の混合物に配合したジイソシアネートと触媒を表3に示す。なお 、表3には、混合物を70℃に加熱したときのゲル化時間を併記する。 1)エア・プロダクツ・アンド・ケミカルズ社(Air Products and Chemicals, Inc.)の市販品;ジアゾビシクロ(2.2.2)オクタン−ジメチルエタノールア ミン 2)トルエンジイソシアネート 3)メチレンビス(シクロヘキシルイソシアネート) 4)イソホロンジイソシアネート 5)70℃で18分間経過後、ゲル化は認められなかった。 実施例4 下記の配合処方によってウレタン系を調製した。 成 分 配合量(重量%) 高分子量ジオール(ヒドロキシル価が42.1mgKOH/g であるヒドロキシ末端ポリブタジエン樹脂 46.5 低分子量テトラオール(ヒドロキシル価が550mgKOH/g であるペンタエリスリトールプロポキシレート 18.6 水 1.9 ポリジメチルシロキサン 0.9 ジブチル錫ジラウレート 0.2 触媒 0.2 トルエンジイソシアネート(NCO:OH=1.25) 31.7 上記の成分を混合し、25℃で反応させた。反応後、フォーム(foam)の高さ を測定した。使用した触媒、反応時間(分)およびフォームの高さ(cm)を表4 に示す。 実施例5 下記の配合処方によってウレタン系を調製した。 成 分 配合量(重量%) 実施例4の高分子量ジオール 46.5 実施例4の低分子量テトラオール 18.6 水 1.9 ポリジメチルシロキサン 0.9 ジブチル錫ジラウレート 0.2 触媒 0.2 トルエンジイソシアネート(NCO:OH=1.25) 31.7 上記成分を混合し、25℃で反応させた。反応後、フォームの高さを測定した 。使用した触媒およびフォームの高さ(cm)を表5に示す。 実施例6 下記の配合処方によってウレタン系を調製した。 成 分 配合量(g) グリセリン+9モル PO 33.0 水 1.2 触媒 0.1 オクタン酸第一錫 0.1 トルエンジイソシアネート(2,4異性体80% +2,6異性体20%) 15.5 使用した触媒、反応時間(分)およびフォームの高さ(cm)を表6に示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),CA,JP,KR (72)発明者 フィッシャー、スティーブン・エス アメリカ合衆国19067ペンシルバニア、ヤ ードレイ、アンダーソン・ロード307番

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.エポキシ樹脂と硬化剤を含有する重合物製造用硬化系であって、下記の成 分(a)と(b)との少なくとも1種の縮合反応生成物を活性化量含有する硬化 系; (a)第一アミノ基1個、第三アミノ基1個、および炭素原子数1〜18の非 環状主鎖を有するポリアミン約2〜約3モル、および (b)グアニジン、グアニル尿素、チオ尿素、および炭素原子数1〜3のアル キル基によるモノ−Nまたはジ−N,N’−置換チオ尿素の少なくとも1種約1 モル。 2.反応生成物が、ジ(C1〜C6アルキル)アミノC2〜C6アルキルアミンと チオ尿素との反応物である請求項1記載の硬化系。 3.反応生成物が次式: (式中、nは2〜6の整数を示し、XはSを示す) で表される化合物である請求項1記載の硬化系。 4.nが2または3を示す請求項3記載の硬化系。 5.縮合反応生成物の活性化量が、エポキシ樹脂の重量に基づいて約1〜約2 0重量%である請求項1記載の硬化系。 6.活性化量が約2〜約10重量%である請求項5記載の硬化系。 7.縮合反応生成物が、硬化系の活性剤および唯一の硬化剤として存在する請 求項5記載の硬化系。 8.縮合反応生成物が、エポキシ樹脂の重量に基づいて約2〜約10重量%存 在する請求項7記載の硬化系。 9.メルカプタン硬化剤をさらに含有する請求項1記載の硬化系。 10.メルカプタンが約2.0〜約6のメルカプタン官能価を有する請求項9 記載の硬化系。 11.下記の成分(A)および(B)を含有する重合物製造用硬化系: (A)エポキシ樹脂、および (B)次の成分(a)と(b)との少なくとも1種の縮合反応生成物約1〜約 20重量%(エポキシ樹脂の重量に基づく): (a)第三アミノ基1個および炭素原子数1〜18の非環状主鎖を有するポ リアミン約2〜約3モル、および (b)グアニジン、グアニル尿素、チオ尿素、および炭素原子数1〜3のア ルキル基によるモノ−Nもしくはジ−N,N'−置換チオ尿素の少なくとも1種約 1モル。 12.縮合反応生成物が約2〜約10重量%存在する請求項11記載の硬化系 。 13.縮合反応生成物が硬化系の活性剤と唯一の硬化剤として、エポキシ樹脂 の重量に基づいて約2〜約10重量%存在する請求項11記載の硬化系。 14.反応生成物が、ジ(C1〜C6アルキル)−アミノC2〜C6アルキルアミ ンとチオ尿素との反応物である請求項11記載の硬化系。 15.反応生成物が、次式: (式中、nは2〜6の整数を示し、XはSを示す) で表される化合物である請求項11記載の硬化系。 16.nが2または3である請求項15記載の硬化系。 17.エポキシ樹脂およびメルカプタン硬化剤を含有する重合物製造用硬化系 であって、下記の成分(a)と(b)との少なくとも1種の縮合反応生成物を活 性化量含有する硬化系: (a)第一アミノ基1個、第三アミノ基1個および炭素原子数1〜18の非環 状主鎖を有するポリアミン約2〜約3モル、および (b)尿素グアニジン、グアニル尿素、尿素もしくはチオ尿素、および炭素原 子数1〜3のアルキル基によるモノ−Nもしくはジ−N,N'−置換尿素もしくは チオ尿素の少なくとも1種約1モル。 18.反応生成物がジ(C1〜C6アルキル)アミノC2〜C6アルキルアミンと 尿素との反応物である請求項17記載の硬化系。 19.反応生成物が、次式: (式中、nは2〜6の整数を示し、XはOまたはSを示す) で表される化合物である請求項17記載の硬化系。 20.nが2または3である請求項19記載の硬化系。 21.縮合反応生成物の活性化量がエポキシ樹脂の重量に基づいて約1〜約2 0重量%である請求項17記載の硬化系。 22.活性化量が約2〜約10重量%である請求項17記載の硬化系。 23.下記の成分(A)〜(C)を含有する重合物製造用硬化系: (A)エポキシ樹脂、 (B)次の成分(a)と(b)との少なくとも1種の縮合反応生成物約1〜約 20重量%(エポキシ樹脂の重量に基づく): (a)第三アミノ基1個および炭素原子数1〜18の非環状主鎖を有するポ リアミン約2〜約3モル、および (b)尿素、炭素原子数1〜3のアルキル基によるモノ−Nもしくはジ−N ,N'−置換尿素約1モル、および (C)メルカプタン硬化剤。 24.縮合反応生成物が約2〜約10重量%存在する請求項23記載の硬化系 。 25.反応生成物がジ(C1〜C6アルキル)−アミノC2〜C6アルキルアミン と尿素との反応物である請求項23記載の硬化系。 26.反応生成物が、次式: (式中、nは2〜6の整数を示し、XはOを示す) で表される化合物である請求項23記載の硬化系。 27.nが2または3である硬化系。 28.メルカプタン硬化剤が三官能価メルカプタンである請求項23記載の硬 化剤。 29.縮合反応生成物が約2〜約6重量%存在する請求項23記載の硬化系。 30.メルカプタン硬化剤が、約2〜約4の官能価を有するポリメルカプタン である請求項23記載の硬化系。 31.下記の成分(A)〜(C)を含有する重合物製造用硬化系: (A)エポキシ樹脂、 (B)エポキシ樹脂に基づいて約2〜約6重量%のN,N'−ビス(3−(ジメ チルアミノ)プロピル)尿素、および (C)メルカプタン硬化剤。 32.エポキシ樹脂が約182〜192のエポキシド当量を有し、メルカプタ ン硬化剤が三官能価メルカプタンである請求項31記載の硬化系。 33.下記の工程(I)および(II)を含むエポキシ樹脂の硬化法: (I)次の成分(a)と(b)との少なくとも1種の縮合反応生成物およびエ ポキシ樹脂を含有する混合物を調製し: (a)第三アミノ基1個および炭素原子数1〜18の非環状主鎖を有するポ リアミン約2〜約3モル、および (b)尿素、グアニジン、グアニル尿素、チオ尿素および炭素原子数1〜3の アルキル基によるモノ−Nもしくはジ−N,N'−置換尿素もしくはチオ尿素の少 なくとも1種約1モル、次いで、 (II)該混合物を室温以下の温度で硬化させる。 34.硬化を0℃のような低温でおこなう請求項33記載の方法。 35.硬化を20℃−0℃でおこなう請求項33記載の方法。 36.反応生成物がジ(C1〜C6アルキル)アミノC2〜C6アルキルアミンと 尿素との反応物である請求項33記載の方法。 37.混合物がメルカプタン硬化剤をさらに含有する請求項33記載の方法。 38.反応生成物が、次式: (式中、nは2〜6の整数を示し、XはOまたはSを示す) で表される化合物である請求項33記載の方法。 39.nが2または3である請求項38記載の方法。 40.縮合反応生成物の活性化量が、エポキシ樹脂の重量に基づいて約1〜約 20重量%である請求項33記載の方法。 41.活性化量が約2〜約10重量%である請求項33記載の方法。 42.混合物がメルカプタン硬化剤をさらに含有する請求項33記載の方法。 43.エポキシ樹脂、メルカプタン硬化剤およびN,N'−ビス(3−(ジメチ ルアミノ)プロピル)尿素から成る混合物を調製し、次いで、該混合物を室温以 下の温度で硬化させることを含むエポキシ樹脂の硬化法。 44.エポキシ樹脂が約182〜192のエポキシド当量を有し、メルカプタ ン硬化剤が三官能価メルカプタンである請求項43記載の方法。
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