JPH08502012A - 注口装置を有する流動媒体用パック、流動媒体用パックの製造方法およびこの方法を実行するためのツール - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 液体用パックは注口装置（10）が設けられているところのプラスチック被覆ボール紙からなる平らな頂壁部分（９）を有している。経済的にまた技術的に簡単に製造可能でありまたユーザにより簡単に開きかつ液体が漏れないように再び閉じることが可能な本発明による改良注口装置を形成するために、注口装置（10）が、２つの穴（14'，15'）を含む底部部分（11）および底部部分（11）にヒンジ（12）状に結合されかつ２つの閉鎖キャップ（16，17）を含むカバー（13）を有することと；カラー（23）が各穴を外側から包囲し、それぞれの閉鎖キャップ（16，17）がカラー（23）と係合可能なシールリップを有することと；および底部部分（11）の内側でそれぞれのカラーとは反対側に、頂壁部分（９）内の対応する穴を貫通してパックの内側方向へ突出する肩部が配置され、および底部部分（11）か頂壁部分（９）の外面および／または内面（26）に溶接されていることと；が提供されている。

Description

【発明の詳細な説明】 注口装置を有する流動媒体用パック、流動媒体用パックの製造方法およびこの方 法を実行するためのツール 本発明は、プラスチック被覆されたたとえばボール紙のような支持材料からな る少なくとも１つのほぼ平らな頂壁部分を有し、そこに注口装置が設けられてい るところの流動媒体用パックに関するものである。本発明はまた、前記の種類の パックの製造方法にも関し、および最後に本発明はこの方法を実行するためのル ーツに関するものである。 支持材料としてたとえばプラスチック被覆されたボール紙のような複合材料か らなるパックの製造は既知である。これらのパックは高速マシンで製造され、こ のマシンにおいて複合材料のウェブがロールから引き出され、あらかじめ溝付け されかつ可能ならばあらかじめ打抜きされ、次にチューブに成形され、チューブ はその縦方向端縁において縦方向シール継目により閉じられる。次に内容物がこ のチューブ内に充填され、および充填された個々のパックはチューブから切り離 されかつ横方向シールにより成形され、これにより平行六面体パックが最終的に 形成される。これらのパッ クは底壁および頂壁内に横方向シール継目を有し、底壁および頂壁は折り返され て平らな底壁および平らな頂壁を形成しまた底壁および頂壁は重ねられて三角形 プラップが横方向に突出し、三角形フラップは側壁上に重ねられてそこに溶接さ れる。 したがって、このようにして形成される液体用パックは、たとえば同様に平ら に重ねられた縦方向シール継目が横方向シール継目と中心において交差して形成 される３つの部分から形成された頂壁を有している。 この種類のパックに関して種々の開放装置が開発されかつ開示されてきた。ウ ェブ材料に対したとえばミシン目ラインおよび引裂きラインにより形成された開 放装置が存在し、この場合これらのパックは満足に開放することはできるが容易 に再び閉じることはできず、通常ダストが入らないようにシールすることができ ずまた液体が漏れないように再び閉じることはほとんど不可能である。パック材 料のウェブ内に打ち抜かれた穴をブリッジしかつ閉じるところの引裂開放ストリ ップを上に貼り付けることにより形成された他の注口装置もまた存在する。他の 装置を用いてカバーストリップが内側にシールされ、したがって外側の引裂開放 ストリップが穴を貫通して内側カバーストリップに貼り付けられている。外側ス トリップが引き剥がされたとき、それは紙ウェブ内に打ち抜かれた穴の領域にお い て内側カバーストリップを引き裂くことになる。多くの既知の引裂開放ストリッ プはパックが最初に開かれたときに引き裂かれてこれは再使用できなくなる。他 の引裂開放ストリップは、パック上の穴が開放されたのちもストリップがパック に固着されたままであるように片側が貼り付けられている。これらの注口および 開放装置はいずれも、ダストが入らないようにまたは液体が漏れないように再閉 鎖することはできない。 他の注口装置は熱可塑性プラスチック材料を射出成形することにより製造され またパックの穴上に設けられて再閉鎖可能であるが、これらの注口装置の製造ま たは装着は問題点を提起するかまたはきわめて高価であることがわかった。 したがって、本発明の目的は、経済的にかつ技術的に容易に製造可能でありま たエンドユーザにより容易に開放されかつパックから液体が漏れないように再閉 鎖可能であるところの改良された注口開口を有する冒頭に記載の種類のパックを 提供することである。 この問題点は本発明により、注口装置が、少なくとも１つの穴を含む底部部分 および底部部分にヒンジ状に結合されかつ少なくとも１つの閉鎖キャップを含む カバーを有することと；カラーが穴を外側から包囲し、閉鎖キャップがカラーと 係合可能なシールリップを有することと；および底部部分の内側でカラーとは反 対 側に、頂壁部分内の対応する穴を貫通してパックの内側方向へ突出する肩部が設 けられ、および底部部分が頂壁部分の外面および／または内面に溶接されている ことと；により解決される。 注口装置の底部部分内の穴、したがって頂壁部分内の対応する穴は多角形、液 滴形状、楕円形、矩形または円形であってよいが、図面を簡単にしかつ本発明の 理解を容易にするために、ここでは穴は円形であると仮定する。しかしながら、 本発明は必ずしもこれに制約されない。パックの頂壁内に注口装置を設けること は既知である。しかしながら、頂壁は複数の部分で構成してもよいので本発明は 頂壁部分について説明し、また本発明による注口装置は１つの選択された部分に のみ設けられている。 本発明によれば、注口装置は一体部品で形成されているが、底部部分はヒンジ 状継手によりカバーに結合されている。穴は底部部分内に設けられ、この穴は、 キャップの主要面が底部部分の主要面と平行になるように閉鎖キャップを含むカ バーがヒンジに沿って折り返された場合に閉鎖キャップにより液体が漏れないよ うに閉鎖することができる。 本発明による注口装置のこの液漏れのない性質は、穴全体の周りで底部部分の カラーとシール結合をなす閉鎖キャップ上の前記シールリップによるのである。 したがって、もし閉鎖キャップが持ち上げられた場合、すなわちカバーを引き上 げかつ底部部分の外方突出カラーからヒンジ軸の周りにカバーを回転することに よりカバーが引き離された場合、穴は底部部分および頂壁部分を貫通して開き、 これにより内容物をパックからあけることができる。同様に、内容物の一部があ けられたのちに逆の順序で注口装置を再び閉じることができる。 熱可塑性プラスチック材料からなる上記の種類の注口装置をコスト的に有利に かつ技術的に優れた方法で製造するために、射出成形法が使用可能である。頂壁 部分内の穴内に設けられているかまたは穴を貫通して突出している注口装置の肩 部が紙のウェブ内で穴の打抜きにより露出された穴の端縁の周りの切断エッジを 保護しているので有利である。もし底部部分が頂壁部分の少なくとも内面に溶接 された場合、流動触媒が液体のとき、注口装置は液体を通さないプラスチック面 のみを液体に露出するので、液体がパックの複合材料の開放切断エッジのいずれ かの箇所から浸透してパックを破損させることはない。 注口装置の製造に使用されるプラスチック材料は、食物の場合に味を変えるこ となくかつ食物を許容可能な高密度ポリエチレンであってよい。したがって、プ ラスチック被覆紙からなる通常のパックに本発明によ る注口装置を容易に取り付けることができ、またミルク、ジュース、水、料理用 オイルまたはその他の流動媒体を充填することかできる。 本発明により、底部部分の外側の直立カラーが外方に拡がってオフセット部分 を形成した場合、および閉鎖キャップか閉鎖状態においてカラーを外側から包囲 する外側端縁を有し、前記外側端縁の端部が内方に厚みを増してスナップ閉めビ ードを形成している場合とくに有利である。注口装置のこの設計は、閉鎖キャッ プが圧着されたのちに閉鎖状態において底部部分に固定保持させることを可能に する。熱可塑性材料は弾性があり、したがって閉鎖されたとき閉鎖キャップの厚 みを増したスナップ閉めビードをカラーの外側に圧着させることができ、したが ってスナップ閉めビードはカラーの周縁に当接し、たとえばカラー上のオフセッ ト部分内にリング状に当接するので、カバーが圧着されたのちに外側端縁は固定 保持される。一方で、エンドユーザがパックを開けるときに、閉鎖キャップの外 側端縁は容易に拡がりかつカラーから引き上げられて穴を開くので、クランプ力 と同じこの保持力に打ち勝つことができる。 本発明の他の有利な実施態様により、底部部分上の肩部の延長部内に頂壁部分 の内面上に伸長する固定端縁が設けられている。これはプレハブされた注口装置 をパックの穴に固定する有利な方法である。包装機の装着ステーションにおいて 、たとえば注口装置の主要面が頂壁部分上に、両方の平面が相互にほぼ平行にな るように置かれる。本発明による注口装置の底部部分を用いて、肩部の延長部内 に設けられたその固定端縁を紙ウェブ内の穴に通すことによって挿入された肩部 によりこの固定が達成されるが、挿入後適切な溶接ツールが固定端縁をリベット 打ちのように変形し、これにより固定端縁は頂壁部分の内面に溶接される。用語 「内面」はのちに既製品パックの内面となる頂壁部分の面を示すのに用いられて いる。 本発明により、底部部分がほぼ平らな連結ウェブ部分内に間隔をなして配置さ れた異なる直径の２つの穴を含み、前記穴の大きいほうの穴が内容物を注ぎ出す ためにパックの頂壁と側壁との間の端縁付近に配置され、および大きいほうの穴 を包囲する連結ウェブ部分の、ヒンジとは反対側の注口端縁が頂壁と側壁との間 の稜線の上方に配置されている場合もまた好ましい。 このようにして、大きい注口穴が得られまたその後側に間隔をなしてより小さい 呼吸穴が得られ、呼吸穴は注ぎ出しの間内容物を出すことなくまたあけられる内 容物を流入空気により置き換えることを可能にしている。底部部分の主要面内に 種々の横幅の連結ウェブ部分を形成することが容易であり、連結ウェブ部分はそ れが穴を包囲しかつ２つの表面を相互に連結していることが有利である。したが って、個々の穴のカラーの周りに平らな表面を提供し、頂壁部分の面に平行に配 置されかつ頂壁部分の外面に溶接可能な底部部分が簡単に形成される。しかしな がら、この場合底部部分を穴の周りの頂壁部分に溶接するだけで十分であろう。 もし必要ならば、２つの溶接リングの間にウェブ部分を設けることもまた可能で ある。平らな連結ウェブが出口側において注口端縁を形成し、これによりさらに 特殊作業または特殊材料を使用することなく注入ジェットのための引裂手段を提 供するので、当業者とくにエンドユーザは平らな連結ウェブとくにより大きい穴 を包囲するその部分の技術的利点が直ちにわかるであろう。 本発明により、カバーに引裂開放ハンドルが設けられ、前記ハンドルの一方の 端部がヒンジとは反対側でカバーに結合されている場合もまた有利である。実際 に、カバーの注口端縁側に装着片または突出グリップ手段を設けることが可能で あるが、エンドユーザにとっては、一方がカバーの注口端縁側の外側端縁に固定 されまた他方がヒンジの領域またはそれに設けられた閉鎖キャップの領域内に固 定された引裂開放ハンドルを使用することがきわめて実用的でありかつ便利であ る。ユーザはこの引裂開放ハンドルをすぐ見つけ、そ れを掴みかつ正しい位置に開く力を加え、これによりそのスナップ閉めビードを 有する厚みを増した外側端縁を破断することなくかつ迅速に底部部分のカラーの 上方へ引き上げることができる。この種類の開放手段は本発明による装置の取扱 いをきわめて容易にしている。この場合、たとえばパックが完全に新しい状態で あることを保証するために、カバーの一方の端縁上にまたは引裂開放ハンドル上 のある場所に呼称破断位置が設けられた結合部を底部部分に提供することもまた 可能である。このとき本発明による注口装置は、呼称破断位置が開放されてはじ めて開くことができる。明確に識別可能なこの場所から直ちに、ユーザは注口装 置が既に開かれたかどうかを見分けることが可能である。 本発明の目的は、プラスチック被覆されたたとえばボール紙のような支持材料 からなる少なくとも１つのほぼ平らな頂壁部分を有し、そこに少なくとも１つの 穴を含む底部部分および底部部分にヒンジ状に結合されかつ少なくとも１つの閉 鎖キャップを含むカバーを有する注口装置が設けられているところの流動媒体用 パックの製造方法において：パックの内側にアルミニウム被覆を含んでもよい複 合材料からなるウェブが溝付け後打抜きされて少なくとも１つの穴を形成し、次 に頂部部分内の打抜穴に熱可塑性材料からなる注口装 置が取り付けられ、および次の段階で前記注口装置が溶接され、その後ウェブが チューブに形成され、充填されかつ溶接されるところの前記流動媒体用パックの 製造方法により解決される。 この方法により、通常の包装機を使用しかつ追加ステップを加えて機械を改造 することなく通常の方法で複合材料のウェブからパックを製造することが可能で ある。このように紙ウェブ内に打ち抜かれた穴上に１時間当たり6000個以上の注 口装置を装着するのに市販の機械を使用可能でありまたウェブは適切な処理能力 で運転可能である。この点に関しては２つの代替方法で運転することが可能であ り、たとえば第１の方法は３つの異なる段階、すなわち打抜き段階、打ち抜かれ た穴上に注口装置を装着する段階および次に第３のステージにおいて注口装置を 溶接する段階からなっている。他の可能な代替態様は、２つのステップすなわち ウェブから穴が打ち抜かれるところの第１のステップ；および注口装置が装着さ れかつ打ち抜かれた穴に同時にシールされるところの第２のステップとからなっ ている。２つのステップを有するだけの後者の代替態様はメンテナンスをあまり 必要としないが、包装機内にやや高価な追加段階を必要とする。それにもかかわ らず、既存の技術および機械を使用可能である。 本発明により、ウェブがアルミニウム被覆複合材料 からなるとき、ウェブが誘導加熱されて注口装置に結合される場合もまた好まし い。ある液体食品を複合材料からなる平行六面体のパック内に入れてそれらを好 ましくはパックの内側に設けられたアルミニウム被覆により外部の影響から保護 することは既知である。このタイプの複合材料が使用される場合、本発明による 注口装置上に溶接するための熱はこのとき誘導により発生することができる。 とくに相互に相対的に運動可能な加熱ジョーおよび相手ジョーを用いて注口装 置を頂壁部分に固定するための、前記の方法を実行するためのツールは：頂壁部 分内の穴の上方で係合する加熱ジョーがウェブの内側となる側に可動に設けられ かつ加熱ジョーには中心突起部が設けられ、中心突起部の直径は閉鎖キャップ上 のシールリップの内径にほぼ等しいことと；および突起部が頂部部分の材料の厚 さよりやや大きい高さを有していることと；を特徴とする。この好ましい実施態 様によれば、突起部から肩部状表面である加熱ジョーの表面までの領域に好まし くは丸みがつけられまた加熱ジョーが固定された注口装置上に移動したときに前 記固定端縁が掴まれまたリベット継手と同様に前記固定端縁が複合材料内の穴の 端縁の下側に曲げられるようになっているので、突起部を有する加熱ジョーは一 種のリベット打ちツールを呈している。 加熱ジョーのオフセット肩面内に突起部を包囲する誘導／加熱コイルが設けら れている場合にもまた有利である。したがって、空間がきわめて制約されている 場合、ツールに誘導コイルまたは加熱コイルを設けることができ、これによりそ の打ち抜かれた穴に隣接する複合材料の端縁を適切かつ完全に加熱することがで きるので、プラスチック注口装置は溶接により複合材料に動かないようにかつ確 実かつ信頼性を有して固定される。 本発明の他の利点、特徴および可能な応用が添付図面に示した好ましい実施態 様に関する以下の説明から明らかとなるであろう。図中、 第１図は第１の実施態様による注口装置を有する平行六面体パックの斜視図； 第２図は第２の実施態様による注口装置の平面図； 第３図は第２図のＡ−Ａ線矢視第２図実施態様の断面図； 第３ａ図は第３図の左側部分の詳細図； 第３ｂ図は破線サークルでマークされた第３図の右側部分の拡大詳細断面図； 第４図は既に頂壁部分上に置かれているがまだ固定されていない注口装置を有 する頂壁部分を貫通する切取拡大断面図： 第５図はリベットツールの形状の加熱ジョーを示す 図； 第５ａ図は第５図と同じ図であるが閉鎖手段を有するより小さい直径の穴のた めの異なるサイズの加熱ジョーを示す図； 第６図は溶接または固定の間におけるツールの注口装置および頂壁部分との係 合図； 第７図は注口装置を固定するための装置の上流側に配置されているパック製造 機の略切取側面図； 第８図はペースト状またはオイル状内容物のための注口装置の他の実施態様の 断面図；および 第９図は第８図による注口装置の底部分の平面図である。 第１図は概して符号１で示された頂壁、狭い側壁２および広い側壁３を有する 液体用平行六面体パックを示すが、ここで他方の側壁および底壁は示されていな い。頂壁１の領域内において横方向シール継目５により三角形フラップ４が形成 され、また横方向シール継目５が縦方向シール継目７と交差する交差場所６もま た見ることができる。したがって、頂壁１の領域における縦方向シール継目７の 頂部両側に２つのいわゆる上部部分８，８’が存在しまた下部頂壁部分９が存在 する。 概して符号１０で示されている注口装置がこの下部頂壁部分９内に設けられて いる。この種類の注口装置の 他の実施態様が第２図の平面図に示されている。第１図に示すパックを構成する 複合材料はプラスチック被覆されたボール紙からなり、その内部はさらにアルミ ニウム箔で被覆されている。 ここに示す実施態様において、注口装置10は底部部分11および底部部分11にヒ ンジ12により結合されたカバー13からなっている。 同様に第４図および第６図からわかるように、異なる直径の２つの穴14および 15が頂壁部分９内に打ち抜かれている。大きいほうの穴14は直径Ｄを有し、一方 小さいほうの穴15は直径ｄを有している。同様に、底部部分11もまた２つの穴14 ’および15’を含み、これらの穴14’および15’はカバー13の２つの閉鎖キャッ プ16および17により閉鎖することができる。 第１図に示す閉鎖キャップ10の実施態様と比較すると、第２図および第３図に 示す閉鎖キャップ10はさらにカバー側に引裂開放ハンドル18を有し、そのハンド ルの一端すなわち第２図の左側に示す端部が小さい閉鎖キャップ17の領域内に固 定され、一方引裂開放ハンドル18の反対側端部は閉鎖キャップ16の付近の位置19 に配置されている。 ここに示した２つ穴の実施態様において、底部部分11は連結ウェブ部分20を有 し、連結ウェブ部分は２つの穴14’および15’を包囲しかつ連結ウェブ部分のヒ ンジとは反対側の端縁が注口端縁21であり、注口端縁は第１図においては頂壁８ ，９および側壁２の間の稜線22の上方に配置されている。第４図および第６図の 断面図において、カラー23は穴14’および15’の各々の外側から包囲している。 個々の閉鎖キャップ16および17はシールリップ24を有し、シールリップはカラー 23とシール係合をなすことができる。底部部分11のカラー23とは反対側に肩部25 が形成されている。この肩部は頂壁部分９内のそれぞれの穴14または15内をパッ クの内側へ突出している。底部部分11はのちに説明する溶接ツールより穴14およ び15のすぐその周りまたは頂壁部分９上の穴14および15の間の連結ウェブ部分に 沿っても溶接される。これは外側から使用される装着工具である。第６図に示す ように固定端縁27が頂壁部分９の面に平行な面内に折り曲げられたのちに、固定 端縁27は頂壁部分９の内面26に溶接される。 とくに第４図および第６図から、底部部分11から外方に突出するカラー23が外 方に拡がってオフセット部分28を形成していることもまたわかる。閉鎖キャップ 16または17は外側端縁29を有し、外側端縁は注口装置10の閉鎖状態においてカラ ー23の外側の周りに係合している。外側端縁29の端部は内方に厚みを増し、これ によりスナップ閉めビード30を形成している。圧着されると、スナップ閉めビー ド30は第３ａ図において角 度により示されているオフセット領域28内に移動することができる。 第５図、第５ａ図および第６図にリベットツールの形状の加熱ジョー31，31’ が示されている。これらは第７図に示すウェブ32のパック内側に面している内面 26上を可動である。中心において、各加熱ジョー31または31’は中心突起部33を 有し、突起部の内径は閉鎖フラップ16または17上のシールリップ24の内径（ｉ） にほぼ等しくなっている。加熱ジョー31および31’のリベット打ち機能を形成す るために、突起部33の高さＨは頂壁部分９の材料の厚さＢよりやや大きくなって おり、厚さＢの２倍であることが好ましい。加熱ジョー31および31’のオフセッ ト肩部面35内に誘導コイル36が配置され、また第５図、第５ａ図および第６図に 示すように、これらの加熱コイルは黒く塗り潰されたフラットなサークルにより 示されている。これらの誘導コイル36は突起部33を円形状に包囲している。 第７図に示す機械を用いて、複合材料からなるウェブ32が供給ロール37から上 方に引き出されかつ引込装置38により間欠的に移動される。ウェブは２つの打抜 ステーシヨン39において同時に打ち抜かれて２つの穴14および15を形成する。次 のステップにおいて、ウェブ32がさらに上方に移動されたのちに２対の穴がステ ーション40に到達し、ここで第４図に示すように注口 装置10が穴上に装着される。第４図の実施態様は第３図の実施態様とはやや異な り、第３図においては固定端縁27が使用されていない。 装置ステーション40において装着された注口装置10は次に、ウェブ32の次の移 動ステップののちに、ステーション41において第６図に示すようにウェブ32上に 溶接される。固定端縁27を有するこの実施態様を用いたとき、加熱ジョー31およ び31’は固定端縁27の上から第６図に示す水平位置に当接し次に誘導コイル36を 作動することにより固定端縁27を頂壁部分９の下側26に溶接する働きをする。 次に、バッファスライド43を有するサーボドライブ42がウェブ32をさらに矢印 44の方向へ第７図の右側へ移動する働きをなし、ここでウェブ32は通常の包装機 内に入り、すなわちチューブが形成され次にバックが形成されて製品となる。 注口装置10の他の実施態様が第８図および第９図に示されている。第８図の下 の図は頂壁９の切取断面を示し、頂壁９内に底部部分11が挿入されかつ肩部25を 利用して頂壁９の穴14内に溶接で固定される。第８図の上の図に閉鎖キャップ16 として示されたカバー13を見ることができる。ここに示した実施態様においては 、閉鎖キャップ16は底部部分11から分離しているが、２つの部分を図示されてい ないヒンジにより相互に結合 することがきわめて容易に可能であり、これにより前記の実施態様で説明したの と同様に閉鎖キャップを底部部分に対して相対的に移動させかつピボット運動さ せることができる。一例として、図示されていないヒンジは底部部分11から離れ た端部に穴を有していてもよく。これにより閉鎖キャップ16はヒンジ内でまたは ヒンジに対して回転させることができる。 この新しい実施態様の底部部分11は、頂壁９の領域内に設けられているカラー 23および肩部25の間に中間ピース45を有し、中間ピースはべローのように変形す ることができまたその縦方向中心軸46の方向に底部部分の長さを延ばすことがで きる。言い換えると、この中間ピース45は底部の肩部25の底部端縁47と頂部の注 口端縁21との間の距離を著しく増大するものである。この種類の注口装置は、た とえばマスタード、マヨネーズ、ケチャップ、オイルなどのペースト状またはオ イル状内容物にとくに適している。内容物が注ぎ出されるとき、これらはパック を濡らしたりまたは頂壁９の領域に流れ出たりすることはない。 肩部25は頂壁９内の穴14内に、接着剤により、溶接によりまたはホットメルト により固定されている。環状フランジ48は肩部25の環状壁に垂直に伸長しかつそ れを上から被覆している。同時に、環状フランジ48は肩部25の環状壁を頂壁９の 穴の端縁に芯出ししかつそ れを保持する働きをなしている。 第９図の平面図は上方に引き出された使用位置における底部部分11を示し、ま たこの図は外側から中側を見たものであり、最初に上記環状フランジ48が見え、 環状フランジ48の内側にベローのように変形可能な中間部分45が装着されている 。次に頂部から、第８図に示すように円錐台上に中に引き込まれかつ好ましくは 断面において穴14”の開口の方向へ内方に丸みをつけられた注口端縁21を見るこ とができる。第９図においてその間に配置されたリング４９は直立カラー23の内 壁であり、カラー23は外ねじ50を有し、外ねじ50は第９図においては見えないが 、第８図の断面図においては明確に示されている。 ベローのように変形可能な中間部分45が第８図の下の図に示すような折り畳み 状態にあるとき、一方のカラー23の最外面およびその外ねじ50とおよび他方の中 間ピース45の内面との間に閉鎖キャップ16の環状壁を受け入れるための十分な空 間が残されている。 第８図の上の図に示されている閉鎖キャップ16の内ねじ51はカラー23の外ねじ 50に対応している。閉鎖キャップ16は前記内ねじ51および外側端縁29を有する円 筒ケーシングを形成する外壁52を有し、したがって変形可能な中間部分45が引き 上げられまた中間ピース45の外面が環状フランジ48の上方に位置して外方に突出 しているときの底部部分11の製造の間および第８図の折り畳み状態にある間のい ずれの場合も、閉鎖キャップ16をカラー23の外ねじ50にねじ込むことができる。 シールリップ24が外壁52の内ねじから間隔をなして位置するように小さい直径を 有する円筒ケーシングであるシールリップ24は、閉鎖キャップ16がカラー23上に ねじ込まれたときにカラーとシール係合をなすことができる。閉鎖キャップ16は 上側がディスク53により閉ざされ、ディスク53上にはハンドル54もまた設けられ 、ハンドル54が上方に引き上げられた位置が第８図の上の図に破線で示され、か つ符号54’で示されている。 ここに示した実施態様において、閉鎖キャップ16および底部部分11の両方は射 出成形されるが：図示の実施態様においてはそれらは別々に射出成形されている 。底部部分11は、外方に伸長された状態すなわちべローのように変形可能な中間 ピース45が引き出された状態で製作される。それは第９図に示した状態である。 次に、閉鎖キャップ16がねじ込まれ、底部部分11が頂壁９内の穴14内に挿入され かつ固定され、およびベローのように変形可能な中間ピース45が第８図の折り畳 み状態に押し込まれる。これは第８図および第９図に示すような開口装置全体が プラスチック被覆された紙ウェブ上に装着されることを可能にし、このウェブか らのちに頂壁９が製造され、この場合ウェブは次に供給 ロール上に巻き取られる。その上に配置された開口装置を有するウェブはのちに 供給ロールから引き出されかつチューブに成形され、次にパック製造機に案内さ れ、パック製造機は第１図に示すパックを形成する。この場合、頂壁９上には第 １図に示す注口装置の代わりに第８図および第９図に示す開口装置が設けられて いると仮定している。 この実施態様は、とくに射出成形および上記の特徴および利点に関して、カラ ー23の直径が肩部25の直径よりかなり小さいという点において有利である。した がってとくに、上記のように底部部分11が圧縮されかつ頂壁９に対し直角な軸46 の方向の距離が小さく維持され、したがって紙ウェブに固定された注口装置がパ ック製造機内でそのハンドリングを妨げることがない。

【手続補正書】特許法第１８４条の７第１項 【提出日】１９９５年２月１３日 【補正内容】 補正請求の範囲 １．プラスチック被覆されたたとえばボール紙のような支持材料からなる少 なくとも１つのほぼ平らな頂壁部分（９）を有し、そこに注口装置（10）が設け られているところの流動媒体用パックにおいて： 注口装置（10）が、少なくとも１つの穴（14'，15'）を含む底部部分（11）お よび底部部分（11）にヒンジ（12）状に結合されかつ少なくとも１つの閉鎖キャ ップ（16，17）を含むカバー（13）を有することと； カラー（23）が穴（14'，15'）を外側から包囲し、閉鎖キャップ（16，17）が カラー（23）と係合可能なシールリップ（24）を有することと：および 底部部分（11）の内側でカラー（23）とは反対側に、頂壁部分（９）内の対応 する穴（14，15）を貫通してパックの内側方向へ突出する肩部（25）が設けられ 、および底部部分（11）が頂壁部分（９）の外面および／または内面（26）に溶 接されていることと； を特徴とする流動媒体用パック。 ２．底部部分（11）の外側の直立カラー（23）が外方に拡がってオフセット部 分（28）を形成し、および閉鎖キャップ（16，17）か閉鎖状態においてカラー（ 23）を外側から包囲する外側端縁（29）を有し、前記外側端縁の端部が内方に厚 みを増してスナップ閉め ビード（30）を形成していることを特徴とする請求の範囲１のパック。 ３．底部部分（11）上の肩部（25）の延長部内に頂壁部分（９）の内面（26） 上に伸長する固定端縁（27）が設けられていることを特徴とする請求の範囲１ま たは２のパック。 ４．底部部分（11）がほぼ平らな連結ウェブ部分（20）内に間隔（ａ）をなし て配置された異なる直径（Ｄ，ｄ）の２つの穴（14'，15'）を含み、前記穴の大 きいほうの穴（14'）が内容物を注ぎ出すためにパックの頂壁（８，９）と側壁 （２）との間の端縁（22）付近に配置され、および大きいほうの穴（14’）を包 囲する連結ウェブ部分（20）の、ヒンジ（12）とは反対側の注口端縁（21）が頂 壁（８，９）と側壁（２）との間の稜線（22）の上方に配置されているのが好ま しいことを特徴とする請求の範囲１ないし３のいずれかのパック。 ５．カバー（13）に引裂開放ハンドル（18）が設けられ、前記ハンドルの一方 の端部がヒンジ（12）とは反対側でカバー（13）に結合されていることを特徴と する請求の範囲１ないし４のいずれかのパック。 ６．プラスチック被覆されたたとえばボール紙のような支持材料からなる少な くとも１つのほぼ平らな頂壁部分（９）を有し、そこに少なくとも１つの穴（14 ） を含む底部部分（11）および少なくとも１つの閉鎖キャップ（16）を含むカバー （13）を有する注口装置（10）が設けられているところの流動媒体用パックの製 造方法において： パックの内側にアルミニウム被覆を含んでもよい複合材料からなるウェブ（32 ）が溝付け後打抜きされて少なくとも１つの穴（14，15）を形成し、次に頂部部 分（９）内の打抜穴（14，15）に熱可塑性材料からなる注口装置（10）が取り付 けられ、および次の段階（41）で前記注口装置（10）が溶接され、その後ウェブ （32）がチューブに形成され、充填されかつ溶接されることを特徴とする流動媒 体用パックの製造方法。 ７．カバー（13，16）が底部部分（11）にヒンジ状に結合されていることを特 徴とする請求の範囲６の方法。 ８．ウェブ（32）がアルミニウム被覆複合材料からなるとき、ウェブ（32）が 誘導加熱されて注口装置（10）に結合されることを特徴とする請求の範囲６また は７の方法。 ９．とくに相互に相対的に運動可能な加熱ジョーおよび相手ジヨーを用いて注 口装置を頂壁部分に固定するための、請求の範囲６ないし８のいずれかの方法を 実行するためのツールにおいて： 頂壁部分（９）内の穴（14，15）の上方で係合する 加熱ジョー（31，31'）がウェブ（32）の内側となる側に可動に設けられかつ加 熱ジョー（31，31'）には中心突起部（33）が設けられ、中心突起部の直径は閉 鎖キャップ（16，17）上のシールリップ（24）の内径（ｉ）にほぼ等しいこと； および 突起部（33）が頂部部分（９）の材料の厚さ（Ｂ）よりやや大きい高さ（Ｈ） を有していることと， を特徴とする請求の範囲６ないし８のいずれかの方法を実行するためのツール。 10．加熱ジョー（31，31'）のオフセット肩面（35）内に突起部（33）を包囲 する誘導／加熱コイル（36）が設けられていることを特徴とする請求の範囲９の ツール。 11．プラスチック被覆されたたとえばボール紙のような支持材料からなる少な くとも１つのほぼ平らな頂壁部分（９）を有し、そこに注口装置（10）が設けら れているところの流動媒体用パックにおいて： 注口装置（10）が、少なくとも１つの穴（14”）を含む底部部分（11）および １つの閉鎖キャップ（16）を含むカバー（13）を有することと； カラー（23）が穴（14"）を外側から包囲し、閉鎖キャップ（16）がカラー（2 3）と係合可能なシールリップ（24）を有することと：および 底部部分（11）の内側でカラー（23）とは反対側に、 頂壁部分（９）内の対応する穴（14）を貫通してパックの内側へ突出する肩部（ 25）が設けられ、および底部部分（11）が頂壁部分（９）の外側および／または 内面（26）に溶接されていることとを特徴とする流動媒体用パック。 １２．カラー（23）と肩部（25）との間にベローのように変形可能な中間ピー ス（45）が設けられ、およびカラー（23）に外ねじ（50）が設けられ、シールリ ップ（24）がカラー（23）の内部に配置されるように前記外ねじ上に閉鎖キャッ プ（16）の内ねじ（51）が係合可能であることを特徴とする請求の範囲11のパッ ク。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，ＬＵ，Ｍ Ｃ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ，ＣＧ ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ， ＴＤ，ＴＧ)，ＡＴ，ＡＵ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ， ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，Ｇ Ｂ，ＨＵ，ＪＰ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＫ，ＬＵ，ＬＶ ，ＭＧ，ＭＮ，ＭＷ，ＮＬ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ， ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＫ，ＵＡ，ＵＳ，ＵＺ，Ｖ Ｎ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．プラスチック被覆されたたとえばボール紙のような支持材料からなる少な くとも１つのほぼ平らな頂壁部分（９）を有し、そこに注口装置（10）が設けら れているところの流動媒体用パックにおいて： 注口装置（10）が、少なくとも１つの穴（14'，15'）を含む底部部分（11）お よび底部部分（11）にヒンジ（12）状に結合されかつ少なくとも１つの閉鎖キャ ップ（16，17）を含むカバー（13）を有することと； カラー（23）が穴（14'，15'）を外側から包囲し、閉鎖キャップ（16，17）が カラー（23）と係合可能なシールリップ（24）を有することと；および 底部部分（11）の内側でカラー（23）とは反対側に、頂壁部分（９）内の対応 する穴（14，15）を貫通してパックの内側方向へ突出する肩部（25）が設けられ 、および底部部分（11）が頂壁部分（９）の外面および／または内面（26）に溶 接されていることと； を特徴とする流動媒体用パック。 ２．底部部分（11）の外側の直立カラー（23）が外方に拡がってオフセット部 分（28）を形成し、および閉鎖キャップ（16，17）か閉鎖状態においてカラー（ 23）を外側から包囲する外側端縁（29）を有し、前記外側端縁の端部が内方に厚 みを増してスナップ閉め ビード（30）を形成していることを特徴とする請求の範囲１のパック。 ３．底部部分（11）上の肩部（25）の延長部内に頂壁部分（９）の内面（26） 上に伸長する固定端縁（27）が設けられていることを特徴とする請求の範囲１ま たは２のパック。 ４．底部部分（11）がほぼ平らな連結ウェブ部分（20）内に間隔（ａ）をなし て配置された異なる直径（Ｄ，ｄ）の２つの穴（14'，15'）を含み、前記穴の大 きいほうの穴（14'）が内容物を注ぎ出すためにパックの頂壁（８，９）と側壁 （２）との間の端縁（22）付近に配置され、および大きいほうの穴（14'）を包 囲する連結ウェブ部分（20）の、ヒンジ（12）とは反対側の注口端縁（21）が頂 壁（８，９）と側壁（２）との間の稜線（22）の上方に配置されているのが好ま しいことを特徴とする請求の範囲１ないし３のいずれかのパック。 ５．カバー（13）に引裂開放ハンドル（18）が設けられ、前記ハンドルの一方 の端部がヒンジ（12）とは反対側でカバー（13）に結合されていることを特徴と する請求の範囲１ないし４のいずれかのパック。 ６．プラスチック被覆されたたとえばボール紙のような支持材料からなる少な くとも１つのほぼ平らな頂壁部分（９）を有し、そこに少なくとも１つの穴（14 ） を含む底部部分（11）と、少なくとも１つの閉鎖キャップ（16）を含み、底部部 分（11）にヒンジ状に連なるカバー（13）とを有する注口装置（10）が設けられ ている流動媒体用パックの製造方法であって、 パックの内側にアルミニウム被覆を含んでもよい複合材料からなるウェブ（32 ）が溝付け後打抜きされて少なくとも１つの穴（14，15）を形成し、次に頂部部 分（９）内の打抜穴（14，15）に熱可塑性材料からなる注口装置（10）が取り付 けられ、次の段階（41）で前記注口装置（10）が溶接され、その後ウェブ（32） がチューブに形成され、充填されかつ溶接されることを特徴とする流動媒体用パ ックの製造方法。 ７．ウェブ（32）がアルミニウム被覆複合材料からなるとき、ウェブ（32）が 誘導加熱されて注口装置（10）に結合されることを特徴とする請求の範囲６の方 法。 ８．とくに相互に相対的に運動可能な加熱ジョーおよび相手ジョーを用いて注 口装置を頂壁部分に固定するための、請求の範囲６又は７の方法を実行するため のツールにおいて： 頂壁部分（９）内の穴（14，15）の上方で係合する加熱ジョー（31，31'）が ウェブ（32）の内側となる側に可動に設けられかつ加熱ジョー（31，31'）には 中心突起部（33）が設けられ、中心突起部の直径は閉鎖 キャップ（16，17）上のシールリップ（24）の内径（ｉ）にほぼ等しいこと；お よび 突起部（33）が頂部部分（９）の材料の厚さ（Ｂ）よりやや大きい高さ（Ｈ） を有していることと； を特徴とする請求の範囲６ないし８のいずれかの方法を実行するためのツール。 ９．加熱ジヨー（31，31'）のオフセット肩面（35）内に突起部（33）を包囲 する誘導／加熱コイル（36）が設けられていることを特徴とする請求の範囲８の ツール。 10．プラスチック被覆されたたとえばボール紙のような支持材料からなる少な くとも１つのほぼ平らな頂壁部分（９）を有し、そこに注口装置（10）が設けら れているところの流動媒体用パックにおいて： 注口装置（10）が、少なくとも１つの穴（14"）を含む底部部分（11）および １つの閉鎖キャップ（16）を含むカバー（13）を有することと； カラー（23）が穴（14"）を外側から包囲し、閉鎖キヤップ（16）がカラー（2 3）と係合可能なシールリップ（24）を有することと；および 底部部分（11）の内側でカラー（23）とは反対側に、頂壁部分（９）内の対応 する穴（14）を貫通してパックの内側へ突出する肩部（25）が設けられ、および 底部部分（11）が頂壁部分（９）の外側および／または 内面（26）に溶接されていることと； を特徴とする流動媒体用パック。 11．カラー（23）と肩部（25）との間にベローのように変形可能な中間ピース （45）が設けられ、およびカラー（23）に外ねじ（50）が設けられ、シールリッ プ（24）がカラー（23）の内部に配置されるように前記外ねじ上に閉鎖キャップ （16）の内ねじ（51）が係合可能であることを特徴とする請求の範囲10のパック 。