JPH0850173A - 衛星を用いた移動体の電波標定方法および電波標定装置およびそれに対応する送信方法 - Google Patents

衛星を用いた移動体の電波標定方法および電波標定装置およびそれに対応する送信方法

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JPH0850173A
JPH0850173A JP7154858A JP15485895A JPH0850173A JP H0850173 A JPH0850173 A JP H0850173A JP 7154858 A JP7154858 A JP 7154858A JP 15485895 A JP15485895 A JP 15485895A JP H0850173 A JPH0850173 A JP H0850173A
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satellite
mobile station
instantaneous
doppler shift
signal
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JP7154858A
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Alain Chiodini
アラン・シオジニ
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Alcatel Mobile Communication France SA
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    • H04B7/00Radio transmission systems, i.e. using radiation field
    • H04B7/14Relay systems
    • H04B7/15Active relay systems
    • H04B7/185Space-based or airborne stations; Stations for satellite systems
    • H04B7/1853Satellite systems for providing telephony service to a mobile station, i.e. mobile satellite service
    • H04B7/18545Arrangements for managing station mobility, i.e. for station registration or localisation
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    • H04B7/1855Arrangements for managing station mobility, i.e. for station registration or localisation for geolocalisation of a station using a telephonic control signal, e.g. propagation delay variation, Doppler frequency variation, power variation, beam identification
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 衛星を用いた移動体の電波標定方法を提供す
る。 【構成】 本発明は、衛星の無線の届く範囲内で移動す
る移動局の地理的位置決定方法に関するものであり、こ
の方法は、 − 前記衛星と前記移動局との間の瞬間的距離dを決定
する(33)段階と、 − 前記瞬間的距離dと衛星の高度hと地球の半径Rに
基づいて、前記衛星の瞬間的仰角φを計算する(34)
段階と、 − ドップラシフトδを決定する(35)段階と、 − 前記ドップラシフトδと前記瞬間的仰角φに基づい
て、前記衛星がたどる軌道の地球表面への射影(23)
と前記衛星及び前記移動局を通る直線の地球表面への射
影(24)との間の角度θを計算する(36)段階と、 − 前記瞬間的距離dと前記瞬間的仰角φと前記角度θ
に基づいて、前記移動局の位置を決定する(38)段階
とを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明の分野は電波標定技術を用
いた移動体の地理的位置決定である。一般にこれらの技
術によって、移動体の現在位置を測定することが可能に
なる。いいかえれば、移動体と1つあるいは複数の基準
点との間の電波回線を用いて、ある瞬間における空間内
でのこの移動体の位置を決定することができる。
【0002】
【従来の技術】これまですでに、数多くの電波標定シス
テムが存在する。それらは主に、海上及び航空用であ
る。周知のこれらのシステムは、地上送信ネットワーク
(たとえばOMEGAあるいはLORAN C)あるい
は衛星群(たとえばTRANSIT)といった特定の送
信構造を利用している。
【0003】また、あらゆるタイプの移動体において使
用することができるGPS(全地球位置把握システム)
システムも知られている。このシステムは、1つの移動
体がいつでも3つの別々の衛星から送信される信号を受
け取ることができるように配分された24個の衛星群を
利用している。つまり、このGPSシステムでは、場所
決定を行うために3つの衛星が必要である。
【0004】従来のこれらの専用システムの大きな欠点
は、送信ネットワークの設置に関するだけでなくその保
守にも多額の費用がかかる点である。
【0005】こうしたインフラストラクチャ費用はま
た、位置決定装置にも反映する。さらに、位置決定装置
は強力で精密な計算手段を備えていなければならない。
実際に、これらのシステムの目標はおよそ数十メートル
の精度を達成することにある。
【0006】こうした精度は特定の利用法においては利
点をもっている。しかしながら、はるかに低費用のもっ
と大まかな位置決定を必要とするような異なる需要(た
とえば、無線電話セルネットワークのセルのレベルで)
も存在する。現在、いかなるシステムもこの需要に応え
るものではない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、特に
この需要に応え、さらに技術の現状のさまざまな欠点を
解消することにある。
【0008】より厳密には、本発明の目的は、簡略化さ
れた衛星のインフラストラクチャを利用する電波標定方
法を提案することにある。いいかえれば、その目的は
(従来のシステムにおけるように3つの衛星の信号では
なく)唯一つの衛星の信号の受信のみを必要とする方法
を提案することにある。
【0009】本発明のもう1つの目的は、単純で費用が
あまりかからない位置決定装置を設計、製造できる方法
を提供することにある。特に、本発明の目標は、無線電
話機において容易に使用できるこのような方法を提案す
ることにある。
【0010】本発明の目的はまた、特殊なインフラスト
ラクチャの利用を必要とせず、反対に、たとえばグロー
バルスター・ネットワークのような既存のインフラスト
ラクチャを利用できる方法を提案することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】これらの目的および後述
のその他の目的は、本発明によれば、一つの衛星の電波
が届く範囲内で移動する移動局の地理的電波標定法によ
って達成される。この方法は、 − 前記衛星と前記移動局との間の瞬間的距離dを決定
する段階と、 − 前記瞬間的距離dと衛星の高度hと地球の半径Rに
基づいて前記衛星の瞬間的仰角φを計算する段階と、 − ドップラシフトδを決定する段階と、 − 前記ドップラシフトδと前記瞬間的仰角φに基づい
て、前記衛星がたどる軌道の地球表面への射影と前記衛
星及び前記移動局を通る直線の地球表面への射影との間
の角度θを計算する段階と、 − 前記瞬間的距離dと前記瞬間的仰角φと前記角度θ
に基づいて、前記移動局を位置決定する段階を含む。
【0012】したがって、本発明によって、唯一つの衛
星を用いて移動体の位置決定を行うことができる。特に
ドップラシフトを決定し、計算に入れることによってこ
のことが可能になる。
【0013】前記角度θの計算段階はさらに、 − vs は衛星の進行速度、cは光速、fp は伝送され
た信号の搬送周波数であるとして、ドップラシフトの方
程式:δ=vs /c・fp ・cos(θ)・cos
(φ)に基づいて、cos(θ)の値を計算する段階
と、 − 前記角度θの符号についての不確実さを除去する段
階とを含むと有利である。
【0014】実際に、θの符号は、移動体が電波の届く
範囲内で衛星がたどる軌道の射影の右側にいるか左側に
いるかによって変わることがわかっている。
【0015】上記の方法に、 − 前記電波の届く範囲をθの正の値に対応する第一の
領域とθの負の値に対応する第二の領域という少なくと
も2つの別々の領域に分ける段階と、 − 前記領域の夫々に別々の同期信号を割り付ける段階
とを付け加えることによって、θの符号についてのこの
不確実さの除去を可能にすることが好ましい。
【0016】この場合、前記不確実さ除去段階は、前記
移動局がいる領域、すなわちθの符号を決定できるよう
に、受信した同期信号を分析する段階を含む。
【0017】前記領域間の分離間隔は、前記衛星の軌道
によって定めることが好ましい。
【0018】前記瞬間的距離dの決定段階は、前記衛星
と前記移動局との間で伝送される信号の伝達時間の測定
といった従来の段階を含むと有利である。
【0019】前記ドップラシフトδの決定段階は、一時
的に対称で持続時間が等しい2つの信号要素の並置で構
成されているパイロット信号を用いて行うことが好まし
い。
【0020】この方法は、特にグローバルスターシステ
ムといった無線電話サービスの枠組みのなかで利用する
ことができる。
【0021】本発明はまた、上記方法を利用する移動局
の電波標定装置とそれに対応する衛星からのデジタル信
号の送信方法に関するものである。この方法は、 − 前記衛星の軌道の両側で、前記電波の届く範囲を2
つの別々の領域に分ける段階と、 − 前記領域の夫々に別々の同期信号を割り付ける段階
とを含む。
【0022】添付の図面を参照しながら、限定的でなく
例示的なものとして示した、本発明の好ましい実施例に
関する以下の説明を読めば、本発明のその他の特徴およ
び利点は明らかになるであろう。
【0023】
【実施例】移動局の地理的位置決定は、衛星による未来
の無線電話システム用に提案されているサービスの一つ
である。より一般的には、衛星による電波標定は今後開
発が見込まれている技術である。本発明は、唯一つの衛
星から送信された信号の受信のみを必要とする新しい電
波標定方法を提案している。
【0024】以下に説明する実施例は、特に、世界中を
カバーするためのAMRCセルシステムであるグローバ
ルスターシステムの枠組みのなかで利用するためのもの
である。この実施例は、以下の3つのセグメントで構成
されている。
【0025】− 低い軌道(1,414km)の48個
の衛星と8個の非常用衛星、さらに衛星群の2つの コ
ントロールセンタで形成されているスペースセグメン
ト、 − 移動体あるいは固定体に設置されたモノモード(す
なわち、単にグローバルスターとの相互作用だけが可能
なモード)あるいはバイモード(すなわち、グローバル
スター及びGSMやDCS1800のような地上セルシ
ステムとの相互作用が可能なモード)式の携帯型端末、 − 可換型の公共ネットワークとの連結を確立するだけ
でなく、移動性を管理することもできるような接続ステ
ーション。こうした管理によって、移動体が存在する場
所を示すと同時に申し込まれたサービスの特性を示すデ
ータベースの改訂を行うことができる。このような能力
によって、移動ネットワークへの組込みが可能になる。
この結果、バイモード加入者は、その移動体番号を持ち
続け、何もしなくても、地上ネットワークあるいは衛星
ネットワークの区別なく呼び出されることが可能にな
る。
【0026】グローバルスターにおける基本的サービス
は電話通信である。グローバルスターはまたデータ伝送
を行うこともできる。さらに、グローバルスターは、世
界中への範囲拡張という新しいサービスの提供を行うこ
とができるようになりつつもある。ただし、こうした拡
張がサービス区域(つまり、原則的にセルネットワーク
でカバーされる都市圏の人口密集部分以外)に限定され
るのは当然である。これらのサービス区域外では単方向
性の無線メールサービスによって与えられる呼出し信号
を使用することができるであろう。
【0027】また、透明度(transparenc
e)と公共ネットワークへの組入れによって、セルオペ
レータネットワークが提供するのと同じサービスを使用
することも可能になるだろう。
【0028】本発明はさらに、このシステムに機能性、
つまり移動体の位置決定を付け加えている。
【0029】衛星の電波が届く範囲が図1に示されてい
る。この範囲はざっとみて、上の半円12と下の半円1
3でできた円11によって説明することができる。
【0030】上の半円12は、衛星が送信し、端末が受
信する信号に正のドップラシフトが付与される範囲(衛
星が端末に近付いている)を定めている。
【0031】下の半円13は、衛星が送信し、端末が受
信する信号に負のドップラシフトが付与される範囲(衛
星が端末から遠ざかっている)を定めている。
【0032】これら2つの半円12と13は、衛星がた
どる軌道15に垂直な無ドップラ直径14によって定め
られている。
【0033】図2は、従来の方法で移動体を位置決定す
るために必要なパラメータを示している。本発明は、こ
うした位置決定方法を特に対象としているわけではない
が、正確に言えば、必要なさまざまなパラメータを決定
する方法を対象としている点に留意されたい。
【0034】実際に、進行する衛星22に対する移動体
21の瞬間的位置は、以下の3つのパラメータによって
完全に定められる。
【0035】− 衛星22と移動局21との間の瞬間的
距離d、 − 端末21に対する衛星22の瞬間的仰角φ、 − 衛星がたどる軌道の地球表面への射影23と衛星−
端末間の方向24との間の角度θ。
【0036】本発明によれば、これらさまざまなパラメ
ータは、図3に示されている方法を用いて決定される。
【0037】この方法には2つのタイプの処理が含まれ
る。まず第一に、後述するように、衛星レベルにおいて
一回だけ行われ、θの符号についての不確実さを除去す
ることができる初期化処理31と、適切な処理手段を備
えているあらゆる移動体によっていつでも行うことがで
きる位置決定処理32である。
【0038】したがって本発明によれば、移動体の位置
決定処理32は単一衛星によって送信された信号に基づ
いて移動体の位置を決定するものである。
【0039】そのために、このプロセスはまず第一に衛
星と移動局との間の距離dの決定段階33を含んでい
る。
【0040】従来のように、この決定は、たとえば、衛
星と端末との間に送信される信号の伝達遅延を測定する
ことで得られる。
【0041】続いて、dと地球の半径Rと衛星の高度h
に基づいて、端末に対する衛星の瞬間的仰角φが計算さ
れる(34)。これらのデータRとhは、移動端末自体
があらゆる位置決定処理を行う場合には、その移動端末
に知らされる。より一般的には、この場合、移動端末は
当該衛星の位置推算暦を知っている。
【0042】端末の複雑性を限定するために、移動局の
位置決定に関する処理の重要部分もまた、対応する地上
局によって行うことができる。
【0043】さらに、ドップラシフトδが決定される。
この作業は、最初の同期化のときに移動局によって行わ
れ、その後規則的な間隔で行われる。ドップラシフトの
決定方法については後に詳しく述べる。
【0044】この技術によって、衛星は時間的に対称な
信号要素と、たとえば少なくとも一つの第一の同期化擬
似確率デジタルシーケンスx(0)〜x(N−1)を、
さらに定期的に、時間的な対称によって得られる前記第
一のシーケンスの逆に相当する少なくとも一つの第二の
デジタルシーケンスx(N−1)〜x(0)を含むパイ
ロット信号を送信する。
【0045】この信号の構造によって、適切な分析後、
ベースステーションの時間的な基準を回収することがで
き、ドップラーシフトを測定することができる。
【0046】ドップラシフトδは以下に対応することが
わかっている。
【0047】 δ=vs /c・fp ・cos(θ)・cos(φ) ここで、vs は衛星の進行速度である。
【0048】cは光速である。
【0049】fp は搬送周波数である。
【0050】これら3つの情報は、端末に知らされる。
したがって、方程式(1)に基づいてcos(θ)、つ
まりθの絶対値を計算する(36)ことが可能である。
【0051】したがって、θの符号についての不確実さ
がそのままとなる。本発明の重要な特性によれば、この
不確実さは、特定の2つのパイロット信号AとBの使用
によって、また図4にそれが示されているように電波の
届く範囲を衛星の軌道と関連づけて2つの区域に分ける
ことによって、除去することができる: − 同期信号Aは、軌道41の右側の半円42にだけ伝
えられる。
【0052】− 同期信号Bは、軌道41の左側の半円
43にだけ伝えられる。
【0053】これは初期化処理31に相当し、その間、
電波の届く範囲は2つの別々の区域に分けられ(3
9)、これらの区域に当然端末に知らされる別々の同期
信号が付与される(310)。グローバルスター・シス
テムの特殊な場合では、電波の届く範囲は、図5に示さ
れているように19本のビーム511 〜5119でできた
一つの円に相当することがわかっている。
【0054】パイロット信号A及びBの配分は、衛星の
軌道52の両側に同じ方法で行われる。
【0055】このように、位置決定処理32は、端末を
半円42と43のいずれかの側に位置させることができ
る受信したパイロット信号の周知の周波数特性の分析に
よって、θの符号についての不確実さを除去する段階3
7を含む。
【0056】前述のように、3つの値(θ、φ、δ)を
知ることによって、移動局の位置を決定する(38)こ
とができる。
【0057】この最終段階は、地上局によって行うと有
利である。この場合、端末の役割は以下に限定される。
【0058】− 地上局によって衛星と移動局との間の
伝達遅延を測定することができる。
【0059】− ドップラシフトの測定を行う(符号と
絶対値)。
【0060】− 検知された同期信号を決定する(Aあ
るいはB)。
【0061】− これらの情報を地上局へ伝送する。
【0062】伝達遅延、ドップラシフト、検知された同
期信号、進行する衛星の位置推算暦、さらに地球の半径
などを知ることによって、地上局は、移動局の位置を計
算し、場合によってはそれを移動局に伝えることができ
る(位置決定サービス)。
【0063】ここで、図6から図8に関連して、ドップ
ラシフトの決定方法を説明する。
【0064】図6は、グローバルスターのようなAMR
Cシステムについて従来型のパイロット信号の構造を示
している。このパイロット信号は、Nc個の二進要素の
系列12’0 ないし12’Nc-1で構成されている同一の
擬似確率シーケンス(PN)11’の間断のない繰り返
しによって構成されている。
【0065】このシーケンスPNは、たとえば適切な生
成多項式によって与えられる32767(1015−1)
ビットのシーケンスとすることもできる。このシーケン
スは、受信機が受信した信号について時間的に同期でき
るように、受信機に知らされる。周波数同期は、別の方
法で行われ、ドップラシフトについてはどんなわずかな
情報も入手できない。
【0066】図7に示されている新しい同期信号は、受
信器の時間及び周波数同期を行うことを可能にする。
【0067】この信号には常に、規則的に伝送される第
一シーケンスPN(n)21’(直接シーケンスと呼ば
れる)が含まれる。しかしながら、この第一シーケンス
21’は、規則正しい時間間隔で、第一シーケンスPN
に基づき時間的な対称によって得られた第二のシーケン
スPN(Nc−1−n)22’に置き換えられる。
【0068】この第二の対称シーケンスは、二進レベル
で(二進法の読取り順序の逆転)あるいは直接に変調信
号レベルで行うことができる。
【0069】このシーケンスはシステムの必要性(たと
えば、許容可能なドップラシフト及び誤検知数の観点か
ら)に応じたリズムで、パイロット信号のなかに規則正
しく挿入される。図7の実施例においては、伝送される
シーケンスは、交互に、直接シーケンス21’と逆シー
ケンス22’となっている。
【0070】図8は、図7の信号を活用する同期化装置
を概略的に示したものである。
【0071】受信したパイロット信号31’は、サンプ
リング時間Te でサンプルx(i)を与える変換器CA
N32’によってサンプリングされる。
【0072】これらのサンプルは、N個(シーケンスP
Nの長さ)のセルを含む第一のシフトレジスタ33’の
なかに入れられる。サンプリング時間は、TPN=N・T
eがシーケンスPNの持続時間に対応するように選択さ
れる。
【0073】レジスタ33’の出力は、同じようにN個
のセルを持つ第二のシフトレジスタ35’の入力に再ル
ープ(34’)される。したがって、ある瞬間には、 − レジスタ33’が、サンプルx(0)〜x(N−
1)を備え、 − レジスタ35’が、サンプルx(N)〜x(2N−
1)を備える。
【0074】この装置はまた増倍手段36’0 ないし3
6’N-1 ももっており、以下のようなN個の係数37’
c(i)を与えるように、それぞれが2つのレジスタの
セル33’と35’の増倍を行う。
【0075】c(i)=x(i)・x(2N−1−i)
iは0からN−1まで変化する。
【0076】これらの係数は以下のように書き表わすこ
ともできる。
【0077】c(nTe )=cos(2πδnTe +φ
(nTe ))・cos(2πδ(2N−1−n)Te
φ((2N−1−n)Te ))=1/2・cos(2π
δ(2N−1−n)Te +φ(nTe )+φ(2N−1
−n)Te ))+1/2・cos(4πδnTe −2π
δ(2N−1−n)Te +φ(nTe )−φ((2N−
1−n)Te )) ある瞬間に、シフトレジスタ33’がまさしく直接シー
ケンスを持っており、シフトレジスタ35’がまさしく
逆シーケンスを有するとき(一致がみられるときとい
う)には、以下の方程式が得られる。
【0078】 φ(nTe )=φ[(2N−1−n)Te ] このとき、増倍器の出力における信号は以下のようにな
る。
【0079】c(nTe )=1/2・cos(2πδ
(2N−1−n)Te +2φ(nTe ))+1/2・c
os(4πδnTe −2πδ(2N−1−n)Te ) また以下のことが容易に確認できる。
【0080】− 第一の項は、分割されたスペクトル信
号である。
【0081】− 第二の項は、2δの関数である純粋正
弦曲線である。
【0082】一致が見られない場合には、反対に、分割
されたスペクトル信号しか得られない。
【0083】増倍器から出された係数シーケンスはスペ
クトル分析手段38’に伝達される。Te 毎に行われる
この分析は、従来の技術によって以下を可能にする。
【0084】− 一致がみられるとすぐに、ベースステ
ーションの時間的基準を獲得する。
【0085】− 2δに等しい正弦曲線の周波数測定に
よってドップラシフトの値を測定する。
【0086】さらに、パイロット信号のなかに逆シーケ
ンスを挿入することは義務付けられていない点が注目さ
れる。というのも、別の実施例によれば、逆シーケンス
を別の周波数で伝達できるからである。この場合、直接
シーケンスしか含んでいないパイロット信号を常時伝達
する一方で、他方では少なくとも定期的に逆シーケンス
が伝達される。
【0087】もちろんこの場合、図8の装置は適合した
ものでなければならないが、2つのシフトレジスタは連
結されていないので、さらにそれぞれが各シーケンスに
よって別々に供給される。
【0088】より一般的には、係数c(i)の計算とそ
れらの分析を行うかぎり、この装置の別の構造も可能で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】衛星の電波の届く範囲を概略的に示す図であ
る。
【図2】衛星に対する移動体の位置決定を可能にする3
つのパラメータd、φ、θを示す図である。
【図3】本発明の位置決定方法を示す概略図である。
【図4】瞬間的仰角の符号についての不確実さを除去す
るために本発明によって利用される原理を示す図であ
る。
【図5】グローバルスター無線電話システムに対応する
図4の特殊なケースを示す図である。
【図6】ドップラシフトの決定方法を示す図であり、A
MRC無線電話システム用の従来型のパイロット信号の
構造を示す図である。
【図7】ドップラシフトの決定方法を示す図であり、同
じようにAMRC無線電話システム用にこのドップラシ
フト決定方法を利用することができるパイロット信号の
構造を示す図である。
【図8】ドップラシフトの決定方法を示す図であり、図
7の信号を利用する時間及び周波数同期化装置の概略図
である。
【符号の説明】
21 移動局 22 衛星 23 軌道 24 衛星−端末間の方向 d 衛星と移動局との間の距離 φ 仰角

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 衛星(22)の電波が届く範囲内で移動
    する移動局(21)の地理的電波標定法であって、 − 前記衛星と前記移動局との間の瞬間的距離dを決定
    する(33)段階と、 − 前記瞬間的距離dと衛星の高度hと地球の半径Rに
    基づいて、前記衛星の瞬間的仰角φを計算する(34)
    段階と、 − ドップラシフトδを決定する(35)段階と、 − 前記ドップラシフトδと前記瞬間的仰角φに基づい
    て、前記衛星がたどる軌道の地球表面への射影(23)
    と前記衛星及び前記移動局を通る直線の地球表面への射
    影(24)との間の角度θを計算する(36)段階と、 − 前記瞬間的距離dと前記瞬間的仰角φと前記角度θ
    に基づいて、前記移動局の位置を決定する(38)段階
    とを含むことを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 前記角度θの計算段階が、 − vs は衛星の進行速度、cは光速、fp は伝送され
    た信号の搬送周波数であるとして、ドップラシフトの式
    δ=vs /c・fp ・cos(θ)・cos(φ)に
    基づいて、cos(θ)の値を計算する(36)段階
    と、 − 前記角度θの符号についての不確実さを除去する
    (37)段階とを含むことを特徴とする請求項1に記載
    の方法。
  3. 【請求項3】 さらに、 − 前記電波の届く範囲を、θの正の値に対応する第一
    の領域とθの負の値に対応する第二の領域との2つの別
    々の領域(42、43)に分ける(39)段階と、 − 前記領域(42、43)の夫々に別々の同期信号
    (A、B)を付ける段階とを含み、 前記不確実さ除去段階(37)が、前記移動局が存在す
    る領域、すなわちθの符号を決定できるように、受信し
    た同期信号を分析する段階を含むことを特徴とする請求
    項2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記領域(42、43)間の分離が前記
    衛星の軌道(41)によって定められることを特徴とす
    る請求項3に記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記瞬間的距離dの決定段階(33)
    が、前記衛星と前記移動局との間に伝達される信号の伝
    達時間を測定する段階を含むことを特徴とする請求項1
    から4のいずれか一項に記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記ドップラシフトδの決定段階(3
    5)が、一時的に対称で持続時間が等しい2つの信号要
    素の並置で構成されているパイロット信号を用いて行わ
    れることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に
    記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記衛星(22)が無線電話サービスを
    行うことを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に
    記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記衛星(22)がグローバルスターシ
    ステムの規格に適合していることを特徴とする請求項1
    から7のいずれか一項に記載の方法。
  9. 【請求項9】 請求項1から8のいずれか1項に記載の
    方法を利用することを特徴とする移動局の電波標定装
    置。
  10. 【請求項10】 衛星(22)からのデジタル信号送信
    方法であって、 − 前記電波の届く範囲を衛星の軌道の両側で2つの別
    々の領域(42、43)に分ける(39)段階と、 − 前記領域(42、43)の夫々に別々の同期信号を
    割り付ける(310)段階とを含むことを特徴とする方
    法。
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