JPH11133132A - 衛星のコンステレーションを用いる固定端末の位置決定方法 - Google Patents

衛星のコンステレーションを用いる固定端末の位置決定方法

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JPH11133132A
JPH11133132A JP10236964A JP23696498A JPH11133132A JP H11133132 A JPH11133132 A JP H11133132A JP 10236964 A JP10236964 A JP 10236964A JP 23696498 A JP23696498 A JP 23696498A JP H11133132 A JPH11133132 A JP H11133132A
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fixed terminal
satellites
terminal
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JP10236964A
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Francois Durnez
フランソワ・デユルネ
Jacques Bousquet
ジヤツク・ブスケ
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Alcatel CIT SA
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    • G01MEASURING; TESTING
    • G01SRADIO DIRECTION-FINDING; RADIO NAVIGATION; DETERMINING DISTANCE OR VELOCITY BY USE OF RADIO WAVES; LOCATING OR PRESENCE-DETECTING BY USE OF THE REFLECTION OR RERADIATION OF RADIO WAVES; ANALOGOUS ARRANGEMENTS USING OTHER WAVES
    • G01S5/00Position-fixing by co-ordinating two or more direction or position line determinations; Position-fixing by co-ordinating two or more distance determinations
    • G01S5/02Position-fixing by co-ordinating two or more direction or position line determinations; Position-fixing by co-ordinating two or more distance determinations using radio waves
    • G01S5/12Position-fixing by co-ordinating two or more direction or position line determinations; Position-fixing by co-ordinating two or more distance determinations using radio waves by co-ordinating position lines of different shape, e.g. hyperbolic, circular, elliptical or radial
    • GPHYSICS
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  • Radio Relay Systems (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遠隔通信システムの固定端末の位置決定方法
を提供する。 【解決手段】 「中間」位置決定段階の間、端末は端末
の「粗い」推定位置が既知であると仮定して少なくとも
三つの双曲面およびその交点を計算する。それぞれの双
曲面は次のように記述される。 Hi,j=dj−di=(tj’−tj)・c−(ti’
−ti)・c 上式で、diは時刻tiにおける端末とi番目のアクテ
ィブな衛星の位置piとの距離であり、djは時刻tj
における端末とj番目のアクティブな衛星の位置pjと
の距離であり、tiおよびtjは、それぞれi番目とj
番目の情報の衛星によるi番目およびj番目の送信時刻
であり、ti’およびtj’は端末によるi番目および
j番目の情報のi番目およびj番目の受信時刻であり、
cは光速である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明の分野は衛星通信シス
テムである。
【0002】
【従来の技術】従来の衛星通信システムは、非静止衛星
(例えば、低軌道にある64個の衛星)のコンステレー
ション(constellation)、複数のゲートウェイ局および
複数の固定端末を含む。それぞれのゲートウェイ局は個
別の地理的なセル(geographical cell)(「スポッ
ト」)に関連付けられ、地上遠隔通信ネットワークに接
続されている。各端末は衛星経由でその端末があるセル
のゲートウェイ局(および結果的に地上遠隔通信ネット
ワーク)と通信する。各衛星はゲートウェイ局に関して
アクティブな場合、そのカバレージエリアの一つまたは
複数の固定端末へ送信する情報をゲートウェイ局から受
信する。各衛星はゲートウェイ局に関してアクティブな
場合、そのカバレージエリアの各固定端末から受信する
情報をゲートウェイ局へ送信する。衛星はゲートウェイ
局から観測できる場合に限ってゲートウェイ局に関して
アクティブであることができる。
【0003】より詳細に言えば、本発明は上記の種類の
衛星通信システムの固定端末の位置決定方法に関する。
【0004】さまざまな理由から、本システムの各固定
端末の位置を知ることが必要である。例えば、この方法
によって固定端末の同期化が可能になり、衛星が異なる
固定端末が送信する信号を受信する場合の信号の相互干
渉を防止または緩和することができる。またこの方法に
よって各固定端末が属する課金エリア(charging area)
を決定することができる。
【0005】ここで言う端末とは固定端末であることに
注意されたい。したがって、この端末は最初に設置され
た際、または端末が移動されて設置される(例えばある
家から別の家へ)たびに位置決定される。
【0006】固定端末の位置決定をするという問題の従
来技術の第一の解決策は、衛星測位システム(Global P
ositioning System,GPS)またはグローバルナビゲ
ーション衛星システム(Global Navigation Satellite
System, GLONASS)などの既存の一つの位置決定
システムの受信機を固定端末の中に提供することにあ
る。
【0007】この従来技術の第一の解決策には、きわめ
て高価であるという主要な不利益がある。GPSまたは
GLONASS受信機は「消費者向け」固定端末と比較
してあまりに高価である。また、固定端末は設置される
際にのみ位置決定されるため、固定端末に専用の位置決
定受信機を追加することはその使用につり合わない投資
を意味する。
【0008】従来技術の第二の解決策は、既存のインフ
ラストラクチャ(特に位置決定する固定端末およびコン
ステレーションのある種の衛星)と本来周知の到来角
(Angle Of Arrival, AOA)または到来時刻差(Time
Difference Of Arrival,TDOA)位置決定技法とを
採用することである。
【0009】AOA技法を使用した場合、端末の位置は
異なる衛星からの信号の到来角を結合することで決定さ
れる。TDOA技法を使用した場合、端末の位置は異な
る衛星からの信号の到着時刻差を結合することで決定さ
れる。
【0010】上記の第一の解決策とは異なり、この従来
技術の第二の解決策は専用の位置決定受信機(GPSま
たはGLONASSタイプの)を必要としない。
【0011】にもかかわらず、いずれの位置決定技法
(AOAまたはTDOA)を使用しても、この従来技術
の第二の解決策は実施が困難である。AOA技法では方
位角および仰角でのアンテナの正確な参照が必要で、T
DOA技法では各衛星の送信機を同期化させる必要があ
る。これらのさまざまな条件はシステムのコストを大幅
に引き上げない限り不可能とは言わないまでも困難であ
る。再び、固定端末の位置決定は設置時にのみ行われる
ため、過剰な投資を引き出すことはできない点に注意す
べきである。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、従来
技術の欠点を克服することである。
【0013】より詳細に言えば、本発明の目的は実施が
簡単でコストが安い衛星通信システムの固定端末の位置
決定方法を提供することである。
【0014】本発明の別の目的は、固定端末に専用のG
PSまたはGLONASS位置決定受信機を必要としな
い上記の種類の方法を提供することである。
【0015】本発明の別の目的は、固定端末に厳格な条
件を課すことなく(正確な方位角参照が不要で)または
衛星(同期化させる必要がない)に厳格な条件を課すこ
となく、システムの既存のインフラストラクチャを採用
する上記の種類の方法を提供することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】これ以後明らかになるで
あろう上記の目的およびその他の目的は、衛星のコンス
テレーションと、それぞれが個別の地理的なセルに関連
付けられ、地上遠隔通信ネットワークに接続された複数
のゲートウェイ局と、複数の固定端末とを備えた衛星通
信システムの固定端末の位置決定を行う方法であって、
該衛星通信システムは、一つまたは複数の衛星が、所与
のゲートウェイ局から観測できる場合にのみそのゲート
ウェイ局に関してアクティブであり、各衛星が、それに
関してアクティブであるゲートウェイ局から情報を受信
し、その情報をそのカバレージエリア内の一つまたは複
数の固定端末へ送信し、各衛星がそのカバレージエリア
内の固定端末から情報を受信して、それに関してアクテ
ィブであるゲートウェイ局へその情報を送信するシステ
ムであり、以下のステップを含む「中間」位置決定段階
を備える衛星通信システムの固定端末の位置決定を行う
方法によって本発明に従って達成される。
【0017】i 第一の時刻t1’に、端末が、第一の
アクティブな衛星から第一のアクティブな衛星による第
一の情報の送信の時刻t1と時刻t1における第一のア
クティブな衛星の位置p1とに関する第一の情報を受信
するステップ; ii 第一の時刻t1’と同じまたは近接した第二の時
刻t2’に、端末が、第二のアクティブな衛星から第二
のアクティブな衛星による第二の情報の送信の時刻t2
と時刻t2における第二のアクティブな衛星の位置p2
とに関する第二の情報を受信するステップ; iii 端末が、端末が位置している第一の双曲面H
1,2を次式によって計算するステップ: H1,2=d2−d1=(t2’−t2)・c−(t1’
−t1)・c 上式で、 − d1は時刻t1における端末と第一のアクティブな
衛星の位置p1との距離であり、 − d2は時刻t2における端末と第二のアクティブな
衛星の位置p2との距離であり、 − t1およびt2はそれぞれ第一および第二の衛星に
よる第一および第二の送信時刻であり、 − t1’およびt2’は端末による第一および第二の
受信時刻であり、 − cは光速である。
【0018】iv 端末が、少なくとも二回、ステップ
iからiiiを繰り返して端末が位置する少なくとも第
二および第三の双曲面を計算するステップ; v 端末が、端末の「粗い」推定位置が既知であると仮
定して第一の双曲面と少なくとも第二および第三の双曲
面との交点を計算して「中間」推定位置を決定するステ
ップ。
【0019】したがって、本発明の位置決定方法は、精
度が、例えば、±300mの「中間」位置決定段階を含
む。この「中間」位置決定段階の一般原理は、その位置
の「粗い」予測値がすでに既知である(例えば±100
kmの精度で)と仮定して、端末が位置する少なくとも
三つの双曲面の交点を端末に計算させることにある。
【0020】明らかにこの交点の決定に伴う不確実性
は、双曲面の数が増えるにつれて減少する(例えば、最
大100の双曲面を使用できる)。
【0021】本発明の場合、端末は必ずしも同期化され
ていない二つの衛星から受信した情報を使ってそれぞれ
の双曲面を計算するため、本発明の方法は明らかに従来
のTDOA技法とは区別されることに注意することが重
要である。第一および第二の衛星による送信の時刻t1
およびt2は、それぞれ必ずしも同じではない。
【0022】このきわだった特徴は以下の表現で表すこ
ともできる。本発明の各双曲面は、第一および第二の衛
星の所与の単一の時刻における位置決定に従って計算さ
れないため、本システムの実際のイメージに対応しな
い。本発明の各双曲面は、第一の所与の時刻t1におけ
る第一の衛星の位置p1および第二の所与の時刻t2に
おける第二の衛星の位置p2に基づく本システムの「仮
想」イメージに対応する。
【0023】本発明が課す唯一の条件は、端末のクロッ
クはそれぞれの衛星のクロックと比較してあまり正確で
なくても、(t2’−t1’)の予測値が正確になるよ
うに、端末による受信時刻t1’およびt2’が同じか
近接した間隔にある(例えば、数ミリ秒しか離れていな
い)ということである。
【0024】ステップivで、 − 第一および第二の衛星とは別個の一対の衛星と、 − 一方が第一および第二の衛星の一つであり、他方が
第一および第二の衛星とは別個である一対の衛星とを含
む群に属する一対の衛星を使ってステップiからiii
をそれぞれ新たに繰り返すと有利である。
【0025】言い換えると、必要な衛星の数は、端末が
同時に受信可能な衛星の数にしたがって異なる。例え
ば、端末が同時に三つの衛星から受信可能な場合、その
端末は同一または近接した時刻t1’、t2’、t3’
に三つの衛星から情報を受信して、H1,2、H1,3、およ
びH2,3の三つの双曲面を計算できる。ただし、双曲面
i,jはi番目とj番目の衛星を使って計算される。他
方、端末が二つの衛星からしか同時に受信できない場
合、H1,2、H3,4、およびH5,6の三つの双曲面の計算
には六つの異なる衛星が必要になる。
【0026】「中間」位置決定段階2はさらに次のステ
ップを含むと有利である。
【0027】vi 端末が、「粗い」推定位置ではなく
先行の「中間」推定位置を使ってステップiからvを少
なくとも一回繰り返して新しい「中間」推定位置を得る
ステップ。
【0028】これによって「中間」位置決定予測値がさ
らに改善される。
【0029】第一および第二の衛星がそれに関してアク
ティブなゲートウェイ局が、第一および第二の衛星によ
る送信後に、第一および第二の情報がゲートウェイ局に
よってほぼ同時に受信されるように、時間的事前補償を
かけて第一および第二の情報を送信すると有利である。
【0030】第一および第二のアクティブな衛星を含む
一対の衛星は、 − 二つの衛星が常に同時にアクティブである複数の対
の衛星と、 − それぞれ出てゆく衛星と進入してくる衛星との二つ
の衛星が衛星間のハンドオフの間に除外的に同時にアク
ティブなため、ゲートウェイ局は観測できなくなりつつ
ある出てゆくアクティブな衛星と次第に観測できるよう
になる進入してくるアクティブな衛星とを切り替えるこ
とができるような、複数の対の衛星とを含む群に属する
ことが好ましい。
【0031】地球表面の約90%の地域から常時少なく
とも二つのアクティブな衛星を観測できることに注意さ
れたい。地理的なセル(スポット)の約90%は、同時
に少なくとも二つの衛星のカバレージエリアにある。し
たがって、90%のケースでは常時二つの同時にアクテ
ィブな衛星を発見することが容易である。
【0032】地球表面の残りの10%の地域では、事前
に「粗い」推定位置が既知であるとみなされているた
め、端末はスポットに進入してくるすべての衛星をおよ
その位置(ただし適切な位置)に向けることができる。
この衛星を追跡して端末に衛星間のすべてのハンドオフ
を指示できる。したがって、一般に数秒かかる衛星間の
ハンドオフの間、端末は同時に二つのアクティブな衛星
(一つは進入してくる衛星、一つは出てゆく衛星)にア
クセスする。
【0033】それぞれの端末は少なくとも二つの異なる
衛星によって送信された情報を、同時に受信する手段を
備えると有利である。
【0034】少なくとも二つの個別の衛星によって送信
された情報を同時に受信する手段は、別個の衛星を指向
する少なくとも二本の指向性アンテナを備えると有利で
ある。
【0035】本発明の好ましい実施形態では、「中間」
位置段階の前に次のステップを含む「粗い」位置決定段
階を含む。
【0036】a 端末が、その方位角θを変更して所定
の仰角αの衛星を探索して捕捉するステップ; b 端末が、捕捉した衛星から捕捉した衛星の位置に関
する情報を受信するステップ; c 端末が、捕捉した衛星の位置に関する情報から、所
定の地球モデルに投影され端末が位置する等仰角表面を
計算するステップ; d 端末が、端末が位置する少なくとも二つの他の等仰
角表面を計算するためにステップaからcを少なくとも
二回繰り返すステップ; e 端末が、少なくとも三つの等仰角表面の交点を計算
して「粗い」推定位置を決定するステップ。
【0037】本発明の位置決定方法はまた、例えば±1
00kmの精度の「概略」位置決定段階を含む。端末に
関して、この「粗い」位置決定段階の一般的な原理は、
端末が位置する少なくとも三つの等仰角表面の交点を計
算することである。
【0038】ステップbはコンステレーションの各衛星
の天体暦(ephemeris)が、システムにとって既知である
ことを前提とすることに注意されたい。また、ステップ
cは端末が地面に関してそのアンテナの仰角αを知って
いることを前提とする。これは端末を水平に配置するこ
とで達成される。
【0039】ステップaからcの連続する繰り返しの間
に捕捉された少なくとも三つの衛星のうちで少なくとも
一つが、端末から見て他の二つの衛星の方位角から少な
くとも10°離れた方位角θを備えると有利である。
【0040】これによって等仰角表面の交点のエリアが
縮小される。
【0041】ステップaで、二つの指向性アンテナが同
じ仰角で回転し、方位角θを中心に約180°をそれぞ
れカバーすると有利である。
【0042】このようにして、各アンテナは他のアンテ
ナを補足する方法で半回転をカバーし、これで完全な一
回転(すなわち、方位角θの0から2πの変化)を走査
するのに必要な時間が最小化される。
【0043】本発明の有利な実施形態では、「中間」位
置決定段階に続いて次のステップを含む「精細」位置決
定段階を含むと有利である。
【0044】1 端末が位置するセルに関連付けられた
ゲートウェイ局が、ゲートウェイ局に関してアクティブ
な衛星経由で、所定メッセージを端末へ送信するステッ
プ; 2 端末が所定のメッセージを受信し、コンステレーシ
ョンの衛星のその「中間」推定位置およびリアルタイム
の位置を知って、アクティブな衛星経由でゲートウェイ
局へ、特に所定メッセージの受信と応答メッセージの送
信の時間間隔を示す応答メッセージを生成し送信するス
テップ; 3 ゲートウェイ局が、応答メッセージから端末のタイ
ミング繰り上げ(timing advance)に関する情報を計算す
るステップ; 4 ゲートウェイ局が、アクティブな衛星経由で端末へ
タイミング繰り上げに関する情報を送信するステップ; 5 端末が、タイミング繰り上げに関する情報と「中
間」推定位置からその「精細」推定位置を計算するステ
ップ。
【0045】したがって、本発明の位置決定方法は、例
えば精度が±60mの「精細」位置決定段階を含む。こ
の「精細」位置決定段階の一般原理は、ゲートウェイ局
に関する端末のタイミング繰り上げを計算すること、ま
たはより正確に言えば、端末からの(アクティブな衛星
経由で)信号がゲートウェイ局によって受信される際の
信号のタイミング繰り上げを計算することである。
【0046】したがって、「粗い」または「中間」位置
決定段階とは異なり、「精細」位置決定段階はパッシブ
でなくアクティブである。換言すると、端末はアクティ
ブな衛星経由で端末が位置するセルのゲートウェイ局と
通信を行う。この通信は、例えば、トラフィックが少な
くシフトされた信号の受信が可能な期間に予約された特
定の時刻に行われる。
【0047】有利な変形形態では、「精細」位置決定ス
テップはさらに次の予備および最終ステップを含む。
【0048】0 端末が、アクティブな衛星経由で端末
の「中間」推定位置に関する情報をゲートウェイ局へ送
信するステップ; 6 ゲートウェイ局がアクティブな衛星経由で端末の
「精細」推定位置を端末へ送信するステップ。
【0049】さらにステップ5が次のステップと差し替
えられる。
【0050】5 タイミング繰り上げおよび「中間」推
定位置に関する情報から、ゲートウェイ局が端末の「精
細」推定位置を計算するステップ。
【0051】この変形形態では、「精細」推定位置を計
算するのはゲートウェイ局(端末ではなく)である。
【0052】「精細」位置決定段階はさらに次のステッ
プを含むことが好ましい。
【0053】7 「中間」推定位置の代わりに先行の
「精細」推定位置を使って、端末がステップ1から5ま
たは0から6を少なくとも一回繰り返して新しい「精
細」推定位置を得るステップ。
【0054】ステップ1から5(または0から6)が同
じ先行の「精細」推定位置を使って数回繰り返される場
合、所定の一組の可能な位置の最適な新しい「精細」推
定位置を決定する追加のステップを提供する必要があ
る。この所定の組は例えば先行の「精細」推定位置を中
心とする、先行の「精細」推定位置の推定値の不確実性
に等しい半径を有する円形表面内のすべての点を含む。
【0055】ステップ7で、ステップ1から5または0
から6を、少なくとも10°離れた端末から見て方位角
θおよび/または仰角αの位置にある同じ衛星を使って
毎回新たに繰り返すと有利である。
【0056】これによって衛星の位置の偏りが減少す
る。例えば、低軌道(LEO)の衛星の場合、前述の条
件を満足することは同じ衛星を使って五分間間隔をあけ
て測定を行うという結論になる。
【0057】有利な変形形態では、ステップ7のステッ
プ1から5または0から6を、異なる衛星を使って毎回
新たに繰り返す。
【0058】本発明のその他の特徴および有利な点は、
例示的かつ非制限的な例による以下の本発明の好ましい
実施形態の説明と添付の図面から明らかになろう。
【0059】
【発明の実施の形態】本発明は衛星通信システムの固定
端末の位置決定方法に関する。
【0060】従来の方法では、すでに詳述したように、
衛星通信システムは衛星のコンステレーション、複数の
ゲートウェイ局および複数の固定端末を含む。
【0061】図1の具体的な実施形態では、本発明の位
置決定方法は次の段階を含む。
【0062】− 例えば±100kmの精度の「粗い」
位置決定段階1 − 例えば±350mの精度の「中間」位置決定段階2 − 例えば±60mの精度の「精細」位置決定段階3 例を使って各端末が二つの異なる衛星から送信される情
報を同時に受信できる二本の指向性アンテナを備えてい
ると仮定する。それにもかかわらず、各端末は三つ以上
の衛星から同時に受信する手段を含むことができるのは
明らかである。
【0063】「粗い」位置決定段階1の特定の実施形態
について図2から図6を参照しながら以下に説明する。
【0064】図2の簡略化した流れ図に示すように、こ
の特定の実施形態では、「粗い」位置決定段階1は次の
ステップを含む。
【0065】− 端末が、その方位角θを変更して所定
の仰角αの衛星を探索して捕捉するステップ(20); − 端末が、捕捉した衛星から捕捉した衛星の位置に関
する情報を受信するステップ(21); − 端末が、捕捉した衛星の位置に関する情報から所定
の地球モデルに投影され、端末が位置する等仰角表面を
計算するステップ(22); − 端末が、上記のステップ20から22を繰り返して
総計N≧3の繰り返しを実行するステップ。したがって
端末は、端末が位置するN個の等仰角表面を計算する。
上記のステップ20から22のN回の繰り返しの間に捕
捉されたN個の衛星は、端末から見て例えば少なくとも
30°離れた方位角θを備える。連続した繰り返しの間
に捕捉されたN個の衛星のうち、少なくとも一つが端末
から見て他の二つの衛星の方位角から少なくとも10°
離れている方位角θを備える。
【0066】− 端末が、N個の等仰角表面の交点を計
算して「粗い」推定位置を決定する(23)ステップ。
【0067】ステップ20の間に端末は、衛星が地球か
ら所定の距離(例えば1500km)にあるという情報
に基づいて、衛星が見つかる可能性があるリング内で衛
星を探索する。図3および図4は、端末Tが所与の仰角
αを備えた衛星Sを探索する際に用いるこの種のリング
30の透視図と平面図である。この探索および捕捉段階
20の間、端末の二本の指向性アンテナは同じ仰角で回
転し、方位角θを中心に約180°をそれぞれカバーす
る。
【0068】図5および6は、それぞれのステップ22
の間に端末Tが計算した等仰角表面の側面図および上面
図(衛星Sから見た)である。完璧な球形の地球モデル
上への投影を考慮し、仰角αに関する不確実性δαのた
め、等仰角表面はリング50である。明らかに別のより
複雑な地球モデルも本発明の範囲を逸脱することなく同
様に考慮することができる。
【0069】この「粗い」位置決定段階1の最後に、端
末は例えば精度が200km以内の(すなわち±100
km以内の)「粗い」推定位置24を得る。また端末
は、以降の「中間」および「精細」位置決定段階を通し
て、1秒未満の時間基準を保持できる数ミリ秒の時間修
正と共に連続的に捕捉されたN個の衛星の位置と端末の
「粗い」位置とを使って、方位角の偏りを例えば±2°
以内に修正することができる。
【0070】「中間」位置決定段階2の特定の実施形態
について、図7および8を参照しながら以下に説明す
る。
【0071】図7の簡略化した流れ図に示すように、こ
の特定の実施形態では、「中間」位置決定段階1は次の
ステップを含む。
【0072】− 第一の時刻t1’に、端末が、第一の
アクティブな衛星(「衛星1」)から第一のアクティブ
な衛星による第一の情報の送信時刻t1と時刻t1にお
ける第一のアクティブな衛星の位置p1とに関する第一
の情報を受信する(70)ステップ; − 前記第一の時刻t1’と同じまたは近接した第二の
時刻t2’に、前記固定端末が、第二のアクティブな衛
星(衛星2)から前記第二のアクティブな衛星による第
二の情報の送信時刻t2と前記時刻t2における前記第
二のアクティブな衛星の位置p2とに関する第二の情報
を受信するステップ(71); − 端末が、その端末が位置している第一の双曲面H
1,2を計算する(72)ステップ(詳細は以下を参
照); − 端末はステップ70から72を繰り返してN≧3の
範囲で総計N回繰り返すステップ。したがって端末は端
末が位置するN個の双曲面を計算する。
【0073】− さらに端末が「粗い」推定位置24の
情報に基づいてN個の双曲面の交点を計算して「中間」
推定位置74を決定するステップ(73)。
【0074】「粗い」推定位置24ではなく(先行の)
「中間」推定位置74を使って、端末は上記ステップ7
0から72および上記のステップ73のN回の繰り返し
を再度M回繰り返して、新しい「中間」推定位置74’
をM回得ることができる。
【0075】これらのM個の新しい「中間」推定位置
は、先行の繰り返しの中間推定位置または同じ(先行の
「粗い」または「中間」)推定位置からすべて連続して
計算できる。
【0076】第二のケースでは、「中間」推定位置74
を決定するステップ73を最適化することができる。こ
れはエラーがM個の「中間」推定位置にわたって累積す
るか、同じ先行の「粗い」または「中間」推定位置から
計算される場合に端末の「中間」推定位置のエラーを最
小化する所定の一組の点から点Pを探索することで実行
される。この所定一組の点は、例えば「粗い」推定位置
(「中間」推定位置の第一の計算の場合)または先行の
「中間」推定位置(新しい「中間」推定位置の各計算の
場合)を中心とし、円の中心である(先行の「粗い」ま
たは「中間」)推定位置の不確実性である半径を備えた
円形表面である。
【0077】ステップ72で端末によって計算される各
双曲面Hi,jは次式による。
【0078】Hi,j=dj−di=(tj’−tj)・
c−(ti’−ti)・c 上式で − diは時刻tiにおける端末とi番目のアクティブ
な衛星の位置piとの距離であり、 − djは時刻tjにおける端末とj番目のアクティブ
な衛星の位置pjとの距離であり、 − tiおよびtjはそれぞれi番目およびj番目の衛
星によるi番目およびj番目の送信時刻であり、 − ti’およびtj’は端末によるi番目およびj番
目の受信時刻であり、 − cは光速である。
【0079】各双曲面Hi,jを定義する方程式は次のよ
うに記述することもできる。
【0080】Hi,j=dj−di=(tj’−ti’)
・c−(tj−ti)・c=Δt’・c−Δt・c 端末はtiおよびtjを受信するため、Δt’およびΔ
tを計算できる。端末はti’およびtj’自体を測定
する。したがって、それぞれ時刻tiおよびtjにおけ
るi番目およびj番目の衛星の位置piおよびpjを知
ることで端末は双曲面Hi,jを計算できる。
【0081】双曲面Hi,jは、所与の時刻における同時
にアクティブな二つのアクティブな衛星のいずれか、ま
たは衛星間のハンドオフの間にのみ同時にアクティブな
二つのアクティブな衛星(それぞれ出てゆく衛星と進入
してくる衛星)を使って計算される。
【0082】端末の二本の指向性アンテナはそれぞれ別
個の衛星を指している。前述したように、端末は三つ以
上のアクティブな衛星から同時に受信が可能であること
は明らかで、その場合、複数の双曲面が受信した情報か
ら計算できる。それぞれの一対の衛星は一つの双曲面を
計算するのに使用される。
【0083】図8にそれぞれの関連要素を備えた(すな
わち、t1は第一の衛星、t2は第二の衛星、t1’お
よびt2’は端末)時刻t1、t2、t1’、およびt
2’を時間間隔ΔtおよびΔt’と共に示す。また図8
にゲートウェイ局が時刻tS 1およびtS 2に、第一および
第二の衛星が時刻t1およびt2に送信する第一および
第二の情報を送信する様子を示す。図示の例では、ゲー
トウェイ局は第一および第二の衛星によって送信された
第一および第二の情報(時刻tS 1およびtS 2に)がほぼ
同時に(時刻tGW 0に)ゲートウェイ局によって受信さ
れるよう時間的事前補償をかけて送信する(時刻tS 1
よびtS 2に)ことに注意されたい。
【0084】この「中間」位置決定段階1の最後に、端
末は例えば精度が±350m以内の「中間」推定位置7
4または74’を備える。
【0085】「精細」位置決定段階3の第一および第二
の実施形態について図9、10および11を参照しなが
ら以下に説明する。
【0086】第一の特定の実施形態では、「精細」位置
決定段階3は次のステップを含む。
【0087】− ゲートウェイ局(端末が位置するセル
に関連付けられた)が、アクティブな衛星経由で端末へ
所定メッセージを送信する(90)ステップ。図10に
示すように、ゲートウェイ局は時刻tGW 0に、衛星は時
刻tS 0に送信する。
【0088】− 端末が、所定メッセージを時刻tT 0
受信し、その「中間」推定位置およびアクティブな衛星
のリアルタイムの位置情報に基づいて、所定メッセージ
の受信時刻tT 0と応答メッセージの送信時刻tTの時間
間隔ΔtTを特に示す応答メッセージを生成してアクテ
ィブな衛星経由でゲートウェイ局へ送信する(91)ス
テップ。図10に示すように、衛星は時刻tSに端末が
時刻tTに送信された応答メッセージを送信する。
【0089】− 時刻「実測tGW」に、ゲートウェイ局
が応答メッセージを受信して、それから端末からの応答
メッセージのタイミング繰り上げΔtTAに関する情報を
計算する(92)ステップ。ゲートウェイ局は「実測t
GW」受信時刻と「予測tGW」受信時刻の差ΔtTAを計算
する。使用する推定位置が端末の実際の位置と正確に同
じである場合に限って、タイミング繰り上げは零であ
る、すなわち、ΔtTA=0である。
【0090】− ゲートウェイ局がアクティブな衛星経
由でタイミング繰り上げΔtTAに関する情報を端末へ送
信する(93)ステップ。
【0091】− タイミング繰り上げΔtTAおよび「中
間」推定位置に関する情報から、端末がその「精細」推
定位置95を計算する(94)ステップ。
【0092】− 「中間」推定位置74または74’で
はなく先行の「精細」推定位置95を使って、端末が再
度ステップ90から92をM回繰り返し、新しい「精
細」推定位置95’を得るステップ。これらのM回の繰
り返しは、例えば、別個の衛星を使って行われる。この
繰り返しが同じ衛星を使って行われる場合、衛星は二つ
の連続した繰り返しで少なくとも10°離れた端末から
見て方位角θおよび/または仰角αを備えることが好ま
しい。
【0093】M個の新しい「精細」推定位置は、先行す
る繰り返しの「精細」推定位置または同じ(先行の「中
間」または「精細」)推定位置のいずれかを用いて連続
的に計算できる。
【0094】第二のケースでは「精細」推定位置95を
決定するステップ94が最適化される。これはエラーが
M個の「精細」推定位置にわたって累積するか、同じ先
行の「中間」または「精細」推定位置から計算される場
合に、端末の「精細」推定位置のエラーを最小化する所
定の一組の点から点Pを探索することで実行される。こ
の所定の一組の点は、例えば「中間」推定位置(「精
細」推定位置の第一の計算の場合)または先行の「精
細」推定位置(新しい「精細」推定位置の各計算の場
合)を中心とする、円の中心と同じ(先行の「中間」ま
たは「精細」)推定位置の不確実性である半径を有する
円形表面である。
【0095】図11の流れ図に示す「精細」位置決定段
階3の第二の実施形態は、端末の「精細」推定位置の決
定を完了するのが端末ではなくゲートウェイ局である点
で第一の実施形態と異なる。
【0096】「精細」位置決定段階の第二の実施形態
は、図9に示す上記のステップ90から93に加えて、
次の先行および最終ステップを含む。
【0097】− 端末がアクティブな衛星経由でその
「精細」推定位置に関する情報をゲートウェイ局へ送信
する(110)ステップ; − ゲートウェイ局がアクティブな衛星経由で端末の
「中間」推定位置を端末へ送信する(112)ステッ
プ。
【0098】また、図9のステップ94は次のステップ
111と差し替えられる。
【0099】− タイミングおよび「中間」推定位置に
関する情報から、ゲートウェイ局は端末の「精細」推定
位置を計算する(111)ステップ。
【0100】本発明の他の多くの実施形態が考慮できる
ことは明らかである。特に上記の「中間」位置決定段階
と対応するその他の「粗い」および「精細」位置決定段
階を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の位置決定方法の特定の実施形態の簡略
化した流れ図である。
【図2】図1の流れ図に示す「粗い」位置決定段階の特
定の実施形態の簡略化した流れ図である。
【図3】図2の流れ図の各ステップを説明するのに使用
する所与の仰角にある衛星探索リングの透視図である。
【図4】図2の流れ図の各ステップを説明するのに使用
する所与の仰角にある衛星探索リングの平面図である。
【図5】図2の流れ図の各ステップを説明するのに使用
する等仰角表面の衛星から見た側面図である。
【図6】図2の流れ図の各ステップを説明するのに使用
する等仰角表面の衛星から見た上面図である。
【図7】図1の流れ図に示す「中間」位置決定段階の一
つの特定の実施形態の簡略化された流れ図である。
【図8】図7の流れ図のいくつかのステップを示すタイ
ミング図である。
【図9】図1の流れ図に示す「精細」位置決定段階の第
一の特定の実施形態の簡略化した流れ図である。
【図10】図9の流れ図のいくつかのステップを示すタ
イミング図である。
【図11】図1の流れ図に示す「精細」位置決定段階の
第二の特定の実施形態の簡略化された流れ図である。
【符号の説明】
30 リング 50 リング

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 衛星のコンステレーションと、それぞれ
    が個別の地理的なセルに関連付けられ、地上遠隔通信ネ
    ットワークに接続された複数のゲートウェイ局と、複数
    の固定端末とを備えた衛星通信システムの固定端末の位
    置決定を行う方法であって、 該衛星通信システムは、一つまたは複数の衛星が、所与
    のゲートウェイ局から観測できる場合にのみそのゲート
    ウェイ局に関してアクティブであり、各衛星が、それに
    関してアクティブであるゲートウェイ局から情報を受信
    し、その情報をそのカバレージエリア内の一つあるいは
    複数の固定端末へ送信し、各衛星がそのカバレージエリ
    ア内の固定端末から情報を受信して、それに関してアク
    ティブであるゲートウェイ局へその情報を送信するシス
    テムであり、該方法は、 i 第一の時刻t1’に、前記固定端末が、第一のアク
    ティブな衛星から、前記第一のアクティブな衛星による
    第一の情報の送信時刻t1と前記時刻t1における前記
    第一のアクティブな衛星の位置p1とに関する第一の情
    報を受信するステップと、 ii 前記第一の時刻t1’と同じまたは近接した第二
    の時刻t2’に、前記固定端末が、第二のアクティブな
    衛星から、前記第二のアクティブな衛星による第二の情
    報の送信時刻t2と前記時刻t2における前記第二のア
    クティブな衛星の位置p2とに関する第二の情報を受信
    するステップと、 iii 前記固定端末が前記固定端末が位置している第
    一の双曲面H1,2を次式によって計算するステップであ
    って、 H1,2=d2−d1=(t2’−t2)・c−(t1’
    −t1)・c 上式で、 d1は時刻t1における固定端末と前記第一のアクティ
    ブな衛星の位置p1との距離であり、 d2は時刻t2における固定端末と前記第二のアクティ
    ブな衛星の位置p2との距離であり、 t1およびt2はそれぞれ前記第一および第二の衛星に
    よる第一および第二の送信時刻であり、 t1’およびt2’は固定端末による第一および第二の
    受信時刻であり、 cは光速であるステップと、 iv 前記固定端末が、ステップiからiiiを少なく
    とも二回繰り返して、前記固定端末が位置する少なくと
    も第二および第三の双曲面を計算するステップと、 v 前記固定端末が、前記固定端末の「粗い」推定位置
    が既知であると仮定して、前記第一の双曲面と少なくと
    も第二および第三の双曲面との交点を計算して「中間」
    推定位置を決定するステップとを含む「中間」位置決定
    段階を含む方法。
  2. 【請求項2】 前記ステップivで、 前記第一および第二の衛星とは別個の一対の衛星と、 一方が前記第一および第二の衛星の一つであり、他方が
    前記第一および第二のとは別個である一対の衛星とを含
    む群に属する一対の衛星を使ってステップiからiii
    をそれぞれ新たに繰り返す請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記「中間」位置決定段階がさらに、 vi 前記固定端末が、前記「粗い」推定位置ではなく
    先行の「中間」予測位置を使って、ステップiからvを
    少なくとも一回繰り返して新しい「中間」推定位置を得
    るステップを含む請求項1に記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記第一および第二の衛星がそれに関し
    てアクティブなゲートウェイ局が、前記第一および第二
    の衛星による送信後に、前記第一および第二の情報が前
    記ゲートウェイ局によってほぼ同時に受信されるように
    時間的事前補償をかけて第一および第二の情報を送信す
    る請求項1に記載の方法。
  5. 【請求項5】 第一および第二のアクティブな衛星から
    なる一対の衛星が、 二つの衛星が常に同時にアクティブである複数対の衛星
    と、 それぞれ出てゆく衛星と進入してくる衛星との二つの衛
    星が、衛星間のハンドオフの間に除外的に同時にアクテ
    ィブとなって、ゲートウェイ局が観測できなくなりつつ
    ある出てゆく前記アクティブな衛星を次第に観測できる
    ようになる進入してくる前記アクティブな衛星に切り替
    えることができる、複数対の衛星と、を含む群に属する
    請求項1に記載の方法。
  6. 【請求項6】 それぞれの固定端末が、少なくとも二つ
    の異なる衛星から送信される情報を同時に受信する手段
    を備える請求項1に記載の方法。
  7. 【請求項7】 少なくとも二つの異なる衛星から送信さ
    れる情報を同時に受信する前記手段が、別個の衛星を指
    向する少なくとも二本の指向性アンテナを備える請求項
    6に記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記「中間」位置決定段階の前に、 a 前記固定端末が、その方位角θを変更して所定の仰
    角αの衛星を探索して捕捉するステップと、 b 前記固定端末が、捕捉した前記衛星から捕捉した前
    記衛星の位置に関する情報を受信するステップと、 c 前記固定端末が、捕捉した衛星の位置に関する前記
    情報から、所定の地球モデルに投影され前記固定端末が
    位置する等仰角表面を計算するステップと、 d 前記固定端末が、前記固定端末が位置する少なくと
    も二つの他の等仰角表面を計算するためにステップaか
    らcを少なくとも二回繰り返すステップと、 e 前記固定端末が、少なくとも三つの等仰角表面の交
    点を計算して「粗い」推定位置を決定するステップとを
    含む、「粗い」位置決定段階を含む請求項1に記載の方
    法。
  9. 【請求項9】 ステップaからcの連続する繰り返しの
    間に捕捉された少なくとも三つの前記衛星のうちで少な
    くとも一つが、前記固定端末から見て他の二つの衛星の
    方位角から少なくとも10°離れた方位角θを備える請
    求項8に記載の方法。
  10. 【請求項10】 前記ステップaで、前記二つの指向性
    アンテナが同じ仰角で回転し、方位角θを中心に約18
    0°をそれぞれカバーする請求項8に記載の方法。
  11. 【請求項11】 前記「中間」位置決定段階に続いて、 1 前記固定端末が位置する地理的なセルに関連付けら
    れたゲートウェイ局が、前記ゲートウェイ局に関してア
    クティブな衛星を経由して所定のメッセージを前記固定
    端末へ送信するステップと、 2 前記固定端末が所定のメッセージを受信し、前記コ
    ンステレーションの衛星のその「中間」推定位置および
    リアルタイムの位置を知って、前記アクティブな衛星経
    由で前記ゲートウェイ局へ、特に前記所定のメッセージ
    の受信と前記応答メッセージの送信の時間間隔を示す応
    答メッセージを生成し送信するステップと、 3 前記ゲートウェイ局が、前記応答メッセージから前
    記固定端末のタイミング繰り上げに関する情報を計算す
    るステップと、 4 前記ゲートウェイ局が、前記アクティブな衛星を経
    由して前記固定端末へタイミング繰り上げに関する前記
    情報を送信するステップと、 5 前記固定端末が、タイミング繰り上げに関する前記
    情報と前記「中間」推定位置とから、その「精細」推定
    位置を計算するステップとを含む「精細」位置決定段階
    を含む請求項1に記載の方法。
  12. 【請求項12】 前記「精細」位置決定ステップがさら
    に、 0 前記固定端末が、前記アクティブな衛星経由で「中
    間」推定位置に関する情報を前記ゲートウェイ局へ送信
    するステップと、 6 前記ゲートウェイ局が、前記アクティブな衛星経由
    で固定端末の前記「精細」推定位置を前記固定端末へ送
    信するステップとの予備および最終ステップを含み、 さらにステップ5が、 5 タイミング繰り上げおよび「中間」推定位置に関す
    る前記情報から、前記ゲートウェイ局が固定端末の「精
    細」推定位置を計算するステップと差し替えられる請求
    項11に記載の方法。
  13. 【請求項13】 前記の「精細」位置決定段階がさら
    に、 7 前記「中間」推定位置の代わりに先行の「精細」推
    定位置を使って、前記固定端末がステップ1から5また
    は0から6を少なくとも一回繰り返して、新しい「精
    細」推定位置を得るステップを含む請求項11に記載の
    方法。
  14. 【請求項14】 ステップ7で、前記固定端末から見て
    少なくとも10°離れた方位角θおよび/または仰角α
    の位置にある同じ衛星を使ってステップ1から5または
    0から6を毎回新たに繰り返す請求項13に記載の方
    法。
  15. 【請求項15】 ステップ7におけるステップ1から5
    または0から6を、異なる衛星を使って毎回新たに繰り
    返す請求項13に記載の方法。
JP10236964A 1997-08-25 1998-08-24 衛星のコンステレーションを用いる固定端末の位置決定方法 Pending JPH11133132A (ja)

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FR9710602 1997-08-25
FR9710602A FR2767616B1 (fr) 1997-08-25 1997-08-25 Procede de localisation d'un terminal fixe grace a une constellation de satellites

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JP10236964A Pending JPH11133132A (ja) 1997-08-25 1998-08-24 衛星のコンステレーションを用いる固定端末の位置決定方法

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EP (1) EP0899578B1 (ja)
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CA (1) CA2243620A1 (ja)
DE (1) DE69801879T2 (ja)
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