JPH08501153A - 液体の凝固/溶解を検出する方法および装置 - Google Patents

液体の凝固/溶解を検出する方法および装置

Info

Publication number
JPH08501153A
JPH08501153A JP6506687A JP50668794A JPH08501153A JP H08501153 A JPH08501153 A JP H08501153A JP 6506687 A JP6506687 A JP 6506687A JP 50668794 A JP50668794 A JP 50668794A JP H08501153 A JPH08501153 A JP H08501153A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sample
sheet
diffusion
porous sheet
test sample
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6506687A
Other languages
English (en)
Inventor
トーマス イクスナー
Original Assignee
グラディポール リミテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by グラディポール リミテッド filed Critical グラディポール リミテッド
Publication of JPH08501153A publication Critical patent/JPH08501153A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N33/00Investigating or analysing materials by specific methods not covered by groups G01N1/00 - G01N31/00
    • G01N33/48Biological material, e.g. blood, urine; Haemocytometers
    • G01N33/483Physical analysis of biological material
    • G01N33/487Physical analysis of biological material of liquid biological material
    • G01N33/49Blood
    • G01N33/4905Determining clotting time of blood
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N33/00Investigating or analysing materials by specific methods not covered by groups G01N1/00 - G01N31/00
    • G01N33/48Biological material, e.g. blood, urine; Haemocytometers
    • G01N33/50Chemical analysis of biological material, e.g. blood, urine; Testing involving biospecific ligand binding methods; Immunological testing
    • G01N33/86Chemical analysis of biological material, e.g. blood, urine; Testing involving biospecific ligand binding methods; Immunological testing involving blood coagulating time or factors, or their receptors

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Hematology (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Urology & Nephrology (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Food Science & Technology (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Ecology (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Biotechnology (AREA)
  • Cell Biology (AREA)
  • Microbiology (AREA)
  • Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 試験試料が液体状態と凝固状態との間で変化する該試料の感受性を試験する方法および装置。試験試料(4)を多孔質シートに付着される。試料は、多孔質シートを通り流れが止まった際凝固するまで、シートを介して拡散する。試料の拡散の範囲または試料の拡散の割合を示すパラメータ、例えばシート(1)の両側の薄い電極(2,3)の間の導電率/インピーダンスを評価することにより、試料の凝固および/またはその後の溶解がおこる時を決定することができる。

Description

【発明の詳細な説明】 液体の凝固/溶解を検出する方法および装置 発明の分野 本発明は、若干の液体が凝固し、次に溶解する感受性を検出する装置および方 法に関する。本発明の装置および方法は、患者における血液凝固状態を評価する のに特に適する。これらはまた、患者における繊維素溶解状態を評価するのに適 合する。 背景技術 広範囲の実験室凝固試験が、終点として試験溶液が液体から凝固形態に変化す る際の相の変化を測定する現象に基づいている。この変化は、可溶性血漿タンパ ク質フィブリノーゲンが酵素トロンビンの作用により不溶性のフィブリンに転化 することに基づく。また、逆の変化は、溶液の溶解活性を測定し、これにより不 溶性フィブリンが酵素プラズミンにより可溶性分解生成物に崩壊する試験におい て用いられる。 例えば、血液凝固試験は、抗凝血物質または止血欠陥により治療した患者にお ける出血の可能性を評価するのに重要である。最も頻繁に実施される凝固試験、 皮膚出血時間の終点は、標準化された皮膚切開からの血流の停止である。これは 通常、傷口からの血流が停止するまでの傷口の周期的ブロッティングにより決定 される。この試験は通常血小板の欠陥により特に長くなる。他の凝固試験は通常 、試験血漿と特定の試薬とを混合し、混合物が突然凝固する終点までの時間を計 ることにより実施される。凝固終点は、チルドチューブによるように物理的に、 または光電子的凝固機械によるように増加した濁度により光学的に決定される。 この現在のイノベーションは、多くの先駆的な開発により刺激された。これら の第1のものは、好都合なドライカード、例えばナイコカード(Nyco Card) ( ナイコ メド ファーマ(Nyco Med Pharma))を、抗体反応(例えばFDP,D −ダイマー)を迅速に試験するのに用いることである。これらの装置は免疫反応 性膜に面する多孔質モジュールを有する。試験試料をこのような表面に塗布し、 毛 管作用により吸引する。試験に用いる抗原または抗体を、連続的洗浄およびイン キュベーション段階の後の色反応により定量する。第2に、小さい毛管凝固試験 装置が最近開発された。これらは、レーザー(バイオトラック(Bio Track) 、チ バ−コーニング(Ciba-Corning))または感圧系(ナイコ メド)を用いて検出し た凝固を伴う小さい毛管に吸引された血液または血漿に基づく。このような装置 の1つは乾燥凝固剤を特徴とし、一方他のものは未塗布ガラス毛管に依存する。 不都合なことに、これらの従来技術の装置は、レーザーまたは感圧装置を必要 とする極めて複雑なものである。 液体が凝固するかまたは溶解する感受性を測定するのに在来の方法および装置 より一層簡単で好都合であり且つ一層適合する方法および装置が必要とされてい ることは当業者に明らかである。臨床的に携帯的形態で用いられるかあるいはま た組立てられて中央実験室においてはるかに多数の試料を処理することができる 小さい試験モジュールを提供するのが望ましい。 現在、凝固/溶解試験領域には携帯迅速方法に対する重要な市場がある。比較 的大きい実験室は通常、大規模操作のために高価な高性能装置を購入する。小さ い安価な臨床試験装置は、特に患者の結果の迅速な解釈が必要であり、スクリー ニング試験がまれにのみ陽性である多くの臨床的事態において重要な役割を有す る。 従来技術の欠点を改良するために、従来技術より選択され、少なくとも好適例 において従来技術の装置より安価であり、使用および製造が容易である、試験試 料が凝固状態と液体状態との間で変化する傾向を測定する方法および装置を提供 することを提案する。 発明の開示 第1の概念において、本発明は、試験試料が液体状態から凝固状態へ変化する 傾向を検出するにあたり; (i) 不浸透性層と接触している多孔質シートの少なくとも一方の表面に多孔質シ ートを設け、 (ii)試験試料をシートの露出表面に付着させ、 (iii) 試料をシートの一部を介して拡散させ、 (iv) 試験試料が凝固する傾向を示す試料のシートにおける拡散の程度および/ または試料のシートにおける拡散の速度を示すパラメータを評価する ことを特徴とする検出方法を提供する。 第2の概念において、本発明は、試験試料が液体状態と凝固状態との間で変化 する傾向を検出する装置において、多孔質シート、このシートの一方の表面と接 触している不浸透性層および凝固/溶解検出手段を備え、検出手段が、試料のシ ートにおける拡散の程度および試料のシートにおける拡散の割合を示すパラメー タを評価するように適合されていることを特徴とする検出装置を提供する。 本発明の方法および装置は以下のように操作する。試験試料が多孔質シートに 付着すると、該試料は付着点からシートの領域を介して分散する。この液体が分 散すると、液体の先端が凝固剤と継続的に接触する。多孔質相の個別の帯域中に 1種以上の凝固剤が存在することができ、これにより試験試料液体をこれらと連 続的に混合することができる。結局、この先端は凝固しはじめ、試料が多孔質シ ートを介してさらに拡散することが抑制される。試料の先端が十分に凝固した際 には、多孔質シートで試料のさらなる拡散速度は事実上0となり、拡散した試料 の面積は一定である。従って、当業者には、試料の多孔質シートにおける拡散の 程度および/または試料の多孔質シートにおける拡散の速度を示すパラメータを 評価することにより、凝固が行なわれた際に正確な評価が得られることが明らか である。 本発明の1つの例において、評価されたパラメータは、拡散した試料により覆 われた面積またはこの面積が拡大する速度である。このパラメータは、特に全血 試料を用いる場合には、任意の適切な光学的手段によりヒトの目によっても評価 することができる。このような光学的評価手段を血漿試料の場合にに用いた場合 には、試験試料中に染料を含ませて視覚的検出を補助するかまたは多孔質シート の一部に染料を浸透させるのが好ましい。 このような光学的測定手段を用いて、試験試料を多孔質シートに付着させ、凝 固の前に、拡散した試料により覆われた範囲の領域を測定し凝固が生じた時を評 価することができる。あるいはまた、操作者は、拡散した試料の領域の成長の割 合を監視することができる。本発明の装置の少なくとも1つの不透過性層の等級 付けを含ませて、拡散した試料の範囲の測定を補助することができる。面積の拡 大の速度が0に近づく際には、凝固が発生している。 本発明の他の例において、凝固を検出するのに適切なパラメータは、電気的感 知手段により評価することができる。例えば、薄い電極を多孔質シートのいずれ かの表面上に設けることができる。これらの電極間の導電率または電気的インピ ーダンスは、これらの間の湿潤面積に依存する。試験試料を多孔質シートに付着 させる前に、電極間のインピーダンスは、導電率が0で無限大に近づく。試験試 料がシートを介して拡散すると、これは電極間の湿潤面積を増大させ、インピー ダンスを低下させ、導電率を増大させる。試験試料がさらにシートを介して拡散 すると、インピーダンスはさらに低下し、導電率はさらに増大する。従って、電 極間のインピーダンス/導電率が試料のシートにおける拡散の程度の尺度である ことが明らかである。 電極間の導電率/インピーダンスの変化の速度を試験することにより、媒質中 の試料の拡散の速度を評価することができる。上記したように、試料の先端が凝 固する際には、多孔質シートを介しての試料のさらなる拡散が、ここに形成した フィブリンの量および透過性に依存して著しく低下する。従って、通常の試料の 先端が凝固する際には、時間に伴う導電率の増大および対応するインピーダンス の低下は事実上ない。電極間の導電率/インピーダンスの変化を監視することに より、この時点において電極間の導電率/インピーダンスの変化の速度は0に近 づくため、凝固が発生する時を検出することができる。 凝固反応によりシートにおいて形成されたフィブリンがその後繊維素溶解プラ スミンにより溶解する場合には、液体試料が多孔質シートにさらに浸透する。従 って、導電率が再び増大しはじめる時間を用いて試料中の繊維素溶解感受性を示 すことができる。 図面の簡単な説明 本発明を添付した図面を参照して、例によって説明する。 図1は、本発明の第1の例による液体の凝固の感受性を測定する装置の縦断面 図である。 図2は、本発明の第2の例による液体の凝固の感受性を測定する装置の斜視図 である。 図3は、本発明の第3の例による若干の液体の凝固の感受性を測定する装置の 斜視図である。 図4は、本発明の第4の例による液体の凝固の感受性を測定する装置の斜視図 である。 図5は、代表的な凝固時間および耐繊維素溶解試験に関する導電率および時間 の測定の関係を示すグラフである。 図6は、本発明の第5の例による液体の凝固および溶解の感受性を測定する装 置の斜視図である。 本発明の実施態様 第1に図1を参照し、本発明の装置は表面電極2と3との間にはさまれた多孔 質シート1を備え、この間に小電圧を印加する。液体の試験試料4を電極2の最 上部表面6に付着させて開口5を介して降下させ、シート1に拡散させる。 試験試料を塗布する前に、表面電極2と3との間の抵抗は導電率は0で無限に 近づく。試験試料の凝固までの時間を測定することが必要である場合には、試験 試料4の塗布は、電極2、3間の抵抗を自動的に低下させ、これにより記録装置 8における「開始」時間を示す。試験試料がシート1を介して降下するので、こ れは電極2と3との間の領域をぬらし、抵抗を下げ、導電率を増大させる。 試験試料4は、上記したようにシート1を介して拡散し、次第に広い領域を覆 う。試料が拡散すると、その先端は次第に、多孔質シート1を介して含浸した凝 固剤と混合する。最終的に、試料の先端は凝固し、凝血7が形成される。 当業者に明らかなように、試料が凝固する速度は、試料自体の特性並びに、吸 収剤媒質のシートにおける凝固剤または溶解剤のタイプまたは量に依存する。液 体がシートにさらに拡散する結果生ずる凝血のその後の溶解は、繊維素溶解活性 剤の存在およびその特別の効果に依存する。 電極2および3にリード線9および10を介して接続されたチャート式記録計 8は、例えば図5に示すように電極間の導電率/抵抗を記録する。上記したよう に、凝血7が形成されると、試料4が拡散する割合が低下し、電極間の導電率の 増加の割合が対応して低下する。導電率/抵抗または電極間の導電率/抵抗の変 化を時間の関数として監視することにより、試料が凝固する時点を正確に示すこ とができる。 予備研究において、用いられる多孔質シートは試験に用いられる血漿を吸収し 、拡散させる役目を有する薄い濾紙を有していた。シート1が薄いシートから成 り0.05ミリリットルという少量の試料さえも広範囲に拡散するのが好ましい 。膜の材料は血液または血漿試料から水を吸収してはならない。その理由は、こ のために予測不能な拡散パターンが生じるからである。好ましくは、シート1は 小さい均一な孔を有し、従って吸収された試験試料の拡散は規則的であり、フィ ブリンおよび/または血小板凝集体による吸蔵をうけやすい。シートは、好まし くは乾燥安定剤を含んで試料を凝固させ、従って形成したフィブリンおよび/ま たは血小板凝集体が試料のその後の拡散を有意に遅延させる。 好ましくは、この媒質シート1内に含めることができる凝固剤は、組織因子( トロンボプラスチン)、接触活性剤およびAPTT状試験に用いられるリン脂質 並びにラッセルバイパーベノム(Russell's viper venom) を含む種々の他の凝固 活性剤、接触生成物(活性化因子XI)および血小板活性化剤を含む。また、ト ロンビンおよび活性化因子Xは、安定剤と共に試験に用いられるこのような紙に 塗布して、抗トロンビン薬剤、例えば低分子量ヘパリンを監視するのに用いるこ とができる。このような試験は、正常の血漿に対し長い凝固時間を与え、抗凝固 状態を評価するのに用いることができる。基準トロンビン状酵素濃度による凝固 が発生した後の導電性の変化の速度から、フィブリノゲンレベルを説明すること ができる。高いフィブリン含量の結果毛管流が遅くなり、時間がたつにつれ変化 が少なくなる。低いフィブリノゲンレベルにより一層多孔質である凝血が得られ 凝血を介しての透過性を一層大にすることができる。 因子VIIIに関する特異的アッセイは、膜上で乾燥したAPTT試薬と別の領域 において乾燥した好血性(因子VIII欠陥)血漿に基づき、従ってこれを第1に希 釈試験血漿により溶解する。血小板を含む他の血液凝固因子に関するアッセイを 、特異的欠損血漿を用いて同様に開発することができる。媒質1中に含めること ができる他の成分は、適用点から最も遠い帯域において非潮解性塩として用いら れるカルシウムである。この濃度を約0.025Mに調整し、他の試薬は、試験 適用の時間から30〜60秒以内に達成された拡散帯域で試験感度に最適である 。 緩衝添加物および塩は、フィブリンゲルが最も不透過性である高いpH(7. 5〜8.5の範囲内)およびイオン強度(0.1〜0.2M[NaCl]の範囲 内)の物理的条件を与えるのに必要である。 媒質中に含めることができる他の主要成分は、界面活性剤および親水性ポリマ ーである。界面活性剤は、液体の界面における表面張力を制御し、これは、拡散 の速度を調整するのに重要である。適切な濃度の親水性ポリマーは、乾燥成分の 溶解速度および液体の多孔質材料を介しての移送速度を制御するのに必要である 。多孔質相のゼラチン被膜は、フィブリン凝血の付着を増大させる。特定のポリ マー、例えばアラビアゴムもまたフィブリン(これが形成した際)の液体移送速 度に対する限定的効果を増大させる。ここで用いられる代表的な親水性コロイド は、ポリビニルアルコールおよびアルギン酸ナトリウムを1%の濃度で含む。フ ィブリノゲン、ウシのおよび/またはポリマーで共有結合変性したものを加えて 、若干の試験においてフィブリンゲル強度を増大させることができる。このよう なポリマーの濃度は、先端における高い濃度のため、膜を介しての液体の不規則 な拡散を回避するように調整しなければならない。他の乾燥成分には、よく知ら れているタンパク質安定剤、ラクトース、酸化防止剤およびアジ化ナトリウムが 含まれる。 若干の環境において、血液凝固試験系に用いる2種の不相溶成分(例えば特異 的因子欠損血漿およびカルシウム)を試験モジュール中に2箇所の個別の帯域に おいてまたは2枚の個別の重複するシート上に導入することができる。このよう にして、各成分に対して異なる最適条件を貯蔵中維持することができ、これらは 、試験試料によりぬれる際にのみ一緒に混合される。繊維素溶解研究に関して、 ストレプトキナーゼ、ウロキナーゼまたは組織プラスミノゲン活性化物質を血液 凝固剤混合物に含ませる。凝血が発生した後、その後の導電性の増大またはイン ピーダンスの低下は、個体における繊維素溶解に必要な時間を示す。これはしば しば、繊維素溶解に対して耐性を有する患者、例えばストレプトキナーゼに対す る抗体を有する患者において延長される。 本発明の方法および装置はまた、皮膚出血時間処置に用いることができ、ここ で標準化された傷から出る血液が表面電極と下層の皮膚との間の導電性の増大に より漸次定量される。 図4に示すように、多孔質シート12は患者の傷口上に直接配置することがで きる。この例は、患者の皮膚出血試験を行うために特に適切である。この例にお いて、シート12の一方の表面のみを不透過性層で覆って患者の傷口から出る血 液を直接シート12の露出部にあてることができる。 図4において、シート12の外側上の不透過性層は、表面電極13により設け る。組み合わせたシート/電極組立体を、患者の腕14に対して直接配置する。 患者から血液の試料を得るために、ランセット15を最上部層13および多孔質 シート12を介して患者の腕14に押しつける。 ランセットは、標準の大きさの傷口17を形成する標準化された切断表面を有 する。血液が傷口から出ると、上記したように、血液はシート12中に吸い込ま れ、分散する。下部電極18を、傷口部17から十分離れた患者の皮膚と接触さ せる。患者の正常な血液の凝固を妨げないように、凝固影響剤をシート12中に 含有させないのが好ましい。先に、代表的な腕の切開部を示す。しかし、下部脚 部上の部位にこのよう優れた装置を用いて、増大した静脈血圧に対する要求を簡 単にするのが好ましい。 通常、このタイプの皮膚出血時間試験は、傷口部位において放出された血小板 、コラーゲンおよび組織因子を含む凝血促進性機構を測定することを意図する。 血小板の機能に関する一層良好な特異性を達成するために、弱い抗凝固剤を吸収 材料シート12において用いると血小板の凝集が比較的重要になる。さらに、血 小板アゴニスト、例えばADPまたはコラーゲンを膜に誘導することができる。 患者からの血液の凝固特性を測定することが望ましい場合には、組立体を、試 料が一定の温度、好ましくは37℃、即ち人体の温度に維持されるように加熱す るのが好ましい。このことは、患者の皮膚に対して本発明の装置を単に保持する かあるいはまた別の加熱/冷却手段を提供することにより達成される。 上記したように、患者からの血液試料が多孔質媒質12を介して拡散するので 、電極18と13との間の電気抵抗または導電率を測定するように設定されたチ ャート式記録計8でこれを監視することができる。 本発明の装置において、極めて低い電圧レベル、例えば1ボルトより低い電圧 を用いて、電極−液体界面における分極を回避することが好ましい。印加された 電圧は一定であるかまたは好ましくはパルスまたは交流である。パルス電圧を用 いる場合には、応答を付加的なインピーダンスの変化に関してオシロスコープに より分析して、凝固を確認することができる。 図3に示すように、吸収媒質と各表面上の電極2,3を有する個々のモジュー ルを温度調節した平坦な表面11に取付けて組立体および試料を37℃に維持す ることができる。これにより若干のモジュールを同時に使用することができ、各 モジュールをチャート記録計8に接続する。異なるモジュールは異なる凝固影響 剤で処理された多孔質シート1を有するのがよい。これ等のモジュールのそれぞ れに同一の試料を適用すると、操作者は各凝固影響剤の同一液体試料に対する有 効性を確かめることができる。 他の例において、電極3を除去してプレート11をこの上に組立てた若干の試 験モジュール用の共通の負の支持板として作用させる。 また表面電極上に絶縁フィルムを組込むことも本発明の範囲内に入る。これ等 の絶縁部分は試料の拡散範囲を評価するため表面電極上の特定の位置に整列させ ることができる。説明するため、試料が多孔質シートに拡散されると、試料が導 電率を増し、電極間の抵抗率を減ずる。拡散液が絶縁フィルムに達する場合、シ ートに拡散する試料の位置を示す導電性の荷電が一時的に休止する。 本発明の他の例において、導電率/抵抗率の評価に簡単な電圧分析が好ましい 場合には、表面電極を不活性でない異なる材料、例えばアルミニウムおよび銅で つくることができる。従って試験試料との接触により小さい一時的電圧差が生ず る。この電位を、多孔質シートにおける試料液の拡散を監視するのに直接用いる ことができる。 導電率/抵抗率の測定値を、簡単なプログラミング法を用いて次の分析および /または従来の単位への転換を行うコンピュータ インターフェースにより集積 することができる。当業者には、経時電極間の導電率または抵抗率を監視するこ とにより、個人の視覚的または光学的分析を介して可能であるより一層正確な凝 固時間の指示が得られることは明らかである。 一例として、0.2mm以内の吸収媒質シートの試験試料の電気抵抗および分 量との間の関係を表1に示す。 表 1 吸収された血漿容量 抵抗Ω 0 μl ∞ 5 40 10 25 20 12 本発明の他の例を図2に示すが、この例では不透過性透明上部シート2を備え 、このシートはシートにおける試料の拡散範囲および/またはシートにおける拡 散割合を光学的に測定することができる。この例は一つの不透過性層を備え、多 孔質シートの露出側は図4の例と同様の患者に直接適用される。 或いはまた、多孔質媒質1を一つが透明である不透過性層の間に介挿する。 この例は、人がシートにおける試料の拡散範囲および/またはシートにおける 試料の拡散割合を簡単に見ることを可能にする。 透明な上部シート2上に拡散試料を光学的に測定するのに助けとなる目盛りま たは基準点を設けることができる。また、光学的変化を見ることが可能であり、 細い電極ワイヤが多孔質媒質の細条における各凝固感知領域の上にある。 本発明の他の例では、図6に示すように、多孔質シート1は、中心試料付着点 24から放射状に延びる複数個の同様の腕25を備える。再びシート1の少なく とも1つの表面が不透過性層26により下に置かれる。また光学的不透過性層2 7も各凝固感知領域の上にある分離した細いワイヤ電極28を備え、該電極は記 録計接続部29に導かれる。 前述のように、試料を多孔質シートに付着する場合には、試料はシート全体に 亘り、この場合各腕25に沿って分散する。各腕は異なる凝固/溶解剤を有する のが好ましく、一つの腕はコントロールとして作用し、凝固/溶解剤を含まない 。 各腕25が凝固/溶解剤を含浸している場合、各腕25に沿った異なる点で凝 固または溶解がおこる。各アームにおける試料の拡散の範囲および/または各腕 における試料の拡散割合を監視することにより、種々の凝固剤または溶解剤の有 効性を決定することができる。 もう一度、試料の拡散の範囲または拡散の割合の評価は、前述のように、視覚 的に或いは電気的に決定することができる。 当業者には、本発明の方法および装置は、凝固した状態から液体状態に変化す る液体の傾向を評価するのに等しく用いることができる。簡単に前述したように 、試験試料の血液凝固が起きた後、凝血が試料を液体状態に戻す血液凝固剤中に 既に存在する溶解剤により溶解するようになる。勿論多孔質シートを不透過性層 により両表面に結合する場合形成される凝血は溶解剤を添加することなく時間の たつにつれて液状に戻り得る。 従って血液凝固が起こった後、溶解速度を示すパラメータを測定することによ り、凝固状態から液状に変化する液体の感受性を測定することができる。 説明するため、試験試料がその凝固状態からその液状に変わった際、拡散し始 め再度試料の拡散の範囲および/またはシートにおける試料の拡散の割合が増加 する。試料のこの更なる拡散は前述のように視覚的に認めることができるかまた は試料の更なる拡散が導電率を増すかまたは表面電極感の抵抗率を減ずるので電 気的に測定することができる。 工業的応用 多孔質シートの使用により、本発明の装置および方法を多数の個々の血液凝固/ 溶解因子に対する試験に適合させることができる。個々の完全な凝固/溶解プロ フィルは、本発明の試験モジュールのパネルを組合せることによって迅速且つ安 価に達成することができる。 本発明は、個人が一つまたは2つの不透過シート或いは表面電極により結合さ れる若干のモジュールを買うことを可能にする。このヒトは試験試料、例えば血 液を多孔質シートを、皮膚に直接接触させるかまたは適当な試料採取手段を介し てシートに付着させることができる。試料の凝固/溶解は、シートにおける試料 の拡散の範囲またはシートにおける試料の拡散の割合を示す適当なパラメータを 測定することにより検出することができる。図示する例では、拡散試料の領域の 視覚的検出または電気的評価を用いるが、任意の他のパラメータを同等に適用す ることができる。 本発明は、簡単で安価な臨床試験装置が重要な役割を有し、特に患者の迅速な 説明および診断を必要とする医学分野のみでなく獣医分野において優れていると 考えられる。
【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1994年9月2日 【補正内容】 管作用により吸引する。試験に用いる抗原または抗体を、連続的洗浄およびイン キュベーション段階の後の色反応により定量する。第2に、小さい毛管凝固試験 装置が最近開発された。これらは、レーザー(バイオトラック(Bio Track) 、チ バ−コーニング(Ciba-Corning))または感圧系(ナイコ メド)を用いて検出し た凝固を伴う小さい毛管に吸引された血液または血漿に基づく。このような装置 の1つは乾燥凝固剤を特徴とし、一方他のものは未塗布ガラス毛管に依存する。 不都合なことに、これらの従来技術の装置は、レーザーまたは感圧装置を必要 とする極めて複雑なものである。 液体が凝固するかまたは溶解する感受性を測定するのに在来の方法および装置 より一層簡単で好都合であり且つ一層適合する方法および装置が必要とされてい ることは当業者に明らかである。臨床的に携帯的形態で用いられるかあるいはま た組立てられて中央実験室においてはるかに多数の試料を処理することができる 小さい試験モジュールを提供するのが望ましい。 現在、凝固/溶解試験領域には携帯迅速方法に対する重要な市場がある。比較 的大きい実験室は通常、大規模操作のために高価な高性能装置を購入する。小さ い安価な臨床試験装置は、特に患者の結果の迅速な解釈が必要であり、スクリー ニング試験がまれにのみ陽性である多くの臨床的事態において重要な役割を有す る。 従来技術の欠点を改良するために、従来技術より選択され、少なくとも好適例 において従来技術の装置より安価であり、使用および製造が容易である、試験試 料が凝固状態と液体状態との間で変化する傾向を測定する方法および装置を提供 することを提案する。 発明の開示 第1の概念において、本発明は、血液試料が液体状態から凝固状態へ変化する 傾向を検出するにあたり; (i) 不浸透性層と接触している多孔質シートの少なくとも一方の表面に多孔質シ ートを設け、 (ii)血液試料をシートの露出表面に付着させ、 (iii) 試料をシートの一部を介して拡散させ、 (iv) 血液試料が凝固する傾向を示す試料のシートにおける拡散の程度および/ または試料のシート・における拡散の速度を示すパラメータを評価する ことを特徴とする検出方法を提供する。 第2の概念において、本発明は、血液試料が液体状態と凝固状態との間で変化 する傾向を検出する装置において、多孔質シート、このシートの一方の表面と接 触している不浸透性層および凝固/溶解検出手段を備え、検出手段が、試料のシ ートにおける拡散の程度および試料のシートにおける拡散の割合を示すパラメー タを評価するように適合されていることを特徴とする検出装置を提供する。 本発明の方法および装置は以下のように操作する。血液試料が多孔質シートに 付着すると、該試料は付着点からシートの領域を介して分散する。この液体が分 散すると、液体の先端が凝固剤と継続的に接触する。多孔質相の個別の帯域中に 1種以上の凝固剤が存在することができ、これにより試験試料液体をこれらと連 続的に混合することができる。結局、この先端は凝固しはじめ、試料が多孔質シ ートを介してさらに拡散することが抑制される。試料の先端が十分に凝固した際 には、多孔質シートで試料のさらなる拡散速度は事実上0となり、拡散した試料 の面積は一定である。従って、当業者には、試料の多孔質シートにおける拡散の 程度および/または試料の多孔質シートにおける拡散の速度を示すパラメータを 評価することにより、凝固が行なわれた際に正確な評価が得られることが明らか である。 本発明の1つの例において、評価されたパラメータは、拡散した試料により覆 われた面積またはこの面積が拡大する速度である。このパラメータは、特に全血 試料を用いる場合には、任意の適切な光学的手段によりヒトの目によっても評価 することができる。このような光学的評価手段を血漿試料の場合にに用いた場合 には、試験試料中に染料を含ませて視覚的検出を補助するかまたは多孔質シート の一部に染料を浸透させるのが好ましい。 このような光学的測定手段を用いて、試験試料を多孔質シートに付着させ、凝 固の前に、拡散した試料により覆われた範囲の領域を測定し凝固が生じた時を評 価することができる。あるいはまた、操作者は、拡散した試料の領域の成長の割 合を監視することができる。本発明の装置の少なくとも1つの不透過性層の等級 請求の範囲 1.血液試料が液体状態から凝固状態へ変化する傾向を検出するに当り、 (i) 不浸透性層と接触している多孔質シートの少なくとも一方の表面に多孔質 シートを設け、 (ii)血液試料をシートの露出表面に付着させ、 (iii) 試料をシートの一部を介して拡散させ、 (iv) 血液試料が凝固する傾向を示す試料のシートにおける拡散の程度および /または試料のシートにおける拡散の速度を示すパラメータを評価する ことを特徴とする血液試料が液体状態から凝固状態へ変化する傾向を検出する方 法。 2.請求の範囲1記載の方法を実施し、凝固が起きた後、溶解の速度を示すパラ メータを評価することを特徴とする血液試料が液体状態から凝血状態へ変化する 傾向を検出する方法。 3.血液試料の成分に曝露されると、試料をそれぞれ凝固または溶解させる凝固 剤および/または溶解剤を多孔質シートに含浸させることを特徴とする請求の範 囲1または2記載の方法。 4.多孔質シートを2つの不透過性表面の間に介挿することを特徴とする請求の 範囲1,2または3記載の方法。 5.評価するパラメータが拡散試料の領域であることを特徴とする請求の範囲1 〜4のいずれか一つの項に記載の方法。 6.領域を光学的手段により評価することを特徴とする請求の範囲5記載の方法 。 7.多孔質シートの両表面に表面電極を設け、電極間のインピーダンス、導電率 を評価することにより凝血または溶解を検出することを特徴とする請求の範囲1 〜4のいずれか一つの項に記載の方法。 8.多孔質シートに複数個の腕を設け、各腕に異なる凝固若しくは溶解剤を含ま せ、試料を中心の試料付着点に付着させて各腕に沿って拡散させることを特徴と する請求の範囲1〜7のいずれか一つの項に記載の方法。 9.試料を一定温度、好ましくはほぼ37℃に維持することを特徴とする請求の 範囲1〜8のいずれか一つの項に記載の方法。 10.血液試料を媒質に与える前に、試料を染色するかまたは染料を多孔質シー トに含浸させることを特徴とする請求の範囲1〜9のいずれか一つの項に記載の 方法。 11.血液試料を、患者の切開部位に直接付着させることにより多孔質シートの 露出表面に付着させることを特徴とする請求の範囲1記載の方法。 12.媒質の外面に第1表面電極を備え、第2表面電極を患者の切開部位から離 間した位置の患者の皮膚に備えることを特徴とする請求の範囲11記載の方法。 13.血液試料が液体状態と凝固状態との間で変化する傾向を検出する装置にお いて、多孔質シート、このシートの一つの表面と接触している不透過性層および シートにおける試料の拡散範囲および/またはシートにおける試料の拡散割合を 示すパラメーターを評価するのに適する凝固/溶解検出手段を備えたことを特徴 とする血液試料が液体状態と凝固状態との間で変化する傾向を検出する装置。 14.血液試料の成分けに曝露されると、試料をそれぞれ凝固または溶解させる 凝固剤および/または溶解剤を多孔質シートに含浸させたことを特徴とする請 求の範囲13記載の装置。 15.多孔質シートを2つの不透過性層の間に介挿したことを特徴とする請求の 範囲14記載の装置。 16.検出手段が媒質中の試料の拡散領域を評価する光学的手段を有することを 特徴とする請求の範囲13,14または15記載の装置。 17.検出手段が試料の拡散領域および/または試料の拡散割合を評価するのに 適合する電気的感知手段を有することを特徴とする請求の範囲13〜16のいず れか一つの項に記載の装置。 18.電気的感知手段が多孔質シートの両側に設けた表面電極を有することを特 徴とする請求の範囲13〜18のいずれか一つの項に記載の装置。 19.多孔質シートが中心の試料付着点から放射状に存在する複数個の腕を有し 、各腕には異なる凝固または溶解剤が含浸されていることを特徴とする請求の範 囲13〜18のいずれか一つの項に記載の装置。 20.更に、試料を一定温度、好ましくはほぼ37℃に維持するための加熱/冷 却手段を有することを特徴とする請求の範囲13〜19のいずれか一つの項に記 載の装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AT,AU,BB,BG,BR,BY, CA,CH,CZ,DE,DK,ES,FI,GB,H U,JP,KP,KR,KZ,LK,LU,MG,MN ,MW,NL,NO,NZ,PL,PT,RO,RU, SD,SE,SK,UA,US,VN

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.試験試料が液体状態から凝固状態へ変化する傾向を検出するに当り、 (i) 不浸透性層と接触している多孔質シートの少なくとも一方の表面に多孔質 シートを設け、 (ii)試験試料をシートの露出表面に付着させ、 (iii) 試料をシートの一部を介して拡散させ、 (iv) 試験試料が凝固する傾向を示す試料のシートにおける拡散の程度および /または試料のシートにおける拡散の速度を示すパラメータを評価する ことを特徴とする試験試料が液体状態から凝固状態へ変化する傾向を検出する方 法。 2.請求の範囲1記載の方法を実施し、凝固が起きた後、溶解の速度を示すパラ メータを評価することを特徴とする試験試料が液体状態から凝血状態へ変化する 傾向を検出する方法。 3.試験試料の成分に曝露されると、試料をそれぞれ凝固または溶解させる凝固 剤および/または溶解剤を多孔質シートに含浸させることを特徴とする請求の範 囲1または2記載の方法。 4.多孔質シートを2つの不透過性表面の間に介挿することを特徴とする請求の 範囲1,2または3記載の方法。 5.評価するパラメータが拡散試料の領域であることを特徴とする請求の範囲1 〜4のいずれか一つの項に記載の方法。 6.領域を光学的手段により評価することを特徴とする請求の範囲5記載の方法 。 7.多孔質シートの両表面に表面電極を設け、電極間のインピーダンス、導電率 を評価することにより凝血または溶解を検出することを特徴とする請求の範囲1 〜4のいずれか一つの項に記載の方法。 8.多孔質シートに複数個の腕を設け、各腕に異なる凝固若しくは溶解剤を含ま せ、試料を中心の試料付着点に付着させて各腕に沿って拡散させることを特徴と する請求の範囲1〜7のいずれか一つの項に記載の方法。 9.試料を一定温度、好ましくはほぼ37℃に維持することを特徴とする請求の 範囲1〜8のいずれか一つの項に記載の方法。 10.試験試料を媒質に与える前に、試料を染色するかまたは染料を多孔質シー トに含浸させることを特徴とする請求の範囲1〜9のいずれか一つの項に記載の 方法。 11.試験試料を、患者の切開部位に直接付着させることにより多孔質シートの 露出表面に付着させることを特徴とする請求の範囲1記載の方法。 12.媒質の外面に第1表面電極を備え、第2表面電極を患者の切開部位から離 間した位置の患者の皮膚に備えることを特徴とする請求の範囲11記載の方法。 13.試験試料が液体状態と凝固状態との間で変化する傾向を検出する装置にお いて、多孔質シート、このシートの一つの表面と接触している不透過性層および シートにおける試料の拡散範囲およびシートにおける試料の拡散割合を示すパラ メーターを評価するのに適する凝固/溶解検出手段を備えたことを特徴とする試 験試料が液体状態と凝固状態との間で変化する傾向を検出する装置。 14.試験試料の成分けに曝露されると、試料をそれぞれ凝固または溶解させる 凝固剤および/または溶解剤を多孔質シートに含浸させたことを特徴とする請求 の範囲13記載の装置。 15.多孔質シートを2つの不透過性層の間に介挿したことを特徴とする請求の 範囲14記載の装置。 16.検出手段が媒質中の試料の拡散領域を評価する光学的手段を有することを 特徴とする請求の範囲13,14または15記載の装置。 17.検出手段が試料の拡散領域および/または試料の拡散割合を評価するのに 適合する電気的感知手段を有することを特徴とする請求の範囲13〜16のいず れか一つの項に記載の装置。 18.電気的感知手段が多孔質シートの両側に設けた表面電極を有することを特 徴とする請求の範囲13〜18のいずれか一つの項に記載の装置。 19.多孔質シートが中心の試料付着点から放射状に存在する複数個の腕を有し 、各腕には異なる凝固または溶解剤が含浸されていることを特徴とする請求の範 囲13〜18のいずれか一つの項に記載の装置。 20.更に、試料を一定温度、好ましくはほぼ37℃に維持するための加熱/冷 却手段を有することを特徴とする請求の範囲13〜19のいずれか一つの項に記 載の装置。
JP6506687A 1992-09-04 1993-09-06 液体の凝固/溶解を検出する方法および装置 Pending JPH08501153A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
AU4503 1992-09-04
AUPL450392 1992-09-04
PCT/AU1993/000459 WO1994006007A1 (en) 1992-09-04 1993-09-06 Apparatus and method for detecting coagulation/lysis of liquids

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08501153A true JPH08501153A (ja) 1996-02-06

Family

ID=3776400

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6506687A Pending JPH08501153A (ja) 1992-09-04 1993-09-06 液体の凝固/溶解を検出する方法および装置

Country Status (5)

Country Link
US (1) US5601995A (ja)
EP (1) EP0738389A1 (ja)
JP (1) JPH08501153A (ja)
CA (1) CA2143842A1 (ja)
WO (1) WO1994006007A1 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004088298A1 (ja) * 2003-03-28 2004-10-14 Fujitsu Limited キャビティ電極構造体並びにそれを用いたセンサー及び蛋白質検出デバイス
JP2007271640A (ja) * 1998-03-19 2007-10-18 Orgenics Biosensors Ltd 血液サンプルの凝固時間を測定するためのキット
JP2016523358A (ja) * 2013-06-10 2016-08-08 エフ.ホフマン−ラ ロシュ アーゲーF. Hoffmann−La Roche Aktiengesellschaft 体液中の分析物を検出するための方法およびシステム
JP2017531810A (ja) * 2015-01-30 2017-10-26 ヒューレット−パッカード デベロップメント カンパニー エル.ピー.Hewlett‐Packard Development Company, L.P. 凝固検知用マイクロ流体チップ

Families Citing this family (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2721714B1 (fr) * 1994-06-23 1996-09-06 Karim Boulhimez Dispositif d'évaluation de l'activité coagulante sanguine d'un échantillon biologique, jetable après usage unique, et procédé de mise en Óoeuvre.
US5787901A (en) * 1997-01-28 1998-08-04 Akzo Nobel N.V. Method for the measurement of blood coagulation properties with absorbent materials
WO1998039643A1 (en) * 1997-03-05 1998-09-11 Diametrics Method and apparatus for measurement of whole blood coagulation parameters
US6046051A (en) * 1997-06-27 2000-04-04 Hemosense, Inc. Method and device for measuring blood coagulation or lysis by viscosity changes
US6004818A (en) * 1997-08-07 1999-12-21 Chrono-Log Corporation Aggregometer with disposable test cell
AUPP159698A0 (en) * 1998-02-02 1998-02-26 Life Therapeutics Limited Improved blood coagulation test
US7021122B1 (en) 1998-03-19 2006-04-04 Orgenics Biosensors Ltd. Device for the determination of blood clotting by capacitance or resistance
US6759009B2 (en) 2001-05-04 2004-07-06 Portascience Incorporated Method and device for clotting time assay
US7291310B2 (en) * 2002-12-17 2007-11-06 The Regents Of The University Of Michigan Microsystem for determining clotting time of blood and low-cost, single-use device for use therein
US7071001B2 (en) 2003-01-10 2006-07-04 Dnk Associates, Inc. System and method for in vitro bleeding time testing
CA2522755A1 (en) * 2003-04-16 2004-11-04 Drexel University Acoustic blood analyzer for assessing blood properties
WO2006065739A2 (en) * 2004-12-14 2006-06-22 Millennium Pharmaceuticals, Inc A device for aggregating, imaging and analyzing thrombi and a method of use
US7364545B2 (en) * 2005-04-20 2008-04-29 Klein Jeffrey A Method of measuring bleeding volume
US7674616B2 (en) * 2006-09-14 2010-03-09 Hemosense, Inc. Device and method for measuring properties of a sample
EP1918718A1 (de) * 2006-10-31 2008-05-07 Roche Diagnostics GmbH Verfahren und Vorrichtungen zur elektrochemischen Bestimmung von Faktor Xa-Inhibitoren in Blutproben
US20080297169A1 (en) * 2007-05-31 2008-12-04 Greenquist Alfred C Particle Fraction Determination of A Sample
US9347931B2 (en) 2009-04-23 2016-05-24 Dublin City University Lateral flow assay device for coagulation monitoring and method thereof
US20110086376A1 (en) * 2009-10-14 2011-04-14 Klein Jeffrey A In-Vivo Platelet Function Test By Online Bleeding Volume Measurement
US8617468B2 (en) 2011-10-18 2013-12-31 Chrono-Log Corporation Platelet aggregation test and device
WO2014183886A1 (en) 2013-05-14 2014-11-20 Struszym, S.L. Test strips for determining coagulation factor activities
WO2015134497A1 (en) 2014-03-03 2015-09-11 University Of Cincinnati Devices and methods for analyzing a blood coagulation property

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CA946283A (en) * 1968-10-02 1974-04-30 Robert C. Bishop Thrombin assay system
CA947655A (en) * 1968-10-02 1974-05-21 Robert C. Bishop Fibrinolytic assay system
US3605010A (en) * 1969-07-14 1971-09-14 Becton Dickinson Co Automatic lysis detection apparatus
US3695842A (en) * 1970-03-12 1972-10-03 Intern Technidyne Corp Method and system for analyzing a liquid
US4797369A (en) * 1985-04-05 1989-01-10 International Technidyne Corp. Method and apparatus for detecting a blood clot
FR2580407B1 (fr) * 1985-04-11 1987-06-26 Vieillard Didier Procede et appareil pour la mesure de la coagulation du plasma sanguin
DE3616496A1 (de) * 1986-05-16 1987-11-19 Boehringer Mannheim Gmbh Analyseelement zur bestimmung von gerinnungsparametern
US5447440A (en) * 1993-10-28 1995-09-05 I-Stat Corporation Apparatus for assaying viscosity changes in fluid samples and method of conducting same
US5418141A (en) * 1994-05-06 1995-05-23 Avocet Medical, Inc. Test articles for performing dry reagent prothrombin time assays

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007271640A (ja) * 1998-03-19 2007-10-18 Orgenics Biosensors Ltd 血液サンプルの凝固時間を測定するためのキット
JP2007304116A (ja) * 1998-03-19 2007-11-22 Orgenics Biosensors Ltd 血液サンプルの凝固時間を測定するためのキット
WO2004088298A1 (ja) * 2003-03-28 2004-10-14 Fujitsu Limited キャビティ電極構造体並びにそれを用いたセンサー及び蛋白質検出デバイス
JP2016523358A (ja) * 2013-06-10 2016-08-08 エフ.ホフマン−ラ ロシュ アーゲーF. Hoffmann−La Roche Aktiengesellschaft 体液中の分析物を検出するための方法およびシステム
JP2017531810A (ja) * 2015-01-30 2017-10-26 ヒューレット−パッカード デベロップメント カンパニー エル.ピー.Hewlett‐Packard Development Company, L.P. 凝固検知用マイクロ流体チップ
US10725019B2 (en) 2015-01-30 2020-07-28 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Microfluidic chip for coagulation sensing

Also Published As

Publication number Publication date
EP0738389A4 (en) 1996-06-21
CA2143842A1 (en) 1994-03-17
US5601995A (en) 1997-02-11
WO1994006007A1 (en) 1994-03-17
EP0738389A1 (en) 1996-10-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH08501153A (ja) 液体の凝固/溶解を検出する方法および装置
JP4343269B2 (ja) 乾燥プロトロンビン時間アッセイ
JP3299789B2 (ja) 全血の分離及び検定の改良型試験具及び方法
CN107110874B (zh) 用于测定流体样品中的凝固的传感器
KR100237946B1 (ko) 유체 샘플의 점도 변화 검측 장치
EP0623213B1 (en) Instrumentation and method for evaluating clot elastic modulus, force development and erythrocyte flexibility during clotting and dissolution
JP6526717B2 (ja) 線維素溶解及び線溶亢進を検出するための方法及び試薬
EP2235542B1 (en) Diagnostic in vitro method for assessing von willebrand disease and increased bleeding risk associated with von willebrand disease and acquired or congenital disorders of platelet function
Mischke et al. Influence of platelet count, acetylsalicylic acid, von Willebrand’s disease, coagulopathies, and haematocrit on results obtained using a platelet function analyser in dogs
Cheng et al. Determination of heparin levels in blood with activated partial thromboplastin time by a piezoelectric quartz crystal sensor
US6759009B2 (en) Method and device for clotting time assay
CN104049089B (zh) 一种检测纤维蛋白原的方法及试剂盒
Seregina et al. The hemostasis system in children with hereditary spherocytosis
Tan et al. Comparison of the kinetic fibrinogen assay with the von Clauss method and the clot recovery method in plasma of patients with conditions affecting fibrinogen coagulability
CN112924701A (zh) 一种血小板聚集功能巴曲酶杯检测试剂及其制备方法
JP2657417B2 (ja) 可溶性橋かけフィブリン重合体のアッセイ
JP2022528364A (ja) 血液サンプル中のフィブリノゲン濃度を測定するための方法及びデバイス
JPS6193958A (ja) エンドトキシンの定量法
AU679934B2 (en) Apparatus and method for detecting coagulation/lysis of liquids
Lin et al. Comparing a piezoelectric quartz crystal with an optical coagulometer in monitoring high-dose heparin therapy by determining whole blood activated partial thromboplastin time and activated clotting time
CN110244066A (zh) 一种干式电化学法凝血酶原时间检测卡及制备方法
JP4470354B2 (ja) 1〜100ulの試料のためのインビボ検査装置
JP2002340890A (ja) タンパク質の測定方法
RU2189590C2 (ru) Способ определения плазминогена
EP1600777A2 (en) A single-tube method and system for platelet function analysis