JPH0850107A - 水槽内汚れ検知装置 - Google Patents

水槽内汚れ検知装置

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JPH0850107A
JPH0850107A JP18605494A JP18605494A JPH0850107A JP H0850107 A JPH0850107 A JP H0850107A JP 18605494 A JP18605494 A JP 18605494A JP 18605494 A JP18605494 A JP 18605494A JP H0850107 A JPH0850107 A JP H0850107A
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JP
Japan
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water tank
water
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alarm
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JP18605494A
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English (en)
Inventor
Sadayoshi Kita
定慶 北
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 飲料水用高架水槽内の水質及び汚れを安価か
つ容易に検知することのできる装置を得ることを目的と
する。 【構成】 水槽内の床面近傍に電位が印加される第1及
び第2の電極1を配置し、この第1及び第2の電極1間
を介して流れる電流を電流電流変換器で所定レベルの電
流に変換し、この電流と設定値とを警報設定器6で比較
する。設定値を越える電流が電極1間に流れると警報装
置が警報を発生し、水槽内の汚れを検知する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば、建屋の屋上
に設置された飲料水用高架水槽内等に収容される水槽内
の汚れを検知する検知装置に関する。
【0002】
【従来の技術】建屋の屋上に設置された飲料水用高架水
槽内の汚れを検知する手段としては、検査員が定期点検
時に目視により点検する、所謂視覚調査が一般的であっ
た。また、水処理プラントにおいて、水質を計測する技
術としては、図5に示すように濁度計を用いた計測手段
が多用されている。
【0003】図5は浸積形濁度計を用いた従来の水質計
測装置を示すブロック図であり、21は内部に水などの
液体を収容した水槽(タンク)、4はこの水槽21の液
体内に浸積された濁度検出器、5はこの濁度検出器4の
検出する濁度に応じた電流値を計装制御処理に適した計
装電流信号に変換する濁度電流変換器、6はこの濁度電
流変換器5から出力される電流と予め定められた設定値
とを比較し、その比較結果により、水槽21内に収容さ
れた液体の濁度を判定する警報設定器である。
【0004】次に動作について説明する。濁度検出器4
は、試料水に光を投下する光源と、この光源から試料水
を透過して得られる透過光と不純物により散乱した散乱
光をそれぞれ計測する透過光フォトセルと散乱光フォト
セルとを有する。そして透過光フォトセルと散乱光フォ
トセルとから得られる透過光量と散乱光量との比(散乱
光/透過光)をとることにより濁度を計測するものであ
る。水槽21内の液体に浸積された濁度検出器4は、上
記の原理に基づき濁度を計測する。濁度検出器4の出力
する濁度に応じた電流は、濁度電流変換器5により適当
な電流レベルに電流−電流変換された後、警報設定器6
に入力される。警報設定器6は濁度電流変換器から入力
される電流と予め設定された設定値とを比較し、設定さ
れた濁度を越えて水質が低下すると外部に警報を発生す
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の装置は、上述の
ように構成されているので、水質は計測できても水槽内
の汚れの検出をすることができなかった。
【0006】この発明は、上記のような問題点を解消す
るためになされたもので、水槽内の汚れを検出できる装
置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
る水槽内汚れ検知装置は、所定の電位が印加される第1
及び第2の電極を水槽内の床面近傍に配置し、第1及び
第2の電極を介して流れる電流と予め定めた設定値とを
比較する比較器を設けたものである。
【0008】この発明の請求項2に係る水槽内汚れ検知
装置は、相互間に流れる電流の有無により水位を検出す
る第1及び第2の水位検出器を水槽内の床面近傍に配置
し、第1及び第2の水位検出器を介して流れる電流と予
め定めた設定値とを比較する比較器を設けたものであ
る。
【0009】この発明の請求項3に係る水槽内汚れ検知
装置は、水槽の隔壁の一部に形成した透明窓を介して発
光器と受光素子とを対向配置し、この受光素子の出力と
予め定めた設定値とを比較する比較器を設けたものであ
る。
【0010】この発明の請求項4に係る水槽内汚れ検知
装置は、水槽と連通した水深表示用透明窓を介して受光
器と受光素子とを対向配置し、この受光素子の出力と予
め定めた設定値とを比較する比較器を設けたものであ
る。
【0011】この発明の請求項5に係る水槽内汚れ検知
装置は、水槽を飲料水用高架水槽としたものである。
【0012】
【作用】この発明の請求項1における水槽内汚れ検知装
置は、第1及び第2の電極を介して流れる電流と設定値
との比較結果に基づいて水槽内汚れを警報する。
【0013】この発明の請求項2における水槽内汚れ検
知装置は、第1及び第2の水位検出器を介して流れる電
流と設定値との比較結果に基づいて水槽内汚れを警報す
る。
【0014】この発明の請求項3における水槽内汚れ検
知装置は、透明窓を介して発光器と対向配置した受光素
子の出力と設定値との比較結果に基づいて水槽内汚れを
警報する。
【0015】この発明の請求項4における水槽内汚れ検
知装置は、水深表示用透明窓を介して発光器と対向配置
した受光素子の出力と設定値との比較結果に基づいて水
槽内汚れを警報する。
【0016】この発明の請求項5における水槽内汚れ検
知装置は、飲料水用高架水槽内の汚れを警報する。
【0017】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の実施例1を図1について説
明する。図1はこの発明の実施例1を示す水槽内汚れ検
知装置のブロック図である。図において、21は飲料水
用高架水槽等の水槽、1は水槽21内に収容された液体
に浸積され、相互間に電位が印加される電極、2はこの
電極1間を流れる電流を検出し、計装制御処理に適した
計装電流信号に変換する電流電流変換器、6はこの電流
電流変換器2の出力と予め設定された設定値とを比較
し、その比較結果を出力する警報設定器、3はこの警報
設定器6の出力により警報を発生する警報装置である。
【0018】次に動作について説明する。所定の電位が
印加された電極1間には水槽21内の液体の水質に応じ
た電流が流れる。この電流は電流電流変換器2により検
出され、所定の計装電流信号(DC4〜20mA)に変
換された後、警報設定器6に入力される。警報設定器6
では、入力された電流と内部設定値とを比較して、入力
された電流値が設定値を越えるとき、警報装置3に出力
する。警報装置3は警報設定器6の出力に応動してブザ
ーまたはベル等の報知手段により警報を発生する。
【0019】この実施例1は、電極21間に流れる電
流、(通常AC0.3mA〜1.0mA)を計測するこ
とにより、水質の良否を判定するものである。即ち、水
質がよければ電極1間電流(浄水ではAC0.3mA以
下)は小さく、水質が悪くなければ電流値が上昇して行
く。したがって、警報を発すべき水質に応じた電流値を
警報設定器6に設定しておくことにより、管理者に異常
が発生したことを報知することができる。なお、電極1
の取り付け位置は、水槽21内の汚れを検出しやすくす
るため、水槽21床面近傍の常時水中に浸積される箇所
に取り付けるものとするのがよい。
【0020】実施例2.図2はこの発明の実施例2を示
す水槽内汚れ検知装置のブロック図である。図におい
て、1は水槽21内の水位を検出するための電極、10
は電極1間に流れる電流の有無により水位を報知するた
めの電極通電検知リレーである。この実施例2は電極1
を水位検出器と兼用するものであり、測定原理は、実施
例1と同じである。また、電極1としての水位検出器は
水槽21床面近傍に設置された水位低下検出用の水位検
出器であり、通常時は、電流を検出しているものであ
る。
【0021】実施例3.図3はこの発明の実施例3を示
す水槽内汚れ検知装置のブロック図である。図におい
て、22は水槽1の壁面に形成した透明窓、7は発光
器、8は受光素子としての照度器であり、上記透明窓2
2を介して発光器7と対向配置されている。9は発光器
7に発光のための電流を供給するとともに、照度器8の
発生する照度に応じた電流を所定の計装電流信号に変換
する照度電流変換器、6は警報設定器、3は警報装置で
ある。発光器7の発生する光は透明窓22を通して照度
器8に至るが、水槽1の汚れにより光の透過度が低下す
る。照度器8の検出する照度は水槽1の汚れに応じてた
値となるので、照度に応じた電流を発生する照度器8の
電流を照度電流変換器9に導入し、計装電流信号に変換
することにより、実施例1及び2と同様に水槽21内の
汚れを検知できる。なお、透明窓22は水槽21の汚れ
を検出しやすくするため、水槽21床面近傍とするのが
よい。
【0022】実施例4.なお、上記実施例3では水槽2
1の壁面に透明窓22を形成したが、水槽21と連通す
る水深表示用透明管23を利用し、該水深表示用透明管
23を介して発光器7及び照度器8を対向配置させても
よい。
【0023】
【発明の効果】以上述べたように、この発明の請求項1
に係る水槽内汚れ検知装置は、所定の電位が印加される
第1及び第2の電極を水槽内の床面近傍に配置し、第1
及び第2の電極を介して流れる電流と予め定めた設定値
とを比較して水槽内の汚れを検知するものとしたので、
安価な装置で水質及び水槽内の汚れを検知できる効果が
ある。
【0024】また、この発明の請求項2に係る水槽内汚
れ検知装置は、相互間に流れる電流の有無により水位を
検出する第1及び第2の水位検出器を水槽内の床面近傍
に配置し、第1及び第2の水位検出器を介して流れる電
流と予め定めた設定値とを比較して水槽内の汚れを検知
するものとしたので、安価な装置で水質及び水槽内の汚
れを検知できる効果がある。
【0025】この発明の請求項3に係る水槽内汚れ検知
装置は、水槽の隔壁の一部に形成した透明窓を介して発
光器と受光素子とを対向配置し、この受光素子の出力と
予め定めた設定値とを比較するものとしたので、比較結
果により水槽内の汚れを容易に検知することができる効
果がある。
【0026】この発明の請求項4に係る水槽内汚れ検知
装置は、水槽と連通した水深表示用透明窓を介して発光
器と受光素子とを対向配置し、この受光素子の出力と予
め定めた設定値とを比較するものとしたので、比較結果
により水槽内の汚れを容易に検知することができる効果
がある。
【0027】この発明の請求項5に係る水槽内汚れ検知
装置は、水槽を飲料水用高架水槽としたので、従来人手
による点検を自動的に監視検知できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例1を示す水槽内汚れ検知装
置のブロック図である。
【図2】 この発明の実施例2を示す水槽内汚れ検知装
置のブロック図である。
【図3】 この発明の実施例3を示す水槽内汚れ検知装
置のブロック図である。
【図4】 この発明の実施例4を示す水槽内汚れ検知装
置のブロック図である。
【図5】 従来の水質計測装置を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
1 電極、2 電流電流変換器、3 警報装置、6 警
報設定器、21 水槽。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体を収容する水槽内の床面近傍に配置
    され、所定の電位が印加される第1及び第2の電極、こ
    の第1及び第2の電極間を介して流れる電流を検出する
    検出器、この検出器の検出する電流値と予め定めた設定
    値とを比較する比較器、この比較器の比較結果に応じて
    警報を発生する警報装置を備えたことを特徴とする水槽
    内汚れ検知装置。
  2. 【請求項2】 液体を収容する水槽内の床面近傍に配置
    され、相互間に流れる電流の有無により水槽内の水位を
    検出する第1及び第2の水位検出器、この第1及び第2
    の水位検出器間を介して流れる電流を検出する検出器、
    この検出器の検出する電流値と予め定めた設定値とを比
    較する比較器、この比較器の比較結果に応じて警報を発
    生する警報装置を備えたことを特徴とする水槽内汚れ検
    知装置。
  3. 【請求項3】 液体を収容する水槽の隔壁の一部に形成
    され、外部から水槽内液体が臨める透明窓、この透明窓
    を介して対向配置された発光器及び該発光器の発する光
    を受光し、応じた電流を出力する受光素子、この受光素
    子の出力する電流値と予め定めた設定値とを比較する比
    較器、この比較器の比較結果に応じて警報を発生する警
    報装置を備えたことを特徴とする水槽内汚れ検知装置。
  4. 【請求項4】 液体を収容する水槽と連通した水深表示
    用透明窓、この水深表示用透明窓を介して対向配置され
    た発光器及び該発光器の発する光を受光し、応じた電流
    を出力する受光素子、この受光素子の出力する電流値と
    予め定めた設定値とを比較する比較器、この比較器の比
    較結果に応じて警報を発生する警報装置を備えたことを
    特徴とする水槽内汚れ検知装置。
  5. 【請求項5】 水槽が建屋の屋上に設置された飲料水用
    高架水槽であることを特徴とする請求項1〜4のいずれ
    かに記載された水槽内汚れ検知装置。
JP18605494A 1994-08-08 1994-08-08 水槽内汚れ検知装置 Pending JPH0850107A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2820206A1 (fr) * 2001-01-31 2002-08-02 Electricite De France Procede de detection de l'entartrage de la cuve d'un chauffe-eau
JP2012103183A (ja) * 2010-11-12 2012-05-31 Hitachi High-Technologies Corp 分析装置

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