JPH08501062A - 非特異的な細胞の免疫刺激方法 - Google Patents

非特異的な細胞の免疫刺激方法

Info

Publication number
JPH08501062A
JPH08501062A JP5520248A JP52024893A JPH08501062A JP H08501062 A JPH08501062 A JP H08501062A JP 5520248 A JP5520248 A JP 5520248A JP 52024893 A JP52024893 A JP 52024893A JP H08501062 A JPH08501062 A JP H08501062A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
phagocytic
patient
macrophages
micromolecule
micromolecules
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Ceased
Application number
JP5520248A
Other languages
English (en)
Inventor
ジー. グリスティーナ,アンソニー
エヌ. ミュルヴィク,クェンティン
Original Assignee
ジー. グリスティーナ,アンソニー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ジー. グリスティーナ,アンソニー filed Critical ジー. グリスティーナ,アンソニー
Publication of JPH08501062A publication Critical patent/JPH08501062A/ja
Ceased legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K31/00Medicinal preparations containing organic active ingredients
    • A61K31/74Synthetic polymeric materials
    • A61K31/745Polymers of hydrocarbons
    • A61K31/75Polymers of hydrocarbons of ethene
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K31/00Medicinal preparations containing organic active ingredients
    • A61K31/74Synthetic polymeric materials
    • A61K31/745Polymers of hydrocarbons
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K35/00Medicinal preparations containing materials or reaction products thereof with undetermined constitution
    • A61K35/66Microorganisms or materials therefrom
    • A61K35/74Bacteria
    • A61K35/741Probiotics
    • A61K35/744Lactic acid bacteria, e.g. enterococci, pediococci, lactococci, streptococci or leuconostocs
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K9/00Medicinal preparations characterised by special physical form
    • A61K9/0012Galenical forms characterised by the site of application
    • A61K9/0019Injectable compositions; Intramuscular, intravenous, arterial, subcutaneous administration; Compositions to be administered through the skin in an invasive manner
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P31/00Antiinfectives, i.e. antibiotics, antiseptics, chemotherapeutics
    • A61P31/04Antibacterial agents
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P31/00Antiinfectives, i.e. antibiotics, antiseptics, chemotherapeutics
    • A61P31/12Antivirals
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P35/00Antineoplastic agents
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P37/00Drugs for immunological or allergic disorders
    • A61P37/02Immunomodulators
    • A61P37/04Immunostimulants
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S436/00Chemistry: analytical and immunological testing
    • Y10S436/822Identified hapten

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Microbiology (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Mycology (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Communicable Diseases (AREA)
  • Oncology (AREA)
  • Dermatology (AREA)
  • Virology (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Medicinal Preparation (AREA)
  • Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 殺菌性を高めるための非特異的で主な防禦細胞(大食細胞)の増加技術は、酸化応答及び殺菌性を高めるべく大食細胞を刺激するために、食作用があり生物学的に適合した微分子を利用する。この方法は、アスベスト又は煙又はたばこの微粒子のような有毒又は炎症性の微分子を必要としない。この微分子は生物分解性を有していることが好ましい。刺激は即座に生じる。患者は刺激された大食細胞の利益を1〜4日間受ける。実験では、100倍以上の酸化応答の増加が立証された。100倍の、迅速な、短い期間の酸化応答及び殺菌性の増強を生み出すという、この生体内における食作用微分子は、脊椎動物又は人間のために以前に述べられたことはない。増強された酸化応答及び死滅能力は非免疫特異性(一つの有機体でないことや一つのワクチンでないことを意味する)であり、バクテリア及びウィルスの両方同時に広く適用できる。その効果により、月間隔で繰り返し使用したとき、非組織有毒残留性の効果及び能力を7日間示すことが立証された。食作用微分子により生体内で生成された気管支肺胞洗浄液から分離された大食細胞刺激因子を含む合成物は、同じ非特異的な大食細胞の免疫増加を与えることができる。食作用微分子又は大食細胞刺激因子を含む合成物での治療は、外傷、外科手術、流行病、生物学的交戦及び他の接触感染を見越して、又はこれらの危険を予防するために有用である。

Description

【発明の詳細な説明】 非特異的な細胞の免疫刺激方法 定義 1.食細胞−バクテリアやその他外界からの微分子を食作用により包み込む細胞 。 2.大食細胞(マクロファージ)−食作用機能を示す網内系組織から得られる細 胞。大食細胞は食細胞である。 3.活性化−細胞を休息状態から生物学的機能を活動的に発揮する状態に変える こと。例えば、大食細胞又は食細胞は、異物に遭遇したときに活性化される。異 物に遭遇すると、大食細胞はその物を死滅させたりあるいは他の方法で壊すため に酸化化学物質のレスピラトリーバーストを放つ。 4.顕在化−細胞から応答を引き出すこと。例えば、レスピラトリーバーストの 活性を顕在化させるために外界からの異物が大食細胞に与えても良い。 5.刺激−細胞をある状態から他の状態に転化することであり、これによって、 その刺激された状態は、細胞が刺激されていないときよりも生物学物質に対して より活性となる。本発明においては、大食細胞の活性化や応答の顕在化に対立す るものとしての大食細胞の刺激の相違は極めて重要である。 6.サイトカイン−感染に対する応答において動物によってつくられる物質の群 。サイトカインは、その機能においてホルモンと似ており、これによりそれらは ある細胞内につくられ、他の細胞における応答を活発にする。サイトカインは、 インターフェロン、インタールーキン及び腫瘍の壊死因子などの物質を含む。 発明の背景 発明の分野 本発明は、一般に死滅潜在能力を高めるための大食細胞の刺激に関する。さら に詳しくは、本発明は、刺激因子投与後のある日数で死滅活性が高まるべく、患 者の大食細胞を刺激するように、患者に刺激因子を投与することを含む。 従来技術の開示 現在、肺胞大食細胞などのような食細胞が細菌感染をコントロールするのに重 要な役割を果たすことは良く知られている。ベイバー ニューイング.ジェイ. メド.,298:659−68 1978年(Baboir,New Eng. J.Med.,298:659−68(1978))には、バクテリア細胞が侵 襲するなど外界からの物質に遭遇すると、食細胞はレスピラトリーバーストを生 じせしめて、そこに超酸化陰イオン(O2 -)、一重項酸素(O2)及び過酸化水素 水(H22)などの高酸化種が生成されることが説明されている。レスピラトリ ーバーストの目的は、侵襲する微生物その他の外界からの物質を崩壊するために 食細胞により用いられ得る一群の酸化剤を提供することにある。多くの薬品は、 粒状あるいは可溶の何れも、レスピラトリーバーストを活性化させることができ る。粒状の活性剤は、オプソニンを作用させるバクテリア、チモザン(イースト 細胞壁の製剤)、及びラテックス球体を含む。可溶の活性剤の中には、複合プラ ント生成物であるホルボールミリスチン酸塩アセテート、あらゆる種類のイオン 透過担体、補体C5a、及びフッ化物イオンがある。活性化は食細胞を必要とす るのではなく、むしろ、レスピラトリーバーストの発生を目的として食細胞を活 性化させるためには、外界からの興奮剤と食細胞の表面との単なる接触で十分で あろう。食細胞の酸素による細胞毒性のメカニズムは、クレバノフ アドバ.ホ ストデフ.メク., (vol.1,編集者ジェイ.ガリン及びエイ.ファウシ ,レイベンプレス,ニューヨーク1982年111−163頁))(Kleba noff,Adv.Host Def.Mech.,(Vol.1,eds.J .Gallin and A.Fauci,Raven Press,New York 1982 pp.111−163))で詳細に議論されている。 また、ベイバーは、レスピラトリーバーストの活性化は、食細胞の活性化に付 随する光放射の化学ルミネッセンス現象を監視することにより検出できることを 説明している。光放射は、食細胞により生成された酸化種から生じる。例えば、 一重項酸素は酸素が電気的に興奮した状態であり、大気酸素に自発的に戻ること ができ、またこの復帰は光パルスを伴う。しかしながら、現在一般的には、超酸 化陰イオンが化学ルミネッセンス応答の原因であると信じられている。 大食細胞の活性化を研究するために多くの調査グループが化学ルミネッセンス を用いている。例えば、ドナルドソンたち ビーアール.ジェイ.イーエックス ピー.パス.,65:81−90 1984年(Donaldoson eta l.,Br.J.exp.Path.,65:81−90(1984))は、温 石綿アスベスト及びコーニエバクテリウムパーバム(Cornyebacter ium parvum)で処理された大食細胞が、塩水で処理された大食細胞よ りも大きなレベルの反応性酸化種を顕在化させることを示すために、化学ルミネ ッセンス測定を用いた。さらにドナルドソンは、温石綿アスベスト又はコーニエ バクテリウムパーバムを注射した5日後のCF1マウスから採収された腹膜の滲 出物が、化学ルミネッセンス測定において約2〜3倍の増加を有していたことを 示した。ドナルドソンたちは、アスベストで活性化された大食細胞は、多くの吸 入された微分子(例えば、バクテリア、イースト、花粉及びアスベスト自体)に よって誘発され活性酸素種の量を増加させるために刺激されること、及び肺胞域 におけるこれらの活性酸素種の過多は上皮のダメージやひいては線維症を引き起 こすことを示唆している。化学ルミネッセンスの応答測定が用いられた他の例に は、チダたちのインフェクト.イムノ.,55:1476−1483 1987 年(Chida et al.,Infect.Immun.,55:1476 −1483(1987))が含まれており、これは、子ウサギと大人ウサギとに 熱殺菌されたウシ結核菌のカルメットゲランかん菌(BCG)株をワクチン注射 した研究を報告しており、子ウサギの肺胞大食細胞(AM)は、BCGをワクチ ン注射された年上のウサギの肺胞大食細胞に比べ、化学ルミネッセンス応答を誘 発するホルボールミリスチン酸塩アセテート(PMA)に対して乏しい応答体で あり、肺感染に対する感染性の増加原因となるであろう新生児や子どもの動物の 肺胞大食細胞の不足をこのように示している。化学ルミネッセンスの応答測定が 用いられた他の例には、ハヤカワたちのジェイ.ルーク.バイオル.,45:2 31−238 1989年(Hayakawa et al.,J.Leuk. Biol.,45:231−238(1989))が含まれており、これには、 ウサギにワクチン注射したBCGからの肺胞大食細胞(静脈注射してから3週間 後)が、これを生体外で種々のしよう液製剤とともに培養したとき、化学ルミネ ッセンス(CL)応答に有意な変化が生じることを示すために化学ルミネッセン ス分析が用いられた研究が報告されている。化学ルミネッセンスの応答測定が用 いられた他の例には、ミアビックたちのジェイ.インベスト.サーグ.,2:3 81−389 1989年(Myrvik et al.,J.Invest. Surg.,2:381−389(1989))が含まれており、これは、表皮 ブドウ球菌からの細胞外のスライムが、PMAに誘発されたウサギの肺胞大食細 胞の化学ルミネッセンス応答に影響することが見出された研究を報告している。 化学ルミネッセンスの応答測定が用いられた他の例には、ウメハラたちのセル. イムノ.,119:67−72 1989年(Umehara et al., Cell.Immun.,119:67−72(1989))が含まれており、 これは、Lフコースがウサギの肺胞大食細胞を刺激する移動抑制因子(MIF) /大食細胞活性因子(MAF)を抑止する(PMAに誘発された酸化応答が用い られた)ことを示すために、化学ルミネッセンス応答が用いられた研究を報告し ている。化学ルミネッセンスの応答測定が用いられた他の例には、ギリダーたち のジェイ.ルーク.バイオル.,49:442−448 1991年(Giri dhar et al.,J.Leuk.Biol.,49:442−448( 1991))が含まれており、これは、ヘルペスの単一ウィルスタイプ2の感染 によるウサギの肺胞大食細胞の刺激を示すために化学ルミネッセンス応答が用い られた研究を報告している。 感染からの防御を提供できる材料を見つけるために多くの努力がされてきた。 ラームたちの米国特許第4,707,471号及び第4,795,745号には 、水溶性のアミノ化されたβ−1,3−D−グルカンによる予防治療は、動物が 悪性の肺炎双球菌から保護されるように大食細胞の活性を刺激できることが開示 されている。メッサーの米国特許第5,045,320号には、種々の異なる配 位子(リガンド)を付加した固体サポートによる免疫化はTセルの間接的な応答 を顕在化させ増加させ得ることが開示されている。ウイリアムズたちの米国特許 第4,900,722号には、感染の治療に用いられる一組のリン酸化されたグ ルカンが開示されている。コンロンたちの米国特許第5,078,996号には 、大食細胞の殺種瘍性活性を活性化させるために顆粒球の刺激因子を用いたこと が 開示されている。米国特許第3,119,741号には、非特異的な免疫学的薬 剤として有用なアシル化されたバクテリアのリポ多糖類が開示されている。 多種類のバクテリア感染及びウィルス感染に対する防御を提供する短期で非特 異的な治療が望まれている。そのような治療は、手術や生物学的交戦、自然災害 などのような感染に到る結果を見越して理想的に用いられるであろう。大食細胞 の酸化死滅能力の調整を高めることは、そのような結論に対して有益であろうが 、そのような刺激の継続時間は、細胞及び複合蛋白質のダメージ、線維症、及び その他慢性の活性酸素種の生成物から生じる害をさけるために制限されることが 好ましい。 発明の概要 したがって、本発明の目的は、非特異的な細胞を免疫刺激する免疫調整技術を 提供することにある。 また、本発明の他の目的は、短期間大食細胞を刺激する食作用微粒子を用いる ことにより短い継続時間で大食細胞を高調整する方法を提供することにある。 さらに本発明の他の目的は、死滅潜在能力を高めるために大食細胞の刺激に用 いて好ましい合成物を提供することにある。 本発明によれば、高活性が必要とされる数日前に食作用微分子を患者に注射す ることにより、酸化応答を著しく高めるために大食細胞を刺激することが可能と なる。実験では、刺激された大食細胞は、正常な刺激されない大食細胞に比べ1 00倍の活性能力となることを示している。しかしながら、この刺激は、短い継 続時間であり、しかもこの治療過程が、高活性酸素の生成物による危険を生体内 で長期間停止させないように、1週間後には正常な状態まで徐々に消失して行く 。 実験では、チモザン、ラテックス微分子又は熱殺菌されたBCGのような食作 用(1〜5μm)微分子の製剤が大人のウサギに静脈注射された。その製剤は、 ホルボールミリスチン酸塩アセテート(PMA)又はオプソニンが作用されたチ モザン(Op−zym)の顕在化化学ルミネッセンスを著しく高めるために、肺 胞大食細胞を1〜4日で即座に刺激した。ウサギに注射された微分子から得られ る肺胞大食細胞は、その化学ルミネッセンス応答が正常なウサギから得られる肺 胞大食細胞に比べて100倍以上の高いレベルを示した。特に、定住性のウサギ から得られる肺胞大食細胞は、PMAで試したとき正常なもので約3,000c pm生じるのに対して、肺胞大食細胞の採収の3日前に20mgのチモザンを静 脈注射したウサギから得られる肺胞大食細胞は、PMAで試したときに900, 000cpm以上生じた。対照的に、微分子は、化学ルミネッセンス応答を高め るために、生体外で正常な肺胞大食細胞を刺激しなかった。しかも、肺胞大食細 胞は、生体内で非食作用(直径〜25μm)微分子により刺激され得なかった。 刺激の効果は、短い継続時間であり、微分子の製剤を注射してから5〜7日で減 衰した。また、正常なウサギから得られる肺胞大食細胞は、化学ルミネッセンス 応答を高めるために、肺洗浄液に大食細胞の刺激因子の現れを示す微分子で刺激 されたウサギから得られた肺洗浄液で、3〜18時間肺胞大食細胞を培養するこ とにより、生体外で刺激されうることも認められた。 図面の簡単な説明 既述した目的及び他の目的、観点、及び利点は、図面を参照して以下に示され る本発明の好適な実施例の詳細な説明により、より理解される。 図1は、PMAで顕在化された化学ルミネッセンス応答を高めるために、肺胞 大食細胞を採収する1,2,又は3日前にチモザンが注射されたウサギから採収 されたBALで正常なウサギの肺胞大食細胞を生体外で刺激したことを示すグラ フであり、 図2は、ラテックスで顕在化された化学ルミネッセンス応答を高めるために、 ウサギに注射されたチモザンから採収される種々の濃度のBALで正常なウサギ の肺胞大食細胞を生体外で刺激したことを示すグラフである。 本発明の好適な実施例の詳細な説明 食作用微分子が、大食細胞を短い継続時間で高調整するのに有効であることを 立証する多くの実験が行われた。1.材料と方法 試薬 組織培養試薬はカーティンマセゾンサイアンティフィックカンパニーインコー ポレイテッド(メリーランド州コロンビア)から購入された。ポリスチレン及び PMMAラテックス微分子は、ポリサイアンシーズインコーポレイテッド(ペン シルバニア州ウェリントン)から購入された。他の化学品は、別な方法で特定し ない限り、シグマケミカルカンパニー(ミズーリ州セントルイス)から購入され た。 動物 生後4〜5か月のニュージーランドの白SPFウサギの雄及び雌がハズレント ンリサーチプロダクトインコーポレイテッド(ペンシルバニア州デンバー)から 購入された。この動物たちは、使用に供する前に新環境に慣らすために我々の施 設で3〜4日間飼育された。 大食細胞の収集 ウサギたちはペントバルビタール(75〜85mg/kg)を静脈に与えられ ることにより犠牲になり、又はウサギたちは塩酸ケタミン/ロンポン(romp on)(40mg/kg及び5〜10mg/kg筋内)で麻酔をかけられ、次い で麻酔をかけられた状態で全血を採られるかあるいは空気塞栓された。肺胞大食 細胞は、ここに関連文献として組み込まれるミリックたち ジェイ.イムノール .86:128−132 1961年(Myrik et al.,J.Imm unol.86:128−132(1961))に開示された冷食塩水200m lを用いた肺洗浄技術によって採収された。採収された細胞は、遠心分離(20 0xg,10分)により、ペニシリン(100U/ml)、ストレプトマイシン (100μg/ml)、及びLグルタミン(2mM)を含むがフェノールレッド 及びしょう液は含まないRPMI1640媒体(pH7.2)内で3Xに洗浄さ れた。この細胞は、同じ媒体内で3×107セル/mlの細胞密度を得るために 再懸濁された。 細胞生存力 肺胞大食細胞の生存力は、トリパンブルー(0.25%)の除外染色により決 定された。 ウサギ肺胞大食細胞の生体内における刺激のためのプロトコール 生体内で肺胞大食細胞を刺激するために、大人のウサギに、4mlの食塩水に 懸濁されたウシ結核菌の熱殺菌されたBCG株10mg又は2mlの食塩水に懸 濁されたチモザン20mlが注射された。肺胞大食細胞は、注射してから1〜7 日後に採収された。 化学ルミネッンス分析 化学ルミネッンス応答は、ここに関連文献として組み込まれるギリダーたちジ ェイ.ルーク.バイオル.49:442−448 1991年(Girdhar et al.,J.Leuk.Boil.49:442−448(1991) )に以前開示された手順で分析された。この分析は、暗順応の3.5mlポリプ ロピレンの閃光水薬瓶を用いた散光により行われた。37℃のハンク調整食塩溶 液(HBSS)(pH7.2)、0.1mlの細胞懸濁液(3×106細胞)、 及び30μl,0.5μg/ml、ラテックス(7.5μl,250μg/ml )、ポリビードポリスチレンミクロスフェア、直径1.03μmの2.5%固体 ラテックス、又はオプソニンが作用されたチモザン(Op−zym)、(30μ l;100μg/ml)により構成されたタイプの分析混合液が、化学ルミネッ ンス応答を顕在化させるために加えられた。毎分当たりのカウント(cpm)は 、ベックマンLS100C閃光カウンターを用いた閃光分光測定法により記録さ れた。 気管支肺胞の洗浄液(BAL)の収集 気管支肺胞の洗浄液は、微分子に刺激されたウサギだけでなく対照のウサギか らも収集された。ウサギから採取された肺は、100mlの冷食塩水を用いて洗 浄され、この液体は、細胞と細胞の屑を取り除くために300xgで10分間遠 心分離された。表面に浮かんだ液体は、60000xgで4℃、2時間遠心分離 され、表面に浮かんだ液体が0.45μmの孔サイズで濾過され、推定されてい る大食細胞の刺激因子(MPF)を含む粗製気管支肺胞の洗浄液として用いられ た。 生体外における気管支肺胞洗浄液を用いた正常ウサギの肺胞大食細胞の刺激 正常なウサギから新鮮に採収された肺胞大食細胞は、刺激された動物からの種 々の濃度(10〜100%)の気管支肺胞洗浄液を用いて、3〜18時間、細胞 密度が1×106/mlのRPMI1640媒体でテフロンフラスコ内で培養さ れた。培養後、細胞はRPMI1640媒体で2Xに洗浄され、顕在化薬として PMA又はOP−zymを用いて化学ルミネッンス応答の分析が行われた。正常 な動物からの気管支肺胞洗浄液により、又はこれなしで培養された肺胞大食細胞 は対照に供された。2.実験 酸化応答を高めるための、チモザン投与後の生体内における大人ウサギの肺胞大 食細胞の刺激 大人のウサギに、2ml食塩水に含まれたチモザン微分子20mgが静脈注射 された。投与された次の日に、動物たちは犠牲にされ、肺胞大食細胞が採収され 、PMA又はOp−zymのいずれかが、採収された肺胞大食細胞からの化学ル ミネッンスを顕在化させるために用いられた。表1は試験日における2種類の顕 在化薬の測定値cpm*10-4±SEMを表している。 表1は、微分子の注射により生じた極めてドラマチックな短期間の刺激効果を示 している。注射後即座にCPM値が増加すると同時に、採収3日前に微分子が投 与されたとき、異常に高いレベルのPMAの又はOpの顕在化された酸化応答が 観察された。チモザンが投与された3日後に採収された肺胞大食細胞は、900 , 000以上のPMA顕在化CPMを生じ、Op−zymの顕在化CPMは1,0 00,000以上となった。さらに、正常な肺胞大食細胞では500CPM以下 であったものが、刺激された肺胞大食細胞では約2,000CPMへ休息値が増 加することも観察された(休息値とは、顕在化薬が提供されていないときのCP M値を言う)。4日目から7日目に観察された酸化応答の減衰は、大食細胞の刺 激を誘発すると認められる微分子が極めて短い継続時間であることを立証してい る。 気管内の微小滴注入(例えば噴霧器など)のような投与の代替え方法でも、類 似した結果となった。大人のウサギたちには、肺胞大食細胞の採収4日前に、2 mlの食塩水に含まれた20mgのチモザンが気管内に注射された。対照のウサ ギたちには、2mlの食塩水が与えられた。採収された肺胞大食細胞は、顕在化 薬としてPMA又はOp−zymを用いて化学ルミネッンス応答の分析が行われ た。表2には、チモザンが静脈注射されたウサギたちから得られた肺胞大食細胞 の増強酸化応答を示すデータが表されている(このデータは3つの別の実験を表 している)。 表2は、肺胞大食細胞の採収4日前に2mlの食塩水に含まれた20mgのチモ ザンを静脈注射されたウサギたちからの肺胞大食細胞は、1,000,000C PM以上のOp−zym顕在化化学ルミネッンス応答を生じることを示している 。 チモザンが注射された動物からの洗浄液の細胞分析と、肺胞大食細胞が刺激応答 を含むことの証明 大人のウサギたちには、2mlの食塩水に含まれた20mgのチモザンが注射 された。このウサギたちのグループは犠牲にされ、その細胞(肺胞大食細胞)が チモザンの注射後1,2,3,又は4日後に洗浄によって採収された。細胞の生 存力はトリパンブルー(0.25%)の除外染色テストにより決定され、特異な 細胞の数は、ライト−ジームザ(Wright−Giemsa)溶液を用いて細 胞遠心機のスライド製剤の変色を評価することにより決定された。表3は、正常 な及びチモザンが注射された大人のウサギからの肺胞大食細胞(AM)の特異な 数、リンパ球(Lym)、及び多形核白血球(PMN)を表している(結果は± SEM(n=4))。 表3は、中性好性白血球が1日目に合計25%、2日目に16%、3日目に6% 、4日目に2%の回復を有することを示している。Op−zym又はPMAの増 強化学ルミネッンス応答におけるチモザンが注射されたウサギからの肺胞大食細 胞は、対照のウサギ(表1)からの肺胞大食細胞に比べて、約20〜200倍の 増加を示すという事実、及び肺胞大食細胞の個体群が85%であってPMNの個 体群が採収された細胞のわずか約6%である3日目に、生体内における刺激効果 が最も大きくなるという事実から、肺胞大食細胞は、酸化バーストの発生を有す る支配的な細胞個体群であるということを、そのデータは立証している。 チモザン、熱殺菌されたBCG、又はラテックス微分子を静脈注射した後におけ る大人のウサギからの肺胞大食細胞の生体内における刺激の比較 大食細胞を刺激する他の微分子の効果の比較を研究するために、大人のウサギ に、2mlの食塩水に含まれる20mgのラテックス、2mlの食塩水に含まれ る20mgのチモザン、4mlの食塩水に含まれる10mgの熱殺菌されたBC G(HK−BCG)を、肺胞大食細胞の採収2日前に静脈注射した。酸化応答は PMA(0.5μg/ml)、ラテックス(100μg/ml)又はオプソニン が作用されたチモザン(100μg/ml)によって顕在化された。表4は、P MA、ラテックス及びOp−zymにより顕在化される酸化応答を高めるために 、チモザン、熱殺菌されたBCG、及びラテックスにより大人のウサギの肺胞大 食細胞を生体内で刺激したことを示すデータを表している。 表4は、熱殺菌されたBCG及びラテックスの微分子もまた、化学ルミネッンス 応答を著しく増強させるために、生体内における正常なウサギの肺胞大食細胞の 刺激に高い効果があることを示している。他の微分子についての予備的な結果も 類似していた。生体内での正常なウサギの肺胞大食細胞の刺激が、顕在化薬に関 してのみならずウサギたちに注射されたタイプの微分子製剤に関しても非特異的 であることをその結果は指摘している。投与された微分子は、その刺激機能が最 大になったのち数日間で生物分解することが好ましい。特に、上記の表に示され たような刺激機能を発揮するために、微分子は、1〜4日間は実質的に無傷のま まで維持されなければならない。しかしながら、4日目以後は刺激機能に減少が 見られたとき(表1)、微分子は、微分子自体が患者に対して医学的な攻撃を示 さないように肉体上の機能によって抑制されることが好ましい。 生体内で肺胞大食細胞を刺激するための非食作用(〜25μm)ラテックス微分 子の機能不全 上記の実験では、採用された微分子は食作用(例えば直径1〜5μm)を有し ていた。肺胞大食細胞の刺激において微分子のサイズが重要な役割を果たすかど うかを決定するために、大人のウサギに、直径25μm程度の非食作用ラテック ス微分子20mgが静脈注射された。このラテックスビーズは2mlの食塩水に 懸濁された。肺胞大食細胞は注射した2日後に採収され、PMA又はOp−zy mの顕在化化学ルミネッンス応答の分析が行われた。表5は、直径25μm程度 の非食作用ラテックス微分子20mgを大人のウサギの生体内に静脈注射しても 肺胞大食細胞を刺激しない結果となった。 表5は、非食作用微分子が原因となる刺激は重要ではないことを明らかに示して いる。表5と上記結果とを比較すると、致死能力を高めるために、微分子のサイ ズが大食細胞を刺激するうえで重要な役割を果たしていることは明らかである。 生体外で正常な肺胞大食細胞を刺激するためのチモザンの機能不全 チモザン微分子が生体外で正常な定住動物の肺胞大食細胞を刺激することがで きるかどうかを決定するために、正常なウサギから採収された新鮮な肺胞大食細 胞が、5%CO2、37℃で18時間RPMI1640媒体で5mgのチモザン /mlの肺胞大食細胞懸濁液で培養された。チモザンなしで培養された肺胞大食 細胞は対照として供された。培養後、その細胞は洗浄され、顕在化薬としてPM Aを用い化学ルミネッンス応答の分析が行われた。表6は、ウサギに静脈注射し たとき、酸化応答を高めるために、チモザン微分子は生体内で正常な肺胞大食細 胞を刺激しないことを示している。 表6は、チモザン微分子で18時間肺胞大食細胞を培養すると、実際酸化応答の レベルが減少する結果となったことを示している。正常な肺胞大食細胞を18時 間培養すると、新鮮に採収された肺胞大食細胞により生じた化学ルミネッンス応 答のレベル(3,000〜5,000CPM)に比べ、PMAで顕在化された化 学ルミネッンス応答(25,000CPM)が増強された結果となった。この現 象は、上述したハヤカワたち ジェイ.ルーク.ボイル.,45:231−23 8 1989年(Hayakawa et al.,J.Leuk.Biol. ,45:231−238(1989))に「自発的な刺激」として言及されてい る。 チモザンが注射されたウサギから生じた気管支肺胞の洗浄液を用いた正常な肺胞 大食細胞の生体外での刺激 図1は、正常なウサギから新鮮に採収された肺胞大食細胞が、3時間、細胞を 採収する3日前にチモザン微分子が注射されたウサギから得られた気管支肺胞の 洗浄液で培養したとき、それは、PMAで顕在化された化学ルミネッンス応答が 、未処理の肺胞大食細胞に比べて2倍以上の増加で、正常な肺胞大食細胞を刺激 したことを示している。図1において、気管支肺胞の洗浄液を採収する3日前に 2mlの食塩水に含まれるチモザン20mgがウサギに静脈注射された。対照の ウサギから採収された肺胞大食細胞は、気管支肺胞の洗浄液の製剤(50%)で 37℃で3時間培養され、その後、顕在化薬としてPMAを用いて酸化応答の分 析が行われた。なお、気管支肺胞の洗浄液を用いて生体外で刺激された肺胞大食 細胞による酸化バーストのレベルは、微分子注射で生体内での刺激に比べて極め て 低かった(上記表1参照)。 図2は、正常なウサギからの肺胞大食細胞が、チモザンが注射されたウサギか ら得られた気管支肺胞の洗浄液の濃度を種々に変えて18時間培養されたとき、 気管支肺胞の洗浄液は、ラテックスで顕在化された化学ルミネッンス応答が未処 理の肺胞大食細胞で観察されたのと比べて15倍の高い増加で、正常な肺胞大食 細胞を刺激したことを示している。図2において、20mgのチモザンが静脈注 射された2日後に、気管支肺胞の洗浄液がウサギから採収された。対照のウサギ から採収された肺胞大食細胞は、種々の濃度の気管支肺胞の洗浄液で18時間3 7℃で培養され、その後、顕在化薬としてラテックスを用いて化学ルミネッンス 応答の分析が行われた。図2は、正常なウサギから得られた洗浄液で正常な肺胞 大食細胞を培養しても、正常な肺胞大食細胞を刺激しなかったことを示している 。 図1及び図2は、チモザンが注射されたウサギの気管支肺胞の洗浄液が、微分 子にさらされていない大食細胞を刺激することができる大食細胞刺激因子(例え ばサイトカイン)を含んでいるということを示唆している。チモザンが注射され たウサギの気管支肺胞の洗浄液のみが、生体外で正常な肺胞大食細胞を刺激でき る大食細胞刺激因子を含んでいた。大食細胞刺激因子は、上記データに示された 短い継続時間の刺激効果を達成するために、分離され得、食作用微分子なしで患 者に投与され得ることが予想される。したがって、そのような投与のある日数後 に致死能力が高まるべく、患者の大食細胞が刺激されるように、その患者に大食 細胞刺激因子を含む製剤を提供する(例えば注射(静脈、気管内、腹膜内、筋内 、皮下その他)、噴霧器、又は坐薬や経口又は鼻への噴射などのような他の手段 で提供する)。気管支肺胞洗浄液に現れた大食細胞刺激因子は比較的不安定であ り、15日間以上、−60℃での保管では、生存力の約50%は消失する。3.応用 上記実験で発見された重要な事項は、(1)食作用サイズの微粒子製剤による 大人のウサギへの注射は、PMA、Op−zym又はラテックスを用いて生体外 で顕在化させたとき、極めて大きな酸化バーストを与えるために、1〜4日目に 生体内で肺胞大食細胞を刺激したこと、(2)肺胞大食細胞は、使用された微粒 子の製剤によっては生体外で刺激されえなかったこと、(3)肺胞大食細胞は、 大きな非食作用の微粒子製剤を注射することによっては生体内で刺激されなかっ たこと、(4)正常な肺胞大食細胞は、チモザンが注射されたウサギから得られ た気管支肺胞の洗浄液により生体外で刺激されたことである。 微粒子の製剤の静脈注射により刺激された肺胞大食細胞の実験で観察された顕 在化された酸化バーストの大きさは、オイル内で熱殺菌されたBCGによる免疫 後3週間で達成される最大刺激と等しいということは特に興味深いことである( チダたち インフェクト.イムノ.,55:1476−1483 1987年( Chida et ai.,Infect.Immun.,55:1476−1 483(1987)),ギリダーたち ジェイ.ルーク.バイオル.,49:4 42−448 1991年(Giridhar et al.,J.Leuk. Biol.,49:442−448(1991)),及びハヤカワたち ジェイ .ルーク.バイオル.,45:231−238 1989年(Hayakawa et.al.,J.Leuk.Biol.,45:231−238(1989 ))参照)。この応答レベルは本当に印象的である。なぜなら、生体外で顕在化 されたとき正常な動物からの定住性動物の肺胞大食細胞と比べて、酸化基を生じ させるために、肺胞大食細胞の能力が100倍以上に増加したことを示している からである。この応答は、最大刺激が生じる前2〜3日のみ注射後の間隔がある 点で、古典的なT細胞媒介の大食細胞の刺激とは著しく相違している。 肺胞大食細胞が、使用された微粒子の製剤によっては生体外で刺激され得なか った事実は特に興味深いことである。これは、第2の細胞タイプが肺胞大食細胞 の刺激剤に含まれているかもしれないことを示唆している。また、食作用サイズ の微分子の要求は注目に値する。我々は非食作用のラテックス微分子を用いて肺 胞大食細胞の検出可能な刺激を誘発することはできない。微分子が食作用のサイ ズでなければならないという要求は、注射された微粒子の食作用が大食細胞から 得られ、刺激因子の生成に最後に応答するリンパ球のような第2の細胞タイプを 活性化するサイトカインの生成の引き金となることを示唆している。このことに ついては、インタールーキン−1又は腫瘍壊死因子の何れかが、最終的に刺激因 子を総合する細胞を活性化させる候補となり得る。微粒子が注射されたウサギか ら得られた洗浄液(図1及び2)が生体外で正常な肺胞大食細胞を刺激したとい う観察は、刺激因子が注射されたウサギの肺に蓄積されたことを示している。 この発見された刺激のメカニズムは、急速かつ短時間のメカニズムであり、細 胞が介在された防禦組織の非特異的な形を示している。古典的な細胞が介在した 免疫が進展する時間がなかった環境下において、100倍以上の潜在能力が肺の 大食細胞における酸化応答で増加し、結合する死滅能力は他の感染だけでなく肺 の感染を制御するのに高い有益な効果を有している。 患者が今にも予定された外科手術を受けようとしている状況、又は兵士が今に も計画された侵入を受けよう、或いは生物学的な交戦に遭遇しようとしている状 況、又は接触感染に遭遇するであろうその他の状況において、食作用のある微分 子の製剤又は大食細胞刺激因子を含んだ製剤の何れかをその事象が生じる1〜4 日前、好ましくは2〜3日前にその人に与える。 微分子の投与は、注射、エーロゾル化された投与量の吸入、又は他の好ましい 手段によっても良い。 ウサギの活性を著しく高める大食細胞の刺激に効果を有する微分子の製剤を考 慮して、人間に対する好ましい投与量のレンジは、体重のkgあたり0.5〜2 mgとする。このような推定は、最大応答の約75%を示すウサギのデータに基 づいている。もっと多くの投薬も可能であると思われる。最大の応答のために充 分な微分子を提供することが目標である。大食細胞を刺激するために用いられる 微粒子が食作用(例えば、直径0.3〜5μ)を有することが決定的に重要であ る。上記の結果を考慮すると、ほとんどあらゆるタイプの微分子が、死滅能力を 増強させるべく大食細胞を即座に刺激するのに好ましい。微分子は生物分解性で あることが好ましい。例えば、好ましい生物分解性の微分子は、L−乳酸/グリ コール酸のホモ及びコポリマーの合成物である生物分解性ミクロスフェア(タバ タたち ジェイ.バイオムド.マット.レス.22:837−858 1988 年(Tabata et al.,J.Biomed.Mat.Res.22: 837−858(1988))参照)、ゼラチン微分子(架橋されたもの)、分 解性澱粉複合物、ポリ2−ヒドロキシエチルL−グルタミン(PHGE)のよう な生物分解性水素(biodegradable hydrogel)(マーチ ャントたち ジェイ.バイオムド.マット.レス.17:301−325 19 83年(Merchant et al.,J.Biomed.Mat.Res .17:301−325(1983))参照)、ヒドロキシブチレート−ヒドロ キシバレレートコポリマー(ヤシンたち バイオマティリアルズ13:9−16 1992年(Yasin et al.,Biomaterials 13:9 −16(1992))参照)、コンカナバリンA、有機体の起始(organi c origin)のコロイド状の微分子、ボロックコポリマーポリエチレンサ クシネート−b−ポリエチレングリコール(PES/PEG)(アルバートソン たち アクタ ポリメリカ 30:95−104 1988年(Alberts son et al.,Acta Polymerica 30:95−104 (1988))参照)、キチン質、及びセルロースを含む。もし、生物分解性の 微分子が用いられた場合には、最適な短期間の大食細胞の刺激が要求される1〜 4日の間、体内で比較的無傷でなければならない。 興味ある主な点は、最大の微分子の誘発される刺激に必要な間隔は、バクテリ ア侵入、住みつき、及び外科手術がつづく明白な感染の期間として共通に観察さ れる3日目から4日目に一致する。もし、大食細胞の刺激がこの間隔内で達成さ れると、感染の危険性は大いに減少するであろう。したがって、接触感染(ウィ ルスやバクテリア)にさらされている患者には、短期間で患者の大食細胞が短い 期間(1〜4日)内に死滅能力を高めるために刺激されるように、懸濁食作用微 分子が与えられる。 大食細胞の刺激組織が癌患者に対して役に立つであろうという命題を根拠づけ る2つの理論的解釈がある。第1には、いくつかの腫瘍は活性化された大食細胞 、特に肉腫によって破壊されるということが確立されている。第2には、リンパ 細胞の起始の腫瘍のいくつかは、極めて日和見感染する結果となりうる著しい免 疫抑制を引き起こすことである。したがって、これまで述べてきたように、抗菌 性の活性だけでなく抗腫瘍の活性のレベルを高めるために大食細胞を刺激するよ うな組織は、そのような患者にとって有益な効果を有している。加えて、この創 意に富む組織の大食細胞刺激能力は、後天性免疫不足症候群(AIDS)に悩ま されている患者たちに有用であろう。AIDS及び癌患者は、2次感染の感染性 を増加させ、彼らの大食細胞組織は通常彼らの病気の極めて後の段階まで保たれ る。 したがって、この大食細胞の増加効果は、2次感染や日和見感染を防いだり処置 したりすることにとても有用である。この効果は1週間持続し、組織細胞に対し て無毒であると予測されることから、癌患者及びAIDS患者に対して月1回の 間隔で投与を繰り返すことができる。 微分子の製剤は、静脈注射あるいは腹膜内注射によって投与することができる 。その製剤は、等浸透圧の微分子の懸濁液を注射できるように従来の緩衝剤だけ でなく食塩水で調製される。 また、微分子のエーロゾル放出も用いることができる(例えば、噴霧器又は測 定された投与量の吸入器による)。微分子の噴霧法の主な利点は非侵襲性の放出 手順であることである。もし、微分子が、肺へのエーロゾル放出のために測定さ れた投与量の吸入器(MDI)に処方された場合、高圧ガスに分散させ圧力下で 缶に封入する必要がある。その高圧ガスは、一般的に用いられているCCl3F (フレロン11又はCFC−11),CCl22(フレロン12又はCFC−1 2)及びCClF2−CClF2(フレロン114又はCFC−114)のような フレロン又はCFCsの何れか又はこれらを組み合わせたものである。しかしな がら、近年においては、1,1,1,2−テトラフルオロエチレン(HFC−1 34a)のように、もっとオゾンにやさしい高圧ガスを用いることに重きがおか れており、高圧ガス227、炭化水素(プロパン、ブタン、イソブタン他)、フ ルオロカーボン(パーフルオロペンタン)、ジメチルエーテルなども、測定され た投与量の吸入器の塗布において、またこれらのガスの何れか又はこれらを組み 合わせて用いることができる。ほとんど全てのMDI塗布を用いると、一般的に は合成混合物の90重量%以上が高圧ガスで構成される。オレイン酸、レシチン 、ソルビタントリオレート(sorbitan trioleate)などの表 面活性剤もまた金属製バルブを潤滑したり微分子を混合物内へ分散させる手助け としたりするために含んでも良い。 上述したように、短期間で大食細胞を刺激するための代替え製剤は、食作用微 分子への遭遇に対する応答において細胞から放たれる大食細胞刺激因子を含んで いる。図1及び図2に示されたように、大食細胞刺激因子は、肺胞大食細胞を採 収する2〜3日前に生体内で食作用微分子にさらされた動物からの気管支肺胞洗 浄液の中に存在する。この大食細胞刺激因子は、食作用微分子を用いて又は組み 換え若しくは他の好ましい技術によって予め処置された動物の体液から得ること ができる。上述した微分子の製剤に類似した大食細胞刺激因子を含む製剤は、エ ーロゾル、静脈注射若しくは腹膜内注射若しくは気管内注射、又は他の好ましい 手法によって放出するために調製することができる。大食細胞刺激因子は、患者 に対する大食細胞刺激因子の提供を促進する製薬的に享受できる担持液体、ガス 、バインダー、エリキシルに溶解させたり分散させたりする。 好ましい実施例により本発明を説明したが、当業者は、添付した請求の範囲の 真意及び観点の範囲内において、本発明は種々に改変できることを明確に理解す る。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 これまで私の発明を説明したが、私が新規なものとして請求し特許によって確 保したいものは次のとおりである。 1.患者が増強された大食細胞活性を必要とする日を決定する工程と、 前記患者に、効果的な投与量の食作用微分子を、前記患者が増強された大食細 胞活性を必要とする前記日の1〜4日前に投与し、これにより前記食作用微分子 が大食細胞活性を増強させるために前記患者の大食細胞を刺激する工程と、 を有するバクテリア感染及びウィルス感染の食作用治療を必要とする患者の大食 細胞を生体内で刺激する方法。 2.前記投与の工程が注射により行われる請求項1記載の方法。 3.前記投与の工程が吸入により行われる請求項1記載の方法。 4.前記食作用微分子が、投与されてから4日間以上患者の体内で生物分解性を 有する請求項1記載の方法。 5.前記食作用微分子が、オプソニンを作用させるチモザン、ラテックス、ポリ スチレン、熱殺菌されたBCG、及び熱殺菌された表皮ブドウ球菌からなる群か ら選ばれる請求項1記載の方法。 6.患者がバクテリア又はウィルス因子に感染していること、及び前記患者が増 強された大食細胞の活性から利益を得ることを決定する工程と、 前記患者に効果的な投与量の食作用微分子を投与し、これにより投与してから 1〜4日後に大食細胞活性を増強させるために、前記食作用微分子が前記患者の 大食細胞を刺激する工程と、 を有する殺菌活性や殺ウィルス活性を必要とする患者の大食細胞を生体内で刺激 する方法。 7.前記投与の工程が注射により行われる請求項6記載の方法。 8.前記投与の工程が吸入により行われる請求項6記載の方法。 9.前記食作用微分子が、投与されてから4日間以上患者の体内で生物分解性を 有する請求項6記載の方法。 10.前記食作用微分子が、オプソニンを作用させるチモザン、ラテックス、ポ リスチレン、熱殺菌されたBCG、及び熱殺菌された表皮ブドウ球菌からなる群 から選ばれる請求項6記載の方法。 11.患者がHIVウィルスに感染していること、及び前記患者が増強された大 食細胞の活性から利益を得ることを決定する工程と、 前記患者に効果的な投与量の食作用微分子を周期的な基準で投与し、これによ り投与してから1〜4日後に大食細胞活性を増強させるために、前記食作用微分 子が前記患者の大食細胞を刺激する工程と、 を有する後天性免疫不足症候群(AIDS)に悩まされている患者の治療方法。 12.前記周期的な基準が1ヶ月に1回である請求項11記載の治療方法。 13.前記投与の工程が注射により行われる請求項11記載の方法。 14.前記投与の工程が吸入により行われる請求項11記載の方法。 15.前記食作用微分子が、投与されてから4日間以上患者の体内で生物分解性 を有する請求項11記載の方法。 16.前記食作用微分子が、オプソニンを作用させるチモザン、ラテックス、ポ リスチレン、熱殺菌されたBCG、及び熱殺菌された表皮ブドウ球菌からなる群 から選ばれる請求項11記載の方法。 17.患者が癌の状況にあること、及び前記患者が増強された大食細胞の活性か ら利益を得ることを決定する工程と、 前記患者に効果的な投与量の食作用微分子を周期的な基準で投与し、これによ り投与してから1〜4日後に大食細胞活性を増強させるために、前記食作用微分 子が前記患者の大食細胞を刺激する工程と、 を有する癌に悩まされている患者の治療方法。 18.前記周期的な基準が1ヶ月に1回である請求項17記載の治療方法。 19.前記投与の工程が注射により行われる請求項17記載の方法。 20.前記投与の工程が吸入により行われる請求項17記載の方法。 21.前記食作用微分子が、投与されてから4日間以上患者の体内で生物分解性 を有する請求項17記載の方法。 22.前記食作用微分子が、オプソニンを作用させるチモザン、ラテックス、ポ リスチレン、熱殺菌されたBCG、及び熱殺菌された表皮ブドウ球菌からなる群 から選ばれる請求項17記載の方法。 23.高圧ガス、及び前記高圧ガスに分散された効果的な量の食作用微分子を含 み、前記高圧ガスは合成物の少なくとも90重量%で構成されるバクテリア感染 及びウィルス感染を予防するための計量された投与量の吸入器用合成物。 24.前記食作用微分子が、直径が5μm以下である請求項23記載の合成物。 25.前記食作用微分子が、オプソニンを作用させるチモザン、ラテックス、ポ リスチレン、熱殺菌されたBCG、及び熱殺菌された表皮ブドウ球菌からなる群 から選ばれる請求項23記載の合成物。 26.患者が増強された大食細胞活性を必要とする日を決定する工程と、 前記患者に、効果的な投与量の大食細胞刺激因子を、前記患者が増強された大 食細胞活性を必要とする前記日の1〜4日前に投与し、これにより前記大食細胞 刺激因子が大食細胞活性を増強させるために前記患者の大食細胞を刺激する工程 と、 を有するバクテリア感染及びウィルス感染の食作用治療を必要とする患者の大食 細胞を生体内で刺激する方法。 27.前記投与の工程が注射により行われる請求項26記載の方法。 28.前記投与の工程が吸入により行われる請求項26記載の方法。 29.前記大食細胞刺激因子が、効果的な投与量の食作用微分子により1〜4日 間予備処理された動物の気管支肺胞洗浄液から得られる請求項26に記載の方法 。 30.大食細胞刺激因子及び前記大食細胞剌激因子を患者に与えるのに適した担 体を有するバクテリア感染及びウィルス感染を予防するための合成物。 31.前記大食細胞刺激因子が、効果的な投与量の食作用微分子により1〜4日 間予備処理された動物の気管支肺胞洗浄液から分離される請求項30に記載の合 成物。
JP5520248A 1992-05-18 1993-04-27 非特異的な細胞の免疫刺激方法 Ceased JPH08501062A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US07/885,301 US5292513A (en) 1992-05-18 1992-05-18 Method for nonspecific cellular immune stimulation
US07/885,301 1992-05-18
PCT/US1993/003931 WO1993023079A1 (en) 1992-05-18 1993-04-27 Method for nonspecific cellular immune stimulation

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08501062A true JPH08501062A (ja) 1996-02-06

Family

ID=25386598

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5520248A Ceased JPH08501062A (ja) 1992-05-18 1993-04-27 非特異的な細胞の免疫刺激方法

Country Status (5)

Country Link
US (4) US5292513A (ja)
EP (1) EP0671952A4 (ja)
JP (1) JPH08501062A (ja)
CA (1) CA2135784A1 (ja)
WO (1) WO1993023079A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012097112A (ja) * 2004-06-07 2012-05-24 Qu Biologics Inc 癌を治療するための細菌組成物

Families Citing this family (29)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
NZ332754A (en) * 1996-05-09 2000-07-28 Dimensional Pharm Inc Microplate thermal shift assay which looks at thermal change
US20060165606A1 (en) * 1997-09-29 2006-07-27 Nektar Therapeutics Pulmonary delivery particles comprising water insoluble or crystalline active agents
US6165997A (en) * 1997-11-20 2000-12-26 Statens Serum Institut Phospholipids having antimicrobial activity with or without the presence of antimicrobials
US6692739B1 (en) 1998-08-31 2004-02-17 Inhibitex, Inc. Staphylococcal immunotherapeutics via donor selection and donor stimulation
CA2366908A1 (en) * 1999-03-24 2000-09-28 The Secretary Of State For Defence Vaccine composition
US6805857B2 (en) * 2000-03-06 2004-10-19 Kumarpal A. Shah Method of modulating factor D, factor H and CD4 cell immune response with a polystyrene sulfonate, alginate, and saline infusion solution
ATE334658T1 (de) * 2000-03-22 2006-08-15 Secr Defence Arzneimittel zur verabreichung an schleimhäute
US7871598B1 (en) 2000-05-10 2011-01-18 Novartis Ag Stable metal ion-lipid powdered pharmaceutical compositions for drug delivery and methods of use
DK1280520T4 (en) 2000-05-10 2018-06-25 Novartis Ag Phospholipid based powders for drug delivery
US8404217B2 (en) 2000-05-10 2013-03-26 Novartis Ag Formulation for pulmonary administration of antifungal agents, and associated methods of manufacture and use
US20020106368A1 (en) * 2000-07-28 2002-08-08 Adrian Bot Novel methods and compositions to upregulate, redirect or limit immune responses to peptides, proteins and other bioactive compounds and vectors expressing the same
TWI281407B (en) * 2000-09-18 2007-05-21 Vasogen Ireland Ltd Apoptosis-mimicking synthetic entities and use thereof in medical treatment
CA2319928A1 (en) 2000-09-18 2002-03-18 Vasogen Ireland Limited Apoptosis-mimicking synthetic entities and use thereof in medical treatments
EP1416916B1 (en) 2001-08-16 2007-10-17 Cmp Therapeutics Limited Chitin microparticles and their medical uses
ES2282449T3 (es) * 2001-09-18 2007-10-16 Vasogen Ireland Limited Procedimiento para acelerar la recuperacion de traumatismos usando entidades sinteticas o naturales que imitan apoptosis.
EP1549293A1 (en) * 2002-09-16 2005-07-06 Vasogen Ireland Limited Accelerating recovery from trauma
GB0300885D0 (en) * 2003-01-15 2003-02-12 Secr Defence Pharmaceutical composition
US9107864B2 (en) 2004-06-07 2015-08-18 Qu Biologics Inc. Tissue targeted antigenic activation of the immune response to treat cancers
US8501198B2 (en) 2004-06-07 2013-08-06 Qu Biologics Inc. Tissue targeted antigenic activation of the immune response to treat cancers
WO2006049599A1 (en) * 2004-10-28 2006-05-11 The General Hospital Corporation Methods of detection and therapy for atheromatous plaques using immune modulation
WO2006050058A2 (en) * 2004-10-28 2006-05-11 The General Hospital Corporation Methods of detection and therapy of inflamed tissues using immune modulation
US7374034B2 (en) 2006-01-12 2008-05-20 Keith Investments, Llc Reciprocating slat conveyor with bearing planks on fixed slats between moving slats
AU2007262845B2 (en) 2006-06-20 2013-07-25 Mucovax Inc. Compositions comprising chitin microparticles and their medical uses
CA2685341A1 (en) * 2007-04-25 2008-11-06 Orbis Health Solutions Macrophage transfection method
RU2612788C2 (ru) 2010-03-23 2017-03-13 Интрексон Корпорейшн Векторы, условно экспрессирующие терапевтические белки, клетки-хозяева, содержащие указанные векторы, и их применение
EP3235506B1 (en) 2010-07-26 2023-12-06 Qu Biologics Inc. Immunogenic anti-inflammatory compositions
US8980279B2 (en) 2010-07-26 2015-03-17 Qu Biologics Personalized site-specific immunomodulation
US9782520B2 (en) 2011-09-26 2017-10-10 BioSpheres, Inc. Reduction of implant infection via tunable stimulation of localized adaptive immune response
CN106456740B (zh) 2014-05-02 2021-06-08 Qu生物制药公司 抗微生物免疫调节

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2981M (fr) * 1962-02-16 1965-01-08 Nyegaard & Co As Produit polypeptidique a action immunisante non spécifique.
US4138479A (en) * 1975-11-07 1979-02-06 Bayer Aktiengesellschaft Process for the preparation of immunopotentiating agents from components of yeast cell wall material
SE456911B (sv) * 1983-12-19 1988-11-14 Olle Larm Vattenloeslig, aminerad beta-1,3-bunden d-glukan och makrofagstimulerande komposition innehaallande densamma
US4826689A (en) * 1984-05-21 1989-05-02 University Of Rochester Method for making uniformly sized particles from water-insoluble organic compounds
SE466289B (sv) * 1984-09-19 1992-01-27 James Hoffman Makrofagstimulerande komposition jaemte foerfarande foer dess framstaellning
US4783484A (en) * 1984-10-05 1988-11-08 University Of Rochester Particulate composition and use thereof as antimicrobial agent
US5078996A (en) * 1985-08-16 1992-01-07 Immunex Corporation Activation of macrophage tumoricidal activity by granulocyte-macrophage colony stimulating factor
US4900722A (en) * 1985-08-19 1990-02-13 Bioglucans, L.P. Methods and compositions for prophylactic and therapeutic treatment of infections
US4971801A (en) * 1986-06-09 1990-11-20 Cell Technology, Inc. Biologic response modifier
DE3626110A1 (de) * 1986-08-01 1988-02-11 Peter Dr Terness Immunsuppressives serum
JPH0296598A (ja) * 1988-10-03 1990-04-09 Sapporo Breweries Ltd リンフォカイン活性化キラー細胞誘導抑制因子laksf,その製造法およびそれを有効成分とする免疫抑制剤
US5045320A (en) * 1989-03-23 1991-09-03 Medical Biology Institute Large multivalent immunogen
US5223491A (en) * 1989-11-09 1993-06-29 Donzis Byron A Method for revitalizing skin by applying topically water insoluble glucan
CA2051012C (en) * 1990-09-14 2002-04-02 David R. Borcherding Carbocyclic adenosine analogs useful as immunosupressants

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012097112A (ja) * 2004-06-07 2012-05-24 Qu Biologics Inc 癌を治療するための細菌組成物
JP2015157848A (ja) * 2004-06-07 2015-09-03 クー バイオロジックス インク.Qu Biologics Inc. 癌を治療するための細菌組成物
JP2016006084A (ja) * 2004-06-07 2016-01-14 クー バイオロジックス インク.Qu Biologics Inc. 癌を治療するための細菌組成物

Also Published As

Publication number Publication date
CA2135784A1 (en) 1993-11-25
EP0671952A1 (en) 1995-09-20
WO1993023079A1 (en) 1993-11-25
US5591441A (en) 1997-01-07
US5292513A (en) 1994-03-08
US5585106A (en) 1996-12-17
EP0671952A4 (en) 1996-07-24
US5770234A (en) 1998-06-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH08501062A (ja) 非特異的な細胞の免疫刺激方法
Hanna Role of natural killer cells in control of cancer metastasis
JP4663113B2 (ja) 抗原刺激顆粒球媒介炎症を予防または軽減するための免疫刺激オリゴヌクレオチドの使用
US8377936B2 (en) Nicotinic receptor agonists for the treatment of inflammatory diseases
JP2012504150A (ja) 生体活性材料をカプセル化したナノスフェアおよびナノスフェアの製剤化のための方法
CN101304759A (zh) 使用模式识别的受体-配体:脂质复合物的疫苗
Klier et al. Nanoparticulate CpG Immunotherapy in RAO‐Affected Horses: Phase I and II a Study
JP2012504150A5 (ja)
KR101819688B1 (ko) 변형된 면역-조절 입자
US20090209581A1 (en) Nitroxides for use in treating or preventing immunological diseases
EP0563389A4 (en) Pharmaceutical aerosol preparation and its use for treatment and prophylaxis of viral diseases
JP2016026157A (ja) 放射線被曝の処置のための組成物および方法
CN1543338B (zh) 壳多糖微粒及其医疗用途
JP2016069495A (ja) インドキシル硫酸産生阻害物質
JP3947999B2 (ja) 治療薬
JP2013537227A (ja) 抗菌性および創傷治癒作用を有する外用医薬組成物及びその製造方法
US20070154562A1 (en) Inhalable biodegradable microparticles for target-specific drug delivery in tuberculosis and a process thereof
WO2023044132A2 (en) Use of chitosan complexes or compositions to reduce infiltration of environmental factors into the brain
Cremers et al. Adriamycin-loaded albumin-heparin conjugate microspheres for intraperitoneal chemotherapy
JP3935497B2 (ja) 治療薬
GB2419528A (en) Cellulose powder and signalling agent composition suitable for nasal administration
Archinal et al. Susceptibility of HRS/J mice to listeriosis: macrophage activity
JPH0460093B2 (ja)
WO2021186435A1 (en) Polymeric compositions for intranasal administration
CA3155464A1 (en) Use of glutamate 2b receptor antagonists and sigma receptor agonsists as antitussives

Legal Events

Date Code Title Description
A313 Final decision of rejection without a dissenting response from the applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A313

Effective date: 20040120

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040210