JPH08501022A - 缶用金型部品 - Google Patents
缶用金型部品Info
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Abstract
(57)【要約】
本発明は缶本体を製造するための改良型材料に関する。特に、本発明は少なくとも約0.75マイクロメータの平均直径を有する約5から約15重量パーセントのホイスカーを含んだホイスカー強化窒化珪素によって製造された缶用金型部品に関する。材料は1℃当たり約3.5x10-6未満の熱膨張係数を有するとともに約0.20から約0.24の摩擦係数を有することが望ましい。本発明は更に缶用金型装置を使用して形成される缶本体のトリムハイトを低減するための方法を提供する。
Description
【発明の詳細な説明】
缶用金型部品発明の背景 発明の分野
本発明は金属容器の製造に使用する改良された缶用金型部品、より詳細には絞
り及び扱きを施したアルミニュウム缶本体を製造するために使用されるホイスカ
ー強化窒化珪素(Whisker-reinforced silicon nitride)を含む缶用金型部品に
関する。関連技術の説明
ツーピース・アルミニュウム飲料缶は上蓋と、一体形成された閉端部を備えた
本体とを有している。一般的に、缶はアルミニュウム板から円形ディスクを打ち
抜きし、同ディスクからカップを形成することによって製造される。この際、カ
ップはディスクをカップ形成ダイ内に配置し、カップ形成ポンチを同カップ形成
ダイ内を通過させることにより形成される。次いで、カップは本体形成装置上に
搬送される。カップは本体形成装置において本体形成ポンチにより本体形成ダイ
内部全体に沿って押圧される。本体形成ダイは再絞り及び扱きリングと称される
複数の連続したリングを有する。本体形成ポンチ及び複数のリングの間の間隙は
カップがダイの内部を進むに連れて順次小さくなる。この結果、カップの壁は扱
きによって薄くなる。ドーム成形ダイ(Doming die)は強度を高めるべく缶本体
の底部を押圧して凸面形状を形成する。
缶本体が形成された後、缶の開口端部は所望の長さにトリミングされる。次い
で缶は洗浄及び乾燥され、かつ開口端部にネッキングが施される。缶にラベル印
刷を施す場合、缶はネッキング処理前にプリンター上へと搬送される。缶は印刷
の後に乾燥オーブン内にて乾燥される。
一般的な缶本体形成装置は24時間操業を行った場合、一日当たり約240,
000本を製造可能である。米国では一日当たり830億本を越すアルミニュウ
ム飲料缶が製造されている。
アルミニュウム飲料缶の年間製造量が非常に多いことから、製造工程における
効率を僅かに高めることにより製造業者は大きな節約を実現できる。例えば、製
缶産業では材料費を削減すべく過去数年間以上にわたってアルミニュウム缶の重
量を減少させる多大な努力を払ってきた。この結果、アルミニュウム飲料缶の重
量はその強度、寸法コンシステンシー(Dimensional consistency)及び仕上げ
の質が改良されるのに合わせて大きく減少してきている。しかし、更なる改良が
求められている。
本体形成ポンチ、再絞り及び扱きリング、並びにドーム成形ダイ等の缶用金型
部品は、基準に適合した缶を連続的に製造すべく十分な強度及び耐磨耗性を備え
る必要がある。従来、鋼鉄は本体形成ポンチの材料として使用されてきた。最近
、幾つかの用途において炭化タングステン(WC)が鋼鉄に代わって使用されて
いる。しかし、炭化タングステンは数多くの問題点を有している。例えば、炭化
タングステンは非常に重く、約15g/cm3の密度を備えている。
1992年3月17日にローダーに付与された米国特許第5,095,730
号は、ホイスカー強化セラミック製工具及び部品を開示しており、特に同部品は
ツーピース・アルミニュウム飲料缶の製造に使用される。
この米国特許は各種のホイスカー強化マトリックス材料を開示しており、同マ
トリックス材料はアルミナ、窒化珪素、炭化珪素、ジルコニア、炭化ホウ素及び
二ホウ化チタンを含む。更に、同米国特許は0.35〜0.65マイクロメータ
の直径を備えた2〜40重量パーセントのホイスカーをマトリックス中に含有す
ることが好ましい点を開示している。また、この米国特許はツーピース缶を形成
するためにホイスカー強化アルミナを使用することが最も好ましいことを開示し
ている。また、ホイスカー強化材料はセラミックの利点を付与することが開示さ
れており、このセラミックの利点としては摩擦の減少、形成された缶表面におけ
るアルミナ形成の削減、缶の内側及び外側におけるひっかき傷の減少、工具部品
の更に長い寿命の達成、軽量化及び研削の容易さが含まれる。
しかし、ホイスカー強化アルミナを含む多くのホイスカー強化材料は多くの問
題点を有しており、これらの問題点は特にホイスカー強化材料を本体形成ポンチ
に使用した際に生じる。例えば、10容量パーセントの炭化珪素ホイスカーを含
むホイスカー強化アルミナから製造されたポンチをアルミニュウム缶本体を形成
するために使用した場合、同ポンチ表面には表面疲労及び機械的強度低下の兆候
が急速に現れる。同様な結果は約15容量パーセントの炭化珪素ホイスカーを含
むアルミナ本体形成ポンチにおいても生じる。この表面疲労は本体形成ポンチの
表面摩擦を大幅に減少し、これによってポンチは基準を満たす缶本体をそれ以上
形成できなくなる。更に、機械的強度は本体形成ポンチ内におけるひび割れの形
成を防止できない程に低下する。この結果、ポンチは基準数量を満たす数量だけ
缶本体を製造できなくなる。
更に、ホイスカー強化アルミナ及び本発明の発明者達が知る他の材料を使用す
ると、トリムハイト(Trim height)の変化をともなって缶本体を形成すること
が必要になる。例えば、アルミニュウム缶本体のトリムハイトは一般的に約0.
094〜0.25インチ(2.4〜6.4mm)である。トリムハイトとは缶本
体が本体形成装置内において形成された後に、缶本体の上端上に残ったアルミニ
ュウムの余分な量を指す。トリムハイトは、本体形成装置が始動状態またはウォ
ーミングアップ状態にある際に特に生じるバージン・アルミニュウム缶シートの
厚み及び缶壁の厚みの誤差を考慮に入れて、缶本体に意図的に加えたアルミニュ
ウムの余分な量が原因となって生じる。始動状態にあって、本体形成ポンチが冷
えている場合、ポンチは同ポンチが暖まった状態にある場合より更に小さな直径
を有する。このため、本体形成ポンチが冷えている場合、缶本体をその最大高さ
まで扱くことができない。ポンチは多数の缶を形成した後に暖められ、かつその
直径を増加する。その後に形成された缶本体は缶壁の厚みが減少し、かつその上
端上に余分なアルミニュウムを有することになる。最初に形成された缶及びその
後
に形成された缶の間のトリムハイトの違いはトリムハイトのバリエーションとし
て知られている。一般的な缶製造において、パンチ装置の停止及び再起動は日々
数多く繰り返し実行されているためトリムハイトのバリエーションを考慮する必
要がある。
卜リムハイトのバリエーションを実質的に最低限に抑えるかまたは排除した場
合、缶1ケ当たりに要するアルミニュウムの量を効果的に減少可能である。年間
当たり約46億本の缶を製造する一般的なアルミニュウム缶製造業者は、始動時
におけるアルミニュウムのゲージ寸法を約0.0001インチ(0.003mm
)減少させることにより、年間当たり約100万ドルの節約を実現可能である。
この結果、従来のポンチ用具と比べて熱膨脹、表面疲労及び破損に更に強い本
体形成工具材料を提供することが有利である。更に、ポンチの熱膨脹に起因して
生じるアルミニュウム缶上のトリムハイトのバリエーションを減少させるかまた
は排除する本体形成ポンチを提供することが有利である。発明の概要
本発明に基づいて、缶用金型部品のための本体形成ポンチはホイスカー強化窒
化珪素材料を含む。ホイスカーは炭化珪素であり、同ホイスカーは少なくとも約
0.75マイクロメータの平均直径を備え、かつ全組成の約5〜15重量パーセ
ントを占めることが好ましい。複合材料は焼結補助剤の添加により得られる反応
生成物から形成された非晶質粒界相を有することが好ましい。粒界相はイットリ
ア、アルミナ、珪素、酸素及び/または窒素などの元素を含有することができる
。
一実施例において、ホイスカー強化窒化珪素は、約2〜12パーセントのイッ
トリア及び約0.5〜8パーセントのアルミナを含む。好ましい実施例において
、ホイスカー強化窒化珪素は約6〜8重量パーセントのイットリア及び約1〜3
重量パーセントのアルミナを含む。
更に、本発明は1℃当たり約3.5x10-6未満の熱膨張係数及び約0.15
〜0.35の摩擦係数を有する本体形成ポンチを使用してアルミニュウム・カッ
プを押圧してダイ内を通す工程を含むアルミニュウム缶本体の製造方法を提供す
る。この製造方法はポンチの熱膨脹によりトリムハイトのバリエーションを実質
的に有しない缶本体の製造を可能とする。図面の簡単な説明
図1は本発明に基づく缶用金型部品の摩擦係数を測定するための装置を示す。
図2は本発明に基づく本体形成装置を示す。実施例の詳細な説明
本発明は改良された缶用金型部品、より詳細には特定の特性を備えたホイスカ
ー強化窒化珪素(Si3N4)組成物から製造された特定の缶用金型部品に関する。
なおここで述べる“ホイスカー強化窒化珪素”とは、その全体にわたって分散さ
れたホイスカーを有する窒化珪素マトリックスを指す。窒化珪素マトリックスは
以下に詳述するように焼結補助剤によって形成された粒界相を含み得る。
本発明に基づき、窒化珪素マトリックスは缶用金型部品及び金属アルミニュウ
ム間の相互作用を実質的に防止すべく十分な量のホイスカーを含むことが好まし
い。即ち、十分な量のホイスカーを含まない窒化珪素は、多数のアルミニュウム
缶本体を形成した後に、その表面上に金属アルミニュウムを拾い上げることにな
る。本体形成ポンチの表面上の金属アルミニュウムは続いて形成された缶本体表
面上にひっかき傷を形成することになる。ホイスカー強化窒化珪素はその表面上
に金属アルミニュウムを拾い上げる性質を備えていないため、ホイスカー強化窒
化珪素はこの問題を効果的に抑えることができる。
炭化珪素ホイスカーは窒化珪素マトリックス及びホイスカーの間の界面結合を
形成し、強度及び靭性の改善をもたらす。炭化珪素ホイスカーを使用する場合、
ホイスカー強化窒化珪素は好ましくは約5〜15重量パーセントのホイスカー、
より好ましくは約10重量パーセントのホイスカーを有する。
本発明に基づいて使用されるホイスカーは炭化珪素(SiC)単結晶ホイスカー
で
あることが好ましい。ホイスカーは好ましくは少なくとも約0.75マイクロメ
ータ、更に好ましくは約0.75〜1.5マイクロメータの平均直径を有する。
約0.75マイクロメータ以上の直径を備えたホイスカーは、同ホイスカーより
更に小さな直径を備えたホイスカーを含む複合物と比べて更に優れた靭性を有す
る複合物を形成する。ホイスカー強化窒化珪素複合物は、改善された耐疲労性な
ど改善された表面特性を備えている。この結果、本発明の缶用金型部品は更に小
さな直径のホイスカーを用いて形成された缶用金型部品より更に長持ちする。ホ
イスカーのアスペクト比は約10〜30が好ましい。“アスペクト比”はホイス
カーの長さをホイスカーの平均直径で除した値である。
マトリックス材料に含まれる窒化珪素粒は実質的に非環状形態をなすβ相窒化
珪素であることが好ましい。窒化珪素マトリックスは、焼結補助剤の添加により
形成された反応生成物と、窒化珪素または金属珪素原材料の表面に固有の二酸化
珪素(SiO2)とを主に含む粒界相または第2の相を有し得る。これらの粒界相は
晶質性または非晶質性を有し、希土類(例えばイットリウム)、金属酸化物(例
えばMgO、ZrO2)、アルミニュウム、珪素、酸素及び窒素の元素を含み得る。好
ましい実施例では、粒界相は実質的に非晶質である。非晶質粒界相とともに窒化
珪素マトリックスから形成された缶用金型部品は、本体形成装置の運転中におけ
る表面疲労に対して更なる強さを有している。この結果、有利なことに部品表面
の摩擦係数は同部品の使用時には終始ほぼ一定の値を示す。
前記のように、窒化珪素マトリックスは焼結補助剤を含み得る。一実施例にお
いて、窒化珪素マトリックスは約2〜12重量パーセントの希土類酸化物、好ま
しくは約6〜8重量パーセントの希土類酸化物を有する。希土類酸化物はイット
リア(Y2O3)であることが好ましい。本実施例に基づき、マトリックスは約0.
5〜8重量パーセントのアルミナ(Al2O3)、好ましくは約1〜3重量パーセン
トのアルミナを含み得る。希土類酸化物及びアルミナの好ましい量は、前記のよ
うに実質的に非晶質粒界相を有利に形成することができる。
二酸化珪素は焼結補助剤の成分となり得る。二酸化珪素は金属珪素及び窒化珪
素パウダーに固有なものであり、かつこれらの粒子の表面上に存在する。本発明
に基づく二酸化珪素の好ましい量は約0.75〜1.5重量パーセントであるが
、約0.5〜3重量パーセントの二酸化珪素を成分調整の実施により使用可能で
ある。
この結果、本体形成ポンチ並びに再絞り及び扱きリング等の缶用金型部品はホ
イスカー強化窒化珪素材料から製造される。ホイスカー強化窒化珪素は窒化珪素
パウダーから直接形成するか、または金属珪素パウダーを窒化することにより形
成することができる。これによって反応結合された窒化珪素体が形成される。
缶用金型部品が窒化珪素パウダーから製造される場合、窒化珪素パウダーは前
記の焼結補助剤と混合可能である。混合物は粉砕媒体とともに不活性粉砕ジャー
内に充填された後に粉砕され、かつ混合される。粉砕媒体は同媒体の作用によっ
て生じた不純物が材料の特性に対して有害な作用を及ぼさないよう選択されるこ
とを要する。このような媒体は高純度アルミナ及び窒化珪素を含み得るが、これ
らに限定されるものではない。混合物は一般的に約48時間にわたって粉砕され
、次いでメッシュ・スクリーン等を使用することにより粉砕媒体から分離される
。乾式粉砕の利用が好ましいが、湿式粉砕の利用も可能である。例えば、均質混
合を促進すべくイソプロピルアルコール等の実質的に非反応性の液体を加えるこ
とができる。これによって形成されたスラリーは乾燥され、大きな塊を排除すべ
くゆっくりと粉砕される。
マトリックス形成パウダーが所望の状態に粉砕され、かつ均質化された後、ホ
イスカー成分を添加することができる。ホイスカー及びパウダー混合物のレオロ
ジーは従来の均質化技術を使用することによって制御され、同均質化技術はホイ
スカーをマトリックス・パウダー内に分散させるために使用される。
次いで、均質的に混合されたパウダー混合物は所望の形状に成形可能である。
圧縮成形を補助し、かつ成形体の圧粉体強度を増加させる有機質粘結剤は焼結体
の特性に実質的な影響を及ぼすことなく使用可能である。これらの有機質粘結剤
は当業者にとって周知のものである。パウダー混合物は理論密度の約50パーセ
ントを上回る密度までグリーン状態にて圧縮されることが好ましい。
本発明の一実施例において、測定量の製粉末がコールドプレスダイ装置に装填
され、約65〜130MPa、好ましくは約100MPaにて圧縮成形されて素
地(green body)を形成する。加えて、約90〜110MPaの圧力にて素地を
静水圧的に圧縮成形することが好ましい。好ましくは、得られた圧縮成形物の圧
紛密度は理論密度の少なくとも約60パーセントである。
本発明の一実施例において、本体形成ポンチを製造してホイスカーの長軸がポ
ンチ面にほぼ平行になるようにすることが好ましい。これを実施可能とするには
、例えば粉末混合物をプラスチック体に形成し、押出機ダイにて本体を押出成形
してポンチ打ち抜き面に近接してホイスカーを配列する。静水圧圧縮成形は本発
明に好適な形成方法である。ホイスカーを本体面に近接して配列することにより
、缶金型部品の作業面に露出したホイスカーの領域は効果的に最大化され、部品
の表面特性が向上する。
同素地は、例えば黒鉛製の適正な耐熱性容器に装填され、この後、圧縮成形部
分に類似した組成の充填粉末を同耐熱性容器に添加できる。同充填粉末は類似し
た組成からなる局部的環境に対して生成物の高密度化を効果的に促す。更に、好
ましくは窒化珪素複合生成物が超過圧力炉(例えば、約200〜3000psi
)において燃焼させられ、焼結中の素材分解を抑制する。通常、窒化珪素の分解
は大気下にて約1870℃から始まる。
素地を焼結すべく、好ましくは炉は約25マイクロメータ未満の圧力に真空排
気され、約750℃に加熱される。この後、アルゴン、窒素または他の混合不活
性ガスが炉に吐き出され、炉の温度は1時間当り約500〜750℃の割合にて
750℃から約1650℃に引き上げられる。そして、炉の温度は約200〜3
000psi(1.4〜21MPa)の超過圧力下で1時間当り約250℃にて
約1650℃から約1900℃に引き上げられる。均熱時間は好ましくは約1〜
8時間であり、より好ましくは約1〜3時間である。そして、部品は1時間当り
約500℃にて冷却され、温度低下とともにガス圧力の減衰が許容される。
焼結後、熱間静水圧圧縮成形(HIP)を利用して約5マイクロメータ以上の
ほぼ全ての孔を効果的に除去することができる。例えば、部品は約30,000
psi(207MPa)の圧力下にて約1750℃に加熱できる。必要とあれば
、焼結された本体は缶金型部品に望ましい形状に加工できる。
本発明によりホイスカー強化窒化珪素から製造される缶金型部品は優れた表面
特性を有し、本体形成ポンチのような缶金型部品は取替え又は再加工をせずに長
時間使用できる。部品の表面は表面疲労を被ることなく、従って表面の靭性及び
摩擦は使用中にそれほど劣化しない。
加えて、ホイスカー強化窒化珪素の熱特性により、素材が本体形成ポンチとし
て使用される時、缶本体のトリムハイトは効果的に充分に安定化される。トリム
ハイトを安定化することにより、缶本体を形成するのに使用されるアルミニュウ
ムの量が低減する。例えば、アルミニュウムシートの厚さを約0.0001イン
チ(0.000254cm)に短縮でき、この結果、原材料コストを大幅に節減
する。
卜リムハイトを安定化すべく、本体形成ポンチは好ましくは約3.5×10-6
/℃以下の熱膨張係数を、より好ましくは約3.0×10-6/℃〜3.5×10-6
/℃の熱膨張係数を有する。この低熱膨張係数により、ポンチが摩擦力に起因
して熱を帯びた時にポンチにおいて生じる膨張の量が充分に低減される。
この低熱膨張係数によりポンチと扱きダイとの間隙も短縮可能となる。例えば
、カーバイド扱きリングをホイスカー強化窒化珪素製ポンチとともに使用する時
、カーバイド扱きリングの内径は約2.4830インチ(6.3068cm)で
ある。カーバイド扱きリングをホイスカー強化窒化珪素製ポンチと同径のカーバ
イド製ポンチとともに使用する時、扱きリングの内径は2.4835インチ(6
.3080cm)である。カーバイド扱きリングを同径のスチール製ポンチとと
もに使用する時、2.4840インチ(6.3093cm)の内径が必要である
。
更に、本発明による本体形成ポンチを使用する時、缶壁の厚さの変動が充分に
低減されることが観測された。即ち、缶の周囲の壁の厚さは充分に安定している
。
これにより、許容範囲の缶本体を形成するのに必要なアルミニュウムの量も効果
的に低減できる。
本発明者はポンチ素材とアルミニュウム金属との間の好ましい摩擦係数が本発
明の実施に当り効果的であることを見出した。
ポンチの表面仕上げは測定によると、ポンチ設置の時点で約10〜12rms
(二乗平均)の表面仕上げとなった。摩擦係数試験により、本発明の本体形成用
ポンチは好ましくは約0.15〜0.35、より好ましくは約0.20〜0.2
4の摩擦係数を有する。
摩擦係数は図1に示すような装置により測定された。ロードセル100及び1
10を有する2台の汎用試験機を使用し、アルミニュウム製缶ストック120を
保持する装置及びポンチ素材130に一定の荷重をかけ、アルミニュウム製缶ス
トック120と缶用ポンチ素材130との間に生じる摩擦力に対抗するのに必要
な力を付与かつ測定する。静荷重及び動荷重の双方が測定可能である。第1汎用
試験機110を、例えば50ポンド死荷重に置き換えても同様の結果が得られる
。Vブロック140及びポンチ130の組合せを移動させるのに必要な力は、1
分当り1.0インチ(2.54cm)の任意の割合にて付与された。
硬化スチールローラ150は相対的に摩擦のない表面をVブロック140及び
ポンチ130の組み合わせに付与して、その上で転動させる。可動クロスヘッド
100は低摩擦プーリ170に挿通された可撓ワイヤケーブル160を介してV
ブロック140に接続された。予防措置により、缶ストック120とポンチ13
0との間の摩擦のみの測定が可能になっている。
上記の摩擦係数の範囲は好ましい。それは、摩擦が大きすぎると、形成された
アルミニュウム缶が本体形成ダイを押し通された後、本体形成ポンチから容易に
取り外すのに障害となることを見出したためである。通常、缶は空気の力を借り
た機械装置で取り外されるため、摩擦は小さく抑えられる。しかし、摩擦係数が
小さすぎると、下記のように缶本体の剥離に至る。
例えばホイスカー強化アルミナの摩擦係数は本発明のホイスカー強化窒化珪素
の摩擦係数に相似している。ホイスカー強化アルミナに関連する問題は、複合物
の表面が缶金型部品として使用されている間、急速に変化することである。その
結果、ホイスカー強化アルミナ製本体形成ポンチの摩擦係数はアルミニュウム缶
を形成するのに使用されて減少し、比較的短時間に剥離に至る。これとは対照的
に、本発明によりホイスカー強化窒化珪素複合物で製造された缶金型部品は、表
面特性、特に摩擦係数がそれほど変化することなく、長時間の動作が可能である
。
更に、本発明による複合物は周知の複合物より遥かに軽量である。本発明によ
りホイスカー強化窒化珪素から形成される本体形成ポンチは、好ましくは約1.
75ポンド(0.794kg)以下であり、通常は1.6ポンド(0.726k
g)の重さである。
同様にして設計されたスチール製及びホイスカー強化アルミナセラミック製の
ポンチは約4ポンド(1.8kg)であり、カーバイド製ポンチは、通常8ポン
ド(3.6kg)以上の重さである。この重量軽減により本体形成装置にかかる
動荷重が効果的に低減される。ポンチの重量軽減により本体製造機における摩耗
が低減されると同時に、ポンチと再絞りダイ及び扱きダイとの間の設置に関する
問題が低減される。軽量化によりラムホイップ、即ち本体形成装置の中心軸から
のずれも効果的に低減される。ラムが振動していると、扱きダイに接触する機会
がポンチに生じ、次にこれはポンチの表面及び扱きダイの表面を破壊し得る。ま
た、ポンチが重すぎると、ダイの配列はラム及びポンチの衝打作用に起因して変
化し得る。こうした利点に加えて、より高速にて作動可能な本体製造機を設計す
ることも可能である。
本発明による複合物は周知の複合ポンチに広がる割れ目に対する抵抗力を向上
させている。即ち、窒化珪素と炭化珪素との結合に起因し、ポンチにおける割れ
目の広がりに対する抵抗力が大幅に向上している。
本発明による缶本体工具装置を図2を基に記載する。本体形成用ポンチ20は
上記のように窒化珪素製ホイスカー強化材から製造されている。本体形成用ポン
チ20と再絞りダイ40との間にカップ30が配置されている。本体形成用ポン
チ20は再絞りダイ40、続いて第1扱きダイ50及び第2扱きダイ60の中に
カップ30を押し入れる。本体製造機の中には第3扱きダイを有するものもある
。本体形成用ポンチ20の移動はドーム成形ダイ70及び圧力リング80にて終
了し、缶本体の底部を形成する。そして、本体形成用ポンチ20はこれらのダイ
を通って後退し、新たなサイクルを開始する。
本発明により製造されるポンチと他の周知の素材、特に他のホイスカー強化複
合材とを比較すべく、10重量パーセント炭化珪素ホイスカーで強化されたアル
ミナ製のポンチが製造された。先端の半径が0.0004インチ(0.0010
16cm)の触針を有するフェデラルサーフアナライザ2000プロフィロメー
タ(Federal Surfanalyzer 2000 profilometer)(ロードアイランド州、プロヴ
ィデンス(Providence)、フェデラルプロダクツコーポレイション(Federal Pr
oducts Corp.))を用いて測定したように、ポンチの表面仕上げは約12〜16
マイクロインチrmsであった。総計3つのホイスカー強化アルミナ製缶本体ポ
ンチを上記のような缶製造機でテストした。扱きダイは炭化タングステンから製
造された。
3つの全ポンチは約4時間の運転(約120,000個の缶本体)後、「剥離
」問題に陥った。剥離は缶の下半分が上半分から分離した状態のことであり、通
常、この剥離は缶の上部1/3の位置にて生じる。一旦剥離が始まると、缶の周
囲を半径方向に進行する。剥離が生じ得るのは摩擦係数が低減した破損ポンチ又
はポンチ面における小孔が原因である。調査結果ではホイスカー強化アルミナは
ポンチ面の疲労によって変化していた。従って、これらのポンチは本格的規模の
生産目的には受け入れ難い。
本発明により形成されるホイスカー強化窒化珪素複合材製本体形成ポンチは、
剥離によって除去される前に総計1,260万個の缶の製造に通用した。このポ
ンチは8重量パーセントのイットリア及び1重量パーセントのアルミナを含有す
る窒化珪素から製造され、ほぼ非晶質の粒界相を備えていた。ポンチは約1.5
マイクロメータの平均直径及び約30マイクロメータの平均長を有する10重量
パーセントの炭化珪素ホイスカーも含有していた。
剥離の原因は表面上の衝撃が引き起こした表面上の小さな割れ目にあることを
見出した。ポンチの寸法及び表面仕上げは初期の測定から殆ど変化しなかった。
ホイスカー強化アルミナ製ポンチに見られたような表面疲労の形跡は全くなかっ
た。
本発明の工程及びポンチに予想外の他の効果としては、缶のトリムハイトの変
動が低減し、或いは排除されたことである。この効果を実証すべく、標準スチー
ル製ポンチが本体形成装置に配置された。カップは厚さ約0.0112インチ(
0.02845cm)のアルミ合金(AA3004)シートから形成された。本
体形成装置が起動され、カップが同装置に移送された。装置から取り出された最
初の10個の缶は缶本体の頂部において約3/32〜4/32インチ(0.23
88〜0.3175cm)のトリムハイトを有した。10〜15個の缶本体を形
成した後、缶本体は缶の頂部において約10/32〜11/32インチ(0.7
938〜0.8733cm)のトリムハイトを有した。これはポンチが熱を帯び
て膨張したために缶本体の扱き加工の程度が大きくなったためである。過度のト
リムハイトはトリミングで除去された。
炭化タングステン製ポンチが本体形成装置に配置された。カップは厚さ約0.
0112インチ(0.02845cm)のアルミ合金シート(AA3004)か
ら扱き加工された。本体形成装置が起動され、カップが同装置に移送された。装
置から取り出された最初の3個の缶本体は缶本体の頂部において約3/32〜4
/32インチ(0.2388〜0.3175cm)のトリムハイトを有した。1
0〜15個の缶本体を形成した後、缶本体は缶の頂部において約6/32〜7/
32インチ(0.4763〜0.5556cm)の過剰分を有した。
同様に、ホイスカー強化アルミナから製造され、約10容量パーセントのSi
Cホイスカーを有するポンチが本体形成装置に配置された。再度、カップは厚さ
約0.0112インチ(0.02845cm)のアルミ合金(AA3004)シ
ートから扱き加工された。本体形成装置が起動され、カップが同装置に移送され
た。装置が形成した最初の3個の缶本体は缶本体の頂部において約3/32〜4
/32インチ(0.2388〜0.3175cm)の過剰分を有した。約100
個の缶本体を形成した後、缶本体は缶の頂部において約7/32〜8/32イン
チ(0.5556〜0.6350cm)の過剰分を有した。これはポンチが熱を
帯びて膨張したために缶本体の扱き加工の程度が大きくなったためである。過度
のトリムハイトはトリミングで除去される。
本発明によりホイスカー強化窒化珪素から製造されたポンチが本体形成装置に
配置された。ポンチは焼結補助剤として8重量パーセントのイットリア及び1重
量パーセントのアルミナを添加された窒化珪素粉末から製造され、ほぼ非晶質の
粒界相を備えていた。ポンチは約1.5マイクロメータの平均直径及び約30マ
イクロメータの平均長を有する10重量パーセントの炭化珪素ホイスカーも含有
していた。
カップは厚さ約0.0112インチ(0.02845cm)のアルミ合金(A
A3004)シートから扱き加工された。本体形成装置が起動され、カップが同
装置に移送された。装置から取り出された最初の3個の缶は缶本体の頂部におい
て約3/32〜4/32インチ(0.2388〜0.3175cm)の過剰分を
有した。約100個の缶本体を形成した後も、缶本体は缶の頂部において約3/
32〜4/32インチの過剰分を有した。これはポンチの耐熱性が非常に高く、
カーバイド扱きダイがポンチの膨張に匹敵するか、或いはこれを上回るためであ
る。
トリムハイトの低減により、形成される1缶当りのアルミニュウム使用量が低
減し、トリムハイトの変動を排除するという効果を奏する。一実施例において、
1缶当りのアルミニュウム減少量は約0.0107(0.02718cm)立方
インチである。(0.0076インチ×6/32インチ×2.4インチ×π(0
.01930cm×0.1875cm×6.096cm×π))。例えば、アル
ミニュウムシート初期寸法は約0.0001インチ(0.00025cm)だけ
効果的に短縮できる。
本発明の種々の実施例を詳細に記載したが、これら実施例を改変できることは
当業者には明らかである。しかし、こうした改変は本発明の思想及び範囲内にあ
るということを明確に理解すべきである。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE,
DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M
C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG
,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN,
TD,TG),AT,AU,BB,BG,BR,BY,
CA,CH,CZ,DE,DK,ES,FI,GB,H
U,JP,KP,KR,KZ,LK,LU,MG,MN
,MW,NL,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,
SD,SE,SK,UA,VN
(72)発明者 タルボット,ロブリー エル.
アメリカ合衆国 80403 コロラド州 ゴ
ールデン ペリー パークウェイ 331
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.アルミニュウム缶の本体を製造するための本体形成ポンチであって、前記ポ ンチは約5重量パーセントから約15重量パーセントの炭化珪素ホイスカーを含 むホイスカー強化窒化珪素により構成されている本体形成ポンチ。 2.前記ホイスカーは少なくとも約0.75マイクロメータの平均直径を有する 請求項1に記載のポンチ。 3.前記ポンチは実質的にホイスカー強化窒化珪素からなる請求項1に記載のポ ンチ。 4.前記ホイスカー強化窒化珪素は、 (a)平均直径が約0.75から約1.5マイクロメータで、アスペクト比が約 10から約30であって、約5重量パーセントから約15重量パーセントの炭化 珪素ホイスカーと、 (b)約2重量パーセントから約12重量パーセントの希土類酸化物及び約0. 5重量パーセントから約8重量パーセントのアルミナを含み、残りが実質的に窒 化珪素からなる窒化珪素マトリックスと を含む請求項1に記載のポンチ。 5.前記窒化珪素マトリックスはほぼ非晶質の第2相を有する請求項4に記載の ポンチ。 6.前記ポンチは1℃当たり約3.0x10-6から3.5x10-6の熱膨張係数 を有する請求項1に記載のポンチ。 7.前記ポンチは約0.20から約0.24の摩擦係数を有する請求項1に記載 のポンチ。 8.前記ポンチは約1.75ポンド(約0.794Kg)未満の重量を有する請 求項1に記載のポンチ。 9.前記ホイスカーは前記ポンチの平面とほぼ平行に配向されている請求項1に 記載のポンチ。 10.前記ポンチは5マイクロメータ以上の孔を実質的に含まない請求項1に記 載のポンチ。 11.アルミニュウム缶の本体を製造するための本体形成ポンチであって、前記 ポンチはホイスカー強化窒化珪素材料により製造され、かつ前記ポンチは、 (a)少なくとも約0.75マイクロメータの平均直径を有し、約5重量パーセ ントから約15重量パーセントの炭化珪素ホイスカーと、 (b)約2重量パーセントから約12重量パーセントの希土類酸化物及び約0. 5重量パーセントから約8重量パーセントのアルミナを含むほぼ非晶質の粒界相 を有する窒化珪素マトリックスとからなり、 1℃当たり約3.5x10-6未満の熱膨張係数を有するポンチ。 12.前記ポンチは5マイクロメータ以上の孔を実質的に含まない請求項11に 記載のポンチ。 13.前記ポンチは約0.20から約0.24の摩擦係数を有する請求項11に 記載のポンチ。 14.前記非晶質粒界相は約6から約8重量パーセントのイットリアと、約1か ら約3重量パーセントのアルミナとを含む請求項11に記載のポンチ。 15.前記ポンチは約1.75ポンド(約0.794Kg)未満の重量を有する 請求項11に記載のポンチ。 16.アルミニュウム缶本体を製造するための方法であって、 (a)アルミニュウムシートからほぼ円形のディスクを打ち抜く工程と、 (b)前記ディスクからカップを形成する工程と、 (c)1℃当たり約3.5x10-6未満の熱膨張係数を有するとともに約0.1 5から約0.35の摩擦係数を有する本体形成ポンチによって、前記カップを本 体形成ダイに強制的に通過させる工程と を含む方法。 17.前記ポンチは、少なくとも約0.75マイクロメータの平均直径を有し、 かつ約5重量パーセントから約15重量パーセントの炭化珪素ホイスカーを含ん だホイスカー強化窒化珪素からなる請求項16に記載の方法。 18.前記ポンチは約0.20から約0.24の摩擦係数を有する請求項16に 記載のポンチ。 19.前記本体形成ダイは再絞りダイ、扱きダイ、ドーム成形ダイ、及び圧力リ ングを含む請求項16に記載の方法。 20.前記再絞りダイ、扱きダイ、ドーム成形ダイ、及び圧力リングはホイスカ ー強化窒化珪素からなる請求項19に記載の方法。 21.前記アルミニュウムシートは約0.0090インチ(約0.023センチ )から約0.0150インチ(約0.038センチ)の厚さを有する請求項16 に記載の方法。 22.前記ポンチは約1.75ポンド(約0.794Kg)未満の重量を有する 請求項16に記載のポンチ。 23.アルミニュウム缶本体を製造するための方法であって、 (a)アルミニュウムシートからほぼ円形のディスクを打ち抜く工程と、 (b)前記ディスクからカップを形成する工程と、 (c)1℃当たり約3.5x10-6未満の熱膨張係数を有するとともに約0.2 0から約0.24の摩擦係数を有する本体形成ポンチによって、前記カップを本 体形成ダイに強制的に通過させる工程と を含み、前記本体形成ポンチが多量のアルミニュウム缶本体を製造した後におい て前記摩擦係数が約0.20から約0.24である方法。 24.アルミニュウム缶本体を製造するための本体形成装置であって、 (a)1℃当たり約3.0x10-6未満の熱膨張係数と、約0.20から約0. 24の摩擦係数とを有する本体形成ポンチと、 (b)再絞りダイと、 (c)扱きダイと、 (d)ドーム成形ダイと を備えた装置。 25.前記ポンチはホイスカー強化窒化珪素からなる請求項24に記載の装置。 26.前記ポンチはホイスカー強化窒化珪素からなり、その窒化珪素は、 (a)約0.40マイクロメータから約4.5マイクロメータの平均直径を有す る、約5重量パーセントから約15重量パーセントの炭化珪素ホイスカーと、 (b)約2重量パーセントから約12重量パーセントの希土類酸化物及び約0. 5重量パーセントから約8重量パーセントのアルミナを含む窒化珪素マトリック スと からなる請求項24に記載の装置。 27.アルミニュウム缶本体を製造するためにアルミニュウムシート材料の寸法 を低減するための方法であって、 (a)アルミニュウムシートからほぼ円形のディスクを打ち抜く工程と、 (b)前記ディスクからカップを形成する工程と、 (c)前記カップを、本体形成ポンチによって、本体形成ダイに強制的に通過さ せる工程と を含み、前記ポンチが1℃当たり約3.5x10-6未満の熱膨張係数を有するホ イスカー強化窒化珪素からなる方法。 28.前記アルミニュウムシート材料の寸法はその厚さにおいて少なくとも約0 .0001インチ(約0.00025センチ)だけ低減される請求項27に記載 の方法。 29.約5から約15重量パーセントの炭化珪素ホイスカーと、ほぼ非晶質の第 2相とを有する窒化珪素を含んだホイスカー強化窒化珪素からなる缶用金型部品 。 30.前記ホイスカーは少なくとも約0.75マイクロメータの平均直径を有す る請求項29に記載の缶用金型部品。 31.前記缶用金型部品は約5マイクロメータ以上の直径を有する孔を実質的に 含んでいない請求項29に記載の缶用金型部品。
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