JPH085000B2 - スチ−ルvベルトのブロツク接触面研摩装置 - Google Patents

スチ−ルvベルトのブロツク接触面研摩装置

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JPH085000B2
JPH085000B2 JP62060674A JP6067487A JPH085000B2 JP H085000 B2 JPH085000 B2 JP H085000B2 JP 62060674 A JP62060674 A JP 62060674A JP 6067487 A JP6067487 A JP 6067487A JP H085000 B2 JPH085000 B2 JP H085000B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は無段変速装置内に装着されて、スチールVベ
ルトの側面を擦りつけて新鮮な面とし、Vプーリーとの
間に発生する摩擦係数の増大を図るための装置に関する
ものである。
(従来技術) スチールVベルトはVプーリーに巻き掛けられて動力
の伝達を行なう訳であるが、該動力の伝達は上記スチー
ルVベルトの側面とVプーリーのV面との間に生じる摩
擦力によって行なわれるもので、大動力の伝達を達成す
るためには、また、伝達効率を向上させるためには、上
記スチールVベルトの側面とVプーリーのV面間の摩擦
係数、並びに摩擦力を大きくしなければならない。とこ
ろで、このようなスチールVベルトをVプーリーに巻き
掛けて使用すれば、次第にスチールVベルト側面及びV
プーリー側面が磨かれ、また、油中の極圧添加剤等で摩
擦係数の低い化合物が析出して該側面に付着するといっ
た現象が発生する。
(本発明の目的) このようにスチールVベルトをプーリーに巻き掛け使
用すれば、互いに接触面は磨かれ、また極圧添加剤等で
スチールVベルト側面には化合物が付着して両接触面間
は摩擦係数が低下してしまい、大きな動力伝達はもとよ
り、伝達効率の低下をきたしてしまう。本発明はこれら
問題点の解決を目的としたもので、該スチールVベルト
側面の付着物の除去、及び側面を研磨する装置を提供す
るものである。
(本発明の構成) 本発明に係るスチールVベルトのブロック接触面研磨
装置は、上記問題点を解決するため次の特徴をもって構
成されている。
本発明の装置の基本形態は該スチールVベルトの両側
面に接触する研磨ダイを装着したものであり、該研磨ダ
イの内面はスチールVベルトのブロック側面と同一傾斜
角をもって傾斜している。そして、該研磨ダイはバネ等
の力によって常時一定押圧力によりスチールVベルト側
面に接触させた状態にて装着する場合、若しくは一定時
間をおいて間歇的に接触させるよう装着する場合があ
る。該研磨ダイの形態を特に限定するものではなく、内
面がスチールVベルトの側面になじむ傾斜面をもったブ
ロック体としてもよく、該側面と同一傾斜をもって取着
される軸に回動自在に軸支される円柱体とすることもで
きる。そして、これら研磨ダイはその材質としてセラミ
ック、超硬合金、高炭素鋼や滲炭鋼、さらには接触面だ
けに硬い粒子を溶射等の方法で付着した鉄、アルミ合
金、プラスチック等が用いられ、必要に応じて該接触面
は粗面化される。
(作用) このように、構成される一種の研磨装置は、Vプーリ
ーを装着し、該スチールVベルトを巻き掛けている動力
伝達装置のフレームに取着され、該研磨装置の研磨ダイ
はスチールVベルトの両側面に接触する。該スチールV
ベルトはVプーリーの回転によって走行することにな
り、静止している研磨ダイの接触面と接触しながら走行
する。また、該装置はフレームに固定されているもので
なく、スチールVベルトの動きに追従して移動し、Vプ
ーリーに対する巻き付き径がいかなる大きさであっても
該スチールVベルトの側面を研磨することができる。す
なわち、該装置は両プーリーの間に装着され、Vプーリ
ーの軸方向移動並びに装着位置での傾斜移動に対する自
由度が与えられている。但し、該装置は無断変速装置内
に係合するスチールVベルトの側面に該研磨装置の研磨
ダイを接触させ、スチールVベルトの側面に付着した付
着物を除去し、時には側面を荒くするためのものであ
り、機械工作のごとき研磨加工のように研削粉を出すよ
うなものではない。なぜなら、無断変速装置内に研削粉
など混入することにより、発熱の原因となり、無断変速
装置に異常をきたすこととなる。
以下、本発明に係る研磨装置の実施例を図面に基づい
て詳細に説明する。
(実施例) 第1図は本発明の研磨装置の具体例であって、Aは研
磨装置、BはスチールVベルト(以下、Vベルトと省
略)を表わしており、VベルトBは2本の水平したバン
ド1、1に隙間なく多数のブロック2、2・・・を配列
したものである。そして、VベルトBの両側面3、3は
一定の傾斜角をもって傾斜しており、該傾斜角と同一傾
斜角のV面を有するVプーリーに巻き掛けられている。
ここで、同図に表わしているVベルトBの形態は一例で
あって、このような形式に限定するものでなく、V形の
側面3を形成したスチール製のベルトであれば、すべて
のVベルトに対し本発明の装置は適用され得る。
ところで、本装置AはVベルトをはさんで研磨ダイ4
a、4bが装着され、両研磨ダイ4a、4bは2本の軸5、5
を案内としてガイドされていて、両者の間隔が変動自在
とされ、しかも該研磨ダイ4a、4bはともに主軸6に遊合
状態で軸支されている。したがって、研磨ダイ4a、4bは
両者の間隔が変動するのみならず、全体が主軸6方向に
移動することができ、しかも該主軸6を中心としてa、
b方向に揺動可能となる。また、上記軸5にはコイルバ
ネ7が挿入されていて、該軸端にサークリップで固定さ
れたワッシャー8を一方側の受けとして、上記研磨ダイ
4a、4b間の間隔を縮め得るようにバネ力が作用し、研磨
ダイ4a、4bの内面9はVベルトBの側面3と接触してい
る。該内面9はVベルトBの側面3の傾斜角に一致して
いて、研磨ダイ4の全長にわたって接触している。研磨
ダイ4はその内面9をもってVベルトBの側面3に接触
する訳であるが、これら内面9及び側面3はV形をした
接触面であるため、作用する接触圧はVベルトBを外方
向(第1図では上方向)へ押し出すことになるため、ガ
イド10を形成して阻止しており、該ガイド10の出入口端
11、11はVベルトBが該研磨ダイ4内に滑らかに入り得
るようにRが形成されている。そして、該研磨ダイ4は
VベルトBの側面3と摩擦摺動を行なって、該側面3を
新鮮にするものであって、材質はセラミック、超硬合金
等の硬いものが用いられ、逆に軟らかくして軽いアルミ
合金やプラスチック等を用いた場合には、その内面に硬
い粒子を付着しなければならない。
第2図、第3図は本発明の他の実施例を示したもの
で、該実施例に表わしている装置では両研磨ダイ4a、4b
の間隔は常時一定していて、間にカラー12を介して両軸
13、13により止着され、さらに両軸13、13の中間に設け
た主軸14に軸支されている。ところで、第3図にその断
面図をもって表わしているように、両研磨ダイ4a、4b間
の間隔はVベルトBの幅より大きくなっていて、両内面
9、9が同時にブロック2の側面3に接触することな
く、上記主軸14自体が軸方向に移動し、片側面3ずつ接
触しVベルトを研磨する。また、常時接触させていると
負荷もかかるため、研磨ダイ4a、4bはVベルトB側面
3、3の両側面とに間隔をもたせ、必要に応じて接触さ
せることもできる。勿論、該主軸14を中心として研磨ダ
イ4a、4bは揺動することは許容されている。
さらに第4図、第5図は別の実施形態であって、この
場合には同図に示すごとく研磨ダイ4として前記実施例
のブロック体ではなく、回転体を採用している。したが
って、該研磨ダイ4は回転軸15を中心として自由に回動
可能に軸支され、該回転軸15はVベルトBの側面3傾斜
角と同じ傾斜角をもって傾斜し、この場合には該側面3
と線接触を成している。そして、VベルトBの走行に追
従して該研磨ダイ4は回転することになるが、研磨ダイ
4の回転に多少の抵抗を与えておけば、該側面3との間
に滑りを生じ、研磨作用を呈し得る。該研磨ダイ4の回
転軸15はブロック16に固定され、該ブロック16は2本の
主軸17、17に遊合状態にて取着され、両主軸17の中間に
はコイルバネ7を挿入した軸18がわたされていて、両ブ
ロック16、16すなわち研磨ダイ4a、4bの間隔を縮めるよ
うバネ力を作用させている。したがって、研磨ダイ4a、
4bはVベルト13の側面3に常時接触し、両Vプーリーへ
の巻き付き径の変化に伴なうVベルトBの位置変動に追
従して、主軸17方向に移動できる。また、該研磨ダイ4
a、4bと側面3との間に適度な滑りを与える別の手段と
して、第6図に示すごとく回転軸15をVベルトBの走行
方向に対し傾けることで対処することも可能である。ま
た、VベルトBのブロック2、2の間隔が離れた場合に
も滑らかに回転を与えることができる。
第7図はVプーリー19、20を示しており、入力側並び
に出力側のVプーリー19、20はその変速時に両プーリー
片19a、19b及び20a、20b間の距離が変化することで、V
ベルトBの巻き掛け半径が逐次増減する訳であり、この
場合、一方のプーリー片19a、20aは駆動軸21、22に固定
されていて他方のプーリー片19b、20bが変動する。した
がって、プーリー片19b、20bの変動に伴ない、巻き掛け
られているVベルトBの中心(Y−Y)はX−X方向に
移動することになり、該VベルトBの両側面3、3に接
触する研磨ダイ4a、4bは同時に移動しなければならな
い。よって、該研磨ダイ4は主軸6、14、17方向の自由
度が与えられている。
また一方、VベルトBは第8図に示すように、中心
(Y−Y)のX−X方向移動のみならず、巻き掛け半径
の変化に伴なう直線部での傾斜変動が生じる。したがっ
て、本装置は該変動の最も少ない箇所となる両Vプーリ
ー19、20の中間位置に装着されている。
以上述べたように、本発明のスチールVベルトのブロ
ック接触面研磨装置は、Vベルトの側面と滑り接触する
研磨ダイを該Vベルトが走行する両側面に取着し、Vベ
ルトの幅方向変動に追従して移動可能とし、また、時に
はVベルトの直線部の傾斜に対しても追従できるように
主軸回りの揺動をも与えたもので、次の効果を得ること
ができる。
(効果) (1) 本発明に係る研磨装置は、無断変速装置に組み
込むことにより研磨ダイがVベルト側面と滑り接触をす
ることで、該側面に付着する添加剤等を除去し、Vプー
リーとの接触により磨かれた光沢面を粗面化すること
で、該Vプーリー間に作用する摩擦係数、しいては摩擦
力の増大を図り、動力伝達の向上並びに大動力の伝達を
得ることができる。
(2) 摩擦係数の向上はVベルトとVプーリー間の滑
りを制御するため、余分な摩擦熱の発生を抑え、潤滑油
の劣化を防止するとともに、変速装置に悪影響を与え
ず、発熱に基因するトラブルが無くなる。
(3) また、該装置はVベルトの変動に追従して移動
可能に装着されているため、何ら特別な装置でコントロ
ールすることなく常時、また、必要な時にVベルト側面
に接触し研磨作用を呈し得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の研磨装置の具体例であり、第2図、第
3図は他の実施例で、第3図は第2図の断面図を、第4
図、第5図はさらに別の実施例で、第5図は第4図の断
面図、第6図は回転体を成す研磨ダイをVベルトの走行
方向に傾斜した場合、また、第7図、第8図はVプーリ
ーに巻き掛けられるVベルトの変動状態をそれぞれ示し
ている。 A……研磨装置、B……Vベルト 1……バンド、2……ブロック 3……側面、4……研磨ダイ 5、13、18……軸、6、14、17……主軸 7……コイルバネ、8……ワッシャ 9……内面、10……ガイド 11……端、12……カラー 15……回転軸、16……ブロック 19、20……Vプーリー、21、22……駆動軸

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】無段変速装置内の両プーリーに巻き掛けら
    れて無段階変速により動力を伝達するスチールVベルト
    において、該スチールVベルトの側面にスチールVベル
    ト側面傾斜角と同一傾斜角の内面をもった研摩ダイを取
    着し、該研摩ダイをスチールVベルトが走行する方向に
    対し垂直に取着した主軸を介して該主軸方向に移動可能
    に、しかも、主軸を中心として揺動出来るように装着し
    たことを特徴とするスチールVベルトのブロック接触面
    研摩装置。
  2. 【請求項2】上記両研摩ダイ間の間隔を縮め得るように
    作用するバネを取着した特許請求の範囲第1項記載のス
    チールVベルトのブロック接触面研摩装置。
  3. 【請求項3】上記両研摩ダイ間の間隔をスチールVベル
    ト幅より大きくし、上記主軸自体に軸方向移動を与えた
    特許請求の範囲第1項記載のスチールVベルトのブロッ
    ク接触面研摩装置。
  4. 【請求項4】上記研摩ダイとして一定角度で傾斜して取
    着された回転軸に回動自在に軸支された回転体を用いた
    特許請求の範囲第1項、第2項又は第3項記載のスチー
    ルVベルトのブロック接触面研磨装置。
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JPS58102659A (ja) * 1981-12-12 1983-06-18 Yokohama Rubber Co Ltd:The 無端伝動ベルトの研磨方法および装置
JPS61171938A (ja) * 1985-01-23 1986-08-02 Daido Kogyo Co Ltd スチ−ルvベルト

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