JPH0849504A - エアーモータ - Google Patents

エアーモータ

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JPH0849504A
JPH0849504A JP6187102A JP18710294A JPH0849504A JP H0849504 A JPH0849504 A JP H0849504A JP 6187102 A JP6187102 A JP 6187102A JP 18710294 A JP18710294 A JP 18710294A JP H0849504 A JPH0849504 A JP H0849504A
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air supply
housing
polishing
engine pack
grinding tool
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政計 柿本
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U H T KK
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    • F01D15/00Adaptations of machines or engines for special use; Combinations of engines with devices driven thereby
    • F01D15/06Adaptations for driving, or combinations with, hand-held tools or the like control thereof
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61CDENTISTRY; APPARATUS OR METHODS FOR ORAL OR DENTAL HYGIENE
    • A61C1/00Dental machines for boring or cutting ; General features of dental machines or apparatus, e.g. hand-piece design
    • A61C1/02Dental machines for boring or cutting ; General features of dental machines or apparatus, e.g. hand-piece design characterised by the drive of the dental tools
    • A61C1/05Dental machines for boring or cutting ; General features of dental machines or apparatus, e.g. hand-piece design characterised by the drive of the dental tools with turbine drive
    • A61C1/052Ducts for supplying driving or cooling fluid, e.g. air, water
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
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    • B24B23/026Fluid driven
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 組み立ては勿論のこと、エンジンパック
(前、後のリテーナー、ステーター、ベーンを有するロ
ータ等を有する)等の交換が素人でも行えるエアーモー
タを提供する。 【構成】 給気用継手3をハウジング4内周面に突設し
た案内凸条34に係合して後リテーナー11b にその先端部
13を当接させ、その先端部13をハウジング4に螺合する
ナット部材10で締結する。先端部13後面には複数個の硬
質合成樹脂製の第1突子33を、またその第1突子33と対
応するナット部材10前面には複数個の第2突子10c を形
成しているため、締結による第1突子33の弾性復元力で
強固な係合関係を作り出し、緩みも第1突子33、第2突
子10c の係止効果でなくなる。治具でナット部材10を回
転させて締結を解除すればエンジンパック1を直線的に
引き抜くことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エアーグラインダーの
ような研削、研磨作業に用いる工業用機具、或いは歯科
用ハンドピース等の駆動源として用いるエアーモータに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】今日、研削、研磨作業は勿論のこと、歯
科用ハンドピース等の駆動源として使用されるエアーモ
ータは、一般的に図12に示す構造になっている。簡単
には、所望の研磨・研削具100 を回転可能に支持する共
にケーシング500で包皮した研磨・研削具ユニット400
と、前リテーナー11a 、後リテーナー11b、その前後リ
テーナー11a 、11b で回転可能に支持され複数のベーン
121 を出没可能に有するロータ111 、前後リテーナー11
a 、11b 間に設けられ該ロータ111を収容するステータ1
01 、該ステータ101 回りに確保された給気用通路600
、排気用通路700 等をケーシング800 で包皮した動力
ユニット900 と、動力ユニット900 への供給圧搾空気量
を調整する給気用継手3とからなり、研磨・研削具ユニ
ット400 は、動力ユニット900 に対して螺合によって連
結され、また、給気用継手3は、動力ユニット900 にエ
アーを供給する給気孔902 を備えたバルブ体901と、そ
のバルブ体901 に対して進退可能に螺合して給気孔902
の開度を調整するグリップ部5とで形成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような先行技術
は、バルブ体901 先端を動力ユニット900 のケーシング
800 内周面に螺合させて後リテーナー11b に当接させ、
更にその螺合部aを接着剤bで強固に固定して緩まない
ようにしているため、100度程度まで高温にして接着
剤bを軟化させてからその接着剤bを排除した後、螺合
を解かねばならず、専門のユーザーでないと動力ユニッ
ト900 を耐久性低下等を理由として交換する場合に対処
できず、非常に不便であった。また、動力ユニット900
の内圧(ステーター101 の内圧)は運転時に非常に高圧
になって、気密設計にしていても僅かながら漏気してロ
ータ軸111aの軸受け部131 からグリース等の潤滑剤を押
し出して油切れを起すため、高速運転に耐えきれず、耐
久性が低下が著しくなる問題があり、加えて動力ユニッ
ト900 の振動が手指に直接伝わる構造であるため、疲労
感を感じ易い問題もある。更に、グリップ部5は、左回
転で開弁、右回転で閉弁される仕組みなっている。しか
し、不注意に左回転を継続すると、グリップ部5が給気
用継手3から外れて落下することがあり、専門知識を持
たない使用者にとっては使い勝手が良いエアーモータと
は言う難かった。
【0004】本発明は、従来事情に鑑みてなされたもの
で、その目的とする処は、組み立ては勿論のこと、エン
ジンパック(前、後のリテーナー、ステーター、ベーン
を備えたロータ等を有する)等の交換が素人でも行える
エアーモータを提供することにある。また、他の目的と
する処は、長寿命化を約束でき、使用感も非常に良いエ
アーモータを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に講じた技術的手段は、請求項1は、軸受け部を各々備
えた前リテーナー、後リテーナーで前側開放部と後側開
放部とを閉塞するパイプ状ケースの内周面に縦条溝から
なる給気用通路、排気用通路を穿設し、該前後のリテー
ナー間に前記給気用通路に連通する給気口及び排気用通
路に連通する排気口を有するステーターを設け、後リテ
ーナーに上記給気用通路、排気用通路に連絡する連絡給
気通路、連絡排気通路を各々開路すると共に、該前後リ
テーナーの軸受け部でステーター内において複数のベー
ンを備えたロータを回転可能に支持してカートリッジ式
のエンジンパックを構成し、該エンジンパックと、該エ
ンジンパックから突出するロータ軸に回転軸を直線的に
係脱可能に連結する研磨・研削具ユニットと、前記後リ
テーナーの連絡給気通路に連通する直線的に取外可能な
給気用継手と、前記研磨・研削具ユニット、エンジンパ
ックの順に後方の開放口から縦一列に抜き差し可能に嵌
合状に挿入し且つ前方の開放口を研磨・研削具を突出可
能とする両端を開放したハウジングとを備え、上記給気
用継手は、ハウジングの内周面に突設した案内凸条に回
転不能にスライド係合して後リテーナーに当接し連絡給
気通路に連通する先端部と、その先端部に連設された給
気筒部と、上記先端部の後面同一円周上に適宜間隔をお
いて突設した硬質合成樹脂製の複数の第1突子とを備
え、ハウジングの内周面に上記給気筒部を挿通する馬鹿
孔を開孔したナット部材を進退可能に螺合させ、該ナッ
ト部材の前面同一円周上に上記する第1突子を弾性的に
圧接する第2突子を適宜間隔をおいて複数個突設してい
ることを要旨とする。請求項2は、請求項1のハウジン
グが研磨・研削具ユニットと一体的なハウジング分体
と、エンジンパット用のハウジング本体とに分離され、
該ハウジング分体がハウジング本体に着脱可能に螺合し
ていることを要旨とする。請求項3は、請求項1または
2のエンジンパックには、その外周面にハウジング内周
面との間に外部に連通する微細な隙間を確保しているこ
とを要旨とする。請求項4は、請求項1乃至3いずれか
記載のエンジンパックは、その外周面任意箇所にハウジ
ング内周面に密接し振動を吸収する弾性環状体を周設し
ていることを要旨とする。請求項5は、請求項1乃至4
いずれか記載の前リテーナーは、排気用空気の一部を放
出する放出路を、また前リテーナーと軸受け部との係合
部に内気を逃がす逃がし溝を各々形成し、該放出路及び
逃がし溝は、研磨・研削具ユニットのハウジング部分内
周面に形成した数条の排気溝に連絡され、該排気溝が、
研磨・研削具の突出口で開放していることを要旨とす
る。請求項6は、請求項1乃至5いずれか記載の給気用
継手が圧搾空気の供給源に連絡する給気孔を備えると共
に、該給気用継手に螺合され前進によって給気孔を閉孔
し且つ後退によって同給気孔の開度を調整するグリップ
部を備え、給気用継手の基端側に、グリップ部を所定以
上の後退を阻止する割リングを係脱可能に設けたことを
要旨とする。
【0006】
【作用】上記技術的手段によれば、下記の作用を奏す
る。 (請求項1)ハウジングの一方の開放部、即ち後部開放
部から研磨・研削具ユニット、エンジンパックの順に挿
入してエンジンパックのロータ軸を、研磨・研削具ユニ
ットの回転軸に直線的に係合し、且つ給気用継手を、エ
ンジンパックの後リテーナーの連絡給気通路に連通する
ように取り付ける。給気用継手のエンジンパックへの取
り付けは、ハウジング内周面に突設した案内凸条に係合
して後リテーナーに先端部を当接させ、その先端部をハ
ウジングに螺合するナット部材で締結される。その際、
先端部の後面に適宜間隔をおいて複数個の硬質合成樹脂
製の第1突子を、またその第1突子と対応してナット部
材前面に複数個の第2突子を各々突設しているため、締
結による第1突子の弾性復元力で強固な係合関係を作り
出し、緩みも第1突子、第2突子の係止効果でなくな
る。圧搾空気は、給気用継手内、後リテーナーの連絡給
気通路、パイプ状ケース内の給気用通路、ステーターの
給気口を介して進入し、ベーンに圧搾空気を噴射させて
ロータを高速で回転駆動させ、研磨・研削具ユニット先
端の所望の研磨・研削具を回転させる。一方、エンジン
パックを取り外す場合には、治具でナット部材を回転さ
せて締結を解除し、給気用継手を外してから、研磨・研
削具ユニットの回転軸とロータ軸との係合を解除するよ
うにエンジンパックを直線的に引き抜く。 (請求項2)研磨・研削具ユニットはハウジングを、エ
ンジンパックを包皮するハウジング本体に対して分離し
ている。従って、ハウジングが直管状のものにあっては
取り付けできないアングル型の研磨・研削具ユニットで
あっても組み付け・分解できる。 (請求項3)エンジンパックの外周面とハウジング内周
面との間に確保した微細な間隙が、ハウジングに対する
セット時の圧迫される空気を外部に逃がす。 (請求項4)回転駆動時の振動をエンジンパックの外周
面に周設した弾性環状体で吸収して、ハウジングに伝達
しない。 (請求項5)前リテーナーに設けた排気用空気の放出路
と、前リテーナーと軸受け部との間に形成された逃がし
溝とが研磨・研削具ユニットのハウジング内周面に形成
した排気溝を介して研磨・研削具の突出口に連通してい
る。そのため、運転中に研磨・研削具ユニットの軸受け
部等を効果的に冷却し、ステーター内の高圧化を原因と
する漏気によるグリース等の潤滑剤の飛散を防止する。 (請求項6)所定の弁開度になると、グリップ部の後端
が給気用継手基端の割リングに衝突してそれ以上のグリ
ップ部の後退を防止する。
【0007】
【発明の効果】本発明は以上のように構成したから下記
の利点がある。 (請求項1)給気用継手の先端部が、ハウジング内周面
に突設された案内凸条で後リテーナーに当接するように
係合させ、その先端部をハウジングに螺合して進退する
ナット部材で締結するような簡単な手法でありながら、
先端部の後面の硬質合成樹脂製の第1突子とナット部材
の第2突子との係止効果で緩まず、しかも第1突子の弾
性復元力で第1、第2突子が強固に係合するようにして
いるから、ハウジングに挿入した研磨・研削具ユニット
の回転軸にロータ軸が係合するように直線的にエンジン
パックをハウジング内に挿入した後、ナット部材を締結
するだけで、ハウジング内のエンジンパックに圧搾空気
を供給する給気用継手を螺合し更に接着剤しなくとも強
固に接続でき、ナット部材を解除するだけの簡単な操作
で、同給気用継手をエンジンパックから取り外せる。故
に、素人でも容易に研磨・研削具ユニット、エンジンパ
ック、給気用継手を相互に連結してエアーモータを組み
立てることができるばかりでなく分解してエンジンパッ
ク等を必要に応じて交換することができる。 (請求項2)アングル型を呈する研磨・研削具ユニット
を有するエアーモータであっても、簡単に組み立て・分
解して、研磨・研削具ユニット、エンジンパック、給気
用継手を交換することができる。 (請求項3)エンジンパックの外周面とハウジング内周
面との間に外部に連通する微細な隙間を確保して、エン
ジンパックのハウジングへの挿入時に圧迫される空気を
外部に逃すようにしたから、エンジンパックを研磨・研
削具ユニットに係合するように確実にセットすることが
できる。 (請求項4)回転駆動時の振動をエンジンパックの外周
面に周設した弾性環状体で吸収するようにしてハウジン
グの握り感を良くしているから、長時間使用しても振動
による疲労感が生じることがなく、使用勝手が非常に良
い。 (請求項5)排気用空気の一部と、ステーターからの漏
気とを前リテーナーの放出路、前リテーナーと軸受け部
との係合部の逃がし溝、研磨・研削具ユニットのハウジ
ング部分内周面に形成した数条の排気溝を介して研磨・
研削具の突出口から放出するようにしているから、高速
運転で熱を持ち易い研磨・研削具ユニットの軸受け部分
等を効果的に冷却でき、またステーターの内気が漏気す
るようなことがあっても軸受け部の油切れを起さない。
故に高速回転に最適であり、大幅な耐久性の向上に寄与
することができる。 (請求項6)グリップ部の後退量が割リングに衝突する
までの長さに規制されるから、後退量が大きければ弁開
度が大きくなるものと錯覚して使用者(素人を含む)
が、グリップ部を大きく回転してもグリップ部が脱落す
ることがなく、使い易い。
【0008】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1乃至図9は、第1実施例のエアーモータを、
また図10は、第2実施例のエアーモータを、図11
は、第3実施例のエアモータを各々示している。まず、
第1実施例について説明する。
【0009】エアーモータAは、エンジンパック1、研
磨・研削ユニット2、給気用継手3、ハウジング4、及
びグリップ部5等からなっている。
【0010】エンジンパック1は、図1や図9に示すよ
うにパイプ状のケース11の前後開放端に前リテーナー11
a 、後リテーナー11b の取付口21、21を凹設し、該取付
口21、21に挟まれた周壁部分に給気用通路31、排気用通
路41を間隔をおいて軸芯に沿って凹設してなり、外周面
の両端部近傍に螺旋状溝部51を周設すると共に、その螺
旋条溝部51に挟まれた外周面部分に弾性環状体61の嵌着
溝71を2溝間隔をおいて凹設している。
【0011】また、このエンジンパック1 は、図1や図
4に示すように上記取付口21、21各々に前リテーナー11
a 、後リテーナー11b を嵌着固定し、該前後リテーナー
11a、11b 間に、上記給気用通路31に臨む給気口81と排
気用通路41に臨む排気口91とを各々の多孔状に開孔した
筒状のステーター101 を介在固定し、該ステーター101
内にベーン121 を複数枚出没可能に有するロータ111
を、ステーター101 に対して偏心させた状態で前リテー
ナー11a 、後リテーナー11b で支持する軸受け部131 、
131 にそのロータ軸111aを軸着して、ユニット化され、
そのロータ軸111a先端にラビリンス161 を取り付けてい
る。
【0012】前リテーナー11a は、図5に示すようにそ
の軸受け部131 との係合部にステーター101 内の高圧化
する内気を逃がす逃がし溝6を刻設しており、また周壁
部分に排気用通路41に連通して排気を一部放出する放出
路7を開路している。
【0013】後リテーナー11b は、図1、図3に示すよ
うに周壁部分に前記給気用通路31に連通する連絡給気通
路141 、及び連絡排気通路151 を開設し、連絡給気通路
141は、後述する給気用継手3に連通され、連絡排気通
路151 は、開放されている。この連絡給気通路141 と、
連絡排気通路151 とは隔絶され、給気は給気用継手3か
ら進入し、排気は連絡排気通路151 から排気される。
【0014】研磨・研削具ユニット2は、簡単には先端
に所望の研磨・研削具100 を交換可能とするコレット部
100aを備え、回転軸12を前後の一対の軸受け部22で回転
可能に支持した構造とし、回転軸12の後端に前記するエ
ンジンパック1のロータ軸111aと直線的に係脱可能に連
結する係脱手段32を備えている。
【0015】この係脱手段32は、図1、図6に示すよう
に研磨・研削具ユニット2の回転軸12の後端にロータ軸
111aの前端、詳細にはラビリンス161 とを直線的に係脱
可能に接続するカップリング継手であり、直線的に係合
させるだけでロータの駆動回転を研磨・研削具ユニット
2の回転軸12に伝達し、直線的に引き抜くだけでロータ
軸111aと回転軸12との係合を解除し、エンジンパック1
と研磨・研削具ユニット2とを分離することができる。
詳細には、ラビリンス161 または回転軸12のどちらか一
方に二股状の接続片32a 、32a を軸方向に間隔をおいて
突出し、他方にその接続片32a 、32a 内に挿入される係
合軸部32b を設け、接続片32a 、32a と係合軸部32b と
が直線的に係合し且つ外れるようになっている。
【0016】符号8は、エンジンパック1の前側の軸受
け部131 外輪と研磨・研削具ユニット2の後側の軸受け
部22外輪との間に介在するライザーパイプであり、研磨
・研削具ユニット2の軸受け部22外輪に当接するパイプ
端面に適宜間隔をおいて突起18を突設して突起18間を通
路28としている。
【0017】ハウジング4は、所望の合成樹脂材の注型
成形品であり、一方端である前側開放部を搾小して研磨
・研削具100 を突出口14とし、他方端である後側開放部
若干内側の内周面に雌螺子24を螺設すると共に、その雌
螺子24の前方の内周面に案内凸条34を軸線方向に突設し
ている。
【0018】また、ハウジング4は、前側開放部近傍の
内周面にスプリング9の嵌め込み段部19を段設すると共
に前半部を研磨・研削具ユニット2用の第1収容部200
、後半部の殆どをエンジンパック1用の第2収容部300
としており、第1収容部200の内周面に前記する放出路
7にライザーパイプ8の外側空間を介して連通し前記研
磨・研削具100 の突出口14で開放する数条の排気溝44を
刻設している(図7)。
【0019】また、前記するエンジンパック1は、その
外径を上記する第2収容部300 よりも100分の2mm
程度小径に形成する共に、前記嵌着溝71に弾性環状体61
としてOリングを嵌着している。
【0020】そして、前記する研磨・研削具ユニット
2、エンジンパック1は、スプリング9、研磨・研削具
ユニット2、ライザーパイプ8、エンジンパック1の順
にハウジング4内に挿入してセットされる。この状態に
おいて、先端の研磨・研削具100 は突出口14から外部に
突出し、研磨・研削具ユニット2とエンジンパック1と
は、直線状に係合して駆動力伝達可能に連結される。
【0021】ハウジング4の前記案内凸条34は、スプラ
インやキー等、給気用継手3を回転させずにエンジンパ
ック1後端の後リテーナー11bに当接するように案内す
るためにものである。
【0022】給気用継手3は、上記する案内凸条34で回
転不能にハウジング4の後方開放部方向から係合して後
リテーナー11b に当接する先端部13とその先端部13に連
設された給気筒部23とを備え、ナット部材10で締結され
る。上記する先端部13は、給気筒部23と後リテーナー11
b の連絡給気通路141 とに連通する入口と、その後リテ
ーナー11b の連絡排気通路151 に連通し外端を開放した
出口とを有し、その出口の外側後面部分に硬質合成樹脂
製の面板状の第1突子33を同一円周上に4個等間隔をお
いて突設している(図9参照)。
【0023】ナット部材10は、図1、図9に示すように
中央部に上記給気筒部23を挿通する馬鹿孔10a を開孔す
ると共にその回りに治具(図示せず)の差し込み用段部
10bを間隔をおいて凹設し、上記第1突子33と対応する
前面に面板状の第2突子10cを同一円周上に等間隔をお
いて12個突出しており、差し込み用段部10b に係合す
る治具(図示せず)で回転させることによって締め付け
られ、第2突子10c で第1突子33を弾性的に変形させな
がら締結して、第1突子33の弾性復元力と第2突子10c
、第1突子33との係止効果とで緩むことがないように
強固に固定される。
【0024】前記する給気筒部23は、内部を縦断し一部
が鍔状に突出する中間鍔状突出部23c で前後に遮断され
た前筒部23a と後筒部23b とを一体に備え、後筒部23b
は、内部に上記中間鍔状突出部23c まで至る後側給気路
23b-3 を開路すると共に後端の竹の子状の接続部23b-1
の前方に外螺子23b-2 を、またその外螺子23b-2 の前方
に後側給気路23b-3 部分に連通する第1給気孔23b-4 を
開孔し、前筒部23a は、連絡給気通路141 に連通する前
側給気路23c-1 を開路すると共に上記中間鍔状突出部23
c の前方に上記前側給気路23c-1 に連通する第2給気孔
23c-2 を開孔し、その第2給気孔23c-2 の前方に上記す
る中間鍔状突出部23c よりも若干大径でOリング23c-3
を嵌着した前側鍔状突出部23c-4 を周設した構造になっ
ている。
【0025】グリップ部5は、図1に示すように内筒1
5、外筒25を一体に有する2重構造とし、前端を前記す
るハウジング4の後端に差し込み状に収容し、両筒15、
25間に消音フィルタ35を装着すると共に両筒15、25間の
後端を開放して、前記する出口からの排気を消音して外
部に排出するようになっており、内筒15は、前記する外
螺子23b-2 に対応する雌螺子45及び中間鍔状突出部23c
の後側側面が当接する着座段面55、その着座段面55の前
方を構成し前側鍔状突出部23c-4 が摺接する拡開筒部65
とを備え、回転させて後退させることで中間鍔状突出部
23c と拡開筒部65内周面との間に形成される隙間75を介
して第1給気孔23b-4 から第2給気孔23c-2 にエアーが
供給されて連絡給気通路141 に給気するようになってい
る。
【0026】また、上記するグリップ部5は、第1給気
孔23b-4 全体が拡開筒部65に臨むまで後退するとそれ以
上後退させても弁開度は不変であり、回転を継続する外
れてしまう。これを防止するために、前記竹の子状の接
続部23b-1 に弁開度が一定になった時点でグリップ部5
の後退をストップする割リング400 が給気用継手2の基
端部であるその接続部23b-1 に形成した係合溝43に係脱
可能に取付けられている。
【0027】次に、この第1実施例のエアーモータの組
み立て及びその分解の手順を簡単に説明すると、図9に
示すようにスプリング9、研磨・研削具ユニット2、ラ
イザーパイプ8、エンジンパック1の順にハウジング4
後側開放部から挿入する。この状態において、先端の研
磨・研削具100 は突出口14から外部に突出し、研磨・研
削具ユニット2とエンジンパック1とは、直線状に係合
して駆動力伝達可能に連結される。次に、治具(図示せ
ず)を使用してナット部材10を締め付け給気用継手3の
先端部を強固にエンジンパック1の後リテーナー11b に
気密状に当接させる。そして、給気用継手3の給気筒部
23の外螺子23b-2 に雌螺子45を螺合させて弁開度を調整
するグリップ部5を装着し、割リング400 を接続部23b-
1 の係合溝43に係合させる。この状態において、グリッ
プ部5を所定量後退させると弁が開弁されて、連絡給気
通路141 を介して給気用通路31に圧搾空気が供給され、
給気口81からステーター101 内のベーン121 に噴出して
ロータ111 を駆動させ、先端の研磨・研削具100 を高速
回転させる。排気は排気用通路41、連絡排気通路151 、
消音フィルタ35に至り、グリップ部5後端から排出され
る。
【0028】一方、修理点検のためにエアーモータを分
解する場合には、割リング400 を外してグリップ部5を
後退させて外し、前記差し込み用段部10b に治具(図示
せず)を差し込み強制的にナット部材10を回転させてそ
の螺合を解除してから給気用継手3、エンジンパック
1、研磨・研削具ユニット2の順にハウジング4の後側
開放部から抜き取れば良い。このようにエアーモータの
組み立て及びその分解が専門の熟練者に頼ることなく、
素人でも簡単に行える。
【0029】また、運転時のエンジンパック1の外周面
に周設した弾性環状体61で吸収するようにしているか
ら、ハウジング4の握り感を良い。運転時のステータ10
1 内からの高圧な漏気をライザーバイプ8内を介して先
端の前記通路28から、研磨・研削具ユニット2のハウジ
ング部分内周面に形成した数条の排気溝44を介して研磨
・研削具100 の突出口14から放出し、また排気の一部を
ライザーパイプ8の外側空間から同排気溝44を介して排
気するから、ステータ101 の内気が漏気するようなこと
があっても油切れを起さず、且つ研磨・研削具ユニット
2の高速運転で熱を持ち易い軸受け部分等を効果的に冷
却できる。グリップ部5が誤って脱落することがない。
エンジンパック1セット時の圧迫される空気を前記する
螺旋状溝部51を介して外部に放出でき、エンジンパック
1の研磨・研削具ユニット2との係合が確実である等の
利点も有する。
【0030】次に、第2実施例を説明すると、この第2
実施例は、前記する研磨・研削具ユニット2がアングル
形状の場合の変形例であり、研磨・研削具ユニット2自
らが専用のハウジングをハウジング分体4’として一体
的に具備し、該ハウジング分体4’が、エンジンパック
1を収容するハウジング本体4”に対して着脱可能に螺
合して組み立てられ、また分解されるようになっている
ことを除いて前記する第1実施例と同様な構成になって
おり、共通する箇所は同一符号を付けて説明は省略す
る。
【0031】この第2実施例の研磨・研削具ユニット2
は、簡単には図10に示すようにアングル形状を有し両
端を開放したハウジング分体4’の後端に前記する係脱
手段32の一方を有する第1ピニオン42を回転可能に軸受
けすると共に、該第1ピニオン42の回転を直角方向への
回転に変換する第2ピニオン52を軸受けし、その先端に
研磨・研削具100 を交換可能に取付けている。
【0032】この研磨・研削具ユニット2のハウジング
分体4’内周面所望箇所には、前記する第1実施例と同
様に研磨・研削具100 の突出口14で開放する数条の排気
溝44を刻設する共に、後端外周面とハウジング本体4”
の先端部との間には、相互に螺合する螺合部62を有し、
螺合接続時にエンジンパック1のラビリンス161 に形成
されている係脱手段32の他方と第1ピニオン42の回転軸
42a に形成されている係脱手段32の一方とが係合し、更
に前記第1実施例と同様に前述する放出路7からの排気
の一部とステーター101 内の漏気とを排気溝44を介して
研磨・研削具100 の突出口14から排出されるようになっ
ている。詳細には、螺合接続してもライザーパイプ8の
外側空間と、ライザーバイプ8先端の突起18間の通路28
がハウジング分体4’の排気溝44に連通するようにハウ
ジング分体4’の後端に排気溝44に連通し且つハウジン
グ本体4”に臨む環状溝72を内周面に形成して、放出路
7からの排気の一部とステーター101 内の漏気とを排気
溝44を介して研磨・研削具100 の突出口14から排出され
るようにしている。
【0033】作用効果的には前記する第1実施例と差異
はないが、アングル形状の研磨・研削具ユニット2を分
離可能に取り付けできる。
【0034】また、第3実施例は、第1、第2実施例の
給気用継手3に代えて、弁開度を調整する手段を具備し
ない給気用継手3を使用する場合の変形例である。
【0035】エアーモータAには、グリップ部5で弁開
度を調整するものばかりでなく、フットペダル(図示せ
ず)で圧搾空気の供給量を調整する歯科用のハンドピー
ス等に使用するものもある。この場合には、給気用継手
3を図示するように前述する先端部13とその先端部に連
設され後端である基端部に竹の子状の接続部23b-1 を有
する給気筒部23のみで形成する。無論、第1実施例で詳
述する第1給気孔、第2給気孔は開孔せず、勿論グリッ
プ部も使用しない。
【0036】尚、本実施例では図示しないが、研磨・研
削具ユニットの形式としては、回転軸の後端に前記する
係脱手段32の一方を有するものであれば、図示するタイ
プのものに限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の縦断面図で中間省略して示す。
【図2】図1の(2)−(2)線断面図。
【図3】図1の(3)−(3)線断面図。
【図4】図1の(4)−(4)線断面図。
【図5】図1の(5)−(5)線断面図。
【図6】図1の(6)−(6)線断面図。
【図7】図1の(7)−(7)線断面図。
【図8】弁を閉じている状態を示す要部の拡大断面図。
【図9】分解図。
【図10】第2実施例の縦断面図で中間省略して示す。
【図11】第3実施例の要部の縦断面図。
【図12】従来例の縦断面図。
【符号の説明】
11 :パイプ状ケース 1 :エンジンパック 11a :前リテーナー 11b :後リテーナー 31 :給気用通路 41 :排気用通路 91 :排気口 81 :給気口 101 :ステーター 111 :ロータ 111a :ロータ軸 121 :ベーン 141 :連絡給気通路 151 :連絡排気通路 2 :研磨・研削具ユニット 4 :ハウジング 3 :給気用継手 13 :先端部 23 :給気筒部 33 :第1突子 10c :第2突子 10 :ナット部材 10a :馬鹿孔 4” :ハウジング本体 4’ :ハウジング分体 61 :弾性環状体 7:放出路 131 :軸受け部 6 :逃がし溝 44 :排気溝 23b-4 、23c-2 :給気孔(第1給気孔、第2給気孔)
5:グリップ部 300 :割リング 100 :研磨・研削具 34 :案内凸条 12、42a :回転軸
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年9月9日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項2
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に講じた技術的手段は、請求項1は、軸受け部を各々備
えた前リテーナー、後リテーナーで前側開放部と後側開
放部とを閉塞するパイプ状ケースの内周面に縦条溝から
なる給気用通路、排気用通路を穿設し、該前後のリテー
ナー間に前記給気用通路に連通する給気口及び排気用通
路に連通する排気口を有するステーターを設け、後リテ
ーナーに上記給気用通路、排気用通路に連絡する連絡給
気通路、連絡排気通路を各々開路すると共に、該前後リ
テーナーの軸受け部でステーター内において複数のベー
ンを備えたロータを回転可能に支持してカートリッジ式
のエンジンパックを構成し、該エンジンパックと、該エ
ンジンパックから突出するロータ軸に回転軸を直線的に
係脱可能に連結する研磨・研削具ユニットと、前記後リ
テーナーの連絡給気通路に連通する直線的に取外可能な
給気用継手と、前記研磨・研削具ユニット、エンジンパ
ックの順に後方の開放口から縦一列に抜き差し可能に嵌
合状に挿入し且つ前方の開放口を研磨・研削具を突出可
能とする両端を開放したハウジングとを備え、上記給気
用継手は、ハウジングの内周面に突設した案内凸条に回
転不能にスライド係合して後リテーナーに当接し連絡給
気通路に連通する先端部と、その先端部に連設された給
気筒部と、上記先端部の後面同一円周上に適宜間隔をお
いて突設した硬質合成樹脂製の複数の第1突子とを備
え、ハウジングの内周面に上記給気筒部を挿通する馬鹿
孔を開孔したナット部材を進退可能に螺合させ、該ナッ
ト部材の前面同一円周上に上記する第1突子を弾性的に
圧接する第2突子を適宜間隔をおいて複数個突設してい
ることを要旨とする。請求項2は、請求項1のハウジン
グが研磨・研削具ユニットと一体的なハウジング分体
と、エンジンパッ用のハウジング本体とに分離され、
該ハウジング分体がハウジング本体に着脱可能に螺合し
ていることを要旨とする。請求項3は、請求項1または
2のエンジンパックには、その外周面にハウジング内周
面との間に外部に連通する微細な隙間を確保しているこ
とを要旨とする。請求項4は、請求項1乃至3いずれか
記載のエンジンパックは、その外周面任意箇所にハウジ
ング内周面に密接し振動を吸収する弾性環状体を周設し
ていることを要旨とする。請求項5は、請求項1乃至4
いずれか記載の前リテーナーは、排気用空気の一部を放
出する放出路を、また前リテーナーと軸受け部との係合
部に内気を逃がす逃がし溝を各々形成し、該放出路及び
逃がし溝は、研磨・研削具ユニットのハウジング部分内
周面に形成した数条の排気溝に連絡され、該排気溝が、
研磨・研削具の突出口で開放していることを要旨とす
る。請求項6は、請求項1乃至5いずれか記載の給気用
継手が圧搾空気の供給源に連絡する給気孔を備えると共
に、該給気用継手に螺合され前進によって給気孔を閉孔
し且つ後退によって同給気孔の開度を調整するグリップ
部を備え、給気用継手の基端側に、グリップ部を所定以
上の後退を阻止する割リングを係脱可能に設けたことを
要旨とする。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸受け部を各々備えた前リテーナー、後
    リテーナーで前側開放部と後側開放部とを閉塞するパイ
    プ状ケースの内周面に縦条溝からなる給気用通路、排気
    用通路を穿設し、該前後のリテーナー間に前記給気用通
    路に連通する給気口及び排気用通路に連通する排気口を
    有するステーターを設け、後リテーナーに上記給気用通
    路、排気用通路に連絡する連絡給気通路、連絡排気通路
    を各々開路すると共に、該前後リテーナーの軸受け部で
    ステーター内において複数のベーンを備えたロータを回
    転可能に支持してカートリッジ式のエンジンパックを構
    成し、該エンジンパックと、該エンジンパックから突出
    するロータ軸に回転軸を直線的に係脱可能に連結する研
    磨・研削具ユニットと、前記後リテーナーの連絡給気通
    路に連通する直線的に取外可能な給気用継手と、前記研
    磨・研削具ユニット、エンジンパックの順に後方の開放
    口から縦一列に抜き差し可能に嵌合状に挿入し且つ前方
    の開放口を研磨・研削具を突出可能とする両端を開放し
    たハウジングとを備え、上記給気用継手は、ハウジング
    の内周面に突設した案内凸条に回転不能にスライド係合
    して後リテーナーに当接し連絡給気通路に連通する先端
    部と、その先端部に連設された給気筒部と、上記先端部
    の後面同一円周上に適宜間隔をおいて突設した硬質合成
    樹脂製の複数の第1突子とを備え、ハウジングの内周面
    に上記給気筒部を挿通する中心孔を開孔したナット部材
    を進退可能に螺合させ、該ナット部材の前面同一円周上
    に上記する第1突子を弾性的に圧接する第2突子を適宜
    間隔をおいて複数個突設していることを特徴とするエア
    ーモータ。
  2. 【請求項2】 上記ハウジングが研磨・研削具ユニット
    と一体的なハウジング分体と、エンジンパット用のハウ
    ジング本体とに分離され、該ハウジング分体がハウジン
    グ本体に着脱可能に螺合していることを特徴とする請求
    項1記載のエアーモータ。
  3. 【請求項3】 エンジンパックは、その外周面とハウジ
    ング内周面との間に外部に連通する微細な隙間を確保し
    ていることを特徴とする請求項1または2記載のエアー
    モータ。
  4. 【請求項4】 エンジンパックは、その外周面任意箇所
    にハウジング内周面に密接し振動を吸収する弾性環状体
    を周設していることを特徴とする請求項1乃至3いずれ
    かに記載のエアーモータ。
  5. 【請求項5】 前リテーナーに、排気用空気の一部を放
    出する放出路を、また前リテーナーと軸受け部との係合
    部にステーターの内気を逃がす逃がし溝を各々形成し、
    該放出路及び逃がし溝が、研磨・研削具ユニットのハウ
    ジング部分内周面に形成した数条の排気溝に連絡され、
    該排気溝が、研磨・研削具の突出口で開放していること
    を特徴とする請求項1乃至4いずれかに記載のエアーモ
    ータ。
  6. 【請求項6】 前記給気用継手が圧搾空気の供給源に連
    絡する給気孔を備えると共に、該給気用継手に螺合され
    前進によって給気孔を閉孔し且つ後退によって同給気孔
    の開度を調整するグリップ部を備え、給気用継手の基端
    側に、グリップ部を所定以上の後退を阻止する割リング
    を係脱可能に設けたことを特徴とする請求項1乃至5い
    ずれか記載のエアーモータ。
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