JPH08490A - 簡易浴槽 - Google Patents

簡易浴槽

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Publication number
JPH08490A
JPH08490A JP6168545A JP16854594A JPH08490A JP H08490 A JPH08490 A JP H08490A JP 6168545 A JP6168545 A JP 6168545A JP 16854594 A JP16854594 A JP 16854594A JP H08490 A JPH08490 A JP H08490A
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JP
Japan
Prior art keywords
movable
simple bathtub
expansion
plate member
bathtub
Prior art date
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Pending
Application number
JP6168545A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiyuki Yamaoka
嘉幸 山岡
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Inax Corp
Original Assignee
Inax Corp
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Publication date
Application filed by Inax Corp filed Critical Inax Corp
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Publication of JPH08490A publication Critical patent/JPH08490A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シャワーブースに設置するだけで入浴可能な
簡易浴槽を提供する。 【構成】 シャワーブースの壁面へ取着される固定部3
と蛇腹構造を有する伸縮部4と伸縮方向の前端に位置す
る可動部5とから成る側壁部2と、伸縮可能な底部6と
を、防水性材料により一体構成し、固定部3及び可動部
5に側板部材を設け、伸縮部4の外面にリンク機構より
成る補強構造7を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シャワーブースなど、
水栓設備又は給湯設備はあるが浴槽を持たない部屋内に
設置し、入浴を可能とする簡易浴槽に関する。
【0002】
【従来の技術】住居は、居住者の構成人数,年齢層,経
済状態,生活様式等の各種条件を考慮して様々な形態の
ものが用意されているが、そのうち単身者用の低価格の
住居として、あるいは短期間の宿泊用として、シャワー
ブースのみを有し、浴室を省略したものがある。シャワ
ーブースのみとした場合、浴槽を設置する浴室に比べる
と、施工費用を低く抑えられるうえ、必要床面積が少な
くて済むのでその分を居室へ割り当てられるという利点
を持つ。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】貯留した湯に身体を浸
す入浴は、大多数の日本人が基本的な生活習慣としてい
るものであり、それ故、シャワーだけでは満足できない
者も多数存在すると考えられる。しかしながら、住居内
に新たに浴室を設置したりシャワーブースを浴室に改造
したりするのは、手間も費用も非常にかかるものであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、シャワーブー
ス内に取り付けるだけで入浴が可能となる簡易浴槽を提
供するものであって、その構成の特徴は、防水性材料に
より側壁部及び底部が一体的に構成され、前記側壁部は
伸縮可能な伸縮部と伸縮方向の一方側に位置する固定部
と他方側に位置する可動部とから成り、前記底部は前記
伸縮部同一方向に伸縮可能であり、前記可動部に側板部
材が設けられ、前記伸縮部の外面又は伸縮部自体に折り
畳み可能な補強構造が設けられていることである。
【0005】なお、固定部及び可動部の両方を側板部材
で構成してもよく、また、固定部又は可動部の少なくと
も一方に底板部材を回動自在に設けてもよい。
【0006】さらに、可動部の側板部材を箱状に形成し
て、退縮状態において伸縮部,固定部及び底部を収納可
能になすこともできる。
【0007】
【作用】本発明に係る簡易浴槽は、固定部をシャワーブ
ースの壁面に取り付け、可動部を横方向へ引き出すこと
により、伸縮部及び底部を伸展させて湯水の貯留部を形
成することができる。また使用後は、湯水を排出したの
ち、固定部へ向けて伸縮部及び底部を退縮させることに
より、体積を縮小した収納状態とすることができるか
ら、シャワーブースの通常の使用が可能である。
【0008】固定部は壁面へ取着され、可動部には側板
部材が設けられ、伸縮部には補強構造が備えられている
から、伸展状態で湯水を貯留する際の保形性を具備す
る。依って、入浴時の変形を防止することができる。
【0009】
【実施例】
〔第1実施例〕図1乃至図3に本発明の第1実施例を示
す。図1はシャワーブースS内に取り付けた状態の簡易
浴槽1を示す斜視図、図2(A)は伸展状態にある簡易
浴槽1の平面図、同図(B)は同伸展状態の側面図、図
3(A)は退縮させた収納状態にある簡易浴槽1の平面
断面図、同図(B)は同収納状態の側面断面図である。
【0010】本実施例における簡易浴槽1は、側壁部2
と底部6(図2(A)参照)とで構成され、両者は一体
的に設けられている。側壁部2は、シャワーブースSの
壁面Wへ取着される固定部3、伸縮可能になされた伸縮
部4及び可動部5より成る。
【0011】固定部3は、プラスチック板等の耐水性を
有する側板部材で構成され、外面にいくつかの吸盤30
が設けられている。この吸盤30により、固定部3はシ
ャワーブースSの壁面Wへ取着される。固定部3を壁面
Wへ取り付ける手段としては、他に、両面粘着テープを
用いたり、壁面Wがステンレス鋼板の場合は磁石を用い
たりすることが考えられる。なお場合により、固定部3
の取付強度を確保できるのであれば、固定部3を伸縮部
4と連続的に形成したシート状部材とし、側板部材を省
略することも可能である。
【0012】可動部5は、固定部3と同様の耐水性を有
するプラスチックで箱状に形成した側板部材からなる。
可動部5を箱状に形成した理由は、簡易浴槽1を退縮時
に収納するためである。これについては後述する。退縮
時の状態についてあまり考慮する必要がなければ、可動
部5を単なる平板状の側板部材で構成することも差し支
えない。
【0013】伸縮部4及び底部6は、プラスチックシー
トや防水加工を施した布地等の不透水性素材を用いて製
作したものであり、一体的に構成されている。また本実
施例では、両者を共に伸縮可能にするため蛇腹状の構造
を採用している。図2(A)に示すように、底部6に
は、蓋60を着脱自在に取り付けた排水口6aが設けら
れている。なお、図示は省略したが、排水口6aに代わ
る排水手段として、伸縮部4又は底部6の途中に防水性
ファスナーを設けて開閉自在な部分を形成し、この部分
から排水を行う構造とすることもできる。
【0014】側壁部2を構成する前記固定部3,伸縮部
4及び可動部5は、防水性及び耐水性を備えるのは言う
までもないが、誤って高温の湯を流したときにも熱変成
しない程度の耐熱性と、湯水を貯留したときの水圧で容
易に変形しない程度の強度とを備えていることが望まし
い。なお、固定部3及び可動部5は側板部材で構成する
ので、ある程度の剛性を持たせることが可能であるが、
伸縮部4及び底部6については伸縮性を損なわないよう
にして強度を付与しなくてはならない。このような条件
を満たす増強手段としては、ネット状又は織布状の引っ
張り強度に優れた薄手の補強部材を、伸縮部4及び底部
6の表面に張り合わせたり素材内に内在させたりする積
層構造が挙げられる。
【0015】図中の番号7は伸縮部4の外面に設けたリ
ンク機構から成る補強構造である。この補強構造7は、
伸縮部4が水圧や入浴者の動作などによって外方へ変形
するのを阻止すると共に、浴槽1の伸縮時における可動
部4の横方向移動を案内する機能を有する。
【0016】本実施例の簡易浴槽1を使用するには、ま
ず固定部3を、吸盤30などによりシャワーブースSの
壁面Wに取着する。次いで、可動部5を横方向へ引き出
すことにより蛇腹構造の伸縮部4及び底部6を伸展さ
せ、側壁部2で囲まれた湯水の貯留空間を形成する。引
き続きシャワー装置又は水栓等から、この貯留空間内へ
湯水を供給して溜めれば、入浴が可能となる。入浴後
は、底部6に設けた排水口6a等の適宜排水手段により
貯留した湯水を排出する。そして、可動部5を固定部3
へ向かって押しつけ、伸縮部4を退縮させれば、シャワ
ーブースにおける通常の使用が可能となる。
【0017】本第1実施例では、図3に示す如く、可動
部5を箱状の側板部材で構成し、浴槽退縮時に固定部
3,伸縮部4及び底部6が箱状可動部5の内部へ収納さ
れるようにしたので、見栄えが非常によい。しかも、可
動部5の上面に把手50を設けたので、収納状態の簡易
浴槽1の持ち運びが容易である。なお上記把手50は、
可動部5を横方向に進退移動させる際にも役立つもので
ある。
【0018】〔第2実施例〕図4は、簡易浴槽1の伸縮
部4外面に設ける補強構造に関し、異なる実施例を示す
ものである。この実施例では補強構造7を、固定部3及
び可動部5それぞれの側板部材へ回動自在に取り付けた
剛性の大きいパイプ状部材7a,7bから構成した。そ
して浴槽伸展時に、一方のパイプ状部材7aの先端に設
けたナット部71へ、他方のパイプ状部材7bの先端に
設けたボルト部71を螺合させて締めつけることにより
両者を一体化し、手すりの如き形態とする。
【0019】〔第3実施例〕図5も、簡易浴槽1の伸縮
部4に設ける補強構造7の異なる実施例に関する。但
し、ここでは、伸縮部4自体に強度を持たせることを目
的とする。すなわち、伸縮部4を図5(B)に示すよう
な中空の耐圧チューブ状とし、内部に水又は空気等の流
体を導入することにより膨らませ、それによって容易に
は変形しないように構成した。なお、図中73,74
は、水又は空気の導入口及び排出口である。
【0020】〔第4実施例〕本発明に係る簡易浴槽1の
底部6は、伸縮可能にするため比較的軟質で可撓性を有
する素材で製作されている。このため、使用者は、入浴
時に足元が不安定な感じを受けるおそれがある。そこで
図6の如く、可動部5の内面に比較的剛性の大きい底板
部材8を回動可能に装着し、浴槽1の伸展後、この底板
部材8を回動させて底部6上に載置することにより、入
浴時の安定感を高めることができる。しかも底板部材8
は、浴槽底部6を保護する機能も発揮する。また、底板
部材8の表面に、滑り止め用の凹凸形状を付与すること
もできる。
【0021】なお、底板部材8は、可動部5ではなく固
定部3の方へ設けてもよく、さらには図7の如く、固定
部3及び可動部5の両方へ回動自在に装着し、浴槽底部
6の上へ二重に底板部材8,8を載置する構成も可能で
ある。
【0022】〔その他の実施例〕本発明を実施するに際
し、その具体的な構造は、前記以外に適宜の変更が可能
である。例えば、図示は省略するが、可動部5の下端面
にキャスターを設けて、可動部5の移動を容易にするこ
とができる。補強部材7をリンク機構で構成する場合、
リンクの個数を増加させることもできる。さらに、本発
明に係る簡易浴槽は、シャワーブース以外にも、水栓設
備又は給湯設備を有するところであれば、屋内外を問わ
ず設置可能である。その他、本発明は、実施の状況に応
じた種々の変更を妨げない。
【0023】
【発明の効果】本発明に係る簡易浴槽は、例えばシャワ
ーブースの壁面へ固定部を取着し、可動部を横方向に引
き出して伸縮部を伸展させるだけで、湯水を貯留し得る
浴槽とすることができる。つまり、浴室が無い場合で
も、新たな設置工事をしたり改造工事をしたりすること
なく、シャワーブースを利用して入浴を行うことが可能
となる。しかも、本発明に係る簡易浴槽は、これを退縮
させることにより、シャワーブースの通常の使用が可能
であるという利点を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係るものであって、簡易
浴槽をシャワーブース内に取り付けた状態を示す斜視図
である。
【図2】本発明の第1実施例に係るものであって、図
(A)は伸展状態における簡易浴槽の平面図、図(B)
は同状態における簡易浴槽の側面図である。
【図3】本発明の第1実施例に係るものであって、図
(A)は収納状態における簡易浴槽の平面断面図、図
(B)は同状態における簡易浴槽の側面断面図である。
【図4】本発明の第2実施例に係るものであって、簡易
浴槽の側面図である。
【図5】本発明の第3実施例に係るものであって、図
(A)は簡易浴槽の側面図、図(B)は伸縮部の正面断
面図である
【図6】本発明の第4実施例に係るものであって、簡易
浴槽の側面断面図である。
【図7】本発明の第4実施例の別態様に係るものであっ
て、簡易浴槽の側面断面図である。
【符号の説明】
1 簡易浴槽 2 側壁部 3 固定部 4 伸縮部 5 可動部 6 底部 7 補強構造 8 底板部材 S シャワーブース W 壁面

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 防水性材料により側壁部及び底部が一体
    的に構成され、前記側壁部は伸縮可能な伸縮部と伸縮方
    向の一方側に位置する固定部と他方側に位置する可動部
    とから成り、前記底部は前記伸縮部の伸縮方向と同一方
    向に伸縮可能であり、前記可動部に側板部材が設けら
    れ、前記伸縮部の外面又は伸縮部自体に折り畳み可能な
    補強構造が設けられていることを特徴とする簡易浴槽。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の簡易浴槽において、固
    定部及び可動部の両方が側板部材で構成されている簡易
    浴槽。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の簡易浴槽におい
    て、固定部又は可動部の少なくとも一方に底板部材が回
    動自在に設けられている簡易浴槽。
  4. 【請求項4】 請求項1,2又は3に記載の簡易浴槽に
    おいて、可動部の側板部材が箱状に形成され、退縮状態
    において伸縮部,固定部及び底部を収納可能になされて
    いる簡易浴槽。
JP6168545A 1994-06-15 1994-06-15 簡易浴槽 Pending JPH08490A (ja)

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JP6168545A JPH08490A (ja) 1994-06-15 1994-06-15 簡易浴槽

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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001001832A1 (en) * 1999-06-29 2001-01-11 Ronald Francis Hasted A space saving bath assembly
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JP2011231576A (ja) * 2010-04-30 2011-11-17 Protec Engineering Co Ltd 結束具
KR102262423B1 (ko) * 2020-10-29 2021-06-07 안다혜 욕조 본체와 프레임의 고정력을 강화한 기능성 접이식 욕조
WO2024029321A1 (ja) * 2022-08-05 2024-02-08 株式会社Lixil 部屋、及び浴槽

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