JPH0848689A - シラシクロヘキサン化合物、その製造方法及びこれを含有する液晶組成物 - Google Patents

シラシクロヘキサン化合物、その製造方法及びこれを含有する液晶組成物

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JPH0848689A
JPH0848689A JP7155115A JP15511595A JPH0848689A JP H0848689 A JPH0848689 A JP H0848689A JP 7155115 A JP7155115 A JP 7155115A JP 15511595 A JP15511595 A JP 15511595A JP H0848689 A JPH0848689 A JP H0848689A
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JP
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carbon
forming reaction
carbon atoms
bond forming
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JP7155115A
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English (en)
Inventor
Mutsuo Nakajima
睦雄 中島
Takaaki Shimizu
孝明 清水
Tsutomu Ogiwara
勤 荻原
Takeshi Kano
剛 金生
Tatsushi Kaneko
達志 金子
Hideshi Kurihara
英志 栗原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shin Etsu Chemical Co Ltd
Original Assignee
Shin Etsu Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シラシクロヘキサン環を有する液晶化合物を
提供する。 【構成】 下記一般式(I)で表されるシラシクロヘキ
サン化合物。 但し、Rは炭素数1〜10の直鎖状アルキル基、炭素数
1〜10でそのうちの1個又は2個の水素原子がフッ素
原子で置換されたフロロアルキル基、炭素数1〜10の
直鎖状アルコキシ基、炭素数3〜8の分枝鎖状アルキル
基、炭素数2〜7のアルコキシアルキル基又は炭素数2
〜8のアルケニル基を表す。 及び は、少なくともいずれか一方は1又は4位のケイ素が
H、F、C1又はCH3の置換基を持つトランス−1−
シラ−1,4−シクロヘキシレン基又はトランス−4−
シラ−1,4−シクロヘキシレン基を表す。Xは、H、
CN、F、Cl、CF3、CF2Cl、CHFCl、OC
3、OCF2Cl、OCHFCl、OCHF2、炭素数
1〜10の直鎖状アルキル基もしくはアルコキシ基、炭
素数2〜7のアルコキシアルキル基又は炭素数2〜8の
アルケニル基を表す。Y及びZはそれぞれF、Cl又は
CH3を表す。i及びjはそれぞれ0、1又は2を表
す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新規なシラシクロヘキ
サン化合物、その製造方法、これを含有する液晶組成物
及びこの液晶組成物を含有する液晶表示素子に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶表示素子は、液晶物質が持つ光学異
方性及び誘電異方性を利用したものであり、その表示様
式によって、TN型(ねじれネマチック型)、STN型
(超ねじれネマチック型)、SBE型(超複屈折型)、
DS型(動的散乱型)、ゲスト・ホスト型、DAP型
(整列相の変形型)、PD型(ポリマー分散型)及びO
MI型(光学的モード干渉型)等、各種の方式がある。
最も一般的なディスプレーデバイスは、シャット−ヘル
フリッヒ効果に基づき、ねじれネマチック構造を有する
ものである。
【0003】これらの液晶表示に用いられる液晶物質に
要求される性質は、その表示方式によって若干異なる
が、液晶温度範囲が広いこと、水分、空気、光、熱、電
界等に対して安定であること等は、いずれの表示方式に
おいても共通して要求される。さらに、液晶材料は、低
粘度であり、且つセル中において短いアドレス時間、低
い閾値電圧及び高いコントラストを与えることが望まれ
る。
【0004】現在、単一の化合物でこれらの要求をすべ
て満たす物質はなく、実際には、数種〜10数種の液晶
化合物・潜在液晶化合物を混合して得られる液晶性混合
物が使用されている。それ故、構成成分が互いに容易に
混和できることが重要ともなる。
【0005】これらの構成成分のうち、高いTN1(ネマ
チック−アイソトロピック転移温度)と高いΔn(屈折
率異方性)を同時に備えた液晶物質として、以下の化合
物が知られている。
【0006】
【化17】 (特公平3−22855号公報参照)
【0007】
【化18】 (特開平2−233626号公報参照)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】近年、液晶ディスプレ
ーの用途が拡大するにつれて、液晶材料に要求される特
性も益々高度なものになりつつある。特に車載用等、環
境温度の高い条件下では、高温度にまで拡大したネマチ
ック相を持つ材料に対する要求が高まってきた。
【0009】ネマチック相を高温部にまで拡大するに
は、高いTN1(ネマチック−アイソトロピック転移温
度)を持つ液晶化合物を構成成分に加えればよい。
【0010】この様な観点から、本発明は、高いTN1
持ち、且つ従来知られていなかった分子構造中にケイ素
原子を含んだシラシクロヘキサン環を有する全く新規な
液晶化合物を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、下記
一般式(I)で表されるシラシクロヘキサン化合物であ
る。
【化19】 但し、Rは炭素数1〜10の直鎖状アルキル基、炭素数
1〜10でそのうちの1個又は2個の水素原子がフッ素
原子で置換したフロロアルキル基、炭素数1〜10の直
鎖状アルコキシ基、炭素数3〜8の分枝鎖状アルキル
基、炭素数2〜7のアルコキシアルキル基又は炭素数2
〜8のアルケニル基を表す。
【化20】 及び
【化21】 は、少なくともいずれか一方は1又は4位のケイ素が
H、F、C1又はCH3の置換基を持つトランス−1−
シラ−1,4−シクロヘキシレン基又はトランス−4−
シラ−1,4−シクロヘキシレン基を表す。Xは、H、
CN、F、Cl、CF3、CF2Cl、CHFCl、OC
3、OCF2Cl、OCHFCl、OCHF2、炭素数
1〜10の直鎖状アルキル基もしくはアルコキシ基、炭
素数2〜7のアルコキシアルキル基又は炭素数2〜8の
アルケニル基を表す。Y及びZはそれぞれF、Cl又は
CH3を表す。i及びjはそれぞれ0、1又は2を表
す。
【0012】また本発明は、有機金属試薬
【化22】R−Mと
【化23】 (MはMgP(Pはハロゲン原子を表す。)、ZnP又
はLiを表し、Qはハロゲン原子、アルコキシ基(好ま
しくは炭素数1〜4のアルコキシ基)、メタンスルホニ
ルオキシ基、ベンゼンスルホニルオキシ基、p−トルエ
ンスルホニルオキシ基又はトリフルオロメタンスルホニ
ルオキシ基を表す。)との炭素−炭素結合形成反応又は
炭素−ケイ素結合形成反応によることを特徴とする前記
一般式(I)で表されるシラシクロヘキサン化合物の製
造方法である。
【0013】また本発明は、有機金属試薬
【化24】
【化25】 との炭素−炭素結合形成反応又は炭素−ケイ素結合形成
反応によることを特徴とする前記一般式(I)で表され
るシラシクロヘキサン化合物の製造方法である。
【0014】また本発明は、有機金属試薬
【化26】
【化27】 との炭素−炭素結合形成反応又は炭素−ケイ素結合形成
反応によることを特徴とする前記一般式(I)で表され
るシラシクロヘキサン化合物の製造方法である。
【0015】また本発明は、有機金属試薬
【化28】
【化29】 (m及びnはそれぞれ0、1又は2で且つm+n=2で
ある整数を表す。)との炭素−炭素結合形成反応又は炭
素−ケイ素結合形成反応によることを特徴とする前記一
般式(I)で表されるシラシクロヘキサン化合物の製造
方法である。
【0016】また本発明は、有機金属試薬
【化30】
【化31】 との炭素−炭素結合形成反応又は炭素−ケイ素結合形成
反応によることを特徴とする前記一般式(I)で表され
るシラシクロヘキサン化合物の製造方法である。
【0017】また本発明は、有機金属試薬
【化32】 (M’はM、B(OR’)2(R’はアルキル基(好ま
しくは炭素数1〜4のアルキル基)又は水素原子を表
す。)又はTiPk(OR”)3-k(Pはハロゲン原子、
R”はアルキル基で好ましくは炭素数1〜6のアルキル
基、kは0〜3の整数を表す。)を表す。)と
【化33】 との炭素−炭素結合形成反応によることを特徴とする前
記一般式(I)で表されるシラシクロヘキサン化合物の
製造方法である。
【0018】また本発明は、有機金属試薬
【化34】
【化35】 との炭素−炭素結合形成反応によることを特徴とする前
記一般式(I)で表されるシラシクロヘキサン化合物の
製造方法である。
【0019】さらに本発明は、前記一般式(I)で表さ
れるシラシクロヘキサン化合物を含有することを特徴と
する液晶組成物及びこの液晶組成物を含有することを特
徴とする液晶表示素子である。
【0020】次に、本発明をさらに詳細に説明する。
【0021】一般式(I)で表される新規なシラシクロ
ヘキサン化合物としては、具体的には以下に示す環構造
で表されるシラシクロヘキサン化合物が挙げられる。
【化36】
【化37】
【化38】
【化39】
【化40】
【化41】
【化42】
【0022】なお、Rは、以下の(a)〜(f)のいず
れかの基を表す。 (a)炭素数1〜10の直鎖状アルキル基、即ち、メチ
ル基、エチル基、n−プロピル基、n−ブチル基、n−
ペンチル基、n−ヘキシル基、n−ヘプチル基、n−オ
クチル基、n−ノニル基又はn−デシル基。 (b)炭素数1〜10のモノ又はジフロロアルキル基、
即ち、フロロメチル基、1−フロロエチル基、1−フロ
ロプロピル基、1−フロロブチル基、1−フロロペンチ
ル基、1−フロロヘキシル基、1−フロロヘプチル基、
1−フロロオクチル基、1−フロロノニル基、1−フロ
ロデシル基、2−フロロエチル基、2−フロロプロピル
基、2−フロロブチル基、2−フロロペンチル基、2−
フロロヘキシル基、2−フロロヘプチル基、2−フロロ
オクチル基、2−フロロノニル基、2−フロロデシル
基、3−フロロプロピル基、3−フロロブチル基、3−
フロロペンチル基、3−フロロヘキシル基、3−フロロ
ヘプチル基、3−フロロオクチル基、3−フロロノニル
基、3−フロロデシル基、4−フロロブチル基、4−フ
ロロペンチル基、4−フロロヘキシル基、4−フロロヘ
プチル基、4−フロロオクチル基、4−フロロノニル
基、4−フロロデシル基、5−フロロペンチル基、5−
フロロヘキシル基、5−フロロヘプチル基、5−フロロ
オクチル基、5−フロロノニル基、5−フロロデシル
基、6−フロロヘキシル基、6−フロロヘプチル基、6
−フロロオクチル基、6−フロロノニル基、6−フロロ
デシル基、7−フロロヘプチル基、7−フロロオクチル
基、7−フロロノニル基、7−フロロデシル基、8−フ
ロロオクチル基、8−フロロノニル基、8−フロロデシ
ル基、9−フロロノニル基、9−フロロデシル基、10
−フロロデシル基、ジフロロメチル基、1,1−ジフロ
ロエチル基、1,1−ジフロロプロピル基、1,1−ジ
フロロブチル基、1,1−ジフロロペンチル基、1,1
−ジフロロヘキシル基、1,1−ジフロロヘプチル基、
1,1−ジフロロオクチル基、1,1−ジフロロノニル
基、1,1−ジフロロデシル基、2,2−ジフロロエチ
ル基、2,2−ジフロロプロピル基、2,2−ジフロロ
ブチル基、2,2−ジフロロペンチル基、2,2−ジフ
ロロヘキシル基、2,2−ジフロロヘプチル基、2,2
−ジフロロオクチル基、2,2−ジフロロノニル基、
2,2−ジフロロデシル基、3,3−ジフロロプロピル
基、3,3−ジフロロブチル基、3,3−ジフロロペン
チル基、3,3−ジフロロヘキシル基、3,3−ジフロ
ロヘプチル基、3,3−ジフロロオクチル基、3,3−
ジフロロノニル基、3,3−ジフロロデシル基、4,4
−ジフロロブチル基、4,4−ジフロロペンチル基、
4,4−ジフロロヘキシル基、4,4−ジフロロヘプチ
ル基、4,4−ジフロロオクチル基、4,4−ジフロロ
ノニル基、4,4−ジフロロデシル基、5,5−ジフロ
ロペンチル基、5,5−ジフロロヘキシル基、5,5−
ジフロロヘプチル基、5,5−ジフロロオクチル基、
5,5−ジフロロノニル基、5,5−ジフロロデシル
基、6,6−ジフロロヘキシル基、6,6−ジフロロヘ
プチル基、6,6−ジフロロオクチル基、6,6−ジフ
ロロノニル基、6,6−ジフロロデシル基、7,7−ジ
フロロヘプチル基、7,7−ジフロロオクチル基、7,
7−ジフロロノニル基、7,7−ジフロロデシル基、
8,8−ジフロロオクチル基、8,8−ジフロロノニル
基、8,8−ジフロロデシル基、9,9−ジフロロノニ
ル基、9,9−ジフロロデシル基又は10,10−ジフ
ロロデシル基。 (c)炭素数1〜10の直鎖状アルコキシ基、即ち、メ
トキシ基、エトキシ基、n−プロポキシ基、n−ブトキ
シ基、n−ペントキシ基、n−ヘキシロキシ基、n−ヘ
プチロキシ基、n−オクチロキシ基、n−ノニロキシ基
又はn−デシロキシ基。 (d)炭素数3〜8の分枝鎖状アルキル基、即ち、イソ
プロピル基、sec−ブチル基、イソブチル基、1−メ
チルブチル基、2−メチルブチル基、3−メチルブチル
基、1−メチルペンチル基、2−メチルペンチル基、3
−メチルペンチル基、1−エチルペンチル基、1−メチ
ルヘキシル基、2−メチルヘキシル基、3−メチルヘキ
シル基、2−エチルヘキシル基、3−エチルヘキシル
基、1−メチルヘプチル基、2−メチルヘプチル基又は
3−メチルヘプチル基。 (e)炭素数2〜7のアルコキシアルキル基、即ち、メ
トキシメチル基、エトキシメチル基、プロポキシルメチ
ル基、ブトキシメチル基、ペントキシメチル基、ヘキシ
ロキシメチル基、メトキシエチル基、エトキシエチル
基、プロポキシエチル基、ブトキシエチル基、メトキシ
プロル基、エトキシプロピル基、プロポキシプロピル
基、ブトキシプロピル基、メトキシブチル基、エトキシ
ブチル基、プロポキシブチル基、メトキシペンチル基、
エトキシペンチル基又はメトキシヘキシル基。 (f)炭素類2〜8のアルケニル基、即ち、ビニル基、
1−プロペニル基、アリル基、1−ブテニル基、3−ブ
テニル基、イソプレニル基、1−ペンテニル基、3−ペ
ンテニル基、4−ペンテニル基、ジメチルアリル基、1
−ヘキセニル基、3−ヘキセニル基、5−ヘキセニル
基、1−ヘプテニル基、3−ヘプテニル基、6−ヘプテ
ニル基又は7−オクテニル基。
【0023】W、W1及びW2は、各々相互に独立して
H、F、Cl又はCH3を表す。
【0024】XはH、CN、F、Cl、CF3、CF2
l、CHFCl、OCF3、OCF2Cl、OCHFC
l、OCHF2又は以下の(g)〜(j)のいずれかの
基を表す。 (g)炭素数1〜10の直鎖状アルキル基、即ち、メチ
ル基、エチル基、n−プロピル基、n−ブチル基、n−
ペンチル基、n−ヘキシル基、n−ヘプチル基、n−オ
クチル基、n−ノニル基又はn−デシル基。 (h)炭素数1〜10の直鎖状アルコキシ基、即ち、メ
トキシ基、エトキシ基、n−プロポキシ基、n−ブトキ
シ基、n−ペントキシ基、n−ヘキシロキシ基、n−ヘ
プチロキシ基、n−オクチロキシ基、n−ノニロキシ基
又はn−デシロキシ基。 (i)炭素数2〜7のアルコキシアルキル基、即ち、メ
トキシメチル基、エトキシメチル基、プロポキシメチル
基、ブトキシメチル基、ペントキシメチル基、ヘキシロ
キシメチル基、メトキシエチル基、エトキシエチル基、
プロポキシエチル基、ブトキシエチル基、ペントキシエ
チル基、メトキシプロピル基、エトキシプロピル基、プ
ロポキシプロピル基、ブトキシプロピル基、メトキシブ
チル基、エトキシブチル基、プロポキシブチル基、メト
キシペンチル基、エトキシペンチル基又はメトキシヘキ
シル基。 (j)炭素数2〜8のアルケニル基、即ち、ビニル基、
1−プロペニル基、アリル基、1−ブテニル基、3−ブ
テニル基、イソプレニル基、1−ペンテニル基、3−ペ
ンテニル基、4−ペンテニル基、ジメチルアリル基、1
−ヘキセニル基、3−ヘキセニル基、5−ヘキセニル
基、1−ヘプテニル基、3−ヘプテニル基、6−ヘプテ
ニル基又は7−オクテニル基。
【0025】次に、前記一般式(I)で表されるシラシ
クロヘキサン化合物の部分骨格構造
【化43】 の具体例としては、以下のものが挙げられる。
【化44】
【化45】
【化46】
【化47】
【化48】
【化49】
【化50】
【化51】
【0026】上記具体例のうち、特に以下のものが実用
上好ましい。
【0027】環構造については以下のものが好ましい。
【化52】
【化53】
【化54】
【0028】Rについては、以下の(k)〜(n)又は
(o)のいずれかの基が好ましい。 (k)炭素数2〜7の直鎖状アルキル基又はアルコキシ
基、即ち、エチル基、n−プロピル基、n−ブチル基、
n−ペンチル基、n−ヘキシル基、n−ヘプチル基、n
−プロポキシ基、n−ブトキシ基、n−ペントキシ基、
n−ヘキシロキシ基又はn−ヘプチロキシ基。 (l)炭素数1〜10のモノ又はジフロロアルキル基の
うち、2−フロロエチル基、2−フロロプロピル基、2
−フロロブチル基、2−フロロペンチル基、2−フロロ
ヘキシル基、2−フロロヘプチル基、4−フロロブチル
基、4−フロロペンチル基、4−フロロヘキシル基、4
−フロロヘプチル基、5−フロロペンチル基、5−フロ
ロヘキシル基、5−フロロヘプチル基、6−フロロヘキ
シル基、6−フロロヘプチル基、7−フロロヘプチル
基、2,2−ジフロロエチル基、2,2−ジフロロプロ
ピル基、2,2−ジフロロブチル基、2,2−ジフロロ
ペンチル基、2,2−ジフロロヘキシル基、2,2−ジ
フロロヘプチル基、4,4−ジフロロブチル基、4,4
−ジフロロペンチル基、4,4−ジフロロヘキシル基、
4,4−ジフロロヘプチル基、5,5−ジフロロペンチ
ル基、5,5−ジフロロヘキシル基、5,5−ジフロロ
ヘプチル基、6,6−ジフロロヘキシル基、6,6−ジ
フロロヘプチル基又は7,7−ジフロロヘプチル基。 (m)炭素数3〜8の分枝鎖状アルキル基のうち、イソ
プロピル基、1−メチルプロピル基、2−メチルプロピ
ル基、1−メチルブチル基、2−メチルブチル基、3−
メチルブチル基、1−メチルペンチル基、2−メチルペ
ンチル基又は2−エチルヘキシル基。 (n)炭素数2〜6のアルコキシアルキル基、即ち、メ
トキシメチル基、メトキシエチル基、メトキシプロピル
基、メトキシペンチル基、エトキシメチル基、エトキシ
エチル基、プロポキシメチル基又はペントキシメチル
基。 (o)炭素数2〜8のアルケニル基のうち、ビニル基、
1−プロペニル基、3−ブテニル基、1−ペンテニル
基、3−ペンテニル基、4−ペンテニル基、1−ヘキセ
ニル基、5−ヘキセニル基、6−ヘプテニル基又は7−
オクテニル基。
【0029】W、W1及びW2については、H、F又はC
3基が好ましい。
【0030】部分骨格構造
【化55】 としては、以下のものが好ましい。
【化56】
【化57】
【化58】
【化59】
【化60】
【化61】
【0031】次に、本発明の一般式(I)で表されるシ
ラシクロヘキサン化合物の製造方法について説明する。
【0032】環構造の相違により反応基質は若干異なる
が、いずれも共通して以下に示す有機金属試薬のカップ
リング反応により製造される。
【0033】まず、有機金属試薬
【化62】R−Mと
【化63】 (MはMgP(Pはハロゲン原子を表す。)、ZnP又
はLiを表し、Qはハロゲン原子、アルコキシ基(好ま
しくは炭素数1〜4のアルコキシ基)、メタンスルホニ
ルオキシ基、ベンゼンスルホニルオキシ基、p−トルエ
ンスルホニルオキシ基又はトリフルオロメタンスルホニ
ルオキシ基を表す。)との反応において、
【化64】
【化65】 (WはH、F、Cl又はCH3基を表す。)である場
合、Qとしてはハロゲン原子やアルコキシ基が挙げら
れ、特にCl、Br、OCH3、OCH2CH3基であれ
ば、この炭素−ケイ素結合形成反応が容易に進行し、高
い収率で目的物を与えるため好ましい。
【0034】また、
【化66】
【化67】 または
【化68】 である場合、この炭素−炭素結合形成反応は触媒量の銅
塩の存在下に行われる。銅化合物として、塩化銅
(I)、臭化銅(I)、ヨウ化銅(I)、シアン化銅
(I)等の1価の銅塩、塩化銅(II)、臭化銅(I
I)、ヨウ化銅(II)、酢酸銅(II)等の2価の銅
塩、ジリチウムテトラクロロキュープレート等の銅錯体
等が挙げられる。Qとしてはハロゲン原子やスルホニル
オキシ基が挙げられ、特にBr又はIが高い収率で目的
物を与えるため好ましい。
【0035】次に、有機金属試薬
【化69】
【化70】 との反応において、
【化71】
【化72】 である場合、Qとしてはハロゲン原子やアルコキシ基
(好ましくは炭素数1〜4のアルコキシ基)が挙げら
れ、特にCl、Br、OCH3、OCH2CH3基であれ
ば、この炭素−ケイ素結合形成反応が容易に進行し、高
い収率で目的物を与えるため好ましい。
【0036】また、
【化73】
【化74】 または
【化75】 である場合、この炭素−炭素結合形成反応は触媒量の銅
塩の存在下に行われる。銅化合物として、塩化銅
(I)、臭化銅(I)、ヨウ化銅(I)、シアン化銅
(I)等の1価の銅塩、塩化銅(II)、臭化銅(I
I)、ヨウ化銅(II)、酢酸銅(II)等の2価の銅
塩、ジリチウムテトラクロロキュープレート等の銅錯体
等が挙げられる。Qとしてはハロゲン原子やスルホニル
オキシ基が挙げられ、特にBr又はIが高い収率で目的
物を与えるため好ましい。
【0037】また、有機金属試薬
【化76】
【化77】 との反応において、
【化78】
【化79】 である場合、Qとしてはハロゲン原子やアルコキシ基
(好ましくは炭素数1〜4のアルコキシ基)が挙げら
れ、特にCl、Br、OCH3、OCH2CH3基であれ
ば、この炭素−ケイ素結合形成反応が容易に進行し、高
い収率で目的物を与えるため好ましい。
【0038】また、
【化80】
【化81】 または
【化82】 である場合、この炭素−炭素結合形成反応は触媒量の銅
塩の存在下に行われる。銅化合物として、塩化銅
(I)、臭化銅(I)、ヨウ化銅(I)、シアン化銅
(I)等の1価の銅塩、塩化銅(II)、臭化銅(I
I)、ヨウ化銅(II)、酢酸銅(II)等の2価の銅
塩、ジリチウムテトラクロロキュープレート等の銅錯体
等が挙げられる。Qとしてはハロゲン原子やスルホニル
オキシ基が挙げられ、特にBr又はIが高い収率で目的
物を与えるため好ましい。
【0039】また、有機金属試薬
【化83】
【化84】 (m及びnはそれぞれ0、1又は2で且つm+n=2で
ある整数を表す。)との反応において、[化83]がm
=0、1である場合、この炭素−炭素結合形成反応は触
媒量の銅塩の存在下に行われる。銅化合物として、塩化
銅(I)、臭化銅(I)、ヨウ化銅(I)、シアン化銅
(I)等の1価の銅塩、塩化銅(II)、臭化銅(I
I)、ヨウ化銅(II)、酢酸銅(II)等の2価の銅
塩、ジリチウムテトラクロロキュープレート等の銅錯体
等が挙げられる。Qとしてはハロゲン原子やスルホニル
オキシ基が挙げられ、特にBr又はIが高い収率で目的
物を与えるため好ましい。
【0040】また、[化83]がm=2である場合、こ
の炭素−炭素結合形成反応は遷移金属触媒の存在下に行
われる。遷移金属触媒としては、特にパラジウム化合物
又はニッケル化合物が好ましい。
【0041】パラジウム触媒としては、例えばテトラキ
ス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)、ジ
[1,2−ビス(ジフェニルホスフィノ)エタン]パラ
ジウム(0)等の0価のパラジウム化合物、あるいは酢
酸パラジウム、塩化パラジウム、[1,1’−ビス(ジ
フェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)
クロリド等の2価のパラジウム化合物やこれらと配位子
からなる錯体化合物、またはこれらの2価のパラジウム
化合物と還元剤の組み合わせ等を用いることができる。
【0042】ニッケル触媒としては、例えば1,2−ビ
ス(ジフェニルホスフィノ)エタンニッケル(II)クロ
リド、1,3−ビス(ジフェニルホスフィノ)プロパン
ニッケル(II)クロリド、ビス(トリフェニルホスフィ
ン)ニッケル(II)クロリド等の2価のニッケル化合物
やテトラキス(トリフェニルホスフィン)ニッケル
(0)等の0価のニッケル化合物を挙げることができ
る。
【0043】Qとしてはハロゲン原子やスルホニルオキ
シ基が挙げられ、特にCl、Br、I又はトリフルオロ
メタンスルホニルオキシ基が高い収率で目的物を与える
ため好ましい。脱離基Qがトリフルオロメタンスルホニ
ルオキシ基の場合、塩化リチウム、臭化リチウム等のリ
チウム塩の添加が収率の向上をもたらす。
【0044】また、有機金属試薬
【化85】
【化86】 との反応において、
【化87】
【化88】 であり、かつ[化86]がm=0である場合、Qとして
ハロゲン原子やアルコキシ基(好ましくは炭素数1〜4
のアルコキシ基)が挙げられ、特にCl、Br、OCH
3、OCH2CH3基であれば、この炭素−ケイ素結合反
応形成が容易に進行し、高い収率で目的物を与えるため
好ましい。
【0045】また、
【化89】
【化90】 であり、かつ[化86]がm=1、2である場合、また
【化91】
【化92】 または
【化93】 である場合、この炭素−炭素結合形成反応は触媒量の銅
塩の存在下に行われる。銅化合物として、塩化銅
(I)、臭化銅(I)、ヨウ化銅(I)、シアン化銅
(I)等の1価の銅塩、塩化銅(II)、臭化銅(I
I)、ヨウ化銅(II)、酢酸銅(II)等の2価の銅
塩、ジリチウムテトラクロロキュープレート等の銅錯体
等が挙げられる。Qとしてはハロゲン原子やスルホニル
オキシ基が挙げられ、特にBr又はIが高い収率で目的
物を与えるため好ましい。
【0046】また、有機金属試薬
【化94】 (M’はM、B(OR’)2(R’はアルキル基(好ま
しくは炭素数1〜4のアルキル基)又は水素原子を表
す。)又はTiPk(OR”)3-k(Pはハロゲン原子、
R”はアルキル基で好ましくは炭素数1〜6のアルキル
基、kは0〜3の整数を表す。)を表す。)と
【化95】 との炭素−炭素結合形成反応は、遷移金属触媒の存在下
に行われる。遷移金属触媒としては、特にパラジウム化
合物又はニッケル化合物が好ましい。
【0047】パラジウム触媒としては、例えばテトラキ
ス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)、ジ
[1,2−ビス(ジフェニルホスフィノ)エタン]パラ
ジウム(0)等の0価のパラジウム化合物、あるいは酢
酸パラジウム、塩化パラジウム、[1,1’−ビス(ジ
フェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)
クロリド等の2価のパラジウム化合物やこれらと配位子
からなる錯体化合物、またはこれらの2価のパラジウム
化合物と還元剤の組み合わせなどを用いることができ
る。
【0048】ニッケル触媒としては、例えば1,2−ビ
ス(ジフェニルホスフィノ)エタンニッケル(II)クロ
リド、1,3−ビス(ジフェニルホスフィノ)プロパン
ニッケル(II)クロリド、ビス(トリフェニルホスフィ
ン)ニッケル(II)クロリド等の2価のニッケル化合物
やテトラキス(トリフェニルホスフィン)ニッケル
(0)等の0価のニッケル化合物を挙げることができ
る。
【0049】Qとしてはハロゲン原子やスルホニルオキ
シ基が挙げられ、特にCl、Br、I又はトリフルオロ
メタンスルホニルオキシ基が高い収率で目的物を与える
ため好ましい。脱離基Qがトリフルオロメタンスルホニ
ルオキシ基の場合、塩化リチウム、臭化リチウム等のリ
チウム塩の添加が収率の向上をもたらす。
【0050】なお、M’が B(OR’)2である場合
には、反応は塩基の存在下で行うのが望ましい。塩基と
しては、例えば炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、
炭酸カリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等の
無機塩基やトリエチルアミン、ジメチルアニリン、トリ
ブチルアミン等の有機塩基を用いることができる。
【0051】また、有機金属試薬
【化96】
【化97】 との炭素−炭素結合形成反応は、遷移金属触媒の存在下
に行われる。遷移金属触媒としては、特にパラジウム化
合物又はニッケル化合物が触媒として好ましい。
【0052】パラジウム触媒としては、例えばテトラキ
ス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)、ジ
[1,2−ビス(ジフェニルホスフィノ)エタン]パラ
ジウム(0)等の0価のパラジウム化合物、あるいは酢
酸パラジウム、塩化パラジウム、[1,1’−ビス(ジ
フェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)
クロリド等の2価のパラジウム化合物やこれらと配位子
からなる錯体化合物、またはこれらの2価のパラジウム
化合物と還元剤の組み合わせ等を用いることができる。
【0053】ニッケル触媒としては、例えば1,2−ビ
ス(ジフェニルホスフィノ)エタンニッケル(II)クロ
リド、1,3−ビス(ジフェニルホスフィノ)プロパン
ニッケル(II)クロリド、ビス(トリフェニルホスフィ
ン)ニッケル(II)クロリド等の2価のニッケル化合物
やテトラキス(トリフェニルホスフィン)ニッケル
(0)等の0価のニッケル化合物を挙げることができ
る。
【0054】Qとしてはハロゲン原子やスルホニルオキ
シ基が挙げられ、特にCl、Br、I又はトリフルオロ
メタンスルホニルオキシ基が高い収率で目的物を与える
ため好ましい。脱離基Qがトリフルオロメタンスルホニ
ルオキシ基の場合、塩化リチウム、臭化リチウム等のリ
チウム塩の添加が収率の向上をもたらす。
【0055】なお、M’がB(OR’)2である場合に
は、反応は塩基の存在下で行うのが望ましい。塩基とし
ては、例えば炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、炭
酸カリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等の無
機塩基やトリエチルアミン、ジメチルアニリン、トリブ
チルアミン等の有機塩基を用いることができる。
【0056】以上の反応の生成物から、通常の後処理、
精製操作により、目的のシラシクロヘキサン化合物を得
ることができる。シラシクロヘキサン環あるいはシクロ
ヘキサン環の立体配置がトランス体とシス体の混合物で
ある場合には、クロマトグラフィーや再結晶等の常法の
精製手段によりトランス−トランス体を分離することが
できる。
【0057】本発明のシラシクロヘキサン化合物は、既
知の化合物と混合して液晶相を形成することができる。
既知の化合物としては、以下のものを挙げることができ
る。
【0058】
【化98】
【化99】
【0059】なお、[化98]及び[化99]におい
て、(M)及び(N)は、以下の〜のいずれかを表
す。 無置換又は置換基として1個又は2個以上のF、C
l、Br、CN、アルキル基を有するトランス−1,4
−シクロヘキシレン基。 シクロヘキサン環中の1個又は隣接していない2個の
CH2基がO又はSに置き換えられているトランス−
1,4−シクロヘキシレン基。 1,4−シクロヘキセニレン基。 無置換又は置換基として1個又は2個のF、Cl、C
3又はCN基を有する1,4−フェニレン基。 環中の1個又は2個のCH基がN原子により置き換え
られている1,4−フェニレン基。
【0060】Z1及びZ2は−CH2CH2−、−CH=C
H−、−C≡C−、−CO2−、−OCO−、−CH2
−、−OCH2−又は単結合を表す。
【0061】l(エル)及びmは0、1又は2(但し、
l+m=1、2、3)、nは0、1又は2である。
【0062】Rは炭素数1〜10の直鎖状アルキル基も
しくはアルコキシ基、炭素数3〜8の分枝鎖状アルキル
基、炭素数2〜7のアルコキシアルキル基又は炭素数2
〜8のアルケニル基を表す。
【0063】XはH、CN、F、Cl、CF3、CF2
l、CHFCl、OCF3、OCF2Cl、OCHFC
l、OCHF2、炭素数1〜10の直鎖状アルキル基又
はアルコキシ基を表す。
【0064】Y及びZはそれぞれF、Cl又はCH3
表す。
【0065】なお、[化98]及び[化99]におい
て、l(エル)及びnがいずれも2の場合には(M)中
に、mが2の場合には(N)中に、それぞれ異種環を含
んでいてもよい。
【0066】液晶相中における本発明のシラシクロヘキ
サン化合物の割合としては、その1種又は2種以上を1
〜50%、好ましくは5〜30%含有する。また、液晶
相には着色ゲスト−ホスト系を生成するための多色性染
料或いは誘電異方性、粘度、ネマチック相の配向を変え
るための添加剤を含むことができる。
【0067】このようにして形成された液晶相は、所望
形状の電極を有する透明基板間に封入して液晶表示素子
として使用される。この素子は、必要において各種アン
ダーコート、配向制御用オーバーコート、偏光板、フィ
ルター、反射層等を有していても良い。また、多層セル
としたり、他の表示素子と組み合わせたり、半導体基板
を用いたり、或いは光源を用いたりする等、種々のもの
が使用できる。
【0068】また、液晶表示素子の駆動方法としては、
ダイナミックスキャタリング(DSM)方式、ツイステ
ッドネマッチック(TN)方式、スーパーツイステッド
ネマチック(STN)方式、ポリマー分散(PD)方
式、ゲスト−ホスト(GH)方式、電界制御複屈折(E
CB)方式等、液晶表示素子の業界で公知の方式を採用
することができる。
【0069】
【実施例】以下に具体的な実施例を挙げ、本発明をさら
に具体的に説明する。
【0070】「実施例1」 トランス,トランス−4−(2−(4−(4−n−プロ
ピル−4−シラシクロヘキシル)シクロヘキシル)エチ
ル)−3’,4’−ジフルオロビフェニルの製造 マグネシウム0.5g(21mmol)及びテトラヒド
ロフラン(以下「THF」と称す。)50mlの混合物
に、n−プロピルブロマイド2.5g(20mmol)
を滴下してグリニャー試薬を得た。続いて、この溶液を
4−(2−(トランス−4−(4−クロロ−4−シラシ
クロヘキシル)シクロヘキシル)エチル)−3’,4’
−ジフルオロビフェニル8.7g(20mmol)のT
HF溶液50mlに滴下して粗生成物を得た。このもの
は、シラシクロヘキサン環に関してトランス体とシス体
の混合物であり、通常の後処理の後、これらをクロマト
グラフィーにより分離して、トランス,トランス体の目
的物7.8g(収率88%)を得た。 C−S 転移温度:59.8℃、S −N転移温度:71.
7℃、N−I転移温度:199.4℃ IR(KBr disc)νmax:2916,285
0,2104,1506,1279,981,889,
843,810,777cm-1
【0071】実施例1と同様にして以下のシラシクロヘ
キサン化合物を得た。
【0072】[実施例2]トランス,トランス−4−
(2−(4−(4−n−プロピル−4−シラシクロヘキ
シル)シクロヘキシル)エチル)−3−フルオロ−4’
−トリフルオロメトキシビフェニル
【0073】[実施例3]トランス,トランス−4−
(2−(4−(4−n−プロピル−4−シラシクロヘキ
シル)シクロヘキシル)エチル)−2’−フルオロ−
4’−n−ペンチルビフェニル
【0074】[実施例4] トランス,トランス−4−(2−(4−(4−n−プロ
ピルシクロヘキシル)−4−シラシクロヘキシル)エチ
ル)−4’−フルオロビフェニルの製造 マグネシウム0.5g(21mmol)及びTHF50
mlの混合物にトランス−4−n−プロピルシクロヘキ
シルブロマイド4.1g(20mmol)を滴下してグ
リニャー試薬を得た。続いて、この溶液を4−(2−
(4−メトキシ−4−シラシクロヘキシル)エチル)−
4’−フルオロビフェニル6.6g(20mmol)の
THF溶液50mlに滴下して粗生成物を得た。このも
のは、シラシクロヘキサン環に関してトランス体とシス
体の混合物であり、通常の後処理の後、これらをクロマ
トグラフィーにより分離して、トランス,トランス体の
目的物7.3g(収率86%)を得た。
【0075】実施例4と同様にして以下のシラシクロヘ
キサン化合物を得た。
【0076】[実施例5]トランス,トランス−4−
(2−(4−(4−n−ペンチルシクロヘキシル)−4
−シラシクロヘキシル)エチル)−3’,4’−ジフル
オロビフェニル
【0077】[実施例6]トランス,トランス−4−
(2−(4−(4−n−ペンチルシクロヘキシル)−4
−フルオロ−4−シラシクロヘキシル)エチル)−
3’,4’−ジフルオロビフェニル
【0078】[実施例7] トランス,トランス−4−(2−(4−(4−n−プロ
ピル−4−シラシクロヘキシル)シクロヘキシル)エチ
ル)−3’,4’−ジフルオロビフェニルの製造 マグネシウム0.5g(21mmol)及びTHF50
mlの混合物に4−(2−(4−ブロモシクロヘキシ
ル)エチル)−3’,4’−ジフルオロビフェニル7.
6g(20mmol)を滴下してグリニャー試薬を得
た。続いて、この溶液を4−ヨード−1−n−プロピル
−1−シラシクロヘキサン5.4g(20mmol)と
触媒量の塩化第一銅を添加したTHF溶液50mlに滴
下して粗生成物を得た。このものは、シラシクロヘキサ
ン環及びシクロヘキサン環に関してトランス体とシス体
の混合物であり、通常の後処理の後、これらをクロマト
グラフィーにより分離して、トランス,トランス体の目
的物3.8g(収率43%)を得た。得られた目的物
は、実施例1のものと同一の物性を示した。
【0079】[実施例8] トランス,トランス−4−(2−(4−(4−n−プロ
ピル−4−シラシクロヘキシル)シクロヘキシル)エチ
ル)−4’−フルオロビフェニルの製造 マグネシウム0.5g(21mmol)及びTHF50
mlの混合物に4−(4−ブロモメチルシクロヘキシ
ル)−1−n−プロピル−1−シラシクロヘキサン6.
3g(20mmol)を滴下してグリニャー試薬を得
た。続いて、この溶液を、4−ブロモメチル−4’−フ
ルオロビフェニル5.3g(20mmol)、触媒量の
ヨウ化銅(I)及びトリエチルホスファイトを添加した
THF溶液50mlに滴下して粗生成物を得た。このも
のは、シラシクロヘキサン環及びシクロヘキサン環に関
してトランス体とシス体の混合物であり、通常の後処理
の後、これらをクロマトグラフィーにより分離して、ト
ランス,トランス体の目的物7.7g(収率91%)を
得た。 C−S 転移温度:89.5℃、S −N転移温度:14
3.3℃、N−I転移温度:224.7℃ IR(KBr disc)νmax:2918,285
2,2102,1498,1225,1161,88
9,843,820cm-1
【0080】実施例8と同様にして以下のシラシクロヘ
キサン化合物を得た。
【0081】[実施例9]トランス,トランス−4−
(2−(4−(4−n−ペンチル−4−シラシクロヘキ
シル)シクロヘキシル)エチル)−2,6,4’−トリ
フルオロビフェニル
【0082】[実施例10]トランス,トランス−4−
(2−(4−(4−n−ペンチル−4−シラシクロヘキ
シル)シクロヘキシル)エチル)−2−フルオロ−4’
−n−ペンチルビフェニル
【0083】[実施例11] トランス,トランス−4−(2−(4−(4−n−プロ
ピル−4−シラシクロヘキシル)シクロヘキシル)エチ
ル)−4’−フルオロビフェニルの製造 マグネシウム0.5g(21mmol)及びTHF50
mlの混合物に4−(4−(2−ブロモエチル)シクロ
ヘキシル)−1−n−プロピル−1−シラシクロヘキサ
ン6.6g(20mmol)を滴下してグリニャー試薬
を得た。続いて、この溶液を、4−ブロモ−4’−フル
オロビフェニル5.0g(20mmol)と触媒量のテ
トラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)
を添加したTHF溶液50mlに滴下して、粗生成物を
得た。このものは、シラシクロヘキサン環及びシクロヘ
キサン環に関してトランス体とシス体の混合物であり、
通常の後処理の後、これらをクロマトグラフィーにより
分離して、トランス,トランス体の目的物7.6g(収
率90%)を得た。得られた目的物は、実施例8のもの
と同一の物性を示した。
【0084】実施例11と同様にして以下のシラシクロ
ヘキサン化合物を得た。
【0085】[実施例12]トランス,トランス−4−
(2−(4−(4−n−ペンチル−4−メチル−4−シ
ラシクロヘキシル)シクロヘキシル)エチル)−4’−
フルオロビフェニル
【0086】[実施例13]トランス,トランス−4−
(2−(4−(4−n−プロピル−4−シラシクロヘキ
シル)シクロヘキシル)エチル)−4’−トリフルオロ
メチルビフェニル
【0087】[実施例14] トランス,トランス−4−(2−(4−(4−n−プロ
ピル−4−シラシクロヘキシル)シクロヘキシル)エチ
ル)−4’−クロロ−3’−フルオロビフェニルの製造 マグネシウム0.5g(21mmol)及びTHF50
mlの混合物に4−ブロモメチル−4’−クロロ−3’
−フルオロビフェニル6.0g(20mmol)を滴下
してグリニャー試薬を得た。続いて、この溶液を、4−
(4−ブロモメチルシクロヘキシル)−1−n−プロピ
ル−1−シラシクロヘキサン6.3g、触媒量のヨウ化
銅(I)及びトリエチルホスファイトを添加したTHF
溶液50mlに滴下して、粗生成物を得た。このもの
は、シラシクロヘキサン環及びシクロヘキサン環に関し
てトランス体とシス体の混合物であり、通常の後処理の
後、これらをクロマトグラフィーにより分離して、トラ
ンス,トランス体の目的物7.5g(収率82%)を得
た。 C−N転移温度:63.3℃、N−I転移温度:20
8.0℃、 IR(KBr disc)νmax:2920,285
0,2096,1481,1200,1070,98
2,889,845,804,741cm-1
【0088】実施例14と同様にして以下のシラシクロ
ヘキサン化合物を得た。
【0089】[実施例15]トランス,トランス−4−
(2−(4−(4−n−プロピル−4−シラシクロヘキ
シル)シクロヘキシル)エチル)−4’−n−ペンチル
オキシビフェニル
【0090】[実施例16]トランス,トランス−4−
(2−(4−(4−n−プロピル−4−シラシクロヘキ
シル)シクロヘキシル)エチル)−3’−フルオロ−
4’−トリフルオロメトキシビフェニル
【0091】[実施例17]トランス,トランス−4−
(2−(4−(4−イソペンチルシクロヘキシル)−4
−シラシクロヘキシル)エチル)−4’−シアノビフェ
ニル
【0092】[実施例18] トランス,トランス−4−(2−(4−(4−n−ペン
チル−4−シラシクロヘキシル)シクロヘキシル)エチ
ル)−3’,4’−ジフルオロビフェニルの製造 マグネシウム0.5g(21mmol)及びTHF50
mlの混合物に4−(2−(4−(4−n−ペンチル−
4−シラシクロヘキシル)シクロヘキシル)エチル)−
1−ブロモベンゼン8.7g(20mmol)を滴下し
てグリニャー試薬を得た。これを塩化亜鉛2.8g(2
0mmol)のTHF溶液20mlに滴下して、有機亜
鉛試薬を得た。続いて、この溶液を、3,4−ジフルオ
ロベンゼン3.9g(20mmol)と触媒量のテトラ
キス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)を添
加したTHF溶液50mlに滴下して、粗生成物を得
た。このものは、シラシクロヘキサン環及びシクロヘキ
サン環に関してトランス体とシス体の混合物であり、通
常の後処理の後、これらをクロマトグラフィーにより分
離して、トランス,トランス体の目的物3.9g(収率
42%)を得た。
【0093】実施例18と同様にして以下のシラシクロ
ヘキサン化合物を得た。
【0094】[実施例19]トランス,トランス−4−
(2−(4−(4−n−プロピル−4−シラシクロヘキ
シル)シクロヘキシル)エチル)−3’−フルオロ−
4’−シアノビフェニル
【0095】[実施例20] トランス,トランス−4−(2−(4−(4−n−プロ
ピル−4−シラシクロヘキシル)シクロヘキシル)エチ
ル)−4’−クロロビフェニルの製造 マグネシウム0.5g(21mmol)及びTHF50
mlの混合物に4−クロロブロモベンゼン3.8g(2
0mmol)を滴下してグリニャー試薬を得た。これを
塩化亜鉛2.8g(20mmol)のTHF溶液20m
lに滴下して、有機亜鉛試薬を得た。続いて、この溶液
を、4−(2−(4−(4−n−プロピル−4−シラシ
クロヘキシル)シクロヘキシル)エチル)−1−ブロモ
ベンゼン8.2g(20mmol)と触媒量の1,3−
ビス(ジフェニルホスフィノ)プロパンニッケル(II)
クロリドを添加したTHF溶液50mlに滴下して、粗
生成物を得た。このものは、シラシクロヘキサン環及び
シクロヘキサン環に関してトランス体とシス体の混合物
であり、通常の後処理の後、これらをクロマトグラフィ
ーにより分離して、トランス,トランス体の目的物7.
2g(収率82%)を得た。 C−N転移温度:129.2℃、N−I転移温度:23
1.1℃、 IR(KBr disc)νmax:2918,284
8,2100,1487,1095,981,887,
842,810,746cm-1
【0096】実施例20と同様にして以下のシラシクロ
ヘキサン化合物を得た。
【0097】[実施例21]トランス,トランス−4−
(2−(4−(4−n−プロピル−4−シラシクロヘキ
シル)シクロヘキシル)エチル)−3’,4’,5’−
トリフルオロビフェニル
【0098】[実施例22]トランス,トランス−4−
(2−(4−(4−n−ペンチル−4−シラシクロヘキ
シル)シクロヘキシル)エチル)−4’−フルオロビフ
ェニル
【0099】[実施例23]トランス,トランス−4−
(2−(4−(4−n−プロピル−4−シラシクロヘキ
シル)−4−シラシクロヘキシル)エチル)−4’−フ
ルオロビフェニル
【0100】[実施例24]トランス,トランス−4−
(2−(4−(4−n−ペンチル−4−シラシクロヘキ
シル)シクロヘキシル)エチル)−2,6−ジフルオロ
−4’−トリフルオロメトキシビフェニル
【0101】[実施例25]トランス,トランス−4−
(2−(4−(4−n−ペンチル−4−シラシクロヘキ
シル)シクロヘキシル)エチル)−4’−(3−メトキ
シプロピル)ビフェニル
【0102】[実施例26]トランス,トランス−4−
(2−(4−(4−n−ペンチル−4−シラシクロヘキ
シル)シクロヘキシル)エチル)−4’−ジフルオロメ
トキシビフェニル
【0103】[実施例27]トランス,トランス−4−
(2−(4−(4−n−ペンチル−4−シラシクロヘキ
シル)シクロヘキシル)エチル)−3’,5’−ジフル
オロ−4’−ジフルオロメトキシビフェニル
【0104】[実施例28]トランス,トランス−4−
(2−(4−(4−n−ペンチル−4−シラシクロヘキ
シル)シクロヘキシル)エチル)−3’,5’−ジフル
オロ−4’−クロロビフェニル
【0105】[実施例29]トランス,トランス−4−
(2−(4−(4−(3−メトキシプロピル)−4−シ
ラシクロヘキシル)シクロヘキシル)エチル)−4’−
フルオロビフェニル
【0106】[実施例30]トランス,トランス−4−
(2−(4−(4−(1−プロペニル)−4−シラシク
ロヘキシル)シクロヘキシル)エチル)−3’,4’−
ジフルオロビフェニル
【0107】[実施例31]トランス,トランス−4−
(2−(4−(4−n−ペンチルオキシシクロヘキシ
ル)−4−シラシクロヘキシル)エチル)−3’,4’
−ジフルオロビフェニル
【0108】[実施例32]トランス,トランス−4−
(2−(4−(4−n−ペンチル−4−シラシクロヘキ
シル)シクロヘキシル)エチル)−2’−3’−ジフル
オロ−4’−エトキシビフェニル
【0109】[実施例33]トランス,トランス−4−
(2−(4−(4−(4−フルオロブチル)−4−シラ
シクロヘキシル)シクロヘキシル)エチル)−2−フル
オロ−4’−トリフルオロメトキシビフェニル
【0110】[実施例34]トランス,トランス−4−
(2−(4−(4−(4−フルオロペンチル)−4−シ
ラシクロヘキシル)シクロヘキシル)エチル)−2−フ
ルオロ−4’−クロロビフェニル
【0111】[実施例35]2−(トランス−4−n−
ペンチルシクロヘキシル)−1−(3,4ジフルオロフ
ェニル)エタン34%、1,2−ジフルオロ−4−[ト
ランス−4−(トランス−4−n−プロピルシクロヘキ
シル)シクロヘキシル]ベンゼン15%及び2−[トラ
ンス−4−(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)
シクロヘキシル]−1−(3,4−ジフルオロフェニ
ル)エタン51%から成る液晶混合物は、−17〜63
℃の温度範囲でネマチック液晶相を示す。この混合物8
5%と実施例14で得られたトランス,トランス−4−
(2−(4−(4−n−プロピル−4−シラシクロヘキ
シル)シクロヘキシル)エチル)−4’−クロロ−3’
−フルオロビフェニル15%より成る液晶混合物は、−
22〜83℃の拡大された温度範囲でネマチック液晶相
を示す。
【0112】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、高いTN1
をもち、且つ、従来知られていなかった分子構造中にケ
イ素原子を含んだシラシクロヘキサン環を有する全く新
規な液晶化合物を提供することができた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 荻原 勤 新潟県中頸城郡頸城村大字西福島28番地の 1 信越化学工業株式会社合成技術研究所 内 (72)発明者 金生 剛 新潟県中頸城郡頸城村大字西福島28番地の 1 信越化学工業株式会社合成技術研究所 内 (72)発明者 金子 達志 新潟県中頸城郡頸城村大字西福島28番地の 1 信越化学工業株式会社合成技術研究所 内 (72)発明者 栗原 英志 神奈川県川崎市高津区坂戸3丁目2番1号 信越化学工業株式会社コ−ポレ−トリサ −チセンタ−内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(I)で表されるシラシクロ
    ヘキサン化合物。 【化1】 但し、Rは炭素数1〜10の直鎖状アルキル基、炭素数
    1〜10でそのうちの1個又は2個の水素原子がフッ素
    原子で置換されたフロロアルキル基、炭素数1〜10の
    直鎖状アルコキシ基、炭素数3〜8の分枝鎖状アルキル
    基、炭素数2〜7のアルコキシアルキル基又は炭素数2
    〜8のアルケニル基を表す。 【化2】 及び 【化3】 は、少なくともいずれか一方は1又は4位のケイ素が
    H、F、C1又はCH3の置換基を持つトランス−1−
    シラ−1,4−シクロヘキシレン基又はトランス−4−
    シラ−1,4−シクロヘキシレン基を表す。Xは、H、
    CN、F、Cl、CF3、CF2Cl、CHFCl、OC
    3、OCF2Cl、OCHFCl、OCHF2、炭素数
    1〜10の直鎖状アルキル基もしくはアルコキシ基、炭
    素数2〜7のアルコキシアルキル基又は炭素数2〜8の
    アルケニル基を表す。Y及びZはそれぞれF、Cl又は
    CH3を表す。i及びjはそれぞれ0、1又は2を表
    す。
  2. 【請求項2】 有機金属試薬 【化3】R−Mと 【化4】 (MはMgP(Pはハロゲン原子を表す。)、ZnP又
    はLiを表し、Qはハロゲン原子、アルコキシ基、メタ
    ンスルホニルオキシ基、ベンゼンスルホニルオキシ基、
    p−トルエンスルホニルオキシ基又はトリフルオロメタ
    ンスルホニルオキシ基を表す。)との炭素−炭素結合形
    成反応又は炭素−ケイ素結合形成反応によることを特徴
    とする請求項1記載のシラシクロヘキサン化合物の製造
    方法。
  3. 【請求項3】 有機金属試薬 【化5】 と 【化6】 との炭素−炭素結合形成反応又は炭素−ケイ素結合形成
    反応によることを特徴とする請求項1記載のシラシクロ
    ヘキサン化合物の製造方法。
  4. 【請求項4】 有機金属試薬 【化7】 と 【化8】 との炭素−炭素結合形成反応又は炭素−ケイ素結合形成
    反応によることを特徴とする請求項1記載のシラシクロ
    ヘキサン化合物の製造方法。
  5. 【請求項5】 有機金属試薬 【化9】 と 【化10】 (m及びnはそれぞれ0、1又は2で且つm+n=2で
    ある整数を表す。)との炭素−炭素結合形成反応又は炭
    素−ケイ素結合形成反応によることを特徴とする請求項
    1記載のシラシクロヘキサン化合物の製造方法。
  6. 【請求項6】 有機金属試薬 【化11】 と 【化12】 との炭素−炭素結合形成反応又は炭素−ケイ素結合形成
    反応によることを特徴とする請求項1記載のシラシクロ
    ヘキサン化合物の製造方法。
  7. 【請求項7】 有機金属試薬 【化13】 (M’はM、B(OR’)2(R’はアルキル基又は水
    素原子)又はTiPk(OR”)3-k(Pはハロゲン原
    子、R”はアルキル基、kは0〜3の整数を表す。)を
    表す。)と 【化14】 との炭素−炭素結合形成反応によることを特徴とする請
    求項1記載のシラシクロヘキサン化合物の製造方法。
  8. 【請求項8】 有機金属試薬 【化15】 と 【化16】 との炭素−炭素結合形成反応によることを特徴とする請
    求項1記載のシラシクロヘキサン化合物の製造方法。
  9. 【請求項9】 請求項1記載のシラシクロヘキサン化合
    物を含有することを特徴とする液晶組成物。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の液晶組成物を含有する
    ことを特徴とする液晶表示素子。
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