JPH08481A - スープと具の選り分け杓子 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】具とスープを選り分けナベから皿や湯のみへと
取り出せないか、というのが目的。 【構成】スプーン状の杓子に金網状の杓子を乗せ、左端
は平行と垂直の網でスプーンの表面と左端とを区切ると
いう構成。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は直角に金網状具取りと
具を取った後は元に倒せば金網状の杓子の下にいわゆる
貝杓子があるから、金網で漉した澄んだスープが下の杓
子に入る。それを持ち上げ左側に傾けるとスープだけが
取れる仕組みである。この金網を布にかえれば、いわゆ
るアカ取りともなり、料理だけでなく、風呂のオケに利
用すると、澄んだかかり湯が取れ、アカは直角に曲げた
ところで風呂全体のアカを取ってもよい。又浮遊物だけ
でなく、不純物を網や布で取ることもできるから液体と
固体や流動物の選別に利用できよう。

【０００２】

【従来の技術】網状の杓子とスープ取り杓子は別々のも
のとして存在していた。また風呂のアカなど浮遊物はプ
ラスチックのオケなどで湯とアカを同時に取っていたが
効果が少なかったし、布でふくろ状のアカ取りがある
が、ほとんど使用されず、アカを取り出し棄てる不便が
あった。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】まず具なら具、スープ
ならスープという固体と流動体が選り分けられる杓子は
できないか。なぜならば食べるときは、タレの中に固体
だけを入れ、終わりにスープだけを飲むのが、なべもの
の食べ方だからである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】この具とスープを完全に
一本の杓子で選り分けるためには貝殻の上部と下部をそ
れぞれ金網状とスプーン状にし、右手でそれを持つと取
っ手は下についているから貝殻はかぶさった形になる。
手を９０度かたむけると、上部と下部が直角になり上部
の金網状杓子は具のみをすくうことができるし、それを
手皿に入れることもできる。次に元にもどし、貝殻を合
わせて杓子を沈ますと、具類を上部網が漉して下部スプ
ーン状杓子にスープだけが入る。そこで、スープ用湯呑
みなどにスープだけをつぐことが可能となる。但し、上
部金網と下部金属の留め金は左側端より１ｃｍくらい中
心にずらした、２点を結んだところが折れ曲がり線であ
り、残された１ｃｍはやはり水平の金網としておくこと
とする。

【０００５】

【発明の実施例】直角にかたむけた本杓子を下方に網状
のものをナベに入れ、具をすくい出し、皿に入れる。右
にたおすと、上下は貝殻状になり沈めれば下部にスープ
がたまる。これを残余の１ｃｍくらいの金網から流す
と、スープだけが、湯呑みなどに入る仕掛け。

【０００６】

【発明の効果】スープと具が完全に選り分けられるから
便利である。

【図面の簡単な説明】

【図１】上部金網状杓子と下部スプーン状杓子が重なっ
て貝殻状になっているところ。

【図２】上部と下部が直角に倒れ、具をとり出すとこ
ろ。

【図３】上下を合わせスープのみを入れ、スープを湯呑
みに入れるところ。

【符号の説明】

１ 金網状杓子 ２ 杓子（スプーン部） ３ 取手 ４ 金網 ５ 留め金 ６ スープ出口

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】杓子（２）の上に同形の金網状杓子（１）
   が留め金（５）で２ヵ所留められたスープと具の選り分
   け杓子。