JPH0847607A - サクションドライヤにおける濾過材の洗浄方法と装置 - Google Patents
サクションドライヤにおける濾過材の洗浄方法と装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【目的】サクションドライヤの濾過材の洗浄方法を改良
する。 【構成】サクションドライヤにおける濾過材を超音波に
よって実質的に連続な操作で洗浄する方法と装置におい
て、少なくとも１つの超音波振動装置(1、 12、 22、 36)
から発する超音波ビームを、濾過材の濾過面(4、 14、 2
5) の実質的に付近に、有利には濾過材の濾過面(4、 14、
25) 上へ集束させて、少なくとも１つの超音波集束領
域を作る。
する。 【構成】サクションドライヤにおける濾過材を超音波に
よって実質的に連続な操作で洗浄する方法と装置におい
て、少なくとも１つの超音波振動装置(1、 12、 22、 36)
から発する超音波ビームを、濾過材の濾過面(4、 14、 2
5) の実質的に付近に、有利には濾過材の濾過面(4、 14、
25) 上へ集束させて、少なくとも１つの超音波集束領
域を作る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、サクションドライヤの
濾過材を超音波によって本質的に連続な操作で洗浄する
方法と装置に関するものである。
濾過材を超音波によって本質的に連続な操作で洗浄する
方法と装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】フィンランド特許第61,739号は、ウエブ
状の粉末状固形あるいは多孔の原料を乾燥する乾燥方法
と装置を紹介しているが、その方法では、被乾燥原料を
微細多孔性の液体吸込み面を介して、被乾燥原料に対し
て負圧に保たれている液体に接触させるようにしてい
る。前記方法に用いられる装置は、微細多孔の液体吸込
み面を有し、微細孔の直径は主として0.5 〜 2マイクロ
メータの範囲である。
状の粉末状固形あるいは多孔の原料を乾燥する乾燥方法
と装置を紹介しているが、その方法では、被乾燥原料を
微細多孔性の液体吸込み面を介して、被乾燥原料に対し
て負圧に保たれている液体に接触させるようにしてい
る。前記方法に用いられる装置は、微細多孔の液体吸込
み面を有し、微細孔の直径は主として0.5 〜 2マイクロ
メータの範囲である。
【０００３】この微細多孔性の液体吸込み面はサクショ
ンドライヤの濾過材の濾過面を形成し、この濾過面は被
乾燥原料、例えばスラリに接触するように設定される。
この濾過面が、例えば平面状である場合、濾過材の濾過
面と反対側の面に負圧が生じると、濾過面上には吸込み
により被乾燥原料の濾過されたケークが生成され、この
ケークは次に濾過面から掻き落される。しかし、この濾
過面は、濾過材の濾過面の多孔性構造が、したがってま
た濾過材自体のそれも、微細に粉砕された被乾燥原料で
徐々に満たされるので、目づまりしやすい。
ンドライヤの濾過材の濾過面を形成し、この濾過面は被
乾燥原料、例えばスラリに接触するように設定される。
この濾過面が、例えば平面状である場合、濾過材の濾過
面と反対側の面に負圧が生じると、濾過面上には吸込み
により被乾燥原料の濾過されたケークが生成され、この
ケークは次に濾過面から掻き落される。しかし、この濾
過面は、濾過材の濾過面の多孔性構造が、したがってま
た濾過材自体のそれも、微細に粉砕された被乾燥原料で
徐々に満たされるので、目づまりしやすい。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】従来技術において、フ
ィンランド特許第76,705号に記載のように、サクション
ドライヤの濾過材の濾過面の洗浄に超音波を用いること
が知られている。このフィンランド特許第76,705号の方
法では、超音波の使用には、超音波により強化される洗
浄期間中、濾過面を接続および洗浄用の液、例えば水に
接触させておく必要がある。その場合、濾過面が水で囲
まれているろ、必要な超音波出力はそれほど高くはな
く、キャビテーションによる腐食の危険が解消される。
しかし、濾過材を取り巻く原料を変えると、サクション
ドライヤで得られる能力が減少し、そのためサクション
ドライヤの設置と操業コストが上昇する。
ィンランド特許第76,705号に記載のように、サクション
ドライヤの濾過材の濾過面の洗浄に超音波を用いること
が知られている。このフィンランド特許第76,705号の方
法では、超音波の使用には、超音波により強化される洗
浄期間中、濾過面を接続および洗浄用の液、例えば水に
接触させておく必要がある。その場合、濾過面が水で囲
まれているろ、必要な超音波出力はそれほど高くはな
く、キャビテーションによる腐食の危険が解消される。
しかし、濾過材を取り巻く原料を変えると、サクション
ドライヤで得られる能力が減少し、そのためサクション
ドライヤの設置と操業コストが上昇する。
【０００５】フィンランド特許第82,388号からは、サク
ションドライヤの濾過材用の洗浄方法が知られている
が、その方法では、超音波振動装置による洗浄は濾過材
を掻き落とした実質的に直後に行なわれる。このフィン
ランド特許第82,388号の方法では、超音波振動装置は、
濾過材の洗浄を連続操作で行なうために被濾過スラリの
容器内にその液面より下に配置されている。取り巻いて
いるスラリの固形物含有量が高い場合、その必要超音波
出力も高くなる。そのうえ、取り巻くスラリが強力なキ
ャビテーションのために超音波振動装置のシェルを腐食
させる。超音波出力を増加し、振動装置のシェルを交換
すると、サクションドライヤの操業コストが増加する。
ションドライヤの濾過材用の洗浄方法が知られている
が、その方法では、超音波振動装置による洗浄は濾過材
を掻き落とした実質的に直後に行なわれる。このフィン
ランド特許第82,388号の方法では、超音波振動装置は、
濾過材の洗浄を連続操作で行なうために被濾過スラリの
容器内にその液面より下に配置されている。取り巻いて
いるスラリの固形物含有量が高い場合、その必要超音波
出力も高くなる。そのうえ、取り巻くスラリが強力なキ
ャビテーションのために超音波振動装置のシェルを腐食
させる。超音波出力を増加し、振動装置のシェルを交換
すると、サクションドライヤの操業コストが増加する。
【０００６】本発明は、従来技術の欠点のいくつかを解
消し、サクションドライヤの濾過材の洗浄方法の改良を
達成することを目的とする。
消し、サクションドライヤの濾過材の洗浄方法の改良を
達成することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明の方法では、濾過
材を超音波の音場が狭くなるように集束する装置で超音
波によって洗浄する。本発明の本質的に新規な特徴は特
許請求の範囲に記載する。
材を超音波の音場が狭くなるように集束する装置で超音
波によって洗浄する。本発明の本質的に新規な特徴は特
許請求の範囲に記載する。
【０００８】本発明によれば、サクションドライヤの濾
過材の洗浄は、超音波装置によって行なわれ、この超音
波装置は、超音波の音場を狭くなるように集束させて、
超音波の音場が有利には濾過材の濾過面上に10〜 150ミ
リ秒間、有利には60〜90ミリ秒間の実質的に短い時間、
当たるようにする。そこで、超音波振動装置の表面のエ
ネルギー周波数が低く、超音波振動装置を、その構造物
の容器の中にあり超音波振動装置を取り巻いているスラ
リの液面より下方に設置することもできる。超音波振動
装置の表面のエネルギー周波数が低いため、振動装置の
シェルにおける腐食の危険も低い。しかし、濾過材の濾
過面上では、本発明による集束により超音波出力が大き
く、洗浄が効果的に行なわれる。本発明は、濾過要素か
らなる濾過材、およびサクションドライヤの実質的に全
濾過面を覆う均一な濾過材の両方に有利に適用すること
ができる。
過材の洗浄は、超音波装置によって行なわれ、この超音
波装置は、超音波の音場を狭くなるように集束させて、
超音波の音場が有利には濾過材の濾過面上に10〜 150ミ
リ秒間、有利には60〜90ミリ秒間の実質的に短い時間、
当たるようにする。そこで、超音波振動装置の表面のエ
ネルギー周波数が低く、超音波振動装置を、その構造物
の容器の中にあり超音波振動装置を取り巻いているスラ
リの液面より下方に設置することもできる。超音波振動
装置の表面のエネルギー周波数が低いため、振動装置の
シェルにおける腐食の危険も低い。しかし、濾過材の濾
過面上では、本発明による集束により超音波出力が大き
く、洗浄が効果的に行なわれる。本発明は、濾過要素か
らなる濾過材、およびサクションドライヤの実質的に全
濾過面を覆う均一な濾過材の両方に有利に適用すること
ができる。
【０００９】
【作用】本発明によれば、濾過材の濾過面の実質的に近
くへ、有利には濾過材の濾過面上へ超音波を集束させる
ことは、１つまたはいくつかの超音波振動装置によって
行なうことができる。本発明の方法において、１つの超
音波振動装置を用いる場合、振動装置の振動面は、実質
的に凹面、または凸面である。振動面が凹面である場
合、振動面自体は、有利には、超音波を濾過材の濾過面
上の狭い領域に収束させることによって反射体として機
能する。振動面が凸面である場合、超音波は凹面形反射
面を介して濾過材の濾過面上へ導かれる。
くへ、有利には濾過材の濾過面上へ超音波を集束させる
ことは、１つまたはいくつかの超音波振動装置によって
行なうことができる。本発明の方法において、１つの超
音波振動装置を用いる場合、振動装置の振動面は、実質
的に凹面、または凸面である。振動面が凹面である場
合、振動面自体は、有利には、超音波を濾過材の濾過面
上の狭い領域に収束させることによって反射体として機
能する。振動面が凸面である場合、超音波は凹面形反射
面を介して濾過材の濾過面上へ導かれる。
【００１０】少なくとも２つの超音波振動装置を用いる
場合、それら振動装置は有利には、互いに対して、それ
ら超音波振動装置から出るビームが濾過材の濾過面で、
または濾過材の濾過面の付近で交差して、それらの振動
装置から発した超音波が濾過材の濾過面上の小領域に集
束する位置に配置されている。ここで、超音波振動装置
の少なくとも一部は、有利には平面の振動面を備えてい
る。さらに、２つまたはそれ以上の超音波振動装置を用
いる場合、それらの振動装置を濾過材の濾過面からそれ
ぞれ異なる距離で配置することができる。
場合、それら振動装置は有利には、互いに対して、それ
ら超音波振動装置から出るビームが濾過材の濾過面で、
または濾過材の濾過面の付近で交差して、それらの振動
装置から発した超音波が濾過材の濾過面上の小領域に集
束する位置に配置されている。ここで、超音波振動装置
の少なくとも一部は、有利には平面の振動面を備えてい
る。さらに、２つまたはそれ以上の超音波振動装置を用
いる場合、それらの振動装置を濾過材の濾過面からそれ
ぞれ異なる距離で配置することができる。
【００１１】本発明によれば、２つまたはそれ以上の超
音波振動装置により発生する超音波ビームの濾過材の濾
過面の実質的に近くへ、有利には濾過材の濾過面上への
集束を、同一の濾過材については、２つまたはそれ以上
の別個の狭い超音波集束領域を、２つまたはそれ以上の
超音波振動装置を用いて作るように実現することもでき
る。超音波集束領域の大きさは 1〜30mm、有利には10〜
15mmの範囲内である。
音波振動装置により発生する超音波ビームの濾過材の濾
過面の実質的に近くへ、有利には濾過材の濾過面上への
集束を、同一の濾過材については、２つまたはそれ以上
の別個の狭い超音波集束領域を、２つまたはそれ以上の
超音波振動装置を用いて作るように実現することもでき
る。超音波集束領域の大きさは 1〜30mm、有利には10〜
15mmの範囲内である。
【００１２】本発明の装置において、濾過材の濾過面の
付近には、少なくとも１つの超音波振動装置によって、
超音波ビームを濾過面上へ集束する振動面が作られる。
本発明により使用される振動面は、有利には凹面または
凸面にすることができる。この振動面は、同一円の円周
に対して有利には接線方向に設置されるいくつかの実質
的に平面の振動面で構成することもできる。凸面形振動
面を用いる場合、振動装置自体を有利には棒状の形にす
ることもできるが、その場合、振動装置の形状は、凸面
振動面に加えて、同じ断面高さにある平面要素を含める
こともできる。
付近には、少なくとも１つの超音波振動装置によって、
超音波ビームを濾過面上へ集束する振動面が作られる。
本発明により使用される振動面は、有利には凹面または
凸面にすることができる。この振動面は、同一円の円周
に対して有利には接線方向に設置されるいくつかの実質
的に平面の振動面で構成することもできる。凸面形振動
面を用いる場合、振動装置自体を有利には棒状の形にす
ることもできるが、その場合、振動装置の形状は、凸面
振動面に加えて、同じ断面高さにある平面要素を含める
こともできる。
【００１３】本発明は、サクションドライヤにおける濾
過材を超音波によって実質的に連続な操作で洗浄する方
法と装置において、少なくとも１つの超音波振動装置か
ら発する超音波ビームを、濾過材の濾過面の実質的に付
近に、有利には濾過材の濾過面上へ集束させて、少なく
とも１つの超音波集束領域を作る。
過材を超音波によって実質的に連続な操作で洗浄する方
法と装置において、少なくとも１つの超音波振動装置か
ら発する超音波ビームを、濾過材の濾過面の実質的に付
近に、有利には濾過材の濾過面上へ集束させて、少なく
とも１つの超音波集束領域を作る。
【００１４】
【実施例】次に添付図面を参照して本発明を更に詳細に
説明する。
説明する。
【００１５】図１によれば、超音波振動装置１の振動面
２は、実質的に凹面形である。サクションドライヤの濾
過要素３に関連して、振動面２は、振動面２から発する
ビームを濾過材３の濾過面４に当てて、ビームの放射効
果が濾過面４の限られた領域上にのみ集束する位置に設
置されている。図１によれば、２つの別個の超音波集束
領域が濾過面４上に作られている。
２は、実質的に凹面形である。サクションドライヤの濾
過要素３に関連して、振動面２は、振動面２から発する
ビームを濾過材３の濾過面４に当てて、ビームの放射効
果が濾過面４の限られた領域上にのみ集束する位置に設
置されている。図１によれば、２つの別個の超音波集束
領域が濾過面４上に作られている。
【００１６】図２において、サクションドライヤの濾過
材11の超音波洗浄に超音波振動装置12が用いられ、その
振動面13は実質的に凹面形であり、この振動装置は濾過
要素11に対して反対側に配置されている。濾過材11の濾
過面14へ超音波ビームを導くために、実質的に凹面形の
反射面15が超音波振動装置12の付近に、濾過要素11に対
して反対側に設置されている。振動面13から発する超音
波ビームは、反射面15から反射されて、超音波ビームが
濾過材の濾過面14の実質的に狭い領域に集束するように
している。
材11の超音波洗浄に超音波振動装置12が用いられ、その
振動面13は実質的に凹面形であり、この振動装置は濾過
要素11に対して反対側に配置されている。濾過材11の濾
過面14へ超音波ビームを導くために、実質的に凹面形の
反射面15が超音波振動装置12の付近に、濾過要素11に対
して反対側に設置されている。振動面13から発する超音
波ビームは、反射面15から反射されて、超音波ビームが
濾過材の濾過面14の実質的に狭い領域に集束するように
している。
【００１７】図３において、サクションドライヤの濾過
材21の付近に超音波振動装置22を設け、超音波振動装置
の振動面23が同一の円の円周24に少なくとも接線方向に
接触するようにしている。形状でさえ、振動面23は円の
円周24と実質的に同じにすることができる。ここで、超
音波振動装置22から発する超音波ビームは、有利には濾
過材21の濾過面25上で、または実質的に濾過面25のすぐ
近くで交差している。したがって、超音波振動装置22か
ら来る超音波出力を実質的に小さい領域上に集束するこ
とができる。
材21の付近に超音波振動装置22を設け、超音波振動装置
の振動面23が同一の円の円周24に少なくとも接線方向に
接触するようにしている。形状でさえ、振動面23は円の
円周24と実質的に同じにすることができる。ここで、超
音波振動装置22から発する超音波ビームは、有利には濾
過材21の濾過面25上で、または実質的に濾過面25のすぐ
近くで交差している。したがって、超音波振動装置22か
ら来る超音波出力を実質的に小さい領域上に集束するこ
とができる。
【００１８】図４によれば、サクションドライヤ31は、
スラリタンク32と、軸33を中心に回転可能で濾過材の濾
過要素35が取り付けられているディスク34と、濾過要素
の濾過面37上に形成される濾過ケークを除去するスクレ
ーパ36とを有する。超音波ビームを濾過要素35へ集束す
る超音波振動装置は、本発明によれば、スラリ面39より
下方に配置されている。
スラリタンク32と、軸33を中心に回転可能で濾過材の濾
過要素35が取り付けられているディスク34と、濾過要素
の濾過面37上に形成される濾過ケークを除去するスクレ
ーパ36とを有する。超音波ビームを濾過要素35へ集束す
る超音波振動装置は、本発明によれば、スラリ面39より
下方に配置されている。
【図１】本発明の好ましい実施例の概略上面図である。
【図２】本発明の他の好ましい実施例の概略上面図であ
る。
る。
【図３】本発明の第３の好ましい実施例の概略上面図で
ある。
ある。
【図４】サクションドライヤにおける本発明の超音波振
動装置の配置の概略断面図である。
動装置の配置の概略断面図である。
1, 12, 22, 36 超音波振動装置 4, 14, 25 濾過面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｂ０１Ｄ 33/21 35/06 Ｆ
Claims (10)
- 【請求項１】 サクションドライヤの濾過材を超音波に
より実質的に連続な操作で洗浄する方法において、少な
くとも超音波振動装置から発する超音波ビームを、本質
的に該濾過材の濾過面付近に、有利には該濾過材の濾過
面上に、少なくとも１つの超音波集束領域を形成するた
めに、集束させることを特徴とするサクションドライヤ
における濾過材の洗浄方法。 - 【請求項２】 請求項１に記載の方法において、前記濾
過材の濾過面上への超音波ビームの集束は、超音波振動
装置に形成した凹面形振動面によって行なうことを特徴
とする濾過材の洗浄方法。 - 【請求項３】 請求項１に記載の方法において、前記濾
過材の濾過面上への超音波ビームの集束は、超音波振動
装置とは別個に設けた凹面形振動面によって行なうこと
を特徴とする濾過材の洗浄方法。 - 【請求項４】 請求項３に記載の方法において、前記濾
過材の濾過面上への超音波ビームの集束は、超音波振動
装置に形成した凹面形振動面によって、かつ該超音波振
動装置とは別個に設けた凸面形反射面によって行なうこ
とを特徴とする濾過材の洗浄方法。 - 【請求項５】 請求項１に記載の方法において、前記濾
過材の濾過面上への超音波ビームの集束は、前記濾過面
からそれぞれ異なる距離に設置した超音波振動装置によ
って行なうことを特徴とする濾過材の洗浄方法。 - 【請求項６】 請求項１に記載の方法において、前記濾
過材の濾過面上への超音波ビームの集束は、それぞれの
振動面を同じ円の円周に本質的に接線方向に配置した超
音波振動装置によって行なうことを特徴とする濾過材の
洗浄方法。 - 【請求項７】 請求項１に記載の方法を実現する装置に
おいて、該装置は、前記濾過材の濾過面の付近に、少な
くとも１つの超音波振動装置により１つの面を形成し、
該１つの面は、超音波ビームを該濾過面上に集束させる
ことを特徴とするサクションドライヤにおける濾過材の
洗浄装置。 - 【請求項８】 請求項７に記載の洗浄装置において、前
記集束面は超音波振動装置の凹面形振動面であることを
特徴とする濾過材の洗浄装置。 - 【請求項９】 請求項７に記載の洗浄装置において、前
記集束面は凹面形反射面であることを特徴とする濾過材
の洗浄装置。 - 【請求項１０】 請求項７に記載の洗浄装置において、
前記集束振動面はいくつかの振動面を含み、該振動面
は、少なくとも接線方向に同一の円の円周上に配置され
ていることを特徴とする濾過材の洗浄装置。
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