JPH084758Y2 - オーディオ装置 - Google Patents

オーディオ装置

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JPH084758Y2
JPH084758Y2 JP1989147084U JP14708489U JPH084758Y2 JP H084758 Y2 JPH084758 Y2 JP H084758Y2 JP 1989147084 U JP1989147084 U JP 1989147084U JP 14708489 U JP14708489 U JP 14708489U JP H084758 Y2 JPH084758 Y2 JP H084758Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔概要〕 複数の送信装置の変調部により複数種のオーディオ信
号をそれぞれ変調して複数の光ファイバに伝送し、これ
らの光ファイバからの上記オーディオ信号を複数の受信
装置により受信して複数の復調部により復調し、さら
に、上記送信装置からの複数種のイネーブル信号の1つ
を選択部により選択し、この選択されたイネーブル信号
に応じて切替部により上記復調されたオーディオ信号の
中の1つを指定してアンプに送出する場合、送信装置側
でイネーブル信号に応じて変調部の駆動/非駆動を指定
し、かつ、受信装置側で受信したオーディオ信号の各々
のエンベロープを抽出したときに上記イネーブル信号を
それぞれ生成して上記選択部に入力してなるオーディオ
装置であって、複数種のオーディオ信号および複数種の
イネーブル信号を共用の光ファイバにより伝送すること
が可能となる。
〔産業上の利用分野〕
本考案は複数の送信装置から光ファイバにより伝送さ
れる音楽等の各種オーディオ情報を複数の受信装置によ
りそれぞれ受信して再生するオーディオ装置に関する。
上記光ファイバは、一度に伝送される情報量が同軸ケ
ーブル等の信号線に比べてずっと多い、伝送損失が少な
く遠距離通信が可能である等の特長を有しており、近
年、各種オーディオ情報の伝送用として用いられる傾向
にある。本考案は、上記光ファイバを媒体として複数の
送信装置から複数の受信装置に各種オーディオ情報が競
合して伝送されるときに上記オーディオ情報の中の1つ
を選択して再生する機能を備えたオーディオ装置につい
て言及するものである。
〔従来の技術〕
第7図は従来のオーディオ装置を示すブロック図であ
る。ここでは、複数の送信装置1′−1〜1′−Nの主
要部は、音楽等のオーディオ情報を含む複数種のオーデ
ィオ信号Sa1〜SanをPCM等のパルス変調によりそれぞ
れ変調する複数の変調部11−1〜11−Nと、これらの変
調部11−1〜11−Nからの電気的な変調信号を光信号に
変換して変調光としてそれぞれ出力する発光ダイオート
等の複数の発光部12−1〜12−Nとから構成される。こ
れらの発光部12−1〜12−Nからの変調光は複数の光フ
ァイバ6−1〜6−Nによりそれぞれ対応する複数の受
信装置2′−1〜2′−Nに伝送される。これらの受信
装置2′−1〜2′−Nの主要部は、光ファイバ6−1
〜6−Nからの変調光を受信して元の変調信号にそれぞ
れ変換するためのフォトトランジスタ等の複数の受光部
21−1〜21−Nと、この受光部21−1〜21−Nからの変
調信号を元のオーディオ信号Sa1〜Sanとしてそれぞれ
復調する復調部22−1〜22−Nとから構成される。これ
らの復調部22−1〜22−Nにより復調されたオーディオ
信号Sa1〜Sanは、共通のアンプ8により所定のレベル
にまで増幅された後、スピーカ9により音声として再生
される。ここで、上記送信装置1′−1〜1′−Nから
オーディオ信号Sa1〜Sanの変調光を光ファイバ6−1
〜6−Nに伝送すれば、受信装置2′−1〜2′−Nに
おいて上記変調光をもとに元のオーディオ信号Sa1〜S
anを速やかに再生することができる。
しかし、上記送信装置1′−1〜1′−Nにおいて
は、一般に、CDやDAT等からの各種のオーディオ信号S
a1〜Sanが競合した状態で受信装置2′−1〜2′−N
に伝送されるので、2種以上のオーディオ信号が異なっ
た受信装置により同時に復調されてアンプ8に入力され
る場合が生ずる。この場合は、異種の音声が混合された
状態で、すなわち、互いにコンフリクトを起こした状態
でスピーカ9から再生されるおそれがある。この対策と
して、従来は、受信装置2′−1〜2′−Nとアンプ8
との間に、マイコン等のCPUにより実現される選択部3
と、アナログスイッチ等からなる切替部4とを設けてい
た。さらに、上記送信装置1′−1〜1′−Nの各々の
制御部(図示されていない)から、オーディオ信号Sa1
〜Sanの有無をそれぞれ示すディジタルの複数種のイネ
ーブル信号Se1〜Se2を上記選択部3に伝送していた。
この選択部3では、予め定められた優先順位に基づき上
記イネーブル信号Se1〜Senの中の1つを選択し、さら
に、切替部4では、上記の選択結果に応じて出力される
選択信号SSにより上記の復調されたオーディオ信号S
a1〜Sanの中の1つを指定してアンプ8に入力してい
る。なお、選択部3および切替部4の詳細に関しては、
実施例の項で説明することとする。これらの選択部3お
よび切替部4により、複数種のオーディオ信号Sa1〜S
anが同時に伝送された場合でも互いにコンフリクトを起
こすことなく単一種の音声のみをスピーカ9から再生す
ることができる。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記のとおり、複数の送信装置1′−1〜1′−Nか
ら複数の受信装置2′−1〜2′−Nに2種以上のオー
ディオ信号が同時に伝送される場合に起こるコンフリク
トを防止するために、従来は、上記送信装置1′−1〜
1′−Nの各々の制御部から伝送される複数種のイネー
ブル信号Se1〜Senの中の1つを選択し、この選択され
たイネーブル信号に対応するオーディオ信号を音声とし
て再生するようにしていた。
しかし、この場合、上記イネーブル信号Se1〜Sen
それぞれ伝送するための同軸ケーブル等の専用の信号線
7−1〜7−Nが必要となる。このため、各送信装置毎
に上記信号線7−1〜7−Nをわざわざ設置するための
手間および工数がかかるという問題が生ずる。
本考案は上記問題点に鑑みてなされたものであり、イ
ネーブル信号伝送用の専用の信号線等をわざわざ設けな
くとも複数の送信装置から競合して伝送される複数種の
オーディオ信号の中の1つを選択して再生することが可
能なオーディオ装置を提供することを目的とするもので
ある。
〔課題を解決するための手段〕 第1図は本考案の原理構成を示すブロック図である。
なお、前述した構成要素と同様のものについては、同一
の参照番号を付して表す。
ここでは、複数の送信装置1−1〜1−Nにおいて生
成されるイネーブル信号Se1〜Senの各々に応じて変調
部11−1〜11−Nの各々の駆動/非駆動を指定し、各変
調光の光ファイバ6−1〜6−Nの各々への伝送/非伝
送をそれぞれ実行している。また一方で、複数の受信装
置2−1〜2−Nにおいて受信した各変調光に含まれる
オーディオ信号Sa1〜Sanの各々のエンベロープを抽出
したときに上記イネーブル信号Se1〜Senをそれぞれ生
成して選択部3に入力する複数のエンベロープ抽出部5
−1〜5−Nを設けている。
〔作用〕
本考案では、複数の送信装置1−1〜1−Nにおい
て、オーディオ信号Sa1〜Sanの各々の情報パターンに
対応する複数のパルスが発生している期間とほぼ同じ期
間だけイネーブル信号Se1〜Senの各々が所定のレベ
ル、例えば“H"(high)になっている点に着目し、上記
以外の期間は変調部11−1〜11−Nの各々を強制的に非
駆動状態、すなわち停止状態にしている。したがって、
各変調部11−1〜11−Nの入力側等に雑音が侵入して
も、発光部12−1〜12−Nの各々から誤って変調光とし
て出力されることはないので、上記複数のパルスからな
る正確な変調光が光ファイバ6−1〜6−Nの各々に伝
送される。
また一方で、複数の受信装置2−1〜2−Nのエンベ
ロープ抽出部5−1〜5−Nの各々において、上記変調
光を構成する複数のパルスのピークレベルを次々に検出
してそれらのエンベロープを抽出すれば、上記送信装置
1−1〜1−N側の元のイネーブル信号Se1〜Senを受
信装置2−1〜2−N側で正確に再生することができ
る。さらに、上記エンベロープ抽出部5−1〜5−Nか
ら出力されるイネーブル信号Se1〜Senを選択部3に入
力すれば、切替部4が動作して復調部22−1〜22−Nか
らのオーディオ信号Sa1〜Sanの中の1つが選択的にア
ンプ8に入力される。
かくして、本考案では、オーディオ信号伝送用の光フ
ァイバをイネーブル信号伝送用として共用することがで
きるので、余計な信号線等をわざわざ設けなくとも複数
の送信装置から競合して伝送される複数種のオーディオ
信号の中の1つを受信装置側で選択して再生することが
可能となる。
〔実施例〕
第2図は本考案の一実施例を示す回路図である。ただ
し、ここでは、複数の送信装置1−1〜1−Nおよび受
信装置2−1〜2−Nの中の1組、例えば、最上部の送
受信装置1−1,2−2を代表して説明することとする。
上記送信装置1−1においては、発光部12−1(第1
図)として発光ダイオード13−1を設けている。この発
光ダイオード13−1により、電気的な変調信号の情報パ
ターンの“1"および“0"、すなわち信号レベルの高低を
光の有無に対応させて変調光を出力している。また一方
で、受信装置2−1においては、受光部21−1としてフ
ォトトランジスタ23−1を設けている。このフォトトラ
ンジスタ23−1により、光ファイバ6−1からの変調光
における光の有無を検出して再び元の電気的な変調信号
に変換している。さらに、上記受信装置2−1内のエン
ベロープ抽出部5−1は、フォトトランジスタ23−1か
らの変調信号を平滑化するためのRC回路等の積分回路15
−1と、この積分回路15−1の出力レベルを、予め定め
られた基準電圧Vrと比較して送信装置1−1側のイネ
ーブル信号Se1を再生するコンパレータ25−1とから構
成される。
さらに、上記コンパレータ25−1およびその他のコンパ
レータ25−2〜25−Nから再生される複数種のイネーブ
ル信号Se1〜Senを入力する選択部3(第1図)を、マ
イコン等のCPU30により実現している。さらに、上記イ
ネーブル信号Se1〜Senのいずれかを選択するかの優先
順位を予め記憶するROMやRAM等の記憶部31を上記CPU30
に付設している。なお、記憶部31として、CPU30に内蔵
のROMやRAMを用いてもよい。さらに、CPU30において
は、上記優先順位に基づいて異種のオーディオ信号が同
じタイミングで再生されないように調整した後に複数種
の選択信号Ss1〜Ssnを出力している。さらに、切替部
4(第1図)として、複数種の復調部22−1〜22−Nか
らのオーディオ信号Sa1〜Sanに対応する接点14−1〜
14−Nを有するアナログスイッチ40を設けている。これ
らの接点14−1〜14−Nにおいては、上記選択信号Ss1
〜Ssnによりそれぞれオン/オフ動作が行われる。
第3図は第2図の送受信装置の各部の信号波形を示す
タイミングチャートである。このタイミングチャートに
従って送受信装置の一連の動作を説明する。ただし、こ
の場合も最上部の送受信装置1−1,2−1を代表して説
明することとする。なお、第3図の(A)〜(G)に対
応する箇所を第2図中に示す。さらに、第3図において
は、送信装置1−1側および受信装置2−1側を、それ
ぞれ送信側および受信側と略記することとする。ここ
で、送信側から受信側へ所望の音楽等のオーディオ情報
を伝送したい場合、まず初めに、CDやDAT等のオーディ
オソースから上記オーディオ情報を含むオーディオ信号
a1を選択して変調部11−1に入力する。(第3図の
(A))。また一方で、CPU等の制御部により、送信側
から受信側にオーディオ信号Sa1が伝送されることを知
らせるためのイネーブル信号Se1を変調部11−1に入力
する(第3図の(B))。この場合、上記制御信号Se1
のレベルは、オーディオ信号Sa1が伝送されている期間
だけ“H"になっており、その他の期間はすべて“L"(Lo
w)になっている。次に、上記制御信号Se1のレベルが
“H"のときのみ変調部11−1を駆動状態にしてパルス変
調を行えば、変調部11−1は、元のオーディオ信号Sa1
の振幅にそれぞれ対応したパルス幅を有する複数のパル
スを出力する(第3図の(C))。したがって、変調部
11−1の入力側等にオーディオ信号Sa1以外の雑音が侵
入した場合でも(第3図の(A))、その出力側に余計
なパルスが発生することはない。さらに、上記複数のパ
ルスからなる電気的な変調信号は、発光ダイオード13−
1により変調光となり、光ファイバ6−1を介してフォ
トトランジスタ23−1に入力される。このフォトトラン
ジスタ23−1により上記変調光は再び元の電気的な変調
信号となって復調部22−1および積分回路15−1に入力
される。さらに、上記復調部22−1の検波回路等により
送信側の元のオーディオ信号Sa1が取り出される(第3
図の(D))。また一方で、上記積分回路15−1内のCR
等の時定数により種々のパルス幅を有する複数のパルス
が平滑化されて上記積分回路15−1から出力される(第
3図の(E))。さらに、コンパレータ25−1において
上記積分回路15−1からの信号波形を、スレッショール
ドレベル、すなわち基準レベルVrと比較すれば、上記
信号波形が整形されて送信側の元のイネーブル信号Se1
が正確に再生される(第3図の(F))。
この再生されたイネーブル信号Se1は、その他のイネ
ーブル信号Se2〜Senと共に、CPU30に入力されて後述
の優先順位方式(第4図)または後勝ち方式(第6図)
により処理される。ここで、前者の優先順位方式により
信号処理がなされた場合に、上記の最上部の送信装置1
−1からのオーディオ信号Sa1の優先順位が最も高いと
きには、選択信号Ss1の波形はコンパレータ25−1から
のイネーブル信号Se1の波形(第3図の(F))に一致
する。上記選択信号Ss1(イネーブル信号Se1)のレベ
ルが“H"であるか“L"であるかに応じてアナログスイッ
チ40の1つの接点40−1をそれぞれオンまたはオフにす
れば、上記選択信号Ss1のレベルが“H"になっている期
間だけ復調後のオーディオ信号Sa1をアンプ8に送出す
ることができる(第3図の(G))。この結果、アンプ
8により1つのオーディオ信号、例えば上記オーディオ
信号Sa1のみが選択的に増幅されるので、コンフリクト
を起こすことなく所望の音楽等のオーディオ情報の再生
が実現される(第3図の(G))。
本実施例(第2図および第3図)において、オーディ
オ信号Sa1〜Sanの伝送用として既設されている光ファ
イバ6−1〜6−Nを用いて制御信号Se1〜Senを伝送
することができるので、従来の信号線7−1〜7−N
(第7図)が不要となる。したがって、送信装置1−1
〜1−Nと受信装置2−1〜2−Nとの接続が簡単にな
ると共にオーディオ装置全体のコストが安くなる。な
お、このコスト低減の効果は、送受信装置の数が多くな
るほど顕著になる。ついで、複数種のイネーブル信号S
e1〜Senが入力されたときのCPU30の動作をさらに詳し
く述べることとする。
第4図は優先順位方式によりオーディオ信号を選択す
る手順を説明するためのフローチャートである。ただ
し、ここでは、オーディオ装置における3種の送信装置
1−1,1−2および1−3と受信装置2−1,2−2および
2−3からそれぞれ第1オーディオ信号Sa1、第2オー
ディオ信号Sa2および第3オーディオ信号Sa3が競合し
て出力される場合を代表して説明する。さらに、上記3
組の送受信装置をそれぞれI,IIおよびIIIと略記するこ
ととする。
まず初めに、上記オーディオ装置の記憶部31におい
て、第1オーディオ信号Sa1、第2オーディオ信号Sa2
および第3オーディオ信号Sa3の順に優先順位を予め設
定しておく。この場合、Iから第1オーディオ信号Sa1
を再生したい旨の要求が有るとき、すなわち、第1イネ
ーブル信号Se1が“H"になっているときには(ステップ
a)、CPU30によりアナグロスイッチ40の第1接点14−
1をオンにし、Iからの第1オーディオ信号Sa1を優先
的に選択して再生する。このときは、他のイネーブル信
号Se2,Se3が“H"になっていても選択信号Ss2,Ss3
“L"になるので、第2および第3接点14−2,14−3はす
べてオフになってIIおよびIIIは動作停止と同じ状態
(以後、オフ状態と称す)になっている(ステップ
b)。次に、Iからの要求を取り消すために第1イネー
ブル信号Se1を“L"にした場合(ステップc)、IIから
の要求により第2イネーブル信号Se1が“H"になってい
るときには(ステップd)、第2オーディオ信号Sa2
優先的に選択して再生する(ステップe)。さらに、II
からの要求を取り消すために第2イネーブル信号Se2
“L"にした場合(ステップf)、第1イネーブル信号S
e1が“L"であってかつ第3イネーブル信号Se3が“H"に
なっているときに(ステップg)、IIIからの第3オー
ディオ信号Sa3を再生することができる(ステップh、
ステップi)。
上記の優先順位方式による選択動作において、イネー
ブル信号と選択信号との関係をタイミングチャートによ
り第5図にまとめて示す。ここでは、各選択信号が“H"
になっているタイミングが重なり合うことはないので、
複数種のオーディオ信号が互いにコンフリクトを起こさ
ずに済む。
第6図は後勝ち方式によりオーディオ信号を選択する
手順を説明するためのフローチャートである。ただし、
ここでは、2組の送受信装置(第5図と同様にI,IIと略
記する)から第1および第2オーディオ信号Sa1,Sa2
競合して出力される場合を代表して説明することとす
る。
まず初めに、Iからの要求により第1イネーブル信号
a1が“H"になった場合には、Iからの第1オーディオ
信号Sa1を選択的に再生する(ステップj、ステップ
k)。次に、IIからの要求により第2イネーブル信号S
a2が“H"になった場合には、直ちにオーディオ信号S2a
を選択できるようにアナログスイッチ40の切替動作を行
う(ステップl、ステップm)。すなわち、この場合
は、後から要求されたオーディオ信号を優先して次々と
選択することにより再生を行っている。この選択方式
は、後勝ち方式とよばれることもある。なお、要求取り
消しのために第1および第2イネーブル信号Se1,Se2
“L"になった場合は、直ちにIおよびIIがオフ状態に変
化してオーディオ信号の再生が停止する(ステップo〜
ステップr)。上記後勝ち方式においても、複数種のオ
ーディオ信号が順次切り替わるので、互いにコンフリク
トを起こさずに済む。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案によれば、複数の送信装置
および受信装置を有するオーディオ装置において、オー
ディオ信号伝送用の光ファイバをイネーブル信号伝送用
として共用することができる。したがって、余計な信号
線等をわざわざ設けることなく送信装置から競合して伝
送される複数種のオーディオ信号の中の1つを受信装置
側で選択して再生することが可能となる。この結果、送
信装置と受信装置との接続が簡単になると共にオーディ
オ装置全体のコストが安くなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の原理構成を示すブロック図、 第2図は本考案の一実施例を示す回路図、 第3図は第2図の送受信装置の各部の信号波形を示すタ
イミングチャート、 第4図は優先順位方式によりオーディオ信号を選択する
手順を説明するためのフローチャート、 第5図は優先順位方式におけるイネーブル信号と選択信
号との関係を示すタイミングチャート、 第6図は後勝ち方式によりオーディオ信号を選択する手
順を説明するためのフローチャート、 第7図は従来のオーディオ装置を示すブロック図であ
る。 図において、 1−1〜1−N……送信装置、2−1〜2−N……受信
装置、3……選択部、4……切替部、5−1〜5−N…
…エンベロープ抽出部、6−1〜6−N……光ファイ
バ、8……アンプ、11−1〜11−N……変調部、22−1
〜22−N……復調部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数種のオーディオ信号(Sa1〜San)を
    複数の変調部(11−1〜11−N)によりそれぞれ変調し
    て複数の光ファイバ(6−1〜6−N)に伝送する複数
    の送信装置と、 該光ファイバ(6−1〜6−N)からの前記オーディオ
    信号(Sa1〜San)を受信して複数の復調部(22−1〜
    22−N)によりそれぞれ復調する複数の受信装置と、 前記送信装置よりそれぞれ生成され、かつ、前記オーデ
    ィオ信号(Sa1〜San)の有無を示す複数種のイネーブ
    ル信号(Se1〜Sen)の中の1つを、予め定められた優
    先順位に基づいて選択する選択部(3)と、 該選択部(3)による前記イネーブル信号(Se1
    en)の選択結果に応じて前記復調されたオーディオ信
    号(Sa1〜San)の中の1つを指定してアンプ(8)に
    送出する切替部(4)とを有するオーディオ装置におい
    て、 前記送信装置は、前記イネーブル信号(Se1〜Sen)に
    応じて前記変調部(11−1〜11−N)の駆動/非駆動を
    それぞれ指定する複数の送信装置(1−1〜1−N)か
    らなり、 前記受信装置は、前記受信したオーディオ信号(Sa1
    an)の各々のエンベロープを抽出したときに前記イネ
    ーブル信号(Se1〜Sen)をそれぞれ生成して前記選択
    部(3)に入力する複数のエンベロープ抽出部(5−1
    〜5−N)を含む複数の受信装置(2−1〜2−N)か
    らなることを特徴とするオーディオ装置。
JP1989147084U 1989-12-22 1989-12-22 オーディオ装置 Expired - Lifetime JPH084758Y2 (ja)

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