JPH0846741A - 情報処理装置 - Google Patents

情報処理装置

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JPH0846741A
JPH0846741A JP6198971A JP19897194A JPH0846741A JP H0846741 A JPH0846741 A JP H0846741A JP 6198971 A JP6198971 A JP 6198971A JP 19897194 A JP19897194 A JP 19897194A JP H0846741 A JPH0846741 A JP H0846741A
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JP6198971A
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English (en)
Inventor
Tetsuji Morimoto
哲司 森本
Masahiko Katsurabayashi
正彦 桂林
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 記録紙のフィード要求後、実際に記録紙が搬
送開始されるまでの時間を短縮する。 【構成】 ダミーデコード部14はファイル1の画情報
をデコードし、ライン数を検出する。記録紙選択部18
はライン数に基づいて記録紙を選択する。記録紙が選択
されると印字開始部16は印字開始指示を出力し、印字
部9はこれに応答して記録紙の搬送・デコード・印字を
順次行う。ダミーデコード指示部15は、前記印字開始
指示が出された後、デコード部17が空いている場合
に、ダミーデコード部14に次ページのダミーデコード
指示を出力する。こうして、次ページのダミーデコード
が次ページのフィード要求前に行われて記録紙サイズが
確定するため、フィード要求後は直ちに記録紙が搬送開
始される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、情報処理装置に関し、
特に、2ページ以上の蓄積情報を効率的に印字すること
ができる情報処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ファクシミリ通信では、ネゴシェーショ
ンによって送信原稿のサイズを相手機に宣言し、受信側
では、この宣言に基づいて自機で準備している記録紙の
中からサイズの合致するものを選択し、受信情報を印字
するようにしている。しかし、前記ネゴシェーションで
は、送信原稿の幅に関する情報のみしか宣言されないた
め、例えば、主走査方向に長い横A4原稿は、主走査方
向に短い縦A3原稿と同じサイズの宣言がなされる。し
たがって、受信側では、検出したサイズ情報のみではA
4用紙およびA3用紙のいずれを選択すればよいかが判
断できないという問題があった。そこで、従来は、受信
原稿のライン数を計数し、このライン数および前記ネゴ
シェーションによるサイズ情報によって用紙のサイズを
認識していた。G3モードの通信では、通信エラー検知
の目的で受信中にライン数を計数する処理が行っている
ため、受信終了後にはライン数が確定しており、上記サ
イズ認識方法を採用するのに便利であった。
【0003】ところが、ECMG3モードではエラー検
知をデータブロック単位で行うため、受信中にはライン
数の計数は行われない、またG4モードでも受信中にラ
イン数の計数を行っていない。そこで、これらの通信モ
ードでは、受信情報を一旦メモリに蓄積した後、その蓄
積データを復号してライン数を計数している。そして、
このライン数によって認識された原稿サイズをもとに記
録紙を選択し、印字を行う。このようにライン数に基づ
いて原稿サイズを判断するファクシミリ受信装置の例と
して、特開平1−144765号公報に記載されたもの
がある。
【0004】上述のように、ライン数を計数するためだ
けの復号処理を、以下の説明ではダミーデコードとい
う。ダミーデコードについて図10を参照して説明す
る。図10(a)はダミーデコードの説明図である。同
図において、画情報は文書ファイル(以下、単に「ファ
イル」という)1として記憶手段に蓄積されている。蓄
積されたファイルには、原稿のページ番号、原稿幅、原
稿長さ、および解像度等の各情報、ならびに圧縮符号化
された原稿の画情報データが含まれている。ここで、原
稿幅としてはネゴシェーションで検知した情報としてA
4サイズが設定されているが、これは、上述のようにA
4原稿およびA3原稿のいずれであるかを確定できる情
報ではない。また、原稿長さは未定であり、長さを示す
データとしてのライン数「0」が設定されている。
【0005】このようなファイル1から圧縮画情報を読
み出してコーデック2に入力する。コーデック2は圧縮
画情報をデコードして展開する。このデコードによって
検出されたライン数は長さ情報として前記ファイル1に
格納され、展開された画情報はそのまま読み捨てられ
る。
【0006】続いて、図10(b)に従い、印字のため
の通常のデコードについて説明する。同図において、フ
ァイル1には前記ダミーデコードによって検出された原
稿長さ、つまりライン数(この例では1000)がすで
に格納されている。そして、前記ファイル1から読み出
された圧縮画情報はコーデック2でデコードされ、印字
装置3に供給される。印字装置3には、前記原稿幅とラ
イン数とによって確定したサイズに基づいて、図示しな
い用紙トレーから記録紙が搬送され、復号された画情報
が印字される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記の印字処理におけ
る問題点を図面を参照して説明する。図11は、従来の
印字処理のシーケンスを示すタイミングチャートであ
る。同図において、タイミングt1で第1ページの画情
報についてダミーデコードが行われる。続いて、タイミ
ングt2では、記録紙の給紙要求(以下「フィード要
求」という)が出力される。このフィード要求は、先の
記録紙が予定位置まで搬送されたタイミング等、記録紙
給紙装置の準備が終了したときに出力される。
【0008】ダミーデコードが終了したタイミングt3
で記録紙のサイズが確定し、該記録紙の搬送が開始され
る。記録紙の搬送が終了する前のタイミングt4で第1
ページの画情報についてデコードが開始される。タイミ
ングt5で記録紙が所定の印字位置まで搬送し終り、第
1ページ目の画情報について実際に印字が開始される。
同様に、第2ページ目、第3ページ目の処理が行われ
る。なお、タイミングt4およびt5間は、デコードさ
れた画情報を蓄積するプリンタバッファの容量によって
決定される。
【0009】上記タイミングチャートから分かるよう
に、第2ページ以降のダミーデコードは、印字のための
デコードが終了してコーデックが空くまで待たなければ
ならないため、記録紙の搬送間隔が大きくなる。そのた
めに、第2ページ目以降のフィード要求が行われたタイ
ミングt6,t7から実際に記録紙が搬送されるまでの
時間つまり待ち時間が長くなっている。
【0010】待ち時間が長いということは、印字処理装
置が所定の時間内に処理できる量、いわゆるスループッ
トが低下する。例えば、用紙の搬送と印字処理とを独立
して制御可能とすることにより、第nページ(n=ペー
ジ数を示す整数)を印字中に第n+1ページの用紙搬送を
行ってスループットを上げるということが困難になって
くる。
【0011】また、ファクシミリ装置と複写装置とが複
合されている多機能情報処理装置では、上述のように印
字装置がファクシミリ受信情報の出力に長時間使用され
ていると、読取装置が空き状態であっても複写要求に直
ちに応えられないという問題点が生じていた。
【0012】一方、印字対象となるすべてのページに関
してダミーデコードを実行してライン数を確定しておく
こともできるが、印字開始までの時間が長くなってしま
うという問題点があった。
【0013】本発明の目的は、上記従来技術の問題点を
解消し、記録紙の選択を確実に行いながら、かつ処理装
置のスループットを向上させることができる情報処理装
置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】前記の問題点を解決し、
目的を達成するために、本発明は、先頭ページのダミー
デコードを行った後、第2ページ以降の記録紙の給紙要
求前であって、かつ印字のためのデコード中を除いた期
間に第2ページ以降のダミーデコードを実行するように
構成した点に第1の特徴がある。
【0015】また、本発明は、印字対象となる文書ファ
イルの各ページのデータサイズを検出する手段と、予定
の基準値および各ベージ毎のデータサイズを比較する手
段とを具備し、前記基準値よりもデータサイズが大きい
ページについてあらかじめダミーデコードを実行するよ
うに構成した点に第2の特徴がある。
【0016】
【作用】上記第1の特徴を有する本発明では、次ページ
のダミーデコードは現在デコード中の画情報を印字する
ための記録紙を搬送中に終了し、記録紙サイズも確定す
る。したがって、前ページの記録紙の搬送が終了した後
に出力されるフィード要求に応答して、直ちに次ページ
の記録紙の搬送を開始することができる。
【0017】また、第2の特徴を有する本発明によれ
ば、データサイズの大きいページについては、あらかじ
めダミーデコードが実行されて記録紙サイズが確定す
る。したがって、すべてのページについてあらかじめダ
ミーデコードを行う場合よりも、印字開始前の処理にか
かる時間が短縮される。
【0018】
【実施例】以下に、図面を参照して本発明の一実施例を
説明する。図1は、本発明の一実施例を示すファクシミ
リ装置と複写装置とが複合された情報処理装置のハード
構成を示すブロック図である。同図において、読取装置
4は複写原稿またはファクシミリ送信原稿を読み取るた
めの装置であり、自動原稿搬送装置(ADF)、CCD
イメージスキャナ、および読取りライン数カウント回路
等からなる。送受信装置5は読み取った原稿を送信した
り、画情報を受信したりするための通信機能を有する。
画情報メモリ6は前記読取装置4で読み取った画情報を
蓄積する記憶手段である。ファイル制御回路7では、前
記画情報メモリ6に画情報を蓄積したり、該画情報メモ
リ6から画情報を読み出したりする。コーデック2では
画情報を符号化して圧縮したり、符号化データを復号し
て伸長したりする。出力装置9は印字装置3および給紙
装置8からなる。以上の各構成部はCPU10で制御さ
れ、該CPU10を動作させるプログラムやシステムデ
ータはROM11,RAM12に格納される。また、操
作者はコントロールパネル13のキーボード等から指示
を与えて該情報処理装置を操作できるし、その操作結果
や処理結果はコントロールパネル13の表示部に表示さ
れる。
【0019】次に、上記構成からなる情報処理装置によ
る処理の例、特に前記画情報メモリ6に蓄積されている
画情報を印字する処理をフローチャートを参照して説明
する。図3はゼネラルフローチャートであり、ステップ
S1では、画情報メモリ6に蓄積されている画情報のラ
イン数計数ルーチン(図4)を実行する。ステップS2
では、計数されたライン数に従って記録紙選択ルーチン
(図5)を実行する。ステップS3では、給紙装置8に
記録紙の給紙指示を行う。ステップS4では、次のペー
ジのライン数を計数するため画情報のライン数計数ルー
チン(図4)を実行する。ステップS5では、記録紙が
予定の待機位置に到達したか否かを判断し、該判断が肯
定のときはステップS6に進んで印字動作開始指示を実
行する。該印字動作開始指示には、縮小/拡大率の決定
や印字パラメータを印字装置3に通知する処理が含まれ
る。
【0020】ステップS7では、フィード要求の有無を
判断する。フィード要求があったならばステップS8で
記録紙選択ルーチンを実行し、ステップS9では記録紙
の給紙を指示する。フィード要求がない場合は、ステッ
プS10に進んで給紙完了か否かを判断する。給紙完了
と判断されたならばステップS11に進んで印字動作開
始指示を実行する。給紙完了と判断されなかった場合は
ステップS12に進んで印字のためのデコードが完了し
たか否かを判断する。該デコードが完了したと判断され
たならば、ステップS13に進み、ライン数計数ルーチ
ンを実行した後、ステップS7に進む。また、前記デコ
ードが完了していないと判断されたならば、ステップS
14に進み、処理終了要求の有無を判断する。処理終了
要求が検出されたならば、該フローチャートの処理を終
える。処理終了要求が検出されなかったならば、ステッ
プS7に進む。
【0021】続いて、ライン数計数ルーチンの詳細を図
4のフローチャートを参照して説明する。図4におい
て、ステップS100では、画情報メモリ6のファイル
1を開く。ステップS110では、ページを示すパラメ
ータnとして「1」をセットする。ステップS120で
は、前記パラメータnに対応するページへのシーク動作
を実行する。つまり、第nページのファイルに対する処
理をするためのポインタをセットする。ステップS13
0では、第nページのファイルに原稿長さ情報つまりラ
イン数が設定されているか否かを判断する。ライン数が
設定されていなければステップS140でライン数の計
数が実行される。ステップS150では計数されたライ
ン数が当該nページのファイルに原稿長さ情報として格
納される。ステップS160では、ファイルを閉じる。
【0022】一方、ステップS130で、ライン数が設
定されていると判断された場合は、ステップS170に
進んで次のページの有無を判断する。次ページがあれ
ば、ステップS180に進み、パラメータnをインクリ
メントしてステップS120に進む。また、次のページ
がなければステップS160に進んでファイルを閉じ
る。
【0023】次に、記録紙選択ルーチンの詳細を図5の
フローチャートを参照して説明する。同図において、ス
テップS200では、第nページのファイルから解像度
つまり画素密度情報を読み出す。ステップS210で
は、ファイルから原稿幅つまり主走査方向幅を読み出
す。ステップS220ではファイルから副走査方向長さ
つまりライン数を取得する。この処理は図6に関してさ
らに後述する。ステップS230では、用紙実装情報つ
まり用紙トレーに格納されている記録紙の種類を前記R
AM12のシステムデータから取得する。ステップS2
40では、前記主走査方向幅および副走査方向長さつま
りライン数に基づいて得られる用紙サイズと前記用紙実
装情報とを比較対応して使用記録紙を決定する。
【0024】図6を参照して前記ステップS220の詳
細を説明する。同図において、ステップS221では副
走査方向ライン数が「0」か否かを判断する。この判断
は、図4のフローチャートにおいてライン数の計数が終
了し、ライン数がファイルに格納されている場合は、否
定となり、この処理を抜ける。一方、ライン数がファイ
ルに格納されていない場合は、ステップS221の判断
は肯定となり、ステップS222でコーデック2が使用
可能か否かを判断する。コーデック2が使用可能ならば
ステップS223に進み、第nページのライン数を計数
する。ステップS224では、計数されたライン数が当
該nページのファイルに原稿長さ情報として格納され
る。
【0025】次に、上記の印字処理のタイミングをタイ
ミングチャートを参照して説明する。図7において、タ
イミングt1で第1ページ目の画情報のダミーデコード
を行い、続くタイミンt2で記録紙のフィード要求を行
う。次いで、ダミーデコードが終了すると、タイミング
t3で前記ダミーデコードによって決定されたサイズの
記録紙の給紙を開始する。給紙開始と同時に第2ページ
目の画情報のダミーデコードを実行する。タイミングt
4では、印字のための第1ページ目の画情報のデコード
を行う。このタイミングt4ではコーデック2が空いて
いることが条件となる。タイミングt5では、記録紙を
予定位置まで搬送し終り、第1ページ目の印字動作が開
始される。
【0026】さらに、第2ページのダミーデコードを第
1ページ目の記録紙の搬送中にすでに終えているため、
タイミングt6で出されるフィード要求に応えて、該タ
イミングt6の直後の第1ページ目のデコード中のタイ
ミングt7で第2ページ目の記録紙の搬送を実行するこ
とができる。また、第1ページ目の画情報のデコードが
終了したならば、タイミングt8で第2ページ目の画情
報のダミーデコードを実行することができる。以下、図
示の各タイミングで第2ページ目の画情報のデコードお
よび印字、第3ページ目の記録紙の搬送、画情報のデコ
ードおよび印字が実行される。このように、本実施例で
は、記録紙の搬送中に、次ページのダミーデコードを実
行することができ、フィード要求に直ちに応答すること
ができる。
【0027】なお、図7のタイミングチャートは画情報
が3ページの例であり、第2ページと第3ページのデコ
ードが連続して行われ、かつ第2ページと第3ページの
プリントも連続して行われている。しかし、さらに印字
ページが続く場合には、第2ページのデコードの直後に
第4ページのダミーデコードが行われるシーケンスとな
るのはいうまでもない。
【0028】続いて、上述の動作を行うための要部機能
をブロック図を参照して説明する。図1において、ダミ
ーデコード部14は、画情報メモリ6のファイル1から
1ページ分ずつ画情報を読み出してダミーデコードを行
い、ライン数を検出する。検出されたライン数はファイ
ル1に設定される。該ダミーデコードは、ダミーデコー
ド指示部15からの指示で実行される。このダミーデコ
ード指示部15は、オペレータの指示もしくはファクシ
ミリ受信完了信号、または印字開始指示部16からの印
字開始信号および出力部9からのデコード終了信号等に
基づいて指示を出力する。
【0029】記録紙選択部18は、ファイル1から読み
出したライン数および通信ネゴシェーション等によって
予め判断されている主走査方向幅に基づいて当該ページ
の画情報を印字出力するための記録紙を選択する。記録
紙が選択されると記録紙選択部18から選択終了信号が
出力され、印字開始指示部16はこの選択開始信号に応
答して出力部9に印字開始信号を出力する。印字開始信
号はゲート19を介して前記ダミーコード指示部15に
も供給される。このゲート19には出力部9のデコード
部17が動作中か否かの信号も供給され、前記印字開始
信号およびデコード部17の非動作中信号によってゲー
ト19の出力信号は「ハイ」となる。「ハイ」となった
ゲート19の出力でダミーデコード指示部15は付勢さ
れ、次ページの画情報のダミーデコード指示を出力す
る。なお、ゲート19の「ハイ」信号によって印字開始
信号はリセットされる。
【0030】出力部9の給紙部8はフィード要求と前記
印字開始信号とが与えられると給紙を開始する。デコー
ド部17は給紙開始から予定時間経過後にファイル1か
ら画情報を読み出してデコードし、印字部3に供給す
る。デコード部17はデコードを終了すると終了信号つ
まり非動作中信号をゲート19に出力する。
【0031】このように、ダミーデコード部15は、デ
コード部17が空いているときに印字開始信号が供給さ
れると、1ページ分の画情報のダミーデコードを実行す
る。なお、図1において、ダミーデコード部14とデコ
ード部17は、機能的には分離して示しているが単一の
コーデック2に含まれるものである。
【0032】次に、本発明の第2実施例を説明する。該
第2実施例は、次のようなケースに対処できるようにす
るものである。つまり、圧縮符号化して蓄積されている
画情報のライン数を計数するために要する時間は一定で
はなく、データ量に依存する。したがって、1ページの
データ量が余りに大きい場合、記録紙給紙中にダミーデ
コードが完了しない場合も考えられる。特に、記録紙搬
送処理能力が高く、これに比べてデコード速度が速くな
い場合にはこのような事態が起こり得る。
【0033】そこで、該第2実施例では、あらかじめ印
字予定のすべてのページの画情報についてデータ量を検
出し、予定の値よりもデータ量が大きいページに関して
は印字処理開始前にライン数の計数を行っておく。これ
により、フィード要求に直ちに応答して給紙を開始でき
るとともに、データ量の大きいページのみを対象に事前
にダミーデコードをするだけなので、印字処理開始まで
の時間を長くとることもない。
【0034】図9は、第2実施例に係るライン数計数処
理のフローチャートであり、図3のステップS2の処理
に代わるものである。同図において、ステップS20で
は、画情報メモリ6のファイルを開く。ステップS21
では、ページを示すカウンタnに「1」をセットする。
ステップS22では、第nページ目つまり第1ページ目
のライン数を計数してファイルに設定する。ステップS
23では、次のページの有無を判断する。次のページが
あればステップS24に進み、1ページのデータ量の多
少を判断するためのしきい値mをRAM12から読み出
す。ステップS25では、ページを示すパラメータnを
インクリメントする。ステップS26では、第nページ
へのシーク動作を実行する。ステップS27では、第n
ページ目の画情報のデータ量がしきい値mより小さいか
否かを判断する。この判断が否定の場合は、ステップS
28に進んで第nページ目の画情報のライン数を計数す
る。ステップS29では、計数したライン数をファイル
に格納する。一方、ステップS27の判断が肯定なら
ば、ステップS28およびステップS29はスキップす
る。ステップS30では、次のページの有無を判断す
る。次のページがあればステップS311に進み、パラ
メータnをインクリメントする。次のページが無い場合
は、ステップS32に進んでファイルを閉じる。ステッ
プS33では次の記録紙選択処理のためカウンタnに
「1」をセットする。
【0035】図8のフローチャートに示した処理をする
ための要部機能をブロック図を参照して説明する。図8
において、しきい値記憶部20には1ページのデータ量
の多少を判断するためのしきい値mが格納される。比較
部21では、ファイル1から読み出した各ページの画情
報のデータ量をとしきい値mとを比較し、各ページの画
情報のデータ量がしきい値mより大きい場合はダミーデ
コード指示部15に検出信号を出力する。ダミーデコー
ド指示部15は前記検出信号に応答してダミーデコード
部14にダミーデコード実行の指令を出力する。ダミー
デコード部14は前記指令に応答してそのときのページ
カウンタつまり前記パラメータnに対応するページの圧
縮画情報をファイル1から読み出してダミーデコードを
行い、ライン数を得る。得られたライン数はファイル1
に設定される。この動作は印字対象となるすべてのペー
ジについて行われる。但し、第1ページだけはデータ量
の多少にかかわらず、印字動作開始前のタミーデコード
の対象となる。
【0036】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1の発明によれば、第2ページ以降の記録紙のフィード
要求前であって、かつ印字のためのデコード中を除いた
期間に第2ページ以降のダミーデコード指示が出力され
る。したがって、フィード要求があったならば直ちに記
録紙の搬送を開始でき、時間待ちを低減でき、スループ
ットの向上に貢献することができる。
【0037】また、請求項2の発明によれば、スループ
ット低減のための予定のシーケンスに合わないようなデ
ータ量の大きいページについては、印字開始前にダミー
デコードを行うことができる。したがって、各ページ間
でデータ量が大きく相違する場合にもスループット低減
の妨げとはならない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係る情報処理装置の要部
機能を示すブロック図である。
【図2】 本発明の一実施例に係る情報処理装置のハー
ド構成を示すブロック図である。
【図3】 印字処理のゼネラルフローチャートである。
【図4】 ライン数計数処理のフローチャートである。
【図5】 記録紙選択処理のフローチャートである。
【図6】 ライン数取得処理のフローチャートである。
【図7】 本発明の一実施例に係る印字処理のタイムチ
ャートである。
【図8】 第2実施例に係る情報処理装置の要部機能を
示すブロック図である。
【図9】 第2実施例に係るライン数計数処理のフロー
チャートである。
【図10】 通常のデコードおよびダミーデコードの概
要を示すブロック図である。
【図11】 従来の印字処理のタイムチャートである。
【符号の説明】
1…ファイル、 3…印字部、 8…給紙部、 9…出
力装置、 14…ダミーデコード部、 15…ダミーデ
コード指示部、 16…印字開始指示部、 17…デコ
ード部、 18…記録紙選択部、

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画情報メモリに蓄積された少なくとも2
    ページの画情報を印字する情報処理装置において、 先頭ページのダミーデコード指示を出力した後、第2ペ
    ージ以降の記録紙の給紙要求前であって、かつ印字のた
    めのデコード中を除いた期間に第2ページ以降のダミー
    デコード指示を出力するダミーデコード指示手段と、 前記ダミーデコード指示に応答し、画情報を復号してラ
    イン数を計数するダミーデコード手段と、 蓄積されている画情報に関する既知の主走査方向幅およ
    び前記ダミーデコード手段で得られた各ページのライン
    数に基づいて記録紙サイズを決定する記録紙選択手段
    と、 前記録紙選択手段で記録紙サイズが決定された後、記録
    紙給紙を含む印字動作の指示を前記印字装置に与える印
    字開始指示手段とを具備したことを特徴とする情報処理
    装置。
  2. 【請求項2】 前記第2ページ以降のダミーデコード指
    示に先立ち、第2ページ以降のページについてデータ量
    がしきい値を超過しているか否かを判断する比較手段を
    具備し、 前記ダミーデコード指示手段が、 前記第2ページ以降のダミーデコード指示に際し、前記
    比較手段によりデータ量がしきい値よりも大きいと判断
    されたページについては、前記記録紙選択手段による先
    頭ページの記録紙選択前にダミーデコード指示を出力す
    るように構成さたことを特徴とする請求項1記載の情報
    処理装置。
JP6198971A 1994-08-02 1994-08-02 情報処理装置 Pending JPH0846741A (ja)

Priority Applications (1)

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JP6198971A JPH0846741A (ja) 1994-08-02 1994-08-02 情報処理装置

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JP6198971A JPH0846741A (ja) 1994-08-02 1994-08-02 情報処理装置

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JP6198971A Pending JPH0846741A (ja) 1994-08-02 1994-08-02 情報処理装置

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