JPH0845647A - 投げ込みヒータおよびそのクラック検出方法 - Google Patents

投げ込みヒータおよびそのクラック検出方法

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JPH0845647A
JPH0845647A JP17685894A JP17685894A JPH0845647A JP H0845647 A JPH0845647 A JP H0845647A JP 17685894 A JP17685894 A JP 17685894A JP 17685894 A JP17685894 A JP 17685894A JP H0845647 A JPH0845647 A JP H0845647A
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JP
Japan
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heater
solenoid valve
gas
throw
pressure
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Application number
JP17685894A
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English (en)
Inventor
Tatsuya Uratani
達也 浦谷
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Renesas Semiconductor Manufacturing Co Ltd
Kansai Nippon Electric Co Ltd
Original Assignee
Renesas Semiconductor Manufacturing Co Ltd
Kansai Nippon Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 外部に管状容器24を有する内管21内に発
熱体22を収め、発熱体22の両端のリードを内管21
より外部に導出し、かつ、前記両管で挟まれる空間の一
端は前記両管同志を封止し、他端は前記両管間にガス導
入管26を挿入して封止し、ガス導入管26に圧力計2
7、電磁弁31および圧力レギュレータ28を接続した
投げ込みヒータ。 【効果】 内管および管状容器にクラックが発生した場
合、ガスが流出し圧力が下がる。この圧力減少を早期
に、かつ、正確に検知し、異常警報を発するとともにガ
スの加熱薬品への発泡を最少限にすることができる。ま
た、両石英管が同時にクラックしないかぎり、発熱体が
薬液に触れる事無く、薬液および洗浄物が発熱体の金属
で汚染されることはない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高温での薬品等による
処理、特に半導体基板の薬品処理時の加熱に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の、投げ込みヒータの構造およびク
ラック検出方法を図2を用いて説明する。半導体製造時
の基板の高温薬液処理は処理時間を短縮し、薬液処理の
効果を高める。この薬品の加熱には、高温での耐薬品性
に優れ、かつ、外部加熱にたいして熱伝導のよい容器が
必要である。しかし、適当な材料がないため、容器外部
から加熱するのでなく石英管内に発熱体を封止し、赤外
線により加熱する投げ込みヒータが一般的に用いられて
いる。石英製の内管1内に発熱体2があり、発熱体2の
両端のリードを外部に導出させ、内管1を減圧状態また
は特殊ガスの減圧状態で内管1の封止部5bで封止し、
発熱体2の両端は電源3に接続されている。内管1を石
英製の管状容器4に入れ二重管構造にし、ガスの漏出が
ないように、一端は封止部5で内管1と管状容器4が封
止されている。他端の封止部5aにはガス注入のための
ガス導入管6を挿入して、内管1と管状容器4で封止し
ている。ガス導入管6は圧力計7および圧力レギュレー
タ8およびガスメイン配管9に接続されている。使用時
は、常時所定の圧力でガスを内管1と管状容器4の空隙
10にガス導入管6を通して注入し加圧状態にする。こ
の時、管状容器4にクラックがあれば、ガスが吹き出し
泡が発生する。また、薬液が管状容器4内に入るのをふ
せぐ。内管1にクラックがあれば、ガスが侵入し発熱体
2が断線する。これは、クラックを検知するために、高
温で発熱体がガスに触れれば断線する発熱体材料とガス
が選んである。二重石英管にしてあるのは、外部の管状
容器にクラックが発生しても、発熱体2材料が薬液に触
れ溶出し、薬液が汚染されるのを防ぐためである。ま
た、可燃性薬液では発火を考慮して不活性な窒素ガスを
用いるのが一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術では、管状
容器4に小さなクラックが発生すれば、所定の圧力を加
えてあるために気泡が発生し、薬液の侵入を防ぐ。しか
し、警報を発しないため、クラックが進行し大きなクラ
ックになっても気付かないことがある。そのために、大
量のガスが薬液に入り、薬液が飛散し周辺部の設備等に
悪影響を与える危険性があった。また、発熱体が薬液に
接触し、発熱体の金属が溶出し薬液および薬液処理物が
汚染されると言うことがあった。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに第一の手段としては、管状容器内に発熱体を収め、
前記発熱体のリードの両端を前記管状容器より外部に導
出させ、前記管状容器の一端は封止し、他端は前記管状
容器にガス導入管を挿入させて封止し、前記ガス導入管
にガス圧力計、電磁弁および圧力レギュレータを接続し
た投げ込みヒータである。第二の手段としては、外部に
管状容器を有する内管内に発熱体を収め、前記発熱体の
両端のリードを前記内管より外部に導出させて封止し、
かつ、前記内管と管状容器とで挟まれる空間の一端は前
記両管同志を封止し、他端は前記両管間にガス導入管を
挿入させて封止し、前記ガス導入管に圧力計、電磁弁お
よび圧力レギュレータを接続した投げ込みヒータであ
る。第三の手段としては、外部に管状容器を有する内管
内に発熱体を収め、前記発熱体のの両端のリードを前記
内管より外部に開放状態で導出し、かつ、前記内管と管
状容器とで挟まれる空間の一端は前記両管同志を封止
し、他端は前記両間にガス導入管を挿入状態で封止し、
前記ガス導入管に圧力計、電磁弁および圧力レギュレー
タを接続した投げ込みヒータである。上記三手段の投げ
込みヒータの封止部またはガス配管系の少なくとも1ヶ
所を漏出させて封止または漏出させて継合するのが好ま
しい。電磁弁が開になり、所定圧力でガスを注入した
後、閉の時間帯でのガス圧の低下速度の異常を検知し、
警報を発したり、ヒータ電源を遮断したり、ガス注入を
中止したりする。
【0005】
【作用】第一の手段では、電磁弁にタイマーを付け、電
磁弁をタイマーでON、OFF駆動させれば、圧力変動
が監視でき、管状容器にクラックが入り圧力低下が異常
に速い場合、検出可能となり、警報を発したり、ヒータ
電源を遮断したり、ガス注入を中止することができる。
第二の手段では、電磁弁にタイマーを付け、電磁弁をタ
イマーでON、OFF駆動させれば、圧力変動が監視で
き、外管にクラックが入り圧力低下が異常に速い場合検
出可能となり、警報を発したり、ヒータ電源を遮断した
り、ガス注入を中止したりできる。、内管にクラックが
入った場合は、圧力は異常低下せず、発熱体材料とガス
の組合せを適当に選べば、発熱体が断線してクラックを
検出できる。第三の手段では、電磁弁にタイマーを付
け、電磁弁をタイマーでON、OFF駆動させれば、圧
力変動が監視でき、管状容器または内管にクラックが入
り圧力低下が異常に速い場合検出可能で、警報を発した
り、ヒータ電源を遮断したり、ガス注入を中止すること
ができる。
【0006】
【実施例】本発明の、投げ込みヒータの構造およびクラ
ック方法を図1を用いて説明する。本実施例では管状容
器、内管としては、一般的に広く用いられている石英に
ついて説明するが、無機材料、有機材料等ヒータ管に用
いる材料全てに適用できる。内管21内に発熱体22が
あり、発熱体22の両端のリードを外部に導出させ、電
源23に接続されている。内管21を管状容器24に入
れ、内管21と管状容器24との間は両端の封止部25
で封止されている。一端の封止部にはガス注入のための
ガス導入管26が挿入され封止している。ガス導入管2
6は圧力計27、電磁弁31、圧力レギュレータ28お
よびバルブ32を介してガスメイン配管29に接続され
ている。また、封止部25またはガス導入管26から電
磁弁31までの配管系のうち、少なくとも一ヶ所は漏出
させて封止または継合されている。
【0007】使用時は、所定の圧力でガスを内管と管状
容器の空隙30に電磁弁31を開いて、ガス導入管26
を通して注入する。この時、圧力レギュレータ28で所
定の圧力を加える。つぎに、電磁弁31を閉じるが、電
磁弁31より漏出させた箇所があるので圧力が一定の速
度で低下する。この内管と管状容器の空隙30の圧力を
圧力計27で監視する。電磁弁31を閉じてからの圧力
を測定し、圧力の低下速度(電磁弁31を閉じてから一
定時間後の圧力)に異常がなければ再度電磁弁31を開
け、内管と管状容器の空隙30が所定圧力に達したら再
び電磁弁31を閉じる。その後、再び圧力の減少状況を
監視する。この操作をダイマーを取り付けて一定間隔で
繰り返す。この時、内管21または管状容器24にクラ
ックがあれば、圧力の低下速度が速くなり、一定時間後
の圧力計27の圧力が定常状態より下がる。この異常を
検知し、ブザーの発報、ランプの点灯により異常警報を
発したり、ヒータ電源23を遮断したり、電磁弁を閉じ
てガス注入を停止したりする。発熱体が封止されていな
い場合は、薬液の蒸気に侵され切断しない材料を選ぶ必
要がある。また、発火の可能性のある有機薬品には使用
できない。本発明は、内管21を封止してもよい。内管
21を封止する場合は、発熱体は薬液の蒸気に触れない
ため、侵されて切断することはない。また、発火の可能
性のある有機薬品にも使用できる。しかし、内部石英管
にクラックが入った場合に、ヒーターが切断する発熱体
の材料とガスの組合せを選ぶ必要がある。また、内管2
1のない管状容器24とすることもできる。管状容器の
みを使用する場合は、大きなクラックが入ると薬液に発
熱体が触れ、薬液および洗浄物が発熱体の金属で汚染さ
れる。しかし、構造が簡単で、容易に、かつ、安価に供
給できる。
【0008】
【発明の効果】本発明により、内管および管状容器の、
微小なクラックを早期に、かつ、正確に検知し、異常警
報を発するとともにガスの加熱薬品への発泡による薬液
の飛散を最少限にすることができる。また、二重管にす
ることにより、石英管に同時にクラックが入らないかぎ
り発熱体が薬液に触れて、薬液および洗浄物が発熱体の
金属で汚染されることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の、投げ込みヒータ構造の概略図。
【図2】 従来の、投げ込みヒータ構造の概略図。
【符号の説明】
21 内管 22 発熱体 24 管状容器 26 ガス導入管 27 圧力計 28 圧力レギュレータ 31 電磁弁

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】管状容器内に発熱体を収め、前記発熱体の
    両端のリードを外部に導出させ、前記管状容器の一端は
    封止し、他端はガス導入管を挿入して封止し、前記ガス
    導入管にガス圧力計、電磁弁および圧力レギュレータを
    接続した投げ込みヒータ。
  2. 【請求項2】外部に管状容器を有する内管内に発熱体を
    収め、前記発熱体の両端のリードを外部に導出させて封
    止し、かつ、前記管状容器と前記内管とで挟まれる空間
    の一端は前記両者間を封止し、他端は前記両者間にガス
    導入管を挿入して封止し、前記ガス導入管に圧力計、電
    磁弁および圧力レギュレータを接続した投げ込みヒー
    タ。
  3. 【請求項3】外部に管状容器を有する内管内に発熱体を
    収め、前記発熱体の両端のリードを前記内管より外部に
    開放状態で導出し、かつ、前記両管で挟まれる空間の一
    端は前記両管同志を封止し、他端は前記両管間にガス導
    入管を挿入して封止し、前記ガス導入管に圧力計、電磁
    弁および圧力レギュレータを接続した投げ込みヒータ。
  4. 【請求項4】請求項1、請求項2または請求項3におい
    て、前記の封止部またはガス配管系の少なくとも1ヶ所
    を漏出させて封止または漏出させて継合した投げ込みヒ
    ータ。
  5. 【請求項5】請求項1、請求項2、請求項3または請求
    項4の投げ込みヒータの電磁弁が開の時に注入されたガ
    スの圧力が、電磁弁が閉になって低下する速度を管理す
    る投げ込みヒータのクラック検出方法。
  6. 【請求項6】請求項1、請求項2、請求項3または請求
    項4の投げ込みヒータの電磁弁が開の時に注入されたガ
    スの圧力が、電磁弁が閉になって低下する速度の異常を
    検知し、警報を発する投げ込みヒータのクラック検出方
    法。
  7. 【請求項7】請求項1、請求項2、請求項3または請求
    項4の投げ込みヒータの電磁弁が開の時に注入されたガ
    スの圧力が、電磁弁が閉になって低下する速度の異常を
    検知し、ヒータ電源を遮断する投げ込みヒータのクラッ
    ク検出方法。
  8. 【請求項8】請求項1、請求項2、請求項3または請求
    項4の投げ込みヒータの電磁弁が開の時に注入されたガ
    スの圧力が、電磁弁が閉になって低下する速度の異常を
    検知し、ガス注入を中止する投げ込みヒータのクラック
    検出方法。
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