JPH0845388A

JPH0845388A - 電線路の開閉用切替え装置

Info

Publication number: JPH0845388A
Application number: JP7084462A
Authority: JP
Inventors: Pascal Gonin; ゴーナンパスカル; Vincent Eudeline; ユードランヴァンサン
Original assignee: Radiall Industrie SA; Radiall SA
Current assignee: Radiall Industrie SA; Radiall SA
Priority date: 1994-03-04
Filing date: 1995-03-06
Publication date: 1996-02-16
Also published as: DE670579T1; EP0670579B1; FR2717003B1; FR2717003A1; DE69510839T2; US5528006A; EP0670579A1; DE69510839D1

Abstract

(57)【要約】【目的】知られた電線路を開閉するための切替装置の
問題点を解する。【構成】２つの接触端子，これら２つの接触端子上に
同時に適用されてそれらを電気接続する閉鎖位置とこれ
ら２つの接触端子から離隔される開放装置の間で軸方向
に移動することのできる１つの接触部品を含む操作用機
構及びこの操作用機構（１）と一体化された２枚の平行
な薄板を含んで成る，電線路の開閉用切替え装置。各々
の可とう性薄板（８，９）の中央部分は，操作用機構
（１）と一体化されており，各々の可とう性薄板（８，
９）の各々の端部（８ａ，９ａ）は，サポート（１０）
のマウント（１０ａ）内に収納されている。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、電線路を開閉するため
の切替装置、特に低、中又は高周波の直流信号とでも機
能することのできる高周波スイッチに関する。

【０００２】

【従来の技術】薄板の形をした接触部品が、２つの接触
端子上に適用されて電線路を閉鎖する１つの位置とこれ
らの接触端子から離隔されて電線路を開放する位置との
間で並進移動する操作用機構により支持されている、電
線路を開閉するための切替え装置はすでに知られてい
る。この接触部品は、その並進運動に際して、接触端子
に対するこの接触部品の優れた適用を確保すべく、この
部品が沿って滑動するロッドにより誘導される。しかし
ながらかかる誘導には、接触部品とその誘導ロッドの間
に及ぼされる摩擦が、電気接触表面上に被着しついには
切替え装置の信頼性を劣化させる可能性のある粉塵を発
生させる、という欠点がある。

【０００３】文書ＤＥ−Ａ−２，４１７，２８０号か
ら、接触部品を支持する操作用機構が、固定サポートの
中にはめ込まれる２つの平行な可とう性薄板により誘導
されている、電動タイプライターのキーのためのスイッ
チが知られている。かかるスイッチにおいては、摩擦は
避けられる。しかしながら、２枚の可とう性薄板が所要
の弾性を呈するためにはその長さが充分なものでなくて
はならないことから、操作用機構の移動軸との関係にお
いてこれらの薄板のサポートがずれていなくてはならな
いという問題が出てくる。この既知のスイッチ値に固有
のもう１つの問題は、並行四辺形を形成する可とう性薄
板が操作用機構を厳密に軸方向に沿ってではなく円形並
進運動において誘導するという事実に由来している。こ
のため、接触端子上の接触部品の接触にはわずかな滑動
が伴い、これが電気接点の質を劣化させる可能性があ
る。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】本発明は特にこれらの
問題を解決することをねらいとするものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明の目的は、２つの
接触端子、これら２つの接触端子上に同時に適用されて
それらを電気接続する閉鎖位置とこれら２つの接触端子
から離隔される開放位置の間で軸方向に移動することの
できる１つの接触部品を含む操作用機構、及びこの操作
用機構と一体化された２枚の平行な可とう性薄板を含ん
で成る、電線路の開閉用切替え装置において、各々の可
とう性薄板の中央部分が操作用機構と一体化されている
こと、及び各々の可とう性薄板の各々の端部がサポート
のマウント内に収納されていることを特徴とする電線路
開閉用切替え装置にある。本発明に従うと、操作用機構
は各々の可とう性薄板の中央部分の中すなわち、その変
形振幅が操作用機構の移動軸に沿って最大である可とう
性薄板の部分の中にある。本発明に従うと、このスイッ
チは、可とう性薄板のサポートが例えばスイッチの２つ
の接触端子より上に設置されることによって操作用機構
との関係において心出しされていることから、その外形
寸法が縮小される可能性がある。

【０００６】かくして、２つの接触端子の離隔距離にほ
ぼ一致する長さ及び２つの接触端子を連結する接触部品
の幅にほぼ一致する幅をもつ１つの矩形にその表面外形
寸法がほぼ制限されているスイッチを実施することがで
きる。この要領で、同じプリント回路カード上に本発明
に従った複数のスイッチを並べて位置づけすることがで
きる。さらに、本発明に従って２枚の可とう性薄板がサ
ポートのマウント内にその両端で収納されておりはめ込
まれていないという事実により、サポートと薄板の端部
の間にピポット結合を作り上げることが可能である。こ
のピポット結合は、薄板が大きい長さを呈する必要な
く、これらの薄板に増大した可とう性を付与する。操作
用機構の軸方向移動の問題も同様に本発明によって解決
され、操作用機構との関係における２枚の薄板の配置の
対称性が、円形垂直運動無しにこの操作用機構の厳密に
軸方向の誘導を確実なものにしている。本発明の好まし
いー実施態様においては、操作用機構は、その移動軸に
対してほぼ垂直でかつこの機構に対してアクチュエータ
の動きを伝達することのできる少なくとも１枚の制御用
薄板に対し作用する軸方向移動式アクチュエータを用い
て移動させられる。

【０００７】アクチュエータと操作用機構の間に制御用
可とう性薄板が介在することは、アクチュエータと操作
用機構の間に軸方向横動遊間の差が生じた場合にこれを
この制御用可とう性薄板の変形によって補償することが
できるという利点を呈している。実際、アクチュエータ
が操作用機構に対して、その開放位置と閉鎖位置の間の
離隔距離よりも長い行程にわたる軸方向移動を伝達した
場合、結果として操作用機構又はアクチュエータが劣化
する可能性がある。

【０００８】逆に、アクチュエータが操作用機構に対し
て過度に小さい振幅の移動を伝達した場合、その結果、
接触端子上での接触部品の適用不良及び電線路の不完全
な閉鎖がもたらされる可能性がある。アクチュエータと
操作用機構の間に制御用可とう性薄板が存在するおかげ
で、この操作用機構とアクチュエータをあらゆる劣化の
危険性から守りながら、優れた電気的接触を確保するの
に充分な長さにわたって操作用機構が移動することを保
証するような形で、操作用機構が通行しなければならな
い長さに比べて過度に大きい軸方向横動遊間を呈するア
クチュエータを故意に利用することが可能である。本発
明をより良く理解する目的で、ここで添付図面を参考に
して制限的意味のない一例として与えられた一実施態様
について記述する。

【０００９】

【実施例】図に表わされている切替え装置には、導電性
の接触部品２及び電気絶縁性をもつ押しボタン３を含む
操作用機構１が含まれている。この押しボタン３はほぼ
円筒形であり、一方、接触部品２は、ほぼ矩形の金属薄
板の形を呈している。接触部品２は、それに対して平行
な同一表面内にある接触表面４ａ，５ａを有する２つの
接触端子４，５上に同時に適用されうるようになってい
る。図２及び３の断面図を見ればはっきりとわかるよう
に、接触端子４及び５は各々、導電性本体６の中に専用
に設けられた１つの収納部の中に、この収納部の壁から
距離をおいて位置づけされ、かかる端子はこの本体から
電気的に絶縁されている。導電性本体６は、押しボタン
３の通過を可能にするオリフィス７ａが中に設けられた
導電性閉鎖用プレート７を含む。

【００１０】２つの接触端子４，５及び接触部品２から
成る電線路は、かくして、切替え装置の外部のあらゆる
電磁放射線に対し保護されている。本発明に従うと、操
作用機構１は２枚の平行な可とう性薄板８及び９と一体
化されており、その菱形の全体形状は図１を見ればわか
る。各々の可とう性薄板は、サポート１０のマウントの
中でその端部８ａ，９ａの各々において保持されてい
る。サポート１０は、可とう性薄板８，９の端部８ａ，
９ａを収容することのできるマウント１０ｂを各々含む
４つの平行なアーム１０ａを有しており、この端部は、
その寸法がマウントの寸法より極くわずかに小さいこと
によってそれが不動化されているマウントの中に単に置
かれているにすぎない。しかしながら、各々の端部８
ａ，９ａは、それが収納されているマウント１０ｂから
自由に出ることができる。

【００１１】図２及び３の断面を見ると明らかにわかる
ように、２枚の可とう性薄板８，９は、押しボタン３の
両側で、１つの平行四辺形の２つの相対する辺を構成
し、押しボタンがこの平行四辺形の第３の辺を構成して
いる。このように薄板８及び９によって支持されている
ことにより、押しボタン３は、可とう性薄板８，９がそ
の間互いに平行にとどまりながら湾曲する並進運動に沿
ってのみ移動できるということがわかる。さらに特に図
２及び３を見ると明確にわかる通り、スイッチの外形寸
法は２つの接触端子の離隔距離にほぼ制限され、サポー
ト１０は押しボタン３との関係において心出しされてい
る。図２は、操作用機構の開放位置における切替え装置
を表わしており、接触部品２は、接触端子４及び５から
離隔されている。図３に表わされている切替え装置の位
置においては、押しボタン３は操作用機構の閉鎖位置に
あり、接触部品２は２つの接触端子４及び５に対して押
しつけられることになる。この実施態様では、可とう性
薄板８，９は、図２に表わされているものと対応する自
然の反りを呈する。

【００１２】このようにして、可とう性薄板８，９は常
時押しボタン３に対して、図２に矢印１１によって示さ
れている方向にその移動軸に沿って方向づけされる１つ
の力を及ぼす。押しボタン３はこの力を接触部品２に対
し伝達し、この部品はかくして閉鎖用プレート７に対し
適切に押しつけられた状態となる。かくして、接触部品
２が操作用機構の開放位置にある接触端子４及び５の間
の結合を行なわないという事態は避けられる。図４は、
可とう性薄板８，９を押しボタン３に一体化させること
を可能にする１つの構造例を表わす。つまりここで問題
となっているのは、薄板８と９の間に来るようになって
いる円筒形シリンダ１２を開放した円筒形ソケット１３
である。このソケット１３の開口は、これが半径方向の
並進運動により押しボタン３の上部部分に係合できるよ
うにするのに充分な大きさのものでなくてはならない。

【００１３】ソケット１３の内部リブ１４は、ソケット
１３の回転により押しボタン３上に設けられた溝１５と
連動することのできるものである。反った薄板８、９は
矢印１１に沿って常時押しボタン３を押しやることか
ら、押しボタン３の下線部分と薄板９の間にストッパを
具備しても有益でなく、接触部品２が閉鎖用プレート７
に対し押しつけられることによってこのストッパの機能
を果たしている。閉鎖用プレート７の付近にある押しボ
タン３のこの部分においては、柔軟な環状部材１６が押
しボタン３と閉鎖用プレート７の間の気密性を実現す
る。かくして、切替え装置が、もう１つの部品に対する
摩擦により粉塵を発生させる可能性のある部品を全く含
んでいないばかりでなく、さらに膜１６によって外部か
ら来てオリフィス７ａによりケース６の中に入る可能性
のある粉塵に対する装置の接触部分の保護を得ることが
できる。

【００１４】例えば電磁式のアクチュエータ１７が、押
しボタン３の軸に対して平行な１本の軸に沿って移動で
きる。概略的に図示されたサポート１９と片端で一体化
されている制御用薄板１８がアクチュエータ１７の端部
１７ａを横断している。制御用薄板１８のもう１つの端
部は、押しボタン３の自由端の付近にある。制御用薄板
１８は、操作用機構１をその閉鎖位置に導くため図３に
示されている矢印２０に沿って方向づけされるアクチュ
エータ１７の並進運動を押しボタン３に伝達することが
できる、ということがわかる。逆に、アクチュエータ１
７が図２に記されている矢印２１に沿って移動する場
合、制御用薄板１８は押しボタン３を解放しそこからわ
ずかに離隔して、予め反った可とう性薄板８、９が操作
用機構１をその開放位置に戻すことができるようにす
る。

【００１５】以上ですでに説明したとおり、制御用薄板
１８の存在により、操作用機構１の軸方向横動遊間に比
べてやや大きすぎる横動遊間をもつアクチュエータ１７
を利用することが可能となり、かくして接触端子４、５
と接触部品２の間の最適な接触を保証することができる
ようになる。上述の実施態様においては、可とう性薄板
の利用により接触部品２を接触端子４及び５との関係に
おいて適当に方向づけすることができるということがわ
かる。実際、上述の図との関係において下から見た押し
ボタン３及び接触部品２を表している図５及び図６に示
されているように、接触部品２の中央部分の中には短形
スリット２２が切断され、一方押しボタン３の端部には
対応する形状のほぞ２３が具備されている。

【００１６】スリット２２内へのほぞ２３の係合の後、
図７に示されているように、接触部品２と押しボタン３
を一体化するため、例えば高振動数で振動する工具を用
いてほぞ２３を圧壊する。同様に、図１を見ればわかる
ように、少なくとも対応する形状のオリフィス２４を備
えた可とう性薄板とその結合部分においてほぼ短形の断
面を押しボタンに与えることにより、押しボタン３と可
とう性薄板の間に回転防止結合も具備される。当然のこ
とながら上述の実施態様は制限的な意味を全くもたない
ものであり、本発明の枠から逸脱することなく望ましい
あらゆる修正を受けることが可能である。

【図面の簡単な説明】

【図１】開放位置における本発明の一実施態様に従った
切替え装置の斜視図を表す。

【図２】図１のＩＩ−ＩＩに従った断面図である。

【図３】閉鎖位置における図２と類似の図である。

【図４】図１の詳細斜視図を表す。

【図５】例示されている２つの装置の接触部品と押しボ
タンの斜視図及び下面図である。

【図６】接触部品と押しボタンの組立の後の、図５と類
似した図である。

【符号の説明】

１操作用機構２接触部品３絶縁性押しボタン４、５接触端子７閉鎖用プレート７ａオリフィス８、９可とう性薄板１０サポート１０ａマウント１６気密手段１７軸方向移動式アクチュエータ１８制御用可とう性薄板

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】２つの接触端子、これら２つの接触端子
上に同時に適用されてそれらを電気接続する閉鎖位置と
これら２つの接触端子から離隔される開放位置の間で軸
方向に移動することのできる１つの接触部品を含む操作
用機構、及びこの操作用機構（１）と一体化された２枚
の平行な可とう性薄板を含んで成る、電線路の開閉用切
替え装置において、各々との可とう性薄板（８、９）の
中央部分が操作用機構（１）と一体化されていること、
及び各々の可とう性薄板（８、９）の各々の端部（８
ａ、９ａ）がサポート（１０）のマウント（１０ａ）内
に収納されていることを特徴とする電線路開閉用切替え
装置。
【請求項２】操作用機構（１）の移動軸に対しほぼ垂
直でかつアクチュエータ（１７）の動作をこの操作用機
構（１）に伝達することができる少なくとも１枚の制御
用可とう性薄板（１８）に作用する軸方向移動式アクチ
ュエーター（１７）を含んで成ることを特徴とする、請
求項１に記載の装置。
【請求項３】導電性の閉鎖用プレート（７）を含んで
成ること、及び操作用機構（１）には絶縁性押しボタン
（３）が含まれ、操作用機構（１）の接触部品（２）な
らびに２つの接触端子（４、５）が前記閉鎖用プレート
（７）の片面にあり、一方押しボタン（３）の主要部分
ならびに２枚の可とう性薄板（８、９）及びサポート
（１０）はこの閉鎖用プレート（７）のもう１方の面に
あることを特徴とする、請求項１及び２のいずれか１項
に記載の装置。
【請求項４】閉鎖用プレート（７）には、押しボタン
（３）の摩擦無しの通過及び軸方向移動を可能にするオ
リフィス（７ａ）が含まれていることを特徴とする、請
求項３に記載の装置。
【請求項５】押しボタン（３）と閉鎖用プレート
（７）の間に気密手段（１６）が含まれていることを特
徴とする、請求項４に記載の装置。
【請求項６】操作用機構（１）の開放位置において、
接触部品（２）が閉鎖用プレート（７）上に支持されて
いることを特徴とする、請求項３〜５のいずれか１項に
記載の装置。